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2.ぷわぷわのミ
1
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:31:01
雲間から射す光が雨で反射する。
きらきらと輝くそれらは未だ雨の降り止まないこの山を明るくする。
しゃぼん玉は水滴などお構いなしに宙へと浮かぶ。
果てしない、曇り空を目指す。
そのひたむきさが私には眩しくて。
小さな生き物たちの大きな笑顔も眩しくて。
こんな明るい遊び場はどこにあるんだろう。
どこにあるんだろう。
2
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:32:57
巨大AA
最後のしゃぼんと被らない感じの、AAがストロー吹いてる感じ?おまかせ
.
3
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:33:40
2.ぷわぷわのミ
.
4
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:35:19
【あめふり広場】
( ^ω^)
つ| チョンチョン
ひ
( ^ω)―
。O フワ
( ´ω)―
(*^ω^)「おっお〜〜!!」
ζ(゚ー゚*ζ「お! ブーン君おっきいしゃぼん玉作れたねー」
(*^ω^)ムフーン
(*^ω^)「ブーンはこれ得意なんだお!」
( ´∀`)「む〜ん。 どうやってやったんだモナー?」
(*^ω^)「ゆ〜っくり、ふお〜んって吹くんだお!」
ζ(゚、゚*ζ「ふお〜ん?」
5
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:37:14
(*^ω^)「ふお〜んだお!」
(*^ω^)「よく見ておくお〜?」
( ´ω`)フ
( ´ω`)=3 オーン
(*^ω^)「だお!」
ζ(^ー^*ζ「あははっ! ふお〜んって感じだ!」
(*^ω^)「だおだおー?」
(´・ω・`)「……いや、ブーンの説明はわかりにくいよ」
( ´∀`)「そうだそうだー」
( ^ω^)「お、そうかお?」
( ^ω^)「じゃあショボーンがやってみるお!」
(´・ω・`)「ふふん、いいよ」
(´・ω・`)「僕の技に見惚れるなよ……?」
つ| チョンチョン
. ひ
6
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:39:06
( ´・ω)― ・ . プーッ
( ´・ω)― .
( ^ω^)
(;´∀`)
ζ(゚、゚*ζ
(´・ω・`)、「今日は調子が悪いみたいだ」
(´・ω・`)「いつもならもっと大きいの作れるんだけどなぁ」
ζ(^ー^*ζ「あははっ!」
(*^ω^)「おっおっおっ〜! 僕の勝ちだお!」
ζ(^ー^*ζ「私と一緒に大きいのつくろ、ショボーン君。 モナー君も!」
( ´∀`)「ムツカしいモナー……」
ξ゚ー゚)ξ「……へぇ、しゃぼん玉なんて、懐かしいわね」テクテク
7
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:40:05
( ^ω^)「お! ツンちゃんだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「騒がしいから何やってるのかなーって思って」
ζ(゚ー゚*ζ「このしゃぼん玉不思議でしょー、ツンちゃん」
ζ(゚ー゚*ζ「雨でも割れないんだよね」
ξ゚⊿゚)ξつ「ふーん。 あ、でも触ると割れるのね」パッ
( ´∀`)「モナモナ」
ξ゚⊿゚)ξσ「デレ、その……持ってるやつ何?」
ひ⊂ζ(゚ー゚*ζ「これ?」
ξ゚⊿゚)ξ「それそれ」
ζ(゚ー゚*ζ「これはね、」
( ^ω^)「ぷわぷわのミだお!」バーン
ζ(゚、゚*ζ「あ、私が言おうと思ったのにー」ブーブー
( ^ω^)「早いもん勝ちだお〜」
8
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:43:00
ξ;゚⊿゚)ξ「いやまぁどっちが言ってくれても構わないんだけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「ミの中の液体が、薄めた洗剤みたいになってるってこと?」
( ´∀`)(´・ω・`)「うすめたせんざい?」
( ^ω^)「……って、何だお?」
ξ;-⊿-)ξ「そこからか……」
ζ(゚、゚*ζ「うーん、なんかぬるぬるしてる水」
ξ;゚⊿゚)ξ「間違っちゃいないけどアバウトすぎるわよ」
('A`)「何でもいい」
('A`)「これは厳密にはしゃぼん玉そのものじゃない」
( ^ω^)「おっ、きょーじゅ! それにクーちゃんも!」
川 ゚ー゚)「やあ、ブーン、ショボーン、モナー」
ζ(゚ヮ゚*ζ「クーちゃーん」
ξ゚⊿゚)ξ「クーも来たの」
川 ゚ -゚)「……ああ、折角だから色々見ておこうと思ってな」
9
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:46:15
('A`)「いいか、これはなぁ」
(;´∀`)「まーたきょーじゅのカイセツがはじまるモナー」ゲッソリ
('A`)「なんだその嫌そうな言い方は」
(;^ω^)「解説が僕達にはよくわかんないんだおー」ゲッソリ
('A`)「いいんだよ、頭を整理するついでに喋ってるだけだ」
('A`)「お前達に理解は求めてない」
(;´∀`)「きかされるほうのミにもなるモナー」
(;^ω^)「だおー」
川 ゚ -゚)「……講義中に自分の研究を子どもの瞳で語る大学教授みたいなものだな」
川 ゚ -゚)「ああ、だから"きょーじゅ"なのか?」
('A`)「俺がエラいからに決まってるだろ」
(´・ω・`)「僕は知的好奇心を刺激されるからきょーじゅの話を聴きたい」
(´・ω・`)「是非ともお願いしたいね」
('A`)、「ん、……ああ、そうか?」ピクッ
10
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:47:42
('A`)「じゃ、今回はこいつら女三人組に向けて解説してやるよ」
('A`)「まだここに来て日も浅いしな」
('A`)「特別サービスだ」
ζ(゚ー゚*ζ「わーい」
('A`)「でもちゃんと聴いとけよ」
(´・ω・`)「ああ、当り前だろう」
ζ(゚ー゚*ζ「きょーじゅ、心なしか嬉しそうだね」ヒソヒソ
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、ただの無愛想なおっさんかと思った」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「……いやそれで合ってると思うぞ」ヒソヒソ
('A`)「おい、聞こえてんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「ごめんなさーい」キャピ
('A`)「これだから若い女は……」ブツブツ
('A`)「年上の話はちゃんと……」ブツクサブツクサ
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、わかったわよ、早く解説とやらをしてよ」
11
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:48:49
('A`)
('A`)「…………」
('A`)、
('A`)「不思議を不思議と受け入れろ」ボソッ
('A`)「以上だ」
ξ゚−゚)ξ
ζ(゚−゚*ζ
川 ゚ -゚)
( ^ω^)
( ´∀`)
(´・ω・`)
('A`)「以上だ」
12
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:50:33
(*´∀`)「いまのはぼくにもリカイできたモナー!」パァー
(*^ω^)「おっおっ! 僕もだお!」パァー
ξ;゚⊿゚)ξ「一周回って理解できなかったわ」
(´・ω・`)「……きょーじゅ、今のは……」
('A`)、「その通りなんだから仕方ないだろ……」
(´・ω・`)「言う気なくしたの見え見えだね」ヒソ
ζ(゚ー゚*ζ「意外と傷つきやすいのね」ヒソ
ξ゚⊿゚)ξ「おっさんなのにね」ヒソ
川 ゚ -゚)「……おっさんなのにな」ヒソ
('A`)「聞こえてるっつってんだろ」
ζ(゚―゚*ζ「お口チャックー」
( ^ω^)「チャックー」
川 ゚ー゚)「出来てないぞ、ブーン」
13
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:53:08
('A`)「いいか?この山の物は何もかもが"不思議"なんだよ」
('A`)「この山にはこの山のルールがあって、それは俺たちの常識じゃねぇ」
('A`)「だから目の前で起こることを有りのままに受け入れろってことだ」
ζ(゚、゚*ζ「ふーん」
('A`)「毎日使ってるコポコポのハナやらモグモグのミを考えてみろ?」
('A`)「あんなもんありえねぇだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに原理を考えると頭が痛くなるわね……」
('A`)「キやハナとミの関係、その効果を想像する―――」
('A`)
('∀`)ニヤッ
('∀`)「おっもしれぇだろ?」
('∀`)「初めに迷い込んだ時はこのまま雨に溶けてやろうかと思ったもんだが」
('∀`)「なかなかどうして面白い」
14
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:54:41
( ^ω^)「きょーじゅが笑ってるお」ヒソヒソ
( ´∀`)「はじめてみるモナー」ヒソヒソ
(´・ω・`)「……意外だね、笑えないのかと思ってた」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「……少しキモいな」ヒソヒソ
ζ(゚ー゚;ζシーッ
('∀`)ハッ
('A`;)エフンエフン
('A`;)「……と、まあ別にそれはどうでもいいな」
ξ゚⊿゚)ξ「照れてる」
('A`;)「照れてねぇよ、後悔してんだよ」
(*^ω^)「おっお〜! きょーじゅ顔真っ赤〜!」キャッキャッ
(*´∀`)「モナモナ〜」キャッキャッ
('A`;)「ああもう、俺はこんなことをするために来たんじゃない」
15
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:56:42
('A`)つ∪「ブーンが前に言ってたものだ」バーン
( ^ω^)「ブーンが?」
(*´∀`)「おいしいものモナ!?」
('A`)「いや、違う」
( ´∀`)、 シューン
( ^ω^)チクタクチクタクチクタク
( ^ω^)チクタクチクタ
. ! ピーン
( ^ω^)
(*^ω^)「お〜!! さすがきょーじゅだお〜!」パチパチパチパチ
(´・ω・`)「何を頼んだんだい、ブーン」
(*^ω^)「ムフフ。 見てればわかるお!」
(*^ω^)「きょーじゅ、皆で使うお!」
('A`)「うむ、不思議を体験させてやる」
16
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:57:49
( 'A)― スーッ
( 'A)―o プウウウ
('A`) O プワプワ
. ('A`)
つO⊂ ガシッ
ξ゚⊿゚)ξ「あ、触れるんだそれ」
. ('A`)「ぷわぷわのミにぶるぶるのハナとぬるぬるのミを混ぜた特別製だからな」
つO⊂ グニグニ
ξ゚⊿゚)ξ「へぇー」
(#'A`)「そしてッ!上下左右に目いっぱい伸ばすッ!」
つ<>⊂ グニョォーン
(*^ω^)「僕も手伝うおー!」
(*´∀`)「僕もやるモナー!」
17
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 15:59:19
【そしてしばらく後】
('A`)「これで完成だ」
('A`)「恐らくここにいる全員が入れる超巨大しゃぼん……」
('A`)「名付けて"ビッグぷわぷわ"」
ξ;゚⊿゚)ξ「す、すごい威圧感……」
(´・ω・`)「これ入れるのかい?」
('A`)「ああ、ほら」ウニョン
ζ(゚ー゚*ζ「わぁ! すごく幻想的ね!」ニョン
川 ゚ -゚)「おお……」ウニョォン
(*^ω^)「きれーだお!」ニョン
(*´∀`)「きれーモナ!」ニョン
(*^ω^)「きょーじゅ、まだあるんだお?」ワクワクテカテカ
('A`)b「ああ、終わりじゃないぜ」グッ
(*^ω^)「おっおっ!」
18
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:01:10
('A`)「一斉に跳ぶぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ「え、ジャンプしても大丈夫なの?」
('A`)「大丈夫だ」
('A`)「そうすればブーンの望んだものが何かわかるさ」
川 ゚ -゚)「……?」
(´・ω・`)「ふむ、気になるね」
(*^ω^)「じゃ、いくおー?」
(*^ω^)「せー」ググッ
(*^ω^)「のっ!」ピョンッ
.
19
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:02:17
ξ;゚⊿゚)ξ川;゚ -゚)(;´∀`)「!!!!!!」ζ(゚ー゚;ζ(・ω・`;)
('A`)「な」
('A`)「不思議だろ」
(*^ω^)「浮いたお〜〜〜〜!!!」
.
20
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:03:32
しゃぼん玉は水滴もお構いなしに宙へと浮かぶ。
果てしない、曇り空を目指す。
.
21
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:04:42
(*^ω^)「ぬおおお〜〜〜!! 地面が遠いお〜〜〜!!!」
ζ(゚ヮ゚*ζ「こうやってじっくり景色見るのもいいねぇ、ツンちゃんクーちゃん!!」
川 ゚ー゚)「ふふ、そうだな」
(´・ω・`)「ふわふわのミとはまた違った感覚だ、さすがきょーじゅ」
"しゃぼん玉で空を飛ぶ"、なんて夢のような今をAA達が楽しんでいた。
デレはいつもより元気に、あの静かなクーだっていつもより明るい。
そして、私も。
川 ゚ー゚)「気持ちがいいな」
ξ゚ー゚)ξ「ええ―――」
"皆"と楽しみを共有して―――
.
22
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:07:14
『ねぇ麗子、これから遊びに行こう?』
ξ゚−゚)ξ、『あ、ごめん、今日もピアノの練習しないと―――』
『ああ、じゃあ仕方ないねー』
『練習頑張んないと駄目だもんね』
ξ;゚⊿゚)ξ『ごめんね、ほんとごめん、また誘っ―――』
『それじゃーしょうがない、また声掛けるよ』
ξ;゚⊿゚)ξ『……うん、ごめん、じゃ、また』
『麗子最近付き合い悪くない?』
『結果出ないから焦ってんでしょー?」
『ウワサによるとあの子、昔は賞かっさらいまくりだったらしいよ』
『あー、なるほどねー』
『英才教育とかうけてそー』
23
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:09:27
『たまにむちゃくちゃキッツいこと言ってるもん』
『"入賞して当り前、最優秀賞じゃないと意味がない"とかね』
『マジ? 麗子そんなこと言ってたの?』
『それが今じゃ結果出てないわけでしょー?』
『あはっ、マジかわいそー』
『プライド高そうだし、昔から結果出せてないうちら見下してたりして?』
『あー、あるある』
『麗子、もう友達じゃないんじゃない?』
ξ ⊿ )ξ「ッッッ!!」
.
24
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:11:07
(*´∀`)「わーーーーーい!」ドタバタ
(*^ω^)「おお〜〜! 空を走ってるお〜〜〜!!」ドタバタ
('A`)「あっ、こら、あんまりはしゃぐと」
('A`)「割れ」
パァンッッ
|||
ヒューン
('A`)「る」
ζ(゚□゚;ζ「きゃあああああああ〜〜〜!!」
まるで私の――― いや、私たち人間の足についている鎖を引っ張るように。
そのまま私たちは柔らかい大地へと吸い込まれた。
2.ぷわぷわのミ おわり
25
:
名無しさん
:2012/03/25(日) 16:12:23
以上
反省点
・オチが1.と同じ
・キャラの距離が近くなりすぎ?
・フラッシュバックの表現の仕方
なんかこれはいかんって問題点あったら全部書きなおしでもなんでもしまっせ
26
:
>>8と>>9の代わり
:2012/03/26(月) 01:15:32
ξ;゚⊿゚)ξ「いやまぁどっちが言ってくれても構わないんだけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「ミの中の液体が薄めた洗剤みたいになってるってこと?」
( ´∀`)(´・ω・`)「うすめたせんざい?」
( ^ω^)「……って、何だお?」
ξ;-⊿-)ξ「そこからか……」
ζ(゚、゚*ζ「うーん、なんかぬるぬるしてる水」
ξ;゚⊿゚)ξ「間違っちゃいないけどアバウトすぎるわよ」
( ^ω^)「ぬるぬるのミの中もぬるぬるしてるお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんなものもあるのね……」
( ´∀`)「あるんだモナー」
川 ゚ー゚)「……やぁ、ブーン、ショボーン、モナー」
(*^ω^)「おっお〜! クーちゃんだお! きょーじゅも!」
('A`)「ああ、よう」
川 ゚ー゚)「しゃぼん玉を作っているんだって?」
27
:
>>8と>>9の代わり
:2012/03/26(月) 01:16:23
ζ(゚ー゚*ζ「うん、それでこのぷわぷわのミの中の液体はなんだー?って話を」
川 ゚ -゚)「へぇ……」
(´・ω・`)「そうだきょーじゅ、ぷわぷわのミの液体とうすめたせんざいの違いって何かわかるかい?」
( ^ω^)「二つともしゃぼん玉のもとらしいおー?」
('A`)「ん……洗剤なんてこの山では使わないからな、知らなくてもしょうがない」
(*´∀`)「うすめたせんざいっておいしいのかモナ!?」
('A`)「食えん」ズバッ
( ´∀`)、 ショーン
('A`)「……両方ともしゃぼん玉を作るのに必要、とだけ覚えておけばいい」
( ^ω^)「ぬるぬるのミと何か関係あるのかお?」
('A`)「…………3つは別物、だ」
('A`)「ぷわぷわのミはしゃぼん玉を作るため、ぬるぬるのミはぬるぬるしてるだけ」
('A`)「洗剤は食器を洗うため、だ」
('A`)「薄めた洗剤でもしゃぼん玉は作れる、と」
28
:
>>8と>>9の代わり
:2012/03/26(月) 01:17:07
( ^ω^)「しょっき?」
('A`)「……忘れろ、今しゃぼん玉を作れるものはぷわぷわのミだけと覚えればいい」
( ´∀`)「なるほどモナー」
('A`)「まあ二つのしゃぼん玉は原理も何もかも違うわけだが―――」
? ?
( ^ω^ ) ( ´∀` )
('A`)「……やめておこう」
(´・ω・`)「僕は大いに興味があるよ、きょーじゅ」
('A`)「ほう、そうかショボーン」
(´・ω・`)「どう違うんだい?」
ζ(゚、゚*ζ「しゃぼん玉はしゃぼん玉じゃないの?」
('A`)「洗剤によるしゃぼん玉は原理も何もかも解明されてて素っ裸だ」
('A`)「だがぷわぷわのミによるしゃぼん玉はまだまだ分からないことが多い」
('A`)「……その辺り、俺がここに来た理由でもあるわけだが」
29
:
>>8と>>9の代わり
:2012/03/26(月) 01:19:03
(´・ω・`)「へぇ……面白そうだね」
(;´∀`)「まーたきょーじゅのカイセツが始まるモナー?」ゲッソリ
('A`)「なんだその嫌そうな言い方は」
(;^ω^)「解説が僕達にはよくわかんないんだおー」ゲッソリ
('A`)「いいんだよ、頭を整理するついでに喋ってるだけだ」
('A`)「お前らに理解は求めてない」
(;´∀`)「きかされるほうのみにもなるモナー」
(;^ω^)「だおー」
ξ゚⊿゚)ξ「"また"ってことはしょっちゅうこういうこと喋ってるのね」
ζ(゚ー゚*ζ「みたいだよー?」
川 ゚ -゚)「……講義中に自分の研究を子どもの瞳で語る大学教授みたいなものだな」
川 ゚ -゚)「ああ、だから"きょーじゅ"なのか?」
('A`)「俺がエラいからに決まってるだろ」
30
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:24:30
『ねぇ麗子、これから遊びに行こう?』
ξ゚−゚)ξ、『あ、ごめん、今日もピアノの練習しないと―――』
『ああ、じゃあ仕方ないねー』
『練習頑張んないと駄目だもんね』
ξ;゚⊿゚)ξ『ごめんね、ほんとごめん、また誘っ―――』
『それじゃーしょうがない、また声掛けるよ』
ξ;゚⊿゚)ξ『……うん、ごめん、じゃ、また』
31
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:25:57
『バイバーイ………………ねー、麗子最近付き合い悪くない?』
『結果出ないから焦ってんでしょー?』
『ウワサによるとあの子、昔は賞かっさらいまくりだったらしいよ』
『あー、なるほどねー』
『小さい頃から英才教育とかうけてそー』
『たまにむちゃくちゃキッツいこと言ってるもん』
『"入賞して当り前、最優秀賞じゃないと意味がない"とかね』
『マジ? 麗子そんなこと言ってたの?』
『それが今じゃ結果出てないわけでしょー?』
『あはっ、マジかわいそー』
『昔から結果出せてないうちら見下してんじゃん?』
『あー、あるある』
32
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:27:31
『ねー、麗子と私たちって友達なのー?』
ξ゚⊿゚)ξ『あ……』
ξ゚−゚)ξ「……」
ξ − )ξ
.
33
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:28:52
(*´∀`)「わーーーーーい!」ドタバタ
(*^ω^)「おお〜〜! 空を走ってるお〜〜〜!!」ドタバタ
('A`)「あっ、こら、あんまりはしゃぐと」
('A`)「割れ」
パァンッッ
|||
ヒューン
('A`)「る」
ζ(゚□゚;ζ「きゃあああああああ〜〜〜!!」
ξ゚⊿ )ξ「――― えっ、あっ」
(;^ω^)「ほあああああ〜〜〜!!」
.
34
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:30:53
【あめながれ川】
ξ;゚⊿゚)ξ「ぶはっ! ……川……?」
('A`)「ああ……運が良かったな」
ζ(゚、゚;ζ「あー、びっくりしたよぅ……」
(;´・ω・`)「だ、だれかっ、てを、かして、くれると、うれしいなっ」モガモガ
('A`)「大丈夫か、ショボーン」ヒョイ
( ´ω`) ブクブクブク……
( ´∀`) ブクブクブク……
ζ(゚□゚;ζ「わぁ! ブーン君とモナー君が溺れてるぅ!」ヒョイ
川 ゚ -゚)「よっと……私たちの腰ぐらいしかない川でもこの子達にとっては脅威だな……」ヒョイ
(#´・ω・`)「まったく……君達二人のせいだぞ、こんなことになったのは」
( ´∀`)( ´ω`)シューン
ζ(゚ー゚;ζ「ま、まあまあ、結果おーらいよ、ね?」
川 ゚ -゚)「そうだぞ、喧嘩はダメだ」
35
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:32:01
(´・ω・`)「……まあ、楽しかったから良しとするよ」
(*^ω^)「おっおー! ショボーンありがとうだおー!」
(*´∀`)「モナー!」
(´・ω・`)「わ、わわっ、やめろ、くっつくな」
('A`)「うむ……強度面ではやはり問題があるな……」
('A`)「しかし割れないと危ないしな……」
('A`)「まあこれはこれでいいのか……ん?」
ξ゚−゚)ξ「……」ボー
('A`)「……どうした?」
ξ゚⊿゚)ξ ハッ
('A`)「そのまま川の中にいたら風邪ひくぞ」
('A`)「俺は面倒見んからな」
ξ゚⊿゚)ξ「え、あ、わ、わかってるわ」ザブザブ
('A`)「……? やっぱり最近の若い女はわからんな……」
36
:
>>22以降の修正
:2012/03/26(月) 01:32:44
聞いてしまった"友達"の会話が頭の中でぐるぐると回っていた。
皆との楽しい時間をかき消すように。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚−゚)ξ、
ξ゚−゚)ξ「……思い出すなよ、私」ポツリ
そしてふと気付いた。
冷たい水の中の感覚は、あの時の感覚と同じなんだなぁって。
2.ぷわぷわのミ おわり
37
:
名無しさん
:2012/03/26(月) 01:35:19
修正でした
38
:
名無しさん
:2012/03/26(月) 01:37:42
あ、あと細かい修正
>>13
>('A`)
> ←このスペースいらない
>
>('∀`)ニヤッ
>>14
>('∀`)ハッ
> ←このスペースも
>
>('A`;)エフンエフン
39
:
名無しさん
:2012/03/26(月) 01:40:47
>>15
(*^ω^)「きょーじゅ、皆で使うお!」
↓
(*^ω^)「きょーじゅ、皆で遊ぶお!」
>>16
(#'A`)「そしてッ!上下左右に目いっぱい伸ばすッ!」
↓
(#'A`)「そして、上下左右に目いっぱい伸ばす……!」
>>21
川 ゚ー゚)「ふふ、そうだな」
↓
川 ゚ー゚)「ふふ、そうだな。 気球に乗ってるみたいだ」
ξ゚ー゚)ξ「ええ―――」
↓
ξ゚ー゚)ξ「ええ、それに楽し―――」
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