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【安価】【ss】ミア・せつ菜「料理の時間」
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侑「そう言えば、ミアちゃんって料理出来るの?」
ミア「はぁ? 急に何さ」
侑「いや、だっていつもインスタントとかそういうの食べてるし、買い食いが多いから」
ミア「そ、それは君も同じだろ」
侑「いや、私は家で歩夢とかお母さんの手料理食べてるし……けど、エマさんから聞いたんだけど、ミアちゃんっていつもハンバーガーとか食べてばっかりって言ってたから……もしかして、料理とかって出来ない?」
ミア「ば、馬鹿にしないでよ! ボクは3年生で君の先輩で、ステイツじゃ大学生だったんだよ! 料理くらい簡単に作れるさ!」
侑「え、そうなの? じゃあ、ミアちゃんの手料理食べてみたいな〜」
ミア「う……じゃ、じゃあ来週にでも作ってやるさ、今日は忙しいから!」
侑「うん、じゃあお願いしま〜す、ミア先輩♪」
ミア「……」
バタン
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期待
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見栄張りテイラー
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ミア「スーッ……ふーっ……」
ドサッ
ミア(料理ってなんだ──?)
ミア「料理……何をどうやったら動物や野菜があんな形になるんだ……?
くそっ、今の今まで全く必要ない知識だったから気にもとめたことなかった!
ボクを口説こうとしてくるくだらない男の料理解説とかも100%聞き流してたせいで全くわからない! どうすれば良いんだ……!」
ゴロンッ
ミア「落ち着け、落ち着いた体勢になって考えろミア・テイラー……! ボクは世界に轟くミア・テイラーだ、難問だとか大きな壁はいつだって越えてきた……! まずは状況の整理、ボクの課題、そしてその課題を突破する術と伝手を出す……!」
状況 来週、ベイビーちゃん(侑)に手料理を作る
課題 ボクは料理を全然知らない
課題の突破手段 料理についての勉強→勉強方法は?→詳しい人に聞く
伝手、料理に詳しい人→エマ、彼方、愛、せつ菜、歩夢、子犬ちゃん
ミア「よしっ、なんとかノートにまとめたな……じゃあ早速、頼れる仲間に連絡だ……!」
プルルルルル……
彼方『ごめんねぇ〜……ちょっと彼方ちゃん、風邪気味で……ゲホッ、ゴホッ……ゴホッゴホッ! ガホッ! ぐぅ、ぅええええええええ……』
エマ『ごめんね〜……今、ちょっと色々あって外に出られないの。ごめんね……』
愛『ごめーん! りなりーの発明が色々あって、エマっちとかすかすと愛さんが今すっごいことになっちゃってて……! ごめんねミアチ! 治ったらすぐなんとかするから!』
歩夢『ごめんね、ミアちゃん。実はちょっとランジュちゃんからお誘いが来てて……』
せつ菜『料理についてですか? お任せください!』
ミア「ホントかい!? 助かるよせつ菜! それじゃあ、早速──」
────
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翌日
せつ菜「それでは、料理の準備から始めましょうか。ミアさん!」
ミア「うん、まずは何をすればいいんだい?」
せつ菜「それはですね……作る料理を決めることからです!」
ミア「……そ、そうだよね。作曲と一緒だ、作るものもイメージしなければ何も出来ない!」
せつ菜「……ですが、流石にいきなりミアさんに決めさせるというのも酷なもの。
今回は私が決めるので、そこから学んでいきましょう!」
ミア「わ、わかった」
せつ菜「では、今回は>>7を作りましょう!」
ミア「>>7?」
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kskst
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ビーフストロガノフ
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せつ菜「では、今回はビーフストロガノフを作りましょう!」
ミア「ビーフストロガノフ?」
せつ菜「はい、料理の中でも簡単なものです!」
ミア「そ、そうなんだ……どうやって作るんだい?」
せつ菜「材料を煮込むだけです! なので、その材料を買いに行きましょう!」
ミア「う、うん」
────
たったかたったか……
────
ミア「えぇっと……ビーフストロガノフの材料はbeef、onion、小麦粉、ブイヨン、お湯、garlic、butter、ケチャップ、中濃?ソース、milk、vinegarか……」
せつ菜「えっと、ミアさん。お金は大丈夫ですか?」
ミア「ん、あぁ、もちろんさ。
今日はボクがせつ菜に料理を習う日だからね、ちゃんと持ってきたよ。
それで、どんな肉を選んだりするんだい?」
せつ菜「それはもちろん、牛肉の──」
安価下
奇数 塊肉ですよ!
偶数 薄切り肉ですよ!
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⁄/*イ`^ᗜ^リ
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せつ菜はダメだ…
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スレタイから不穏でおもしろい
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終わったな
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りなりーが裏で何やっちゃたか気になる
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せつ菜「それはもちろん、牛の塊肉ですよ! アメリカ料理らしくしていきましょう!」
ミア「そ、そっか、ステイツらしく……か」
ミア(……? ビーフストロガノフって、ロシア料理って出てきたぞ? ステイツらしくするってなんだ?)
せつ菜「さぁミアさん、この調子で材料を揃えていきましょう!」
ミア「お、おぉ……?」
安価下
せつ菜は独断で材料を増やしたりした?
奇数 した
偶数 してない
奇数の場合 秒数だけ関係ない材料が増える(3秒の場合→3個追加)
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頼むぞせっつー
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ミア(……調べた材料通りの物を買ってるな、お菓子の1つでも買い物カゴに入れるのかと思ったけど……せつ菜も料理に真剣なんだな)
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せつ菜「さて、材料を揃えることに成功したので、始めていきましょうか!」
ミア「OK、まずは何をすればいいんだい?」
せつ菜「では、まずは……」
最初の行動 安価下
現在ある材料 牛肉(塊)、玉ねぎ、小麦粉、ブイヨン(紙パック)、水(ペットボトル)、ニンニク、バター、ケチャップ、中濃ソース、牛乳(紙パック)、お酢
※調理器具は大体のものが揃っています
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玉ねぎを切りまくる
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せつ菜「まずは玉ねぎを切ります! 切って切って切って切って切りまくります!」
ミア「お、OK。えぇっと、どうやって切るんだい?」
せつ菜「お手本を見せますね! そいっ!」
スパァン!
せつ菜「このように、よく押さえてから包丁を入れます! こうやって玉ねぎをどんどん小さくするように切っていくんです!」
スパッスパッ
ミア「わかった……ところで、この茶色い皮はどうするんだい?」
せつ菜「皮ですか? 皮の方は──」
安価下
奇数 捨てます!
偶数 これも栄養なので使いますよ!
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はい
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順調だな!
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せつ菜「食べられないので、こちらは捨てますよ。取捨選択も大切ですから!」
ミア「そ、そうなんだね」
ぽいーっ
せつ菜「さぁ、気を取り直して玉ねぎを刻みましょう!」
ミア「OK!」
ザクザクザクザクザク……
────
せつ菜「出来ましたねぇ」
ミア「出来たね……微塵切りになった玉ねぎの山が……」
せつ菜「……」
ミア「……これ、どうするんだ?」
せつ菜「煮込めばどうせソースに溶けて消し飛ぶと思うので……気にしないで次の工程にいきましょうか」
ミア「OK……」
現在 玉ねぎが微塵切りにされて山積み
安価下 次は何をする?
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牛肉を切り刻んでミンチにする
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せつ菜「牛肉を切り刻んでミンチにしましょう!」
ミア「えっ? この塊のまま使わないのかい!?」
せつ菜「はい、塊肉から作るミンチこそ美味しいんですよ!」
ミア「そ、そうなんだ……けど、どうやってやるんだい?」
せつ菜「それはですね……」
安価下
奇数 気合いです!
偶数 道具の力を借りましょう!
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さあ
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せつ菜「こんな時は道具の力を借りましょう!」
ミア「道具? 塊肉をミンチに変えられる道具がこの家庭科室にあるの!?」
せつ菜「はい! こちら、100均などにも売っている、引っ張るだけで中身を微塵切りに出来る『グイグイチョッパー』です!」
ミア「wow、Compactなのにハイスペックじゃないか!」
せつ菜「これでこの塊肉も楽にミンチに出来てしまいますよ〜!」
ドサドサ、グイッ、グイッ、グイッ、グイッ……
────
せつ菜「出来ましたねぇ」
ミア「あぁ、塊肉分のミンチの出来上がりだ。次はどうするんだい?」
せつ菜「次は……」
現在 大量のミンチと大量の微塵切りになった玉ねぎが鎮座
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次はどうする? 安価下
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ミンチと玉ねぎを鍋がギチギチになるまで全部ぶち込む
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せつ菜「お次は、このミンチと玉ねぎを鍋に詰め込みます!」
ミア「これ、全部を!?」
せつ菜「はい! 火を通すと縮むので、そんなに問題ありませんよ!」
ミア「そうなんだ……」
ミチッ……ミチッ……ぎゅっ、ぎゅっ……
せつ菜「詰め込めるだけ詰め込めましたね!」
ミア「あ、あぁ……えぇと、ここから、ちゃんとビーフストロガノフになるのかい?」
せつ菜「もちろんです! さぁ、ここからは──」
現在 牛ミンチとみじん切りの玉ねぎが混ざったモノが鍋にギチギチに詰め込まれている
次の行動 安価下
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ギチギチだと何も入らないから、まずはかさが減るまで加熱してから酢をありったけぶち込む
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せつ菜「取り敢えず加熱して体積を減らしましょう」
ジューッ
ミア「こ、焦げたりしないのかい?」
せつ菜「弱火でじっくりコトコト、です。
優しい火で温めれば、焦げるよりも先に油や水分が出てきて焦げ付きを防いでくれますから!」
ミア「そうなんだ……」
────しばらくして
せつ菜「表面にもわかるくらい火が通ってきましたね!」
ミア「ここからはどうするんだい?」
せつ菜「はい、ここにお酢を入れます!」
ミア「このvinegarか、どれくらい?」
せつ菜「それはもうもちろん! ありったけをぉぉぉ!」
カンッ! パキュッ!
せつ菜「全力でえええええええええっ!!!!! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ドバババババババビチャビチャビチャビチャビチャドボボボボボボボ……! ぴちょん……
ミア「Why!? こんなに入れたら酸っぱくなるんじゃないのか!?」
せつ菜「問題ありません! 熱すれば酸味も水分も飛びます!」
ミア「そ、そうなの……? っていうか、凄い臭い……!」
せつ菜「ここから美味しくなりますよ❤」
ミア「じゃ、じゃあ次はどうするんだい?」
せつ菜「次は──」
現在 火の通った牛ミンチと玉ねぎのみじん切りが大量のお酢に浸っている
次の行動、安価下
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叫びながら掻き混ぜる
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せつ菜「満足のいくまでえええええええええ! かき混ぜまぁぁぁぁぁすっ!!!!!!! うおっしゃああああああああああああああ!!!!! 叫んで気合いを入れましょおおおおあおおっ!!!!」
グルグルグルグルグルグルグルグルグルコサミングチャグチャグチャグチャグチャマゼマゼマゼマゼマゼェッ!!!!
ミア「りょ、料理ってこんなに過酷なんだな……」
せつ菜「ふーっ、均等に混ざりました! 火もいい感じに入ってきたので、次は──」
現在 牛ミンチ、微塵切り玉ねぎ、お酢がいい感じに融合を始めた
次の行動 安価下
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片栗粉でとろみをつけましょう!!!!!
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らしくなってきたな
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せつ菜「片栗粉でとろみをつけるターンに入りますよおおお!」
ミア「と、とろみ? もう他の調味料は使わないのかい!?」
せつ菜「この段階でとろみをつけることが重要なんですよおおおおお!!!」
ミア「そ、そうなんだ……えっと、これはどれくらい入れるんだい?」
せつ菜「アメリカン・スタイルらしくいきますよ!!! 勿論!!! 全ッッッ部です!!!」
ドサーーーーーッ!!!!! ドババババババババババ!!!!!
ミア「こ、粉まみれだ……」
せつ菜「さぁっ、次の工程です! 次は──」
現在 片栗粉に覆い尽くされた牛ひき肉と玉ねぎとお酢の融合体
安価下
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ミアに強引に試食させる
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せつ菜「味見です! 良い感じに仕上がってきましたので、ミアさん! お味見いかがですか?」
ミア「え、えぇ? ぼ、ボクがかい?」
せつ菜「料理は身体で味わうべし、ですよ! さぁっ、あーん……」
ミア「そ、そういうものなのか……あーん……」
パクッ
安価下
奇数 美味い!
偶数 まっず!
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いけるか?
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いい方の50%引きすぎw
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ミア「yummy……! イケる、イケるよせつ菜!」
せつ菜「そうですか? なら良かったです。さ、仕上げに入りますよ、ミアさん!」
ミア「あぁ!」
せつ菜「仕上げに>>41 >>42 >>43を入れて混ぜれば完成です!」
ミア「凄い、これがビーフストロガノフなんだね!」
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さらに酢を一瓶
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彼方ちゃんお手製魔法の調味料
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赤ワインと白ワイン
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>>42が全て救ってくれそう
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せつ菜「仕上げに! 酢を一瓶ンンンンン!!! うおおおおおおお!!!!」
パキュッ! ドババババババババババババババババババババババ!!!!!
せつ菜「さーらーに!!! 保管してあった彼方さんお手製魔法の調味料をスキャニングチャージ! セイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
パカッ! ドサァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!
せつ菜「上品な雰囲気もお出ししましょう!!! 赤ワインと白ワインもぶっこみます! セイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
キンッ! キンッ! ドボボボボボボボボボボボボボボボジョジョジョジョジョジョジョジョ!!!!! ……ぴちょん
せつ菜「これを強火で3分煮込みます!!!!! そうしたら!!! 完ッッッ成ですッッッ!!!!!」
ミア「わ、ワオ……り、料理ってワイルドなんだな……」
せつ菜「これがぁ! ミアさんの進むべき道ッ! アメリカン・スタイルビーフストロガノフです!!!!!」
バァーン!!!!!
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ミア「これが、ビーフストロガノフなんだね」
せつ菜「はい! きっと故郷を思い出すお味になるかと! では……どうぞ!」
スッ
ミア「……これが、ボクがベイビーちゃんに作ることになる料理……」
スクッ、パク……
安価下
奇数 最高の味!
偶数 もしもし救急車ですか?
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やったか!?
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食べられる素材しか使ってないからね
当然の結果
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せつ菜すげえ!
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ミア「yummy……! 美味しい、美味しいよせつ菜! 凄いよ! Wildな工程からは考えられない繊細な味の組み立てだ!」
せつ菜「それは良かったです。
ですが、これをそのまま作れば良いというワケじゃありませんよ」
ミア「? どうしてさ」
せつ菜「このままでは、所詮私の模倣に過ぎないからです。
ミアさんのエッセンスを、ミアさんの大好きを精一杯詰め込んだ、ミアさんらしい料理を侑さんに食べさせてあげるべきなんですよ」
ミア「……そっか、なら、決めたよ。
ボクはやってみせる、ボクの好きを詰め込んだ、ボクだけの料理をベイビーちゃんに食べさせてみせる!」
せつ菜「その意気ですよ、ミアさん!」
ミア「なら、まずはこれを食べ終えて、味を分析しないと……はぐっ」
ムシャムシャ……ムシャムシャ……
ミア「ふぅっ、美味いね……」
────数日後
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ミア「完成した……これが、ボクの編み出したボクの大好きなボクの料理だ……待ってろベイビーちゃん!」
────
ミア「よく来てくれたね、ベイビーちゃん……に、歩夢まで」
侑「美味しい料理が食べられる、って言ったら目を輝かせてたもんだから連れてきちゃった」
歩夢「こ、こんにちは〜……」
ミア「まぁ、何人分も変わらないさ。
ボクの腕を見せてやるよ」
侑(確かな自信……きっと、凄く美味しい料理が出てくるんだ!)
歩夢(ミアちゃんだから、とっても美味しい材料を使ったハンバーガーとかを作ってくれるのかな〜……ふふっ、楽しみ〜)
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ミア「さぁ、これがボクの料理だ!」
コトッ
侑「これは……」
歩夢「な、なに? お肉の……煮込み?」
ミア「ビーフストロガノフさ、ステイツ流のね」
侑「へー……アメリカだとこんなふうにアレンジされるんだ」
歩夢「アレンジ、なのかな……?」
ミア「ま、一聞は百見にしかずって言うだろ? 食べてみてよ」
ゆうぽむ「いただきまーす……」
パクッ……
安価下(侑の反応)、安価下2(歩夢の反応)
奇数 まっっっっっっっっず……!
偶数 美味しい!これ美味しい!
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ドキドキ
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@…
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侑「わぁっ、美味しい〜!」
歩夢(えっ……侑ちゃん味覚どうなってるの……!?)
ミア「だろ? ま、ボクならこんなものさ」
侑「流石だね〜、尊敬するよ〜」
パクパク
ミア「おかわりもあるし、好きなだけ食べなよ。歩夢もね」
ニコッ
歩夢「う、うん」
もぐ……
歩夢(やっぱり不味い……お世辞にも美味しいって言えないよ……うぅ、アイラちゃんが作ってくれた料理を思い出すなぁ……)
パクパク……
────
侑「いやぁ、美味しかったね〜」
歩夢「そ、そうだね……」
侑「ミアちゃん、また今度作ってくれるかな?」
ミア「フッ、暇な時があったらね……」
歩夢(一生忙しくしてて欲しいな……)
ミア「……?」
ゾクッ……
ミア「ま、まぁ、今日は楽しんでくれたなら良かったさ。
そ、それじゃあボク後片付けするから……」
ミア(……歩夢の前では、ベイビーちゃんにコイツを振る舞うのはやめとくか……)
おしまい
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その頃、エマとかすみと愛と璃奈としずくと栞子は発明の暴走でそれぞれスライム化、幼児化、骸骨化、機械化、液状化、吸血鬼化していたのだったとさ
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めちゃくちゃな事態になってて草
そっちが本編かな? 乙
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最後で50%外してしまった
すまんミア
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2択で良い方引きまくってておもろかった
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