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下書き

22幸平@管理人:2013/03/28(木) 22:53:25
 脱衣所ののれんをくぐり、板張りの廊下の先には休憩室がある。
 その、畳張りの座敷では、浴衣姿の静夏が姿勢を正して待っていた。
 まるで、よく躾られた犬みたいだな、と、俺はそんな印象を抱いた。
 静夏を横目に、ビン入りの牛乳を2本買い、俺は静夏の前に座った。
「悪い、待たせたかな」
「はい。…あ、いえ」
「まあ、飲めよ」
 俺は、牛乳ビンのキャップを外し、静夏に勧めた。
「は、はい。ありがとう…、ございます」
 静夏は、恭しく両手で牛乳ビンを受け取った。
 その頬が心なしか紅くなっているのは、多分気のせいではないと思う。
 俺がビンに口をつけると、それに合わせて静夏も牛乳を飲み始めた。律儀な奴だ、と俺は思った。


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