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フレイ様人生劇場SSスレpart5〜黎明〜

1迷子のフレイたま:2004/03/02(火) 22:57
愛しのフレイ・アルスター先生のSSが読めるのはこのスレだけ!
|**** センセイ、          ・創作、予想等多種多様なジャンルをカバー。
|台@) シメキリガ・・・       ・本スレでは長すぎるSSもここではOK。
| 編 )    ヘヘ         ・エロ、グロ、801等の「他人を不快にするSS」は発禁処分。
|_)__)   /〃⌒⌒ヽオリャー     ライトH位なら許してあげる。
|       .〈〈.ノノ^ リ))    ・フレイ先生に信(中国では手紙をこう書く)を書こう。
        |ヽ|| `∀´||.      ・ここで950を踏んだ人は次スレ立てお願いね。
     _φ___⊂)__
   /旦/三/ /|     前スレ:フレイ様人生劇場SSスレpart4〜雪花〜
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. |    http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/anime/154/1070633117/
   |オーブみかん|/    
              既刊作品は書庫にあるわ。
             ○フレイスレSS保存庫 ttp://oita.cool.ne.jp/fllay/ss.html

              こっちも新しい書庫よ。
             ○フレイたんSS置き場 ttp://fllaystory.s41.xrea.com/top.html

2迷子のフレイたま:2004/03/02(火) 22:58
スンマソ、うっかりとってしまったのでたてますた。
自分は最近投下しておりませんが、皆さんの投下楽しみにロムってます。

3ミリアリア・あの子許せない 71:2004/03/06(土) 18:13
第2部 4. 私はどうすればいいんだろう? 8-1/8
[フレイ? 何よ、あの子!!]

カズイの言葉で、私の中に溢れ出したヘリオポリスの思い出。
まだトールとは彼氏・彼女でなく、キラへの打ち明けられぬ想いに、胸を焦がしていたころ。

* * *

騒がしい店内。あちこちで交わされる会話。カトウゼミと私のサークル、その他の合コン。
新しい友達、新しい出会いが、あちこちで生まれる中、私は結局、いつものメンバーで
話に花を咲かせていた。

「トール、今度出るCPUどう思う」
「ううん、結局ベンチマーク、大して変わんないのな」私の話に、トールは残念そうに答える。
「そうだね、量子サーキットの新技術を生産設備の関係で見送ったからね」キラの言葉。

「まったく、それ、やってりゃな」とトール。
「でも、本当は軍関係で先に発注されてて、キャンセル品が一部流れるという噂もあるよ」
「え!ほんと? キラ」キラの言葉に、私は目を輝かせる。

「ああ、複数の情報を総合するとね」
「キラ君、それだよ、それ。そうこなくっちゃ。よし、それ狙うぞ」盛り上がるトール。

「キラ、よく知ってる。色々、情報調べてるんだ」
「ミリィほどじゃ無いよ。たまたま、見つけただけで」キラは、少し照れるように話す。

私はキラを、うっとりと見つめる。キラは知識をひけらかすことはしないけど、
本当に良く知ってる。マニアックなトールになんなく話を合わしていける。そして、私とも。

サイは、そんな私達の話に付いて行けないようで、ヤレヤレという顔をしていた。

ふいに、後ろから、明るい声がした。
「サイ、こっちに来ない?」
「フレイ!」
サイは、そう言って振り向いた。声の主は、新入生のフレイ・アルスター。
私と同じサークル。結構いいとこの、お嬢さん。

「先輩たち、難しい話をしていますね」

フレイは、新入生らしい丁寧な言葉で話しかける。でも、それが、私には、ちょっと鼻につく。
サークルでは、友達と意外と好き勝手しているのだ。意識はしていないかもしれないけど、
表と裏を使い分けて、こういう場では、自分を飾るようなようなタイプ。合コンでも、
いろいろな人に愛想を振りまいている。そして、今、店の片隅でたむろしている私達の
ところへもやってきたのだ。

「ねえ、向こうにドリンクあるわよ。サイ、行きましょうよ」
「うん、フレイ、だけどね、今日はちょっと……」

「今日はどうだっての、サイ?」

フレイは、私のゼミの人とは、それほど会っていないはずなのに、サイには、やたら馴れ馴れしい。
男に甘えるような仕草が、私をイライラさせる。でも、それだけでは無い。私は、チラと後ろを見やる。
そこにいるキラの目は、さっきから、ずっと、フレイに注がれている。美しくセットした髪。
赤毛の後ろ髪が揺れる。それからキラの目は離れない。

キラ! フレイのこと見とれて! フレイ? 何よ、あの子!!

4ミリアリア・あの子許せない 72:2004/03/06(土) 18:17
第2部 4. 私はどうすればいいんだろう? 8-2/8
[みんな撮るよー!]

フレイに見とれているキラ。キラ、あの子のこと、まさか……
私は、振り向いて小さく声をかける。
「キラ!」

でも、私の声は少し上ずっているのが自分でも分かる。そんな私の言葉にキラはハッとしたように
視線を私に戻す。

「その人、キラっていうんですか?」 あの子が無邪気に聞いた。

「ああ、はじめまして、キラ・ヤマトです」
「私、フレイ・アルスター。よろしくね」

しばしの間、あの子とキラの視線が合う。

「あ、俺、トール・ケーニヒ」トールが割り込むように話す。

私の行動が、意図せずに、あの子とキラの自己紹介になってしまい。私は内心面白くなかった。

「みんな撮るよー!」
カズイの声がした。カズイが一眼レフのプロ用デジカメを構えて、私達を見ている。
あの子は、それだけで、カメラに向けて満面の笑顔を浮かべている。トールが立ち上がって、
大げさにポーズを付ける。私も慌てて笑顔を作る。

パシャッ! パシャッ! シャター音が数回響いた。

「どれどれ」トールが、わざわざカズイのデジカメのモニタを覗きに行く。あの子とサイも
肩を並べながらモニタを覗き込んでいる。残ったキラに、私は目を向ける。キラは、
あの子に見とれていた素振りは、既に消えて、見つめる私に微笑みを返す。
私はホッとして、嬉しくて堪らなくなる。

「カズイ、後で写真ちょうだい」と私。
「俺、データも、もらい!」とトール。
「僕もデータもらうよ」キラ。
「カズイ、2枚分な。フレイにも、後で写真渡すよ」あの子の方を向いて話すサイ。
「うん、サイ」サイを見つめている、あの子。

「ちょっと、ちょっと。いっぺんに言わないでよ」カズイは困ったような素振りながらも嬉しそうだ。

口々にカズイに話しかける声。カズイの撮る写真には平和が詰まっていた。カズイは平和な私達を残す大事な仲間だった。

* * *

私、キラ、トール。サイとあの子。そしてカズイ。平和な時。
あの子の存在も平和へのスパイス。成り行きにまかせる私を刺激し、キラへの想いを再確認させていた。
でも、あの平和な時は今は無い。

私達みんなを明るくさせていたトールは、もういない。
キラは昔とは変わった。悲しくなるくらい。
あの子は暴走し、キラを変えて、そして姿を消した。
サイは失意に落ち込み、そして、立ち直った後、私と微妙な関係になっている。
その上、平和な時を記録していたカズイも、私達の前から姿を消す。

昔の私達は帰って来ない。私はどうすればいいんだろう?

5ミリアリア・あの子許せない 作者:2004/03/06(土) 18:20
うちのSS独自のヘリオ組回想です。結局、予定分をサイズ制限で二つに分けました。
これのフレイ版も存在していて、ちょっと先になりますが出てきます。
次は、またフレイSSに戻ります。

前スレ、目次を入れたら、いきなり、リストから消えてしまいました。
過去ログ倉庫まで行けば見れますが、一度に開くとサイズが大きいですし、
もう少し入れずに、保持しておいた方が良かったですね。済みません。

前スレの最後の投下への感想です。

>>The Last War
お帰りなさい。一連の作品、どんどん良くなっています。今回のクリスとセシウスの決着で、
アスランに言ったカガリの最終話の台詞の絡ませ方なんか最高でしたよ。

>>流離う翼たち
キースとカズイの会話、大笑いさせていただきました。

>>過去の傷
食事会、ラクスとアスランは、別なんですね。ミリィは、相変わらずモーションかけて、キラ困惑気味。
そして、マリューさん登場。ムウを失ったマリューさんは、どうしているのでしょうか?

6流離う翼たち・424:2004/03/06(土) 22:37
 そこは既に異界であった。異様な空気と臭気が充満し、かつては普通に美味しく食べられたであろう食材が異界の技によって形容し難い何かへと変貌を遂げている。それらを目の当たりにしている審査員たちは一様に顔色を失い、気の弱いサイは今にも気を失いそうになっている。
 そして、最初の料理が6人の前に並べられた。

「うーん、一応頑張ってみたんだけど」

 ミリィが出してきたのはトーストに半熟の目玉焼き。簡単なサラダにコンソメスープという朝食風味なメニューだった。これなら確かに失敗はしないだろう。出だしとしてはまあまあのメニューだ。だが、5人がトーストを手にする中で、何故かトールは何にも手を付けようとはしなかった。
 そして、サラダを食べたキラがいきなり糸が切れた人形のようにその場に突っ伏した。それを見た参加者たちがぎょっとしてキラを見やる。

「おい、どうしたキラ?」

 心配したサイが声をかけるが、キラは何かに堪える様に顔を顰め、ぴくぴくと痙攣している。そして、それを見たトールが落ち着いた声で目の前のメニューを見る。

「ふむ、今回はサラダか」
「どういうことだ?」

 フラガがトールに問いかける。トールはトーストにバターを塗りながらそれに答えた。

「いえ、ミリィの料理は必ずどれか一品が地雷なんです。今回はサラダのドレッシングでしょうね」
「つまり、君はそれを知っていて黙って様子を伺っていたと?」

 フラガの詰問に、トールは視線を泳がせることで答えた。フラガはトールの計算高さに呆れたものの、自分もキラの犠牲を無駄にせぬようサラダを横にどける。
 だが、4人の何ともいえない視線がトールに集まってしまう。その視線にさらされたトールが戸惑った声を上げた。
 
「な、なんだよ!?」
「いや、なんと言うか、なあ?」

 フラガが何とも言えない目でトールを見た後、視線を他の2人に向ける。他の2人にも同様の意思が見て取れる。そう、みんなトールに同情しているのだ。お前の未来の食生活は暗いぞと。2人の関係を知らないオルガは我関せずとばかりに食事を続けていた。勿論サラダは退けている?
 男たちがそんな失礼な事を考えているとも知らず、ミリィは目配せをしている男たちをキョトンとした顔で見ていた。ちなみに、キラは5分後に何とか復活した。

 しかしまあ、ミリィの食事は極めて問題点の無い、いや、恐ろしい問題があるような気もするが、食べれるので問題は無い。問題なのはここからなのだ。

7流離う翼たち・作者:2004/03/06(土) 22:43
>> 過去の傷
ラクスが怖い・・・・・・ミリィはモーションかけてるし
平和は何処に行ったんだ?
マリューさんは久しぶりに会ったようですね。大丈夫でしょうか

>> ミリアリア・あの子許せない
前スレのまとめ、乙でした
ミリィの過去の回想ですか。この頃は普通に平和だったのに
何気にカズィがとっても重要な位置にいるw


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