きな子「え！なんでわかったんすか？」
すみれ「やっぱりね！ショービジネスを経験してるから名刺には敏感なのよ！」
きな子「すごいっす！さすがすみれ先輩っすね！」
すみれ「なによ、どっか事務所から声でもかけられたわけ？」
きな子「ち、違うっすよ！これは─」ガサゴソ
きな子「夏美ちゃんからもらったんす」
すみれ「夏美から？」
きな子「はいっす。夏美ちゃんに初めて会った日に渡されたんすよ！」
きな子「エルチューバーの名刺なんて初めてもらったっすから大切に持ち歩いてるんすよ」
すみれ「……実は、私もかのんから貰ったことがあるの」
きな子「かのん先輩からっすか！？」
すみれ「みたい？」
きな子「はいっす！」
すみれ「しょーがないわね！みせてあげるったらあげるわ！」
きな子「わぁ！かのん先輩の手書きっす！」
すみれ「かのんにスカウトされたときもらったのよ」
きな子「もしかして！かのん先輩と付き合い始めた理由も？」
すみれ「これもきっかけの一つったら一つね」
きな子「わぁ〜、いいっすねぇ〜！」
きな子「き、きな子はそんなぁ」
すみれ「あら？夏美のこと好きなんでしょ？」
きな子「それはそうっすけど…」
きな子「もらった名刺大切に持ち歩いてること話したら『そんな大切にするようなものじゃないですの』って笑われちゃったっす」
すみれ「照れ隠しかもしれないわよ〜？」
きな子「そ、そっすかね！？」
すみれ「あら、かのん」
きな子「かのん先輩！」
かのん「なになにー？なんの話で盛り上がってたの？」
きな子「すみれ先輩からかのん先輩の名刺を─もごっ」
すみれ「きな子ったら夏美から名刺をもらったって自慢してきたのよ」
かのん「名刺？名刺かぁ〜…あ！そういえば」
かのん「私もすみれちゃんに渡したよね！名刺！」
すみれ「そ、そうね///」
かのん「あれ、なくしちゃった？」
すみれ「さあ？家のどこかにはあるったらあるわよ。」
きな子「ふぅ〜ん」ニヤニヤ
すみれ「きな子〜？なにニヤニヤしてるの！」むにぃ
きな子「ひぃ〜、ほへんははいっふ〜！」
おわりっす
https://i.imgur.com/jtwTLwC.jpeg
乙でした
千砂都→髪結い紐・なわとび
すみれ→名刺・ティアラ
恋→お母様の衣装
きな子→名刺
冬毬→姉者が廃棄した夢ノート
なわとびは言うほど思い出か？
年 賀 状