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ss 曜「わたしバカ曜だ・・」将太「僕はバカだ・・」
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代行
沼津寿司大会です
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期待
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以前海馬xラブライブ、剣心xラブライブのss書いたものです
異次元コラボ第三弾です
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リンゴのうさぎちゃんだよーっ!
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剣心のやつ好きだったわ期待
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将太「えっ、沼津ですか」
親方「ああ、今度沼津で寿司大会があってな」
親方「お前にも招待状が届いている、しかも相手はあの大年寺だ」
親方「沼津には色々な食材があるからな、きっといい勉強になるだろう」
将太「はい、僕沼津に行って大年寺さんと戦ってきます!」
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笹寿司黒澤家
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将太「よし、沼津に着いたぞ」
将太「すごいや、aqoursのラッピングバスがいっぱいあるし、駅にはでかい看板までかかってる・・・」
シンコ「将太君、まずはやば珈琲に寄っていこうぜ!いや、プレミアムショップも捨てがたいな・・・」
将太「おいおい、僕たちは遊びにきたんじゃないんだぜ・・・」
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〜会場(千本浜)〜
大年寺「久しぶりだな少年よ、いい勝負をしよう」
将太「大年寺さん!今日はよろしくお願いします!」
将太「沼津って初めてきたけど、Aqoursっていうスクールアイドルが有名なんですね、町中Aqoursだらけでびっくりしましたよ」
大年寺「ふん、俺はそんなものに興味ない、貴様も勝負の前にそんなものにまどわされるな!」
将太「す、すみません・・・」
将太(大年寺さん、腰にラブライブレード差してる、本当はAqours好きなんだな・・・)
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武藤「ふん、貴様らの勝負の判定ができるのはこの儂しかいないだろう」
シンコ「あ、あれは料理人キラーの武藤鶴栄・・・こんなところまで現れやがったのか」
武藤「これより沼津寿司大会を開催する!」
武藤「勝負は3本勝負とする!先に2勝した方の勝ちだ!」
武藤「そして第一課題はアジだ!明日正午この場所で勝負を開始する!」
大年寺「承知!」ザバーン
将太「大年寺さんがいきなり海に飛び込んだぞ、自分でアジをとってくるつもりか・・・」
シンコ「将太くん!うかうかしていられないよ!僕たちもアジを探しに行かないと」
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〜沼津港〜
将太「よし、港に着いたぞ。ここならいいアジが見つかるはずだ」
シンコ「うん・・・あれ、おかしいぞ将太くん、誰も漁師の人がいないぞ」
将太「なんだって、そんなはずは・・・」
笹木「よお関口、こんなところで会うなんて奇遇だなあ」
シンコ「あれは、将太くんの実家の寿司屋をつぶそうとしていて、ネットでは「なんで寿司屋が一つの街を支配しているんだよ」ってツッコまれている、現実世界だったら犯罪レベルのことを平気でやっている笹寿司の跡取り!」
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将太「笹木!まさかお前がここのアジを全部買い占めたのか!」
笹木「おいおい物騒なこと言うなよ、俺はただ漁師のみなさんにAqoursのCDと今までのライブのブルーレイをプレゼントしただけだぜ、みんな今頃家でAqoursに夢中になってるんじゃねえのか」
笹木「ほらお前にもやるよ、今度の勝負はさっさと諦めてAqoursの次のライブに向けて予習するんだな、ニャハハハハ!」
将太「くそ、なんて奴だ、絶対に許さないぞ」
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普通にいいやつじゃねぇか
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将太「こうなったら海に飛び込んで自分でアジをとってくるしかないのか・・・」
シンコ「そんな無茶な・・・大年寺さんじゃあるまいし」
月「あの、君たちアジを探してるの?」
将太「え、ああ、実は寿司勝負の課題がアジなんだけど、誰も漁に出ている人がいなくてサ」
将太(男の子・・・かな?)
月「それは大変だね・・・そうだ!僕のいとこが通っている学校の方に、美味しい養殖のアジを出す店があるって聞いたことがあるよ!」
将太「美味しい養殖のアジ・・・ありがとう、行ってみるよ!」
シンコ(可愛い男の子だなあ、ソッチに目覚めちゃいそうだよ)
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将太「ここが沼津内浦漁協直営いけすやか、外のタッチパネルで番号札をとって待つんだな、」
将太「すみません、この二食感活あじ丼を二つ下さい」
シンコ「でも所詮養殖だろ、どうせそんなに美味くないさ」
将太「お、おい、シンコくん・・・」
海女さんたち「ギロッ」
将太(でも確かに養殖じゃあどんなに美味くたって天然にはかなわないよなあ)パク
将太「!!!」
将太「これは、なんて美味いアジなんだ!天然にも負けていないどころか、こんなに美味いアジは初めてだ・・・」
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将太「そうか、美味いアジをみんなに食べてもらいたいという地元の人たちの思いがあるからこんなに美味いのか」
将太「養殖のアジがこんなに美味いなんて知らなかった・・・」
将太「僕はバカだ・・・」
シンコ「すごいよ将太くん!このアジがあればきっと大年寺さんに勝てるよ!」
将太「よし、さっそく宿に戻って研究するぞ!」
シンコ「いや、でもその前にアニメ2期9話や永久hoursの小宮さんのシーンで出た近くの辻宗商店に寄りたいな、それにグランマ シーサイド店も帰り道にあるのか、あそこから見る海の景色は綺麗らしいって評判だからな」
将太「だから遊びにきたんじゃないって・・・」
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〜宿(リバーサイドホテル)〜
将太「え?風俗?」
シンコ「うん、この辺に良いお店があるんだってさ!行ってみようぜ!」
将太「でも明日勝負があるし・・・」
シンコ「何言ってんだよ!勝負に向けて英気を養わなきゃだめだろ!」
将太「う、うん・・・」
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ん?
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シンコ「へえ、エッチ!スケッチ!露オナ内コースに、かなかんコースに色々あるんだなあ」
将太「やっぱり僕は待合室で待ってるから、シンコくん一人で行ってきなよ」
シンコ「そうかい、じゃあ僕はこの断れないお客様コースにしようかな!」
シンコ「ぐへへ、千歌ちゃんに嫌われちゃったらここに来づらくなっちゃうなあ」
将太「シンコくん楽しそうだな、いつも仕事が忙しいからいい息抜きになればいいけど」
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草
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武藤「それでは第一勝負を開始する!」
大年寺「ぬん!」
将太「大年寺さんはやっぱり自分で海に潜ってアジをとってきたのか」
将太「でも僕にはいけすやのアジがある、絶対に勝つぞ!」
武藤「二人とも握り終わったようだな」
武藤「ではまず関口将太の寿司から・・・むっ!」
武藤「こんな寿司食えたもんじゃない!貴様は失格だ!」
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将太「な、なんだって!どういうことですか?確かに僕は養殖のアジを使ったけど、地元の人たちの愛がつまっていて天然には負けていないはずだ」
武藤「この寿司からは風俗のにおいがぷんぷんするぞ!」
親方「しかもこれは断れないお客様コースのにおいか」
将太「親方!来てたんですか・・・」
親方「お前にとってはたった一回の風俗でも、食べてもらうお客様は不快に思うことがあるのだ」
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武藤「この第一勝負は大年寺の勝ちだ!」
将太「たった一回風俗に行っただけで(待合室で待ってただけだけど)、寿司の味に影響がでるなんて知らなかった」
将太「僕はバカだ・・・!」
将太(でも親方はどうしてシンコくんが行ったコースの名前までわかったんだろう)
親方(わしも昨日水曜日の憂鬱コースに行ったのがばれなくてよかった・・・)
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本当にバカじゃねーか
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武藤「では第二勝負の課題を発表する!次の課題はイルカだ!」
大年寺「御意!」ザパーン
シンコ「将太くん、気を落とすなよ、みんな君には期待しているんだぜ」
将太「う、うん、そうだよね、切り替えて次の勝負に臨まないとナ」
千歌「あの・・・」
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千歌「関口将太さんですよね・・・?」
将太「そうだけど、君は?」
千歌「私、高海千歌って言います。実はお願いがあって・・・」
千歌「私の友達にお魚が苦手な娘がいるんですけど、その娘でも美味しく食べられるお寿司を作ってほしいのだ」
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〜曜ちゃん家〜
千歌「将太さんお願い!曜ちゃんが食べられるようなお寿司を作ってほしいのだ!」
曜「私、どうしても生のお魚が食べられなくって・・・」
将太「でもなあ、食べ物の好き嫌いはむずかしいからな・・・」
千歌「あっ、ごめん曜ちゃん、お手洗い借りるのだ」
シンコ「千歌ちゃん今日はあの日かな、ぐへへ」
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将太「あれ?この写真・・・」
曜「わあ〜〜〜!見ちゃダメぇ〜〜〜!」
将太「そっか、曜ちゃんは千歌ちゃんが大好きなんだね」
曜「はあ、千歌ちゃんがお魚だったら生でも食べられるのになあ」
将太「ん!?そうだ、いいことを思い付いたぞ」
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将太「よし、できたぞ!」
千歌「なんの変哲もないお寿司なのだ」
曜「私やっぱり生のお魚は・・・」
将太「まあそんなこと言わずに、一口だけ食べてみてくんないかナ」
曜「うぅ・・・えぇい!」パク
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曜「え?美味しい・・・」
曜「すごーい!どうしてこのお寿司こんなに美味しいの!?」
将太「曜ちゃんと言えば千歌ちゃんが大好き、だから千歌ちゃんの好物であるみかんに魚を漬け込んだのさ!」
曜「ありがとう!将太さん!」ダキッ
将太「わわっ//////////」
千歌「もう曜ちゃん、そんなことしたらファンの人が嫉妬しちゃうのだ」
デュエリストK「俺は(ショックで)死んだんDA―――!!!」
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将太の寿司でありそうな話や
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実際うまそう
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シンコ「そんなことより将太くん、早く次の課題のことを考えないと、君はさっき負けたからもう後がないんだぜ」
将太「うん、まずはイルカを探さないとな」
曜「将太くん、イルカを探してるの?」
千歌「私の家の方に水族館があるのだ。もしかしたらそこなら何かわかるかもしれないのだ」
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シンコ「あのロープウェーの跡みたいのがある島じゃないのか」
将太「そのあわしまマリンパークってところは昔はロープウェーで対岸とつながっていたらしいね。今は対岸から船が出ているらしいけど」
将太「あれ、おかしいぞ。いつも賑わっているって話だったのに、全然人がいないぞ」
シンコ「大変だよ将太くん!ここのあわしまマリンパークは経営状況の悪化で一時的に閉鎖しているんだってよ!」
将太「なんだって!?」
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笹木「よお関口、こんなところでまた会うとは奇遇だなあ」
将太「笹木!まさかお前が金の力にものを言わせてあわしまマリンパークを閉鎖に追い込んだのか・・・!」
笹木「おいおい物騒なことを言うなよ、俺はただあわしまマリンパーク再建のために多額の寄付をしにきただけだぜえ」
笹木「みなさん今頃再開に向けて忙しいから、寿司大会どころじゃねえだろうな」
笹木「お前も営業再開したらせいぜい遊びに来てくれよな、ニャハハハハ!」
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うーんこれは韓国笹木
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いいやつで草
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将太「くそ!笹木め、なんて野郎だ」
花丸「あの、あなたたち、何か困っているずら?」
将太「え?ああ、実は今度の寿司勝負の課題がイルカだから、手がかりを探しに来たんだけど」
将太「あわしまマリンパークがやってなくて途方に暮れちゃってサ」
花丸「それは大変ずらね」
花丸「そうだ!まるの友達が漁をやっているから、もしかしたらその子なら力になってくれるかもしれないずら」
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将太「その女の子はお父さんがイルカ漁をやっていて、亡くなってからはその娘が跡をついでいるんだってね」
シンコ「でもあんなに可愛いイルカを獲るなんてかわいそうだよね、きっとその女の子も残酷で野蛮な娘に決まってるよ!」
将太「お、おい、なんてこと言うんだよ・・・」
花丸「果南ちゃーん、お客さんずらー」
将太「実は僕たち次の寿司勝負でイルカを使うんですけど、美味いイルカの手がかりを教えてほしくて」
果南「おいおい高校三年生だよ私。イルカを獲ることはできても美味い料理まではわからないよ」
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シンコ「でもイルカ名人がこんな可愛い女の子だったなんて意外だなあ、誰だよ、野蛮な奴とか言ったのは」
果南「ん?女がイルカ獲ってちゃだめかなん?」
シンコ「だってイルカって可愛いじゃないですか、あんな可愛いイルカの命を奪って罪悪感とかないんですか」
果南「っ!ふざけたこと言わないで!!」
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果南「私たちは先祖代々ずっとイルカ漁で生計をたてていたのよっ!みんなも喜んでくれていて、私の父さんもそれを誇りに思ってた!」
果南「それなのにアンタみたいな奴が環境保護とか言って嫌がらせしてきたせいで、父さんは失意のうちに亡くなったのよ」
将太「そ、そんな過去があったなんて・・・」
果南「そんなんだからアンタはいつまで経っても半人前なのよ!」
花丸「本当にシンコってあだ名がぴったりずら!」
シンコ「す、すみません!そんなことも知らずに・・・!」
果南「ごめん、私も少し言い過ぎたよ、わかってくれればいいのさ」
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シンコ「どうする将太くん?気分転換にまた風俗でも行くかい?
果南「そういえば、次の勝負でイルカを使うって言ってたね」
果南「昔父さんから聞いたんだけど、一回とびきり美味しいイルカを食べたことがあるんだって」
将太「!?その話、もっと詳しく教えてください!」
果南「私もあんまり詳しくは知らなくて。ただ、父さんが怪我した時に母さんが漁に出てイルカを獲ってきたとしか」
将太「そうか!そういうことか!ありがとう果南さん!」
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武藤「それでは第二勝負を始めるぞ!」
大年寺「ふん!」
将太「大年寺さんはやはり自分で獲ってきたのか、しかもさっき獲ったばかりでこの上なく新鮮だ」
シンコ「大丈夫か将太くん、君はもう負けたら終わりなんだぞ、昨日果南さんにイルカを獲ってもらったけど、鮮度じゃかなわないぞ」
将太「ニヤッ」
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武藤「二人とも寿司ができたようだな、では試食を開始する」
武藤「パクパクムシャムシャ」
武藤「なるほど、今回は鮮度が勝負を決めたようだな」
シンコ「だ、だめだ〜〜〜〜!将太くんの負けだ〜〜〜!」
武藤「この勝負、関口将太の勝ちだ!」
大年寺「!?」
将太「よし、やったぞ!」
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大年寺「どういうことだ、鮮度では俺の獲ったイルカの方がいいはずだぞ」
武藤「確かに普通であればそうだ、だがお前はイルカを獲る時道具を使わず素手だったな」
武藤「お前のようなむさいおっさんに抱き着かれてはイルカは元気をなくしてしまう」
大年寺「俺なんなの・・・」
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武藤「だが関口将太のイルカは現役の女子高生が獲ったものだ、そうなればイルカは幸せの絶頂で当然寿司も美味くなる」
将太「そうです、僕は果南さんのお父さんの話を聞いてわかったんです」
将太「きっとお父さんは果南さんのおかげで、こうやって食べる人もイルカもみんな幸せになるって伝えたかったんだと思います」
果南「そうだったんだね、ありがとう将太くん、君のおかげだよ」
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草
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続きは明日以降書きます
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イルカ周りが全国大会編のvs.笹寿司四包丁のクジラ編すぎたw
てか全体的にストーリーが将太の寿司すぎて最高です
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ネタが渋滞してて草
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テンポ良くて草
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元ネタよく分かってませんが楽しく読ませてもらってます♩
まだ出てない善子・ルビィ・梨子・ダイヤ・鞠莉がどう絡んでくるのか楽しみー
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ちなみにリバーサイドホテルの近くに風俗の良い店があるというのはフィクションです
不快に思った方がいたら申し訳ありません
あと今更ですが、将太の寿司のネタバレも少し含むのでご注意ください
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武藤「では第三勝負の課題を発表する、これに勝った方がこの大会の勝者だ」
武藤「次の課題は、沼津の幻の魚だ!幻であればなんでも構わん!」
大年寺「御意!」ザパーン
将太「幻の魚か・・・まったく見当もつかないや・・・」
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シンコ「将太くん、沼津御用邸記念公園に行ってみようぜ!」
将太「えっ?でも僕は幻の魚を探さないと・・・呑気に観光してる暇なんてないよ」
シンコ「何言ってんだよ!御用邸と言えば歴史ある建物、幻の魚も見つかるかもしれないだろ!」
シンコ(3月31日発売の「僕らの永遠」で、小宮さんが撮影していたところだからな、絶対にはずせないぞ!」
将太「う、うん・・・そうだね」
シンコ(よし!まずは途中で未体験HORIZONのPVに出てきた芹沢光治良記念館に寄るぞ!あとはリヴァージュ洋菓子店で雅心だんごも買わないとな!)
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シンコ「よし、御用邸記念公園に着いたぞ!まずはまちあるきスタンプ押してくるよ!」
将太「お、おい、シンコくん・・・」
将太「ん?こっちにも建物があるのか。これは・・・歴史民俗資料館?」
〜歴史民俗資料館〜
将太「へえ、沼津には昔路面電車が走っていたのか」
将太「何か幻の魚のヒントがあればいいんだけどナ」
将太「こっちは伝統的な漁法の展示か・・・ん?」
シンコ「将太クンこんなところにいたのか、こんなAqoursとのコラボもやってないようなつまんないとこ早く出ようぜ」
将太「そうか!ついに見つけたぞ、幻の魚!」
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将太「この展示によれば、内浦湾ではかつてマグロなどの大きな回遊魚の群れが、潮の流れに乗って岸に近づいてきた。そのため何種類もの網を順に張りまわして、岸に向かって狭くしていって魚をとらえる特徴的な漁が昭和の初め頃まで行われていたんだ」
将太「その名も『建切網漁』」
シンコ「すごいよ将太クン!この漁でとれたマグロこそ沼津の幻の魚の正解だよ!」
シンコ「これで次の勝負はもらったようなモンだね!」
将太「いや、これじゃだめだ、きっと大年寺さんはもっとすごいものを見つけているに違いない」
将太「この幻のマグロの味を最大限に活かせるような、さらに幻の食材を見つけないと・・・」
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シンコ「はあはあ、だめだ将太クン、そこら中走り回ったけど何にも手がかりないよ」
将太「これだけ海も山も探し回ったのに何も見つからないなんて・・・」
シンコ「あっ、松月だ!将太クン、休憩がてら寄って行こうぜ」
将太「はあ、まあ少し休みたいと思ってたからいいんだけどさ・・・」
シンコ「すみません、みかんどら焼とオレンジジュース下さい、イートインスペースで食べます」
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将太(くそっ、もう明日の勝負まで時間がないぞ、すぐ宿に戻ってマグロだけで何か工夫を考えた方がいいのか・・・!)
将太(いや、それじゃ大年寺さんには勝てない、何としても幻の食材を見つけないと・・・!)
梨子「あの、あなたたちどうしたの?何か悩み事?」
将太「えっ?ああ、実は・・・」
善子「悩み事ならこの堕天使ヨハネが聞いてあげるわよ!」
シンコ「堕天使って・・・あのねえ、僕たちは真剣なんだぜ、君みたいにふざけてる暇はないんだよ」
善子「っ!そうよね・・・ごめんなさい・・・」グスン
将太「わわっ!泣かないでよ・・・ほら、ケーキでもお菓子でも買ってあげるからサ」
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シンコとか言う無能
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梨子「そう、私たちと同じくらいの年なのに、伝説の寿司職人と渡り合うなんてすごいのね」
将太「うん、でも次の勝負のための手がかりが見つかんなくてサ・・・」
善子「ねえ、よかったら私たちの学校に来てみない?」
善子「私も色々な悩みがあるけど、学校に行ってみんなに会うと少し気持ちが明るくなるの」
梨子「そうね、あなたの探しているもののヒントが見つかるかもしれないしね」
シンコ(やった!女子高だ!)
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なんかアイプラかユメステのコラボっぽい話の展開で草w
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将太「へえ、自然豊かで海も綺麗でいいところだね」
善子「そうでしょ!私たちみんなこの学校が大好きなの!でも・・・」
将太(?なんか善子ちゃん元気ないな)
ダイヤ「あら、梨子さん善子さん、そちらはどなたですか」
梨子「あっダイヤさん、実は・・・」
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ダイヤ「そうですか、沼津の幻の食材を探しているのですか」
ダイヤ「しかも次の勝負に勝てば優勝、すごいですわね・・・」
将太「あの、みなさん元気がないですけど、もしかして何かあったんですか」
梨子「実は、この学校がもうすぐ廃校になってしまうのよ・・・」
将太「えっ!?廃校!?」
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ダイヤ「ええ、生徒数が少なくなって、別の学校と統合することになったんですの」
将太「でもAqoursって、ラブライブの全国大会にも出るんですよね、だったら有名になって入学希望者が増えるんじゃ・・・」
善子「でも結局2人足りなかったの・・・」
将太「そ、そんな・・・」
梨子「でもね、私たちはラブライブで優勝して、浦の星女学院の名前を残そうって決めたの、だからあなたもそんな顔しないで!」
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ダイヤ「そういえば将太さん、幻の食材を探しているとおっしゃいましたね」
将太「は、はい・・・」
ダイヤ「昔わたくしのおばあ様からそんな話を聞いたことがありますの」
将太「!!お願いです、その話を詳しく聞かせてください」
ダイヤ「わたくしも詳しいことは・・・ただ我が家に伝わる古文書に何か書いてあるかもしれませんわ」
ダイヤ「よかったらこれからうちにいらっしゃってください」
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〜黒澤家〜
シンコ「ダイヤさんの家の門は沼津市指定文化財なんだってね」
将太「でも一般の方の家だから、写真撮ったり迷惑になるようなことしちゃだめだヨ」
ダイヤ「ルビィ、お客様ですわよ、ご挨拶なさい、妹のルビィですわ」
ルビィ「うゆゆ、将太しゃんシンコしゃん、頑張ルビィ!」
将太「こんにちは、お邪魔します」
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ダイヤ「こちらの蔵に古文書がありますわ、自由に見てくださいませ」
将太「ありがとうございます、ダイヤさん」
シンコ「そういえばダイヤさんとルビィちゃんって姉妹なのに全然似てないぞ、変だなあ」
シンコ「ダイヤさんと善子ちゃんの方が特徴が似ていて姉妹みたいだよなあ」
ダイヤ「ギロッ」
-
シンコ「 ZZZZZZZ 」
将太「これが最後のチャンスだ、何としてでも手がかりを見つけないと・・・」
将太「ん?これは・・・」
将太「そうか!ついに見つけたぞ!これで明日の僕の寿司は完成だ!!!」
シンコ「う〜ん、せっかく気持ちよく寝てたのに大声ださないでくれよ」ムニャムニャ
-
😨😨😨
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〜会場〜
武藤「二人とも寿司ができたようだな、では試食を開始する」
武藤「まずは大年寺の寿司から・・・」パク
武藤「むっ!なんだこの寿司は!こんなものは食べたことがない!大年寺よ、これはいったいなんだ」
大年寺「これはシーラカンスの寿司だ」
将太「シ、シーラカンスだって!?」
千歌「あのおじさん、千歌と語尾が似ているのだ」
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シンコ「やいおっさん、シーラカンスなんて沼津じゃ獲れないだろ!反則じゃないのか!」
大年寺「俺はおっさんではない!俺はまだ27歳だ!」
千歌「おじさーん!頑張るのだー!」
大年寺「は〜い♡ おじさん頑張るのだ〜♡」
将太「・・・」
-
大年寺「そのシーラカンスは俺が沼津港からアフリカ沖まで泳いで、自分で獲ってきたのだ」
大年寺「それにシーラカンスと言えば深海水族館の名物でもある」
武藤「なるほど、それなら沼津で獲れたと言っても差し支えないな」
武藤「しかもそれをちかわさで味付けしているな」
将太「ちかわさだって!?」
大年寺「ちかわさは正倉院文書にも載っている食材だ」
武藤「大年寺よ、沼津の幻の寿司、見事だったぞ」
-
武藤「では次に関口将太の寿司だが・・・」
武藤「むっ!?これはまさか、マグロか・・・!」
将太「はい!それは内浦湾で獲れたマグロです!」
将太「僕は昨日歴史民俗資料館で、内浦湾では昭和初期まで伝統的漁法でマグロ漁をしていたことを知ったんです」
将太「そこで果南さんとダイヤさんに協力してもらって、当時の漁を再現してマグロを獲ってもらったんです」
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シンコ「しかもこのマグロはぴちぴちの女子高生が獲ったから、大年寺さんのシーラカンスと比べて圧倒的に鮮度がいいぞ!」
武藤「いや、それはどうかな、大年寺のシーラカンスをよっく見てみろ」
シンコ「えっ」
将太「まさか・・・!」
武藤「このシーラカンスは男好きだ、しかも大年寺のようなガチムチのおっさんが特に大好きだ」
武藤「当然鮮度の面では貴様のマグロと互角、しかもちかわさの工夫もしている、このままでは貴様に勝ち目はないぞ」
シンコ「そ、そんな〜〜〜、将太クン大丈夫なのかい!?」
将太(大丈夫さ、僕のあの工夫がうまくいっていれば・・・)
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武藤「では試食を開始する」パク
武藤「こ、これは・・・なんて美味い寿司なんだ」
将太「よしっ!!!」
武藤「この美味さはマグロだけでない、一体他にどんな食材を使ったのだ!」
将太「はい!僕はこのポポーイを使いました!」
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続きは来週土日で書きます
Aqoursの9人は全員登場予定です
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ちかわさとポポーイ出てくるの草
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ちかわさを手に入れたのか!?
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おもしろい
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久々に料理対決もののアニメ見たくなって来た
中華一番でも見てみよう
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千歌が大乗寺にちかわさを、
黒澤家が将太にポポーイを横流ししたんだな
流石に天下の笹寿司あっても内浦の網元には手を出せなかったと言うわけか
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将太「僕は昨日ダイヤさんの家にあった古文書を読んで、この辺りでは昔からお祝いごとの時にポポーイを食べていたことを知りました」
将太「昔はそこら中でポポーイがとれたそうですが、乱獲によって最近はほとんどとれなくなってしまったんです」
将太「一晩中あちこちを探し回って、やっと香貫山で見つけたんです!」
武藤「なるほど、沼津の幻の寿司、見事だったぞ!」
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武藤「さて、勝負の結果だが・・・」
武藤「大年寺よ、お前の実力は誰もが認めるところ、だが今回だけは相手が悪かったな」
大年寺「ああ、俺もそう思う、しかし同時に、これほどの力を持った少年と勝負できたことを誇りに思う」
武藤「この勝負、関口将太の勝ちだ!」
将太「やった!ついにあの幻の人間、大年寺さんに勝ったぞー!」
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ダイヤ「おめでとうございます将太さん、よかったですわね・・・」
将太「ありがとうございます、ダイヤさん、あなたの協力があったから勝てました」
ダイヤ「それで、その・・・実はお願いがありまして・・・」
ダイヤ「私たちの学校の閉校祭をやろうと思っているんですが、そこでお寿司を握って頂けませんか」
シンコ「でも僕たちは店に戻ったら仕事が待ってるんだよ、呑気に遊んでいる暇なんかないんだぜ」
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大年寺「いいではないか、店には俺からも口添えしてやる」
将太「えっ!?大年寺さんが!?」
大年寺「俺もその閉校祭、手伝ってみたくなった」
ダイヤ「まあ、あなたも手伝ってくださるの!?あなたのちかわさのお寿司、きっとみんな喜びますわ」
将太「わかりました、僕もその閉校祭の力にならせてもらいます!」
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親方たちは「大念寺が言うならまあ……」ってなるのか
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〜閉校祭当日〜
大年寺「これは浦ラジでも取り上げられた枝豆を握った寿司である」
将太「こっちは美味しいのっぽ寿司ですよー!」
大年寺「少年よ、ここは俺に任せて、お前は少し休憩するがいい」
将太「ありがとうございます、じゃあ僕はAqoursのみんなに差し入れに行ってきます」
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将太「みなさん、差し入れ持ってきましたよ!」
鞠莉「あら、あなたが将太くんね!今日は私たちのためにありがとうね!」
将太「いえそんな、僕はただみなさんにお礼したいだけですよ」
将太「寿太郎みかんを使ったお寿司です、よかったらみなさんで食べてください」
千歌「ありがとうなのだ、将太くん」
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将太(あれ?善子ちゃんさっきからみかん寿司食べてないな)
将太「善子ちゃん、このみかん寿司よかったら食べてくれないかナ」
善子「っ!・・・いえ、今はおなかすいてないから後で頂くわ・・・」
将太「そうかい、後できっと食べてくれよ」
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シンコ「将太クン、こんなところにいたのか、そろそろ大年寺さんの千手観音でもお客さんをさばききれないから戻ってきてくれよ」
シンコ「あれ、誰だよ善子ちゃんにみかん寿司を差し入れしたバカは!善子ちゃんはみかんが苦手なんだぜ」
将太「あっ・・・」
善子「ごめんなさい・・・正直に言ったら気を悪くすると思って・・・」
将太(そうか・・・善子ちゃんはみかんが苦手だったのか・・・そうとは知らずに僕は苦手なものを勧めて・・・)
将太(僕はバカだ・・・)
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笹木「よお関口、こんなところでまたまた会うとは奇遇だなあ」
将太「笹木っ!まさか金と権力で閉校祭を邪魔しに来たのか!」
笹木「おいおい物騒なこと言うなよ、俺はただライブ前のAqoursのみんなに差し入れを持ってきただけだぜえ」
笹木「ほーら、りんごのうさぎちゃんだよーっ!」
ルビィ「わあ!うさぎしゃんだぁ!」
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笹木「コットンキャンディにチョコレートバナナ、たらいかき氷もあるぜ!」
ルビィ「笹木しゃん、感謝するビィ!」
笹木「この後のライブも頑張ってくれよな!俺も全力で応援するぜ!」
笹木「ほら関口、お前の分のラブライブレードも持ってきてやったぜ」
笹木「周りのお客さんの迷惑にならないように気を付けながら、せいぜい盛り上がってくれよな、ニャハハハハ!」
将太「笹木め、なんて野郎だ・・・!」
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いい奴じゃねえか
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この世界だと笹寿司も真っ当な商売で繁盛してそう
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辰さん「ライブは2時からやってるぜ!
〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「みんなー!今日は来てくれてありがとー!」
デュエリストK「曜ちゃーん!ふつくしいぞー!」
ラブライバーR「我輩は雷十太、浦女の閉校を真に憂うものである」
ルビィ「みなさーん!今日は楽しんでいって下さいねー!」
デュエリストA「うゆゆ、ルビィちゃあ、頑張るビィー!」
ロリコンK「ぐへへ、沼津にもいいロリがいるでござるな」
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千歌「以上、Aqoursのライブでした!ありがとうございました!」
柏手の安「うん、可愛かったぞぉ!」パアン
モブ観客A「ライブも素晴らしかったし、この学校もいいところだよなあ」
モブ観客B「でももうすぐ閉校なんだってな、寂しいなあ・・・」
お偉いさん「・・・・・・ゴ、ゴホン」
お偉いさん「・・・しかしいいライブだったな、ここに花のひとつでも咲いていれば、もっと場も賑やかになっただろうな・・・」
将太「大年寺さん!今です!」
大年寺「ぬん!」
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モブ観客A「な、なんだと・・・!」
モブ観客B「何にもなかったステージに、いきなり何か咲いたぞ!」
大年寺「これは野生の生クリームだ!」
花丸「これがじいちゃんが言ってた・・・野生の生クリームずら・・・」
千歌「こっちにはちかわさに、ポポーイも咲いているのだ」
将太「そうです、Aqoursのみんなの学校を想う気持ちが奇跡を起こしたんです!」
お偉いさん「こんな素晴らしい学校を潰すことなんてできない!来年からもこの学校で頑張ってくれたまえ!」
鞠莉「えっ!?ということは・・・」
将太「やったー!廃校を阻止できたぞー!」
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鞠莉「将太くん、本当にありがとう・・・!あなたたちのおかげよ・・・」
将太「よかったです・・・!廃校を回避できて・・・」
シンコ「でも残念でしたね!廃校にならなくて」
曜「は?」
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それは花にカウントしていいのだろうか
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シンコ「だって廃校になれば都会の学校と統合するんでしょ」
シンコ「そうすればこんな何もない田舎に通わなくていいし、スクールアイドルとしての格も上がるじゃないですか!」
ルビィ「は?」
シンコ「あれ?僕何か変なこと言っちゃいましたか?」
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倫理観どうなってんだ
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果南「ふざけたこと言わないでっ!」
鞠莉「都会?スクールアイドルとしての格?そんなのどうだっていい!」
花丸「私たちはみんなこの学校が大好きずら!」
善子「私たちのそんな想いもわかってくれないなんて・・・」
梨子「そんなんだからあなたはいつまで経っても半人前なのよ!」
千歌「本当にシンコってあだ名がぴったりなのだ!」
ダイヤ「どうやら魚たちのパーティーでわからせる必要があるみたいですわね」
将太(さすがにこれはみんなが怒るのも無理ないよ・・・)
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終わりです
ここまで読んで頂きありがとうございました
ちなみにデュエリストKとAは、遊戯王の海馬とアテム(もう一人の遊戯)
ラブライバーRとロリコンKは、るろ剣の雷十太と剣心です
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乙
将太の寿司知らなかったけど面白かった
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過去作(タイトルだけ)
海馬xラブライブ
曜「全速前進!!ヨーソロー!!」海馬「全速前進DA!!」
海馬「なにっ、地元愛まつりだと!?」アテム「うゆ」
剣心xラブライブ
愛「14歳!?やばっ!!」 剣心「14歳!?やばいでござる!!」
徒町「チェスト!」剣心「ほぼ14歳!やばっ!」
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乙
シンコはやっぱシンコだな
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将太の寿司は面白いのでよかったら読んでみてください
ちなみにシンコのキャラは多少盛っていますが、だいたいこんな感じで、
将太の足を引っ張ったり、空気読めない発言でみんなをブチ切れさせたりしています
(もちろんそれ以外にもいいところはありますが)
次回作?
瑠璃乃「ルリはミジンコだ・・・」将太「僕はバカだ・・・」
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乙
展開が将太の寿司そのまんまで面白かった
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蓮ノ空の新入部員でロリっぽい子がいたら剣心のやつ書こうと思っていましたが
セラスちゃんで書くのは難しそうです
そのうち海馬x蓮ノ空を書こうと思っているのでその時はよかったら読んで下さい
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おつ
クロス系はいつもはちゃめちゃでおもしろいから好き
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色々ツッコミ所多くて草だった
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最近将太の寿司を再履修した俺にはタイムリーだった
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