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ミア「だ、大凶……」ガクブル
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エマ「あ、果林ちゃんとミアちゃん来たみたい。」
ミア「やあ、彼方、エマ。元気にしてたかい?」
果林「お正月なのにお邪魔しちゃって悪いわね、彼方。エマは昨日から来てるんだっけ?」
エマ「そうなんだ〜。お友達もこの時期は地元に戻っちゃう子も多くて、彼方ちゃんに連絡貰ってすぐに来ちゃったんだ〜。」
彼方「お母さんは仕事だし、遥ちゃんは東雲時代のメンバーと旅行に行ってるから、彼方ちゃん一人だったからみんな来てくれて嬉しいのです。それじゃ、彼方ちゃんはお雑煮の準備するからテレビでも観て待ってておくれ〜。」
エマ「私も手伝うよ、彼方ちゃん。」
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果林「それにしても、ミアが紅白歌手とはねぇ……。最近テレビでもずっと出ずっぱりだったみたいだし、お疲れさまね。」
ミア「ああ、やっとまとまって休みが取れたよ。でも、昔からの日本のアーティストの憧れの番組に出演できて最高だったよ!」
彼方「彼方ちゃんたちも観たよ〜。感動して泣いちゃったんだぜ〜。」
エマ「ミアちゃんの歌でみんなが感動してて、何だか私たちまで嬉しくなっちゃったよ〜。」
ミア「ありがとう。でも、今こうしてアーティストとして活動出来てるのは同好会のみんなのお陰だから、感謝してるよ。」
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エマ「お雑煮できたよ〜」
彼方「お待たせ〜、ちょっとだけどおせちもあるから食べてね〜。」
ミア「これが日本のお雑煮ってやつかい?初めて食べるよ!」
果林「私もこっち来てからなかなか食べることなかったから久しぶりね。」
みんな「いただきまーす」
果林「出汁が効いてて美味しいわ。彼方、さらに料理上手くなったんじゃない?」
彼方「えへへ〜、褒めてもお餅くらいしか出ないんだぜ〜。」フフン
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ミア「ハムッ……この黄色いの甘くてすごく美味しいよ、sweetsみたいだよ!」
エマ「それ、私も手伝ったんだよ〜。栗きんとんって言って、お金持ちになれるっていう縁起物なんだよ。」
果林「あら、エマよく知ってるのね。」
エマ「うん、おせち料理ってそれぞれに意味が込められてて面白いよね。」
彼方「見た目も華やかだし作ってても楽しいよねぇ〜。」
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みんな「ごちそうさまでした。」
果林「ごはん食べたし、どこか出掛ける?初売りはどこもまだみたいだけど……」
彼方「初詣でも行くかい?」
エマ「いいね〜、行こう行こう〜。」
ミア「はつ、もうで……?何だいそれ?」
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果林「お正月に神社やお寺に行って神様仏様にご挨拶するのよ。あと大きい神社なんかは参道に出店が出てたりしてお祭りみたいで楽しいわよ。」
彼方「いいねぇ、彼方ちゃんはりんご飴が食べたいなあ〜。」
エマ「わたしは綿あめが食べたいかな〜。ふわふわでボーノなんだ〜。」
果林「……まあ中にはそっちの方が目当ての人もいるわね……」
ミア「まったく、仕方ないなあ、二人とも。」
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〜神社〜
ミア「どれも美味しそうで最高だよ!次はあっちの通りに行ってみようよ!」(左手に唐揚げ)(右手は焼き鳥)
果林「ふふっ、ミアってばやっぱり子どもね。」ヒソヒソ
エマ「普段お仕事でなかなか羽目も外せないだろうしね〜」ヒソヒソ
彼方「ミアちゃ〜ん、続きはお参り終わってからにしようね〜。」
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彼方「おぉ〜、彼方ちゃん大吉〜。」
果林「私は末吉ね。まあ、これから上がっていくって考えれば悪くないわね。」フフン
エマ「わたしは吉だったよ〜。『焦らず待てば幸福になるでしょう』だって〜。」
果林「もう、二人とも私より先に結婚とかやめてよ?……そういえばミアは……?」
ミア「……ど、どうしよう……?」
果林「うん?どうしたのよ?」
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ミア紅白すごい
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ミア「だ、大凶……。これって『Super hard luck』ってことだよね……?」ガクブル
彼方「どれどれ?病気・長引く、旅行・控えよ、待ち人・来ない……おぉ、これはなかなか……」
果林「だ、大凶なんて本当に入ってるのね……初めて見たわ。隠し事は災いの元……ミア、何か隠してるの?」
ミア「隠し事なんてしてないよ!!そんなことよりこれ、どうすればいいのさ!!」
エマ「悪いおみくじは結んで帰るといいんだよ、ミアちゃん。」
ミア「What?……結ぶっていったい……」
エマ「こっち来て?」
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エマ「こうして……細く畳んで……」ムスビムスビ
エマ「こうすると神様がいい運勢に変えてくれるんだよ。だからきっとミアちゃんも大丈夫だよ。」
ミア「Wow!! ありがとうエマ、助かったよ!」
彼方「本当にエマちゃん、よく知ってるよねぇ〜」
果林「えぇ、何なら私たちより日本人らしいんじゃないかしら。そういえば、神社といえば人が書いた絵馬とかついつい見ちゃうわよね。」ペラペラ
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流石世界に轟くテイラー家だ
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彼方「ええ〜、やめなよ〜。バチが当たっちゃうかも……」
果林「ちょっと見るだけよ、そんな……」
ペラッ
『私だけの侑ちゃん。』(極太筆文字)
果林「ヒッ……」アオザメ
彼方「あれ、どうしたの?果林ちゃん?」
果林「な、何でもないわ……!そうだ、彼方、あなたりんご飴食べたいって言ってたわよね、行きましょう!!」スタスタ
彼方「う、うん。」キョトン
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呪具化しそうな絵馬だな……
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〜再び近江家〜
果林「晩ごはんまでご馳走になっちゃって悪いわね、彼方。」
彼方「全然気にしないでおくれ〜。まさか帰りに寄ったスーパーの福引でカニが当たるなんて思ってもみなかったよ〜。」
エマ「さすが大吉だね〜。それにしてもこんな立派なカニ初めてだよ〜。」
ミア「う〜ん!Delicious!! 甘くて最高だよ!!」パクパク
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果林「そういえば、お正月といえば特番が多いけど今は何がやってるのかしら……」リモコンポチポチ
『ミシュランのすき焼きですからねぇ、一流の皆さんなら分からないわけがない……』
彼方「ああ、これ面白いよねぇ〜。」
エマ「間違えると画面から消えちゃうやつだよね。」
ミア「……ね、ねぇ!!他の番組観ない??」アセアセ
彼方「おや、ミアちゃん、どうしたんだい?顔色が……」
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歩夢は相変わらずだなぁ
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『絶対アカンのカンガルーの肉を選んだら即消えますから……』
『続いては昨年の紅白にも出演したこの方、ミア・テイラーさんです。』
『こんなの簡単さ、子犬ちゃんでも分かるね』ドヤァ
『間違えたら即消えますけども……』
『ボ、ボクは紅白artistだぞ!!こんなの簡単さ!!』
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彼方「これは面白くなってきたねぇ。」
果林「こんな丁寧な前フリ、芸人でもなかなかしないわよ。」
エマ「さすがにカンガルーのお肉は分かると思うなあ〜。」
ミア「あ、当たり前だろ!こんなの間違えるやついるわけないから、チャンネル回そうよ……!」(ヤケクソ)
彼方「うおぉ、さすがQ4のナチュラルサディスティック、エマちゃん……」
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あっ…
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テイラー……お前……
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〜番組終了後〜
ミア「うぅ……恥ずかしい。消えて無くなりたい……」シクシク
果林「実際、消えて無くなってたじゃない。」
彼方「果林ちゃん、全然フォローになってないよぉ。」
エマ「面白かったから大丈夫だよ〜。」
ミア「ボクはお笑い芸人になりたいわけじゃないんだよ……!!」
おしまい
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おまけ
ピコン
ミア「うん?メッセージ?」
かすみん☆:子犬ちゃんだってすき焼きの食べ比べできますけど??
ミア「だぁ〜、もう煩いなあ!これだから子犬ちゃんは……」
高咲侑:ミアちゃん、明けましておめでとう笑
ミア「ベイビーちゃんは普通の挨拶か……って何だよこの絵文字は!!」バーン
ーー少なくとも旧同好会メンバーの間では紅白より反響が大きかったという。
本当におしまい
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ミア、この一件でバズってどんどんそういう番組とかに呼ばれて「ポンコツだけど歌上手い人」みたいな印象が世間に根付きそう
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ミア映す価値なし
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秀ちゃんはカンガルー肉食べたことあるのかな
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卒業後も仲よさそうでいいね
……2年生編もある?
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