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美琴板なんだし美琴のSS書こうぜw

1美琴大好き:2011/07/30(土) 02:30:17 ID:qOoEjA7U
美琴板発信のSSも乙なものかと

624美琴大好き:2012/12/10(月) 22:51:02 ID:7BfZfn2Q
佐天「もういいよ!!私、言うからね!御坂さんがトイレから
戻ってきたら、真実を…!」


初春「ちょ、ちょっと佐天さ」


黒子「はあはあ…ま、待つんですの!!佐天さん!!」


佐天・初春「…え?」

625美琴大好き:2012/12/10(月) 22:59:10 ID:7BfZfn2Q
黒子「お姉さまに……言ってはなりませんわ…『本当のこと』を…」


佐天「え…ちょ、白井さん!?な、なんでですか!
言ったほうがいいですよ、絶対!!

普段、御坂さんの幼児趣味をとがめてる白井さんなら、絶対賛成すると思ったのに!!」


黒子「…はあ…はあ…確かに、最初は軽い錯乱状態に陥るほど衝撃的でしたし…
中学2年にもなってサンタさんを信じてるなんてこと…普通なら「ドン引き」レベル

佐天さんも言うことも一理ある…」


佐天「そ、そうでしょ!?だ、だったらなんで止めんですか!?」


黒子「ええ…実は、軽い錯乱状態になって転げまわってるうちに考えがかわったんですの…

中学2年にもなってサンタさんを信じてるお姉さま…

…あ、なんか、一周回ってアリだな、って…」


佐天「え、ええええええええーーーー!!!!」

626美琴大好き:2012/12/10(月) 23:04:44 ID:7BfZfn2Q
佐天「い、一周回って…アリって…ちょ…ええええ…」


黒子「そしてわかったんですのよ…ワタクシたちがすべきことは…

お姉さまの夢を壊すのではなく…むしろ夢を与えることだってことが…!!」


初春「ゆ、夢を与える…?一体どういうことですか…?」


佐天「ま、まさか…」


黒子「そうですのよ!今年のクリスマスイブ…!!
ワタクシたち3人がサンタになって、お姉さまの欲しいものを
プレゼントするんですのよ!!」


佐天・初春「え、えええええええーーーーー!!」



…………

…………

『御坂美琴とサンタさん』

後半戦も近日書きます。

627美琴大好き:2012/12/11(火) 21:39:28 ID:B.Tdhb0M
GJ

628美琴大好き:2012/12/11(火) 22:04:49 ID:1K3kIEWE
もう二度と誰も書かないと思ってたから、びっくりした
乙です!

629美琴大好き:2012/12/23(日) 20:27:23 ID:e7CehhWU
続き


そして…クリスマスイブ当日の夜


常磐台中学の学生寮


テレビ番組を見ながらくつろぐ美琴。

美琴「ふわーあ……眠い…」


黒子「………」


美琴「黒子ー?私もう、そろそろ寝るけど…アンタまだ起きとく?
部屋の電気つけっぱにしておこうか?」


黒子「…いえ…お姉さま…ワタクシも今夜は、そろそろ休みますわ」


美琴「あっそ、それじゃ電気消すわよー」ぱち


美琴「それじゃ、おやすみ黒子」


黒子「ええ…お姉さま…おやすみなさい」


…………

…………

630美琴大好き:2012/12/23(日) 20:33:44 ID:e7CehhWU
それから数時間後…

午前0時


…………

初春『…さん、白井さん、応答願います!』


黒子「ええ…聞こえておりますわ、初春…」


初春『現場の状況はいかがでしょうか、御坂さんは!?』


黒子「ええ…お姉さまがお休みになってから数時間…
もうぐっすり眠っておられますわ」


佐天『そうですか、よかった!それじゃあ、さっそく計画を実行に…!』


黒子「いや…ていうかお二人とも…」

631美琴大好き:2012/12/23(日) 20:41:17 ID:e7CehhWU
黒子「一体なんのために、そんなところで待機しているんですの…?」


外…常磐台学生寮の前


佐天「はっくしょん!!うう…さ、寒い…」


初春「な、何のために…って、決まってるじゃないですか!
白井さんがきちんとミッションを達成できるかどうか監視するためですよ!」


佐天「そ、そうですよ!けど、学生寮の中には入れないから、
こうして寒い中、寮の前で待機しつつ通信機を使って白井さんと連絡を…!」


黒子『はあ…いや、ですから……あのですねえ…お二人とも…』

632美琴大好き:2012/12/23(日) 20:51:16 ID:e7CehhWU
寮内

黒子「ミッションと言っても…あとはもう…

数日前、事前に聞いたお姉さまの今欲しいもの…
この『ゲコ太マフラー』を、すっかり眠りに落ちているお姉さまの
ベットの傍らにこっそり置くだけ…

この作業に一体、どうしてわざわざ監視が必要なんですの?」


初春『い、いやそうですけど……け、けど、重要な役回りですよ、
白井さん!!』


佐天『そ、そうですよ!!もし、プレゼントを置く瞬間に御坂さんが
起きたりしたら…!そう思ったらいてもたってもいられなくなって…!』


黒子「ああ、はいはい…お気持ちはよくわかりましたわよ。

確かに、ここでおねえさまにバレてしまっては、サンタさんを
信じるお姉さまの純真な心を汚してしまうことになりますものね」

633美琴大好き:2012/12/23(日) 20:58:42 ID:e7CehhWU
初春「ええ…!ということで白井さん!くれっぐれも御坂さんを
起こさないように気をつけてくださいよ!」


佐天「わ、私たちも外から応援していますから!は、…はっくしょん!!」


黒子『はいはい…わかりましたわ』



黒子「それじゃまあ、さっそくこのプレゼントをお姉さまのベットへ……

……んん?」


初春『し、白井さん?どうかしたんですか…白井さん??』


黒子「……初春…大変ですわ…」

634美琴大好き:2012/12/23(日) 21:09:21 ID:e7CehhWU
寮の外

初春「大変…、大変って…?い、一体どうしたんですか、白井さん!?」


黒子『いや……なんていうか、その…

お姉さまの…お姉さまの寝顔が……かわいらしすぎるんですの…』


初春・佐天「………は?」


黒子『いや…!可愛らしいのはいつものことですけれど…今夜のお姉さまの
寝顔はその…、艶かしすらある…!!

も、もしかしてこれは!!『性なる夜』・クリスマスイブの影響ではああ!?』


佐天「え、ええーーー、ちょ、し、白井さん、お、落ち着いてください!!」


黒子『い、いえ、ワタクシは冷静ですわ、佐天さん!!このお姉さまの
寝顔、明らかにゲコ太マフラーよりも…人肌を…!!つまり、この黒子自身を
欲しがっているんですわ…はあ…はあ…!!』



佐天「し、白井さんのアホォォォォーーー!!!なに勝手に暴走しているんですか!!」


初春「だから、白井さんに任せるのは不安だったんですう…」

635美琴大好き:2012/12/23(日) 21:20:02 ID:e7CehhWU
寮内

黒子「はあ…はあ…初春、佐天さん…もうしわけないですけど…!
この先は通信機の音声をオフにさせていただきますわ…!

この先は、お二人には聞かせなれない…!ワタクシとお姉さまとの
性なる夜のひとときを…!!おねええさまあああああーーーー!!」ガバァ!!


美琴「やっかましいいいいいいいーーーーーーー!!!!!」

ビリビリビリビリいいい!!!!


黒子「ぎゃあああああーーーーー!!!」


パリ…パリ…


黒子「げ…お、お姉さま…お、お目覚めになられましたのね…お、おほほ…」


美琴「ねえ黒子…なんでアンタは人が気持ちよく寝てる横でぎゃあぎゃあと…
それも性なる夜だとなんだの…!アンタ、これから一体、何をするつもりだったのかしらあ??」


黒子「い、いやああ、そ、その…え、ええっとおお…!…い、いや
違うんですの、お姉さま…黒子はただ、お姉さまと熱い熱い夜を…」


美琴「だからそれ全然違ってないでしょうがあああ!!アンタってやつは…
今日という今日は、とっとと真っ黒焦げになりなさいい!!!」


黒子「うぎゃあああああーーーーー!!!!」


………

………

636美琴大好き:2012/12/23(日) 21:27:59 ID:e7CehhWU
深夜一時…寮の外。

ひゅううううーーーーー…


佐天「…で、御坂さんに追い出されたと…」


黒子「うう…ひ、ひどいですわお姉さま…黒子はただお姉さまと
イブの夜に愛を確かめ合いたかっただけですのに…へ、へえっくしょん!!」


佐天「い、いやだから…それがいけないんですよ…白井さん…わかってます…?

ええっと、それで白井さん…御坂さんのプレゼントは…」


黒子「ええ…今ここにありますわ」


初春「けど、どうしましょう…白井さんも寮から追い出されて…
いったい誰がプレゼントを御坂さんのベットまで届ければ…」


佐天「うーーん、まあ、こういう時のことを想定して
私たちが待機してたわけだし…

ここは、私たちが寮にこっそり侵入して
御坂さんの部屋にプレゼントを届けるしかないんじゃない?」


初春「え!?わ、私たちが常磐台中学の寮内に!?」

637美琴大好き:2012/12/23(日) 21:40:05 ID:e7CehhWU
初春「け、けど、大丈夫ですかね!?御坂さんたちの学生寮って
確か、あの怖い寮監さんが常に監視しているんじゃあ…

もし、こんな真夜中に部外者の私達の侵入が知られたら…」


佐天「うーーん、けどまあ、もう午前一時だし…さすがの
寮監さんも、もう寝てるんじゃないかなあ??ねえ、白井さん」


黒子「さ、さあ、どうでしょうね…あの寮監のことですから…
日夜問わずセキュリティ対策は万全かもしれませんけれど…」


佐天「えー、そうかなあ、そんなに心配しなくても大丈夫ですって!!もうこんな真夜中なんですから!
っていうか、どっちみち、こんなところで考え込んでたらすぐに夜明けがきちゃいますし、

ほら、行きましょうよ、二人とも!」


黒子・初春「え、ええ…」

………

………

638美琴大好き:2012/12/23(日) 21:47:46 ID:e7CehhWU
寮のロビー

初春「…あっさり侵入できましたね…」


佐天「ほら、だから言ったでしょ、大丈夫だって。
よし、それじゃあさっそく御坂さんの部屋へプレゼントを届けに…」


黒子「油断してはいけませんわ、佐天さん!あの寮監のこと…
きっとどこかで監視している可能性も…」


寮監「…寮則…第……条……ヒック…」


黒子「…へ…?」

639美琴大好き:2012/12/23(日) 22:00:33 ID:e7CehhWU
寮監「…門限を過ぎての帰宅、これを固く禁ずる…ヒック…
そして、寮則第…条……許可のない部外者の侵入を固く禁ずる…

よもや…2条同時の寮則違反とは…えらくなったものだな白井…ヒック」


黒子「げ、げえええええーーー、りょ、寮監!い、いや違うんですの、
こ、ここここれはその…」


佐天「そ、そんなまさか……け、けど、白井さん…、

寮監さん……少し様子がおかしくありません??」


初春「た、確かに…心なしか体がふらついてますし…
顔も赤くなってるような…」


寮監「ヒック…ヒック…わ、私の様子がおかしい…だと…?
何をわけのわからないことを…てやんでい、ちくしょー」


佐天「て、てやんでい、ちくしょー!??」


黒子「寮監…いったい何が…!?」

640美琴大好き:2012/12/23(日) 22:11:11 ID:e7CehhWU
黒子「こ、これはまさか…そ、そうか!!

ヤケ酒!!ヤケ酒ですのね!!イブの夜に、30手前のいい年こいた
独身女性がやることなんてヤケ酒しかない…!!

こんな時間まで起きていたのも…焼酎片手に『明石家サンタ』でも
見ながら一人寂しい夜を…

…ひぎゃああああ!!!」ボキボキボキボキィィ!!!


佐天「し、白井さああああん!」


寮監「ほっほう…!!だ・れ・がヤケ酒だってええ白井ぃぃぃ!!
誰が、30手前で明らかに婚期逃してて焦ってるってえ、白井ぃぃ!?」ギリギリ…


黒子「い、いや、後半の方は言ってない…ぎゃああああ…!!ボキボキ…


佐天「きゃああーー、し、白井さん!

あ、あの寮監さん!お、落ち着いてください!!白井さんも悪気があったわけじゃあ…」


初春「はっ!いや、これはチャンスです佐天さん!!この調子で、寮監さんは白井さんに足止めしてもらって
私達は御坂さんのもとにプレゼントを!!」


佐天「え、えええええ!!って、初春!!助けないの、白井さんのこと!」


初春「ええ!!とっとと行きましょう佐天さん!!白井さんの死を無駄にしないためにも!!」


黒子「てめええええーーー初春ぅぅぅぅぅ!!!!!今後に及んで
何いってやがんですのおおおおお!!!!!」

641美琴大好き:2012/12/23(日) 22:18:14 ID:e7CehhWU
初春「ほら、早く行きましょう佐天さん!ほら、早く!」


佐天「う、うん!!ごめんなさい白井さん!!この仮はまた今度!」

ダッシュで美琴の部屋へ向かう二人


黒子「う、初春ううううお、覚えてやが…ぎゃああああああ!!」ミチミチミチ…ボキボキボキボキィィ!!

ぐしゃぐしゃぐしゃああ!!!メキメキメキ!!くちゃくちゃああ!!
キシャキシャアアアア!!ぽろりんぴっぴ!!



佐天「な、なんか初春!!後ろの方から、白井さんの体がめちゃめちゃ
にされているような、よくわかんない擬音が聞こえるんだけど!!」


初春「気にしちゃダメです佐天さん!そんな細かいこときにしては!!
ここは白井さんに任せて、ほら、早く早く!」


佐天「初春アンタ……実はちょっと楽しんでるでしょ…」


初春「…え?なんのことですかあ?…」


………

………

642美琴大好き:2012/12/23(日) 22:25:19 ID:e7CehhWU
……

そして、翌日のクリスマス当日


とある喫茶店


佐天「あれから無事、御坂さんのもとにプレゼントを届けることができたし…
よかったですね」


初春「ええ、寮監さんにも、あの後ちゃんと事情を説明したらおとがめは
ありませんでしたし、一件落着ですね。ねえ、白井さ…あいたあ!」


黒子「一件落着じゃねーですのよ、初春!!おかげでこっちは体中
が悲鳴あげてるんですのよ、まったく!!」


佐天「あ、あはは…それでその…サンタさんのプレゼントをもらった
張本人の反応は?」


黒子「ああ…そろそろやってくるころだと思いますけど…」


カランカラーン

美琴「ごめんごめん、3人ともおくれちゃって」

首にプレゼントのゲコ太マフラーを身につけている美琴。

643美琴大好き:2012/12/23(日) 22:44:28 ID:5CUpDMuQ
佐天「わ、わあーー、御坂さん、そのマフラーとっても似合ってていいですねえ!」


初春「ええ、ゲコ太の柄がとってもいい感じです!いったいどうしたんですか?」


美琴「これ?実は、朝起きたらベットの横においてあってさあ…
ふふ…きっとサンタさんが私にプレゼントしてくれたのね」


佐天「へえー!サンタさんが!!いいですねえ、うらやましい!」


黒子「ほ、ほんとですわ。ワタクシもサンタさんからもプレゼント、欲しかったですわ」


美琴「えへへ…そーお?それじゃ、私も「三人のサンタさん」に
クリスマスプレゼント、あげちゃおっかな?」


佐天・初春・黒子「え?」

644美琴大好き:2012/12/23(日) 22:50:18 ID:5CUpDMuQ
美琴「はい、3人ともプレゼント」


佐天「え…あ、あのこれ、欲しかったipod…!?」


初春「私のもこれ……新しい財布…」


黒子「欲しかった香水……あ、あのお姉さまこれは…?」


美琴「だからさ、クリスマスプレゼントよプレゼント!
今年は三人には、すごくお世話になったし…そのお返しよ。

それに……そもそも私だけ3人からプレゼントされておいて、
私からプレゼントがないのは不自然でしょ?」


佐天・初春・黒子「え……御坂さん、あの」


美琴「ありがとうね三人とも。マフラー、大事にするから」

645美琴大好き:2012/12/23(日) 23:00:26 ID:5CUpDMuQ
佐天「……え、えっと御坂さん…もしかして、気づいちゃってます…?
そのマフラーをプレゼントしたのが…私達だってこと…?」


美琴「え…ええ?そりゃあわかるわよ!
だって、私がこのマフラーを欲しいって話したのは3人だけだし…

あ、けどまさかあんなサプライズでプレゼントされるなんて思わなかったけどさ」


初春・黒子「…………」


美琴「けど、懐かしいなあ…クリスマスのプレゼント、学園都市に
来る前もあんな感じでベットに置かれてプレゼントされてたっけ?

今にして思うと、あれはうちのママがサンタさんのふりをして…」


佐天・初春・黒子「え、えええええええーーーー!!!」


美琴「え、な、なになに、いったいどうしたのよ!?」

………

………

646美琴大好き:2012/12/23(日) 23:10:37 ID:5CUpDMuQ
美琴「私が、本気でサンタさんを信じてると思ってた!?
な、なによそれ、なんでそんなことになってんのよ!」


黒子「い、いやだってお姉さま、以前、ワタクシたちにサンタさんに
何をお願いするの、とか、どうとか…」


美琴「や、やだ!あれは比喩でしょ比喩!!ただ単に、3人が今
何を欲しがってるのか聞いただけよ!

本気でサンタさんの存在を信じて言ってたわけじゃないわよ!!」


佐天「そ、そうだったんですか…」

647美琴大好き:2012/12/23(日) 23:11:55 ID:5CUpDMuQ
初春「な、なんだ、そうだったんですか。私達てっきり御坂さんが…」


佐天「いやあ、私ははじめからそんな気がしてたんですけど…
2人がそんなこというもんだから…」


初春「あーー!ずるいですよ佐天さん!!佐天さんだってそう思いこんでたじゃないですか!」


黒子「そうですわ!抜けがけは良くないですわよ佐天さん!」


佐天「あ、あはは……ごめんごめん…」


美琴「まったく、三人とも…勘弁してよ。確かに私はちょっと、可愛いキャラが好きだったりするけど…
もう中二よ中二!?14歳よ?さすがにサンタさんを信じる歳じゃないことくらい常識的にわかるでしょ!」


佐天「そ、そうですよねえ〜あはは!!」


美琴「そうよまったく…中1じゃあるまいし…ホント勘弁してよね」

648美琴大好き:2012/12/23(日) 23:14:31 ID:5CUpDMuQ
佐天「……それはそうと、御坂さん!プレゼントありがとうございました!」


黒子「お姉さまからのプレゼント……大切に使わせていただきますわ」


初春「私も!大事にしますね!」


美琴「ええ!!三人とも、来年もよろしくね…!

って、あ、ごめん、私ちょっとトイレ…」


そういって席をたつ美琴。


佐天・初春・黒子「…………」

649美琴大好き:2012/12/23(日) 23:24:30 ID:5CUpDMuQ
初春「……い、いやあ…それにしても御坂さん…
すべてお見通しだったんですねえ…プレゼントのこと…」


佐天「う、うん……確かにバレバレだったかなあ…
まあ、無理もないよ。そもそも信じてなかったみたいだし…サンタさんのこと」


黒子「あ、当たり前ですわ…常磐台中学のエースにして学園都市第3位…
わ、ワタクシのお姉さまが、サンタさんを信じているだなんて…
…そこまでお子ちゃまであるわけないんですの」


初春「って、白井さんも……最初と言ってること違いますよ…まったく」


佐天「ま、まあ……なんにせよ一件落着だよね……うんうん」


佐天「………」


初春「………」


黒子「………」



……………


佐天・初春・黒子「………『中1じゃあるまいし…』…??」


真相は闇の中…

サンタさん、あなたは何歳まで信じていましたか?



おしまい

650美琴大好き:2012/12/23(日) 23:26:14 ID:dgFYiLpQ

中一のクリスマスでプレゼントが無くてしょんぼりしてる美琴を想像したらすこし興奮した

651美琴大好き:2012/12/23(日) 23:35:58 ID:3ISgAhzg
今の季節に合わせたSSを描いたことがなかったので書きました。

ほとんどいないであろうSSが更新されていることに気づいた
コアな美琴ファンは感想待ってますw

652美琴大好き:2012/12/24(月) 12:43:42 ID:5ahYwoVI
とてもステキなクリスマスプレゼントありがとうございます!
話の展開もオチも上手くて面白かったwww
お疲れ様でした!

653美琴大好き:2012/12/24(月) 20:42:15 ID:B.Tdhb0M
GJ

654美琴大好き:2012/12/25(火) 11:33:50 ID:4dEgPxkU
乙です!
この安定したハイテンション黒子からして最初のSSと同じ作者さんですか!?

655美琴大好き:2012/12/29(土) 20:25:22 ID:6/L7gusk
美琴ssで興奮してきた

656美琴大好き:2012/12/29(土) 22:09:55 ID:Mjq4CqUw
これは可愛いSS。
乙!

657美琴大好き:2012/12/31(月) 01:20:56 ID:Ry7OnEcM
今更だけど乙にゃんだよ!
オチもよくて面白かったんだよ!

何より話が温かいんだよ!

658美琴大好き:2013/06/18(火) 21:40:46 ID:AbxIXdrE
イイ!!

659美琴大好き:2013/06/21(金) 23:04:06 ID:8Twh0jUM
かわいい話だよなあー

660美琴大好き:2013/08/14(水) 16:09:28 ID:eZCrmRqs
余裕があったら近いうちSS投下するかも

661美琴大好き:2013/08/17(土) 19:40:06 ID:FG7y6TLs
期待

663美琴大好き:2014/05/29(木) 04:13:20 ID:0nB8Ec/M
サイコー。美琴好きにはたまらないよ

664美琴大好き:2014/06/04(水) 00:27:41 ID:0nB8Ec/M
最初のやつも2番目のやつも全ての美琴ファンは楽しく読めるんじゃないかな。ssの中でもかなりクオリティが高いと思います。また新しいものを読ませてもらえると嬉しいな。

665美琴大好き:2014/08/10(日) 00:41:20 ID:Xu7rPQeY
自分も書きたいんですが1000超えた場合新しいスレ立ててもらえますか?

666美琴大好き:2014/08/10(日) 00:41:52 ID:Xu7rPQeY
自分も書きたいんですが1000超えた場合新しいスレ立ててもらえますか?

667美琴大好き:2014/08/10(日) 00:45:52 ID:Xu7rPQeY
あと美琴暗部堕ちがありますが大丈夫ですか?

HAPPYENDにしますけど

668美琴大好き:2014/08/10(日) 02:25:12 ID:Xu7rPQeY
美琴「絶対に私はあきらめない」

初SS
漫画レールガン10巻終了時からの再構築
メインは美琴と上条さん
いないと思うけど上琴NGの人は退散

669美琴大好き:2014/08/10(日) 02:25:58 ID:Xu7rPQeY
8月21日 地獄とも呼べる深く大きすぎる学園都市の闇にとらわれていた       とある少女はあらゆる異能の力を消す右手を持つ少年に救われた
そして9月20日大覇星祭2日目暗部組織の思惑に巻き込まれた少女はまたしてもその少年に救われた
しかし、彼女をめぐる学園都市の思惑は終わったわけではなかった

670美琴大好き:2014/08/10(日) 02:26:36 ID:Xu7rPQeY
8月21日 地獄とも呼べる深く大きすぎる学園都市の闇にとらわれていた       とある少女はあらゆる異能の力を消す右手を持つ少年に救われた
そして9月20日大覇星祭2日目暗部組織の思惑に巻き込まれた少女はまたしてもその少年に救われた
しかし、彼女をめぐる学園都市の思惑は終わったわけではなかった

671美琴大好き:2014/08/10(日) 02:27:53 ID:Xu7rPQeY
8月21日 地獄とも呼べる深く大きすぎる学園都市の闇にとらわれていた       
とある少女はあらゆる異能の力を消す右手を持つ少年に救われた
そして9月20日大覇星祭2日目暗部組織の思惑に巻き込まれた少女はまたしてもその少年に救われた
しかし、彼女をめぐる学園都市の思惑は終わったわけではなかった

672美琴大好き:2014/08/10(日) 02:29:55 ID:Xu7rPQeY
9月29日
チ―――――ン
とある学生寮でオーブンの甲高い音が鳴り響いた
佐天「御坂さんクッキーできましたよ」

美琴「思ったよりできたわね」

黒子「ところで、お姉様このクッキーはどなたにさしあげるものなんですの?」

初春「そうですよ。御坂さんいったい誰にあげるんですか?」

この日美琴は自分を救ってくれた少年、上条当麻に手作りのクッキーを作っていた

黒子「ハッ!!まさかあの類人猿!!!お姉さま!あの類人猿なんですわね。」

673美琴大好き:2014/08/10(日) 02:34:55 ID:Xu7rPQeY
一度目の時は、渡しそびれたものの元々義理深い性格のある美琴にとって、借りっぱなしのままでいられなかった
そのため、罰ゲームついでにクッキーを渡そうとこっそり佐天の了承を得た後、佐天の住む学生寮を訪れたのだが、
材料を持っているところを黒子に見つかってしまったため
そのために今の状況に到る

674美琴大好き:2014/08/10(日) 02:37:37 ID:xoNa4C26
佐天「御坂さんその類人猿さんって誰なんですか?もしかして彼氏さんですか?」ニヤニヤ

初春「か、彼氏!?御坂さんのお相手ですかぁ」

美琴「だ、だからあいつはそんなんじゃって・・・・・ああ!!!」ドサ〜〜〜

675美琴大好き:2014/08/10(日) 02:40:35 ID:Xu7rPQeY
クッキーを贈る相手=美琴の彼氏と言ったような話になってしまい
動揺して先ほどまでクッキーづくりに使用していた小麦粉を床にばらまいてしまった。
ちなみにクッキーを贈る相手がフォークダンスを踊った相手だとは佐天と初春には気付かれていない
上条という名前を出さないようにしているためであろう
単純に佐天さんにいじられないようにするためである

676美琴大好き:2014/08/10(日) 02:44:17 ID:Xu7rPQeY
黒子「ぎゃー!ほとんどわたくしにかかってしまいましたわ」

佐天「ああ!白井さんが真っ白子になってます」

初春「オセロじゃなくてただの囲碁になりましたね」

黒子「初春ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

初春「ひぃぃぃぃぃぃ!!!御坂さん助けてください」

       「「「アハハハハハ」」」」

この時までは4人全員年相応の純粋な笑みを浮かべていた

677美琴大好き:2014/08/10(日) 02:47:07 ID:Xu7rPQeY


   ―――――窓のないビル―――――


そこには、学園都市の中枢を司るに12人しかいない統括理事会のメンバーが統括理事長を除き招集されていた

678美琴大好き:2014/08/10(日) 02:50:39 ID:Xu7rPQeY
潮岸「わざわざ我々全員をここに集めるということは久しぶりに新しいLV5でも誕生したのか?」

淡い光で照らされた部屋で円形のテーブルに等間隔で座っている中でも駆動鎧を常にきているため明らかに浮いている軍事、兵器関連に強い影響力を持つ老人・潮岸・が失笑気味に声を出した

679美琴大好き:2014/08/10(日) 02:52:03 ID:Xu7rPQeY
それに続き30代後半の金髪の男性
トマス=プラチナバーグが声を発した。

トマス「新しいLV5のたんじょうですかな。『隠しても隠し切れない人格破綻者の集まり』ですからねえ。かなり前でしたが、この前の時は、第4位の原子崩しの暗部の件の時でしたかな」

680美琴大好き:2014/08/10(日) 02:53:37 ID:Xu7rPQeY
そのとき、遮るようにポンッと11人全員の目の前にあるパソコンの画面にとある資料が添付された。

681美琴大好き:2014/08/10(日) 02:57:01 ID:Xu7rPQeY
いきなりとんでもない重複失礼しました。

拙い文章ですが、おつき合いして戴ければ幸いです

682美琴大好き:2014/08/10(日) 11:24:55 ID:E3mlo3/I
がんばれー

683美琴大好き:2014/08/10(日) 23:38:58 ID:Xu7rPQeY
黒子にかかってしまった小麦粉をみんなではたき落とし終えたと同時に
Prrrrrrr  Prrrrrrr
と黒子のSFチックな小型携帯に着信が入った

黒子「電話?固法先輩ですの」ガチャ

黒子「もしもしこちら『白井さん!!!!たいへんよ!!!今どこにいるの!?』

黒子「落ち着いてくださいまし。いったい何が・・・・・・・なッ!!お姉様が学園都市全地域で指名手配いい!!?」

美琴佐天初春「!!!!!!!!!」

684美琴大好き:2014/08/10(日) 23:41:02 ID:Xu7rPQeY
その時学園都市では至るところで
{学園都市第3位の超能力者『超電磁砲』御坂美琴}
学園都市全地域で指名手配というニュースが飛び交っていた

685美琴大好き:2014/08/10(日) 23:43:33 ID:Xu7rPQeY
とあるアンチスキルの女性2人は信じられないとニュースを見つめ


とある名門中学校に通う2年生の少女とその少女と同じと学校に通う1年生の2人の少女はただ愕然と立ち尽くし


1度は自分の計画を潰されてしまったが、別の方法で自分の愛する生徒たちを救われた心優しき教師とその生徒たちは言葉を失い


とある実験から救われ、病院に預けられている同じ顔の少女たちは生まれて間もないながら初めて悲しいという感情を最も慕っている人の悲劇という形で知った

686美琴大好き:2014/08/10(日) 23:48:01 ID:Xu7rPQeY
美琴「・・・・・・・・・・・・・・・・」

そして学園都市内で指名手配されている少女とその友人3人のいる部屋では、
たったの1秒であろうが静まり返ってしまった部屋では1分や1時間にでも感じてしまいそうなほど、ただただ重苦しい空間へと変わっていた

687美琴大好き:2014/08/10(日) 23:50:31 ID:Xu7rPQeY
黒子「ど、どういうことなんですの!!!」

黒子は怒鳴るように部屋の静寂を打ち破る

しかし、その怒鳴り声は美琴に対してではない
通話中の固法への言葉であった。

688美琴大好き:2014/08/10(日) 23:53:39 ID:Xu7rPQeY
固法「私が知りたいわよ!噂によると御坂さんがたくさんの研究施設を破壊したってことと統括理事長の本部ビルの襲撃ってことになってはいるけど。あなた今どこにいるの?もしかして御坂さんといるんじゃないの?」

研究施設の破壊が相次いでいるのは風紀委員のなかでは有名であった。
多くの施設がたて続けに襲われているというのに
『風紀委員はおろかアンチスキルにまで捜査やガードマンとしての警備にすら依頼が来ないのはなぜか?』と話題になっていたからである

689美琴大好き:2014/08/10(日) 23:56:28 ID:Xu7rPQeY
しかし、『窓のないビル』の襲撃など聞いたこともない
なぜなら事件にかかわった3人の記憶を食蜂によって消されてしまっているためである
美琴はわずかに聞こえる通話の内容から全てを理解した
そして、目の前にいる3人の友人は、人一倍心優しく自分同様、なにかと事件に首を突っ込んでしまう。

690美琴大好き:2014/08/10(日) 23:58:56 ID:Xu7rPQeY
あの事件、正真正銘の学園都市の闇とも呼べる自分のDNAマップから始まった非人道的な実験と暗部は知られてはいけないと思った。
             

          ―――だから―――


美琴「・・・・・・みんな、ごめんね。」

黒子佐天初春「「「!!!!???」」」

3人が首を突っ込む前に認め、以前『自分が学園都市の根幹に関わるような事件を起こしたらどうするか?』と黒子に聞いたとき、返ってきた言葉通り
黒子に自分を逮捕してほしいと考えた。

691美琴大好き:2014/08/11(月) 00:14:59 ID:Xu7rPQeY
3人全員の視線が美琴に向けられる


美琴「固法先輩の言ってることは全部事実よ」

初春「ど、どうしてそんなこと」

信じられないといわんばかりに初春が訪ねた。
その瞳はすでに泣きそうであった

黒子「お姉様が何の理由もなしにそんなことするはずがないということは…ここにいる全員が知ってますの

佐天「そうですよ、木山先生のときだって…」

次の瞬間、3人は次の言葉を紡ぐことができなかった

692美琴大好き:2014/08/11(月) 00:17:34 ID:Xu7rPQeY
    
 

    ―――美琴が笑っていたからである―――


黒子「お姉様!?どうして笑っていらっしゃいますの」

美琴「・・・へ?」

思わず間の抜けた声を出してしまった
自分が笑っていることに自分自身が気づいていなかった。
しかし、それは、これから起きるであろう罪の代償を恐れて自暴自棄になり出たものではなく、嬉しさのあまり出た
母親が愛する子供に向けるような優しい笑みだった

693美琴大好き:2014/08/11(月) 00:20:15 ID:Xu7rPQeY
表向きであれば自分は学園都市に危害を加えたテロリスト
そうであるはずなのに、3人は自分に対し、冷たい目を向けるどころか、心配までしてくれているのだ。
それが嬉しかった

694美琴大好き:2014/08/11(月) 00:21:53 ID:Xu7rPQeY
美琴「みんなが心配してくれてるのが嬉しくてさ」

佐天「当たり前じゃないですか。何の理由もなく御坂さんが研究所の破壊なんてありえないことみんな知ってますよ、今回はいったい何があったんですか」

初春「黄泉川先生たちならすぐに御坂さんの無実を証明してくれますよ、わたしも自分の持てる力をすべて使って協力します!」

初春は学園都市の上層部が手掛けた『書庫』よりも侵入することが難しいシステムを作り出していると言われ『ゴールキーパー』とまで言われており、パソコンを使った情報処理もズバ抜けている。初春の腕ならば美琴の研究所の破壊の裏に潜む『絶対能力進化実験』にたどり着くことができるかもしれない

695美琴大好き:2014/08/11(月) 00:24:37 ID:Xu7rPQeY
しかし、あの実験を知ってしまった場合、一介の風紀委員にすぎない初春は自分が研究所の破壊の途中に差し向けられ暗部のような組織によって、情報が広がる前に消されてしまうかもしれない。
すでに自分は、実験とは何の関係もない上条という少年を巻き込んでしまい、大ケガをさせてしまっている。
これ以上自分のことで人が傷つくことを美琴は良しとしない

696美琴大好き:2014/08/11(月) 00:30:41 ID:Xu7rPQeY
美琴「佐天さん、初春さんありがとう、でも……お願い。絶対に私がなんで研究所を壊した理由を調べないでほしいの」

黒子佐天初春「なッ!!」

3人が同時に驚きの表情を浮かべる
美琴がなぜそういうのか全く理解できないといった表情になっている
無理もない自分達は美琴の無実を証明してみせると言っているのに美琴自身がそれを拒んだのだ

697美琴大好き:2014/08/11(月) 00:35:31 ID:Xu7rPQeY
今日はここまで

改行がうまくできていないので慣れるまで多少大目に見てください

682の方ありがとうございました

698美琴大好き:2014/08/11(月) 00:48:01 ID:u1ln6iHQ
乙です

元々、人が少ない板ですが、コアな美琴ファンは時々
来てる気がするので、地道に話を進めていけば人も増えていくかもです
がんばってください

699美琴大好き:2014/08/11(月) 02:17:08 ID:OIyCYdcY
ありがとうございます

平日になったので次の投稿は3日以内にできたらと思います

700美琴大好き:2014/08/11(月) 18:40:04 ID:0nB8Ec/M
本当にコアなファンは来てるね。私も大好きです。
私は暗部堕ちより、少し暴走するけど途中でみんなに気づかされる展開のほうが好きかな。
あんまりダークな美琴を見てると辛い人なので

701美琴大好き:2014/08/11(月) 23:36:46 ID:Xu7rPQeY
それではまるで何の理由もなく研究所の破壊をしたように感じられてしまう

しかし美琴自身も何の理由もなく研究所を破壊したおかしなテロリストとしてここまで心配してくれている3人を裏切ってしまうのは嫌だった

美琴「私は昔、自分の犯してしまった過ちの片を付けているために、研究所を襲ったの」

過ちといっても美琴は当時、幼く、筋ジストロフィーの治療のためと騙されたために、DNAマップを渡してしまったのだ。
100人に聞けば100人が美琴は悪くないというだろう。
しかし、美琴は実験の終了時『世界中の誰もが許しても、自分はこの事実を背負って歩いていく』と誓った

702美琴大好き:2014/08/12(火) 00:17:50 ID:Xu7rPQeY
美琴「でも、悔いはないわ。それに研究所を破壊したことに関しては、これっぽっちも悪いと感じてない。自分は間違ってないって言い切る自信もある。だけどこれは私の問題なの。みんなに迷惑をかけちゃいけないものなの」

初春「そんな、それでもわた「でも!」

初春が泣きそうになっている声でありながら、美琴を助けるため、風紀委員として美琴を無実にできるような証拠を見つけ出そうと言おうとして途中で、美琴が強引に大きな声を出した

703美琴大好き:2014/08/12(火) 00:20:46 ID:Xu7rPQeY
美琴「でも、絶対に帰ってくるからさ。」

そんな確証なんてない

自分の妹達のことを日本政府に送る手段はある
だが、そうした場合1番つらい思いを強いられるのは他でもないやっとの思いで助け出した妹達だろう。
自分の無実を証明するための最大のカードを美琴はきることができない
しかし、そんなことは大きな問題ではない
例え少年院に入れられたとしても、脱獄してでも学園都市と交渉できる材料を見つけてみせる

704美琴大好き:2014/08/12(火) 00:27:41 ID:Xu7rPQeY
(いや、少年院に送られることはないわね)

すでに美琴は学園都市第四位の超能力者のように才能がある能力者が暗部といわれる学園都市の裏組織に属されることを知っている
学園都市が美琴のことをほっておくことはないだろう

学園都市はあの2つの事件を隠し通す気になればできた
正確には、闇を伏せ、一方的に美琴を気の狂った犯罪者のように扱っているが
事件を隠さなかったのは、学園都市が自分を何かに利用しようとしているのかもしれない

705美琴大好き:2014/08/12(火) 00:29:30 ID:Xu7rPQeY
それでも何が何でも帰ってくる

妹を守るためにも

自分を助けてくれた人たちに恩返しするためにも

そして、自身の生活を取り戻すために

学園都市は、多すぎる闇が存在する
そのことを甘くは考えていない

それでも、美琴の瞳には光が宿っていた

706美琴大好き:2014/08/12(火) 00:30:54 ID:Xu7rPQeY
3人は、頑なに協力を拒む美琴は、自分たちに害が及ばないようにしてくれているのだと悟った。
ならば、その優しさを無駄にしないよう、
もう事件の解決について話すことをしないよう決めた。

しかし、所詮は中学1年生の女子に過ぎない
すでに3人の涙腺は崩壊寸前だった。

707美琴大好き:2014/08/12(火) 00:32:58 ID:Xu7rPQeY
美琴「みんな少しだけ電話してきていい?」

黒子佐天初春「・・・・?」

そういって美琴は、ゲコ太の形をした緑色の携帯を取り出し、3人が聞こえないところまで行くと、
Prrrrrっと電話を掛けた2コール目の途中でガチャっと電話のベルが止まる

???「君が掛けてくるのは分かってたんだね」

708美琴大好き:2014/08/12(火) 00:35:31 ID:Xu7rPQeY
なんだかんだで来ました

少ないですが、ここまでです

>>700さん善処します

709美琴大好き:2014/08/12(火) 21:56:48 ID:380IsI7U
乙 前の人を超えれるように頑張って

710美琴大好き:2014/08/16(土) 17:49:05 ID:q8dv0kCs
良いもの見つけた  続き楽しみにしてる

711美琴大好き:2014/08/17(日) 00:29:29 ID:Xu7rPQeY
電話に出た男性は第7学区の病院に勤める『冥土返し』といわれるカエル顔の世界一の名医であった。

美琴「妹に代わってもらっていいですか?」

冥土返し「隣にいるよ。ただ普通ってわけじゃないけどね」

そういって電話が10032号といわれる、上条から御坂妹と呼ばれている自分と瓜二つの少女が電話に出た

御坂妹「…お…お姉様…ヒッ…グスッ…申し訳…ありませんでした、とミサガは…ミサカは謝罪します」

712美琴大好き:2014/08/17(日) 00:33:57 ID:Xu7rPQeY
御坂妹は泣いていた
今まで殺された10031人分の記憶の共有をしても実験動物だからと何にも感じていなかった彼女が泣いていた
少女は、予定通り実験が行われていたなら8月21日、殺されるはずだった
そう、御坂妹は、実験動物であった。
しかし、それを否定し、駆けつけてくれた少年と
自分たちを拒絶せず、受け入れてくれた尊敬するお姉さまに救われた
だが、そのため自分の尊敬するお姉さまは犯罪者の汚名を背負わせてしまった

713美琴大好き:2014/08/17(日) 00:51:14 ID:Xu7rPQeY
美琴「…………………」

御坂妹「ミサカはお姉さまのDNAマップから作られました、ですから、このミサカがお姉さまの代わりに捕まります」

美琴「なッ!!!?」

御坂妹「たとえ精密な検査を受けてもDNAレベルで同じミサカなら、ばれることもありませ…「バカ言ってんじゃないわよ!」

美琴「私が実験を破綻に持ち込もうとしたのは、幼いころ、騙されてDNAマップを譲渡しちゃったのに責任を感じただけじゃない。アンタたちをホントの妹たちだと思ってるから・・・私がアンタたちの姉だから・・・アンタたちに幸せになってほしいからしたことなの。」

美琴「だからアンタにそんなこと言ってほしくないのよ。ごめんね。アンタのわがままを聞くって約束したのに。」

美琴「たぶん私は、捕まりはするけどずっと牢屋に入れっぱなしだとは思わないのよ」

御坂妹「?」

714美琴大好き:2014/08/17(日) 00:55:34 ID:Xu7rPQeY
先ほども言ったが
美琴は、実験を止めるため、残り2つとなった研究所を襲撃した際、学園都市第四位『原子崩し』の率いる暗部の組織と交戦している
そのことから、自分は暗部で使われるのだろうと踏んでいた
しかし、それを妹に話すことはしない
そのこと自体が御坂妹を心配させ、
さらなる罪悪感を与えてしまうと知っているから

美琴「今さ、友達を待たせてるのよ。アンタもっと話したいんだけどさ。・・・・・・・・悪いんだけどあいつと変わってくれない?」

御坂妹「了解しました、とミサカはお姉さまの要求に応えます」

715美琴大好き:2014/08/17(日) 12:37:00 ID:1SFo4la.
ミサカは美琴に対して
お姉さま?お姉様?
お姉さまですよね?

716美琴大好き:2014/08/19(火) 00:17:09 ID:mgsPOpQI
上条当麻は、病院の入り口まで歩いていた
しかし、入り口の自動ドアのセンサーに探知されるかされないかという所でカエル顔の医者に呼び止められた

冥土返し「悪いんだけど、君と話がしたい子がいるんだ」

御坂妹を含め、妹達は、クローンである。
それはつまり、人前にそう簡単には顔をさらすことはできない
それも指名手配中の美琴のクローンであるのだから尚更である
よって冥土返しは自身の携帯電話の番号と美琴に教え、それを上条に貸すという形にし、電話が可能なところまで彼を連れていき、電話がかかってくるのを待つように促した。
美琴の電話番号を聞き、上条に教えようとしなかったのは、彼が暗部にかかわってほしくないだろうと冥土返しが考えたためである
そして、上条がロビーに設けられた携帯使用可能エリアで待機してから約3分後着信があった

上条「もしもし、上条ですけど」

美琴「もしもし、私だけど」

上条「ん、ビリビリか?どうしたんだ?」

717美琴大好き:2014/08/19(火) 00:19:42 ID:mgsPOpQI
この時、上条の話し方から、美琴は、自分に何が起きているのか、まだ知らないのだと分かった。
かなり前の話だが、お見舞いに行った美琴は病室にテレビがないことを思い出した
しかし、病院にテレビがないわけではない、いや、むしろロビーなどには、大型のものまで設置されている事のほうが多い
もし、通話中に、自分のことがニュースで流れでもしたら、大変なことになってしまう
だから美琴は、先日言えなかったことを一方的に話し、電話を切ろうと決めた

美琴「ビリビリじゃなくて御坂美琴。まったくいい加減覚えなさいよ……。」

美琴「時間がないから、一方的に言わせてもらうわね。あの子たち助けてくれてありがとう。本当に感謝してる。アンタがいなかったら、私もあの子たちも何もしゃべることのできないようになってたと思う。……あんなに傷だらけにして申し訳ないとは、思ってるんだけど……これからもちょくちょくあの子たちに会ってやってくれないかな?あの子たちは、私のせいで十分な形で生まれさせてあげることができなかったからさ………私には、してあげたくてもできないからさ」

718美琴大好き:2014/08/19(火) 00:20:48 ID:mgsPOpQI
上条「?」

上条「おい御坂、今のどういう…」プー プー

上条当麻が美琴の言葉に不信感を抱き、言葉の真意を聞こうとしたときには、電話は切られていた。
ロビーに設置されたテレビに御坂美琴に関する指名手配のニュースが上条当麻の目に飛び込んだのは、その直後であった
すぐさま、リダイヤルで、電話を試みたが、美琴の携帯につながる事はなかった

719美琴大好き:2014/08/19(火) 00:23:52 ID:mgsPOpQI
携帯の電源を切り、美琴が元いた部屋に戻ると、泣いている3人の姿が目に飛び込んだ
美琴が1度、部屋を出たために、我慢していた感情が一気に流れ出てしまったのだ

黒子「お…お姉さま…わた…わたくじ…わたぐじは…ひっ、ひっ…私は、うっ、ぐすっ   お姉さまああああああああああああああああああああ―――――――――――――!!!」

佐天初春「み…ひっ、御坂さあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

部屋に入った瞬間、3人が美琴に抱き付いた

美琴「みんな、……ほんとにごめんね、でも私はもうお尋ね者なの。これ以上ここにいるとあなたたちの生活を壊しちゃうかもしれない。だから……………………」

黒子の目の前に手をつきだす

美琴「黒子。どうせ捕まるなら、……せめてアンタに逮捕してほしい。」

黒子「お…お姉さま・・・ひっ、ひっそれ…は、あ…あまりにも…残酷ですの」

美琴「お願い。一生のお願いだから」

黒子「でしたら…でしたら!一生のお願いなんて言わないでくださいまし!!必ず帰ってくると…ここで、ここで……宣言してくださいまし!でしたら何度でもお姉さまのお願いを叶えて差し上げますの!!!」

美琴「!!!黒子、………。」

一度、ゆっくりと目を閉じ、それと同時に、空気を吸った

720美琴大好き:2014/08/19(火) 00:26:04 ID:mgsPOpQI
正直な話、帰って来れるか分からない。

しかし、ここに帰ってきたい

もっと一緒に話したい

もっと一緒に出かけたい

そんなどこにでもあるようなありきたりな願望

しかしありきたりだからこそ、明確な意思を作り出す。

その明確さが美琴に強い意志を与える

美琴「必ず!必ず帰ってくるから安心して待ってなさい!!!」

黒子「………御坂美琴、研究所の襲撃および統括理事会本部プラス自動販売機荒らしの……容疑であなたを拘束します」

美琴「最後のは余計よ」

721美琴大好き:2014/08/19(火) 00:29:27 ID:mgsPOpQI
その後、寮を黒子に拘束されるという形で去って行った。

『学校とかで、私のせいで、いじめとかに合いそうになったら、ばんばん悪口とか言っちゃっていいからね〜じゃあ……またね』
と言い残し

少女たちは信じた。自分たちの友人であり尊敬する先輩が、ほんの数日で、笑顔でただいま、といって帰ってくるのを。

722美琴大好き:2014/08/19(火) 00:30:11 ID:mgsPOpQI
しかし、学園都市を騒然とするニュースが流れされた
『昨日、拘束中だった御坂美琴容疑者が、学園都市の第3位からの転落というショックから少年院で首をつった状態で見つかり、先ほど搬送された病院で死亡が確認されたとの情報が入りました。繰り返します…・・・・・・――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――』

723美琴大好き:2014/08/19(火) 00:35:43 ID:mgsPOpQI
少ないですが、ここまで
また少ししか書けないと思いますが、3日以内に来ます

ちなみに>>715は自分です


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