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やすいくんのだいぼうけん

1エヌルタ:2006/08/03(木) 16:11:17 ID:MzkE3xig
第一話 やきそヴぁ
やすいくん「ど、どうも」
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43エヌルタ:2007/04/11(水) 17:33:43 ID:EBbTlvY2
第四十三話 いかにも
やすいくん「ど、どこにつづいてるんでしょうね」
しんじ「さあ」
りょうちゃん「あれ?」
ぐちゃ「どうしたんだい」
りょうちゃん「むこうからなにかながれてくるよ」
添付「どうして分かるんだ」
りょうちゃん「ながれとはちがうおとがきこえるんだよ」
やすいくん「み、みみがいいですね」
ぐちゃ「でも一体何が」
しんじ「あ、みえた」
しんじ「ひとがすうにんおよいでくる」
やすいくん「め、めがいいですね」
ぐちゃ「人?」
添付「あ、ほんとだ」
やすいくん「だ、だれなんでしょう」
しんじ「げいげきだー」
添付「勝手に敵とみなすな」
りょうちゃん「ぶきがないよー」
しんじ「じゃあこのぱどるで」
やすいくん「ぱ、ぱどる?」
ぐちゃ「パドルってのはカヌーをこぐのに使う棒のことだね」
りょうちゃん「むかえうてー」
ぐしゃ
添付「わああああああ」
しんじ「はずしたよー」
りょうちゃん「まだまだだねしんじくん」
添付「ぐしゃって効果音はなんだったんだ」
ぐちゃ「それにしても今のは誰なんだろう」
やすいくん「お、おいかけてみますか」
しんじ「じゃあほうこうてんかんだー」
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44エヌルタ:2007/04/21(土) 20:45:42 ID:oEi1CO5I
第四十四話 誰か
添付「なんで向こうの泳ぎの方が速いんだよ」
しんじ「おいつけないよー」
ぐちゃ「それにしても一体誰なんだあいつらは」
りょうちゃん「こくみんのだれかじゃないの」
ぐちゃ「今はみんなムーヒルズにいるはず」
添付「なんで分かるんだ」
ぐちゃ「ムー国は治安がいいんだよ」
添付「???」
やすいくん「げ、げんじゅうみんってことでしょうが」
ぐちゃ「原住民?いるわけないよ」
ぐちゃ「だってムー大陸はつい最近浮上したんだよ」
やすいくん「そ、そういえばそうでした」
しんじ「みうしなっちゃったね」
りょうちゃん「およぐのはやすぎだよー」
ぐちゃ「まあ仕方ないか」
添付「で、いつの間にかまた岩場を歩いてるんだけど」
やすいくん「こ、これからどうします?」
ぐちゃ「実はね」
ぐちゃ「僕が秘密裡に建設してたある施設があるんだ」
しんじ「へえ」
添付「黒い指導者だ」
ぐちゃ「そこの様子を見てみようと思う」
りょうちゃん「じゃあいこー」
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45エヌルタ:2007/04/29(日) 21:17:44 ID:nX4W63Oo
第四十五話 裏の施設
ぐちゃ「うん、うまく行ってるようだね」
添付「おい、ここって」
やすいくん「げ、げんしりょくはつでんしょですよね」
ぐちゃ「もちろん表向きだけどね」
しんじ「ってことはやっぱり」
ぐちゃ「実は核開発をやってるのさ」
添付「いきなり核開発に乗り出すとは」
ぐちゃ「ちゃんと僕が呼んでおいた研究者がいるよ」
りょうちゃん「あってみよう」
研究者「ども」
やすいくん「そ、そのまんまですね」
しんじ「それがだいぼうけんくおりてぃー」
研究者「お久しぶりです大統領」
ぐちゃ「うわ普通だ」
添付「普通なことにそんな驚くのか」
ぐちゃ「壊れる癖があるからね」
研究員A「中も視察されますか」
りょうちゃん「まだなんかいた」
ぐちゃ「いや、今はいいや」
やすいくん「お、おきゃくさんみたいですよ」
研究員B「はい、どなたでしょう」
エルバラダイ「どうもはじめまして」
添付「新キャラだ」
研究者「どういったご用件でしょうか」
添付「ってかどうやって来たんだ」
エルバラダイ「IAEA専用の移動手段がありましてね」
やすいくん「そ、そうなんですか」
ぐちゃ「え、IAEA?」
エルバラダイ「IAEAです」
しんじ「こくさいげんしりょくきかんってやつだね」
研究員A「で、ご用件は」
エルバラダイ「いやもちろん核関連施設の視察ですよ」
ぐちゃ「事務局長じきじきにですか」
エルバラダイ「最初ですからね」
ぐちゃ「まずいな」
エルバラダイ「え、なにか」
ぐちゃ「いえ、別に」
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46エヌルタ:2007/05/06(日) 11:11:03 ID:4F1q1dso
第四十六話 癖
エルバラダイ「それではさっそく視察させてもらいますよ」
ぐちゃ「え、あ、どうぞ」
研究員A「どうします?」
ぐちゃ「とりあえず普通に活動していてくれ」
研究員B「分かりました」
エルバラダイ「ん、どうしたんですか?」
ぐちゃ「あ、いや」
しんじ「どきどきわくわくだね」
添付「わくわくはしないだろ」
研究者「どうも」
エルバラダイ「所長さんですか?」
研究者「そんな感じですかね」
エルバラダイ「それじゃあお聞きします」
エルバラダイ「この施設はいつごろから稼動していますか?」
研究者「あひゃ」
りょうちゃん「あ、こわれた」
エルバラダイ「?」
研究者「bヴぇー」
エルバラダイ「ど、どうしたんですか!?」
ぐちゃ「例の壊れ癖だ」
やすいくん「ほ、ほんとにこわれてますね」
研究者「bヴゃヴぉヴヴぇヴぉー」
研究者「bヴゎ」
どかーん
エルバラダイ「ぎゃあ」
しんじ「ばくはつしたね」
りょうちゃん「ぎせいしゃがやくいちめい」
研究員A「強烈な核エネルギーを検知しました!」
研究員B「よし、取り込めー」
使用済み研究者「ふう」
添付「どっかでありそうな」
やすいくん「こ、これでよかったんですか」
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47エヌルタ:2007/06/03(日) 20:11:08 ID:p4Mi58cU
第四十七話 しばし
ぐちゃ「とりあえず順調みたいだね」
使用済み研究者「こちらは大丈夫ですので」
しんじ「じゃあかえろうか」
添付「それにしてもこの島謎だらけだな」
りょうちゃん「なぞのひととかなぞのかくかいはつとか」
添付「核開発は謎でもなんでもないけどな」
やすいくん「そ、それにしても」
やすいくん「あ、あめりかのえらいひとをころしちゃっていいんですか」
ぐちゃ「まあなんとかなるっしょ」
ぐちゃ「さて、もうすぐ朝だね」
やすいくん「あ、あさなんですか」
しんじ「このものがたりでよがあけるなんて」
りょうちゃん「かんどうだね」
添付「感動する場所が違う」
ぐちゃ「今日からお勤め開始の人も多いんじゃないかな」
添付「なんだそれ」
やすいくん「そ、そういえばしごとって」
しんじ「このくにしつぎょうしゃだらけじゃん」
りょうちゃん「まあぼくたちはかんりょうだからいいけど」
ぐちゃ「大丈夫」
ぐちゃ「国民には全員仕事が用意されてる」
ぐちゃ「まさかの失業率0%!」
やすいくん「ど、どんなしごとなんですか」
ぐちゃ「今からその仕事場に行くところさ」
使用済み研究者「楽しみだね」
しんじ「なんかいた」
ぐちゃ「付いてくる癖が発動したんだね」
添付「発動かよ」
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48エヌルタ:2007/07/08(日) 20:57:18 ID:6IjXPg/o
第四十八話 朝礼前夜
ぐちゃ「ここはムーヒルズ2番ビルだよ」
しんじ「ここがみんなのしごとばだね」
やすいくん「い、いちばんもあるんですか」
ぐちゃ「うん」
ぐちゃ「1番ビルは国民の住居だよ」
添付「一つのビルに全国民を住まわすのか」
りょうちゃん「だってこくみんかぞえるほどしかいないじゃん」
添付「あ、そっか」
ぐちゃ「で、第2ビルは職場だから」
使用済み研究者「家から職場まで歩いて数分!」
ぐちゃ「そういうことだね」
やすいくん「だ、だいさんびるとかもあるんですか」
ぐちゃ「それはまた今度ね」
添付「まだ裏でなんかやってんのか」
ぐちゃ「さて」
ぐちゃ「これから仕事始めの挨拶をするんだけど」
ぐちゃ「誰か司会をしてくれないかな」
しんじ「やすいくん」
ぐちゃ「じゃあ決定ね」
やすいくん「な、なんでですか」
りょうちゃん「しゅじんこうだから」
添付「ひどい扱いだ」
ぐちゃ「これ台本ね」
やすいくん「は、はあ」
使用済み研究者「じゃあ僕たちは会場整理とかをしておくよ」
しんじ「いすならべだー」
りょうちゃん「わーい」
添付「どこの小学生だ」
使用済み研究者「椅子並べを喜ぶ小学生もそんなにいないけどね」
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49エヌルタ:2007/07/15(日) 18:21:09 ID:FPWU2cIQ
第四十九話 会場整理
使用済み研究者「混雑するといけないから整理券とかも作っておこうか」
添付「いや、だから国民少ないんだって」
しんじ「でもひとりのはつげんでいちぎょうつかうこのすたいるだと」
りょうちゃん「いろんなひとのはつげんがいりみだれてむちゃくちゃになるかもよ」
添付「まあ、確かに」
使用済み研究者「さすがだいぼうけんシリーズの元祖」
しんじ「まあだてにしんりょうのしゅじんこうやってるわけじゃないからね」
りょうちゃん「ほんけはもうすたれてるけど」
使用済み研究者「ってわけで発言整理券でも配っとくか」
添付「なんだよそれ」
使用済み研究者「『あなたは奇数話のときしか発言してはいけません』とか」
添付「ひどいな」
しんじ「あたらしいこころみだね」
りょうちゃん「これでとうじょうきゃらのいんふれもおさえられるね」
添付「いいのかそれで」
使用済み研究者「ところで今回ここに来る国民って何人?」
しんじ「ちょっとまっててね」
りょうちゃん「かぞえちゅう」
しんじ「ぼくらみたいなれぎゅらーをのぞいて9にん」
添付「9人か」
しんじ「たぶんね」
使用済み研究者「じゃあ3人ずつに分けよう」
りょうちゃん「そうだね」
添付「で、3回に1回しか発言できないと」
しんじ「うん」
りょうちゃん「すぺーすのつごうじょうしかたのないことなんだ」
しんじ「わかってくれ」
添付「俺に言われても」

ぐちゃ「会場整理うまくいってるかねえ」
やすいくん「さ、さあ」
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50エヌルタ:2007/07/16(月) 21:14:08 ID:ac3PkFVY
第五十話 配布
しんじ「そろそろひとがくるころかな」
りょうちゃん「せいりけんのよういはできた?」
使用済み研究者「おっけー」
登場人物「ここでいいのかい?」
使用済み研究者「この整理券をどうぞ」
登場人物「ん、どうも」
毛沢東「こんな仕事何年ぶりだろう」
使用済み研究者「これどうぞ」
毛沢東「なにこれ」
ルーズベルト「ふう」
使用済み研究者「これをどうぞ」
ルーズベルト「整理券?」
SWAT「何の任務だろう」
使用済み研究者「これを持っておいてくださいね」
SWAT「うん」
ブレア「すいません」
使用済み研究者「すいませんこれを」
ブレア「すいません」
胡 錦濤「朝だねえ」
使用済み研究者「この整理券を」
胡 錦濤「え?」
アナン「おはよー」
使用済み研究者「おはようございます。これを」
アナン「なにこれー」
柳「整理券はもう持ってます」
使用済み研究者「え、そうなんですか」
柳「あ、嘘言いました」

やすいくん「こ、こんかいはなんかすごいですね」
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51エヌルタ:2007/07/22(日) 20:25:12 ID:romP5QOg
第五十一話 整然とした朝礼
やすいくん「そ、それでは」
やすいくん「こ、これよりしごとはじめのちょうれいをかいしします」
胡 錦濤「どもりすぎだぞー」
やすいくん「し、しようです」
SWAT「朝礼って一体何をするんだい」
やすいくん「え、えっと」
やすいくん「だ、だいとうりょうのおはなしと」
やすいくん「し、しごとのせつめいです」
柳「大統領はもう死んだ」
柳「あ、嘘言いました」
SWAT「こいつ会話に加われないじゃん」
胡 錦濤「必ず嘘つかなきゃいけないからね」
SWAT「面倒くさい奴だ」
やすいくん「は、はなしをすすめていいですか」
胡 錦濤「どうぞ」
やすいくん「そ、それではまず」
やすいくん「だ、だいとうりょうのおはなしです」
やすいくん「こ、こころしてきいてください」
SWAT「心して聞いてくださいってなんかおかしくない?」
やすいくん「だ、だいほんにそうかいてあったんです」
柳「実は台本すりかえました」
柳「あ、嘘言いました」
胡 錦濤「台本そのまま読んでるようじゃいい司会者にはなれないよ」
やすいくん「は、はあ」
SWAT「てか柳無視ですか」
胡 錦濤「構ったってしょうがないだろ」
SWAT「じゃあ発言者実質二人だね」
胡 錦濤「ライバルが減ったぜ」
添付「発言者三人でも結局話が進んでない」
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52エヌルタ:2007/08/10(金) 14:17:27 ID:/X.XmqA2
第五十二話 次はこの方々
ブレア「すいません」
添付「ブレアってもう首相じゃないし」
やすいくん「そ、そういえばそうですね」
ブレア「すいません」
アナン「そんなことどうでもいいから早く進めようよ」
やすいくん「は、はい」
やすいくん「そ、それではだいとうりょうどうぞ」
ぐちゃ「えーみなさんおはようございます」
毛沢東「普通だな」
ぐちゃ「普通で悪いか」
アナン「やーい怒ったー」
ぐちゃ「こいつら死刑ね」
やすいくん「お、おちついてください」
ブレア「すいません」
ぐちゃ「・・・」
ぐちゃ「はい、ではみなさん、仕事頑張ってください」
ぐちゃ「以上」
毛沢東「短いな」
アナン「怒っちゃったじゃないか」
毛沢東「お前のせいだ」
ブレア「すいません」
添付「だめだこの会話」
ぐちゃ「では」
やすいくん「だ、だいとうりょうのおはなしでした」
添付「なんだそれ」
やすいくん「つ、つづきましては」
やすいくん「し、しんじさんからしごとのせつめいです」
毛沢東「長引くなあこれ」
ブレア「すいません」
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53エヌルタ:2007/08/12(日) 20:50:22 ID:jrPtcDx2
第五十三話 そして忘れていた
しんじ「じゃあおしごとのせつめいをするよー」
登場人物「やっと僕の出番だね」
ルーズベルト「肉体労働なら勘弁だよ」
しんじ「さて、みんなにやってもらうおしごとはね」
添付「どんな口調だよ」
しんじ「あいてぃーかんれんのおしごとです」
登場人物「IT?」
ヒトラー「いよう」
やすいくん「い、いたんですか」
使用済み研究者「まだ整理券渡してないのに」
添付「どこから現れたんだよ」
ヒトラー「いよう」
やすいくん「と、とりつくしまもありませんね」
しんじ「ほらほらしずかに」
ルーズベルト「IT関連ってどういうことだよ」
登場人物「幅が広すぎるよね」
しんじ「ぎじゅつてきにむずかしいことはようきゅうしません」
しんじ「くわしいことはじっさいにしごとげんばにいけばわかるよ」
ヒトラー「いよう」
しんじ「そうだね」
添付「なにがだ」
やすいくん「し、しんじさんありがとうございました」
登場人物「え?説明おわり?」
ルーズベルト「説明になってない気が」
やすいくん「そ、それではみなさん」
やすいくん「し、しごとばのほうにいどうしてください」
使用済み研究者「いい感じにグダグダだね」
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54エヌルタ:2007/08/17(金) 17:40:13 ID:3YHESzl.
第五十四話 そして仕事場へ
やすいくん「で、では」
やすいくん「み、みなさんしごとばへいどうしてください」
SWAT「結局意味不明な説明会だったね」
胡 錦濤「パソコンとか苦手なんだよなあ」
りょうちゃん「わたしのしごとばへようこそ」
添付「悪い研究者風な口調やめろよ」
使用済み研究者「なんか言ったかー」
添付「お前は使用済み」
やすいくん「そ、それではりょうちゃんさん」
やすいくん「せ、せつめいよろしくおねがいします」
りょうちゃん「はいよー」
りょうちゃん「じゃあみんな、かくじこんぴゅーたーのまえにすわってね」
SWAT「ずいぶん新型のコンピューターだね」
柳「実は米軍が開発してたスーパーコンピューターを盗んできた」
りょうちゃん「ばれたか」
柳「あ、嘘言いました」
胡 錦濤「今ばれたかって言ったぞ!?」
りょうちゃん「きにしたらまけだよ」
りょうちゃん「さて、いまがめんにぐらふがかいてあるよね」
SWAT「リアルタイムで折れ線グラフが描かれてるね」
胡 錦濤「なにするんだよこれで」
りょうちゃん「それと、よこのちょくせんがにほんあるとおもいます」
SWAT「確かにグラフを横切って上下に2本直線がある」
胡 錦濤「この直線も動いてるみたいだぞ」
添付「なんでわざわざSWATが繰り返すんだ?」
使用済み研究者「分かりにくいからだろ」
やすいくん「ひ、ひらがなですし」
柳「直線3本あるよ」
りょうちゃん「そんなはずは」
柳「あ、嘘言いました」
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55エヌルタ:2007/10/11(木) 11:59:57 ID:GUlWipBk
第五十五話 おおきな
りょうちゃん「しごとはかんたんです」
りょうちゃん「そのぐらふがうえのせんをこえたらみぎしたにあるぼたんをおして、」
りょうちゃん「したのせんをこえたらひだりしたにあるぼたんをおせばいいだけ」
アナン「それだけ?」
添付「この平仮名だらけの説明で理解したのか」
ブレア「すいません」
毛沢東「まあやることは大体分かるが」
アナン「おお」
アナン「ボタンを連打したらグラフが面白いように動くね」
毛沢東「てかこれって」
使用済み研究者「株取引?」
りょうちゃん「よくわかったね」
ブレア「すいません」
やすいくん「い、いいんですか」
りょうちゃん「べつにいほうなことはしてないから」
アナン「ゲームみたいで楽しいね」
毛沢東「まさかこの作業のためだけに」
りょうちゃん「まあらくしてかせげるからね」
添付「確かに楽といえば楽だが」
りょうちゃん「これからはおかねがたくさんこのくににはいってくるよ」
やすいくん「こ、これでいいのかな」
ブレア「すいません」
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56エヌルタ:2007/10/27(土) 19:02:14 ID:S.rqqvGs
第五十六話 きざし
ぐちゃ「元気でやってるかい」
りょうちゃん「あ、だいとうりょう」
ぐちゃ「しかし株取引とはいい事を考えたね」
りょうちゃん「がいかかくとくにはこれがいちばんですよ」
添付「なんだかなあ」
ぐちゃ「じゃあこっちはりょうちゃん君に任せたよ」
やすいくん「ど、どこかにいくんですか」
ぐちゃ「ちょっとね」

西ドイツ軍&東ドイツ軍「はいーるぐちゃ」
やすいくん「こ、ここは」
ぐちゃ「ムー国軍隊の軍事演習所だよ」
やすいくん「そ、それってまえに」
ぐちゃ「そう」
ぐちゃ「第四十話あたりで軍事施設がどうのって話してた場所」
復興屋「大統領ですね」
ぐちゃ「お、復興屋君か」
ぐちゃ「建設はどうだい?」
復興屋「整地に少々手間取りまして」
復興屋「まだ完成には少し時間がかかりそうです」
西ドイツ軍「このあたりはもうずっと岩だらけですから」
東ドイツ軍「軍事演習にはもってこいなんですけどね」
ぐちゃ「なるほど」
使用済み研究者「何か変わったことは?」
やすいくん「い、いたんですか」
使用済み研究者「付いてくる癖をなめてもらっちゃ困るよ」
東ドイツ軍「変わったことと言えば・・・」
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57エヌルタ:2007/11/03(土) 16:02:05 ID:hkMqCeQo
第五十七話 気配と
西ドイツ軍「最近海の向こうに船らしきものが目撃されるようになったんです」
やすいくん「ふ、ふね?」
ぐちゃ「どういう船だか分かるかい?」
東ドイツ軍「そこまでは」
ぐちゃ「ふむ」
使用済み研究者「船ぐらい見えてもいいんじゃない?」
西ドイツ軍「今まではぜんぜん目撃されなかったんですよ」
ぐちゃ「うーん」
ぐちゃ「漁船か何かだと思うけど」
ぐちゃ「とりあえず監視は続けてくれ」
東ドイツ軍「はい」
西ドイツ軍「あ、それとイギリス軍の話ですが」
使用済み研究者「イギリス軍?」
ぐちゃ「反乱起こすとか言ってどっかに行っちゃった軍隊だね」
やすいくん「そ、そういえばいましたね」
東ドイツ軍「南の方に軍事演習所を構えたようです」
ぐちゃ「そっちはちょっと気になるな」
西ドイツ軍「まったくけしからん奴らですね」
ぐちゃ「じゃあ僕たちはそっちに行くことにするよ」
東ドイツ軍「気をつけてくださいね」
やすいくん「そ、それでは」
ぐちゃ「軍事演習頑張ってね」
東ドイツ軍&西ドイツ軍「はいーるぐちゃ」
ぐちゃ「復興屋君もよろしく頼むよ」
復興屋「お任せください」
使用済み研究者「じゃあねー」
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58エヌルタ:2009/10/29(木) 18:37:29 ID:afFjWdiI
第五十八話 反旗
ぐちゃ「さて、ムー国南部だけど」
やすいくん「み、みなみのほうはみどりがおおいんですね」
ぐちゃ「そうみたいだね」
ぐちゃ「で、このあたりに反乱軍の軍事基地があると」
使用済み研究者「あれじゃない?」
ぐちゃ「ふうん」
ぐちゃ「なかなか立派に作ったじゃないか」
やすいくん「ど、どうするんですか」
ぐちゃ「もちろん中に入る」
やすいくん「き、きけんじゃないですか」
ぐちゃ「君もそういう心配をしてくれるようになったのか」
ぐちゃ「一国の大統領が自国の軍隊ごときにやられてどうするんだい」
使用済み研究者「よっ!大統領!」
やすいくん「は、はあ」
ぐちゃ「というわけで入りますか」

使用済み研究者「入ったけど」
ぐちゃ「誰もいない…?」
やすいくん「ど、どういうことでしょう」
使用済み研究者「なんだか知らんが空き家に用はないぜ」
ぐちゃ「…そうだね。帰ろうか」
やすいくん「ど、どあがあきません」
使用済み研究者「な、なんだってー」
ぐちゃ「やっぱりそういうことか」
使用済み研究者「?」
ぐちゃ「この軍事基地は…罠だ」
やすいくん「わ、わな!?」
ぐちゃ「そう」
ぐちゃ「そして、僕の予想が正しければ…」
ぐちゃ「ここには爆弾が仕掛けられている!」
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59エヌルタ:2009/11/05(木) 23:44:18 ID:4DrKeSCY
第五十九話 宝の地図
やすいくん「ば、ばくだん!?」
ぐちゃ「おそらくね」
ぐちゃ「まあ薄々こうなるんじゃないかとは思ってた」
使用済み研究者「ならなんで入ったんだ」
ぐちゃ「さっきも言ったと思うけど」
ぐちゃ「軍隊ごときを国家元首が恐れてはならない」
ぐちゃ「罠だと知っていたとして、それで逃げ出すようでは国の指導者として失格なんだ」
やすいくん「き、きぜんとしたたいどですね」
ぐちゃ「まあ嘘だけどね」
使用済み研究者「嘘かよ」
やすいくん「こ、こうちょうみたいですね」
ぐちゃ「本当の理由はこれなんだ」
やすいくん「ち、ちず?」
ぐちゃ「ただの地図じゃないんだよ」
ぐちゃ「なんと、これは宝の地図なんだ!」
やすいくん「な、なんだってー」
使用済み研究者「デフォだ」
やすいくん「ち、ちょっとのってみました」
ぐちゃ「ほら、ここを見てごらん」
ぐちゃ「ちょうど今の位置のあたりに×印がついているでしょ」
やすいくん「ほ、ほんとうですね」
ぐちゃ「だからここに宝があるのさ!」
使用済み研究者「思考が単純すぎる」
使用済み研究者「大体その地図どこで手に入れたんだ」
ぐちゃ「地理学者の柳くんからもらった」
使用済み研究者「あいつ嘘しか言わないじゃん」
ぐちゃ「そうだったっけ」
やすいくん「と、というかばくだんは」
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60エヌルタ:2009/11/09(月) 00:35:10 ID:vw45qj9k
第六十話 脱出のその先に
やすいくん「ど、どうやってだっしゅつするんですか」
ぐちゃ「そうだった」
ぐちゃ「おーい」
にちゃ「(^-^)/」
使用済み研究者「にちゃだー」
ぐちゃ「こいつに乗って帰るのさ」
やすいくん「で、でもここはみっしつじゃないんですか」
使用済み研究者「そうだよ。どこから入って来たの?」
ぐちゃ「君たち知らないのかい」
ぐちゃ「にちゃは高次空間を移動できるんだよ」
ぐちゃ「だから遮蔽物の中にも入れるのさ」
にちゃ「(^-^ゞ」
使用済み研究者「なんなんだにちゃって」
にちゃ「( ̄∇+ ̄)」
ぐちゃ「まあとにかくこいつに乗ろう」
にちゃ「(`・ω´・)」
やすいくん「だ、だっしゅつしましたね」
使用済み研究者「まったくこいつには頭が下がるぜ」
にちゃ「m(__)m」
ぐちゃ「もうすぐ爆発の時間かな」
どかーん
やすいくん「き、きちがばくはつしました」
ぐちゃ「穴を掘る手間が省けたぜ」
使用済み研究者「そういう策略だったのか」
ぐちゃ「さて何があるかな」
やすいくん「な、なんかしろいこけいぶつのような」
使用済み研究者「確かに白いものが穴の底に溜まってるね」
ぐちゃ「なんだかよく分からんけど財宝じゃないじゃん」
ぐちゃ「あの柳くんが嘘をつくなんて」
使用済み研究者「いやだから嘘しか言わないんだって」
にちゃ「f(^_^)」
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61エヌルタ:2009/11/12(木) 21:56:20 ID:MbwxXl5s
第六十一話 公共事業
ぐちゃ「じゃあにちゃ君」
にちゃ「(・ω・)」
ぐちゃ「ここの白い固形物を少し採って」
ぐちゃ「ムーヒルズ2番ビルにいるりょうちゃんのところまで届けてくれないか」
にちゃ「(`・ω´・)」
使用済み研究者「興味ないんじゃなかったのか」
ぐちゃ「イギリス軍の設置した毒薬とかだったら困るでしょ」
やすいくん「は、はあ」
ぐちゃ「そういえばにちゃで思い出したけど」
ぐちゃ「交通網も整備しなくちゃだめだね」
やすいくん「こ、こうつうもうですか」
復興屋「ここにいましたか」
ぐちゃ「やあやあ」
復興屋「軍事基地の建設が終わりましたのでご報告します」
ぐちゃ「お疲れ様」
ぐちゃ「で、たびたび申し訳ないんだけど」
復興屋「なんでしょう」
ぐちゃ「交通網の整備をお願いしたいんだ」
復興屋「もちろん可能ですが」
復興屋「私一人ではさすがに無理ですね」
ぐちゃ「まあそうだよね」
使用済み研究者「というか軍事基地も一人じゃ無理だろ」
ぐちゃ「よし、じゃあ従業員を連れてきてあげよう」
やすいくん「そ、それって」
ぐちゃ「今株取引やってる中から数人連れてくる」
使用済み研究者「強引だ」
ぐちゃ「もちろん給料は上乗せするよ」
復興屋「人手が増えるのは非常にありがたいです」
ぐちゃ「そうと決まれば早速ムーヒルズへ」
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62エヌルタ:2010/07/07(水) 20:24:13 ID:841Vz3zQ
第六十二話 みんなの仕事場
にちゃ「(▼皿▼)Ψ」
ぐちゃ「ムーヒルズ2番ビルに着いたよ」
りょうちゃん「だいとうりょうごぶじでなにより」
添付「何だそのにぎにぎしい言い方」
ぐちゃ「そうだ左大臣」
やすいくん「こ、こんなものがみなみのほうでとれたんですが」
にちゃ「(つ´∀`)つ」
りょうちゃん「なんだろうこれ」
ぐちゃ「成分分析をお願いできるかな」
りょうちゃん「がってんでい」
ぐちゃ「それと右大臣」
しんじ「よんだかい」
ぐちゃ「社員全員の取引成績をまとめたリストが欲しい」
使用済み研究者「取引ってか株取引だけどな」
しんじ「まあいいけど」
やすいくん「な、なににつかうんですか」
ぐちゃ「そのうち分かるよ」

しんじ「はいこれ」
ぐちゃ「ありがとう」
ぐちゃ「どれどれ」
やすいくん「な、なにをしらべてるんですか」
ぐちゃ「取引成績の最も悪い3人をピックアップしてるんだ」
ことー「ぴっかっぷ」
使用済み研究者「ぱんぱん」
ことー「ぎゃあ」
やすいくん「い、いまのは」
使用済み研究者「危なかったですね大統領」
添付「何がだ」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

63エヌルタ:2010/07/24(土) 10:29:49 ID:TUe6z9TA
第六十三話 ワースト3
ぐちゃ「じゃあ成績の悪いこの3人を連れて来てくれ」
使用済み研究者「はいよー」
添付「何をする気だ」
やすいくん「け、けんせきしょぶんとか」
ぐちゃ「どこの相撲界だよそれ」
使用済み研究者「連れて来ましたー」
アナン「ういっす」
胡 錦濤「だからパソコン苦手だって言ったのに」
ブレア「成績悪くてごめんなさい」
添付「こいつらか」
りょうちゃん「まずわーすとさんいはあなんくん」
アナン「どうもどうも」
りょうちゃん「しごとにむかうしせいがふせいじつ」
やすいくん「さ、さりげなくきびしい」
りょうちゃん「そしてにいはこきんとーくん」
こきんとう「パソコン苦手なんです」
添付「いや、ボタン二つしかなかっただろ」
りょうちゃん「そしてだんとつのいちいはぶれあくん」
ブレア「すいません」
使用済み研究者「ボタンに恐縮してたらしいよ」
ぐちゃ「なんじゃそりゃ」
りょうちゃん「ちなみにいちばんせいせきがよかったのはひとらーくんだよ」
添付「なんでだ」
ぐちゃ「まあとにかく」
ぐちゃ「君たちはこの仕事にはあまり向いてないみたいだから」
やすいくん「か、かいこしょぶんですか」
ぐちゃ「いやだから違うって」
ぐちゃ「今から交通網整備の仕事に転職してもらう!」
アナン「まじでー」
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64エヌルタ:2010/09/09(木) 23:40:39 ID:rei2LF6Y
第六十四話 適材適所
使用済み研究者「でもなんでこの3人なんだい」
ぐちゃ「適材適所っていうでしょ」
ぐちゃ「人にはそれぞれ得意不得意がある」
ぐちゃ「それを生かした仕事をさせるのは生産効率向上の基本だよ」
やすいくん「た、たしかに」
ブレア「すいません交通網の整備ってどうすれば」
ぐちゃ「とりあえず僕についてきて」

ぐちゃ「従業員を連れてきたよー」
復興屋「ありがとうございます」
アナン「どもー」
添付「こいつはどんな仕事をしてもダメな気がする」
ぐちゃ「それじゃあお願いするよ」
復興屋「かしこまりました」
胡 錦濤「何をすればいいんだい」
復興屋「何て口の聞き方しやがるんだてめえは!!」
胡 錦濤「え?え?」
復興屋「上司には敬語を使え!そんなことも知らねえのかこの野郎!」
胡 錦濤「も、申し訳ありません」
やすいくん「く、くちょうがきゅうにかわった」
ぐちゃ「復興屋くんは仕事となると厳しいからね」
添付「キャラ変わり過ぎだろ」
ぐちゃ「それじゃあ僕たちは別の場所に用事があるんで」
復興屋「お疲れ様です」
使用済み研究者「またねー」
アナン「ばいばーい」
復興屋「お前はとっとと働け!」
アナン「ひー」
添付「こいつは鍛えられて少しはマシになるんじゃないか」
やすいくん「そ、そうですね」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

65エヌルタ:2010/10/19(火) 13:02:49 ID:at3MWLpY
第六十五話 来客
やすいくん「つ、つぎはどこに」
ぐちゃ「ついさっきIAEAの本部から面会の申し込みがあったんだ」
添付「IAEAって…」
使用済み研究者「事務局長が最近殺されたらしいね」
添付「殺したのお前だろ」
やすいくん「か、かぎつけられたんでしょうか」
ぐちゃ「かもしれない」
使用済み研究者「ところで向こうさんはどうやってここに来るの?」
ぐちゃ「ジェット機らしいよ」
添付「飛行場も無いのにか?」
ぐちゃ「あるじゃん」
ぐちゃ「ムーヒルズ第1ビルの屋上」
添付「いや確かに一度使ったけど」
添付「本来そういう場所じゃないから」
ぐちゃ「まあしょうがないよ。他にないし」
添付「いやせめて船とか」
やすいくん「じ、じぇっときがきました」
ジェット機「ぶーん」
添付「わああ」
使用済み研究者「ドイツの旅客機だって着陸できたんだから」
使用済み研究者「きっと大丈夫さ」
どかーん
ジェット機「ぎゃあ」
添付「わああああ」
ぐちゃ「テロだああああ」
添付「いや違うから」
やすいくん「ち、ちゃくりくしっぱいでしたね」
添付「どうすんだよ」
ぐちゃ「うーむ」
天野之弥「どうも」
ぐちゃ「わあ」
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66エヌルタ:2010/11/13(土) 14:59:01 ID:hT9T0rUk
第六十六話 強敵
ぐちゃ「…誰?」
天野之弥「新しいIAEAの事務局長です」
添付「日本人なのか」
やすいくん「に、にほんはちんぼつしましたけど」
使用済み研究者「大丈夫だったのかい?」
天野之弥「あの時はウィーンの本部にいましたので」
添付「ってか今の事故で生きてるのはなんでだ」
天野之弥「体だけは丈夫なもので」
添付「丈夫ってレベルじゃねえ」
天野之弥「それよりそちらのビルを破壊してしまって申し訳ありません」
ぐちゃ「まあいいですよ」
ぐちゃ「壊れたのは最上部だけですし」
ぐちゃ「幸い今国民は全員2番ビルで仕事中ですからね」
添付「いや数人の住居が確実に失われただろ」
天野之弥「そういえばまだ私が来た理由を申し上げていませんでした」
天野之弥「エルバラダイ前事務局長の件です」
やすいくん「や、やっぱり」
天野之弥「今なにか」
やすいくん「い、いえ」
天野之弥「前事務局長がこちらへ視察に向かったと思われるのですが」
天野之弥「なぜか連絡が途絶えてしまいましてね」
使用済み研究者「それは大変ですねー」
天野之弥「前事務局長とこちらでお会いしましたか?」
ぐちゃ「いや、会っていませんね」
天野之弥「なるほど」
天野之弥「迷子にでもなったんでしょうかね」
使用済み研究者「そんなところじゃないですか」
天野之弥「ふむ」
天野之弥「ではせっかくですからムー国の見学でもさせていただきましょう」
添付「・・・」
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67エヌルタ:2011/02/04(金) 02:45:56 ID:xaO.o7QM
第六十七話 天野之弥
ぐちゃ「こちらがムーヒルズです」
天野之弥「悪いですね案内までしていただいて」
ぐちゃ「いえいえ」
ぐちゃ「せっかくのお客様ですから」
やすいくん「ど、どうしてあんないすることになったんですか」
添付「たぶん奴の行動を見張るためだと思うよ」
添付「勝手に動かれてあちこち調べられたらまずいんだろう」
やすいくん「な、なるほど」
天野之弥「今なにか」
やすいくん「い、いえ」
ぐちゃ「こちらのビルは最先端の耐震構造を備えていまして…」
天野之弥「原子力施設は?」
ぐちゃ「へ?」
天野之弥「こちらに原子力施設があるはずですが」
天野之弥「エルバラダイ前事務局長はその用件で伺ったはずですから」
天野之弥「私としては別件とはいえ、興味があるもので」
使用済み研究者「ありますけど、そんなたいしたもんじゃないっすよ」
添付「お前が言うな」
天野之弥「施設の研究者の方ですか?」
使用済み研究者「使用済みですがね」
天野之弥「使用済み?」
ぐちゃ「まあそれはともかく」
ぐちゃ「せっかくですから案内しますよ」
天野之弥「度々すみませんね」
添付「やはり油断のならないやつだな」
やすいくん「て、てごわいですねこのひと」
天野之弥「今なにか」
やすいくん「い、いえ」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

68エヌルタ:2011/04/01(金) 23:26:07 ID:H7LrbEAk
第六十八話 査察
やすいくん「た、たいむりーですが」
ぐちゃ「知らん」
使用済み研究者「こちらが原子力施設です」
天野之弥「ふむ」
天野之弥「中を見学させていただきたいのですが」
使用済み研究者「えっ」
天野之弥「新興国の原子力技術にも興味がありますし」
天野之弥「差し支えなければ」
ぐちゃ「い、いやあ今はちょっと立て込んでおりまして」
天野之弥「事務局長権限です」
添付「!?」
天野之弥「NPTに加盟している以上、抜き打ちでも査察を受ける義務があります」
天野之弥「施設内部を見せなさい」
やすいくん「き、きびしいですね」
天野之弥「当然です」
ぐちゃ「…それでは中へどうぞ」
添付「おい、どうするんだよ?」
ぐちゃ「やるしかないな」
使用済み研究者「やるって?」
ぐちゃ「エルバラダイのときと同じ方法だ」
添付「それってあれか」
添付「研究者の爆発でエルバラダイを爆死させたやつ」
やすいくん「で、でもいまはしようずみですよ」
ぐちゃ「大丈夫」
ぐちゃ「まだ在庫はある」
添付「なんだ在庫って」
天野之弥「今なにか」
添付「い、いえ」
使用済み研究者「こちらで原子力発電を行っています」
天野之弥「これは…」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

69エヌルタ:2011/07/30(土) 23:26:27 ID:v1zRRdf.
第六十九話 新人採用
天野之弥「見たところ普通の発電所のようですが」
添付「"見たところ"って確実に疑ってかかってるよな」
天野之弥「ふむ」
天野之弥「なるほど」
天野之弥「新興国にしては洗練された原子力技術で正直驚きました」
天野之弥「是非とも技術者の方とじっくりお話がしたいですね」
使用済み研究者「そう来たか」
天野之弥「確かあなたでしたよね、研究者の…」
使用済み研究者「いかにも、私が」
ぐちゃ「いえ、違います」
やすいくん「!?」
天野之弥「ですが、先ほど自ら研究者と…」
ぐちゃ「そうなのですが、彼は使用済みです」
添付「いや、意味分からんし」
天野之弥「使用済み、とおっしゃるのは」
天野之弥「退職された、とかそういう意味でしょうか」
使用済み研究者「まだまだ現役の使用済みです」
添付「お前は話をややこしくするな」
ぐちゃ「我が国の原子力施設では老朽化による事故を防ぐために、あらゆる設備を定期的に交換しております」
ぐちゃ「研究者もその例外ではありません」
天野之弥「なるほど。それで使用済みというわけですか」
天野之弥「少々やり過ぎな気もしますが、心がけとしては悪くないかもしれません」
添付「なぜか評価された」
天野之弥「ということは、新しい研究者は…」
ぐちゃ「彼です」
やすいくん「え、えええ」
やすいくん「ぼ、ぼくですか」
天野之弥「なんか驚いてますけど」
ぐちゃ「新人なのでご容赦下さい」
添付「そういう問題じゃないだろ」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

70エヌルタ:2011/10/11(火) 23:31:56 ID:ZQn1v4OI
第七十話 主人公爆発
天野之弥「では、新研究者さんにいくつか聞きたいことが」
やすいくん「は、はい」
天野之弥「私の手元にある資料では、財源の使途に不透明な部分があります」
やすいくん「は、はあ」
天野之弥「特に設備投資に関して」
天野之弥「実際の発電量に比して、月別の設備投資額が桁外れに大きいように見受けられるのですが」
ぐちゃ「それについては先ほど申し上げました通り」
ぐちゃ「こちらでは設備の頻繁なメンテナンスを重視しておりまして」
天野之弥「私は新研究者の方にお聞きしているのですが」
天野之弥「それに設備のメンテナンスであれば年間予算としてコンスタントに盛り込まれるはずですよね」
天野之弥「こちらの月別投資額が大きく変動している説明にはなっていません」
天野之弥「そもそもここムー国の人口数や産業・インフラの発展段階から考えて」
天野之弥「これほど立派な原子力発電所があること自体がおかしい」
天野之弥「どうしても我々が望まざる研究開発が行われていると邪推せざるを得ません」
ぐちゃ「ぐっ…」
添付「こいつ…やばいな」
使用済み研究者「そろそろ本当のことを言ったらどうなんですか」
添付「お前は空気読め」
天野之弥「元研究者さんの言う通りですよ」
天野之弥「やはり現場で携わっている方は倫理観が備わっていますね」
天野之弥「あなたはどうなんですか、新研究者さん」
やすいくん「そ、それは…」
ぐちゃ「仕方ないなあ」
やすいくん「あ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
添付「!?」
天野之弥「なっ…!?」
ぐちゃ「ここの研究者に任命された人には自動的に自爆機能が備わるのさ」
添付「なんじゃそりゃ」
ぐちゃ「しかも起爆スイッチは僕持ち」
添付「本人のメリットゼロじゃん」
ぐちゃ「残念ながらあなたにはここで死んでもらいましょう」
やすいくん「あ、あっひゅうううううう」
どかーん
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった

71エヌルタ:2012/02/09(木) 16:59:12 ID:ggUs9fWM
第七十一話 爆発を越えて
研究員A「強烈な核エネルギーを検知しました!」
研究員B「よし、取り込めー」
ぎゅいーん
添付「こんな時でも発電には使うんだ」
ぐちゃ「貴重なエネルギーを無駄にはできないからね」
使用済みやすいくん「ふう」
添付「わああ使用済みになってる」
使用済みやすいくん「どうしましたか」
添付「しかも何故かどもりがなおってる」
使用済みやすいくん「ほんとですね」
使用済み研究者「仲間が増えたよ」
ぐちゃ「まあとにかくこれで邪魔者は消えた」
添付「てかまた事務局長殺しちゃって大丈夫なのか」
ぐちゃ「その点は心配ないよ」
天野之弥「死んでいませんからね」
ぐちゃ「わあああああ」
添付「ええええー」
ぐちゃ「あの至近距離であれだけの爆発を受けて…生きているだと…!?」
天野之弥「あいにく体は丈夫なもので」
使用済みやすいくん「じょうぶどころのはなしじゃないきが」
使用済み研究者「これならどうだ!」
使用済み研究者「ぱんぱん」
天野之弥「効きませんよそんな古典的な攻撃」
使用済み研究者「うおぅ」
添付「うおぅってなんだよ」
天野之弥「さてさて」
天野之弥「明確な証拠を掴まないと動けないのが公的機関の辛いところでしてね」
天野之弥「あなた方の企みが明らかになったところでやっと次のステップに進めます」
ぐちゃ「最初から分かっていたくせに」
天野之弥「それは言わない約束で」
これでやすいくんはもっと日本語が上手になった


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