ᶘｲ^⇁^ﾅ川 昨日、harmoeのライブに行ったんですよ。当然三階席です。ステージが始まってね……ライトがパァッと点いた瞬間、萌香さんが前に出てきたんですよ。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 もう、その動きが……腰をゆっくり揺らして、マイクを胸の前で抱くように持って……。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 指先が、そっと唇に触れる……その仕草ひとつで、客席がざわめくのがわかるんです。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 むほほw3000円払った甲斐がありましたねぇwなんて思っておりました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ……その時です。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ふと視線を横にずらしたら……岩田さんが、いました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ……こっちを、見てるんですよ。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 にこっと笑ってるんですけど……その目が、全然笑ってない。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 瞬きひとつせず、まるでガラス玉みたいに冷たくて……視線が、刺さるように痛いんです。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 視線が交わった瞬間、背筋を氷でなぞられたようにゾワッ……としました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 曲が進むにつれて……不思議なんですけど……音がだんだん遠のいて、岩田さんの唇の動きと視線だけが、やけに鮮明になる。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 岩田さんの口が、はっきりこう動いたのが見えました。
──見 て る よ──
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ドンッ、と心臓が跳ねた瞬間、ライトがパチンと消えて……真っ暗闇。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 歓声も拍手も消えて……代わりに、すぐ耳元で囁く声がしたんです。
「……全部……見えてるからね……」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 振り向いたら、そこには誰もいない……。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 でも……頬がほんのり冷たくて、あたりの空気が……わずかに湿ってたんです。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 誰もいない真っ暗なホール……。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 暗闇の中から360度、何十もの冷たい視線を感じて……耳元で声が囁いたんです。
「……絶対に逃さないから……！」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 バチッと気を失って、意識が戻った時には三階席に立っていました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 連番のjΣﾐｲ˶^ ᴗ^˶ﾘさんに言われて気づいたのですが、私の両手首にはべっとりと赤黒い液体がついていました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 恐ろしくなった私は、わけもわからず会場を抜け出しました。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あれはなんだったんでしょうねぇ。怖いなー怖いなー。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川のファンやめます
ᶘｲ；⇁；ﾅ川