ぴっぴさん「久しぶり、父さん。母さんが一度帰ってこいってうるさくてさ」
ぴっぴに「声優の仕事はどうなの？」
ぴっぴさん「ぼちぼちだよ、母さん」
ぴっぴよん「お前また顔怖くなってないか？ 成長期か？ᴡ」
ぴっぴさん「うるせぇよ姉さん。とっくに終わってるっての」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川（姉がぴっぴよん……？ 姉なのに……？）
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 大好きです！ ありがとうございます！（怖そうな人ですけどいい人ですね！）
ぴっぴよん「はいあーげたᴡ」ﾋｮｲｯ
ᶘｲ;⇁;ﾅ川 取れないです！ 取れないです！ ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
ぴっぴよん「必死で跳ねてるᴡおもしれᴡ」
ᶘｲ;⇁;ﾅ川 食べさせてくださいね！ 食べさせてくださいね！ ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
ぴっぴよん「仕方ねぇなぁ。ほれ」ｱｰﾝ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あむっ！
ᶘｲ^〜^ﾅ川 うまいなーうまいなー ﾑｸﾞﾑｸﾞ
ぴっぴよん「なんだよ、結構可愛いじゃねぇか。こいつ貰ってもいい？」
ぴっぴさん「駄目だ。イナ川は私のだ」
ぴっぴよん「へぇー？ ふぅーん？」ﾆﾔﾆﾔ
ぴっぴさん「何にやついてんだよ……」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 もっとくださーい ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
jΣﾐﾄﾞ˶º ᴗº˶ﾘ ﾐﾄﾞﾐﾄﾞ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 おや、野良ミドリですか
ぴっぴいち「この辺りは自然が多いからな」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 空気も美味しいですしね
ぴっぴに「昔はよく野良ミドリを捕まえてお汁にしたのよ。懐かしいわ」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 令和の世では絶対許されない行為じゃないですか。懐かしがらないでくださいよ
jΣﾐﾄﾞ˶º ᴗº˶ﾘ ｼｾﾞﾝ、ﾀｲｾﾂ！
ぴっぴいち「おお、よしよし。よく人馴れしてるなぁ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
jΣﾐﾄﾞ˶^ ᴗ^˶ﾘ ｶﾝｷｮ〜……
ぴっぴに「頬のお肉が特にいいのよねぇ」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 後で見抜きさせてくださいね？
jΣﾐﾄﾞ˶^ ᴗ^˶ﾘ ｲﾅ、ｼｺｼｺ、ﾒｯ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ちぇっ
ぴっぴよん「また来いよな、イナ川」
ぴっぴいち「いつでも帰ってきていいんだぞ」
ぴっぴさん「はいはい、また盆か正月に帰るって」
ぴっぴに「楽しみにしてるわね！」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 私、今度はお泊りしたいです！
ぴっぴさん「そうだな、日帰りってのも味気ないしな。今度はお泊りセット持ってくるか」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ミイさんやれんさんも誘いたいです！
ぴっぴさん「布団が足りないってのᴡ」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あははっ……ん？
jΣﾐﾄﾞ˶^ ᴗ^˶ﾘﾉｼ ﾊﾞｲﾊﾞｲ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川ﾉｼ 野良ミドリさん！ 今度はお友達も連れてきますから、皆で遊びましょうね！
あれから17年。
ぴっぴさんの実家があった場所は開発が進み、元あった自然は影も形もない。
自然のない場所では野良ミドリは暮らす事ができない。一匹、また一匹と住み慣れた故郷を離れていって。
あの日遊んだ野良ミドリが今、どこにいるのか誰も知らない。