聖良「……」ﾍﾟﾗｯ
理亞「テストの答案用紙？100点じゃん」
理亞「あれ！？この0なんか違和感ある……」
聖良「えぇ。私が自分で書き足したものです」
理亞「何でそんなことを？」
聖良「理亞に良き姉だと思われたくて」
理亞「なら本当の点数は？」
聖良「10点です」
聖良「……」
理亞「ね、姉様……」
聖良「さぁ、Saint Snow再び始動です！」
理亞「姉様ーー！！」
聖良「という事で再びSaintSnow結成しますよ！」
理事長「それはできません」
理亞「え？」
理事長「留年した生徒は部活動には入れません。卒業に専念してください」
聖良「……」
理亞「ね、姉様」
聖良「う、」
理亞「へ？」
聖良「うぉぉぉぉおぉぉぉん！！！！！！！」
理亞「」
聖良「ヤダヤダヤダ！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
理亞「姉様！床叩かないで！！」
理事長「そういう事だから学業に集中しなさい」
聖良「黙って聞いてれば……この、ブロッコリーでも食べてなさい！！」ﾌﾞﾝ
ｺﾃﾝ
理事長「あいたっ！！この……クソガキが…！！」
理亞「ちょ、もう行くよ姉様！！」
理亞「姉様……」
聖良「モグモグモグ！！！」
聖良「ゲフゥ……なんですか？」
理亞「卒業して、姉様」
聖良「……」
理亞「SaintSnowはもう終わり。私が1人になってスクールアイドルを始めたことは知ってると思うけどまだ今は仲間を集めてる最中なんだ」
理亞「私との熱量の差について来れなくなっていった人もいるけど、私は諦めない。絶対仲間を探してSaintSnowを超えるアイドルグループになってみせる」
理亞「落ち込んでいた事もあったけど私頑張るから。だから姉様も卒業して」
聖良「理亞………」
〜10年後ミュージックステーション〜
タモリ「へぇ〜そんな事があったんだ」
理亞「あの時姉様があんな事になって……私がもっと頑張らないとダメだと思ったんです。そのおかげもあって仲間も頑張って探して、ここまでこれました」
タモリ「今や理亞ちゃんは日本を代表するアイドルだもんね。姉さんには感謝もしなきゃねぇ」
理亞「それは本当にそう思います」
タモリ「それで姉さんは今何をしているの？」
理亞「………です」
タモリ「ん？」
理亞「高校生3年生です」
終わり
ダメ姉様が書きたかったんや。
卒業してくれ…！