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【妄想】着ぐるみ小説スレ第11章【連載?】

514 不思議な人 ◆C4pZlPpE5o :2017/07/18(火) 02:18:16
後編
元々ティーグラウンドだった高台には、岸田と四頭の大きな犬が待っていた。岸田は少し汗ばんでいて、どうやら今までゴルフ場を走り回って犬たちを集めていたようだった。
「かわいいなー」と犬を見て緩みきった顔をしていた阿佐谷のふとももを、暖かく湿ったものが撫でる。
「ひゃあ!」
と緩んだ悲鳴を挙げて振り返ると、丘の上の四頭より少し小さいコリー犬が、ふさふさとした尻尾をだらんとさせて阿佐谷を見つめていた。どうやら彼女が阿佐谷を舐めたらしい。
「ふわ、びっくりした。この子のお名前は何と言うんですか?」
と、阿佐谷はコリー犬の黒い毛並みを撫でながら尋ねる。コリー犬は、一瞬身体をびくっと震わせると尻尾を少し揺らせる。
リエは右手をポケットに入れたまま、左手でコリー犬の白い頭を撫でながら返事をする。
「リコちゃんです。
先月来たばかりで、あまりしつけが済んでいないのですけれど、貴女にはずいぶんと懐きますわね。このままですと、貴女の顔が舐め尽くされて溶かされそうですわ」
「わぷぷ。初めて会ったワンちゃんにこんなに懐かれるなんて、私も初めてです」
余りに無抵抗な阿佐谷を見かねて、リエは右手を少し動かしながらコリー犬に
「ちょっと大人しくしててね」
と彼女にだけ聞こえる程度の大きさでささやく。すると、コリー犬はまた一瞬身体を震わせると、尻尾を大きく揺らしながら一歩下がってターニャの横におすわりをする。
「こんなに元気なら、今日こそ勝てるかも知れないね」
兄屋はその様子を半歩下がって眺めながらニコニコと話す。
「いつもは負けちゃうんですか?」
「うん。身体もこの中だと小さいし、まだ足の調子も十分じゃなかったから、ずっとビリだったんだ」
「なるほど…リコちゃん、頑張ってね!」
阿佐谷のエールに、リコは尻尾を振って嬉しそうにわんと返答した。


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