したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

没SS投下スレ

1 名無しさん :2008/09/19(金) 21:18:52 ID:L7g3hoig
勝手に立ててみた。
予約が被って投下できなかったSSの内容をこっそり明かすスレです。
あらすじだけでもおk。

2 名無しさん :2008/09/25(木) 00:27:54 ID:3WwCHiTw
このまま>>1だけってのも忍びないのでちょいと書きかけでボツになったネタを投下してみる

3 名無しさん :2008/09/25(木) 00:28:29 ID:3WwCHiTw
「……っ……う……ふっ……くぅ……」

薄暗い、深い森の中で、押し殺した幼い声が幽かに響く。

「……いっ……ひくっ……ぐっ……ふぇぇ……」

周辺に合った物の中で一番に大きな木の根元で、目立たないようにしゃがんで丸くなりながら、必死で自分の口を押さえて漏れ出す声を押しとどめようとしている少女がいた。
いや……少女と呼ぶにはあまりにも幼い。まだ片手で数えられるだけの年月しか生きていない彼女は、とても脆く小さい存在だった。

「………ふぅっ……うぇぇぇぇっ……!……っっ……」

思わず大きくなってしまった自分の泣き声に驚き、彼女………ヴィヴィオは更に手に込める力を強くした。

怖い。恐い。こわい。

恐怖の感情だけが今のヴィヴィオの全てを支配していた。
それは無理もない事だろう。幼いヴィヴィオに取って、この殺し合いの主催者が行ったデモンストレーションは余りにも刺激が強すぎる。
今、目を閉じたら人の並の間から垣間見てしまった、あの生首の虚ろな瞳を思い出してしまいそうで――――
そして、目を開けたら自分の目の前に本当にその瞳が現れてしまいそうで―――――――怖い。

「……………っ………っ……」

震えが止まらない。幾ら力を込めようとしても、カチカチ、カチカチと真白なカスタネットが歪な演奏会を開く。

「…………だ…め……だめだよ………っ」

静かにしなきゃ。息を殺して、ジッとして、誰にも気づかれないようにしなきゃ。
そうじゃないと………『あいつら』に見つかってしまう。

ヴィヴィオが感じている恐怖は、この「殺し合い」という異常な状況から来るものだけではなかった。
あの忌まわしい夜…ヴィヴィオの元から、大好きな家も、大好きなみんなも、大好きなウサギのお人形も、大好きなママ達も、全てを奪い去って行ったあの襲撃事件。
青い奇妙な服を着た女性たちに捕まって、よくわからないとても怖い場所に連れてこられて―――

「やだっ…………!」

その後の事を思い出したくなくて、ヴィヴィオはぶんぶんと頭を振る。
冷たく硬い、ベッドとも呼べないような板の上に縛りつけられた自分。
赤い宝石を手に、嬉しそうに、そして恐ろしく笑う白衣の男。
ヴィヴィオに顔をよせて、甘い声色とは裏腹の冷たい笑顔を向けてくる眼鏡の女性。
恐ろしかった。何度もママ達の名前を呼んだ。それでも………全ては無駄だった。
胸の部分に走る激痛を最後に、ヴィヴィオの意識は完全に闇に落ちて、気がついた時には「あの場所」にいた。
一体何が起こったのか、幼すぎるヴィヴィオには理解できる筈もない。
自分はあの白衣の男たちから逃げ出す事が出来たのか。それとも、この殺し合いすらあの男の狙いなのか。

……あの場所にいて、一つだけ気づいた事があった。
色んな人や、絵本やテレビの中でしか見たことのないような動物達が大量にいる場所で、ヴィヴィオはたった一人だけ知っている人が…そして誰よりも会いたかった人がいるのを見つけたのだ。
その事がヴィヴィオに微かな希望を与える。
きっと助けにきてくれる。ヴィヴィオを見つけて、優しく抱きしめてくれる。
だが、それは同時に大きな絶望でもあった。
もしも…あの人がヴィヴィオを見つける前に、ヴィヴィオが『あいつら』に捕まってしまったら。もしも…あの人が、『あいつら』やもっと恐ろしい他の誰かに―――

「そんな事……無いもん……!」

自らしてしまった最悪の想像を吹き飛ばす為に、ヴィヴィオは強く言葉を呟く。
きっと大丈夫。ヴィヴィオが知ってるあの人は、凄く綺麗でかっこよくて、そして強い人だから。

しかしそれでも、ヴィヴィオの中にある黒い不安は消えない。

4 名無しさん :2008/09/25(木) 00:29:04 ID:3WwCHiTw
「………はぁ……はぁ………」

荒く息をつきながら、ヴィヴィオは自分の胸のあたりを強く掴む。
あの場所に連れてこられてから、ずっと感じている奇妙な感覚。例えて言うならそれは『異物感』。
ヴィヴィオは、それが恐らく自分の中に埋め込まれた赤い宝石の所為だと理解していなかった。
ヴィヴィオは、その赤い宝石が一体何なのか、自分の体内にある事で何が起こるのかを理解していなかった。

「……やだ……怖い……怖いよぉ……!助けて……なの―――――」

無知はそのまま恐怖を呼ぶ。暗闇と静寂がさらにヴィヴィオに追い打ちをかけ、全ての限界を超えた彼女が叫びだしそうになった時。


「――キ――リ―――――チ―――」


まるで心臓を冷たい手で握りつぶされたような気がした。
誰かが、いる。声が確かに聞こえる。

「―ンキ―――エゾ―――モッ―――――――チ――!」

そしてその声は………徐々に近づいてきている!

「あ……あああっ………!」

ちがう、あの人の声じゃない。男の声だ。逃げなきゃ。すぐに逃げて隠れなきゃ。そうじゃないと――――
洪水のような思考がヴィヴィオの中で暴れまわる。早く早くと訴え続けるシグナルとは裏腹に、パニック状態に陥った彼女は立ちあがることすらできず、ただその場でもがくように動くのみ。
そしてその結果発生したガサゴソという物音は、そのまま通り過ぎるかもしれなかったその人にヴィヴィオの存在を囁く。

「―れかそこに―る――?」

はっきりと声が聞こえた数瞬後に、ヴィヴィオの目の前の草むらが揺れる。
もう、お終いだ。完全に見つかってしまった。
死すら覚悟したヴィヴィオは、きつく目を閉じる。頭の中はもう真っ白だった。何も考える事は出来ず、ただ思い浮かんだ大好きな人の名前だけを、ヴィヴィオは叫んだ。


「なのは……ママッ……!!」
「ゲンキー?」


―――そのまま、静寂。どこからともなく吹く風。

「………………え?」
「………………モチ?」

ゆっくりとヴィヴィオが目を開ける。そこにいたのは、ずんぐりむっくりとして、ピンク色で柔らかそうで、つぶらな瞳の不思議な生き物。

「…………チー?」

目の前の生き物が、不思議そうに首をかしげる。

「…………えっ……え?」

ヴィヴィオもまた、慌てたように首をかしげる。
不思議な生き物はただジッと自分を見つめているだけだ。
なんだろう。どうすればいいんだろう。…何かを話せばいいのかな?でも、何を……?さっきの言葉の、答え?

「………げ、元気じゃ……ないよ?」
「…本当だッチ。ゲンキじゃないッチー……」

5 名無しさん :2008/09/25(木) 00:35:30 ID:3WwCHiTw
と、ここまで書き上がっていた物の予約合戦によって没ったヴィヴィオ・モッチー登場話でした
とりあえずこの後はモッチーの素直さにヴィヴィオが少し精神を落ち着かせて、気弱な幼女と可愛いけど強いマスコットモンスターのコンビ結成って流れにする予定だった
これがボツってもモッチーとヴィヴィオが合流した時は「きた!プロット流用来た!!これで勝つる!!」状態だった物の…モッチーよ安らかに眠れ ナムナム
後はレリックを埋め込んだ状態で参戦させる事でチロッと暴走フラグとか

まぁでも一番書きたかったのはヴィヴィオの
「だめ…声、出しちゃダメ…誰かに見つかっちゃうよぉ…」と
「ヴィヴィオの中に…何か熱いのが入ってる…怖いよぉ…!」ってシチュだったのでこれはこれで満ぞk(アタマヒヤソウカー

6 名無しさん :2008/09/25(木) 00:42:19 ID:3WwCHiTw
ついでにもう一つだけ没ネタ…といってもタイトルだけだけど
ガスコンビ&セイン・砂ぼうずの話のタイトルを、東方アレンジ曲「ケロ⑨destiny」からパロッて『ケロぼうずStrikerS』にしてみようかと企んでいた
いや、ただタイトルをつなぎ合わせただけなんだけど個人的に語感が良くて好きだった物で…w 
たぶんケロロ・なのは・砂ぼうずって組み合わせが出てくるのはこの先無いだろうし、使う事も無いだろうからここで供養

7 名無しさん :2008/09/25(木) 01:38:18 ID:lYG2UCWg
何時の間にか来てた!
感想
何か和みコンビになりそうだなーと思ったら
……この変態めwww
大好きだ!!!

8 名無しさん :2008/09/27(土) 01:30:31 ID:L7g3hoig
ネタと言えるほどでもないが。
キョンとトトロを絡ませるつもりでした。
予約に負けたからぱあになったけどな!
でも結果的に古泉とのコンビが最高だったのでよし。
……トトロという奇妙な存在に振り回されつつも、皆を脱出するためにキョンは頑張るだろう。
そう思っていた時期が私にもありました……

9 名無しさん :2008/09/27(土) 09:03:07 ID:wPHwMDlw
人気キャラだし、そう簡単には死なないだろうと思っていたら……。
以下ネタ。

マーダーに襲われ、ハルヒとヴィヴィオピンチ。

ハルヒの世界改変能力発動。

『魔力以外の力』を『魔力』に変換できる世界に改変。

ハルヒ、バリアジャケット・バニーモード展開!


ハルヒの能力が禁止になっていなかったので、使ってしまおうと考えてました。
さらばバニー!

10 心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ(没ver) :2008/09/30(火) 17:13:42 ID:3WwCHiTw
殺し合い……俗に『バトルロワイアル』とも呼ばれる、残虐な遊戯の会場となった孤島の北西部。
その場所に存在する、地図上にも記されている施設・小学校のグラウンドの隅にて、何かを行っている人物がいた。
鋼の様な肉体を持ち、ブタ鼻にたらこ唇と言ういささか美男子と言うには難のある顔つき、
そして特徴的すぎる額に輝く『肉』の文字を宿しているその青年の名はキン肉スグル、又の名をキン肉マン。
『奇跡の逆転ファイター』と呼ばれ、数々の悪を倒し正義超人たちの中心となって活躍している彼は今、
『手にスコップを持って穴を掘る』という奇妙な行動を取っていた。

「やれやれ…ただ穴を掘るだけの労働がこんなに疲れるものとは思わなかったのう」

現地調達したスコップを一旦土に突き立て、コキコキと首を鳴らしながらスグルがふぅ、と息をつく。
言葉の通りにその顔には疲労の色が浮かんでいるが、それは『ただ穴を掘っただけ』にしては妙に強い物であった。
明らかに普段よりも重い自身の体に不信感を持ちながらも、「晩飯に食った牛丼が少し痛んでいたのかも知れんな」と、
テキトーに納得しながらスグルはチラリとすぐ傍の地面に目を向ける。
そこには、白い布で風呂敷の様に包まれた物体が鎮座していた。
しばらく黙ってその謎の物体を見つめていたスグルだったが、やがて「よし!」と気合を入れ直すと、再びスコップを地面へと突き刺し始める。

「…………待っていてくれ。すぐに終わるからな」

ポツリと呟かれたその言葉と、じっと穴の中へと向けられた視線には、深い悲しみが溢れていた。







この会場へと飛ばされ、支給品及び名簿確認、そして今後の行動方針を決定したスグルは、まず北にある都市部へと向かっていた。
理由は簡単、悪魔将軍のような参加者に危害を加えるであろう悪人を退治するにも、自分たち超人とは違い戦う力を持たない一般人を守るにも、
自分の名前を騙る『キン肉万太郎』なる不届き者をとっちめるにも、ともかく誰か他の参加者と合流する必要性があったからだ。
都市部へと向かった理由は単純に『町の中ならば人も集まるだろう』という予測からだったが、これが大ハズレだった。
最初に自分のいた森林部から灰色のコンクリートジャングルへと移動しても、行けども行けども参加者どころかネズミ一匹にも遭遇する事が出来なかったのである。
探し回るのならばとりあえず端っこから順番にと北西部へと移動し、
途中で見えてきた地図にも載っている施設・図書館の内部も隅々まで探し回った物の、完全に空振り。
参加者がそこにいた、という痕跡すら見いだせないままに、スグルは図書館の中をただうろつくだけという完全に無駄な時間を過ごすハメになってしまった。
地図に載っているという事で、もしかしたらこの図書館へと向かってくる参加者がいるかも知れないという希望を胸に、
しばらく入口で待ち構えたりもして見たものの、結果は惨敗。結局何の収穫も得られぬままに、スグルはトボトボと図書館を後にした。
そのまま、当初の目的であった北西部の端に向かおうと、図書館のあったB-03エリアからA-02エリアへと移動し、青い海が広がる海岸線へと到着した物の
そこに至るまでの道でも誰一人として他の参加者に遭遇する事は無かった。
「もしや、私一人だけ全然関係のない島に飛ばされてしまったのかのう…」としばらく体育座りで青い海と綺麗な星空を眺めながら傷心を慰めたりもしたが、
どうにか立ち直ると、スグルは南へと進路を変えて、ひとまずすぐ傍のエリアB-02にある小学校へと向かう事にした。
これでこの場所にも誰もいなかったらばどうしよう、という不安を振り払いながらも『ksk小学校』なる文字が刻まれた校門をくぐり、薄暗い校舎内へと侵入した所で、
ようやくスグルは他の参加者と合流する事が出来たのだった。

いや………正確には他の参加者『だったモノ』と。

11 心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ(没ver) :2008/09/30(火) 17:14:17 ID:3WwCHiTw

「こ………これは!?」

目の前に広がる凄惨な光景に、スグルは思わず叫び声を上げていた。
校舎内に入ってしばらく行った先の廊下の中心は、まるでペンキをぶちまけたように真っ赤に染まっている。
そのペンキが飛び散る中心にボタボタと落ちている大小様々な物体―――ある肉体を形成していたのであろう肉片は強い臭気を放ち、生理的嫌悪感を強める。
思わず胃の中を物をその場に吐き出さないように、口と鼻を手で押さえながら、スグルはそれの正体を確かめるために赤の中心へと近づいて行った。
まさか、この廊下に突然何らかの獣が飛び込んできてまた別の何かに襲われた、という訳ではないだろう。
ましてや、これが誰かに支給されたアイテムであるとも思えない。
つまりは、これは――――――――
最悪の想像がスグルの頭をよぎったその時、廊下へとさしこんでいた月の光が、肉片に埋もれていた何かにキラリと反射されて輝くのが目に入った。
ゆっくりとその辺りへと手を伸ばし、そこにあった肉片ではない硬い物体を取り出す。
その正体が何か判明した瞬間、スグルに心臓を鷲掴みにされたかのような衝撃が走った。

「これは……首輪ではないか!!」

赤い血にまみれて薄汚れてはいたが、見間違いをする筈もないその丸い物体を握った手がワナワナと震える。
これで間違いない。これは――ここに転がっている死体は、間違いなく参加者の、人間の物だ。
よくよく見れば首輪の内側には『HINATA-HUYUKI』という刻印が確認できた。
ヒナタフユキ………『日向冬樹』。そんな名前が名簿の中に記されていた事を、スグルは確認している。
そして、辺りにちらばっている肉片などの量から見ても、この『日向冬樹』という人物はまだ年端もいかぬ少年だったのであろう事が予測できた。

「クソォーッ!!!」

溢れる衝動を抑えきれずに、スグルが床へと向かって思い切り拳を叩きつける。
人間を遥かに超えた力を持つ超人の攻撃を受けた床が大きくヒビ割れるが、そんな事を気にしている余裕は無かった。

「誰が……一体誰がこんな酷い事を……!!」

もう一度、目の前の少年の死体を見つめる。
ほとんど原形を留めないまでに破壊されているその死体の状態に反して、周囲には全く争った形跡が見られない。
つまりは、抵抗する隙もなく一瞬で……もしくは抵抗できるほどの力をこの少年が持っていなかったのか……ともかく、一撃で勝負はついていた筈だ。
だというのにこの人物を襲った殺人鬼は、さらに幾度となく攻撃を加え……この体を破壊したのだろう。
首にしっかりと嵌っている筈の首輪が、いとも簡単に回収できるほどに。
その事が何よりも、正義超人であるスグルに強い怒りを与える。

「何故だ……何故そんな事をする必要があるのだ!! 
 死に瀕している少年の体をさらに傷つけて楽しむ、そんな極悪の殺人鬼がここには存在していると言うのかーっ!?」

悲痛な叫びを上げながら、何度も何度もその拳を床へと振り下ろす。
恐らく無力だったのであろうその少年を、無慈悲に殺害した犯人が許せない。
こんな惨劇を起こすきっかけを作った、あの少女と眼鏡の男が許せない。
そして何よりも………間に合う事が出来ず、少年を救う事が出来なかった自分が許せなかった。

「すまない、冬樹少年……もしも私が図書館や海岸などによらず、一直線にこの小学校へと向かっていれば、君を救えたかも知れないのに……!!」

拳の動きを止め、床に突っ伏した状態で震えながらスグルが呻くように少年へと謝罪する。
だが、今そんな事を言った所でどうにもならないのは誰よりもスグル自身が承知している。
過去を後悔するよりも、今は今自分に出来る事をすべきだ。

12 心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ(没ver) :2008/09/30(火) 17:15:17 ID:3WwCHiTw

「………………っ…」

ズズッ、と大きな音を立てて鼻を啜りあげた後に乱暴に目元を拭うと、スグルは立ち上がりすぐそばの教室へと入っていく。
そして、教室の窓際に掛っていた真っ白なカーテンを強引に引きちぎり、再び廊下へと舞い戻るとそのカーテンをふわりと床に敷いた。

「今の私に出来る事はこれぐらいだ……本当にすまない、冬樹少年よ…」

じっと日向冬樹の死体を見つめながら、スグルは再度悲痛な声で無念の中で散って行ったであろう少年に謝罪した。







「大体、これぐらいの深さがあれば大丈夫かのう…」

十数分ほどスコップで掘り返してきた結果、目の前に誕生した大きな穴を覗き込みながら、スグルは誰ともなしに呟いた。
そして、一旦スコップをその場に置くと、その代わりにずっと後ろに置いてあった白い布に包まれた物体を持ち上げる。
しばらく黙ってその包みを見つめた後に、スグルはゆっくりとそれを穴の中へと置いた。

「あのまま、廊下に転がっていたままでは幾らなんでも辛いだろう…私にはこれぐらいしか出来ないが、せめて安らかに眠ってくれ…」

そう言った後に再びスコップを手に持ち、静かに掘り返した土を穴の中へと戻していく。
白い包みの正体―――それは他でもない、カーテンに包まれた日向冬樹の死体であった。
スグルが考え付いた、日向冬樹に対して自分が出来る事……それは、せめて丁重にその死体を葬ってやることだった。
そして、ぐちゃぐちゃに破壊しつくされていた死体を埋葬するためには、どうしても何かの布で包む必要があったのだ。
日向冬樹の冥福を祈りながら、スグルは何度も土を戻して穴を埋めていく。
その内に完全に日向冬樹を包み込んでいた布も見えなくなり、こんもりとした土の小山が出来た所で、ようやくスグルの手が止まる。
その後で、この辺りで調達した木の枝に手を伸ばしガリガリと文字を刻むと、墓標代わりに小山へと突き立てる。

『少年 日向冬樹 ここに眠る』

簡素ながらどうにか完成の日の目を見た日向冬樹の墓の前で、スグルはしばし目を閉じ黙祷を捧げた。

「本来ならば、もっと時間を掛けて手厚く供養してやりたいのだが……」

短い黙祷を終えてゆっくりと目をあけながら、スグルはある事を考えていた。
先ほどこの手で回収した日向冬樹の死体の事である。
その体は完全に冷たくなっており、すでに硬直が始まっていた。
また、辺りに派手に飛び散った血液も完全に乾いていた事から、日向冬樹が殺害されてからは相当の時間が経っていたと予測される。
つまりは、冬樹殺しの下手人は既にこの場から遠く離れたどこかへと移動し、新たな犠牲者を出している可能性が高いのだ。

「平和を守る正義超人として…いや、私個人としても、そんな大悪人を見過ごすわけには行かん。
 一刻も早く見つけ出し、この手で止めてみせる!」

拳を力強く握りしめ、目の前の墓に眠る少年に誓うように語る。
その目に浮かんでいるのは、若干の悲しみと強い怒り、そして熱い使命感だ。

それから、もう一つ。
スグルは傍らに置いておった自分のディパックを手に取ると、しばらく中を漁った後に中から一つのアイテムを取り出した。
それは、一番最初にこの手で回収した日向冬樹の首輪だった。
赤い鮮血がこびりついていたそれも、すでにスグルの手によって洗われて元の銀色の光沢を取り戻している。

この殺し合いを阻止するに当たって、まず必要な事は自分達を拘束しているこの首輪を解除する事だ。
あいにくと、大して良くないスグルの頭脳ではそれを可能とする技術や知識は欠片も浮かびもしないが、
彼の友であるウォーズマンやアシュラマンならば……いや、それでなくとも殺し合いの打倒を目指すまだ見ぬ仲間たちならば首輪解除の妙案を浮かべてくれるかもしれない。
ともかく、今こうして自分の手に首輪のサンプルが存在している事は僥倖と言える筈だ。

「冬樹君。私は君の死を決して無駄にはしない。君が残してくれたこの首輪を存分に役に立て、必ずこんな殺し合いは止めてみせる事を約束する!!
 ………だから今は、ただ安らかに眠ってくれ」

ほんの少しだけ、悲しそうな表情を浮かべると、首輪を再びディパックへと仕舞いこんでスグルは冬樹の墓に背を向ける。
これ以上の惨劇を引き起こさない為にも、急がなくては―――――!

「うおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!」

気合いを入れ直す為にも、獣のような雄たけびを上げながらスグルは全速力で正門へと駆け出して行った。

13 ◆qYuVhwC7l. :2008/09/30(火) 17:19:46 ID:3WwCHiTw
以上、没になった冬樹の死体埋葬シーンでした

スグルとヴィヴィオの時間に大きなズレがある以上、どこかでスグルに時間つぶしをさせなければ……
と言う事で『冬樹の死体を埋葬させる』というプロットを作り出したものの、まさか先になのはさんに埋められるとは思わなんだw
とにかくどうにかして時間の辻褄を合せなければ、と必死で考えた苦肉の策が『ここでスルーした図書館について詳しく描写する』という物でした。
没になる前はタイトルも『心に愛がなければ〜(前編)・(後編)』だった物の、幾らなんでも本を読みながら居眠りでこのタイトルは無ぇだろうと言う事で変更する事にw
…しかしまぁ、元々は前半もシリアス話だったのに、思い切りギャグに転んだなぁ

14 名無しさん :2008/09/30(火) 20:08:29 ID:MdHPK2/w
こっそりキン肉マンで考えてたネタ……

走り回りながら火事場のクソ力がない状態で悪魔将軍に再度勝てるかどうか不安に駆られる。

弱気になったところで、フェイトの死体を発見、首の傷から悪魔将軍の仕業だと察する。

無残に殺されていった姿が浮かび、駆けつけられなかったことを謝罪した直後に悪魔将軍のボディの欠片を発見する。

この細い体で悪魔将軍に立ち向かっていった勇気を知り、弱気になっていた自分を叱咤、気合を入れ直す。

埋葬したいが、こんな廃屋近くに埋めるのも忍びないと神社へフェイトの死体を抱きかかえながら歩きだす。
廃屋の悪魔将軍に気づくことなく……


先に明け方の神社が大騒ぎになったため見送る形に……

15 ゲーム開始数日前 :2008/09/30(火) 20:54:39 ID:pLErDJas
カタカタカタカタ、と一音一音独立しているような生易しいものではない。
ダーーーーーーー、と形容するほうが正しいだろう。
パソコンと湯のみを載せたデスクに向かって座り
文字通り目にも止まらぬ手捌きでタイピングしている少女がいた。
肩より先以外は微動だにせず、ただただ腕と指のみが躍動し
パソコンの画面は溢れ出る新たな文字に押し上げられるように上へ上へとスライドしていく。

突如全ての動きが静止した。
何を思ったか右腕が湯のみへと伸び、お茶を静かにすする。
そして湯のみを置くと同時に、カチャ、と戸が開く音がした。

「頑張っているようだね、有希君」

部屋の戸が開くと同時に男の声が響いた。
有希と呼ばれた少女は特にその声に反応することはなく再び神技を再開している。
その反応に気分を害した様子もなく、黒髪に黒縁の眼鏡の男が戸をくぐり現れた。
その男の後ろから、黒いいがぐりのようなウニに目玉をつけたような生物の集団も
きゅうすを抱えるようにして入ってきた。
少し間が開き、膝ほどの高さもない藍と白の毛で構成された
もふもふした生物も袋を肩に引っさげ現れ、戸を閉めた。

「大した作業じゃない」

口がわずかな単語だけつむぐ間も肩から先は止まらない。
その間にまっくろくろすけな生物群が湯のみにお茶を注いだ。
もふもふした生物がどんぐりを部屋に落としながら机の上に這い上がり
湯のみの隣にどんぐりが数個のっている皿を置いた。

「完成」

湯のみから立ち昇る湯気をわずかに揺らしつつ、有希が呟いた。
右手は変わらず素早くキーボードを叩き、左手はどんぐりを一つ掴み口へと運ぶ。
ポリポリとどんぐりを咀嚼しつつ、右手でEnterキーを叩いた。
その行為により、パソコンは既に印刷作業へと移行している。

「添削は必要かい?」

「必要ない」

「出来のいい生徒が相手だと先生も大変そうだね」

16 ゲーム開始数日前 :2008/09/30(火) 20:55:24 ID:pLErDJas
そっけない即答に、彼女の授業を担当しているであろう顔も知らない教師に
本当に同情しているかどうかは分からないが男はそうコメントした。

「それで、本のタイトルは?」

「『たたかえ!! 平和主義者・フィル王子!!』 」

無表情のまま、淡々と有希は返答した。文字に起こすと『!!』が付いているが
実際に聞いた者にはそのニュアンスは伝わらないのは確実であろう。

「製本よろしく」

これまたいつのまにやら印刷が完了したプリントの束を
有希はもふもふした生物に差し出した。
紙束の下へと潜り込み、彼は紙を運びながら部屋の外へと出て行こうとして
自分が落としたどんぐりを踏みつけ盛大に転んだ。
宙に紙が舞い、可愛らしい生物が健気にそれをかき集めていたが
それに対して反応を示した人物は誰もいなかった。

「次の作業があるから」

そう言って着ている制服のポケットからペンを取り出した。
まっくろくろすけ達がどこからともなく紙とトーンを引っ張り出している。
どうやら今度はマンガを描くらしい。

「何にしても、本番までもう間もない。作業は程ほどにして
 今のうちに身体を休めたほうがいいんじゃないかい?」

そんな男の声を無視して、有希はペンを走らせる。
無表情の女子高生が何故か肩と胸に鎧があるだけの全身タイツを身に包んでいる
中年の愉快そうかつちょっとマヌケな白髪オヤジが主人公のマンガを高速で描く姿は
ある意味世界の終わりを感じるような恐ろしい光景であった。

軽く肩を竦めて、男は戸を開け、部屋を立ち去って行った。
戸を閉める音が鳴った後はひたすらにマンガ作製に関わる音のみが部屋を占めた。

長門有希は無表情のままペンを走らせる。
その行為に何かの意図があるのか、それとも単なる気まぐれなのか。
それは彼女にしか分からない。

17 名無しさん :2008/09/30(火) 20:57:22 ID:pLErDJas
本編の投下を見て1レスだけのネタを書こうとしたらなぜかこうなっていた。
全く推敲してないがちゃんとやれば外伝にできてたりしたのかなぁ…

18 ◆S828SR0enc :2008/10/05(日) 17:21:18 ID:nu.IbGJw
せっかくなので没ネタ披露

紆余曲折で喧嘩しつつも一緒に山登りをするハルヒ・アスカ一行と、それを発見し皆殺しを狙うズーマ
ズーマの気配に気づいたアスカが咄嗟にハルヒたち三人を崖から突き落とす
落ちた三人はモッチーのもちもちがクッション代わりになって大けがはなし
崖上に残ったアスカは抵抗虚しくズーマに殺されるが、最後にヴィヴィオを助けてやれたことに少し満足して死ぬ
崖下のハルヒたちはアスカを助けるために戻るか、それとも逃げるべきかでハルヒとクロッチが喧嘩したりしなかったり

気がついたらツンデレ組が解散しちゃったので没となったネタでした

19 名無しさん :2008/10/11(土) 00:53:16 ID:5in.nqJA
没ネタ
気絶から醒めた閣下が、首輪作動までの一分間で隣のエリアまで脱出する話書いてたんだがなあw
まさかあそこまで綺麗に閣下のエリアが外れるとは思わなかったww

20 ◆hjKFqNAi/U :2008/10/11(土) 20:51:47 ID:uzjAzzPM

kskロワ最初期の没プロットを公開。
時期としては「多くのキャラの登場話が終わった頃」。このプロット登場キャラも登場話が終わった直後。
数時間差の予約の遅れで、惜しくも没となった話でしたが……。


・ショッピングモールで、必死に逃げる2つの影。追いかける1つの異様な影。
 逃げていたのは8頭身のケロロとサツキ。追いかけるのはアシュラマン。
 それぞれショッピングモールを目指し、遭遇してしまったのだ。
 「ええいそこのカエルの超人! 貴様も超人なら逃げずに戦わんかぁ〜〜っ!」
 「超人?! 何のことであります!? 我輩、見ての通り普通のペコポン人でありますよ!?」
 「馬鹿を言え〜〜っ! そんな奇妙な頭をした人間がおるかぁ〜〜っ!」
 サツキの支給品の中にあったペコポン人スーツを着込んでいたケロロだが、それで誤魔化せるはずもなく。
 巨大なショッピングモールの中、奇妙な追いかけっこが続く。

・そうして逃げ続けたケロロたち。開けた空間で段差を飛び越えようとしたケロロ、ロープに足を引っ掛ける。
 「ぐ、軍曹さん、そこって……!」「え?」
 いち早く異常に気付いたサツキが足を止めて警告を発しかけるが、やや遅い。
 「カーッカッカ! あの完璧超人ども、これは粋な計らいをしてくれたものだなぁ〜〜っ!」
 転んだケロロの所に追いつくアシュラマン。ガラガラと音を立てて落ちてくる金網。
 そう――ケロロが転んだのは、ショッピングモール特設リングの中だったのだ。
 しかもデスマッチ仕様で、2名がリングに入ったのを感知して天井から金網落下する仕掛け。逃げられない。
 「ええい、こうなったら相手してやるであります!」
 金網の外に締め出された格好のサツキを観客に、唐突な「プロレス」が開始される。

・と、覚悟を決めたかに見えたケロロだが、アシュラマンの怒り顔にすぐに逃げ腰。
 金網の中では逃げられるわけがなく、すぐに捕まって……
 「カーッカッカ! 三流超人め、速攻で終わらせてやる! 阿修羅バスター!」
 掟破りのいきなり必殺技!
 がっちりと固定された8頭身ケロロ。技を返せるはずもなく、手足を極められたまま高々と空中を舞う。
 「高いであります! 速いであります! 死ぬであります! 減速できませんシャ○少佐ァ!」
 『(幻聴)ケロロ軍曹、残念ながらペコポン人スーツに阿修羅バスターをひっくり返すパワーはない。
  ぶっちゃけ、無駄死にだぞ』
 「シャ○少佐ァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 死に際になんか幻聴聞こえたりして、ますますヤバイ。そうこうするうちに、どんどん地面が近づいてきて。
 嗚呼ケロロ軍曹、こんな簡単に死ぬのか?
 「……って、よく考えたら、脱げばいいであります」(ヒョイッ)
 「な、なにーーっ!?」
 激突の直前、ふと思いついてシュルリとペコポン人スーツから抜け出し難を逃れるケロロ。
 中身のないペコポン人スーツを破壊したものの、技が崩れて自爆した格好のアシュラマン。
 「手足の極め方は凄かったでありますが、頭の固定が甘いであります!」
 「ぐぅっ、まさかそのタイミングで『オーバーボディ』を脱ぐとはな……! カエルの超人、ここからが本気か!」

・と、盛り上げておきながら、すぐにケロロ軍曹はボロボロに。
 そりゃペコポン人スーツ脱いでしまったら体格差が大きすぎる。
 おまけにアシュラマン、警戒して今度は堅実な試合構成に変更。打撃中心でラッシュをかけてくる。
 ボロボロのケロロ軍曹に、金網の外のサツキは悲鳴。
 「ぐ、軍曹さん!」「し、湿気……! 湿気さえあれば、こんな奴など……!」
 金網越しに駆け寄ったサツキに、ケロロは小さく弱音を吐く。
 空調の効き過ぎたショッピングモールは、ケロン星と比べてあまりに湿気が足りない。
 それは真実なのだが、今それを言ったところでどうしようも……!
 彼の弱音を聞いたサツキは、そして目に涙を溜めたまま、その場を走り去ってしまう。

21 ◆hjKFqNAi/U :2008/10/11(土) 20:53:16 ID:uzjAzzPM

・「カーッカッカ! どうやら小娘にも見捨てられたようだな!」 アシュラマン高笑い。
 ケロロをいたぶり悪魔超人としての愉悦に浸っていた彼だが、ふと、焦げ臭い匂いに気付く。
 広いショッピングモールのどこかで、何かが燃えているのだ。いったい何故!?
 そうこうする間もなく、黒い煙が流れてきて、火災報知器が作動。耳障りなベルの音が響き渡って……
 おもむろに、スプリンクラーが作動!
 ずぶ濡れになりながら、サツキがゆっくりと戻ってくる。
 「学校で習ったの……火遊びはしちゃいけません、って」
 「でも、大きなデパートとかには、万が一に備えて『こういう仕掛け』がある、って……!」
 そう、サツキは逃げたのではない。ケロロの危機を救うため、あえて火を放ったのだ。
 ボヤ止まりの火はすぐに消えてしまうが、辺りには大雨でも降った後のように大量の水。そして湿気。
 アシュラマンの背後から、不気味な鳴き声が聞こえてくる。
 「ゲロゲロゲロゲロゲロ……! 思い出すであります……『あの頃』の自分を……!!」
 大量の湿気を身に受けて――『あの頃ケロロ』、降臨!

・全身ツヤツヤ、見るからに力強い『あの頃』ケロロは、今までの鬱憤を晴らすかのように大反撃。
 大いに体格差のあるアシュラマンを、一方的に打つ! 蹴る! 投げる! くすぐる!
 アシュラマンも必死に反撃のパンチを繰り出すが、ケロロの強固な胸板に、逆に殴った拳が砕け散る!
 攻防共に隙のない圧倒的強さ! 腕の1本が使用不能になったアシュラマンに、ケロロは余裕の笑み。
 「ふっ……アシュラマンとやら。今の俺には、貴様は勝てない……!」
 「カーッカッカ! 確かに、今の貴様は『火事場のクソ力』のような不可思議な力が働いているらしい……!」
 アシュラマンまでもが自らの劣勢を認めるこの状況。
 勝負はあったかに見えたが……悪魔は、その程度では屈しない!
 「となれば、その力を奪ってしまえばいいだけの話よ! 『竜巻地獄』!」
 
・アシュラマンから放たれた竜巻が、何本もリングの内外に渦を巻く。あえて直接当てずに、何本も放つ。
 ボヤを消し止めたスプリンクラーは、既に止まっている。残された湿気が、竜巻によって吹き飛ばされる!
 見る見るうちに肌の艶を失い、元の姿に戻っていくケロロ軍曹。
 いや、それどころか、身体のあちこちに、うっすらと氷まで張り始めているような……!?

・「そういえば、おばあちゃんに聞いたことがある……!」サツキは思い出す。
 水は、蒸発するときに周囲の熱を奪うのだ。いわゆる気化熱という現象。
 夏場に行う打ち水も、その原理を利用した生活の知恵。夕立が通り過ぎた後の畦道は、とても涼しい。
 サツキは理解してしまう。田園での生活で実感したその原理が、今こうして……!

・竜巻が消え去ったリングの上。
 すっかり湿気を奪い去られたケロロ軍曹は、カチコチに凍り付いてしまっていた。
 トドメとばかりに、アシュラマンがその凍った身体を抱え上げ、宙に舞う。
 「カーッカッカ! 頭の固定が甘い、と言ったな! ならば……!」
 2本の腕で、頭を固定。残りの腕で、身体を固定。
 手足へのダメージより脳天砕きの効果を重視した、「改良阿修羅バスター」炸裂!
 「だめ、やめてーーっ!!」
 サツキの悲鳴も虚しく、哀れケロロは凍ったまま、粉々に砕けて絶命するッ……!

22 ◆hjKFqNAi/U :2008/10/11(土) 20:54:52 ID:uzjAzzPM

・対戦者の片方の死を感知して、金網が引き上げられる。
 悠々と出てくるアシュラマン。粉々に砕けて無惨な屍を晒すケロロ軍曹。腰の抜けた格好のサツキ。
 だが、悪魔はこれで終わらない。
 「小娘。貴様が余計な手出しをしなければ、拳を砕かれることもなかった。この代償、高くつくぞ……!」
 「ひっ……!」

・時間経過。
 ショッピングモールでの試合を終えたアシュラマンは、建物を出て次の対戦相手を求めて歩き出していた。
 手には戦利品のデイパック。増えた荷物を担ぎなおした彼は、ふと呟く。
 「やはり『この腕』は使いづらいな。また誰かから奪わねばならんか」
 よく見るとアシュラマンの6本腕のうち、1本が妙に細くて弱々しい。
 男性の腕ではなく、12歳の少女の右腕になっていた。
 ケロロの身体は砕いてしまったし、あの短さでは使い物にならない。そう思って、一時的に奪ったのだが。
 「カーッカッカ! まあ良い! また戦って奪えばよいだけの話よー!」

・そしてショッピングモールでは、殺す価値すらないと見放された少女が泣いていた。
 「腕が……! 私の、腕が……!」
 対テリーマン戦の時の要領で、アシュラマンに片腕を奪われてしまったサツキ。右腕が綺麗に消滅。
 出血もなく痛みもなく、ただ恐ろしい喪失感に少女は泣く。
 誰かあの悪魔を倒して。そして私の腕を返して……!


……と、ケロロ死亡、サツキ隻腕化、アシュラマン腕1本貧弱化で〆。
早めに特設リング出してキン肉マンしたかったという……w

23 名無しさん :2008/10/11(土) 21:14:09 ID:Wz5F7JqQ
そんな頃からリング狙ってたのかあんたw

24 名無しさん :2008/10/12(日) 02:03:31 ID:.dASC8kQ
リングにかける執念素晴らしいですwwww

25 没放送案 :2008/10/12(日) 19:16:46 ID:kDsxQzr2
お待たせシマウマー! 世界に羽ばたく、アデランスの中野さんです!
いやはや、現在私は大変なことになっているんですねえ。
日下部タツオと長門有希という謎の二人組に拉致され、バトルロワイアルという名の殺し合いの会場に連れてこられているのです!
怖いですねえ、恐ろしいですねえ! おしっこちびってしまいそうです!
ここで私は、参加者たちに情報を伝える放送を読み上げるようにいわれたんですねえ。
私だって、こんな殺し合いを企画するような連中の言うことを聞くのはいやです。
しかし私の首には、参加者と同じ首輪がはめられてしまっているのです。
彼らに逆らえば、私もあの白髪の少年のようにドロドロに溶かされてしまうんですねえ、怖いですねえ!
愛する妻を残して死ぬわけには行かない私は、仕方なく彼らに従っているんですねえ。
しかし、いつまでもこうしているつもりはありません!
我らがキン肉マンやウォーズマン、それに未来から連れてこられたというキン肉マンの息子、キン肉万太郎!
彼ら正義超人が、きっとこんな悪夢の戦いを破壊してくれるはずです!
その時が来るのを信じて、今は屈辱に耐えるのです!


「おはようございます、皆さん!
 生き残るために頑張っていますか? お疲れ様です、はい!
 いろいろ言いたいことはあるんですが、皆さんもいつ他の人に襲われるかわからない身。
 あまり長々と話を聞いている余裕はないでしょう。ですから用件だけ簡潔にお伝えしましょう!
 まずは禁止エリアの発表からです! 皆さん覚えてますか? 禁止エリアというのは、入ってはいけない地域のことなんですねえ。
 今から言いますんで、しっかりメモを取ってください!

 午前7:00から F-02
 午前9:00から E-10
 午前11:00から E-03

 はい、皆さんわかりましたか? 聞きそびれた人は、誰か他の人に教えてもらってください。
 続いて、今回の放送までに亡くなられた参加者さんたちの発表です。
 亡くなられたのは、今から読み上げる5人の方です。
 
 涼宮ハルヒ
 モッチー
 フェイト・T・ハラオウン
 日向冬樹
 ゼルガディス=グレイワーズ

 以上です。この方々のご冥福を心よりお祈りします。
 皆さんまだ若いのに、かわいそうですねえ。しかもこの中には、仲のいいお友達に殺されてしまった方もいるんですねえ。
 怖いですねえ、恐ろしいですねえ。
 皆さんもこの先生き残りたいのなら、細心の注意を払ってほしいです、はい。
 さて、今回の放送はここまでなんですねえ。また次回の放送でお会いしましょう。
 さよなら、さよなら、さよなら」

考えたのはいいけど、どうにも緊張感が足りない気がして結局放送予約合戦には参加しませんでした。

26 名無しさん :2008/10/12(日) 19:26:17 ID:Wz5F7JqQ
アデランスの中野さんってw

27 ◆h6KpN01cDg :2008/11/14(金) 09:25:51 ID:q9awyVCc
朝倉&スグル&ヴィヴィオの没プロット(の一部)
視点は朝倉。


その時、私の目の前で女の子が自らの顔に手を伸ばす。
「……うう、気持ち悪いよお」
そして、その白く細い指で、その白い液体を滑らせるように拭い取った。
「何だろう、これ……甘いにおいがするよ」
図面的に色々問題があるのではないか、と私が思っていると、女の子はその白濁液が付着した指を口元に近づけて。
「……んっ、ん」
……口に含んだ。
この年の子供は何でも口に入れてしまうとは聞いていたが、何ともいえない光景だ。
ぴちゃり、と音を立てて指を舐める。
赤い舌がぬらりと動き、わずかに覗く。
「……ふえ、……う、ん……やっぱり甘い……」
甘い?
しばらく反応できなかった私は、その言葉で違和感に気づいた。
舐めたことなどないが、少なくとも甘いなんてことはありえないはずだ。
まさか、と感づいたのと同じタイミングで、男も我に返ったらしくあわてて口を開いた。

サーセンwとずっと書きながら思ってましたが2X氏の作品を見て自分の未熟さを思い知りました。

28 もふもふーな名無しさん :2008/11/14(金) 14:19:48 ID:lYG2UCWg
ちょwww
エロいwwwwwwww

29 ◆M8vEwn3pD2 :2008/11/25(火) 00:59:41 ID:L7g3hoig
こっそり。
実はズーマさんはトップマーダーにするために入れていたりした。
……誰を殺すかって?某ぶっ飛ばされた2人ですよ。
しかしカジオーはともかく今のズーマさんじゃタママと合討ちになるんじゃね?むしろ負けるんじゃね?と思って没。

30 ◆h6KpN01cDg :2008/11/25(火) 01:00:20 ID:L7g3hoig
↑入力ミス……OTL

31 もふもふーな名無しさん :2008/11/25(火) 19:41:41 ID:a4UiZjMo
ど…ドンマイ!

32 ◆MUwCM75A2U :2008/12/04(木) 22:06:13 ID:5Ep75W1U
自分もこっそり。ひょっとしたら何かに生かせるかもしれないけど没プロット投下。
モールがずっと予約されないのなら責任を持って(?)自己リレーを考えてました。
某所の意見を参考にしています。


・シンジ起床。パニックを起こすも夏子が手慣れた対応をする。シンジから話を聞く。
・シンジが落ち着いた(っぽい)ので四人と一匹が一部屋に揃う。
改めて情報交換を行う。その間シンジは俯いてぶつぶつ喋ってる。恐怖を覚えるみくる。
・みくるは夏子から預かっていた煙玉をソファーとかテーブルの上に放置していた。
隙を突かれてシンジが煙玉発動。ついでにみくるの銃を奪う。夏子が追撃。
・やっぱりお前は騙されているとか何とかで夏子vsシンジ。戦力の差は大きいが、夏子の背後に
みくる達がいるので、夏子は全力を出せない。そこへオメガマン登場。
・オメガマン、マシンガン乱射。ハム、万太郎、夏子負傷。シンジはその間にどこかへ行く。
・夏子&万太郎vsオメガマン。接近戦に持ち込みたい万太郎だが、相手は銃を持っているので近づけない。
その間にハムとみくるを逃がそうとする夏子。
・横からシンジ登場。銃を撃つも当たらない。夏子はシンジを撃とうとするがみくるが駆け戻ってきて止める。
・もみ合っている間にオメガマンの攻撃。万太郎が庇うも庇いきれない。発砲しようとする夏子だが、みくるが側にいる(斜線上にいる?)為撃てない。
甘さをオメガマンに指摘され、夏子は双方から銃撃を食らい倒れる。兄弟の事を思いながら意識を失う。
・オメガマンが標的をシンジに変えた為、シンジは煙玉を使い逃走。万太郎がオメガマンを攻撃した…つもりだったが、オメガマンはハムを楯にしていた。
・倒れるハム、混乱しみくるは逃走。モールのリングが発動しオメガマンvs万太郎。

とまあ、こんな感じでした。
ハムと夏子は殺そうか殺さないか迷っていました。好きなキャラは自分の手で…とか何とか(ry
しかしみくると夏子のフラグは生かしたいし、夏子もっと強くね? シンジが何で落ち着いてるの? とか
モンファキャラ死に過ぎとか色々と問題点があったのでリレーされなくても形が変わっていたと思います。

33 もふもふーな名無しさん :2008/12/05(金) 00:28:00 ID:JEohelQo
おおープロット投下乙です!
やはりシンジは爆弾役だな。エヴァ勢怖いw
怪我するメンバーも多くて手に汗握る話です!

34 もふもふーな名無しさん :2008/12/05(金) 19:14:58 ID:E5to4D82
こっそり乙!シンジ……お前はあああああああ
本スレで言ってたみたいに、没プロットは他に生かせることもあるかもしれないけど
読み手的には晒してくれるのもやっぱり楽しいな

35 ◆4etfPW5xU6 :2008/12/15(月) 00:06:10 ID:lYG2UCWg
自分も適当に書きなぐったものをー 
 
kyonVSナーガ様
kyon日本刀発見
外に出る
ナーガ発見
マーダーだから見逃して殺しまわらせようとする
見つかる
襲い掛かられる
死ぬわけにはいかないからバトル
ナーガ様余裕モード
ナーガ様敢えて隙を作る
内心ビビってて、チャンスと思いパンチが大振りに
途中で言われた事をkyonが思い出す
右で相手に向かう拳を強引に引っ張り、反作用で後ろにこける
カウンター繰り出しててナーガ様空振り
こけたままkyonが小ビーム
まともにくらいナーガ様本気モード
疲労がヤバく、キレて全力出したからヘバりかける
何とかkyonがナーガ様を日本刀で体を縫いとめる(手が届かない位置)
スマッシャー
殺したと思い高揚感で油断
後ろから左腕切り裂かれる
?????????
実は半身を切り裂いて脱出
kyonパニック
フルボッコに
死を覚悟
死にたくない
ナーガが刀を振りかぶる
目を瞑って回想シーン
いつまでも衝撃こない
?????????
気絶して尚君臨するか
誇り高き悪に魂が震える
ナーガをコテージに隠す(貴重なマーダーが殺されないため)
北へ

36 もふもふーな名無しさん :2008/12/15(月) 09:54:10 ID:E5to4D82
乙!
kyonとナーガ様があの位置にいればやっぱバトル以外考えられないよなw
誇り高き悪、とは……kyonは徐々に真の悪に目覚めてゆくのか…

37 もふもふーな名無しさん :2008/12/15(月) 20:20:02 ID:Gk3dH.Tg
乙です!!
すげぇぇぇこちらもヤバいぐらい2人とも超格好良い!!読んでてドキドキした!
こ、これ文章で読みたいっつったらわがままだよね?いや何でもないんだうん。
こっちだとkyonが勝つんだな。ヘタレよりも成長してる気がするぜ!
だが貫禄はあくまでナーガ様が上かwww

38 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 00:48:31 ID:jvIbEY.U
おぉ、乙です!
やっぱバトル展開皆さん考えるんですねw
こっちのkyonはちと格好良いか?
ただそれ以上にナーガ様が格好良いw
気絶して尚君臨するか…って跡部様じゃないですかwww

39 古泉一樹の戸惑NG集 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/16(火) 21:13:59 ID:E1JNrm2Q
TAKE1
気が付くと、古泉は一人SOS団の部室で椅子に座っていた。

(また……夢ですか……)

心の中でそう呟く古泉。それは単なる事実の確認であり、一切の感情を含んでいなかった。
そのまま古泉がなにもせずにいると、扉の向こうに誰かの気配が出現する。

(涼宮さんのお出ましですか……。ですが、僕はどんな顔で彼女を迎えれば……)

彼が悩んでいるうちに、扉が開く。だが部室に入ってきたのは、彼が予測していた人物ではなかった。

「やあやあ古泉くん、スモークチーズはあるかい?」

それは、緑の髪を長く伸ばしたちっこい生物であった。

「誰 で す か あ な た は」


TAKE2
気が付くと、古泉は一人SOS団の部室で椅子に座っていた。

(また……夢ですか……)

心の中でそう呟く古泉。それは単なる事実の確認であり、一切の感情を含んでいなかった。
そのまま古泉がなにもせずにいると、扉の向こうに誰かの気配が出現する。

(涼宮さんのお出ましですか……。ですが、僕はどんな顔で彼女を迎えれば……)

彼が悩んでいるうちに、扉が開く。だが部室に入ってきたのは、彼が予測していた人物ではなかった。

「くぉら、ボケガエル!! あんた今度はいったい何したのよ!」

それは、赤い髪をツインテールにまとめた中学生ぐらいの少女だった。

「だ か ら 誰 で す か」

40 古泉一樹の戸惑NG集 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/16(火) 21:14:31 ID:E1JNrm2Q
TAKE3
気が付くと、古泉は一人SOS団の部室で椅子に座っていた。

(また……夢ですか……)

心の中でそう呟く古泉。それは単なる事実の確認であり、一切の感情を含んでいなかった。
そのまま古泉がなにもせずにいると、扉の向こうに誰かの気配が出現する。

(涼宮さんのお出ましですか……。ですが、僕はどんな顔で彼女を迎えれば……)

彼が悩んでいるうちに、扉が開く。だが部室に入ってきたのは、彼が予測していた人物ではなかった。

「WAWAWA忘れ物〜」

それは、髪をオールバックに固めた男子生徒だった。

(確実に見たことはあるんですが……。誰でしたっけ、この人)


TAKE4
気が付くと、古泉は一人SOS団の部室で椅子に座っていた。

(また……夢ですか……)

心の中でそう呟く古泉。それは単なる事実の確認であり、一切の感情を含んでいなかった。
そのまま古泉がなにもせずにいると、扉の向こうに誰かの気配が出現する。

(涼宮さんのお出ましですか……。ですが、僕はどんな顔で彼女を迎えれば……)

彼が悩んでいるうちに、扉が開く。だが部室に入ってきたのは、彼が予測していた人物ではなかった。

「やらないか」

それは、青いツナギを着たいい男だった。

(も う 何 で も あ り で す か)

41 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 21:35:22 ID:9uOB5n9U
本投下と共にNG集投下乙です!!
4パターンもあってどれも笑えるwwww

42 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 22:06:06 ID:lYG2UCWg
最後の人だけは駄目だwww
そしてちゅるやさん吹いたwwwwwww

43 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 22:27:32 ID:.dASC8kQ
二人目が誰か分からねぇ、誰か答え教えてくれ
4人目の人はカヲル君のところに行けw

44 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 23:56:16 ID:L7g3hoig
吹いたwwwwNIKU氏GJすぎるwww
とりあえず四人目からは全力で逃げるんだ!

>>43
スク水の本来の着用者

45 もふもふーな名無しさん :2008/12/16(火) 23:59:15 ID:.dASC8kQ
>>44
分かった、サンキュー

46 もふもふーな名無しさん :2008/12/17(水) 14:20:46 ID:5Ep75W1U
NIKU氏乙!wwww
最後の人からだけは逃げてー!
NG集って発想面白いな、今度パクらせt(パシャ

47 もふもふーな名無しさん :2008/12/17(水) 17:56:26 ID:L7g3hoig
>>46
気持ちわかるw
自分もマネしたいとおも(パシャ

48 もふもふーな名無しさん :2008/12/17(水) 18:23:31 ID:82ZO8.n2
NG集乙です!
っていうかおもしろいなこれw

49 ◆EFl5CDAPlM :2008/12/19(金) 22:50:50 ID:n9dSbqnI
トトロ補完話でタイトルは「空と海と大地を愛する物の怪」

トトロ一行、ケリュケイオンの「横向きに入ればいい」という助言で山小屋にはいることに成功。
山小屋の中の充実したライフライン。
興味津津に破壊していく獣たち。
パソコンブレイカートトロ、
キーボードクラッシャーフリードリヒ、
あれ?ライガさんなに雷撃放ってるんですか?→スプリンクラー発動!
慌てて飛び出す獣一行。

始まる放送、この場が殺し合いの場であると推測したケリュケイオン
とりあえずフリード達に決死のコミュニケーション開始。
ケリュケイオンはトトロ達に話しかけた!
トトロは混乱している。
ライガーは混乱している。
フリードリヒは少し理解した。

フリードリヒはトトロ達に話しかけた。
トトロは少し理解した。
ライガーは少し理解した。

実はここが殺し合いの場だと理解していなかったトトロ。
いつもだと自分の存在に気付かない大人(古泉)も自分に気付いてくれる。
それが単純にうれしかった。
面白い生物と喧嘩もしたりしてるけど(アシュラマン)自分のことを見てくれてうれしかった。
けどこの場所はそんな優しい場所じゃなかったなんて……
獣は泣かない。泣けない。だから悲しくても涙は出さない。出せない。
代わりに、精一杯叫ぶ。嘆きの叫びを。

最初は唯本能のままに恐怖していたフリードとライガー。
恐怖の峠を越えてくると、トトロの泣き声に自分も悲しくなってきた。

ギャウギャウと詳細不明なやりとり。
鳴きやむトトロ。なんか決意。


と、ここまで練って7割ほど話書いたところで、
中トトロは人の話理解してるじゃん、と気付き自己処分(


同時上映。
「がんばれ閣下!! 第七巻 迷いの森の閣下の巻」

50 もふもふーな名無しさん :2008/12/19(金) 23:43:05 ID:6/GOx0xg
補完話の投下乙です!!
ええ話や…悲しむトトロは想像するだけで辛い。
同時上映ワロタwww

51 ◆h6KpN01cDg :2008/12/20(土) 02:42:41 ID:L7g3hoig
せっかくだし投下。
将軍氏の話の次に描きたかった古泉。


途中までの流れはNIKU氏と似た感じ(さんざんぼおっとして自分が定まらない)

で、↓
「……あ……」
気づけば、地に両手をつけていた。
自分は誰なのだ。古泉一樹は、どう生きればいいのか。
涼宮ハルヒを殺したと言っていたキョン。
涼宮ハルヒを殺したことは許せないが―――少しだけ、彼がうらやましく思えた。
彼は、ちゃんと『殺人者』の仮面をかぶっていられているから。
「……俺は、」
呟く。しかし違和感がある。本来の自分はこんな一人称だっただろうか?合っているのか、間違っているのか分からない。
「……僕は、」
呟く。それは偽りの自分が使っていた一人称。違う。これではない。違う。
「……私は、」
呟く。しかし、これで本当にいいのか?これが『本物の』古泉一樹なのか?
「……っ……」
違う、自分が『誰』なのか、『古泉一樹』は、―――どんな男だったのか、分からなかった。

という一文を夢想していました。
ちなみに結局スタンス不明のまま終わらせて、とりあえず悪魔将軍に言われるままにモールへ向かって幕。
誰か元ネタ分かるのかな、これ。
つかここまで古泉って弱くないかな?と思ったけどどうせなら堕としておこうと思って……。

52 もふもふーな名無しさん :2008/12/20(土) 04:28:32 ID:lbNjptXc
>>51
万死に値する、の人ですね、わかります
しかしきっちり描写されると古泉っぽくなるんだなぁww

53 もふもふーな名無しさん :2008/12/20(土) 12:45:19 ID:ouaX.nfs
これはこれで今後が面白そうだったな
しかしどうせなら堕としておこうの一文にS心を見たw

54 もふもふーな名無しさん :2008/12/20(土) 13:43:16 ID:n9dSbqnI
この後なら「やけになった」で自然にスナック食べさせられるな

55 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:30:30 ID:BWzY8uBA
先程投下した作品の一番最後に書こうと思った文章ですが、
何か繋がりが悪い気がしたので削除したものです。
それでは、




漆黒の闇の中、まどろむような意識のままぼんやりと古泉は漂っていった。
復讐は果たせず無駄死にしてしまった、先に死んだ仲間の無念を想うとどうにもやりきれない気持ちが胸にあった。
しかしそんな負の感情全てを吹き飛ばすような神の声が闇の向こうから耳に届く。

(俺なんて言葉遣いも敵討ちも元々古泉君の柄じゃないわよ! あんたは元の古泉君のままでいなさい! 団長命令よ!)

かって夢の中で自分に命令した『彼女』がそこには居た。
思わず済まなさそうな表情で古泉は謝罪を口にする。

(すみません、鈴宮さんのご期待に沿えなくて)
(最後に女の子を泣かせたのは感心しないけどその努力に免じて許してあげるわ!)

その差し出された手を掴む。
引っ張られたその先に見慣れた団長の笑顔が在った。

(何ぼんやりしてるの! 古泉君は早速団員としての勤めを果たしてもらうからね! ほら、みくるちゃんも待ってるわよ!)

いきなりの宣告。
どうやらあの世でもSOS団の活動は続く事が決まっているらしい。
だが、それも悪くないと古泉は思った。

(やれやれ……貴方はあの世でも全く変わりないのですね)
(とぉーぜん! なんたってあたしは涼宮ハルヒなんだからね!)

気が付けば周囲は闇から光へと変わっていた。
見ればその先で誰かが待ってくれている。
変わらぬその姿に古泉も思わず口元をほころばせてしまう。

(じゃあ早速古泉君の歓迎会を始めるわよ!)
(ま、これも悪くはありませんね)

56 もふもふーな名無しさん :2008/12/21(日) 17:50:52 ID:qmzUCm6o
投下乙です!
これを読むと古泉の最期が一気に明るく感じる。
感動的な(古泉の)エンディングと言うか。
「あの世」が死者スレの酒場しか思い浮かばないwww

57 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 17:49:18 ID:BWzY8uBA
『空気少女ノーヴェと導く悪魔』の没ネタ


「あ、あたしは後ろ向いてるからなっ!」

ゼクトールの奴が人間に戻ると知ってあたしはその間後ろを向いている事にした。
将軍もゼクトールもあたしを空気扱いしてんのか全く気にしてない。
腹が立つけど男の裸なんて見たくないからそのまま黙ってる。

後ろが騒がしくなった。
あいつが人間の姿になったんだろうか?
そんな事を考えているとあたしの目が茂みの中に隠れている誰かを見つけた。

(こ、古泉?)

なんでそんな所でコソコソしているのか、とにかくあれは間違いなく古泉だ。
カメラを構えてるけどまさかゼクトールを撮ったのか!?

(これは……面白いものが撮れましたね)

『俺』はゼクトールさんが地上に降りていく姿を見て離れたところから様子を窺っていた。
あの悪魔と共倒れになってくれればいいと思ったがそうはうまくいかないらしい。
何やら相談を続けていた。
好機ではありませんでしたか、と引き上げようとした時のこの展開。
思わず持っていたデジカメでゼクトールが変身する姿の全てを納めた。

(さて、後は持ち帰ってじっくり調べてみましょうか)

そうやって古泉は再び森の奥に消えていった。
その姿を一人の少女が不審者を見るような目で見ていた事を彼は知らない。

58 もふもふーな名無しさん :2008/12/28(日) 21:31:24 ID:sW1rRr7c
ちょっ、古泉www
どう見ても不審者にしか見えんwww

59 もふもふーな名無しさん :2008/12/28(日) 21:35:07 ID:TvyYJZcI
こwwwいwwwwずwwwwwみwwwwww

60 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 01:02:08 ID:L7g3hoig
古泉がw
本人は真剣なんだろうがどう見てもアッー!ですありがとうございまry

61 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 01:02:59 ID:L7g3hoig
古泉がw
本人は真剣なんだろうがどう見てもアッー!ですありがとうございまry

62 没スレのなく頃に〜なのは嘆き編〜 ◆h6KpN01cDg :2008/12/29(月) 01:41:14 ID:L7g3hoig
こちらも没ネタ投下。


―――負けている、場合じゃない。

そっと、呟いた。
『不屈の心は―――この胸に』
そうだ、私は、あきらめちゃいけない。
絶対に、何があっても、私は―――皆を、ヴィヴィオを、守り抜くんだ―――!

↓没ここから

―――すと、ん。
だから、私は、自分のすぐそばで聞こえた音が何なのか分かることができなかった。
まるでコルク瓶の蓋を外すみたいだ。
―――あ、れ?
私は何をしようとしてたんだっけ?
ああ、そうだ、私は―――ケロロを助けようと。
それなのに、何でかな?おかしいよ。

どうして―――ケロロの頭に風穴があいているんだろう。
どうしてケロロは―――呼吸をしなくなってしまったんだろう。
どうして、―――私はそれに気付かなかったんだろう。

私は、その場に崩れ落ちた。
―――ああ、ダメだよ、こんなことじゃ、私―――
―――私は大人なのに、少し、頭、冷やそ、う、か……

誰か、誰かが、いる。
こちらを見て、私に照準を合わせているであろう殺人者が。
分かっている。そんなこと。
早く対応しなきゃ、戦わなきゃ、守らなきゃ、でも―――
「あ、ああ……うわ、あ……あああ……」
声帯が、壊れた機械のように言うことを聞かなくて。
「あああああああああああああああああああっ……!」

約束、したのに。
共に協力し合おうって、約束したのに―――
私、は―――


というケロロ死亡プロットもあったりした。
で、犯人というか殺害者はズーマ。銃で。
なのはもろとも打てなかったのは、まだ射撃の腕が完璧でないから。
しかし銃はホテルのところに忘れられてるのを思い出したので、没。
なのはさんでもさすがに目の前で2人も死んだらさすがに心折れるかもなと思って。
それが絶対に守ると誓った相手ならなおさら。

63 ◆h6KpN01cDg :2008/12/29(月) 01:41:46 ID:L7g3hoig
すみません、ageるつもりはなかったんだ……!

64 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 09:17:06 ID:eqH2KrWM
お二人ともネタ投下乙です!

>>57
なんというアッー!www
もしこの展開だったら一気に話がギャグになってたwww

>>62
あの時、銃がホテルに置き忘れられていなかったらケロロも死んでたのか…
何が人の運命を変えるか判らんな…と思いました!

65 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 12:36:29 ID:TvyYJZcI
>>57
ふと脳裏に「古泉フラッシュ!」という言葉が浮かんだ

66 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 12:40:11 ID:uSOaRYVo
どこの富竹だw

67 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 13:37:43 ID:LIyJzhHQ
ていうかもう二人に死亡プロットたてられたケロロカワイソスwwwwww
このまま恐るべき書き手から逃げ続けることが出来るのか!?

68 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 14:03:12 ID:n9dSbqnI
プロットの段階だからまだいいよ。
奴にはタママ暴走のフラグも残ってるからなぁ…
なのは暴走フラグ要員のヴィヴィオ同様の怖さがある…

69 もふもふーな名無しさん :2008/12/29(月) 20:40:00 ID:.ONDy3CI
没ネタ投下乙!
確かにケロロが死んだらタママ暴走しそうだな
なのはさんに隠れて目立たなかったが実力もあるし

70 元ネタ・前スレ>>20辺り :2008/12/31(水) 01:45:31 ID:5in.nqJA
やあ、何故か一匹だけ主催者側でお馴染、実況中トトロだよ。
僕が何故あの二人に従っているのか、皆も知りたがっていると思う。
でも、それを今僕が口に出すことは絶対にできない。
だって今この話を書いてる作者にもわからないから。
それはさておき、今日はロリ祭りということで、ロリに纏わるとある事件を実況したいと思う。
今の内に言っておくけど、無論この話はロワ本編とは何の関係も無い。
ただ、ロリ祭りって言葉の響きに魅了された作者が暴走した結果、こんな話ができちゃっただけ。


だから――ごめんなさい、怒らないでください。





さあ、ロリ祭りを始めよう。

71 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 01:46:03 ID:5in.nqJA
ニ〇〇八年 九月上旬 。

この頃、僕達はロワを予定通りに開始するために、来る日も来る日もその準備に追われていた。
その日の僕の仕事は、参加者に渡す支給品のチェック。
さすがに五十名近くの参加者の支給品を一つ一つ点検するのは骨が折れたけど、それでもやるしかなかった。

「……お茶」

作業を始めてしばらく経った頃、お茶とお菓子を持って長門がやってきた。
昨晩も遅くまで漫画を描いていたというのに、全く疲れているようには見えない。
体を抱えられ、彼女の膝の上に乗せられて、一緒に休憩する。

「……美味しい?」

頷いたら、お饅頭を一つ余分にくれた。今日は妙に気前がいい。
しばらくそうして和んでいたら、ふと彼女への質問を思い出した。
作業途中の支給品の山から、一丁の銃を持ってきて、長門に見せる。

「これは……『夢成長促進銃』」

夢成長促進銃には、撃った相手を若返らせる効果があるらしい。
僕一人しかいないので試すにも試せず、二人のどちらかが来るまで放置しておいたのだ。
その事を、何とか彼女に伝える。

「そう。なら、私を撃っていい。私の肉体年齢が下がったら成功」

え?人間じゃなくても若返ったりするの?

「そのように設定を変更した。問題は無い」

うーん……じゃあ、えいっ!
夢成長促進銃から、長門に向かって光線が放たれる。
そして光線を全身に浴びた長門の体が少しずつ変化していき――

72 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 01:47:12 ID:5in.nqJA

「もんだいない。じっけんはせいこうした」

数秒後、元々小柄だった長門の体躯は、小さな子供並のそれへと、姿を変えていた。

「…………」

にも関わらず、彼女はさして動揺した様子も無く、興味深そうにきょろきょろと周囲を見渡している。
体を動かすとその肩にひっかかっているだぶだぶになった制服が落ちそうになるが、
その度に絶妙なバランスで彼女は落下を防いでいる。
しばらく彼女はそうしていたが、

「……それじゃ、わたしはじぶんのしごとにもどる。なにかあったらよんで」

と言って、突然部屋から出ていこうとする。
いやいや、銃の効果を解かなくていいの?

「…………」

僕の質問に、何故か長門は答えない。これはひょっとして……
もしかして、その姿気に入った?

「……ゆにーきゅ」

それだけ言って、彼女は走って部屋を立ち去ろうとし――だぶだぶの制服に足をとられて、盛大にこけた。

「………………」

長門からの、視線が痛い。

とりあえず、見なかったことにした。





                            完





この話はフィクションであり、実際のkskロワ・長門有希・中トトロとは関係がございません。

73 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 06:36:55 ID:sW1rRr7c
ロリ長門可愛すぎるww
とても主催者とは思えんw

74 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 07:38:58 ID:jvIbEY.U
ロリ長門可愛すぎるww

75 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 08:10:56 ID:B.VGfqaQ
かわえええええwwwww
GJです!

76 もふもふーな名無しさん :2008/12/31(水) 11:50:32 ID:L7g3hoig
ちょww長門ww
おちゃめすぎるwGJ!

77 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:08:20 ID:BWzY8uBA


一言で言うなら光だな。
電話の相手がすぐ来ないだろうって思った俺は部屋のパソコンを弄っていた。
途中思い出したんだ、ガイバーショウから奪った荷物にSDカードが入っていた筈だ。
そして適当なファイルをクリックした途端、画面が猛烈に輝きだしたって訳だ。

―――俺は一体どうなっちまうんだ?



       ※       ※       ※



『スバル、反応は変わらず動きません』
「わかった、じゃあ一気に突入するね」

あたしは電話が掛かってきたコテージの前に居る。
ここに来た時レイジングハートは生命反応を検知した、確かに誰かが中に居る。

しかしこちらの電話には無反応だった、受話器は取り上げられなかった。
無視されたにしても奇妙に思えた、その生命反応はまるで石の様に動かなかったのだから。
集音機、赤外線センサーも使って慎重に様子を探っても何も解らない。

―――ひょっとして、意識を失っているの?

罠かもしれない、でもその可能性に気付いた以上はどうしても確かめたかった。
トラップが無い事は確認した、そしてあたしは突入してその子を見つけた。

78 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:09:05 ID:BWzY8uBA

「……これって女の子だよね」

セーラー服の女の子が床に倒れていた。
あたしは素早くその子を診察する、救命方法については勉強していたから。
幸い何処にも外傷は見当たらなかった、でも……酷く疲れているみたい。

あたしはベッドにその子を寝かせて起きるのを待った。
レイジングハートは危険人物かもしれないって警告してくれるけど、見たところごく普通の女の子。
確認できるまで拘束する気にはなれなかった。

この島に来てから辛い体験をしたのか、女の子は時々うなされていた。
額の汗をあたしはハンカチで拭いてあげる。

年はあたしと同じくらい、ショートカットのあたしと違って髪型はかわいいボニーテールだ。
きっと男の子は放っておかないかも。
いけないと思ってもつい胸も比べてしまう、あたしの方が大きいかな?

「わたしは一体……?」

声が聞こえた。
慌てて顔の方を見ると女の子が起きて不安そうに周りを見ている。
それを見てわたしは確信した。

―――この子は絶対に危険人物なんかじゃない

だって、その子の瞳はとても綺麗だったから。



       ※       ※       ※



あれ?
わたしはどうして此処に居るんだろう?
ううん、それよりももっと大事な事がある。

79 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:10:27 ID:BWzY8uBA

―――わたしは一体誰なんだろう?

周りを見る。
知らない部屋、そして知らない女の人。
どうしてか解らないけど身体が酷く疲れている。
無理に起きようとしたらその人に止められた。

「あなたの名前は?」

わたしの名前―――キ……ョン?
ぼんやりとした記憶、霧の向こうからそんな言葉が聞こえる。
そう呼ばれていた気がする。
でもわたしは女の子だ、そんな名前はどう考えてもおかしい。

「わたしは……キョン、子です」

他に名前が浮かばす正直に答える。
子って付ければ女の子らしい名前になるかもって思ったけど、口にした瞬間恥ずかしくなった。
でもその人は笑わないでいてくれた。

「キョン子さんか。あたしはスバル、スバル・ナカジマ」

それがその人の名前、笑顔がとてもきれいな人だった。
不思議、この人を見ていると不安が消えるみたい。

「スバルさん……」
「スバルでいいよ、みんなそう呼ぶから」

恐らくこの人と会うのは初めて、いきなり呼び捨てなんでいいのかな?

「……スバル、じゃあわたしの事もキョン子と呼んでいいよ」
「解ったわ、よろしくねキョン子」

手が差し出される、これでフェアって事になるかな?
お互いの名前は解った、でもわたしはもっといろいろ知りたい事がある。
スバルもそれは同じみたいで次の瞬間同時に声を出していた。

80 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:11:37 ID:BWzY8uBA

「つまり、キョン子は今までの事を何も覚えてないの?」
「……はい。この島でそんな事が行われているなんて全然知らなかった」

心配してくれるスバルに対しわたしは申し訳ない気分だった。
『電話をした若い男』や部屋に有った複数のティバックについて何も答えられなかったのだから。
そして最後の一人になるまで殺し合い、そんな恐ろしい事態が起きているなんて。
思わず身体を抱きしめてしまった。

「どう思う? レイジングハート」
『嘘は言っていないようですが、物的証拠が有る限り疑いを解く訳にはいきません』

スバルが喋る杖と話してる。
インテリジェントデバイスって紹介されたけどロボットみたいなものかな?
名前が長いのでレイハさんって呼ぶ事にしよう。

『では名簿で心当たりの有る名前はありますか?』

わたしには知り合いの記憶も無かった。
でも名簿を見たら思い出すかもって紙を渡される。
キョンって載っているのがわたしかな、やっぱり女らしくなくて恥ずかしかった。

トトロ、ケロロ、リナ、ゲンキという名前を見ても文字の羅列としか写らない。
そんなわたしの目が一つの名前の上で突然止まる。

『涼宮ハルヒ』

初めて見る名前の筈、なのにどうして―――こんなにも悲しくなるんだろう?
胸が苦しい、悲しくて苦しくてどうしようもなくなってくる。

「どうして……涙が出るの?」

名簿が濡れる。
何時の間にかわたしは泣いていた。
名前を見ただけでこんな気持ちになるなんて、この人とわたしはどんな関係だったんだろう?
考えても答えは出なかった、ただただ悲しかった。
その時、突然スバルがわたしの事を抱きしめてくれた。

81 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:12:26 ID:BWzY8uBA

「それがキョン子の大切な人なんだね。もう……その人はこの世に居ないんだ」

また涙が溢れた、そしてスバルはもっと強く抱きしめてくれた。
スバルは暖かかった、わたしはその腕の中で思い切り泣いた。

切ない、辛い。
でも、スバルの温もりが不思議と心を満たしてくれる。
抱きしめられる事がこんなにも励みになるなんて。

どれ程涙を流しただろう。
気が付いたら―――わたしは泣くのを止めていた。



       ※       ※       ※



「もう、大丈夫?」

キョン子が泣き止んでくれた事に気付いてあたしは聞いた。
涼宮ハルヒはキョン子にとってかけがえの無い人だったみたい。
その大切な人を失って、他にもいろいろ辛い事があってついに倒れてしまったの?

「不思議なんです……こんなに悲しい原因がどうしても思い出せないなんて」

キョン子の声はとても辛そうだった。
あたしは辛い記憶を思い出させる訳にはいかないと思った。

「無理して思い出さなくてもいいよ、きっとあなたの心には休む時間が必要なんだよ」

力一杯抱きしめる。
細くて柔らかい身体、あたしが島で初めて会った要救助者。
必ず守ってみせる、これ以上辛い目に遭わせたくないと誓う。

82 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:13:13 ID:BWzY8uBA

やがてキョン子は離れてくれた。
たくさん泣いてその瞼は腫れていた。



       ※       ※       ※



「落ち着いてくれた? はいコーヒー」

スバルがカップを手渡してくれる。
年はわたしと同じくらいなのにお世話になりっぱなしだ。
わたしもスバルの為に何かしてあげたいかも。







―――18時……採掘、場?

地図を見せられてぼんやりとそんな記憶が浮かんでくる。
知らない約束、一体誰としたんだろう?

「そこで誰かと会う約束をしたの? あたしも一緒に行ってあげるよ!」

スバル、ありがとう。
正直、わたし一人じゃ怖くて行かなかったかもしれないから。
もしわたしを知っている人だったら一杯聞いてみたい事がある。
前のわたしってどんなだったんだろう?

83 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:13:49 ID:BWzY8uBA

「この『キョンの妹』って人に会えればキョン子の事が解るんじゃないかとあたしは思うよ」
「そうだね、わたしの妹なら当然知ってる筈だよね。妹か……会ってみたいな」

わたしは妹が居ると聞いて早く会いたくなった。
出来たら感動の再開って事になるのかな?

「あたしも手伝う、あたしには姉が居るから会いたいって気持ちは良く解るんだよ」

スバルはわたしの手を握ってそう言ってくれた。
本当にありがとう、見ず知らずのわたしなんかの為に。

「何を言っているの? あたし達はもう友達だよ?」
「友達……? そうか、わたしとスバルはもう友達なんだね!」

あたしもスバルの手を握り返す。
他に友達が居たかもしれないけど今はスバルが最初の友達。
あたしには何の力も無いけど心からスバルの役に立ちたいって思う。

84 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:14:22 ID:BWzY8uBA


わたしとスバルはコテージを出た。
目指すのは東、スバルの探し人がモール方面だろうって事ととわたしの約束の場所の為。
体力は大丈夫かなって心配だったけど無用だった。

だってスバルがわたしを抱えてくれたから。
女の子なら誰でも憧れる『お姫様抱っこ』をされてわたしはスバルの腕の中に居る。
……お、重くないかな?

「キョン子っ! 今からあたしの力を見せるよっ!」

突然空に向かって光の道が伸びた。
そしてわたしとスバルはどんどん空中へ駆け上がってゆく。
……魔法なんて嘘みたい。

でも嘘じゃない、見渡すと素晴らしい光景が広がっていた。
遠くに海が見える、下には小さくなったコテージの屋根。
わたしは空に居た。
不思議とスバルの腕で支えられているとちっとも怖いと感じなかった。

「スバル、ひょっとしてわたしを元気付ける為にしてくれた?」

正解だったみたい、スバルがわたしに笑ってくれた。
空中を走れたのは街道に出るまでの短い時間、でもわたしにとっては一生記憶に残ると思う。
心が何時の間にか羽みたいに軽くなっている、ありがとうスバル!

85 コテージ編没ネタ『ガール・ミーツ・ガール』 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/07(水) 23:19:15 ID:BWzY8uBA

そのままスバルに抱っこされてわたしは街道を東に進む。
スバルは本当に凄い、息一つ乱さない。
わたしは勇気を振り絞って口を開いた。

「ねえ、スバル……」
「何、キョン子?」

前を向いたままスバルが聞いてくる。
これでいい、顔を合わせているときっと言葉は出てくれない。
そして―――顔が赤くなっているのを見られてしまうから。

「わたし、スバルに会えて本当に良かった」

心からそう思う。
この島には危ない人がいっぱい居るらしい、スバルの様な頼りになる人がわたしを見つけてくれたのは本当に幸運だった。

「あたしも、キョン子と友達になれて本当に良かったよ!」

スバルがわたしの目を見てそう笑った。
あまりに突然でかあっと顔が真っ赤になってしまう。
本当はもう一つ言いたかった事があった。

また、腕の中で泣いてもいい? って。

さすがに恥ずかしすぎて聞けなかった。
実際は堪らず飛び込んじゃうんだろうけど。

スバルと一緒ならきっと辛い過去にも立ち向かえる。
スバルを見ていると逃げる訳には行かないと思わされる。
頼り過ぎてる気もするけどその借りは絶対に返すつもり。

出来れば、全てが終わった後もスバルとは親友を続けたい。
そう思うと絶対死ぬ訳にはいかない。
……何だか、生きる気力が湧いてきた気がする。

これもスバルのおかげって事かな?

86 ◆5xPP7aGpCE :2009/01/08(木) 00:21:51 ID:BWzY8uBA

以上、古泉女体化待望論を見てキョン子が出たらと少し想像してみたプロット。

87 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:07:33 ID:L7g3hoig
※キャラ崩壊上等
※将軍がなんかひどい。カリスマ性……?状態
※話がgdgd

それでも許せる方だけご覧ください。






「父さんっ!」
閑静な住宅街の中の、ひときわ大きく、それでいてどことなく人を圧倒する雰囲気を持つ一軒家。
周りからは『仲良し一家』と呼ばれているそこで、今親子喧嘩が巻き起ころうとしていた。
「……なんだ、一樹」
「……」
リビングで『特集!素晴らしき将軍様!』というタイトルのテレビを見ながらくつろいでいるのは、仮面をかぶった謎の男。
顔こそ見えないが、彼と少しでも関わった人物ならそのカリスマ性に気がつけるであろう。
口調は無骨と言えるが、その声にはどこか労わりも感じられる。
対して、肩を怒らせてリビングに入ってきたのは、10代とおぼしき学生服を着た少年。
雑誌のモデルをつとめていてもおかしくない端正な顔立ちではあるが、今は父親に対して憤りを隠し切れていない様子であった。
仮面の男の名前は、悪魔将軍。
学生服の少年の名前は、古泉一樹と言った。
「……何を怒っているのだ一樹。誰かにいじめられでもしたか?ふん、それなら私がお前を鍛えて―――」
「違う!……父さん……僕……『俺』のクラスメイトになんで、あんな……」
そして古泉は言葉を濁す。まるで思い出したく
ない、とでも言いたげだ。
「……一樹、もしかしてそれは朝比奈みくるのことか?」
「………………」
古泉が沈黙する。どうやら肯定のようだった。
「……俺は父さんに余計なことをするなと言ったはずです!」
普段は穏やかであろう古泉が声を荒げる。その顔は熱にでもうなされたかのようで。
「……余計、とな?」

88 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:08:10 ID:L7g3hoig

話は、数時間前に遡る。
古泉のクラスで、球技大会が行われたのだ。
そもそも、まず古泉はそのチーム分けに納得がいかなかった。
委員長で自分たちの中心たる涼宮ハルヒが、へたれでパシリのくせに力だけはあるkyonにいじめられて怪我をし、入院してしまっていたのだ。
彼女を慕っていた古泉はkyonをぼこぼこに打ち負かしたいと思った。それ故知り合いが同じチームで会ってほしいと思ったのだが、なぜか朝倉涼子は謎の理由で欠席、長門有希は審判だった。幸い、朝比奈みくるが同じチームになったので、少しは救われたのだが。
そしていよいよ本番当日となり、古泉はkyonを倒そうとはりきっていたのだったが……
ここで問題が発生した。
何と、父たる悪魔将軍が自分の姿を見に来るなどと言い出したのだ。
おまけに、やや出来が悪く直情的な妹も連れて、だ。
さすがに高校生にもなって見学に来られるのは複雑な気分であるし、父のことだ、どうせ口出しをするに決まっている。
古泉は丁重に断ったのだが、これもお前のためだ、とか、強くなりたいのだろう、とか言われ続け、最終的に折れてしまった。
一応余計な口出しはするな、これは自分たちのことなんだ、と条件をつけはしたのだが。
これが、全ての始まりだったのだ。

そして、球技大会―――バレーは始まった。
Kyonはクラスの悪の代表であるナーガに盾にされていた。ざまあみろだが、これは別にいい。
何故長門が監視しているのか気になったが、まあいい。おそらく担任の草壁タツオと話し合ったのだろう。……二人の関係性が気になるところではあるが。
朝倉涼子の欠席の理由は不明だが、『ヨーグルトが……』とか何とか呟いていたらしい。さほど気に留めることではない。
涼宮ハルヒのことは気になるが、全ては試合が終わってからだ。
そして当の古泉は、派手ではなかったものの着実に点を稼いでいた。
元より普通の人間よりは腕に自信があるのだ、無理もないだろう。
相手チームには謝って逃げ惑うだけの碇シンジのようなクラスメイトがいたため、古泉のチームは優勢のまま進んでいたのだ。
しかし、問題はみくるだった。
せっかく古泉や他の仲間が点数をあげても、みくるがミスを連発し相手に点が入ってしまう。おまけに何があったのか、みくるはシンジに異様に気を使い、彼に当たらないように配慮していた。
そのため点差も徐々に縮まり、ついに逆転されてしまった。
同じ部活の友人である古泉は、彼女は運動は得意ではないことはよく知っていた。だからそれを責めもしなければ、文句も言いはしなかった。
もちろん古泉だけではない、同じチームの仲間もみくるに冷たい態度を取りはしなかった。
しかし―――

89 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:08:42 ID:L7g3hoig
「……一樹、ちょっと来い」
いったん休憩を取ろう、川口夏子がそう提案し、古泉が汗を拭っていると、そこに父親の声がかかったのである。
「……何でしょう、父さん」
敬語で話し、やや距離をおいてはいるが、古泉は悪魔将軍を嫌っているというわけではなかった。
息子だてらに、父の偉大さ、カリスマ性は身にしみて理解している―――それ故に、自然とかしこまらざるをえないのだ。
「おい、一樹。お前早くkyonをぼこぼこにしろよ!あたしあいつ嫌いなんだよ!」
「静かにしていろノーヴェ。……一樹、お前は何をしている」
「?」
父親の言葉に首をかしげる。
「バレー、ですが」
「何だよ静かにしてろって!こいつには話しかけるくせに!」
「そんなことを聞いているのではないことは分かるだろう?おまえは、勝つ気があるのか、そう聞いているのだ」
父親の二度の問い。娘の意見を華麗にスル―して。
勝ちたいか、と言われれば勝ちたい。それは当然だ。
こう見えても古泉は中身は熱いのだ。
しかし、それを何故父親に問い詰められるのだろうか?
「……はい」
「それなら、あの女を補欠に回した方がいい。お前の足を引っ張っているだろう」
誰のことか、はすぐに分かった。
当然、みくるだろう。
「……いえ、しかし、彼女は彼女なりに頑張っているようですし……」
「おい無視すんなよ!くっそ、こうなったのも全部ゼクトールのせいだ!」
「甘いな、一樹。お前はまだ強くなれる。強くなるためには、邪魔なものは薙ぎ払った方がいい」
そんな時代錯誤な、という突っ込みはこの男には通用しない。
なんせ息子である古泉自身、父親の名前の『悪魔』は伊達ではない、と信じているのだから。
「……それは朝比奈さんに失礼です」
「だが、お前だってあの女が勝利を妨害していることは認めているはずだ」
言葉に詰まる。
それはその通りではあるのだが―――だが、彼女は自分の仲間なのだ。
「おい親父、いい加減に私の話を―――」
「……ふん、情けない奴め。私が話してやろう」
そう言うなり悪魔将軍は立ち上がり、すたすたとグラウンドに向かって歩いて行く。
もちろん、娘はスルーで。
「ちょ、と、父さん!?」
珍しく慌てふためく古泉を尻目に、悪魔将軍はすっかり落ち込んだ調子のみくるの元へと歩み寄る。
「……お前が一樹の友達とやらだな?」
「ふ、ふ、ふえ?な、何ですかああ?」
「ちょっと、父さん……」
古泉が父親を止める前に、悪魔将軍はみくるに向かって何かを口にした。
位置的に、内容は聞き取れない。故に彼が何を彼女に言ったのかは分からない。
ただ一つ確かなのは―――
父親の言葉を聞いたみくるが、途端泣き出したということだった。
「あ、朝比奈さん!?……父さん!?」
「一樹よ、お前は私の息子だろう?それならば自分の力で勝利を勝ち取るのだ。他の誰でもない、お前は私のもの(=息子)なのだからな!」
むちゃくちゃだ、そう思うが、古泉は何よりもみくるをなだめなければいけなかった。

90 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:09:28 ID:L7g3hoig
そして、時は戻る。
これらの理由で、今ここに父親と息子の険悪な雰囲気ができているのだ。
「……何故貴方が出てくるんです?お陰で俺はクラスメイトから白い目で見られるわ、朝比奈さんに怯えられるわ、kyon君に『危険人物』とか根も葉もないうわさを流されるわで大変な目に遭ったんですよ?」
それらの理由は決して嘘ではない。
しかし本音を言うと、恥ずかしい。ぶっちゃけものすごく恥ずかしい。
高校生にもなって父親に意見してもらうなんて、学校で『謎めいた雰囲気の美形転校生』で通っている、はずの古泉的には耐えようもない屈辱だった。
それに、誰よりも倒したいと願う存在である父に情けないと言われたことも。
「お前がふがいないからだろう。私は、お前にも私のように偉大で全てを超越した悪になってほしいのだ。理解はできるな?」
「俺は貴方の息子ですが、貴方そのものではありません。勝手に俺の人生を決めないでください!」
古泉の強い口調に、将軍は黙り込む。
しかしその雰囲気に怒りは感じ取れず、むしろものわかりの悪い子供をなだめるかのような声色でさえあった。
「……」
「……」
「ただいまー……っておい、何やってんだよお前ら……」
空気を読まずリビングに上がってきたノーヴェが、明らかに機嫌の悪い古泉を見て異変に気づき、わずかにうろたえる。
「おいおい、何喧嘩してんだよ、お前ら―――」
「お前は黙っていてくれ、気が散る」
「ええ、ノーヴェは口を出さないでください」
父親と兄にぶった切られるノーヴェ。
「……なんなんだよっ、もう!どいつもこいつも……ゼクトールもあたしの体(=ガイバー)目当てだし!家族は扱い酷いし!ああもうむかつくな!」
ノーヴェはトイレのドアを蹴り飛ばして二階に昇っていく。が、二人とも突っ込みはしない。
何といっても悪魔と超能力者と戦闘機人の一家である、家の多少の破損など気にしてはいられない。
前に古泉とノーヴェの兄妹喧嘩(というか、一方的に機嫌を悪くしたノーヴェが古泉に喧嘩をふっかけただけなのだが)が起こった時には家が半壊したことであるし。

「……もう俺はあなたとは口をききませんからね」
古泉の冷たい声。
彼は本気で怒ると一人称が僕から俺に変化するようだ。
「結構だ。……しかし忘れるな、一樹。いずれ私の力が必要になる時が来るだろう。いつまでその反抗的な態度が保てるかな?」
「……失礼します」
振り返りもせず、古泉はノーヴェと同じように2階へと進んでいく。
自室に入り、普段穏やかな彼の態度からは考えられないような乱雑さで鞄をベッドに放り投げ、呟く。
「……畜生っ……あのクソ親父……!」


「あれが反抗期、という奴か。まああやつも16、難しい年ごろなのだろう。子育てというのは楽ではないな」
テレビに向かって、ぽつりと悪魔将軍は漏らした。
「しかし、私は朝比奈みくるに忠告しただけというのにあんなに怒るなど……あいつの成長に任せるべきだったか?いや、しかしノーヴェみたいに妙な女に騙されても困る……とは言っても、あの男は私個人としては嫌いではないのだが……ふむ」
悪魔超人の代表、悪魔将軍。
しかしその父親としてのスキルは、まだまだ修行中のようである。

91 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:10:42 ID:L7g3hoig



「ったく、何なんだあいつら……親父も一樹も!喧嘩ならよそでやれっての!」
自分も以前父親との盛大な喧嘩の挙句ドアを吹っ飛ばしたことを棚にあげ、制服から私服に着替えながら一人文句を言うノーヴェ。
ちなみに古泉は彼女の兄だが、敬意を払う気は微塵もないので、基本的に呼び捨てである。
「親父は過保護すぎるんだよ、もういい年なんだからほっときゃいいのに……一樹も普段は穏やかなくせに何で親父相手だとムキになるんだか……。はああ、もうやってらんねえ。……セインと遊びにでも行くか」
ノーヴェはベッドの上に放り出した携帯電話の画面に目をやる。
そこに映る、メールありの文字。
「……誰だ?」
手に取り、ボタンを押す。そこに表示されていたのは、ノーヴェの一番見たくない名前だった。
「……げっ」
思わず中身も見らずに削除ボタンを押しかけるが、さすがにそれはどうかと思いなおす。
「な、何だよっ……」
ネオ・ゼクトール―――ノーヴェはむかついたので『ネコ』と登録しているが―――からのものだ。
何で今頃メールなんか。ノーヴェは携帯を投げつけたくなる衝動を抑えて、メールを開く。
そこには大した内容は何も書かれておらず、今自分がどこにいるのか、何をしているのか、アプトムとか何とかいう奴が何をしたか、がつらつらと書かれていた。
誰も聞いてもいないのに。
そして最後に添えられた、おまけのような一言。

―――すまなかった。

「……死ね!」
床に携帯を投げ捨てて、顔を怒りで真っ赤にするノーヴェ。
「ふざけんな、謝るくらいだったらあんなことするんじゃねえよ!くそ、受信拒否してやる!」
そしておしとやかさの欠片もなくベッドにどかりと座り込み、寝転がる。
「……ったく、……どうしてこうあたしの知り合いはいつもいつも……」
枕に顔をうずめる。
思い出すのは下で呑気にくつろいでいるだろう父親、そして部屋で一人ごちていそうな兄、そして思い出したくもない男の顔。
「……バカばっかりだ」
しかし、そう呟くノーヴェのは―――わずかに口元を緩ませていて。

こうして、近所でも有名な一家の夜は、更けゆく。

92 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:11:51 ID:L7g3hoig




以下おまけ集。















おまけ
「ナーガ様、パン買ってきました!」
「ふん、昨日より早くなったな、褒めてやろう」
「……(畜生!どうして俺がこんな奴のパシリなんだよ!見てろよ、いつかこいつを倒して俺が番長に……強い男にならないと、ハルヒが振り向いてくれないだろう!?)」
「……おい、kyon」
「は、はい、何でしょうか?」
「俺は焼きそばパンが食べたいって言っただろうがああああ!(ガシャアアアアン!)」
「ひいっ!?……え、え、え、でも確かに焼きそばパンって……」
「馬鹿野郎、これはお好み焼きパンだろ?お前は言葉も通じないのか?だからお前には格が足りんと言うのだ!」
「す、すみません!すみません!今すぐ買ってきます!」
「では5分だ。5分以内に戻って来い!」
「はい、今すぐ行って参ります!」


おまけ2
「……ふう……(あの親父め……いつか俺は絶対貴方を超えてみせる……)」
「お、おはよう古泉君」
「あ、朝比奈さん、すみません、昨日は……」
「い、いえ、全然平気です!こちらこそ気を使わせてしまったみたいで……」
「い、いえそんなこと。それより―――」
「古泉君!ちょっときなさい!」
「……あ、あれ涼宮さん?……怪我は大丈夫なんですか?」
「全然平気よ!kyonは私が説教して慰めておいたから大丈夫。……で、そんなことよりも古泉君、ちょっと頼みがあるんだけど」
「……何でしょうか?」
「じゃじゃん!」
「……何ですかその台本は?」
「今度私たちの部活でやる劇の台本よ!で、今回は古泉君を主役にしたから」
「……僕が、ですか?」
「すごいです、古泉君!」
「そうよ、聞いて驚きなさい!タイトルは―――『復讐姫☆一姫』よ」
「…………」
「内容は、悪の大王に仲間を殺された少女が、復讐を誓い戦う、っていう王道ストーリーね。親友の美少女で悪に殺される役がみくるちゃんでいいかしら。一人称は一姫☆でふりふり魔法少女の格好ね。……あ、大丈夫よ、ロリ化する銃ってのがあるらしいから、それ使えばいいわ」
「……」
「どうしたの、古泉君、顔色悪いわよ?」
「……いえ、……あの、一応言っておきますけど、僕は男ですが」
「分かってるわよそんなこと。だからこそ面白いんじゃない。Kyon子と迷ったけど、何となく古泉君の方が適任の気がしてね」
「……いえ、……いくら涼宮さんが」
「さあて、そうときまれば早速練習よー!古泉君がロリもふな雰囲気が出せるまで特訓だからね!」
「……(……俺……どこかの世界で何か悪いことしたんですかね……)」

おあとが悪くてすみません。

93 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 11:13:52 ID:L7g3hoig
悪魔将軍のイメージ=教育熱心すぎてモンペ予備軍、てかモンペ
すまなかった。
少しでもkskの設定を生かそうと思ってキャラの立ち位置を考えたらごらんのありさまだよ!

94 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 12:33:36 ID:xsASRDq2
投下乙です

教育実習生のフェイトさんを心労でやめさせちゃう将軍様とか想像した

95 家族計画〜将軍一家パロ〜 :2009/01/08(木) 18:00:04 ID:L7g3hoig
見返して色々足りなかったことに気づいた……
※設定はwikiの用語集準拠。
※学パロっぽくしたくて無理に学園出した。すまん。
※kyonの扱いが悪いのは仕様。作者はkyonのこと大好きです。
※みくるが何を言われたORされたかはまあ妄想してくれ
※どうやらここでのSOS団は演劇部のようです

96 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 18:17:54 ID:OUtTdVg.
投下乙w
ほんとにネタにする人がいるとは思わなかったぜw
トトロは寡黙だけど優しい古泉の親友ってところかな

97 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 18:56:50 ID:L5cVJ5xI
投下乙です!
将軍一家みんな可愛いなwww
一姫ネタに、出たばっかりのパシりネタまで揃ってて学園ネタも面白かったです!!

98 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 19:35:05 ID:Rdrr2e.c
投下乙wwwwwくっそwwwww
まさか思いつきで言った「将軍がパパみたい」がここまで発展するとは…
本編パロネタ盛りだくさんで面白すぐるw
というか、普通にソファでTV見てる将軍様想像して盛大に吹いたww

99 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 21:07:34 ID:lYG2UCWg
お二方乙です!!!

とりあえず、キョン子普通に可愛いじゃないか!
本編よりこっちの方がよか(ry
スバルがナイト様してるし…続き期待してますぜ
 
 
そして将軍一家www
一姫やら空気ノーヴェやら将軍パパやら…まさかこんなほのぼのするとはw

100 もふもふーな名無しさん :2009/01/08(木) 21:12:19 ID:OBLs.68s
投下乙&GJですwww本スレに忠実なパロだw
口出しする親とか、悪魔将軍がやると和みまくるww
友達の父親に注意されて泣き出すみくるって可愛い!
キョンの扱いはもはや仕様だなwっていうか、
モンファのモンスターって平均寿命4年とかって凄く短いから(アニメじゃ分からんが)、
ナーガ様の実年齢<キョンの実年齢 → 年下にパシられるキョンって可愛くね?
みたいな意味不明な考えに至ってキョンの情けなさが格段にアップしたwwwもちろんキョンは大好きだw
古泉とノーヴェの兄妹喧嘩見てみたいwこの2人が兄妹ってなんかむしろ和むなぁ。
演劇部のSOS団が全然違和感無い件w


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

■ したらば のおすすめアイテム ■

嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい写真集 - 青山 裕企


この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板