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SS 姫芽「吟子ちゃんに『わからせ』をしてみる」
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※地の文あります
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連日猛暑が続く日本列島。
ここ蓮ノ空女学院も例外ではなく。
アタシは朝からバテバテ状態だ。
練習終わりに部室でグダっているとスリーズブーケの練習も終わったらしく、吟子ちゃんが部室に姿を現した。
「ふぅ〜暑いよ〜吟子ちゃん〜」ムギュッ
「ちょっと姫芽!暑苦しいからくっつかないで!」
「助けて吟子ちゃん〜」ムギュムギュ
「だからくっつかないでって言ってるでしょ。姫芽だって暑い暑い言ってるじゃん」
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吟子ちゃんにじゃれつくもあっさり引き剝がされる。
そんなやり取りをしているとアタシはある事実に気が付いた、いや前々から気が付いてはいたので再認識といった方が良いだろう。
吟子ちゃんって。エッッッッッだよね〜
しかもさあ、汗だくだくな身体でねえ。
「姫芽?」
アタシが物思いに耽っていると吟子ちゃんが声をかけてくる。
「何〜吟子ちゃん?」
「今私のこと変な目で見てたでしょ?」
ジト目で見てくる吟子ちゃん。
ジト目の吟子ちゃんもアタシ好きだな〜
っとそれは今は置いておいて。
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「いや〜そんな目で見てないよ〜」ニヤニヤ
「何その顔は…」
吟子ちゃんのアタシを見る目がより一層訝しげな眼差しに代わる。
「ほんと、何でもないよ〜」
「姫芽?」
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問い詰められてしまった。
ここは正直に話すべきか。
まあ部室にはアタシ達二人しかいないしな〜
「いやあ〜…今の吟子ちゃんってなんか艶やかといいますか、なまめかしいといいますか」
瞬間に吟子ちゃんの顔が真っ赤に染まる。
あ、爆発した。
「姫芽何言うとるん?///」
「いや〜、吟子ちゃんって魅力的な女だな〜なんて」アハハ
「姫芽の、だら///」プイッ
そう言うと吟子ちゃんはそっぽを向いてしまった。
ちょっと攻めすぎたかな…
いやでも吟子ちゃんが可愛くて艶やかで魅力的な女なのは事実なんだけどなあ…
「私はそんなに魅力的じゃないよ…」ボソッ
暫しの沈黙の後に吟子ちゃんは小さく呟いた聞き捨てならないその言葉をアタシは聞き逃さなかった。
そしてアタシは思ったのだった。
これはちょっと吟子ちゃんに『わからせ』るしかないな、と。
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その夜、アタシは吟子ちゃんを自分の部屋に招いていた。
「で、話って何、姫芽」
「さっきの話なんだけど…」
「さっきの話?」
「吟子ちゃんが魅力的な女っていう話」
「まだその話してるの?///」
この赤面吟子ちゃん、あまりにも可愛すぎる…
癖になりそうだよ。
「だって吟子ちゃんが自分の魅力に気が付いてないんだもん」
「だっても何もほんとでしょ//」
いやいやその顔で言っても説得力ないんだよ吟子ちゃん…
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「もう分かった!吟子ちゃんがそこまで言うならアタシにだって考えがあるよ」ガチャ
とりあえず部屋の鍵を閉める。
「吟子ちゃんが自分の魅力を自覚するまで帰さないよ!」
「何なん?訳の分からないことばっかり言ってると帰るよ?」
「だめ!」
吟子ちゃんは呆れているけどそんなことは知らない。
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これから飲み会なので続きは深夜か明日になります。
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ひめぎんきたー
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早よ早よ
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おい二次会行ってる場合か😡
続きはよ😡
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早く『わからせ』てほしい
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お待たせしました。
続きを投下していきます
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ドサッ
「わっ、姫芽、何するん?//」
アタシは自分のベットに吟子ちゃんを押し倒していた。
「吟子ちゃんが悪いんだからね?」
吟子ちゃんを上から見下ろすような形でそう言う。
「いや私何にもしてないんだけど」
「いーや。吟子ちゃんはこんなに艶やかなのに全然認めないじゃん!」
「その言い方やめて//」
「艶やかで、なまめかしくて、ドエロくて、こんなにたわわで」モミモミ
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「ちょっと、姫芽?//何言うとるん//あっ…ちょっ…やめっ」
吟子ちゃんなんか変な声出してるけど構わず続ける。
「吟子ちゃん、わかった?」モミモミ
「…////」
「吟子ちゃん、こっち見て?」クイッ
「…////」
「吟子ちゃんはね、とっても可愛いんだよ?分かった?」
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「分かった…//分かったからもう//」
うんうん。
その言葉を待ってたよ吟子ちゃん。
ようやく分かってくれたんだね。
でももう少しだけ可愛い吟子ちゃんを見たいなあ。
「ほんとに?」
「…」
「吟子ちゃん?」モミモミ
「わ、分かったから。もう許して//」
「う〜ん。どうしようかな…」
「ちょっと姫芽?」
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「あはは〜嘘嘘。ごめんね〜」
ちょっと名残り惜しいけどアタシは吟子ちゃんを解放してあげることにした。
これ以上は流石に可哀そうだしね…
「もう、姫芽ったらいきなりこんなこと…」
「ごめんって〜。でも吟子ちゃんも満更でもないって顔、してたよ?」
「してないからっ//」
「ほんとかな〜?」
「姫芽?」
「あはは、そういうことにしておいてあげよう」
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「全くもう…」
そう言いつつやっぱり吟子ちゃんは満更でもないって顔をしてるしなあ。
「あ、もうこんな時間…私、部屋帰るね」
気が付けばもう消灯時間。
とっても名残惜しいけど、今日はここまでかな。
「そうだね〜。吟子ちゃん、気を付けて帰るんだよ〜」
「気を付けてって何が?姫芽みたいなことしてくる人いないと思うけど??」
いや〜吟子ちゃんは本当にいい表情をしますな〜
「姫芽?」
「ごめんって〜。じゃあおやすみ、吟子ちゃん」
「うん。おやすみ、姫芽」
そう言うと部屋のドアを開けて出ていく吟子ちゃん。
部屋から出ていく際に小さく「あんやと」と呟く吟子ちゃんの声をアタシは聞き逃さなかった。
今度は、何をしてあげようかな。
おしまい
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お読みいただきましてありがとうございました。
次は誰を分からせようかな…
直近の過去作
SS さやか「花帆さんと、夏の秘密」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11224/1753719712/l50
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ひめぎんいいわいいいわいね🤗
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いいわいね
これも金沢の伝統に
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ひめぎんは良き
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素晴らしい👍
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皆様感想ありがとうございます!
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