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仮投下スレ2

45遊園地に日は暮れる ◆O4LqeZ6.Qs:2009/05/19(火) 00:06:30 ID:SF0f54Dw
「バルディッシュ殿、よろしくお願いするでござる。
 しかし、朝倉殿が言われたカエルっぽい人というのはおそらく拙者の仲間の誰かでござるな。
 体の色は何色でござったか?」
「炎の中だったからはっきりしないけど、たぶん……緑色だったと思うわ」
「ではそれはきっと隊長殿でござるな。
 拙者が居た世界で、拙者の所属する部隊の隊長をしておられるケロロ軍曹殿でござるよ」

 ドロロはそう言ったが、残念ながらそれがわかった事についてあまり他の2人の反応は芳しくない。
 そもそも彼らが今どこに居るかがわからないのではあまり意味がないのだ。

「ねえアサクラ。その人たちも変な模様の部屋からどこかへ移動したって事?」
「ええ。この目で見たわけじゃないけれど、首輪探知機の反応が一度に消えたからたぶん……」
「へえ〜、首輪探知機なんてあるんだ。今もあるの?」
「それが市街地で誰かの攻撃に巻き込まれて無くしちゃったのよ。
 火事の中だったから、もう回収しても使えないと思う」
「そっか〜。残念ね。役に立ちそうなのに」
「首輪探知機などというものがあるなら、それを調べれば首輪のことも少しはわかったかもしれないでござるが……
 惜しいことをしたでござるな」
「そうね。あの時は思いつかなかったけど、そういう使い方もあったかもしれない。
 壊れていても回収すれば首輪の分析に少しは足しになるかもしれないわね」




 その後一行は黙って歩き続けたが、しばらく経ってからドロロが口を開いた。

「朝倉殿たちは市街地に居たようでござるが、あそこで何があったのでござるか?
 拙者たちもここに来る途中、遠くから煙を見たのでござるが」

 その問いに対して、朝倉は自分の知る限りの事をリナとドロロに話し始めた。
 特に隠したり出し惜しみする事はなく、ヴィヴィオがなのはに会ってすぐに引き離された事なども話す。
 その流れで、朝倉はアスカや小砂と自分達の間に起こった事件の事にも言及していく。


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