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【まどか☆マギカ】まどか×さやかスレ避難所

1名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 22:36:44 ID:rs3BM.Wg0
まどか×さやかスレの避難所です
                        、___ , -―…―- 、
                               >一,ヘ     、  `ー 、
                              '   /   、 ヽ  .  、  \
                        / /  ,イ | | 、\ヾ  、  ヽ、
                          /,イ | ハ小 ト、 ヽ. \\ .   .   ’
                  __   . -‐…‐ァ/7  l ir‐i八.| ト卞寸、|`ヽ :.ァ   \ i
                 「ム>' /   i | i | |小   ヽ x云トハヽ   ヒア ヽ ヾ、
             ャ===ェュイ/ / | ヽ ヽ l ト、j,利   ` 以リ 灯|   爪   | 、 トヽ、
.             寸マイ/   |  |   .  | . ト屮、   弋ソ  jハ . |ソ小i ハjヽ
             /久∨ /  || ハ|   j 、.八"" r―‐ 、 """ _小 |〔リハル
            r-‐ュ_ィ/イ | || l i ト、 l├ ト、{> ぇ、 ノ  ィfユィハj ̄ミ、
           `フ¨, /' l.小. V⌒l ヽ ヽ|ソヽハオミ. ∧ト丁ト<ィ´     ー‐ぅ
.          ノ, イ/|l , ||{  ト,x_|ュ    '"¨ソ/ jュlリ ハjУ ><¨ ̄`くト\
.             /j 乂人ト、ミt V"`   、 ""イ/} ムイ//¨ヾv`ヽ    \ 、ヽ\__
             ムク' 'ヘVXヘ`""  r‐ 7 ' ィ /ムァタ   ノ’      ,イ  ヒ≦圭圭入
                {乂 // ≧=う‐≦ァ/イ r< 、ノ ̄¨ー    ムィ  Ⅵ圭入マ掛、
                   ´`|/  r歩ラュへヽマノ" ァク´   ` , 辷ネ¨   ヽ  Ⅷ圭圭Xく㌧、
                    ムへ、{i j リ/rヲ'  /   /    /   ̄    、 ⅧⅨ少圭圭圭t、
                 \ ヾヘ  ' {  入    . ィ、 _ __       . Ⅷ㌧圭圭圭圭圭>
                   ゝ .∧  l、  X〉ー-イ /.|  ヽ、         __`守㌧圭圭圭才
                   八  r}  从  l∨´  , . |    、\         {  寸抄守才´
                ,.。x≦灯 ¨}ヽ_,以ー ' jⅨ、 ゝ ,    }  `>-。、    \ `≧¨゚
                  ,佳壬≧K 仆、__人}=-ク ソ / .     λ 、    ノ  く/\  \
                 Ⅷ《圭圭λ`ーグ \   /   {    ト >           ゝtx、ヽ
              }圭}圭任沙、/ヽ、 `ー'   〉〉   j、           xタ井`ドx、
               {圭{圭歩へ>     ̄   _}ヽ   /ヽx、  /ィt、   ,.ィ%zz|:lllzz|:.:lllト、
              、-----寸才x           `ーヘ ’ //#zン%:.:.ヾxfチイlll:.:.:.:|:lll:.:.{zz#ヘ、>.、
              爪三三三ト、廴、   ,ィi       ,x=#=.V〃:.:./zzナzz/ナz:.:ノ#zzzz|:#z/:.:.:.lll:ハヽ〃ヽ
.             ヾュ_トィチ"ミzZヾx才#ヾ、  ,..ィチテ「l#ハヘ`ミソ:.:.〃:.:/〃/:.:.:lll:.:.:.:.:|lll/:zzzz#zハ∧/
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2名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 22:38:56 ID:TGO.Z6GA0
>>1
乙っす!

3名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:05:11 ID:6eC.PfHI0
>>1
乙です!本当にありがとう!

開幕SSやスレ>>34にGJを送りたかったのにできなかったからな
この場を借りてGJ

4名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:40:58 ID:V7.z9xBE0
避難所感謝です!
スレ24の>>923、天使と悪魔とピエロ描いて投下しようとしたら規制貰ってて泣いてたところでした。
今更感がありますが、こちらに貼っておきます(汗

http://dl10.getuploader.com/g/madosaya/61/msh14.jpg

5名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:46:12 ID:rs3BM.Wg0
>>4
そういう意味www
おかしい、オクタちゃんとクリームちゃんの羽に違和感がないぞ・・・

6名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 00:12:34 ID:UylOFs0o0
ts

7名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 00:49:41 ID:V3QHXc0w0
>>4
GJww
向こうに貼られないのが勿体無い気がする

8名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 01:42:05 ID:i4dR12iM0
>>1
乙!

>>4
魔女と使い魔なのにこのほのぼの感w

9名無しさん@まどっち:2012/04/02(月) 01:52:05 ID:5j9znMGQ0
>>4
GJ!
ピエロも違和感がないな

10名無しさん@まどっち:2012/04/08(日) 09:03:21 ID:L.6G8YN60
おそらく同一人物のまどさやアンチの粘着が
ここ最近、スレの方に居座っていますが、完全無視の徹底をお願いします

11名無しさん@まどっち:2012/04/09(月) 21:52:43 ID:YAjLP3nA0
ここに書くのもなんか微妙に違う気がするけど
渋の仁美ちゃんのまどポ項目が色んな意味で酷いと思った

まどさやスレ来てから好きになってきた身としてはちょっと…と

さぁて、次のSSネタ考えつつだがR-18に近い話題とかはこっちで良いのかな?

12名無しさん@まどっち:2012/04/09(月) 22:23:51 ID:XxlUkdkA0
R-18とかはこっちでいいと思うよ
どこまでがセーフでどこからがアウトかわからなくてもとりあえずこっちなら大丈夫だろうし

自分もR-18っぽいSS書いたり妄想したりするけど、いわゆる「本番」の妄想や描写はしたこと無いんだよね
やっても事前事後とか行為があったことを匂わせる程度。あとセクハラの度が過ぎちゃったとか
だから結構ここに投下されるかもしれないSSが楽しみだったりw

13名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 02:39:09 ID:efjv/fhs0
何も考えずに家の回線を光に変えたらプロバイダが規制されてたでござる
スマホも規制されてるし、レス代行にSSを頼むのも気が引けるし
まさかこんなことでスレにSS投下できなくなるとは思わなんだ
どうすっかな

14名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 02:45:59 ID:qbQwudR20
(????)<ここに投下すればいいじゃないか
       ここは一体なんのための避難所なんだい?

15名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 11:05:34 ID:ggL1VUqA0
レス代行なら任せてくれ!

16名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 18:52:32 ID:efjv/fhs0
書き込みないだけで見てる人意外といるのね

そうか、ここでレス代行してもらえばいいのか
SS書きあがったらお願いするかも

17名無しさん@まどっち:2012/04/15(日) 10:20:08 ID:NIXWuAx.0
ここに直接投下してくれてもいいのよ?
本来規制されてる人がSS落としたりするためにあるところだし
ここはエロもokってだけでw

18名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 00:41:02 ID:4RLctePI0
エロいのを書き始めたけど序文で躓き中…やっぱり期限決めないと出来ないものなのか…
ちなみに救いなんてあるわけない…ゲフン

19名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:54:34 ID:DAVWBufw0
13だけど、久しぶりにSSが書き上がったので
誰か代わりにスレに落としてくれると嬉しい

20名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:55:12 ID:DAVWBufw0
「あれ? さやかちゃーん?」
 その日、ちょっと早めにお勤めを終えたわたしが家に帰ってみると、さやかちゃんの姿がありませんでした。いつもなら、さやか
ちゃんがお夕飯の準備や部屋のお掃除をしているくらいの時間なのに。「お買いものかも」とも思いましたが、玄関の鍵は開いて
いたし、居間の電気もつけっぱなしです。まど界でわたしとさやかちゃんの家に泥棒に入る人なんていないけど、さやかちゃんは
出かけるときには必ず鍵をかけるので、まだ家のどこかにいるようです。
 ふと思いついて、そーっと足を忍ばせてさやかちゃんの部屋に行ってみました。音をたてないようにドアを開けて中をのぞくと、
ベッドの上に人影が見えました。やっぱりです。さやかちゃんは、自分の部屋でお昼寝をしていたのです。わたしは、さやかちゃん
を起こさないように気を付けながら、ゆっくりベッドに近づきます。
 さやかちゃんはベッドの上で仰向けになり、軽く毛布を掛けただけの状態でおやすみ中でした。軽やかな寝息に合わせてわずかに
体が上下して、とても気持ちよさそうに眠っています。さらりと流れて軽く顔の上にかかっている柔らかな水色の髪の毛。カーテン
の隙間から差し込む光にきらめく長い睫。ちょっぴり開いた唇がとってもキュートなお口。
 ベッドの脇の椅子に腰かけて膝の上で両手で頬杖を突き、さやかちゃんの寝顔をじっと見つめていると、自然にふふっと笑みが
こぼれてきました。わたしの大切な親友にして、まど界で共に暮らしている恋人のさやかちゃん。そのさやかちゃんが、わたしの
目の前でぐっすりと眠っている姿は、わたしにとって幸福の象徴と言えました。
 思えば、さやかちゃんの寝顔をこんなにじっくりと見るのはとても久しぶりなことに感じます。それもそのはず、さやかちゃんは
今はわたしと寝床を分けて自分の部屋で寝ているからです。まど界に来た当初は、わたしのベッドで毎晩わたしをぎゅっと抱きしめ
ながら寝てくれたのですが、わたしと恋人どうしになってからというもの、さやかちゃんはそうはしてくれなくなりました。
 なぜなら、さやかちゃんはわたしに恋してくれているからです。現世で親友だったころは毎日おしゃべりしてじゃれあって、
お互い家族をのぞけば一番近い距離にいた人同士だったくせに可笑しいのですが、今のさやかちゃんはわたしの顔を見るのも恥ず
かしくて照れくさくてたまらないようなのです。わたしといるときはいつも顔を赤くしてもじもじしているし、目線を合わせても
すぐに逸らされてしまいます。手もつなげませんし、なでなでもぎゅーもしてもらえません。以前はわたしが赤面するほどだらし
ない恰好で家の中を歩いていたこともありましたが、今ではわたしの前では椅子に座った足をきゅっと閉じて一分の隙も見せない
ほどです。とてもじゃないけれど、いまのさやかちゃんがわたしと一緒のベッドなんかに入ったら、心臓が破裂してしまうかも
しれません。
 さやかちゃんがそんなありさまなので、一緒の家で暮らしているというのに今では以前に比べたらわたしがさやかちゃんに触れ
られる機会は格段に減ってしまいました。けれど、それでもわたしはそれほど気落ちはしていません。いつも格好良くて凛々しくて、
馬鹿な冗談を言ってわたしを笑わせてくれていたさやかちゃんですが、その一方で、一途に恋をするとても女の子らしい一面も
ありました。わたしはそんなさやかちゃんの乙女な顔もとても好きなので、それがいつでも見られること、そしてその相手が自分
であるということがとても新鮮で嬉しかったからです。
「んぅ……」
 さやかちゃんが寝返りを打ち、私の方に向いてくれました。幸せそうな寝顔がより近くなり、わたしもいっそう笑顔になって
しまいます。何の夢を見ているのでしょう、「むにゃ……」などとかすかな寝言も聞こえます。
 ふと見ると、さっきの寝返りのはずみでさやかちゃんの体にかかっていた毛布がはだけてしまっていました。わたしはそうっと
手を伸ばし、毛布の端をつまんでさやかちゃんの体にかけ直そうとしました。さやかちゃんはよく眠っていて、わたしはさやか
ちゃんが目覚めるまでずっと寝顔を見つめているつもりだったので、毛布の感触でうっかり起こさないように気を付けながら。
「きゃあっ!?」
 次の瞬間、わたしはさやかちゃんにぐいっと引っ張られてベッドに倒れこんでいました。突然のことに私が混乱していると、
さやかちゃんの腕がわたしの背中に伸び、わたしはすっかりさやかちゃんに抱きしめられていました。
「さっ、さやかちゃん……!?」

21名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:55:48 ID:DAVWBufw0
 さやかちゃんは、寝たふりをしていたのでしょうか。わたしはさやかちゃんに抱きしめられながらさやかちゃんの名前を呼び
ました。ところが、いつまで待っても答えは返ってきません。いぶかしみながらさやかちゃんの胸にうずまっていた頭をどうにか
引き抜き、さやかちゃんの顔に向けると、さっきまでと何一つ変わらない幸せそうな寝顔がそこにありました。どうやら、さやか
ちゃんはまだ夢の中のようです。
 つまり、さやかちゃんは眠りながらまったくの無意識でわたしの腕を引っ張って抱きかかえたのです。現世では毎日のように
抱きつかれていましたし、お互いの家でのお泊りのときも必ずさやかちゃんはわたしを抱きしめて寝てくれていました。だからか、
無意識下にその動作が染みついていて、さやかちゃんの乙女心が眠っている今、わたしが近づいたことでそれが現れたということ
なのでしょうか。それにしても、わたしのことを気配だけで感じ取ったのでしょうか。現世でもわたしが困っているといつでも
気が付いてくれて、「さやかちゃんのまどかセンサーは性能バツグンだからね!」と豪語していた姿が目に浮かびます。
 頭の片隅で冷静にそんなことを考えながらも、わたしの顔はかあっと熱くなっていました。なにしろ久々の、しかも不意打ちの
さやかちゃんの腕の中です。わたしの両足もさやかちゃんの足の間に捕えられ、私の体はさやかちゃんとこれ以上ないほど密着して
いました。さやかちゃんの体の柔らかな感触と心地よい温度が、鼻腔いっぱいに広がる慣れ親しんだ懐かしい匂いがとても切なくて、
わたしは涙が出そうなほどでした。
「はあ……さやかちゃん……」
 わたしは今、心から安心しきっていて、幸福感が体中を駆け巡っていました。さやかちゃんの力強い腕に抱きしめられていると、
どんな嫌なことも忘れられます。わたしは目を閉じて顔をさやかちゃんの胸にうずめます。それに合わせて、さやかちゃんも
いっそう強くわたしを抱きしめてくれました。さやかちゃんに抱きしめられながらわたしは、どんなときでもわたしの帰る場所は
ここなんだと、強く強く、何度もそう思いました。
「さやかちゃん……大好きだよ……」
 そうつぶやいてみました。答えを期待していたわけではなく、口をついて出ただけの言葉。ところが、一瞬間をおいて頭上から
「あたしも……だいすき……」と聞こえてきました。それを聞いたとき、わたしはとっても嬉しく思うと同時に、可笑しくなり
ました。起きているときは恋する乙女でわたしと目を合わせてもくれないのに、眠っている今に限って以前のように格好いいさやか
ちゃんで、わたしを抱きしめてくれるなんて。しかも寝言とは言え、目が覚めていたら恥ずかしがって絶対に言ってくれない
「大好き」まで言ってくれるなんて。まるで、眠っている今だけ以前のさやかちゃんに戻ってくれたような感じです。
「さやかちゃん……もっと、ぎゅって、して?」
 そう言ってみると、さやかちゃんは本当に腕に力を込めてくれました。目覚めているときのさやかちゃんは恋する乙女全開で、
あまりに恥ずかしがるのでわたしのことが苦手なのかな、と拗ねてみたくもなるほどなのですが、無意識のさやかちゃんは、
相変わらず私を大好きでいてくれているようです。
「ね、頭撫でて?」
 今度もさやかちゃんはわたしの言うとおりにしてくれました。わたしの背中に回していた腕をわたしの頭の方に持ち上げ、おっきな
掌でわたしの髪の毛に優しく触れてくれます。髪の毛を梳くように一方向に撫でたり、同じ場所を軽くたたいてくれたり、時々髪の
毛をくしゃくしゃっとやったり、まさに現世でやってくれていた通りの撫で方でした。こんなに以前通りにしてくれるなら、もっと
お願いしても大丈夫かもしれません。
「あのっ、さやかちゃん……キス、して……?」
 意を決してお願いすると、さやかちゃんは頭を撫でる手を止めて、わたしの顔を軽く上に向けました。そして、さやかちゃんの唇
がゆっくりと近づいてきます。旧に恥ずかしくなって顔が赤くなり、わたしは思わずぎゅっと目を閉じてしまいました。そのまま
今か今かとその瞬間を待っていると。
「ん……」
 さやかちゃんの唇が触れたのは、わたしのおでこでした。確かに以前のさやかちゃんはわたしのおでこやほっぺにキスしてくれる
ことがよくありましたが、こんなところまで以前どおりだなんて。わたしは、あてが外れてすっかり肩の力が抜けてしまいました。
「んん……まどか……」

22名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:56:57 ID:DAVWBufw0
 さやかちゃんは、まだ夢の中のようです。わたしは苦笑して、もう一度さやかちゃんの胸に頭を寄せました。先ほどの緊張の反動
か、わたしも眠くなってきていたので、わたしもこのまま寝てしまうことにしました。キスしてもらえなかったのはちょっぴり残念
だけれど、ぎゅっとしてもらったりなでなでしてもらったりと、今日は久しぶりにさやかちゃんに可愛がってもらえたので幸せ
いっぱいです。その幸福感を胸に、わたしは眠りに落ちていきました。


「うっひゃああああああっ!?」
 突然の叫び声で、わたしは目を覚ましました。目をこすりながら顔を上げると、私の横で何かがじたばたともがいてバランスを
崩し、ベッドから落ちてごちっと痛そうな音がしました。尻餅をついた体勢のまま窓まで後ずさったそれは、当然のことながら
さっきまで一緒のベッドで寝ていたさやかちゃんでした。
「ままままどかっ!? えっ、ちょっ、なっ、なんであた、あたしの隣に!? あ、あたしっ、なんで!?」
 さやかちゃんは目を見開いて心底びっくりしたと言わんばかりの顔で私を見つめています。口はろれつが回っていないし、腰も
抜けたままのようです。それにしても、いくらびっくりしたからと言って、そんなにパニックになって逃げ惑わなくてもいいのに。
「もー、いきなり大声出さないでよ、さやかちゃん」
「だっ、だって! あたし、一人で昼寝してたはずで! な、なんか目開けたら、いきなりまどかがっ! なんで、こんなっ!?」
 自分からわたしを引っ張り込んだくせに。さやかちゃんのあまりの言い草にちょっと傷つきます。
「ひどいよぉ。わたしが帰ってきたらさやかちゃんがお昼寝してるから、寝顔を眺めてたらさやかちゃんが寝ぼけてわたしを
引っ張りこんで抱きしめたんだよ?」
「う、うそぉっ!? うそでしょ!?」
 さやかちゃんは赤くなったり青くなったりまだ一人で大騒ぎしています。そのちょっと情けない姿を見ていると、さっきまでの
ギャップもあいまって思わずため息が出てきますが、それもわたしに恋していくれているが故だと思えば、怒る気にもなりません。
 わたしはベッドから起き上がり、さやかちゃんに歩み寄りました。さやかちゃんの前でしゃがみこみ、さやかちゃんの顔を覗き込みます。
「ね、さやかちゃん?」
「ひゃっ、ひゃい!? ななななんでひゅか!?」
 さやかちゃんは目を白黒させながら答えます。顔は真っ赤だし、ちょっと涙目だし、なぜか敬語だし、さっきまでの格好いい
さやかちゃんの面影もありませんが、そんなさやかちゃんもとても可愛いとわたしは思いました。わたしに恋する乙女の顔をして
とても可愛いさやかちゃんと、わたしを包んで守ってくれる格好いいさやかちゃん。これからはその両方を堪能できるのです。
 わたしは微笑んで、さやかちゃんに言いました。
「また、一緒にお昼寝しようね?」

                 *

「エリー! エリー! お願いだから助けてぇ!」
「……あー、いいいい。みなまで言わなくていいわよ。あれでしょ? 『お昼寝してるといっつもいつのまにかまどかがベッドに
もぐりこんでくるようになって困ってるの! 目が覚めたときにまどかの可愛い顔が間近にあると、心臓が口から飛び出しそうに
ドキドキしちゃって、思わず逃げ出すとまどかに「わたしの心をもてあそんでおいて逃げるなんて、ずるいよぉ!」なんて苦情を
言われるし! あたし寝てる間に無意識にまどかを抱きしめたりなでたりしてるらしいんだけど、全然覚えがなくって! ねえ、
あたしいったいどうしたらいいの!?』でしょ? あたしがかける言葉は一つ、『末永く爆発しろ』よ!」
「ちょっとー!? なんか手立て考えてくれてもいいじゃない! このままじゃあたしの心臓が持たないよ!」
「知るかー!」


だいぶニュアンス変わってるけどインスパイア元:http://dl7.getuploader.com/g/madosaya/90/www.dotup.org2694896.jpg

23名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:27:46 ID:dOS6snSQ0
スレのID:KlawlND0Pさん、お手数掛けました
ありがとう


ところでレス代行してもらっておいてあれだけど、今後はここに投下するだけで代行は頼まない方がいいのかな?
避難所から毎回転載されることを気にしてる人もいたし
避難所というものに馴染みがないのでどうすればいいのかわからない

24名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:36:26 ID:cjIVqhrA0
>>23
URL貼っとくくらいでいいんじゃないかな
レスもちゃんと貰えるだろうし

同じ文面が違うスレに二つあると、まとめる人が混乱するんじゃないかなというのがw

25名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:48:05 ID:dOS6snSQ0
>>24
>同じ文面が違うスレに二つあると、まとめる人が混乱するんじゃないかなというのがw
それは確かにw

>URL貼っとくくらいでいいんじゃないかな
ということは、SSに使ったレスのURLを書いておいて、それをスレに貼ってもらえばいいのかな
次からはそれでお願いしてみる
レスTHX

26名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:27:33 ID:dnTJG4MY0
前スレ>>699
【絶対幸せになれないお題出しったー】
まどさやへのお題は
・聞こえない
・…行ってきます
・げほっ、う……っかは…!です。
を元に。


 さやかちゃんの明るい声は、もう聞こえない。

 玄関に立ってドアを開けたわたしは、思わず後ろを振り返った。もちろん、そこには誰もいない。わたしがお勤めに出る
ときは、いつもさやかちゃんが玄関まで見送りに来てくれて、わたしにいってらっしゃいのキスをしてくれるのが日常だった
けれど、もうそんなことはなくなってしまった。それはわかりきっているはずなのに、それでもわたしは毎日ここで振り返らず
にはいられない。
「…行ってきます」
 家の中に向かって声をかけても、返事はない。心なしか薄暗く見える家の中の何もない空間に、なにか重苦しいものが立ち
込めていて、それがわたしの声を吸い込んでしまったかのよう。わたしは奥歯を噛みしめて背を向けて玄関から出、ドアを
閉じて鍵を掛けた。
 ゆっくりと自分の体を浮かせ、空に向かって飛び上がる。これからお勤めに行くというのに、わたしの表情は晴れないまま
だった。自分で自分の頬を叩き、こんなことじゃいけない、と自分を奮い立たせようとする。わたしがこれから迎えに行くのは、
魔力を使い果たして、あるいは魔獣に命を絶たれて絶命する瞬間の魔法少女たち。わたしにとってはこれまで何度もこなしてきた
お勤めではあるけれど、彼女たちにとっては自分自身の人生の、苦痛や絶望に満ちた末期の時だ。わたしの役目は、そんな彼女
たちの苦痛や絶望を受け止めてあげること。そのわたしが沈んでいたら、魔法少女たちを受け止めてあげることができない。
それは、彼女たちにとってこの上なく失礼なことになってしまう。
 何度もそう自分に言い聞かせるけれど、わたしの中の神様になる以前の『鹿目まどか』が泣き叫ぶ。さやかちゃんがあんな
状態なのに、さやかちゃんが心配で心配で仕方がないのに、さやかちゃんに万一のことがあったら一生後悔するのに、こんな時に
魔法少女のお迎えなんて無理だよ、と。
 今のわたしにそんなわがままは許されないの、あなただってわかっているでしょう、とその声を無理やり黙らせてわたしは
現世の魔法少女のもとに向かう。押し殺した想いがどうか外に表れていませんようにと祈りながら。

27名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:28:28 ID:2RxzecMQ0
 さやかちゃんには、もうわたしを抱きしめてもらうこともできない。

 どうにかその日のお勤めを終え、わたしはまど界に戻ってきた。導いてきた魔法少女を分霊に任せ、家路につく。最初こそ
一刻も早くさやかちゃんのもとへ帰ろうと全力で走り続けたけれど、わたしの足取りはすぐに重くなり、とうとう立ち止まって
しまった。
 それは、わたしが家に戻ってもさやかちゃんのためにしてあげられることは何もないから。それどころか、わたしがそばに
いることがかえってさやかちゃんのためにならないから。
 これまでさやかちゃんは、わたしが外でお勤めをしている間、家の中のことは何でもやってくれていた。お洗濯ものを干し、
部屋をぴっかぴかに磨き上げ、おいしいご飯を作ってわたしの帰りを待ってくれていた。だから、さやかちゃんはあんな体に
なってもわたしのためになにかをしてくれようとする。体に障るから休んでいてと言っても、さやかちゃんは「まどかが
やってるのを見てる方が寿命が縮まりそうだから」と冗談めかして言い、休んでくれようとしない。そういう時、わたしは
どうしようもなく自分が情けなくなってたまらなくなる。
 さやかちゃんが大変な今こそ、今までさやかちゃんが頑張ってくれてた分だけでもお返ししたいのに、さやかちゃんが安心して
休んでいられるようにしてあげたいのに、それさえもできなくて、さやかちゃんに余計な苦労をかけてしまう。宇宙すべてを
この手で作り変えても、魔法少女を救う概念になった今でも、わたしは全然さやかちゃん離れが出来ていない。いつまでも
さやかちゃんに頼りきりで、いつも助けてもらってばかりで。
 そんなことを考え続けて落ち込むところまで気分が落ち込んでしまったけれど、どうにか気持ちを奮い立たせてわたしは家に
帰ろうと足を踏み出した。わたしが家に帰るのがあまり遅くなると、なにかあったのかとさやかちゃんが心配するから。
 とにかく、さやかちゃんに心配をかけないようにできる限りのことをしよう。それで、できる限り笑っていよう。空元気でも
わたしが笑顔でいないと、さやかちゃんにまた心配をかけてしまう。さやかちゃんのことだから、わたしの空元気なんて
お見通しだろうけど、空元気だとしても出せるくらいにはわたしは大丈夫なんだということをさやかちゃんに見せて
あげなきゃ。さやかちゃんには、わたしのことよりも自分自身のことを第一に考えてほしいから。

28名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:29:15 ID:oNUwe7ps0
 さやかちゃんは、もう起き上がることすらできない。

「げほっ、う……っかは…!」
 さやかちゃんの部屋から、苦しそうな声が聞こえる。けれど、わたしにはどうすることもできない。わたしには、さやかちゃん
の苦しみを代わってあげることすらできない。魔法少女の神様なんて祭り上げられていても、わたしはこんなにも無力だった。
愛する人が苦しんでいるのを見ているしかできないなんて。
 さやかちゃんは、今日もほとんど食事を摂ってくれなかった。少しでも食べなければよくないのに、どうしても食欲がない
らしい。そのせいか、さやかちゃんの体はだんだんやつれてきてしまっていた。日に日にやせ細っていくさやかちゃんを目に
するのは、わたしにとって耐えがたい苦痛だった。その苦痛が、どうにか取り繕っていたわたしの笑顔をゆがめてしまう。
 そんなわたしを見て、さやかちゃんは弱々しく微笑んで「大丈夫だよ」と言ってくれる。もう腕を上げるだけでも辛いはず
なのに、わたしの頭を優しく撫でてくれる。
 自分が一番辛いはずなのに、そんな状態でもわたしを慰めてくれるさやかちゃんの気遣いが優しすぎて、わたしはぽろぽろと
泣き出してしまった。こらえなきゃとどれだけ強く思っても、涙はわたしの決意を軽々と飛び越えてあふれ出てきてしまう。
泣いているところを見られたくなくて、わたしはさやかちゃんの部屋を飛び出した。自分の部屋に駆け込んでベッドに顔を埋めて
泣く。できる限り声を押し殺して、泣き声がさやかちゃんに聞こえないように。
 さやかちゃんは、優しい。そして、わたしを責め苛んで泣かせるのは、そんなさやかちゃんの優しさ。なぜなら、さやかちゃん
がああなってしまったのは、わたしのせいだから。
 さやかちゃんは「まどかのせいなんて思わないよ。こういうのも悪くないかなって思うし、あたしは大丈夫」と言ってくれた。
けれど、さやかちゃんは本当に辛そうで、そのさやかちゃんを苦しめることになった原因が自分にあるという事実が、わたしの心に
重くのしかかっていた。
「なんで、さやかちゃんなの……? わたしが、わたしが苦しめばよかったのに……」
 こんな言葉を聞かれたら、なんてことを言うのと叱られるだろう。それでも、そう思わずにはいられなかった。
 いつかは、さやかちゃんの苦しみにも終わりが来る。その時が早く来てほしいと祈りながら、わたしは泣き疲れて眠りに落ちた。

29名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:29:53 ID:IosZz7mw0

                 *

「四ヶ月に入ったところですね。順調ですよ。つわりはまだひどいですか?」
「いえ、最近は吐き気もおさまって、だいぶいい感じですよ。一時期は本当にひどくて起きられなくなっちゃいましたから」
「さやかさんの場合は、特にひどかったようですね。食事も食べられないのは辛かったでしょう?」
「参っちゃいましたよ。今まで好物だったものが見るのも嫌になっちゃって。せっかくまどかが作ってくれた食事も全然
 食べられなかったんだもん」
「そういえば、ドアの外でその神様がやきもきして待ってらっしゃいますね。キリカ、神様をお呼びして?」
「うん。神様、織莉子が呼んで……うわっ」ダダダッ
「さささささささやかちゃんっ! 具合はどう!? どっかおかしいところなかったっ!? 織莉子さん、さやかちゃんは
 大丈夫なんですかっ!?」
「はいはい、どうどう。落ち着いてよ、まどか。あたしも赤ちゃんも順調だってば」
「……はあ~、よかったぁ~……。だってさやかちゃんあんなに辛そうだったから、わたし心配で心配で……ぐすっ」
「もう、なに泣いてんの。まったく、つわりになってないまどかの方が辛そうな顔してんだもん、どっちが赤ちゃん出来たのか
 わかんないわね」
「だって、いつもあんなに元気なさやかちゃんが吐き気で苦しんでたりとか、一日中ベッドで寝てたりとかするようになっちゃって、
 そんなさやかちゃん見てる方が辛くて…………ううっ、ぐすっ……うあああ~ん……」シガミツキ
「ああもう、泣かないの! ほれ、よしよし。やれやれ、赤ちゃんがもう一人増えたような気分よこっちは」ナデナデ
「くすくす。神様が不安になるのもわかりますわ。けれど、心配することはありません。もう半年ほどで元気な赤ちゃんが
 生まれてくると予知にばっちり出ていますから」
「織莉子さんも人が悪いよね。予知で前から知ってたくせに、あたしが起きられなくなってから『妊娠なさってますよ』なんて
 教えに来るんだもん」
「あら、でも、赤ちゃんができるようなこと、なさってたんでしょう? それなら、ご自分で気が付かれてもよろしいんじゃありません?」
「あー、まあ確かに……。やっぱりあれがまずかったね、まどか」
「うん……ごめんね……。わたしが毎晩せがんじゃったから……」
「あらあら。そんなに頑張ってらっしゃったんですの?」
「まあ頑張ったっていうか、毎晩まどかとキスしてから寝てましたから。そりゃ赤ちゃんだってできちゃいますよね」
「……は?」
「さやかちゃん、そんな恥ずかしいこと織莉子さんに言わないでよぉ……///」
「あの、つかぬ事をお聞きしますけれど、キスの後は……?」
「後? まどかと手つないで寝てますけど」
「それだけですか……?」
「さやかちゃんに抱きしめてもらって眠るときもありますよ」
「……」
「やー、でも早く赤ちゃん生まれてこないかなぁ。まどかに似てるといいよね、きっと可愛いよ!」
「わたしはさやかちゃん似がいいなあ。その方が絶対かっこいい子になるもん!」
「まどか似がいいよ!」
「さやかちゃん似!」
ギャーギャー
「……解せないわ……」
「……愛だねぇ」
「本当に、無限に有限ですこと……」

>>1乙。

30名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:31:39 ID:G2t4sFnI0
スレには自分でurl貼りますので代行していただかなくて大丈夫です

31名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 20:24:31 ID:oyUMhm2A0
なぜこっちにw
いやありがたいけどw

32名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 01:57:57 ID:YAa/39VM0
>>31
規制されてるんだってばw
ご丁寧にもPCとスマホ両方ともなのよ
携帯だけ規制を免れてるので、今回のはurl貼るのだけ携帯で書き込んだんだ
まぎらわしくてすまんw

いっそのこと●買うべきかな……

33名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:04:23 ID:w2GlpZ960
昨日カキコしててネタが思い浮かんだので投火させていただきます。
最初はさやぱいクッションの話の予定だったんですが、表現がちょっとアレになったので念の為こちらに。

「さやかちゃんのお家でお泊りって随分久し振りだねー。」
「そういや小学校の頃以来じゃないかな。狭いけどベッドも一緒でいい?」
「いいよー。えへ…なんだかドキドキするね。」
「ううー変な事言わないでよー…。」

[禁断の果実]

この日はまどかがうちに泊まる事になった。別段これと言った理由は無いんだけど。
お互い身体も大きくなって全く意識しないと言えば嘘になるんだけど、女同士だし何も疚しい事なんて無い筈。
そんな今夜は両親も留守で明日はお休みという絶好の夜更かし日和。
んでお風呂も済ませて一通り遊び終わり、さぁこれから一緒にお休みしようという時だ。
「さやかちゃん、そんなに端っこに寄って寒くない?」
「そっち側のまどかがベッドから落っこちるよりマシでしょ。」
あたしを心配してくれるまどかだけど壁側はベッドから落ちる危険性は無い。
それより一番怖いのは、朝起きた時にまどかがベッドから放り出されてて風邪でもひく事だ。
「せっかく二人で寝るんだし、くっつけば寒くないんじゃないかなーなんて。」
「そ、そうだよね…///」
「へっへっへ、という訳でまどかさんつーかまえた!」
「ひゃん…!///」
まどかってば抱きしめただけで真っ赤になっちゃって可愛いったらありゃしない。
ただ寝る前だし、あんましいぢめるのも可愛そうだからこのくらいにしといてあげよう。
「そんじゃ、お休みまどか。」
「お休み、さやかちゃん。」
………………………………………♭♭♭………………………………………

34名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:06:02 ID:w2GlpZ960
電気を消し二人が眠りに就いてから暫く経った頃。あたしは胸元に妙な違和感を感じて目を醒ましていた。
「―――………んっ…」
暖かい何かがあたしの身体を這い回る変な感覚。
決して嫌悪感を覚えるものじゃないんだけど、まさぐる様なそれはちょっと卑猥な感じで耐え難いものだ。
「…んはっ…ぁっ…」
思わず悦な自分の声に我ながらビビったり。あたし何て声出してんのよ…。
「…えへへ…ママー…おっぱいおいひぃよぉー…」
まどかさんや、さっきからあたしの胸を触りまくってるのは貴女でしたか。
てゆーかなんつー夢を見てんのよ。あたしをママだと勘違いしてるのかな…?
「…もうお腹いっぱいだよぉ〜…むにゃむにゃ…」サワサワ
何ですかそのうわ言は。ってか引き剥がそうとしてもビクともしないんだけど。
「そう思うならはーなーせーっ!離してってばー!」グイグイ
「うぇひひ…おいひいでひゅ〜…」スヨスヨマミマミ
スピスピと幸せそうな寝息を立てながら名に食わぬ顔であたしを鷲掴みにするまどか。
「なんで眠ってるのにそんな必死にしがみ付いてんのよーっ!頼むから離してー!」
あたしの訴えなんて気にも留めず、挙句の果てに胸に顔を埋めて来たよこの子!
「ちょっ…うくぁぁっ…!!」
マズい…冗談抜きで本気でマズいんだけど…!ふわふわして変な気分にされそう…。
しかも散々掻きまわされた所為で幾つかボタンが肌蹴けたらしく、まどかの指が直に肌に触れてしまう。
おまけにその状態で頬擦りなんてしやがってくださるから今度は下着がズレ始めた。
「―――やっ…だ…めぇ…っ…!」
抵抗するどころかますます脱力感ばかりがあたしを支配してゆく。
身体の小さなまどかに一方的に貪られ、あたしは完全に成す術が無くなっていた。
「……〜っ…!!」
休み無く迫る蕩けてしまいそうな感覚に襲われ、あたしは手で口元を塞ぎ、恥ずかしい声を防ぐので精一杯だった…。
………………………………………♭♭♭………………………………………

35名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:06:47 ID:w2GlpZ960
あたしがいつ無事に眠りに就けたのかははっきりと覚えてない。
さっきまでとあまり変わらない状態で、何処からが夢で何処まで現実なのか曖昧だ。
ただ、あたしの堕ちた夢はとてもじゃないけど安らぎを与えてくれるものではなかった。
「さやかちゃん…おっぱい…」
「……へ!? ちょっ…!」
気が付けばあたしの双璧はまどかの前に露になっていた。
パジャマは上手く胸元だけが開けられていてブラは見当たらない。
まどかの指が円を描くようにゆっくりとあたしを優しく撫で、桜色に変わってゆく先端を優しく揉み解す。
「で、出ないから…!揉んだって出ないよっ…ちょっとまどかぁっ…!」
何故かまどかはやたらと馴れた手付きであたしを弄んでいる。
胸の奥深くから捕らえ所の無く耐え難い、嫌らしい感覚が込み上げて来る…。
そして…あたしの先端は何と白い液体を帯び始めていた。仄かに甘い香りを放ちながら。
「!!?? な…何でよ…!?」
信じられない光景に眼を疑った。あたしの胸を濡らしているのはまるで子供を産んだ女性から出る母乳だ。
この歳で…じゃなくて、そもそも妊娠してる訳でもないのにどうして…!?
「な…何で…こんなのが出てるのよ…!?」
いつの間にかあたしは夢の世界に紛れ込んでいたらしい。その夢の世界でまどかは迷わずあたしの液体に唇を落とす。
「さやかちゃん…ミルク美味しいよ。」
膨らみに鏤められた乳液に舌を這わせ、勿体無いからとそれらを全て掬い取るまどか。
「…ぁぁっ…!」
自分の胸が自分のじゃないみたいな反応を見せ、あたしはどう堪えれば良いのか理解らない。
まどかは掬い取り終えると、今度はあたしの先端をそっと口に銜えた。
「…ちゅっ。……んくっ……んくっ……」
まどかは両手を添え、子供みたいに喉を鳴らして美味しそうにあたしを飲み始める。
(ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ)「…んっ…ぁっ…ぁっ…」
まどかの喉が鳴る度に、敏感になったあたしに程良い刺激が伝わって来る。
何だろうこの在り得ない状況…まどかがあたしから出たミルクを飲んでるんだ…。
ぐいぐい飲んで貰える事がもの凄く気持ち良くて、加えてやたらと背徳感みたいなのが迫って来てゾクゾクする。
なんでこんなに興奮してるんだろ。胸を揉まれた所為なのか、それともこの授乳行為自体に高揚してるのか…。
「まどか…あたしの…その…美味しい…?」
まどかは返事の代わりに嬉しそうな目であたしを見つめる。どうやらYESの様だ。

「………はぁっ…はぁっ…」
ただの授乳行為だと言うのにあたしは随分と息が上がってしまっていた。
吸い出される・飲み干されるという未知の領域は現実で胸を弄ばれた時以上のものだったんだ。
やっと快楽の渦から開放されたけど、今度は持て余されていたもう片方の胸が、耐え切れず求めるかの様に乳白色を吐き洩らしていた。
「さやかちゃん、こっちのおっぱいが切なかったんだね。ごめんね気付かなくて…。」
「なっ…!? ち、ちが…」
休みなど与えてもくれず、まどかは躊躇う事無くもう一方の果実へと手を伸ばす。
胸元に散った白い果実汁を一滴残さず絡め取り、突起の奥から今にも湧き上がり溢れそうな漿果の先端を口に含む。
添えた手を軽く揉まれるだけであたしの全身は感電したみたいに震え上がり、意思とは無関係にまどかに甘露を注ぎ始める。
「―――くふぅっ…はぁぁぁぁっ…!」
「…んぐっ…んぐっ…」
まどかは飽きもせず二つ目の果実も同じ様に惜し気も無く飲み干してゆく。
しかも開放されたばかりの一つ目の膨らみにも指を掛け果汁を促し、あたしは快楽への欲求でどちらにも抗えない。
嫌ならそう言えばいいのに、心の何処かでこの夢の時間に浸っていたいと思う自分が情けなくなる…。
でも本当に子供みたいに満足気なまどかを見ていると、とても突き放す事なんて出来そうになかった。
あたしは悶えながらも、これが本来男女で行う行為にも劣らないと本能的に感じながら、只管欲望に身を委ねていた。
………………………………………♭♭♭………………………………………

36名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:07:15 ID:w2GlpZ960
ベッドから起き上がったあたしの前には頭をぺったり床に着けて土下座するまどかがの姿があった。
「…ごめんなさい。」
「もういいから頭上げなよ…。わざとじゃないんでしょ?」
勿論あたしが命じた訳じゃないよ。目醒めて自分の行動に気付いたまどか自らのものだ。
「う、うん…。さやかちゃんがママになってくれる夢を見てて、夢だから甘えていいかなって思って…」
「で、起きてみたら夢じゃなかった…と。」
頭を上げながらもしゅんと凹んでしまったままのまどかの頭をよしよしと撫でてあげる。
ただ一連の話を聞いてみると、あたしは意外な接点に気付いてしまった。
「ところでさ、あたしとまどかって…だいたい同じ夢見てたんだね…。」
「えへー…さやかちゃんと同じ夢…///」
「うっ…そんな顔しないでよ!///」
同じ夢と聞いただけで真っ赤になるまどか。釣られてあたしまで真っ赤になり、思わず目を逸らしてしまった…
「…ねぇさやかちゃん…。夢じゃなくても…その…。時々…ママになって欲しいなって…。…駄目…だよね…?」
上目遣いであたしにおねだりするまどか。赤らめた顔でそれをやられると反則的な愛らしさだ。
中学二年生にもなって今更現実のママさんにベッタリとは甘え辛いって事か…。
「…ま、まぁ別に減るもんじゃないし…いいけど…。あ、でもあたし出る訳ないわよ? それでいいならだけど…。」
夢の中で手加減無しにされるのよりは、現実世界で恥じらいを持ってされる方がまだ楽かなと思ったんだ。
親友のまどかはあたしの様子を見ながら気遣ってくれるだろうし。ただ、あたしの認識はちょっと甘かった…。
「ねぇさやかちゃん、昨日ホットケーキに使ったハチミツ使ってもいいかな?」
ハチミツ…? ミルクとの共通点は甘い事くらいしか無いけど…。」
イマイチまどかの考えが理解らず考えていると、目の前にはチューブタイプのハチミツを持ったまどかがいた。
「それじゃさやかちゃん、ボタン外すね。よいしょっと…。」
「あ、あのー…まどかさん…?」
プチプチと手際良くあたしの胸元を自由にし、まどかは再びハチミツを手に取った。
ん?でもそれを塗る対象って…もしかして、まどかの前にいるあたしなの!?
(とろー…)「ひぅっ…!」
ぼーっと考えてる間にあたしの両胸は、まどかの取り出した甘い甘いハチミツで満たされてしまっていた。
「ま、まどか…そんなのあたしに塗ってどうすんのよ…!?」
「うぇひひ、いただきます♪」
「ゑ」
要するにまどかは現実では母乳が出ないあたしに、代わりにハチミツを塗って"いただきます"って事らしい。
何ていうか、もう手遅れみたいです。あたしは見事にまどかの朝ご飯に決定しちゃいました。
あれか、一度覚えた果物の味が忘れられなくて止められなくなるって話だ…。
[禁断の果実]
おしまい。

37名無しさん@まどっち:2012/04/26(木) 21:25:04 ID:qiMTePQg0
さやかちゃんスレにあったのをまどっちっぽくしてみた
http://download5.getuploader.com/g/madosaya/100/MadoColla.png


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