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【ほのまき】高坂穂乃果×西木野真姫スレ

1名無しのラブライバーさん:2016/02/19(金) 23:42:51 ID:GtiD1zgg0
穂乃果×真姫のカップリングほのまきについて語るスレです
ssや小ネタ等大歓迎

アンチ行為・誹謗中傷レスは禁止、そのような行為は荒らしと見なします
荒らしの相手をするのも荒らし、荒らしはスルー対象で

過去スレ
高坂穂乃果×西木野真姫スレ [転載禁止](c)2ch.net
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1418133499/
高坂穂乃果×西木野真姫スレpart2 [転載禁止](c)2ch.net
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1432009014/
高坂穂乃果×西木野真姫スレpart3 [転載禁止]���2ch.net
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1446361889/

148名無しのラブライバーさん:2020/11/17(火) 22:44:54 HOST:p091.net112138247.tokai.or.jp
エタったほのまき書こうかなと思うけど誰もいないし需要あるのかな

149名無しのラブライバーさん:2020/11/18(水) 11:06:45 HOST:p385200-ipngn5401funabasi.chiba.ocn.ne.jp
あるんじゃないか
少なくとも俺は読むぞ

150名無しのラブライバーさん:2020/11/18(水) 13:52:21 HOST:KD106130211004.au-net.ne.jp
荒らされるとやる気失せるし気が向いたらこのスレにでも上げていこうかな。

151名無しのラブライバーさん:2020/11/18(水) 15:34:39 HOST:KD106130211004.au-net.ne.jp
いつもの音楽室で、私はピアノを弾いていた。
一度は終わらせたはずの私の音楽。
それは手放したはずだったのに、何時の間にか私の手に戻ってきていた。
何時までも、諦めたようで諦めきれずにいたところに、彼女は嵐のような破天荒さをぶら下げて、私のところへと突然に訪れた。
最初は困惑した。迷惑だとも思った。
けれど、何時の間にか私は彼女のことを手伝っていて、また、最後には私もグループの一員に加わってしまった。それは本当に気がつけばそうなっていて、夢でも見ているんじゃないかと、今でもそう思う。
彼女との出会いが、独りぼっちで悲嘆にくれていた私に色々なものを運び込んでくれたのだ。
ピアノに思いを込めるわけじゃないけれど、またピアノを思うがままに、なんの不安も、諦観もなく、昔と変わらぬまま、自由に弾けることに、私はいつも感謝していた。
集中していると、何曲を弾いても、時間が過ぎていくのはあっという間だ。何時の間にかオレンジ色の日差しが指して、空が夕焼けに染められていた。
演奏を終えると、ぱちぱちと拍手の音が聞こえた。

「あら、来てたの穂乃果。」

「うん。今日は生徒会のお仕事がいつもより早く終わったから、久しぶりに真姫ちゃんのピアノを近くで聞こうと思ってね。」

「別に、聞きたいならいつだって聞かせてあげるわよ。」

照れながら私は言った。

「うん、ありがとう真姫ちゃん。」

穂乃果はそう言うと、椅子から立ち上がって、私が座る椅子の前まで歩いてきた。

「あのね、今日は真姫ちゃんに話したいことがあって来たんだ。」

「私に話したいこと?」

「うん、とっても大事なこと。」

そういった彼女の顔は夕焼けに照らされて赤く染まっていた。
「あのね…。」
彼女は胸に手を当てて、深呼吸を繰り返した。
やがて意を決したかのように彼女は口を開いた。

「真姫ちゃん、私と付き合ってください。」

いつもの天真爛漫とした振る舞いとは違い、緊張したような表情で穂乃果は言った。
どんなときでも笑みを絶やさずに、一緒にいる人までもつい笑みを浮かべてしまうような彼女は、決意を固めたときは、別人にでもなったかのようになる。
途中で絶対に折れたり、自分の意思を曲げたりはしない。そうなったときには、それぞれの意見を大事にしようとする日頃の姿からは程遠く、誰よりも頑固になり、諦めが本当に悪くて、だからこそ周りの人を巻き込んで強引につき進んでいく。
そんな台風のようなカリスマ性を持った人。
時折覗かせる彼女の表情に、ギャップ萌と言うやつなのだろうか。私は胸の胸は大いにかき乱されるのだ。
そして今、どういうわけなのか、私の胸を騒がせてやまない彼女の視線は、どこまでも真っ直ぐに私という存在を貫いていた。

ああ。ここで私もあなたが好きだと言える私であったなら、どれほど楽だったことか。
彼女も私を好きだった。それはどれほど幸福で、どこまで甘美な誘惑だった。
けれど、今の私の胸中は、それとはまるで遠く、まさに嵐の最中の海のように大きく揺れ動いていた。
私は彼女に言わなくてはならないのだ。
彼女の気持ちに応える資格を私は持ち合わせていないのだと。なぜなら、私にはもう既に彼女以外の人と交際しているのだから。
ゆっくりと目を閉じて、開いて、彼女の視線の奥をはっきりと捉えた。
「ごめんなさい穂乃果。私はあなたの告白に応えて上げることはできないわ。」

「それは穂乃果のことが好きじゃないから?」
まるで、断られるとは考えていなかったかのように、彼女の表情が歪んだ。思わず私は彼女から目を背けてしまう。
「そういうことじゃないわ。貴方はとても魅力的で、素敵な人よ。」

「だったら!」
「あのね、穂乃果。私…。」

再び視線が交錯したとき、彼女の目からは涙が零れ落ちていた。

「付き合ってる人がいるのよ。」

そう言うと、彼女の涙は勢いを増し、床へと次々に零れ落ちていく。
彼女は私に何も言わずに、ただ嗚咽をあげるばかりだった。
その涙が宙に溢れる度に、周囲一体が罪悪の香りで満たされていくように思えた。

152名無しのラブライバーさん:2020/11/18(水) 15:38:28 HOST:KD106130211004.au-net.ne.jp
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1428130578/

一応これの書き直しです。

153名無しのラブライバーさん:2020/11/19(木) 00:38:26 HOST:p385200-ipngn5401funabasi.chiba.ocn.ne.jp
懐かしいな

154名無しのラブライバーさん:2023/03/02(木) 23:35:46 HOST:KD106133102190.au-net.ne.jp
あげ

155名無しのラブライバーさん:2023/10/09(月) 18:54:16 HOST:vc017.net061206075.thn.ne.jp
もし私が少しでも勇気を持って穂乃果と向き合おうとしていれば、今ここで彼女を泣かせずに済んだだろうか?
彼女の意中の相手は私ではないのだとあの日決めつけなければ……。
私はあの太陽のように明るい彼女の笑顔を曇らせずに済んだのだろうか?

そうだ、きっとこんなことになる前に、自分の気持ちに素直になって穂乃香に付き合ってほしいと伝えればよかったのよ。

かける言葉も見つからずに、後悔だけが何度も脳裏をよぎった。

どうしたら彼女は泣き止んでくれるのだろうか。

そんな詮無きことを思って

_______馬鹿ね。

と、私はまるで分かりきった答えから目を逸らしている、私自身の愚かさを内心で自嘲した。


彼女を泣かせてしまうのが嫌なら、今すぐにでも彼女を抱擁し、恋人と別れるまで待ってほしいと言えば良いのだ。

本当にとても簡単な話。

だけど私はそれをしない。そうすることができない。してはいけない。

勿論、それにはいくつかの理由があった。

とても自分勝手で、穂乃果に知られてしまったら幻滅されるだけでは済まないような最低の理由が。

それはきっと許されざる罪。穂乃果だけではない、他の誰かに知られたらきっと軽蔑されてしまう。

けれど、そうなるのは仕方のないことだ。

私は彼女の大切な人を私の欲望を満たすために弄んだ最低の嘘つきだから。


ああ、もしも私の罪を濯ぎ落とし、それから、誰も傷つけずに済むような、そんな方法があるのなら、今すぐにでも私はその選択を受け入れるに違いない。

だけど、そんな都合の良い方法はどこにもなくて、きっと、どんな選択を選んだとしても私は穂乃果を傷付けるだろうし、私の罪をなかったことになどできない。

どうやったって彼女を傷付けてしまうのなら、いっそのこと私の思い通りに振る舞ったとしても問題はないのではないか、今も胸の中で騒ぎ立てる、穂乃果を受け入れてしまえという何処までも甘美で、体の芯まで響き渡る危険な音色が、お前の好きなようにしてしまえと囁き声で誘惑する。

まさしくそれは蛇の誘惑だった。
もし私がなんの知恵もなく罪悪も知らぬような無垢な少女のままであったのなら、私は神様の言いつけを破って、目の前にぶら下がる禁断の果実を躊躇いなくもぎ取り、そのままそれを口いっぱいに頬張ってからゆっくりと味わいながら全てを余さず飲み下し、神様を裏切ってしまったという背徳感に酔いしれたことだろう。

一口でも味わってしてしまえば最後、私は己の欲望を抑えることすらままならなくなり、果実のあまりの甘さに蕩けてしまって何も考えられなくなった頭で、欲望のままに彼女の肢体をまさぐるようにして抱きしめ、呼吸さえままならなくなるほどの勢いで、夢中になって口づけをするのだ。
そう、あの日私があの子にしたように。
私は今度こそ本物の穂乃果を貪り尽くす。
そうしたい。そうするべきよ。

淫靡な空想が茨のように私の全身を絡め取って、私は徐々に理性を失っていく。

駄目よと私を止める声がする。

しかし、それを遮って、彼女を泣かせているのはだれ?という問いかけが反芻される。


欲望の波がせめぎ合うなかで、私は悲愴にくれて泣き喚く彼女を抱きしめて、その涙を喜びの涙に変えてあげたいと思った。

そして、感情に駆られるままに、私は穂乃果へと手を伸そうとする。

_____何を虫の良いことを考えてるのよ。


私は手を腰から上に動かそうとしたところで、開いていた手を握りしめ、それを押し留めた。

"あの日私があの子にしたように"

このとき私ははっきりと私自身が犯した許されざる罪について思い出していた。

それは一度や二度ではないのだ。

私は何度も何度もあの子と交わって、欲望を満たし続けてきた。

自分の欲望だけのことを考えて、寂しさを紛らわすためにあの子の純情を利用し続けた。

自らのこれまでの行いに目をそらして、今までそうしてきたとおりに、欲望のままに振る舞えればきっと浅ましくたって幸せなはずだ。

なのに、どうしてか私はそれを選べる気がしなかった。


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