泉「やぁ」ｽﾀｽﾀ
セラス「どうも。Edel Note、せっちゃんこと、セラス柳田リリエンフェルトです」
泉「同じくEdel Noteの桂城泉だ」
セラス「はじめましての方も、おわりましての方も居ると思うので、この場について軽くご説明をしたいと思います」
泉「今はじめて聞く単語があったんだが」
セラス「去年、さやか先輩達DOLLCHESTRAは撫子祭でのショートコントで拍手喝采、蓮ノ空中が狂気の渦に巻き込まれ……」
泉「狂気はマズいんじゃないか？」
セラス「まぁそういう事件があったみたいなので、せっかくの撫子祭、わたし達Edel Noteは漫才で対抗することにしました」
泉「というわけだ。よろしく頼むよ」
セラス「綴理先輩とさやか先輩と小鈴先輩を全部足して、4で割ったくらいの人の面白さでお届けします」
泉「1未満になっているね」
泉「カードゲームかい？ 気は取り直そうか」
セラス「わたしって、実はハーフなんです。泉、知ってた？」
泉「あぁ、以前セラスが教えてくれたね。確か……」
セラス「そう。わたし、人間と人間のハーフなんです」
泉「それだと人間オールだね」
セラス「諸説ありますが、その通りです」
泉「諸説あるのか」
セラス「やっぱり、ハーフともなると高級で格式高いレストランに行く機会もこれからあると思うんです。なにせハーフだから」
泉「ハーフ関係あるのかい？」
セラス「だから、今から高級レストランに入るシミュレーションをしたいと思います。泉は店員さんね」
泉「あぁ、了解した」
泉「高級レストランはそんな音がする自動ドアでは無いと思うな」
セラス「いらっしゃいませ、何名様ですか？」
泉「私が店員じゃなかったのかい？ まぁいい、1名で予約の桂城さ」
セラス「団体1名様はいりまーす」
泉「それは本当に団体かい？」
泉「入るのは風呂ではなく穴じゃないか？」
セラス「レストランだから、穴があったらおかしいでしょ」
泉「風呂があるのもおかしいが？」
泉「来たばかりなのに下げないでくれ」
セラス「すみません、ちょっと理性だけ家出しちゃいまして」
泉「帰ってきてくれないか？」
セラス「まぁまぁ。泉、ちょっと落ち着いて。深呼吸でもしよう。わたしの合図に合わせてね」
泉「深呼吸か。まぁ、わかった」
セラス「吸って〜〜〜⤴︎」
泉「すぅ……」
セラス「吸って〜〜〜⤵︎」
泉「吸わせるだけじゃなくて吐かせてくれないかい？」
泉「いつの間に料理を……というか、結局セラスは店員じゃなかったのか？」
セラス「いろいろ食べたけど、特にこの、インスタントのカップラーメンが一番だった」
泉「それくらい家で食べられると思うが？」
泉「今ので本当にそう思うかい？」
セラス「さてここで……誠に残念ながら、悪いニュースとバッドニュースがあります」
泉「それだと両方悪いニュースだね。セラス、ニュースの内容は一体何だい？」
セラス「実は……そろそろ、おわりましてのお時間が近づいているようなんです」
泉「この短時間でその単語を2回も聞くとは思わなかったな」
泉「見えないのは後ろでは無く、前じゃないかい？」
セラス「前向きってこと？」
泉「今のセラスがね」
泉「セラス、幸せは砕かないで噛み締めようか」
セラス「Edel Note漫才、また遠いうちに再びお見せできる日が来ればいいなーと思います」
泉「遠くていいのかい？ でも、そうだな……もし次があるならば、私はボケをやってみたいね」
セラス「はっはっは。泉がわたしからボケの座を奪おうだなんて、3分早いね」
泉「たった3分でいいのか」
泉「別にカップラーメンくらい、高級レストランじゃなくてコンビニでも買えると思うが？」
セラス「はっ、その手があったか……！ じゃあ、次のシミュレーションは高級コンビニということで」
泉「コンビニに高級や低級があるのかい？ もういいさ」
セラス「どうも、ありがとうございましたー」
おしまい