夏美「オニナッツー！ 日々のあれこれエトセトラ、あなたの心の鬼サプリー！ オニナッツこと鬼塚夏美ですのー♪」
恋「葉月恋です」ﾍﾟｺｯ
夏美「今日は恋先輩とぉ、なんと！ 二人きりでガチデート！ 和菓子屋さんであまぁーい和スイーツを食べますの！」
恋「楽しんでいただけるように頑張りますね」
夏美「では早速入店っ！ ……カットですのー！」
恋「動画配信というのも中々忙しいものですね。しかし、私と二人きりで再生数が伸びるものでしょうか？」
恋「きな子さん達二年生と一緒の方がいいのでは……」
夏美「なーに言ってるんですの！ 時代は夏恋ってラブライブ板に書いてましたの！」
恋「そうなんですか」
恋「畳ですか、いいですね」
夏美「むむ、正座をしなきゃいけないですの」
恋「夏美さんは正座は苦手ですか？」
夏美「すぐに足が痺れちゃいますのー……」
恋「ふふっ、堅苦しい場でもありませんし、崩しても構いませんよ」ｸﾂﾇｷﾞﾇｷﾞ
夏美「限界までは頑張ってみますの」ｸﾂﾇｷﾞﾇｷﾞ
ツンッ
恋「……ん？」
「ぐふっ、んふっ！」
恋「店員さん？」
「ｺﾞ､ｺﾞﾁｭｳﾓﾝｵｷﾏﾘﾃﾞｼﾀﾗﾄﾞｿﾞｯ」
夏美「また後にしますの」
「ﾊｲｯｼﾂﾚｲｼﾏｯ」
恋「随分鼻声の店員さんでしたね」
夏美「きっと風邪ですの。最近寒いから……」
恋（しかし……綺麗な店内なのに掃除がされていないんでしょうか。さっきからずっと謎の臭いが……）
恋（夏美さんは気にしていないみたいですし、私の気のせいなんでしょうか？）
恋「では私はくず餅と苺大福を……」
恋（あまり食欲が湧きませんね……なんの臭いなんでしょうか）
夏美「ん……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
恋「おや、まさかもう？」
夏美「そのまさか……我ながら情けない足で嫌になりますの！」
恋「投げ出しても構いませんよ。誰も見ていませんし」
夏美「なっつー……恋さん優しいから好き、ですの」ｸｽﾞｼ
ツーンッ
恋「エンッ！！！！！」
恋「げほっ！ ぇげほぉっ！ ぉん……っ」
恋（足を崩した途端酸っぱ臭い香りが強まって……）
恋（ま、まさか……）ﾁﾗｯ
夏美「なっつー……もしかして恋先輩も風邪ですの？」
恋（この凶悪な臭いは夏美さんの足が原因……？）
恋「ち、ちがいまふよ」
恋（しかし今は動画撮影中……夏美さんの足が臭いなんて言ったら炎上してしまいます！）
恋「大丈夫れふから……あっ！」ｶﾞﾀｯ
恋（お箸が畳に……）ｽｯ
真っ黒な上に汗でじっとじとなオニ靴下足裏
恋「んぇっ！？」ｽｳｯ
恋（しまっ……思わず鼻で呼吸を……っ！！）
ムワァァァッ
恋「んげほっ！ うぇぇっ！！」ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ
夏美「なっつー！！ 酷い咳ですのーっ！！」
恋「ひゅ、ひゅこし、トイヘに行ってきまふ」
夏美「鼻をちーんってするですの。ちーんって」
恋（そんなことしたら死んでしまいます！！）
夏美「恋先輩行っちゃいましたの。心配ですの……」
どっちが強いのかって動画を見たな
恋「ふぅ……ふぅ……」
恋「鼻の中に臭いが焼き付いてる気がします……まだ酸っぱ臭い……」
恋「アホですか本当に。女がさせていい臭いじゃないですよ。あの可愛い顔でなんであんなに邪悪な臭いを……」
恋（戻らないと……しかし……）
恋「鼻にティッシュを詰めていきますか……」ｷｭｯ
夏美「注文した品は届いたけど……恋先輩が戻ってきませんの」
恋「おまたへひまひた」
夏美「あっ、恋先輩！ 戻って……なんですのそれはーっ！？」
恋「はなてっしゅです」
夏美「スクールアイドルが鼻ティッシュなんてしていいわけがないですの！！」
kwsk
この動画
https://youtu.be/slkVhgUE598
夏美「ちーん、の音は誤魔化すことが出来るからそれはやめてほしいですの……絵面がヤバいですの」
恋「……はい」ｽﾎﾟｯ
ツーーーンッ
恋「んふっっ！！」ﾋﾞｸﾝｯ
夏美「じゃあ恋先輩、早いところ和菓子を食べて帰りますの。あったかくして、ネギを首に巻いて寝たら風邪なんて一発ですの」
恋（こんな臭いの中で和菓子を食べなきゃいけないんですか！？）
恋（しかし食べなければ終わらない……）
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
ﾅﾝｶｸｻｸﾅｲ？
ﾅﾂﾊﾞﾉｺｳｼｭｳﾍﾞﾝｼﾞｮﾐﾀｲﾅﾆｵｲｽﾙ
恋（周りもざわついていますし……覚悟を決めなければ）
夏美「なっつー♪ 美味しそうですのー♪」
ありがと
夏美「んー♪ 甘くて美味しいですのーっ♪」
恋「ヨカッタデスネ」
夏美「恋先輩はどっちから食べますの？」
恋「くず餅から……」ｽｳｯ
恋「んぐふっ……」
夏美「ど、どうしましたの？」
恋「の、喉に詰まっただけです」
夏美「まだ食べてないのに！？」
恋（やはり食欲が……いや、案外大丈夫かもしれません）
恋（毒を喰らうと耐性が出来るように……この酸っぱ臭い臭いに少しずつ慣れてきました）
ツンッ
夏美「お味はいかがですのー？」
恋「ひゅ、酸っぱ甘いです」
夏美「酸っぱい……？」
恋「い、いえ！ 甘いです！ 甘くて美味しいです！」
夏美「それはよかったですのー♪」
恋（さっさと苺大福も食べて……）
夏美「ちょっと画角が……うーむ。そっちに行きますの」
恋「えっ？」
夏美「これで綺麗に恋先輩と苺大福を撮れますのー♡」ｽﾀｽﾀ
ムワァァァッ
恋「ちょっ、お……えげぇっ！？」
恋（臭いが強くなって……！！）
恋「ひゅー……ひゅー……ひょう、でふね」
夏美「では、恋先輩の実食！ ですのー！」
恋「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
恋「……あむっ」
恋「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ
恋「あっ、美味し」ﾂｩｩｩｩﾝ
恋「げほっ！！」ﾋﾞﾁｬｧｧｯ
夏美「きゃぁぁぁっ！？ 恋先輩が苺大福吐き出しましたのーっ！！」
恋（臭い、臭い、臭い、臭い！！）
夏美「恋先輩……そんなに具合が悪いんですの？」ｳﾙｳﾙ
恋「！」
恋（夏美さん……涙目になるくらいに私のことを心配してくれて……）
恋（それに比べて私は……足の匂い程度でオロオロし、あまつさえ苺大福を吐き出す始末）
恋（私のバカ！ おたんちん！ 実はサヤさんでシコってる！）
恋「大丈夫ですよ、心配してくれてありがとうございます」ﾆｺｯ
恋（心を落ち着かせなければ。心頭滅却すれば夏美さんの足もまた清らかなり）
夏美「収録はやめにして帰りますの……」
草、サヤさんは薄々分かってそう
夏美「恋先輩がそんなに具合が悪いなんて思ってなかったんですの。許してほしいですの……」ｸﾞｽｯ
恋「夏美さん……」
恋（泣かせてしまいました……私は先輩として失格です。きっともう二人で収録なんてしてくれないでしょうね……）
夏美「また、体調が良いときに一緒にデートしてほしいですの」
恋「！」
恋「はい、勿論です。今度は、一緒に楽しい動画を作りましょうね」ﾆｺｯ
恋「私も夏美さんのことは大好きですよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
恋（そうです。夏美さんは可愛い後輩なんですから）
恋（少々足から腐った塩辛の臭いがするくらいなんですか。それも受け入れるのが先輩というものです）
夏美「じゃあ今日は帰りますの。心配ですし、家まで送りますのー！」
恋「そこまでしていただかなくても……あっ！」ｽﾞﾙｯ
恋（畳に置いていた手が滑り、身体が前のめりに倒れる）
恋（顔の向かう先は、夏美さんの）
恋（じっとりと湿った、真っ黒な）
夏美「なつ？」
恋（足裏）
ムワァァァッ ツゥゥゥゥン
じとっ ぐちゅっ
ｽｳｯ
恋「ぁがぁぁぁげぇぁぁぁぁぁっ！！！」
夏美「恋先輩ぃぃぃ！？」
その後恋は……。
恋「夏美さん♡ 夏美さん♡」ｸﾝｸﾝ
夏美「恥ずかしいですの……」
恋「お"っ♡ 体育終わった後の夏美さんの臭いえっぐ♡ 足裏くっさいです♡」ｸﾝｶｸﾝｶ
夏美の匂いに脳をやられ、臭いフェチへと性癖スライドし、今では夏美の足裏を毎日嗅いでいる。
きな子「ところで冬毬ちゃんも足が臭いっすか？」
冬毬「失礼な。私は姉者と違って足裏は臭くありません」
マルガレーテ「腋と頭皮よね」
冬毬「マルガレーテ！！」ｷｯ
きな子「……なんで知ってるんすか？」
恋「夏美さん♡ 夏美さん♡ 大好きですよ♡」
恋「一生離れませんからね♡」
夏美「なっつー！！ 夏恋ってこういうことじゃない気がしますのー！！」
二人は一生一緒に幸せに暮らした。
かのんは金貯めて豊胸し、三船財閥は不渡りを出した。
終わり
元足臭民からのアドバイスだけど
足臭にはグランズレメディがまじで効くからオススメ
https://i.imgur.com/Gz3eCs6.jpeg
冬毬の話もみたい！乙！