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宇宙軍のジム地球軍のジム

1310。A:2003/12/07(日) 21:58
与謝野折檻さん、皆さん、初めまして。
310.Aと申します。

皆さんは最近のガンプラを購入されているでしょうか?
この間、ポケ戦の寒冷地仕様ジムが発売されました。
このキットのジムの下腕を見ていただくと、えらい変な形です。
カトキジムが’RGM−79C’として市民権を得た今、
ジムコマンド、スナイパーカスタム2にみられる長方形タイプに
対する「歩み寄り」ともいえますが、いまいち釈然としません。
この線でいくと〔G〕タイプや陸戦型ガンダムも実は台形タイプ!
ということでしょうか?
 そこで、ですがこの差異をルナツー製とジャブロー製のそれと
することは出来ないでしょうか?
(もしこれを認知するならば、ある程度モデラーにとって
融通が利くことになります。)
ガンダムにしてもミデア隊による補給パーツがジャブロー製と
すれば台形、長方形どちらでも許されるますし、
陸戦型ガンダムがRX−78のサブナンバーでなく
RX−79〔G〕というのも、工場の設計局違いとすれば前向きです。

以上、思いついたまま書いたので矛盾のほうがでてきませんが、
皆さんの意見を伺いたいです。

3431:2007/10/18(木) 19:11:06
 確かにボディブロックは新造ユニットだと自分も考えています。ただ、ボディほぼ中央にコクピットがあり、胸部両サイドにはダクト、背部にはメインスラスターが2発と、ガンダム(GM)としてあるべきものがあるべき場所にちゃんと付いています。ということは内部構造的にも似たような構成になっていると推測できるのではないでしょうか。(陸ガンでは胸部左側はダクトではなくてバルカン、背部も武器コンテナが固定可能な特殊なバックパックですが、同型機である陸ジムでは左右ともダクトで背部もガンダムやジムとほぼ同型のランドセルです。
 両者の間ではおそらくはブロック構造が徹底していて、比較的簡単な作業でそれらのユニットが換装可能か、少なくとも、簡単に生産ラインが陸ガンから陸ジムに切り替えられる程度には設計の共通化がはかられていたと思います。そうでないと陸ガンと陸ジムも内部構造的には別ものということになりかねません。)
 ノーマルのガンダムやジムと比べて明らかに別物なのはコクピットブロックだけです。
しかも製造に使われているのはガンダムの余剰パーツ(規格落ち品)です。このように共通点と相違点を比較したら共通点の方が多いと思います。
 頭部や四肢も大雑把にはガンダム(GM)のアウトラインを踏襲しています。外装の形状が大きく異なるのは地上戦における耐弾性を考慮したとか宇宙空間での運用を考慮する必要がなくなったというようなことが主な理由だったんじゃないでしょうか。
 自動車に例えると上に被るモノの形状が違うので異なる印象を受けるが、シャーシー部分はほぼ共通という感じなんじゃないかと思います。
 ちなみにRGM-79(無印)にも当然プロトタイプあったと思われますが(RX78-1の4号機及び5号機が開発母体となったというのがそれに該当するんじゃないかと思いますが、)そいつに仮に型式番号をつけるとしたらどんなナンバーになると思われますか。自分はRX-79じゃないかと思うんですが。

35一文字突破:2007/10/20(土) 17:16:47
話の腰を折ってちょっと補足。

>RGM-79(無印)にも当然プロトタイプ
>自分はRX-79じゃないかと

何処かのスレで既出ですが、GMIIの【RX-79改(サンライズ稿)/RX-79B(タイラントソード)】説を考慮すると、GM系の試作機にそれ系の暫定ナンバーが有った可能性は高いですし、いくつかの文献に【RX-79 GM】記述(『別冊アニメディア・Zガンダム』とか他失念)が実際あるにはあります。

では以降議論をお続けください。

36Next:2007/10/21(日) 01:33:59
>ノーマルのガンダムやジムと比べて明らかに別物なのはコクピットブロックだけです。
RX-78はこのコアブロックシステムが目玉であり、大前提として設計されています。
ここが別物ということは、やはり別の設計機体ではないかと思うのです。

このコアブロックシステム、簡単に見直せるものでもなく、量産性が追求されたRX-78→RGM-79への
移行の際にもコアファイターこそ廃止されましたが、機能としては残っています。

また、単純にコアブロックシステムを廃止したということであれば、本体重量がRX-78より約10t
重くなっているのが説明つかないと思います。

つまり、RX-78をベースとした改設計で済むような変更内容ではないのでは?ということです。

これだけの変更を、開戦後の短期間で行えるとしたら、やはり事前にある程度設計が進んでいた
物を採用しないと難しいのではないでしょうか?

ところで、最近ではRGM-79もジャブロー製とルナツー製で設計が異なるといった話が出てきて
いますが、私もこれに賛成です。
つまり、連邦軍のMS開発計画は、戦前にRX-78計画に統合されたようですが、その中の
サブプロジェクト、またはバックアッププロジェクトが優先度は下がるにせよ、同時に
進行していたのでないでしょうか?
RX-79計画などはまさに、RX-78のバックアッププロジェクトだったのではないでしょうか?

>ちなみにRGM-79(無印)にも当然プロトタイプ
私もRX-78のセカンドロット3機はジャブローで簡易版コアブロックなどのRX-78→RGM-79で
変更されたパーツなり部品について試験を行っていたと思います。

ただ、その後、セカンドロット3機がRX-78-4、RX-78-5、RX-78-6として改修されていることから、
RGM-79の試験機として、RX-78-3の形態から余り大きな変更は行われておらず、そのため、
新たな形式番号はつけられてはいないのではと考えます。

3731:2007/10/21(日) 17:12:16
>RGM-79の試験機として、RX-78-3の形態
 言葉足らずだったかもしれませんが、私がRGM-79(無印)の開発母体になったと言っているのはRX78-3仕様ではなくRX78-1(初期試作型)のことです。ぱっと見の印象はジムのボディにガンダムの頭部(角無し)が付いているといった印象のデザインです。この機体は出力不足により肝心のビーム兵器(特にライフル)をドライブできず、以後出力の向上をはかるとともに低出力の機体でも使用できるビーム兵器としてビームスプレーガンが開発されることになるという、デザインだけでなく性能的にもガンダムよりジムに近い機体で、RGM-79(無印)はこの機体の直系のようです。(つまりRX78-2を経ていない。もっともサイド7でのテストデータは後に反映されることになりますが、)
 これは私が勝手に言っていることではなく、MSV時代から記述が存在します。
 ガンダム4号機、5号機についてはおそらく、
RX78-1(初期試作型)→ジムの開発母体→各種ジェネレーターのテストベッド→M-M,SV版仕様、という流れではないかと思います。
 ジムの開発にはジャブローに残った4〜8号機が使われたと言われていますが、実際のテストはほとんど4号機,5号機の2機で行われたようです。6号機以降は予備機的な扱いだったと思われます。
 自分はRX78-1(中間武装型)ないしRX78-2仕様の機体(6号機?)がRX-79(G)の開発母体になったのではないかと推測しています。
>コアブロックシステム、簡単に見直せるものでもなく
  コアブロックを廃止たからと言って、それによって、大幅な設計変更が必要になるとは思えません。廃止によってできたスペースにRX-78と同型のジェネレーターを再配置すれば済む話ですから。むしろ廃止によってスペースには余裕が生まれるようです。RGM-79では、これによってRX-78の腰回りに付いていた冷却システムやヘリウムコアブロックをボディ内収めることが可能になりました。
>これだけの変更を、開戦後の短期間で
 開発期間の短さというのは確かにその通りなのですが、実はそれはRX-79に限った問題ナではなく、この時期に開発されたほぼ全てのMSに言えることです。開発期間十分あったと考えられるのはせいぜいMS-06F及びJ型くらいまでで、連邦、ジオンにかかわらず、それ以降に開発されたほぼ全てのMSは多かれ少なかれこの問題を抱えています。さらに新しい映像作品等が発表されるたびに新型機が追加され、開発スケジュールはよりタイトとなり設定は破綻の度合いを増していきます。もはや、それを言っちゃあおしまいよ、という感さえあります。だからこそ少しでも説得力のある説明を考えて、多少なりともその無理を緩和したいと考えるのは自分も同じです。RX-79(G)について、(セミ)モノコックフレームである外装パーツこそ新規に設計されたものを使用しているが、内部構造の基本設計や使用されている内装部品についてはRX-78との共通性がきわめて高いのではないかと考えているのも、そうすることによって、開発期間の異常な短さと言う問題を少しでも緩和できるの
ではないかと思うからです。

3831:2007/10/21(日) 17:15:23
 すいません。長くなったので分けました。
>サブプロジェクト、またはバックアッププロジェクト
 当時RX-78及びその量産型であるRGM-79の開発が遅れていた主な原因としては次の三点が考えられると思います。
(1) サイド7でのテストデータ(宇宙空間での稼働データなど)や母艦での運用データの解析と反映
(2) 主に冷却能力の不足を原因とするジェネレーターの出力不足
(3) (1)が原因となりビーム兵器を十分にドライブできない(特にライフル)
 他にも要因はあったでしょうが大きなところではこの三点だったんではないでしょうか。
 陸ガンについてはどうかと言えば、(1)は仕様を地上に限定していた陸ガンには関係ありませんね。実際RGM-79(無印)もデータが反映される前の段階で42機が生産されたわけですし。開発の遅れの決定的な要因というほどではなかったんでしょうね。
(2),(3)については陸ガンのジェネレーター出力(1,350kW)を見る限りほぼ解消されたと言ってもいいんではないでしょうか。実際オプション装備的な扱いながら、実戦でビームライフルを使用することもできた訳ですし。
つまりRX-79(G)はRX-78と比べてほぼ遜色のない性能を持っていたということです。
かりにRX-79(G)がRX-78のサブプロジェクトとまたはバックアッッププロジェクトだった場合、この時点でこの性能のものが量産可能なのであるのだとしたら、本来メインであるRX-78,RGM-79ラインを廃案にしてこちらに一本化した方がいいようにさえ思えます。
また、サブプロジェクトとまたはバックアッッププロジェクトだった場合、そもそもRX-79(G)が(RX-78に対して)どのような設計コンセプトで開発されていたのかということもNextさんの説明ではめいかくにされていません。(単に地上用MSということなのでしょうか。)
 RX-79計画というのは、むしろ「GUNDAM TYPE MASS- PRODUCT MODEL計画」とでも呼ぶべきもので、RX-78の量産を目的にしたものであったのではないかと考えています。(ガンダム顔かジム顔かにかかわらず、)
 陸ガンはその一環である(G)計画(陸戦仕様計画)として位置づけられるようなものだったのではないのでしょうか。それも当初から計画されていたものではなく、少しでも早くMSを投入する為に急遽決定されたものではなかったのかと考えています。
 それでは長文失礼しました。

3931:2007/10/21(日) 17:26:38
>誤)(3) (1)が原因となり
正)(3) (2)が原因となり
です。
 たびたび失礼いたいました。

4031:2007/10/21(日) 17:44:09
ほんとにたびたびすみません少々追加させてください。
 Nextさんのおっしゃるように完全に別系統の設計だという場合、製造にガンダムのパーツが使われているというのは矛盾しないのでしょうか。もちろんできないことはないでしょうが、ガンダムに使用されているパーツの多くは汎用性の高い既製品ではなくそれ専用に開発されたハンドメイドのワンオフパーツのような性格のもので、普通に考えれば別系統の設計の機体の製造に簡単に転用できるような性格の物とは思えないのですが。一見別系統と言えるほど設計が異なるように見える2機種が共通のパーツを使って製造されているという事実が逆に共通の祖先を持っていることの証左のように自分には思えるのですが。いづれにしてもNextさんの説明はその点が不十分と感じます。
長く書きすぎました。以後気をつけますのでどうかお許しください。
それでは失礼いたします。

41Next:2007/10/21(日) 23:44:36
>開発母体になったと言っているのはRX78-3仕様ではなくRX78-1(初期試作型)のことです。
すいません、RX-78-1(初期試作型)についてはよくわかっていませんが、1stロットに
含まれる3機の初期の形状でしょうか?(RX-78-1仕様以前の仕様?)
おっしゃるとおり、形状が近いということであれば、RGM-79の設計の参考にした可能性は
ありますね。

>RX78-2仕様の機体(6号機?)がRX-79(G)の開発母体になったのではないか
RX-78セカンドロットの完成は早く見積もっても8月頭頃だと思います。
ということは、RX-79(G)の完成は早くても8月半ば以降になるとお考えでしょうか?
このタイミングでは、遅くないでしょうか?
というのもRGM-79の試作1号機(先行量産の42機に含まれるかは不明)が8月の
段階で完成しています。この状況で新たにRX-79を開発するものでしょうか?
また、一説には7月にはRX-79の生産が始まったという話もあります。

つまり、どう見てもRX-78の設計を経て、開発されたとするには
早すぎるのでは無いかと思うのです。

私自身は、1月の開戦後、MSの脅威を知った連邦軍がRX-78計画のバックアップ用のプロジェクトなりから
「短期に開発・生産」できる有望なプロジェクトを選定し、RX-79計画として立ち上げたのが2〜3月頃。
順次、RX-78計画の成果を取り入れ、RX-78のロールアウトと同じ時期の7月に1号機が完成したのでは
ないかと考えています。
当然、RX-78は実験機として開発されており、この段階ではとても実戦投入できません。
しかし、RX-79は実戦投入を目的に開発されており、極初期の数機で短期間試験を行った後、すぐに
本格生産に入ったのではないでしょうか?

42Next:2007/10/21(日) 23:46:38
(続き)
>そもそもRX-79(G)が(RX-78に対して)どのような設計コンセプトで開発されていたのかということもNextさんの説明ではめいかくにされていません。
ここがむずかしいところですが、RX-78の代わりに採用されているということは、少なくとも目指すところは同一だったのではないでしょうか?
では何が違うかというと、やはり超高性能機の開発プロジェクトのバックアップとしては、その最大のリスクとなる部分を省いた計画となったと思います。何度も言う様に、もっともリスクがあると思われるコアブロックシステムを廃止した設計案です。


また、何故RX-79というある程度の性能を示したMSを開発しておきながら、RX-78の計画を続けたのかという点ですが、
これは連邦軍全体の方針が絡んでいると思います。
ご存知のとおり、コアブロックシステムに含まれるコアファイターは単独でも戦闘機としても連邦空軍に採用されています。すでに、コアファイターを中核とするシステムは、コアブースター、コアファイターなどの開発、生産が始まっており
連邦軍として大きな兵器システムを構築する大計画であったと思います。
戦争が始まり、ジオン軍に押し込まれている状態で、いまさらな感じもありますが、連邦軍も役所の1つであることから、
なかなか計画を変更することはできなかったのでは無いか?とも思います。
(コアファイターが廃止されたら、連邦空軍も黙ってはいないでしょうし・・)
さらに、コスト的に見れば、RX-78よりはましだとしても、その量産型のRGM-79の方に軍配が上がったのでしょう。
つまり、中途半端な性能、コストだったのではないでしょうか?

>完全に別系統の設計だという場合、製造にガンダムのパーツが使われているというのは矛盾しないのでしょうか。
これについては考え方だと思いますが、31さんは、「パーツの流用」といった場合、どのレベルのものを考えていますか?フレームやエンジンブロックなどの大きなパーツでしょうか?
私は、もっと小さな「コンピュータチップ」「ねじ・ボルト」などのレベルを指していても良いのではないか?と考えています。
RX-78で初めて対ミノフスキー粒子シールドされたコンピュータ部品が使用され、初めてルナチタニウム製の金属部品が
採用されています。つまり、このレベルの部品から実働試験が必要であり、RX-78で基準に満たなかったものが、
”RX-79の設計の範疇”で、採用されたのではないでしょうか?

そもそも、中身が同じなら何故、形状をあれほど変更する必要があったのでしょうか?
陸戦に特化ともありますが、系列機のRX-79BDは装甲形状に変更を加えることなく宇宙戦に対応していることから、
陸戦に特化した形状とも思えません。

43sputnik:2007/10/22(月) 23:32:45
>「パーツの流用」
設計の時点から“ねじ”“ボルト”“ナット”は規格品であるため流用部品に数えないのが普通でしょう。
RX-78[G]で主に流用されたのは主機、制御系、駆動系、センサー類と考えます。
これらのうち、主機、制御系、センサー類は設計要求の時点で決定していたのかもしれません。
もし、78と79が同時期に開発開始された計画だとすると軍用航空機開発等で良くあるように主要部品を指定される事はありえる話だと思いませんか?

4431:2007/10/23(火) 02:44:45
>一説には7月にはRX-79の生産が始まった
ほぼ同時期にエナジーCAP技術が開発されているんですよね。これは陸ガンのビームライフル装備を肯定する為なんだろ追うけど。その割にネット等で調べても陸ガンのビームライフルがエナジーCAP仕様である明記してあるのって見かけないんですよね。(当たり前すぎるのかそれとも自分が単に不勉強なのかもしれませんが。)RX78にはロールアウト時の初期試作型(いわゆるのガンダムセンチュリー版プロトタイプガンダム)→中間武装型(MSV版プロトタイプガンダム)→後期試作型(RX78-2仕様要するにアニメに登場したヤツ)の順に改装されるんですが、RGM79の試作一号機が8月の時点で完成していたのならの母体となったRX-78初期試作型の4号機、5号機は当然それより前の時点でロールアウトしていたことになります。
で、さっきのエナジーキャップの話ですが、RX78-1(中間武装型)からRX78-2(後期試作型)へ改装された際の最大の改良点はビームライフルにエナジーCAPが搭載され、本体側のデバイスもそれに対応したものに改められたことです。つまり、エナジーキャップが開発された7月よりもかなり早い段階でRX78−1初期試作型はロールアウトし7月以前の段階で(中間武装型)に仕様が改められた段階まで開発が進んでいた可能性がきわめて高いということです。ちなみに1号機及び2号機はジャブローからサイド7に送られる際は(中間武装型)仕様だったようです。(三号機については諸説あり微妙。)
>コアブロックシステム
ファースト世代の自分としてはNextさんと同じようなイメージを持っているのですが、「コアブロックはパイロット脱出装置というよりも試作機であるガンダムのデータを確実に改修する為に搭載されたもので、そもそも量産機には過剰な装備であり、搭載する予定は無かった。」というのが、どうも最近の通説のようです。実際GMには採用されなかった訳ですし。
 NextさんのおっしゃるようにRX78やRX79がV作戦以前から同時並行で走っていた計画だとすると、V作戦に統合される以前のRX78はコアブロックシステムではなかった可能性すらあると考えています。V作戦発動後にRX75,RX77,RX78共通のシステムとして採用が決まった、する方が素直だと思うからです。
 コアブロックて結局なんなのかというと「コクピット+ジェネレーター」だと思うのです。航空機としての戦闘力というのはあくまでも副次的なものではないのでしょうか。だとすると陸ガンのようにコクピットとジェネレターをそれぞれ独立したユニットとして分割しても設計全体にそれほど大きな影響を与えることは無いんじゃないかと考えます。
>RX-78[G]で主に流用されたのは主機、制御系、駆動系、センサー類
わたしもsputnikさんがおっしゃるようにMSの基本構造の主要な部分はだいたい流用されたんじゃないかと考えています。
>主要部品を指定
 MSとしての基本的な技術が確立した後の時代ならその方が効率的なのだと思います。ただ、この時期、一年戦戦争以前にはMSは存在せず、連邦はジオンがMSを開発しているのは察知していまたが、その存在を軽視し、技術開発はきわめて初歩的な段階でした。RX78にしてもろ獲したザクを解析してえられたデータにより完成にこぎつけることができたという話もあるくらいです。
そのような基礎的な技術が十分に確立していない時期に、RX-79がRX-78のバックアッププロジェクトして開発されていたのだとしたら、もし、共通のパーツを使用してしまうと共通パーツのいずれかに問題が発生した場合両機とも開発が頓挫する可能性があり、リスク分散の意味をなしません。そのような場合には技術的にも別系統のものを採用していると考える方が自然な気がします。
 長くなりましたんで残りはまた今度。

45sputnik:2007/10/23(火) 19:08:15
>主要部品を指定
これは一種類のパーツを必ず使用せよ、ということではありません。
例えば主機の場合、並行して開発されている2〜3種類の中から選択する。といったリスク回避は当然行われ、それぞれに外形、サイズの制限が要求されて何れを選択しても組み付けられるように製作されるでしょう。
その上で早期に実用レベルに達した物があれば改めて指定になる場合もあるでしょう。

46sputnik:2007/10/23(火) 22:53:57
まずは訂正。
43>誤:RX-78[G]→正:RX-79[G]
上記の主機の同時開発の例として米国空軍のYF-22とYF-23の例が分かりやすいと思います。
この場合前例の無い超音速巡航を可能にするため新型のエンジンを必要としたため、それぞれの試作機に同時開発の二種のエンジンを搭載した機体を別に用意させ試験させました。
この時も片方のエンジンは開発が遅延し危うくキャンセルされかかった様です。

4731:2007/10/24(水) 00:42:45
 陸ガンの装甲形状について自分がどのように考えているのかご説明します。
 宇宙空間で航宙機的に高速戦闘を行うのと異なり、地上におけるMSの移動速度は、おそらく時速40キロから速くてもせいぜい80キロ程度。(昔のことで出典は失念してしまったので参考程度に聞いてほしいんですが、ドムの巡航速度が時速120キロ程度だと読んだ記憶があります。それは当時の陸上兵器としては画期的なことだった訳です。)つまり地上におけるMSというのは動きの遅い全高20メートルの巨大な的だということです。誘導兵器が無効なミノフスキー粒子下であっても、命中させるのは比較的容易だったと考えられます。ミサイルやロケット砲の類いなら、直撃でなくても一定のダメージを与えられるわけですし。つまり、そのことを考慮した結果、RX-78に比べて装甲が強化されているのではないかと考えている訳です。それが装甲形状の違いの一番の要因ではないかと。
 その他の理由としてはRX78と比べても更に直線的な装甲形状(脚部等)は成型を容易にしてコストダウンや生産性の向上をはかった結果とも考えられます。。
 最大の特徴であるボディブロックや、ビームサーベルの収納スペースについては以前説明した通りです。
>RX-79BD
 RX79が元々汎用型であるRX78を陸戦用にカスタマイズした局地戦仕様の機体だとしたら、宇宙用に再改装することは不可能ではないと思います。非効率的で無駄なことだとは感じますが。おそらく性能的にも最初から宇宙用に設計された機体や汎用型の機体(M-MSV版仕様の4号機、5号機やNT-1など)に比べて見劣りするものにしかならないのではないでしょうか。
ただ、自分としてもRX79BD以外にマドロックも陸ガン系の機体を宇宙用に再改装した機体である可能性があるのではないかと考えています。
>主要部品を指定
 仮にRX79がRX78の開発に失敗した場合の代替案として開発されていたのなら、共倒れのリスクを回避する為に意図的にRX78とは別系統の技術に基づいて開発が進められていたのではないかと思います。(この時期は実際に開発を進めてみなければ、どの技術がモノになるかまだわからなかったと思います。)競作関係にある別系統の機体間の互換性を確保を優先することよりも、最低でもどちらか一系統が開発に成功すればよいのですから。その上で互換性が持たせられるパーツについてはsputnik さんのおっしゃるとおりだと思います。
 ただ、例えば、同型機でありながらGMのローカルバリエーション間ではパーツの互換性が極めて低いなんて説もあるようなので、別系統の機体間にどの程度のパ−ツの互換背があるのかというのは一考の余地があると思います。

4831:2007/11/17(土) 22:19:44
>もっともリスクがあると思われるコアブロックシステム
量産機ではありませんが、実戦投入を前提に開発されたG04やG05、マドロックといったセカンドロット系ガンダムやNT-1などの機体もコアブロックシステムではありません。(セカンドロット系はGMと同じ簡易タイプコアブロックかもしれませんが、NT-1はリニアシートシステムです。)コックピットシステムについて、それぞれの機体の運用方法に即したものを選択しているだけだとも受け取れます。陸ガンについても同様で、陸戦用のMSとして(コスト面も含めて)ふさわしいコクピットシステムを選択した結果に過ぎないのではないでしょうか。
 つまりコアブロックシステムの存在がガンダムのメインの開発コンセプトというわけでは無くあくまでも選択肢の一つということなのではないでしょうか。
では何がガンダムのメインの開発コンセプトだったのかというと
 1)戦艦並みのメガ粒子砲を標準装備した白兵戦(対MS戦)用MSであること
2)あらゆる戦場に対応可能な高い汎用性を有すること
の2点だったのではないかと考えています。

4931:2007/11/17(土) 23:06:58
GMの開発を時系列にそって考えてみる。( )内は個人的見解。
2月
 V作戦立案
4月
 V作戦発動

7月 
 連邦軍、エネルギーCAP技術確立によるビーム兵器の小型化に成功。
 RX−79計画実行、先行量産型生産開始。重要拠点を中心に試験配備(すなわち、この時点で数十機分のガンダムの余剰パーツが存在していたことになる。つまり、この時点でRX-78の開発はかなり進んでいた。)
 RX−78ロールアウト(RX78-2のことだと解釈しないと辻褄の合わないことが出てくる。実際にエナジーCAPをMSに搭載してテストを始めるのはこの時点ということに。では陸ガンにはほとんどテストもしていないものを量産機に搭載したのか?それとも少なくてもこの時点ではエナジーCAP方式ではなかったのか。)
8月 
 サイド7でRX−78のテスト開始
 RGM−79の試作1号機完成
 連邦軍オーガスタ基地にてRX−78NT1開発開始
9月
 サイド7・1バンチにて史上初のMS同士の戦闘発生(TV1話)
 「ホワイトベース」、ルナツーに入港(TV4話)
(よく、この際にガンダムのデータがルナツーに渡されたといわれるが、個人的には疑問。物理的には可能でも軍の最高機密を友軍とはいえ、立ち寄り先に渡すか。もちろん当初からそのような命令を受けていた可能性も否定はできないが、連邦軍の官僚的な体質を考えると、その後ジャブロー経由でルナツーにもたらされたと考える方が自然な気がする。)
10月 
 連邦軍、MSの本格的量産開始。
(何をもって、本格的とするかにもよるが、データ反映前の前期型42機を無印GM直系の先行量産機的なものであると解釈するなら、10月以前に生産が開始された可能性もあり得ると思う。もちろん前期型の更に前段階に先行量産型が別に存在した可能性も無いとは言えない。先行量産型と呼べるようなものが存在しない可能性も)
 WB、マチルダ隊と最初の接触(TV9話)
(この際、ガンダムのデータがジャブローにもたらされる。よって、データ反映前の前期型42機はこの前後くらいまでの間に生産されたと思われる。)
 ガルマ・ザビ大佐、北米にて戦死(TV1st10話) 
 ガルマ・ザビの国葬(TV12話)
 同日 MS−06RD4、トライアル中に撃墜される(ルナツー所属のRGM79-(E)確認。
11月
 オデッサ作戦開始。連邦軍、後方支援任務においてRGM−79を実戦投入。
 連邦軍、オデッサから宇宙に撤退するジオン軍に対し攻撃をしかける。その際、RGM-79(無印)確認。(MS IGLOO第3話)
(RGM(E),C系がルナツー製であるならここで登場するのは、(E),C型であるべきだったでしょう。)

50sputnik:2007/11/25(日) 11:40:03
形式番号からRX計画の各機体について考えてみました。
75:ガンタンク[長距離砲戦タイプ。脚部の開発失敗に対する保険として大型無限軌道による移動装置]
76:プロトタイプボール[非重力下の長距離砲戦タイプ]
77:ガンキャノン[高火力重装甲タイプ]
78:ガンダム[高機能汎用テスト機]
79:陸戦用ガンダム[先行量産機]
ジム[量産機]ボール[量産機]
となり、79でくくれば全て規模の違いこそあれ量産機です。
さらに79[G]とくくれば先行量産機の陸戦用なわけです。
つまりRX計画において79は量産計画にあてた番号で、初期の設計は[MS大全集2006]の記述から考えると78と並行して行われ、基本構造を同じくしたハイパフォーマンス機とローコスト機の関係ともとれます。
79[G]は量産ラインの確立を目的に78用の規格落ちパーツの処分を兼ねて(以下HGUC陸戦型ガンダム説明書を参考)装甲や内装部品の多くをガンダムの予備パーツから流用、複製し生産した生産工程と運用のテスト用の機体と考えるのが妥当かと考えます。

51(31改め)一石:2007/11/25(日) 15:04:46
 RX-78-1から心眼で線をつなげてご覧ください。(一応同系統ごとに縦に並んでいます。)
連邦軍MS開発系統図         U.C.0079
         RX-78-1      4~6月
RX-79(G)         RX-78-2             7月
RG-M79(G)        
RGM-79試作1号機             8月
RX-78(セカンドロット系)
RGM-79 (第一次生産型)   RGM-79(E)
RGM-79 (実戦型)               10月
         RX78-3       1月
RGM-79C
  RGM-79D
RGM-79GS RGM-79G,GS
                 (連邦軍純正) (OEM)
 
 RX-79(G),RGM-79とRGM-79(無印)はRX-78-1を共通の祖先とする機体でRGM-79試作1号機をRX-79(無印)とみなして差し支えないんじゃないかと思います。
 RGM-79(G)とRGM-79(第一次生産型)は、共にサイド7でのテストデータが反映される前に生産されたという経緯や同じような生産数、(RGM-79(G)五十数機、RGM-79第一次生産型42機)であることから、RGM-79(第一次生産型)を無印GMの直接の先行量産型だと言っていいのではと思うのですが。
 つまりRX-79(G)及びRG-M79(G)はRGM-79(無印)の生産準備が整うまでのつなぎとしてのプランだったのではないかと。無印GMの量産体制が整った段階でその役割を終え、正式量産されることも無かったのではないでしょうか。
 一方、RX-78-1はRX78-2に発展し、その設計を踏まえて開発されたのが所謂セカンドロット系ガンダムや後期生産型GMで、08小隊のRGM-79(E)はあくまでRGM-79Cの先行量産がであってRGM79(無印)の先行量産型ではないと考えるのですがいかがでしょうか。

52一石:2007/11/25(日) 15:39:50
 すいません。系統図失敗しました。全部左によってしまってこれではわかりません。
一応RX-78-1を共通の出発点としてそれぞれ、
RX-78-1→RX-79(G)→RGM79(G)
RX-78-1→GM試作1号機→RGM-79(第一次生産型)→RGM-79(実戦型)
RX-78-1→RX78-2→RX78-3
RX-78-1→RX-78-2→RX-78(セカンドロット)→RGM-79(E)→RGM-79C→RGM-79GS(連邦軍純正)
RGM-79C平行して
RGM-79D→RGM-79G,GS(OEM)
なお、
>誤)RX78-3       1月→正)RX78-3       11月
です。
失礼しました。


となっております。(わかりますでしょうか)

53一石:2007/11/25(日) 22:02:22
改めて51の続き。
  所謂GMのローカルバリエーション説ですが、新作アニメやゲームが発表されるたびにそれ以前の設定との間に齟齬が生じるという繰り返しで、例えば今まで通説とされてきたRGM-79(E), RGM-79Cルナツー製説は、MSIGLOO-1年戦争秘録-第3話にルナツー所属機として無印GMが登場したこと(RGM(E),C系がルナツー製であるならここで登場するのは、(E),C型であるべき。むしろこの無印GMがルナツー製である可能性すら無いとは言えない。)、やGMストライカーの存在(C型がルナツー製だとしたら、宇宙に戦力を集中させようとしている時期にわざわざルナツーで生産した機体を地上に降ろして運用するのは不自然。例えばほぼ同スペックのRGM-79Dをベース機にして製造すれば済む話。実際オーガスタ製という記述も存在するようですし。)によってすっかり破綻してしまったと思います。
むしろRGM-79Cは一年戦争末期、ルナツーやオーガスタをはじめとして各地の連邦軍直轄の軍事工しょうで、生産準備の整ったところから随時RGM-79(無印)からRGM-79Cへと生産ラインが切り替えられていったということにした方が無理が無いと思います。
RGM-79自体が原型機であるRX-78が予定のスペックに達する前の段階で見切り発車的に量産化されたものなので、RX-78が目標のスペックに達した段階でそれからフィードバックを受けたマイナーチェンジ機(RGM-79C)が生産されるようになってもそれほど不自然ではないと思います。

54sputnik:2007/11/26(月) 21:02:03
イグルー登場の無印ジムは生産工場が何処であろうともかまわないと考えます。
現在話題になっている系列については生産工場の違いより設計開発を何処で行ったかの違いで、設計者と生産工場の所在が別になっていてもかまわないのでは?
例えば無印系列とC型系列機は生産施設の共用率が高いならば同一工場で生産可能かもしれません。
以上の仮定からルナツーにおいてもC型系列の生産前に無印ジムの初期生産を行ったのかもしれません。
ジムバリエーション間では部品互換性に難がありそうですが、首、肩、手首、股関節あたりのジョイントは共通規格だったと考えると外伝コミックス登場機のような丸一モールドの有無だけみたいな違いも、ガンダムの機体形状のバリエーションも肯定しやすくなるのでは?
79[G]のビーム?ライフルは開発開始時点で装備予定はなかったのでは?
08小隊の初期エピソードでは標準装備として100mmマシンガンを使用しています。
開発遅延が主な理由でしょうが、大気による拡散や射程の減衰、水中での使用に向かない等が大気圏内での使用に大きなデメリットになると考えたためかもしれません。

55一石:2007/12/03(月) 18:52:34
>イグルー登場の無印ジム
生産工場がどこでもいいということは無いと思いますよ。どこで製造されたかによって十分解釈に影響を与え得ると思います。
?@ 「08」のRGM-79(E)がルナツー製で「IGLOO」のRGM-79(無印)が他の場所で生産されたものであった可能性。
MSの量産が始まったばかりのこの時期に自前で生産することのできるルナツーに他所で生産した無印ジムを送る可能性は0とは言わないまでもかなり低いと思います。他にもMSをまわさないといけない場所はいくらでもあるでしょうから。実際、地球上の拠点で生産したMSを本格的に宇宙得上げるのはティアンム艦隊が宇宙に上がって以降でしょうし。

?A RGM-79(無印)とRGM-79(E)が共にルナツー製であった可能性。
a) 両機が同じ生産ラインを利用して同時期に製造されていた可能性。
たとえ技術的に可能だったとしても実際問題としてそんなことをする意味は無いでしょう。無印ジムより優れているとされる(E)型を生産できるのにそんなことをするのは無駄なことです。

b) RGM-79(無印)→RGM-79(E)へ生産ラインが切り替えられていた可能性。
ルナツー以外の生産地で製造された(E)型及びC型について説明するのにはいいと思いますが「08」の(E)型が目撃されたのが無印ジムの本格生産の始まった直後の10月上旬であることを考えるとルナツーのケースに当てはめるのはタイムスケジュール的に厳しいと思います。


?B 「08」のRGM-79(E)は実はルナツー製ではなく、「IGLOO」のRGM-79(無印)がルナツー製である可能性。
RX-781から3号機などと同様に、ジャブローなりで少数製造したものを実戦テストもかねてルナツーに配備した場合などがこれにあたるが、少なくとも現時点でそれを裏付ける事実は無い。
 ただ、サンライズが「RGM-79(E)ルナツー製」を公式設定であると考えているならば、「1年戦争秘録」編の3話には無印ジムではなく、素直に(E)型を出しておくべきだった。どうせ、「黙示録0079」編にはC型を出しているんだし。
 逆に考えればそう考えていないからこそ、無印ジムを出したのだと受け取れなくもない。
 サンライズの「公式見解」の考え方にそって考えれば、「08」の映像から判断できる事実は「RGM-79(E)がルナツーに配備されていた」ことのみであり、それがルナツー製であるかどうかは映像からは判断できない。つまり「(E)型ルナツー配備」は公式だが「(E)型ルナツー製」は公式ではないと言えなくもない。

じゃあ、あの無印ジムは一体どこ製かということになる訳で。
実際のところ(E)型がルナツー製であるという記述が多数存在する以上、そのこと自体を否定する必要はないでしょうが、少なくともその後判明した新たな事実(「IGLOO」3話の無印ジム以外にもジムストライカーなどの地上配備のC型や、「ガンダム ザ ライド」のG3との関連性、昨今セカンドロット系ガンダムがウ゛ァカガンベースでリファインされてゲーム等に登場していることなども含めて)との整合性がとれるかたちで説明がなされるべきではないかということです。

56一石:2007/12/08(土) 23:09:48
>79[G]のビーム?ライフルは開発開始時点で装備予定はなかったのでは?
この点については同感というか将来的には装備可能な余地を残すかたちで設計されていたんじゃないかとおもいますが、実際に装備されるまでにはタイムラグがあったんだと思います。
 ところでRX-78のビームライフルってロールアウト当初からエナジーCAP方式だったんでしょうか。例えば、センチュリー版プロトの消費電力が予定より3割高くて稼動できなかったビームライフルや、MSV版プロトの装備しているビームライフルもエナジーCAP方式なんですかね。
 自分としては、プロトのプラモインストの「ビームライフルの外部形式も3号機仕様にあらためられたので」=「エナジーCAP方式に改められた」と解釈ししていたんですが。この件については、あまりにかたく信じていたので今まで改めて調べることもなく、ここでもそう言う前提で書いてる部分もあるんですが。今回改めて調べてみて、前述の年表の記述にしてもロールアウト時からエナジーCAPであることを想定しているように思えるし。

57だっちん:2007/12/10(月) 01:05:48
ROMに徹してましたが気になりましたので、その部分だけm(__)m。


>一石様
>RX-78のビームライフルってロールアウト当初からエナジーCAP方式だったんでしょうか
様々な記述をどこまで受け入れるかによって話は変わって来ると思います。センチュリーの記述は受け入れるとするならば、エナジーCAP方式ということになりますね(三割〜の前を読めばわかりますよね)。

>無印ジムより優れているとされる(E)型(55から)
これについてはおいらは初耳です(--)。どの辺りの記述なんでしょうか。

>この際にガンダムのデータがルナツーに渡されたといわれるが、個人的には疑問(49から)
これに関しては「ルナツーで改造された後にサイド7」や「ガンダムの3号機がルナツーでマグネットコーティング試験機となった」ということを受け入れるか否かで変わってくると思います。

>RX78-2のことだと解釈しないと辻褄の合わないことが出てくる(49から)
具体的にどのあたりなんでしょうか?

58一石:2007/12/10(月) 17:39:32
>無印ジムより優れているとされる(E)型(55から)
「1/100 MG ジム改宇宙戦仕様解説書」より
「特にルナツーが独自に開発した宇宙用の機体は汎用性もスペックも高く,後のジム改の雛型となったと言われている。」
「RGM-79Cジム改は,開発当初,設計や規格が乱立していた"ジム系"機体群のリファレンスとして,後期生産型のRGM-79ジムに若干の改修を施し,各出力系の向上を基本としながら,後に派生した新技術をも包括した上で,「V作戦」における所期の目標達成を企図して生産された機体である。原型となった機体そのものは,U.C.0079年の10月の時点ですでに軌道上,あるいはルナツー周辺の施設に極秘裡に配備されており,」
「かくしてルナツーは,最も早い段階で"ガンダム"の実働データを入手した。だからこそ,開発時のデータに基づいてデザインされていた,いわゆる"無印"のRGM-79ジムとは異なる"宇宙用"ジムを,中枢ブロックの換装構造を維持したままのデザインで開発できたのである。この点については,ルナツーの工廠が"無重量"のドライドックを複数持つ構造であったことも有利に働いている。
RGM-79Cジム改は,このルナツー製の宇宙用ジムをベースとして開発された機体であり,」
等の記述を参考にしています。(ただし、前述の通りRX-78-2の基本設計は踏まえていてもサイド7でのテストデータまではこの時点では反映されていないのではないかと考えていますが。)同年12月にはC型の実戦投入が確認されていることも合わせて考えると、スペック的にもおそらくビーム兵装が省略されている点を除いてほぼC型に準じていると判断してよいのではと考え上記のような記述をしました。

>この際にガンダムのデータがルナツーに渡されたといわれるが、個人的には疑問(49から)
>これに関しては「ルナツーで改造された後にサイド7」や「ガンダムの3号機がルナツーでマグネットコーティング試験機となった」ということを受け入れるか否かで変わってくると思います。
おっしゃる通りだと思います。
ただ、自分としては所謂「センチュリー版プロト」が、ジャブローからルナツーへ運ばれ、そこで熱核反応路の強化,冷却システムの増強という改修工作を施された可能性は低いのではないかと考えています。
理由としてはRX-78-2 ガンダムの実働データが入手できる以前に開発されたとされるRX-78(G)に既に補助冷却器(耐熱フィールド発生装置)が装備されており(ヘリウムコアブロックについてはコアブロックを廃止したことによってできたスペースを利用してボディに内蔵されたと思われ)、ジェネレーター出力も1350 kWとRX-78-2の1380 kWと比べてほぼ遜色のないレベルに達していることを考えてもジャブローの段階で冷却能力の不足を主な原因とするジェネレーターの出力不足は解消されていたと考えられるからです。(陸ガンの方が若干低いのは使用されているジェネレーターの性能にばらつきがあり、リミッターで低い方に合わせて調整されている為ではないかと思います)
おそらくRX-78の1から3号機もジャブローにある段階で腰部に補助冷却装置やヘリウムコアブロックが増設されていた可能性が高いと思います。(所謂MSV版プロト)
後3号機については諸説あって断定不能だとは思いますが、少なくともジャブローから補給を受けられるようになるまではホワイトベースでパーツ取りされていた可能性が高いんじゃないでしょうか。ジャブローとしてもマチルダ隊が、最初に接触した際に各種データを持ち帰ることができた以上機体にはたいして執着する必要もなかったでしょうからその後もしばらくはホワイトベースにあったかもしれません。(ホワイトベースもこの後実戦部隊に組み込まれ、オデッサ作戦参加することになるのであると便利だったでしょうし。)早くてもベルファスト、素直に考えてジャブローまで、ホワイトベースにのっていたと考えても特に問題ない気がします。

59だっちん:2007/12/10(月) 22:42:56
>ルナツーが独自に開発した宇宙用の機体は汎用性もスペックも高く,後のジム改の雛型となったと言われている
なるほど確かにこれからはそう解釈できますね。ただビームライフルはおろかビームサーベルすら装備していない機体なわけですよね。それと無印ジムを比較して(E)型がすぐれているというのには(個人的には)抵抗があります。「装備していなかった」のか「装備できなかった」のかにもよりますし、件のガンダムがルナツーで改修を受けたか否かetcを受け入れるか否かにもよるのですが、おいらとしては「装備できなかった(装備できるほど性能が高くなかった)」と解釈しています。

その上でMGインストとの整合性を取るために「(E)型→?→C型」と間にワンクッションあるという考え方をしようと思います。幸いな事に型式等については触れてないので。




>前述の通りRX-78-2の基本設計は踏まえていてもサイド7でのテストデータまではこの時点では反映されていない〜
ふむ。ですがそのMGインストでは「WBの士官を一時的にせよ拘束したのは、彼らは極秘の内に"MSガンダム"のデータを収集するためだったのである」とあります。この流れからするとサイド7でのデータも手に入れていたと考えられませんでしょうか。

(話はずれますが)となると例の「ルナツーにデータをおろすか?」という点においては、ルナツー側が半ば強引に入手した・・・というより強奪した?とも言えるですね。もっとも「セキュリティロックが掛けられていて実際は入手できなかった」という可能性もゼロではないですけど。




>同年12月にはC型の実戦投入が確認されていることも合わせて考えると〜
MS-06RD-4がサンダースのRGM-79(E)と交戦したのが10月と考えるならばまた話は変わってくると思います。サンダースはその時点で既にエースだったわけですよね(これが全てMSでのスコアかは不明ですが)。となれば(E)型の完成は9月でしょうかね。C型の完成が11月だとしても(宇宙世紀における兵器開発期間からすれば)十分ランクの違う機体である可能性が高いと考えます。




>RX-78(G)に既に補助冷却器(耐熱フィールド発生装置)が装備されており
初耳です。MGのインストあたりの記述なのでしょうか(当方陸戦ガンダムのMGは未所有なので)。




>ジェネレーター出力も1350 kWとRX-78-2の1380 kWと比べてほぼ遜色のないレベルに達している〜
おらはジェネレーター出力と冷却システムには密接な関係があると思っています。(その上で)冷却に大気を使用できる地上に比べて宇宙での冷却は厳しいものであるはずと考えています。ですので陸戦ガンダムの地上限定のジェネレーター+冷却システムを宇宙用の機体に搭載しても1350kWは出ないというのがおいらの意見です。故にガンダムが冷却システムの強化を必要としたのは宇宙空間でも1380kWの出力を得るためだったのではないかと思うのです。




>少なくともジャブローから補給を受けられるようになるまではホワイトベースでパーツ取りされていた可能性が高いんじゃないでしょうかごもっともです。が・・・失礼な発言になって申し訳ないのですが、一石様の考察を拝見すると、一連の記述に関して一部は受け入れ、一部は見なかった事にしている様に感じられるのです。それをしてしまうと他の人との論議がかみ合わなくなる可能性があると思うのです。


記述を受け入れるというのは何も丸のみすることではないと思うのです。ガンダム関連の記述には矛盾ととれる記述は沢山ありますし。それに何らかの理由を付けて整合性(?)を取っていく・・・。現在ここにおいでになる方達はどういうスタンスなのかは不明ですが、少なくともここの最初のスタンスはそうだったと記憶していますし、複数人で意見をまとめるにはそういうやり方(考察のベースとなる情報を同一にする)が必要ではないかと。



仮に

・ルナツーで3号機は下ろされた
・ルナツーで3号機はマグネットコーティング試験機となった

という記述があることを認めた上で

・WBはルナツーに3号機を下していない

というスタンスだとしましょう。おいらの足りない頭でこの件を考えると

「WBがルナツーで3号機を下したという根拠は、WBがジャブローに到達する以前に3号機を用いたマグネットコーティング試験が開始されたことにある。しかし、実際はマチルダ隊が最初に接触した際に3号機も受け取りジャブロー経由でルナツーへ運ばれたのだ。故にWBがルナツーで3号機を下したという情報がネット上で事実であるかの様に広まってしまったのだ。」

とでもするでしょうか(稚拙なのはご容赦)。



随分失礼なコメントになってしまいましたがご容赦くださいm(__)m。

60sputnik:2007/12/10(月) 22:52:44
>イグルー登場の無印ジム
生産工場が特定できないと言う意味で“生産工場は何処であろうともかまわない”と書き込みました。
この無印ジムは地上で生産された可能性はかなり高いと自分は考えています。
そも、ロジスティックスの基本は集積と配分であり、大規模な作戦にとって事前集積は正否に関わる最重要な要素と言えるでしょう。地球連邦軍はオデッサの勝利を足掛かりに宇宙での反攻作戦をかなり早期に計画していたようです。
その事前集積として初期生産機の多数がルナツーへ送られた可能性があろうと考えます。
一石様の言う
>ティアンム艦隊が宇宙へ上がって以降
だとするとパイロットの訓練も出来ず、積み荷待ちの無駄な時間を過ごす艦隊がルナツー近海に溢れる事でしょう。
以上の事をふまえてイグルー登場の無印ジムは何処で生産されたとしてもおかしくないと考えます。

61一石:2007/12/11(火) 17:58:42
とりあえずG3の件について
「マスターグレードG3ガンダム解説書」より
「サイド7において開発されていた モガンダムモ は3機あり、いわゆるRX-78の制式番号を持つ機体の内、一号機は破壊され、三号機はアムロ・レイの搭乗するRX-78-2の補修用のパーツ供給機と して使用された。 その後、 オデッサ作戦に前後してこの機体は回収され、 マグネットコーティング処理のテストヘッドと して再改修された。」

「HCM Pro 08-00」より
「サイド7において開発されていた"ガンダム"は3機あり,一号機はザクにより撃破,三号機は小破したものの,オデッサ作戦に前後して機体は回収され,」

「カードビルダー0079 ME-0031 "RX-78-3 G3ガンダム"」より
「シャアによるサイド7強襲後はアムロ機のパーツ供給用としてホワイトベースに搬入された。後にルナツーへと送られ」

1/144 HGUC ガンダム初回特典 GUNDAM WEAPONS SPより
「サイド7における攻防戦で小破したのちはルナツーに運び込まれ,」

「GUNDAM WAR プロモカード 「2002年度下半期公式公認イベント」配布 SP-21」より
「ジオンのサイド7襲撃により少破し,ルナツーへ収容。」

「Gジェネレーションポータブル」より
「テストのためサイド7に搬入されたが,そこでジオン軍の攻撃を受けて小破し,ホワイトベースに回収された。
その後ルナツー基地の施設に引き渡され,」

GUNDAM WAR 新しき翼 地球連邦軍 U-55
「サイド7で試作されたRX-78の3号機。ジオン軍の襲撃により小破し,放置されていたが,後にルナツーに回収」

「ガンダム占い0079〜0080」より
「サイド7で公国軍の攻撃を受けた3機のRX-78のうちの1機。当初はアムロ・レイ機の補修パーツ供給機として使用されたが,オデッサ作戦に前後して回収され,」
また、これについては未確認なのですが、「パーフェクト・グレードガンダムインスト」では
3号機について、第1話で予備パーツとしてホワイトベースに搬入され、ジャブロー基地に寄港した際にG3ガンダムとしてレストアされたと説明されているようです。(所持している方がいらっしゃったら、教えていただけるとありがたいのですが。)
もっとよく調べればまだ出てきそうですが、上記しただけでも大別して3種類の記述が確認できます。
1) サイド7での戦闘後ホワイトベースに搬入。ルナツー寄港時におろされる。
2) サイド7での戦闘後ホワイトベースに搬入。その後パーツ取りに用いられ、オデッサ戦前後の時期におろされる。
3) サイド7での戦闘後ホワイトベースに搬入されず放置。その後調査に来た部隊によって回収されルナツーに移送。

 1) が定説なんでしょうが、2)も「M.G.G3解説書」のような比較的メジャーと思われる資料にもみられる記述です。3)についてはこれを拾うには相当な力業が必要になりますね。百歩譲って、1号機のことならまだ何とかなるんでしょうが。

だっちん様、この板の皆様へ
自分も人間である以上趣味趣向が無いと言えば嘘になりますが、こちらのBBSに書き込みをさせていただく以上はここでのルールは守るつもりでおります。またなにか問題だと感じたらご指摘いただけたらと思います。

62一文字突破:2007/12/14(金) 06:47:11
メモスレで既出ですが、補足など。

39 名前:一文字突破 投稿日: 2006/02/18(土) 19:16:44
『ワニブックス ガンダム占い』巻末、ミニ用語辞典より
ガンダムの3号機
「(前略)この3号機はその後ホワイトベースに回収され、予備パーツとして使用されたが、立ち寄った連邦軍基地で降ろされ、マグネットコーテイング用の試験体として活用されたという。」

3号機の回収は”オデッサ前後”というのが通説ですが、”立ち寄った連邦軍基地で降ろされた”というのは初耳な気がします。でも何処で? ベルファウストだとするとタイミング的に遅すぎる気もするし(苦笑)。

63sputnik:2007/12/16(日) 02:37:14
>G3
>オデッサ作戦に前後して回収
これ、個人的には誤記、誤植の類いの可能性を感じます。
もし、回収→改修だとすれば。
“サイド7で小破、WBに回収、消耗が予測されるパーツを取り外し、機体メインフレームをルナツーへ残置。
オデッサ作戦に前後してMC試験機に改修された。”
となると大体拾えそうですが、とりあえずオレ説。
誤記、誤植の確証が無いから駄法螺でしかないかもしれませんが…

64エイザムス:2007/12/16(日) 10:17:32
イグルー第3話の素ジムの生産場所については、
これが前期型か後期型のどちらなのかで絞れるとは思います
(前期型ならジャブロー一択、後期型ならルナツーの可能性アリ)。
しかし実際は、前期後期どちらであるかを示す資料は今のところはありませんし、
また、前期型と後期型の生産時期(ジャブローにおいては切り替えられた時期)も特定されていないので、
現状では一つの説に収束することは難しいでしょう。

個人的には前期型(すなわちジャブロー製)と睨んでいますが。
仮に前期型すなわちジャブロー製だとした場合は、宇宙に上げられた理由としては、
来るべき宇宙進出に向けて宇宙での実戦テスト(あるいは実戦テストという名の実績作り)
といったことが挙げられるでしょう(逆にC型系が地上にあるのは地上での実用性を試していたのもしれません)。

また前期型と仮定した場合、宇宙では3機がかりで「ツィマット社製の欠陥試作機」一機に結果として相打ち、
地上では転倒したりして戦死者こそ出なかったものの何の戦績もあげられなかったという惨状があったから、
あわてて細部を改良した後期型が登場した、などといったストーリーが成り立ちます。
(あるいはこれを理由にルナツーでは無印へのライン転換を拒んでいたかもしれませんね)

65与謝野折檻:2007/12/18(火) 22:54:07
自分自身、そんなにコダワリがないというか、目に変なフィルターがかかっているせいで、あまりグラフィックに頓着しないところがあるのですっかり置いてけぼりなんですが、ジムの系列問題というと、U.C.0079.10.27を舞台とした「ザーン宙域独立偵察部隊」(『RPGマガジン』1997年2月号)に登場するRGM-79(E)改“ジムVT試作機”(RGM-79(改)“ジムVT試験機”)あたりは、その当時、相当に物議を醸したものです。

見た目はそのまんまRGM-79(G)なんですが、搭乗者アローラ・ボーイング曹長の言を借りれば「RGM79(E)改ジム、VT試作機のご登場よ」「音声&視線誘導方式、そしてアビオニクスをバシバシ強化した、先行量産型ジムの宇宙版ね。まぁ、連邦のNTタイプ(ニュータイプ専用機)とかの走りってとこかしら」だそうでして、なんともアレな機体であります。

ところでこの話、他の一般隊員は「RGM-79 ジム」なる機体に搭乗しているのですが、これが機体データ・シートの絵は「RGM-79G」なのに、設定解説の部隊編成イラストではいわゆる「お地蔵さんGM」で、挿絵となるとこれがさらに「カトキGM」になるというアバウトさ。実際のところ、見た目というのはそんなに重要な要素ではないんじゃないか?という見もフタもない感覚になること請け合いな記事でした。

『RPGマガジン』といえば、1996年9月号にも「ルナ2強襲作戦」というシナリオが載ってまして、U.C.0079年9月16日にルナ2で起こった戦闘が描かれているのですが、そのときすでに生産ライン上には「お地蔵さん」が並んでるんですね。描写はちょっと変更されているのですが、挿絵は『一年戦争史』に使いまわされています。

サ社公式映像を肴に話をされている最中にかなりダーク・グレーな話題で申し訳ございませんが、参考までに。

66だっちん:2007/12/31(月) 19:31:20
一石様
回答ありがとうございました。なんとなくではありますが、頂いた回答から一石様のスタンスというか、そういった物がわかった様な気がします。お付き合い頂きありがとうございました。またROMの世界に戻ることにいたします。

さて、年末ですので(^^;)。ROMばかりでしたが、興味深いお話を拝見させて頂きありがとうございましたm(__)m>ALL。来年もまた面白い論議を期待しております。それでは良いお年を。

67通りすがり:2008/01/20(日) 22:50:29
与謝野折檻様、皆様おくればせながらあけましておめでとうございます。本年もよらせていただきたいと思います。よろしくおねがいします。
だっちん様
年末年始は時間がなく十分なお答えができず、申し訳ありませんでした。ROMに戻られるということで今更な感がありますが少しずつでもご返答したいと思います。
>となれば(E)型の完成は9月でしょうかね。
「1/100 MG ジム改宇宙戦仕様」より
「この系列の最初期の試作はU.C.0079年10月前後には行われており,12月初旬には79C型としてほぼ確立されていました。」
だそうです。
サンダースの異名である「小隊潰しの死神」の由来から考えて、「08小隊」の第一話の戦闘はGM小隊に配属されて3回目の戦闘だと考えられ、3回の戦闘で撃墜6機というのはあり得ない数字ではないですが微妙なところですね。それ以前はザニーで戦闘参加ということでもない限り、MSのパイロットではない可能性が高いのでしょうね。彼が士官でないことを考えると少なくとも航宙機のパイロットではなかった、ということでしょうか。
>ただビームライフルはおろかビームサーベルすら装備していない機体なわけですよね。それと無印ジムを比較して(E)型がすぐれているというのには(個人的には)抵抗があります。「装備していなかった」のか「装備できなかった」のかにもよりますし、
>おいらとしては「装備できなかった(装備できるほど性能が高くなかった)」と解釈しています。
自分もだっちん様がおっしゃるような可能性も十分あると考えていますが、一方で時期的にRX-79(G)用のビームライフルの量産が始まっていてもおかしくない時期ですし、前にも述べたようにC型の生産開始時期が1年戦争中に前倒しされてことによって、OVAの製作当時に比べてC型の先行量産機という意味合いがより強くなったと思えるので、「性能的には装備可能だったが、あえて省略した」可能性も捨てきれないと思います。実際、1年戦争中はビームライフルの生産が追いつかず装備可能な機体でも実体弾装備だったこともままある訳ですから、「実体弾装備で構わないから一刻も早くMSの配備を」という要請のもと積極的な「割り切り」が行われた可能性も否定できないと思います。ビームサーベルについては、おそらく連邦軍は、当初は宇宙におけるMSを航宙機的なものと捉えていたため、ビームサーベルが必要になるような接近戦が頻発するとは想定していなかったのではないでしょうか。(パイロットも当初はおそらく航宙機からの機種転換組が多かったでしょうし。)
 上記のような理由から現時点で一方に断定するのは難しいのではないでしょうか。

68一石:2008/01/20(日) 23:01:55
すみません67は自分です。
長くなりましたので引き続き
>RX-78(G)に既に補助冷却器(耐熱フィールド発生装置)が装備されており
すいませんRX−79(G)の誤りです。その上で股間ブロックをRX−78−2のものとほぼ同性能の補助冷却器と捉えています。
>陸戦ガンダムの地上限定のジェネレーター+冷却システムを宇宙用の機体に搭載しても1350kWは出ないというのがおいらの意見です。
陸戦ガンダムのジェネレーターを地上限定と断ずる根拠がよくわからないのですが、陸戦ガンダムのRX−78の余剰パーツ(規格落ち品)を流用した急造品という性格を考えてもジェネレーターや冷却器についてもRX−79用のもが用意されたとは考えにくく、RX−78から流用したもの(ただし、規格落ち品が含まれているため性能に個体差がある為、リミッターで出力を統一している。「MS-GRAPHICS」によるとガンダムEz8のジェネレーター出力が1,380Kwに上昇しているのはデチューンされていたものを本来の性能に引き戻した為、だそうです。)と考える方が素直だと思います。そのうえで陸戦ガンダムのジェネレーターが宇宙空間でも地上と同等の性能を出せるかどうか考えるにあたって参考にしたいのがRX−79BDの2号機及び3号機です。
自分はこのゲームをやったことが無く、元々それほど興味がある機体ではないのでそれほど詳しくはなかったのですが、ざっと調べた限りでは、RX−79(G)をベースとして機体でEXAMシステムの実用試験を目的としていて当初は宇宙での運用は想定していなかったようです。
2号機について
「データコレクション一年戦争外伝3」より
「「EXAMシステムを搭載した実験2号機。先の実験の失敗から,当初よりRX-79(G)先行量産型ガンダムの機体をベースにしているため,頭部もツインアイを搭載したガンダムタイプの物になっている。」
「バックパック等,宇宙戦仕様に変更されている」
「基本的には1号機と同型の機体であるため,性能の差はほとんどないとい言っていい」

3号機について
「データコレクション一年戦争外伝3」より
「本来は,ブルーディスティニー2号機の予備パーツ用として製造された機体である。」
「基本的には,1,2号機と同型の機体のため性能差はないが,3号機には宇宙空間活動用に若干の機能が付加されている。」
「Gジェネレーションポータブル」
「後に宇宙戦闘用の処置が施され,ビームライフルと小型ミサイルを装備している。」
上記以外のいくつかの資料も含めて、ジェネレーターの換装、冷却能力の強化と言った記述は特に見受けられませんでした。それでいてビームライフルを使用できたことをみてもそれなりのジェネレーター出力があったと思われます。
「バックパック等,宇宙戦仕様に変更」
「宇宙空間活動用に若干の機能が付加」
もちろん「等」、とか「若干」の中にジェネレーターの換装や冷却能力の強化が含まれている可能性も無い訳ではないですがこれだけでそうだと断じるのは無理があるともいます。もし実際にジェネレーターの換装や冷却能力の強化といったことが行われれば、それは「等」や「若干」で済むようなことではなくかなり大掛かりな改修のような気もしますし。ジェネレーターや冷却器がRX−79(G)のもののままである可能性も十分あると思います。(RX−79BDのジェネレーター出力が不明である為、開発当初よりRX−79(G)のものより強化されていた可能性も否定はできませんが。)

その他の点についてはまた追々ということで。

69一石:2008/01/20(日) 23:12:34
すみません。まだ入りきらなかったのでもう少しだけ。
sputnik 様
>地球連邦軍はオデッサの勝利を足掛かりに宇宙での反攻作戦をかなり早期に計画していたようです。
>ティアンム艦隊が宇宙へ上がって以降
 例えばビンソン計画で建造した艦船にしても完成したものから随時打ち上げたたわけではなく、ティアンム艦隊というかたちで行われましたよね。
オデッサ作戦後も制宙権は引き続きジオンが握っていましたから、ジオンのパトロール網をかいくぐって物資を運ぶリスクを冒すよりも艦隊打ち上げの際に物量に物を言わせてMSを含む大量の物資を一気に打ち上げて護送船団を組んだ方がより安全に大量の物資を運ぶことができるのではないかと思ったのです。ホワイトベースのルナツー出港時にワッケインが「護衛にサラミス一隻つけてやれるだけ」と嘆いてみせたようにルナツーの艦隊戦力は不足がちでルナツー単独では十分な護衛は難しいのではないかと思えるので。もちろんテイァンム艦隊打ち上げまでの間、ルナツーとの間に全く人員や物資の行き来が無かったとまでは思いませんが、早期から作戦計画が練られていたからこそあえてそういう方法をとったのではないかと思ったのです。別に自分は戦略だの戦術だのに精通している訳ではなく、あくまで素人考えですが。

>だとするとパイロットの訓練も出来ず、
年表等によるとパイロットの養成自体はV作戦の発動と同時に始められていたようです。当初は実機が存在しなかった訳ですからシミュレーターなどを使用した訓練が中心だったと思われます。最近では現行のアメリカ軍でもヘリや戦闘機のパイロット訓練ではヴァーチャルリアリティ−技術の進歩もあって、事故などのリスクの高い実機での訓練の割合を減らしてシミュレーターによる訓練の比重を高めているというのをテレビで見たことがあります。現在よりずっと技術の進んでいる宇宙世紀ではその傾向がより強くなっているのではないでしょうか。だからといって、実機での訓練が全く必要ないということは無いでしょうから、ジャブローなどでMSの完成後は実機に似よる訓練も当然行われたことでしょう。それでも宇宙で作戦が行われる以上は宇宙での訓練も必要でしょう。タイムスケジュールを確認すると、
ジャブローより連邦軍第2連合艦隊発進したのが12月 2日。
ルナツーに入港したのが12月 5日
ソロモン攻略作戦開始12月24日
ということなので、宇宙に出てから訓練に当てられた期間はせいぜい2週間ちょっというところでしょうか。常識的に考えれば、明らかに不十分と思えますが、実際航宙機からの機種転換組など一部の「エースパイロット」と呼ばれる人たちを除く大半の連邦軍のパイロットの練度はおしなべて低かったようです。(最近では様々なメディアに発表される外伝などによりそう言った印象はかなり薄くなっていますが)GMとボールによる集団戦法はそういった練度の低いパイロットでも行える戦術として考えだされたという側面もあったのかも知れません。
 後、もう一つ考えられるのは、「08」のサンダースの例をあげるまでもなく、ルナツーでもパイロットの養成は当然行われていたわけで、彼らなら宇宙空間での訓練時間も十分あったでしょうし、別に地球から運んできた機体には地上で訓練を受けたパイロットが乗らないといけないということも無いでしょうから彼らが優先的に搭乗することになったとしても特に不自然ではないでしょう。ソロモン及びア・バオア・クー攻略戦に参加したパイロット全体におけるルナツーで訓練を受けた者の割合は我々が思っているより高かったのかもしれません。

70一石:2008/01/20(日) 23:14:36
本当に申し訳ありませんが後少しだけ。
>G3
>オデッサ作戦に前後して回収
>これ、個人的には誤記、誤植の類いの可能性
引用部分が短すぎたかもしれませんがそれぞれ、
「HCM Pro 08-00」より
「サイド7において開発されていた"ガンダム"は3機あり,一号機はザクにより撃破,三号機は小破したものの,オデッサ作戦に前後して機体は回収され,マグネット・コーティング,NICNシステム(新型の教育コンピュータ)等を搭載。さらに改修を施され,並行して開発の進んでいたNT型とのデータ互換および補完を終えた後にホワイトベース級5番艦ブランリヴァルへ配備,星一号作戦の内示に伴って宇宙へ搬出された。」
「ガンダム占い0079〜0080」より
「サイド7で公国軍の攻撃を受けた3機のRX-78のうちの1機。当初はアムロ・レイ機の補修パーツ供給機として使用されたが,オデッサ作戦に前後して回収され,マグネット・コーティング処理のテストヘッドとして用いられた。この作業の際に熱核反応炉のレーザー加速器も新型に交換され,従来の2倍の運動性能を実現した。また同時に,搭載されている教育型コンピュータもRX-78NT-1と同じものに換装されている。」
というように続き、「マスターグレードG3ガンダム解説書」も含めて少なくとも先にあげたものについては文脈上誤記、誤植の可能性はありません。とりあえず補足させていただきます。
それで今回各種資料にあたってみて気づいたのですが、「3号機がルナツーでマグネットコーティング処理を受けた」ことはほとんどの場合、「ホワイトベースルナツー寄港時に3号機がおろされた(サイド7に放置されていたものをルナツーに収容されたケースも含む)」こととセットで語られているようです。
ホワイトベースからの搬出時期をオデッサ戦前後、或は特定していない場合では、マグネットコーティング処理を受けた場所もルナツー以外だったり、特定されていないことが多いようです。これは自分でも意外でした。搬出時期をオデッサ戦前後、或は特定していない場合でもマグネットコーティング処理を受けた場所はルナツーと書かれている場合が多いのではないかと思っていたので。もちろん3号機がマグネットコーティングを受けた場所がルナツーである可能性は十分あると思いますが、「11月29日 南ドイツのバーデン・バーデンにてRX−78−3の目撃情報」なども考慮すると、マグネットコーティング処理を地上で受けたと考えるのもありなのかもしれません。

71sputnik:2008/01/30(水) 22:36:00
一石様。文脈と言われていますが、引用文の回収を改修と入れ換えてみて下さい。
特に違和感は無いと思うのですが。
あくまでも可能性の話ですので頭から否定されても見方の違いとしか言い様がなさそうなので決定的論証とは自分には受け取れない、とだけ記しておきます。
後シミュレーション訓練について。
シミュレーター訓練だけでは実機を使いこなすのは難しいでしょう。
1st本編でシミュレーター訓練をしていたはずのセイラが為す術もなくザクにやられたように実機でなければ体感できない部分も多いと思うのですが…
まさかWWⅡのソ連みたいに訓練も無しで近似の機械の操作資格者を無差別に投入したのでなければいいんだけどね。

72一石:2008/02/01(金) 01:33:15
 sputnik様。別に頭から否定している訳ではないのですが。あくまでも、今回自分が調べた資料についてはそうだったという話で、自分が目にしたことの無い資料の中に明らかに誤植だとわかるものが存在する可能性もあるわけですから。
 そのうえで例えばG3はルナツーで回収されたという前提で「HCM Pro 08-00解説」の『回収』を『改修』に置き換えて読んだ場合、「ブランリヴァルへ配備,星一号作戦の内示に伴って宇宙へ搬出された。」という一文から、少なくともこの時点でG3は地上にあった(確かブランリヴァルはジャブロー戦時に損傷を受けて出港が遅れたということなので、おそらくはジャブローにあったということなのでしょうが。)ルナツーにあったはずのG3が知らないうちに地球におりていたことになり、「オデッサ作戦に前後して機体は『改修』され」たのがルナツーかどうかさえ定かではないというひどく曖昧で不親切な(どうとでも解釈できる)文章になってしまうと思います。それに対して誤植がないという前提でそのまま『回収』と読んだ場合、「オデッサ戦前後」から「星一号作戦の内示に伴って宇宙へ搬出」までの期間G3が地上にあったということが文脈上明確にわかると思います。
 誤記誤植である可能性を考える場合、少なくとも言葉を入れ替えた後の文章の方が入れ替える前の文章より意味の通りがよくならないと説得力が無いと思います。いずれかの時点で誤記誤植がおこり、そこから孫引きの孫引きが繰り返された結果、「HCM Pro 08-00解説」や「マスターグレードG3ガンダム解説書」のような文章が書かれたと考えるなら最初に誤記誤植のおこった文章を見つけ出して証明しなければなりませんし。それまでは、『回収』を『改修』に置き換えないと明らかに意味が通らない文章以外は、とりあえず、(どちらでも意味が通ってしまうような文章については)誤記誤植ではないという前提で読むしかないんじゃないでしょうか。
>シミュレーター訓練だけでは実機を使いこなすのは難しいでしょう。
 お読みでいただけたのならご理解いただけていると思いますが「シミュレーター訓練だけ」とは書いてないはずです。あくまでも『比重』の問題です。自分としてももちろん、可能な限り実機での訓練が多いにこしたことがないと思っています。地上戦におけるMSと宇宙戦におけるMSは全く別の兵器と言っても差し支えないでしょうし、(対G訓練を別に行っているにしても)戦闘中のGに耐えながらの操縦はシミュレーションでは経験できないもので実機を使って慣れるしかない部分だったしょう。
 いずれにしても戦時中であった以上、平時のような万全の体制は最初から望めなかったでしょうから限られた時間と条件の中で工夫するしかなかったんじゃないでしょうか。例えば(あくまでも推測に過ぎませんが)宇宙戦の訓練方法として地上で可能な(代替の)訓練としてジェット戦闘機を利用するとか、(もちろん1G下の大気圏内での空中戦と無重力の宇宙空間での戦闘が全く同じという訳はないでしょうが、少しでも近い経験をするという意味において)或いはいっそのこと空軍パイロットから機種転換者を積極的に採用するとか。やりようはあったんじゃないかと。(もちろん宇宙軍のMSパイロット全員をルナツーなりでMSを使って訓練できればベストなんでしょうが、限られた期間と物資の中では逆にそれも難しいことだったのではないでしょうか。)
 1stの何話かまでは失念してしまったのですが、ブライトがリュウに搭乗経験を尋ねた時にリュウが「シミュレーションを〜時間(具体的な数字は忘れました)」という答えかたをしてブライトが「アムロと同じということか」みたいなことを言うシーンがあったと思います。リュウが正規のパイロットではないにしても(ホワイトベースの任務の内容を考えても)比較的訓練の進んだ者を選んでいたはずで、そのパイロット候補生だったリュウにしても(ホワイトベースがあの時点で実戦部隊でなかったことを鑑みても)あの時点ではその程度のレベルだったということです。たぶん実際にはリュウやジョブ・ジョンの他に正規のパイロットも乗艦していたのでしょうが。(おそらく第1話の戦死者の中に正規のパイロットも含まれていたのでしょうが。)

73sputnik:2008/02/04(月) 03:55:42
一石様
どちらにもとれる文章は結論が出ていない考察において、元が間違っている可能性が有る事を前提に考えるのが基本と考えます。
資料の正当性は常に疑ってかかる。
基本的に書籍、模型等の解説書は歴史資料的観点から見て二次資料です。
全て鵜呑みにして考えるのは危険性が有る事を前提に疑ってかかるべき資料と自分は考えています。
故に誤記、誤植の可能性はなかったという前提は考察の幅を自ら狭めていると見えますが?

74sputnik:2008/02/10(日) 05:42:02
訓練について。
実機訓練の必要性は機体操縦への習熟よりも協調行動の習熟が主題になるでしょう。
実際に編隊を組んでみなければ僚機の挙動に合わせた機動など行えるはずもなく、集団戦術をとる連邦軍にとって個々の技術より編隊を組める事が必要な技術であり、それが優先されるなら必然として実機訓練は取り敢えず程度でも必要性がある。と考えます。

75詩織:2008/02/15(金) 00:31:07
始めまして、詩織と申します。差し出がましいことかも知れませんが、何点か、申し上げたいことがあります。

資料の正当性に関する話についてですが、誤記、誤植の可能性はどのように解釈しても解消しない矛盾が生じるときに考えられるべき最終的手段なのではないかと考えます。

また、訓練についてですが、宇宙空間ですので、大気圏内用航空機のような様々な抵抗の要素(空気抵抗etc)を無視できる点が大きく異なります。また運動は力とその方向つまり加速度ベクトルによって操作されます。(当然ながらこの加速度ベクトルは各種推力によるものと万有引力の合成ベクトルです)
ですから、協調行動(安定的移動)は非常に簡単な計算によってのみ左右される軌道要素の問題になります。このことは、最初に加える力のみをもって、目標地点での運動を決定できると言うことを示しています。
これらの点から、私は、戦闘的操縦以外は、パイロットは何もしないと言っても過言では無いのではないかとかんがえています。

76詩織:2008/02/15(金) 00:37:47
追記させて頂きます。

約2週間の訓練可能時間あるとのことですので、宇宙での実機での訓練も行われていた可能性は大いにある、思うのですがいかがなのでしょうか?

77sputnik:2008/02/21(木) 23:42:46
詩織様
歴史学的考察において、資料文献は当事者の残した「一次資料」、ほぼ当時の人物が当事者からの聞き取り、一次資料の参照等から作成した「二次資料」更にそれらの資料を参照して作成される「三次資料」となり、正確さや資料性は後の物ほど低いのは御理解いただけると思います。
さて、この議論の場において、一次資料たる物はサ社製作のフィルムとその設定資料だけと言って良いでしょう。(当時のスタッフのインタビュー記事も1.5次資料くらいに考えます)
『商品に付属する解説書等は直接製作者が書いた物という証拠が無い限り「二次資料」と扱うしかなく、内容の絶対性は無い。』
というのが自分の主張であり、
『商品の解説書は間違っているはずだ』
とは言っていません。
可能性の扉は自分で鍵かけたらもったいないってだけです。

あと、宇宙機の密集編隊は航空機より難しいと思いますよ。
引力と加速ベクトルの他に僚機の噴射ガスによる影響の補正を常に行わなくてはなりませんし、宇宙機の操作は航空機をはるかに上回る繊細さが必要と聞きましたが。

78ゼノタ:2008/02/24(日) 13:07:34
お初の方、はじめまして。
横槍ですみません。資料の扱いについてですが、『一次資料』とはある内容の記述の出典(原典)
をさすのであって、いわゆる公式度とは別の概念ではないかと思います。
まして、そもそもがG-3ガンダムは映像に登場していないのですからさした根拠もなく、
自分の考察に都合の悪い記述は誤記として扱うというのは少々強引ではないでしょうか?

もしそれをするなら、その記述を否定する、より信憑性の高い資料を紹介するとともに、
その資料が何故より信憑性が高いと言えるのか、を論説するのが筋でしょう。

その意味では一石さんはそれをされておりますが(出典の探究や資料比較)、
失礼ながらsputnikさんはそれをしていません。(G-3に関してですが)

あくまでミレニアムの手法にどちらが適切か、を踏まえると一石さんの態度が
より誠実です。
差し出がましいようですが、もう一度、『資料を調べる』ということから始めることを
お勧め致します。(ミレニアム的にはですよ)

79sputnik:2008/02/25(月) 23:15:44
ゼノタ様
資料の収集、調査、照らし合わせはもちろんやっています。
書き込む上でスレッドに既出の資料を使用しての考察だった為、長文化を避けようと結論だけの論理構築過程の無い、出典元を書き込まない不誠実に取られる可能性のある文章を書き込み、かなり気を悪くなされた方もいらっしゃると思います。
が、基本的に書き込みの内容を見ていただけたら解っていただけるかな?と思いますがその時点で既出の情報の一本化に必要な要件として可能性としての誤記、誤植の話であり、全く思いつきでこれで決定とは発言するつもりはありません。
自分はどの資料も真実を語っている可能性があり、間違いを含む可能性もあると考えていて、全ての記述に(自己の記述に関してさえ)疑念を片隅に感じて接しています。
筆記、著述、描写などには人の感覚というフィルターがかかっているのに鵜呑みにとらえるのは失礼ながら愚かしいと感じます。
自分の主張しているのは
「誤植である事を認めろ」
ではなく
「誤植は有り得ないという考えは考察の可能性を壊す行為だ」
と言っているのです。
まず、間違いはないか確認するのは文書調査の基本だと思うのですが、その結果の可能性を確実に証明しない限り仮説としても述べないほうが誠実なのでしょうか?

80ゼノタ:2008/02/26(火) 02:36:03
>sputnikさん
>かなり気を悪くなされた方もいらっしゃると思います。

 まず、誤解を恐れず申し上げるならば別に気を害した訳ではないのでご了解下さい。
議論の場である以上は意見の対立は往々として起こりえるものです。
あくまで、Aという文章を(故意に)Bと読み替えても文章が通じるのだからAとBのどちらが正しいかは答えが出ない
…といった論法に疑問を呈しているのです。
これを是としてしまうとあらゆる文章がいくらでも読み替え可能であり、資料準拠の意味を失いかねません。

>長文化を避けようと結論だけの論理構築過程の無い、出典元を書き込まない不誠実に取られる可能性のある文章を書き込み

では出典元に準拠した論理的構築過程を伴った説明にしなおしてみてはいかがでしょうか?

81詩織:2008/02/28(木) 02:05:31
航宙機に関してですが、私のはじめの書き込みの方では、基本的には噴射をしない、ということを言いたかったのです。もし、加速なり減速なりをし続けることになると、その方向次第では、非常に危険なことになる(地球の重力圏を脱出するetc)可能性が大いにあると思われます。さらに、集団行動をするのであれば、なおのこと、推進器を使うべきではありません。
ちなみに、僚機の噴射ガスはかなり高速で拡散します。影響は小さいものになります。

82サリエル:2008/03/26(水) 01:32:39
乱入失礼いたします。

>78
>ゼノタさん
>G-3ガンダムは映像に登場していない
ガンダム・ザ・ライドは映像媒体ではないということなんでしょうか?
確か、ガンダム・ザ・ライドでG3が登場し、いわゆるグレーカラーから公式設定のカラーリングがグレーとパープルに変更されたのを記憶しているのですが。(MS大全なども全部カラーリングが変更されています。)
実際、3号機の記述問題はガンダム・ザ・ライドで、ブランリヴァルにG3が配備されてしまっているという映像媒体による公式化がなされた結果、改竄しなければならなくなったというのが実状ですから、ガンダム・ザ・ライド以前の文章を是としつつ、ガンダム・ザ・ライドのない様に沿えばよいのではないのでしょうか?

仰っているのが小説版のG3のみであるなら、確かに映像には登場していませんが…。

83ジェガン:2009/04/09(木) 00:24:10
G−3については、自分はガンダム・ザ・ライドは見ていませんが何らかの媒体(バンダイが関わっているもの)に出ているのであれば
公式と考えていいのではないでしょうか?MSVのキャラクターもいまや公式設定というのですから…

ただ、個人的にはG−3ガンダムのカラーは、公式設定になってしまったグレーとパープルのツートンよりも大河原氏がMSVで描いた
白黒?のツートンカラーの方が全然好き好きなのですが…


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