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妄想ティッシュ

22 Takuya! :2003/03/29(土) 18:45
  僕の事のほんの一部7

 その後、妻は狂った様に子供を求めた。僕はそれが恐怖だっ
たが自分を殺して応えた。二人とも壊れていた。これが元で僕
等の心はハッキリと擦れ違い始めた。
 男の子が産まれた。彼女の希望で同じ病院だった。小さな個
人医院なので先生も何もかも総てが前回と全く同じだった。き
っと、それは辛い過去に対する彼女のリベンジ。
 産まれて直ぐ彼女が麻酔で寝ている間に母が異変に気付いた。
チアノーゼを起こしている。先生は直ぐに見て搬送の手配をし
た。子供は銭箱の新生児救命センターに運ばれて行った。あの
日と同じ顔で彼は言った。
「大事があってはいけないので、彼女にお子さんの事は自分が
伝えるまで無事だと言って下さい。」
 もう、たくさんだ。また再び、僕の顔に笑顔が張り付いた。
まるで悪夢のリプレイだった。
 先生が彼女に真実を伝えて暫くたっても予断は許されず息子
の命は瞬いていた。彼は無菌室の保育器の中で小さな身体に幾
つも管を挿されていた。
 もし、名前を決め手いたら教えて欲しいと言われたが今回は
まだ決まってなかった。考えはしたのだが前回程も前向きにな
れず決めあぐねていた。
 彼女には安心は出来ないが少しづづ快方に向かっていると伝
えた。嘘だった。まだ、判らない。万が一を考え覚悟していて
下さいと言われていた。
 一人になると辛い気持ちを抑えられず落ち込んだが、無理を
しなくて良いので少し楽だった。ぼんやりと名前を考えたりし
た。「康平」(こうへい)健康の康に平和の平。産まれる前は野
暮ったく感じた名前に光を感じた。
 現在、僕は離婚したが彼女とも仲良くしてるし康平とも彼が
産まれる前に飼った愛犬POPとも頻繁に逢っている。色々あっ
たが今は彼が無事に産まれてすっかり元気に育ってくれて良か
ったと本当に思っている。まるで神様を信じるどころか否定す
る様になったので、神ではなく命に感謝している。命は素晴ら
しい。命はとても大切で素敵なものだ。今になってやっとその
本当の意味が判った気がする。
 命を大切にしてください。その命を誇って下さい。失う悲し
みを忘れないで下さい。きっと誰かがあなたを愛するでしょう。
あなたも誰かを愛するでしょう。どんなに辛くても孤独でも一
人じゃない。大丈夫、命があればいつか幸せはやってきます。
誰かを幸せにできます。命の為に精いっぱい命を楽しんで下さ
い。


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