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【SS】🆓ミア「皆の前で漏らしたら地獄になった」
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ミア「……」
ミア(何となく曲のイメージを考えながら部室でボーッとしてたけど……催してきたな)
侑「ミアちゃん、さっきからずっとボーッとしてるけど、考えごと?」
ミア「ン、まぁそうだね」
侑「何々? もしかして、新しい曲のこととか?」
ミア「Yes、ボクくらいになるとボーッとする時間もインスピレーションに繋がるのさ」
侑「そうなんだ……」
ミア「さてと……この閃きを形にすると……」
侑「ね、待って」
ミア「なんだよ……ボクは忙しいんだぞ」
ミア(というか、結構キてるんだよな……膀胱に)
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草
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侑「せっかくだから、そのインスピレーションの見出し方を伝授して欲しくて……」
ミア「ハァ? そんなの、自分で考えなよ。ボクだって理屈でどうこうしてるんじゃないんだよ」
侑「そこをなんとか! ほら、こう、少しでも意識してることとか!」
ミア「ないものはない!」
侑「え〜!?」
ミア(しつっこいな……! こっちは今結構頑張って堪えてるんだぞ! メンバー全員の前で『漏らしそうだからトイレ行かせて』なんて言えないし、そもそもそんなこと言ったら子犬ちゃんやらランジュが何言い出すかわかったもんじゃないし! だからCoolに去ろうとしてるってのに! この空気読めないバカベイビーめ!)
侑「じゃ、じゃあせめて今浮かんだイメージは、ボーッとしながら何を連想したとかない!?」
ミア「なっ……!」
ミア(ない、と言うのは簡単だ……けど、ここでないと言って、イメージを浮かべるのはテキトーさ! なんて言うのはボクの誇りが廃る……!)
侑「た、例えば今あそこでポーカーしてる栞子ちゃんとしずくちゃんとか? 丁度ミアちゃんの視線の先にいたよね!」
ミア(ぐぬぬ……! 確かに栞子としずくを見ながら考えてた……クソッ、なんでそんなとこだけ鋭いんだよ!)
ミア「……よくわかったね、そうだよ」
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期待
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いいぞもっとやれ
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侑「え? 当たり? やった!」
ミア「栞子としずく……どこかにていて、あの清楚な雰囲気なんかが新しい曲に繋がると思ったよ。
だからそういうイメージを纏めようと──」
侑「わかる! わかるよミアちゃん! 栞子ちゃんとしずくちゃんの組み合わせって、清楚な雰囲気と裏腹に──」
ミア(オイ! 人が話を切ろうとしてたタイミングでなんで自分の話に持っていくんだよ!)
歩夢「……」
にこにこ
ミア(しかもなんかベイビーちゃんの後ろにいる歩夢の笑顔が無駄に怖い! なんなんだよ! どういう笑みなんだよ! なんで黒いオーラを滾らせながらあんな笑顔出来るんだよ!)
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ミア「あぁもう、わかったわかった! 取り敢えずあとで! ボクは忙しいんだってば!」
ばしっ
侑「わっ」
ぽふ
ミア(やっとトイレに行ける……! 頑張れボクの足、がんばっ)
璃奈「ミアさん!」
ガシッ
ミア(は?)
璃奈「そういう突き放し方は、良くないと思う」
ミア「ちょっ、り、璃奈……?」
璃奈「侑さん、危うく頭から転ぶところだった」
せつ菜「……お忙しい気持ちも分かりますが、こういう時は穏便に言葉で説明しないと危ないですよ」
ミア「ま、待ってよ……頼むから、ちょっと、り、璃奈……その、手を離してよ」
璃奈「……離さない。ミアちゃん、何だかこの場から逃げ出そうとしてる」
ミア「い、いや、そうじゃなくて……!」
せつ菜「なんだか、顔が青いですよ?」
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ミア「えと、その……だからぁ……!」
せつ菜「震えてる……もしかして、何かやましいことがあるんじゃないんですか!?」
かすみ「えぇ〜? ミア子、なんか変なこと考えてたの〜?」
ミア「ち、違う! ボクは決してそんな、そんなこと考えてもしてもない!」
せつ菜「では、どうしてそんなに急いでいるのか説明くらいは出来ますよね?」
エマ「ミアちゃん、無理はしちゃいけないけど、少しくらいは教えてくれると嬉しいなっ」
彼方「そんなに切羽詰まるくらいのことなら、少しでも共有してくれた方が力になれるしねぇ」
ミア「い、いや、そんな、皆に教えることでもなくて……! り、璃奈! 頼むよ、手を離してよ!」
璃奈「……どうしても、私たちには言えないことなの?」
かすみ「かすみんたちのこと、そんなに信用できないの?」
ミア「だ、だからそんな大事じゃないんだってば! いい加減にしてくれよ!」
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ミア(まずいまずいまずいまずいまずい! 皆の視線が一斉に集まって……にょ、尿意もどんどん……! 限界だったのに、もっと、苦しくなって……!)
果林「大事じゃないのなら、そんなに言い淀むことはないんじゃないかしら?」
かすみ「そうですそうです〜!」
愛「ん〜、もしかして……ミアち、またスランプ?」
ランジュ「ってことは、ランジュの件のときみたいになってるってこと?」
せつ菜「だったら、私たちのことも頼ってください! ミアさん!」
ミア「だから違うんだってばぁっ!」
侑「……もしかして、私が相談したのが良くなかったの? それで怒ってるのかな、ミアちゃん」
ミア(8割君のせいだよ! けど、これ以上怒ってても、状況は悪化する! くそっ、くそっ! 漏らすくらいなら、最悪プライドを折った方がマシだ!)
ミア「だ、だから、ボクは……その、さっきからっ、と、トイレに行きたっ……!」
ちょろっ
ミア(あっ)
ちょろっ、びたたっ、びたびたびたびた……
ミア(あ、あ、あ、っ、あっ、終わった)
璃奈「えっ」
ミア「ぁ、ぁ、ぁああああああ……あは、あはははっ、ぁ、あぁ……」
びたびたたたたっ、ぴちょん……ほかほか
ミア「は、はははっ……」
ドサッ、びちゃ、ぬちゃっ……
ミア(終わった……14歳で、高校3年生なのに……ステイツじゃ大学生の、テイラー家次女で、神童のボクが……)
せつ菜「み、ミアさん、そ、その……」
ミア(仲間の前で、おしっこ全部漏らしちゃった……)
-
エマ「……」
彼方「……」
こくり
2人「っ!」
だっ
ミア(2人揃ってすぐに退出か……そりゃそうだろうな……こんな臭い空間、痛くないよな……)
璃奈「ぁ、み、ミアさん……その、ご、ごめんなさい……」
侑「り、璃奈ちゃんが謝ることじゃないよ! 悪いのは私だよ! ごめん、ミアちゃん!」
せつ菜「い、いえ! 事を大きくしたキッカケは私です! 本当に申し訳ありません! ミアさん!」
ランジュ「ら、ランジュも変な勘ぐりしちゃったわ……ごめんなさい、ミア!」
かすみ「か、かすみんだって部長なのに、ミア子が焦ってるの気付いてなくて……ごめん、ごめんなさい、ミア子!」
ミア(は、ははっ……なんだよこれ……これが地獄か?
皆の前で漏らして、直ぐに退出されて、同情されて謝られて……なんだよ、なんなんだよ……)
ミア「……」
-
ガラッ
エマ「皆! 手伝って!」
果林「エマ? その大荷物は……」
彼方「理由は説明できなかったけど、何とかしてかき集めてきたんだぁ。
取り敢えず、掃除するからミアちゃんは一回服脱いで、体拭こ? で、皆は部室の掃除と服の洗濯と、ミアちゃんの体拭くの手伝おっか」
ミア(2人とも……臭いが嫌で飛び出したりしたわけじゃなかったのか……でも、そうだよな……これだけ世話焼きな2人なら、そうだよな……)
愛「ほらミアち! 汚れちゃったし脱ご! 恥ずかしかったら愛さんも一緒に脱ぐから!」
果林「ほ〜ら、ミア。いつまでもそこにへたり込んでないで、脱ぎましょ。
大丈夫、皆怖くないわよ」
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優しい世界
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仲良し
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>>10
ごくり に見えた
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い
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い
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14歳のおしっこに興奮して脱ぎだす宮下愛こわすぎ
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い
-
ミア「……ありがとう」
すくっ、脱ぎ脱ぎ
彼方「脱いだ服はこの袋入れてね」
ミア「うん……」
歩夢「えっと、ミアちゃん、替えの服って持ってる?」
ミア「練習着ならある……けど、下着はない」
歩夢「そっか。なら、私予備で一組持ってきてるから、良かったらだけど使って」
ミア「……thank you」
エマ「全部脱いだね。じゃあ、これで体拭こっか」
せつ菜「手伝います!」
璃奈「私も」
ミア「うん……頼むよ」
拭き拭き
ミア(……全裸になって、皆の前で、体拭かれるなんて……どんな体験だよ。
テイラー家の次女が、何やってんだ……)
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俺はこういうssが読みたかったのかもしれない
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拭き拭き……キュッキュッ、シュッシュッ……
侑「よしっ」
歩夢「ミアちゃん、サイズ合ってる?」
ミア「……うん、問題ないよ。ありがとう、歩夢」
しずく「服は乾くまで少し時間がかかりそうですね……」
璃奈「出来るだけ早く乾かす」
ブオーッ
ミア「うん……急がなくてもいいよ、結局ボクが自分で汚したんだから」
かすみ「もう、そんな風に気に病んだりしないでよ、これは同好会皆の責任なんだから」
果林「そうよ。こういうときは『早くしてよね、全くもう』……なんて、少し怒ったっていいのよ」
ミア(……怒れるかよ、意地張って、無様に漏らしたバカにこんなことしてくれる、温かい皆に……)
栞子「……ところでミアさん、何か必要なものはありますか? その、喉が渇いていたりとか」
エマ「欲しいものがあったら言ってね、すぐに持ってくるから」
彼方「遠慮はしなくていいからね〜」
ミア「……じゃあ、お腹空いた」
ランジュ「あれだけ出せば、確かにお腹空くものね」
栞子「ランジュ」
ランジュ「ぁぅ、ご、ごめんなさい、ミア」
ミア「いや、事実だしいいよ」
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せつ菜「では、私が買ってきますね! あ、手作りがよければ作りま」
彼方「やめとけ」
ミア「……あの日、璃奈と一緒に食べたやつがいいな」
璃奈「ン、アレだね」
果林「アレって?」
璃奈「コレ」
果林「あぁ、あそこのお店のね……じゃあ、私が買っ」
ガシッ
エマ「やめとこ?」
ランジュ「ランジュが行ってくるわ! ついでに、皆も食べたかったら遠慮なく言ってちょうだい!」
歩夢「じゃ、じゃあ私も……」
エマ「うん。じゃあ〜……」
ミア(結局、ボクの分っていうより皆の分を買いに行くみたいになったな……)
ランジュ「メモはこれね、じゃあ行ってくるわ!」
栞子「私も行きます、いくらランジュでも、13人分は重いでしょうから」
ランジュ「きゃあっ、ありがとう! 栞子! 持つべきは友達ね!」
ミア(友達……か)
-
い
-
────
ミア(その後は、ランジュと栞子が買ってきてくれたハンバーガーセットを皆で食べて……ボクが何をしでかしたなんて忘れるように、明るい空気になって、ボクもそれを楽しんで、まるでパーティーでもしたかのような1日を過ごした。
そして、ボクは────)
ミア「……」
ゴウンゴウンゴウンゴウン……
ミア(乾いた制服を壁にかけて、寮の部屋に戻るまで着ていた練習着と、歩夢の下着を洗濯にかけた。
これで、今日が終わる……明日からは、今日のことを忘れたような1日が始まる。
……けれど、それは怖い。
明日が来るのが怖くて、怖くて仕方ない。
皆がボクを見る目を変えてしまったら、もう昨日までみたいな見方をされなくなったら。
ボクは、怖い)
ミア「……」
タプタプ
ミア「……はぁっ」
コンコン
ミア「……来てくれたんだ」
ガチャッ
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エマ「うん、ミアちゃんが不安そうだったから」
ミア「……うん、不安だったよ。
来てくれてありがとう、エマ」
エマ「なにが不安なのか、とか、聞かせてくれるかな? あ、それとこれ飲む?」
ミア「うん……ゆっくりになるけれど……」
ミア(ボクは、自分が怖かったことを、不安に思っていたことを、エマの持ってきてくれたミルク片手に全て話した)
エマ「そっか……確かに、怖くなっちゃうよね。
自分が何かしちゃったとき、皆からどう見られるか変わっちゃわないか、って……果林ちゃんもよく言ってた」
ミア「……普段、あんなに堂々としてるのにかい」
エマ「うん。多分、きっとランジュちゃんや、かすみちゃん……普段堂々としてる皆でも、ちょっとそう思ってたりするのかもしれないよ」
ミア「……そっか。皆、ボクと同じなんだな」
エマ「けど、皆と同じだからって怖いのが晴れるわけでもないかもしれないし……そんな時は、私が受け止めるよ」
ミア「エマ……」
エマ「大丈夫だよ、ミアちゃん。
私にとっては、ミアちゃんは変わらないから」
ミア「……ぅっ、くっ……エマっ!」
抱きっ
エマ「よしよし……」
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ミア(ボクを抱きしめてくれたエマは、何よりも暖かくて……母親のような温もりと、父親のような頼もしさがあった。
ぽかぽかとするその優しさに、ボクは心の底から安心しきって────)
ミア「ン……あ、あれ……ここ、ボクのベッド? それに、もう朝?」
ふにゅ
「ん……」
ミア「わ、え、エマ? ってことは……」
ミア(ボクが寝落ちして、エマは添い寝してくれてたのか……)
ミア「……thank you、エマ」
チュッ
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ミア(……もう、怖くない。
きっと、皆ならエマみたいにいつも通り接してくれる。
ボクのことを笑いものにも、いないものにもしない。
テイラー家の次女じゃなくて、ボク個人──ミア・テイラーとして、扱ってくれるから。
皆の温かさを地獄だなんて言うのは、ボクがそう思ったから。
皆の対応がどうかなんて、感じるボク次第なんだから!)
おしまい
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テイラーのお漏らしってなんか良いよねって思って深夜テンションで書き始めたけど漏らしてからは手探りすぎてこんな感じになり申した
見切り発車が過ぎる
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見切り発車とは思えない綺麗なまとめ方
よかったよ
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いい話だった(か)なあ
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謎の性癖に目覚めなくて良かったw
乙
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テイラーのlemonade
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い
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おつでした
エマに股間を拭き拭きされて何かに目覚めるミアの話は無いんですか?
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い
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い
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い
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い
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い
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