ᶘｷ^⇁^ﾅ子 そうっす。しいおが一番抜けるっす
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 たまにはキナ子さんもミイさんで見抜きしません？ 濃いの出ますよ
ᶘｷ^⇁^♯ﾅ子 だめっすー！ しいおで抜くんっすー！
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 わがままですねぇ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 見抜きの相談ですよー
夏美「ナッツー！？ 乙女になんてこと言うんですのこの淫獣はーっ！！」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 淫獣て
ᶘｷ^⇁^ﾅ子 しいお、しいお！ いいにおいっす！ 見抜きするっす！ ｼｺｼｺ
夏美「んー♡ キナ子はおちんちんシコシコしててもかわいいですのー♡」
ᶘｷ^⇁^;ﾅ子 もう出たっす ﾋﾟﾁｬﾋﾟﾁｬ
夏美「早いところも大好きですのー！ んー、もう抱っこしちゃいますの！」ｷﾞｭｯ
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 待遇の差が酷すぎますよ。これもう差別ですよ差別
夏美「差別じゃなくて区別ですの」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 たまにはキナ子さんと遊ぼうと思いまして
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 まぁ、夏美さんに持ってかれちゃいましたけどね
夏美ᶘｷ^⇁^ﾅ子 ｷｬｯｷｬ
きな子「CEOはキナ子ちゃんが大好きっすからねー」
ᶘｷ^⇁^ﾅ子 しいお、高い高いしてほしいっすー
夏美「はいはい。ほーら高い高ーい」ﾌﾞｰﾝ
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 きな子さん、私達も遊びますか
きな子「賛成っす。メイちゃん達も呼んで大富豪でもするっすよ」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 なんです？ 手札は教えませんよ？ あ、革命返しで
メイ「それじゃなくて。イナ川とかキナ子って……なんなんだ？」
きな子「あー……確かにそれは気になるっすね」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 なんなんだ、って……かわいい妖精さんですよ
四季「ダウト。妖精という種族はこの世に存在しない」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 目の前の事実を信じてくださいよ。これだから科学者は
四季「実は一度、キナ子を解剖したことがある」
メイ「は？」
きな子「えぇ！？ 何してるんっすか四季ちゃん！？」
四季「麻酔で眠らせたから問題はない」
きな子「なんだかきな子が解剖されたみたいな言い回しでゾワゾワするっす……」
四季「後でお尻触らせてあげるから落ち着いて」
四季「臓器や筋繊維を調べれば元となった生物が分かる……その筈だった」
四季「でも、メスを入れたその先には肉しかなかった」
四季「キナ子の身体の中には、臓器も何も無かった。筋繊維も神経も存在してはいなかった。子供が作った粘土細工のように、肉体を維持すべき機能が何一つ備わっていなかった」
メイ「はぁ？ そんなわけないだろ。だってイナ川もキナ子もちんちんあるじゃん。最低限精巣はあるだろ」ﾋﾞﾛｰﾝ
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 あの、皮を引っ張らないでもらっていいですか？ 包茎酷くなっちゃいます
きな子「きな子もちんちんみたいなのついてるっす」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 保健体育の時間全部寝てたんですか？ 結ヶ丘の人達は皆クレイジーですねぇ
四季「勿論ちんちんも解剖した。だけど、それにも尿道も何も付いていなかった」
四季「何より奇妙だったのは……縫合の為の糸を取るために、ほんの一瞬目を離した隙にキナ子につけた傷が全て消えていたこと」
四季「最初から切られてなんていない、って顔でムクッと起き上がって」
ᶘｷ^⇁^ﾅ子『手術ごっこは終わりっすか？ 楽しかったっすよー！』
四季「……本当に意味が分からなかった。あなた達は一体何なの？」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ……だから、妖精ですよ
メイ「確かに……その話聞いたらちょっと怖くなったな。イナ川、お前本当になんなんだ？」
きな子「あれっすか？ ロシアの開発したじっけんせーぶつとか！」
ᶘｲ^⇁^;ﾅ川 あのですねぇ、だから……
四季「なんなの？」
メイ「なんなんだ？」
きな子「なんなんっすか？」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ですから妖精……
ᶘｲ・⇁・ﾅ川 ……ああ、面倒ですね
否、イナ川の口がその小柄の肉体の数倍に迫るほどに巨大に膨らみ、ぱっくりと開いたのだ。
八重歯にも似た無数の牙。涎が蛍光灯に照らされぬらぬらと光る。その口は四季に反応する隙すら与えず、素早くその華奢な身体に食らいつく。
メイ「なっ、おま──」
間髪入れずに、立ち上がりかけた正面のメイがその口の中に吸い込まれる。その非日常の光景を眺めながら、きな子は奇妙な事実に気が付いていた。
二人を飲み込んだ筈なのに。自分よりも大きい人間を飲み込んだ筈なのに、イナ川の身体は微塵も膨らんではいない。
その奇妙さに気を取られている隙に、きな子の視界は迫りくる赤い肉と無数の牙でいっぱいになった。
ᶘｲ^〜^ﾅ川 ﾑｶﾞﾑｶﾞ
ᶘｲ^ε^ﾅ川 ﾍﾟｯ
四季「ん……」
メイ「あれ、今何か……うわっ！？ 制服ベチョベチョ！？」
きな子「うぇ、臭い……何があったんすかー！？」
メイ「あー！ またイナ川のせいかよ！」
きな子「酷いっすよー！」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 かすみさんからイタズラ免許皆伝貰ってるんですよ、へへっ
四季「……？」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 四季さん、キナ子さんのことが気になりますか？
四季「キナ子……？ ううん、別に……何の話？」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 いえいえ！ なんでもないですよ！
ᶘｷ^⇁^ﾅ子 ！
ᶘｷ^⇁^ﾅ子 ……わ、わぁ！ 皆がべたべたっすー
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 へへっ、やーいやーい
メイ「っつーかどうやったんだよこれ……一瞬でこうなったんだけど」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 だからぁ。言ってるじゃないですか
私が妖精だからですよ。
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 じゃあ、今日は帰りますね。イナバーイ
ᶘｷ^⇁^ﾅ子 ……
メイ「ちぇっ。また遊びに来いよ、次はイタズラ返り討ちにしてやる」
ᶘｲ^⇁^ﾅ川 楽しみにしてますよ！ 次はミイさんや栞子さん達も連れてきますね！
私達は人間と仲良くしたい。
私達は人間になるべく危害を加えたくない。
私達の正体なんてなんでもいいじゃないですか。
妖精でも妖怪でも淫獣でも実験生物でも。
私達はただの■■■■です。
だから、私の正体を見抜こうとしないでください。
終わり
二期生尊いっすねえ