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【SS】彼方「お雑煮パーティーだよ〜」🆓
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虹ヶ咲学生寮にて
エマ「果林ちゃん、起きてー!」
果林「冬休みよ…もうちょっと寝かせてエマ…」
エマ「今日は元日だよ!『一年の計は元旦にあり』だよ!」
ランジュ「日本のお正月を思いっきり楽しむわよ!」
ミア「まったく、New year dayくらい静かに過ごさせてよ」
(数分後)
エマ「じゃあみんな、せーの!」
「あけましておめでとうございます」
「新年快楽!」
「Happy new year!」
「Buon anno!」
果林「ふふっ…みんなバラバラじゃない」
彼方「私達らしくて良いよね〜」
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果林「彼方!?なんでここに?」
エマ「私が呼んだんだよ!」
彼方「彼方ちゃん、皆のためにお雑煮を作ったのです!」ドヤッ
エマ「醤油仕立ての出汁に細切れの鶏むね肉とほうれん草、焼いた角餅が入ってるんだね」
エマ「うーん!優しい味でボーノ!」
彼方「彼方ちゃん特製、近江家風雑煮だよ!」
ランジュ「でも何だか貧相じゃない?」
ミア「ちょっ…ランジュ!」
彼方「彼方ちゃんのお家は貧乏だから…というわけじゃなくて、東京のお雑煮はみんなこんな感じなんだよ〜」
果林「えっ?お雑煮って白味噌に丸餅じゃないのかしら?」
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彼方「八丈島のお雑煮って白味噌なんだ!関西みたいだね」
果林「その昔、京都から流されてきた流人が伝えたみたいよ」ドヤッ
彼方「流石ライフデザイン学科!果林ちゃんは物知りだね〜」ナデナデ
果林「って…そんな子供扱いしないで!」
エマ「私達の地元にはお雑煮は無いんだよね〜」
ランジュ「せっかくだし、ランジュ達でオリジナルのお雑煮を作ってみたいわ!」
彼方「いいね〜お雑煮は家の数だけ種類があると言われてるくらいだし、新しいお雑煮を作ってみようよ!」
ランジュ「そうと決まれば早速SPに食材を用意させるわ!」
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お雑煮だー
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30分後
ランジュ「早速食材を用意したわ!」
ミア「相変わらず強引だなぁ…」
ミア「こ、これはSPAMじゃないか!日本でも手に入るのか!」
エマ「こっちはスイスのラクレットチーズだ!」
彼方「これは本格的…!彼方ちゃん、腕がなるぜー!」
璃奈「すごい…私もオリジナル雑煮、作ってみたい」
ミア「璃奈!なんでここに!」
彼方「私が呼んだんだよ〜璃奈ちゃん、お正月も家で一人なんだって」
エマ「璃奈ちゃん…寂しかったね」ギュッ
璃奈「エマお姉ちゃん…」
ミア「あっ!エマ、ずるいぞ!僕も璃奈とハグしたい!」
歩夢「こんにちは!明けましておめでとうございます!」
果林「あら、歩夢も来たのね」
歩夢「はい。その…お雑煮パーティーをやるって聞いて」
侑「美味しいものを食べられるって聞いて来たんだよね、食いしん坊の歩夢も可愛いYO!」
歩夢「もー!侑ちゃん!」プクー
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楽しそうでいいねえ〜〜〜
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彼方「みんなの家のお雑煮はどんな感じ?」
歩夢「醤油のすまし汁に鶏肉と三つ葉を入れる感じかな」
侑「うちはかまぼこを入れるよ」
璃奈「無い…」
彼方「えっ?」
璃奈「私、お正月も家で一人だからお雑煮は作らない」
彼方「そっかあ…じゃあ璃奈ちゃんもオリジナル雑煮を作ってみる?」
璃奈「作ってみたい!何だか楽しそう」
彼方「璃奈ちゃんの好きな食べ物は?」
璃奈「うーん…甘いもの全般?」
彼方「ひらめいた!だったら、あれを作ろう!」
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数分後…
璃奈「甘いあんことお餅…璃奈ちゃんボード『美味しすぎ!』」
璃奈「でもこれってお汁粉なのでは?」
彼方「これは小豆雑煮だよ。山陰で食べられていて、ちゃんとお雑煮なんだよ!」
璃奈「せっかくだしもう一味加えたい…そうだ、生クリームをかけてみよう」
彼方「いいね〜美味しそう」
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エマ「できた!ラクレットチーズお雑煮だよ!」
ミア「うっ…相変わらずすごい臭い…」
エマ「ラクレットチーズを牛乳に溶かして、そこにお餅を入れたんだ〜」
彼方「ちょっとアクセントが足りないかなぁ…そうだ!」
彼方「ブラックペッパーをかけてみたよ」
エマ「チーズの旨味と胡椒の風味がマッチしてとってもボーノ!」
果林「とんでもなく濃厚なお雑煮ね、美味しいけどちょっと胸焼けしそう…エマらしいお雑煮ね」
歩夢「これ、すっごく美味しい!おかわり!」
侑「いっぱい食べる歩夢…可愛いなぁ!」
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もしかしてくさやの人?
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>>10
寮生4人組メインのお話ですが、くさやの人ではないです
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ランジュ「見ていなさい!ランジュがスペシャルなお雑煮を作るわよ!」
数時間後
エマ「なかなか出来ないね〜」
ミア「ランジュのやつ遅いじゃないか、ボクの方が先に出来たぞ」
果林「コンソメとケチャップの出汁にスパムとソーセージ…なんだかとってもジャンキーなお雑煮ね」
ミア「失礼な!慣れ親しんだ味が一番美味しいんだよ。」
彼方「でも何だか物足りないな〜」
せつ菜「例えばタバスコ入れてみるとかどうでしょう?」ドバーッ!
彼方「うわぁ!!!せ、せつ菜ちゃんどうしてここに!?」
せつ菜「なにやら面白そうなことをしていると聞きまして駆けつけました!料理は独創力ですね!」
歩夢「いやダメダメダメダメ!お雑煮にタバスコなんて絶対違うよ!」
ミア「これ、美味いぞ!」
彼方・歩夢「「!?」」
ミア「スパイシーなタバスコがアクセントになってとってもyummyだ!」
せつ菜「でしょうでしょう!この調子でオリジナルお雑煮を作りますよー!」
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さらに数時間後
ランジュ「まずはスープができたわ!彼方、味見してみて!」
彼方「どれどれ…」
彼方「ひゃっ!!!!んほぉぉぉ💜💜💜!!!」ビクンビクン
果林「彼方が絶頂して気絶したわ!ランジュ、貴方何を作ったの!」
ランジュ「佛跳牆よ」
歩夢「佛跳牆!?」
侑「知ってるの歩夢!?」
歩夢「佛跳牆は中国の超高級スープだよ…
歩夢「干しアワビ、干し貝柱、フカヒレ、干し海老、するめ、干しナマコ、干しシイタケ、朝鮮人参、豚の筋肉、鶏肉など数十種の原料から作られていて、修行僧も垣根を越えて跳んでくると言われている逸品たよ…」
歩夢「彼方さんの庶民的な舌にはあまりにも強すぎる旨味だったんだ…」
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歩夢のチクチク言葉
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お雑煮に本気出しすぎてるな……
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うちのお雑煮、彼方ちゃんの家と同じで嬉しい
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ランジュ「まだまだお肉が全然足りないわ!」
ランジュ「イベリコ豚のチャーシューと近江牛のローストビーフを乗せるわよ!」
果林「これ、一杯あたりいくらかかるのかしら…」
エマ「私にも一口ちょうだい!」
ランジュ「もちろん!ランジュ特製スペシャルお雑煮をたっぷり味わいなさい!」
エマ「わーい!はむっ!」
エマ「」ガタッ
エマ「Dio mio!!!Grazie per avermi dato questo cibo!!!」ブルンブルン
果林「エマがトランス状態になったわ!ランジュの料理、恐るべしね…」
ランジュ「きゃあっ!みんな喜んでくれて嬉しいわ!」
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ブルンブルン←🤔
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せつ菜「できました!!!優木せつ菜特製お雑煮です!」ペカー
見た目と臭いがゲロのような物体「」
ミア「うっ…なんだこのbad smellは!?」
璃奈「璃奈ちゃんボード『オエー!』」
歩夢「…ちなみに、どうやって作ったのそれ?」
せつ菜「はい!!!隣でランジュさんが色々なものを混ぜてスープを作っていたので、私も真似をして究極のスープをつくりました!!!」
せつ菜「まず、生魚を丸ごとミキサーで粉砕してそこに粉砕したセロリとほうれん草を…」
歩夢「」
彼方「ううっ…何だかとってもいい夢を見てた気がするんだぜ」
せつ菜「彼方さん起きたんですね!早速私の料理を味見してみて下さい!」
彼方「い、いやっ、ムグッ!(せつ菜の料理を無理やり口に押し込まれる音)」
彼方「」バタッ
璃奈「へんじがない、ただのしかばねのようだ…」
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悲鳴すら出す暇なく倒れた……
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リスキルしやがった!
しかも天国から地獄へ!
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せつ菜「気絶するほど美味しかったみたいですね!!!他に食べてみたい人いませんか!!!」
ランジュ「ランジュが食べるわ!」
果林「ランジュ、流石に止めたほうが…」
ランジュ「はむっ…ンンッ…マ゜ッ!ア゛ッ!↑」ビクンビクン
エマ「ランジュちゃん!大丈夫!?」
ランジュ「強烈な生臭さに魚の内臓の苦味と野菜の青臭さ、後から強烈な辛味が襲って来たわ…」バタン
せつ菜「流石ランジュさん!!!隠し味のタバスコに気づいたんですね!!!」
せつ菜「皆さん!!!遠慮せずもっと食べて下さい!!!」
歩夢「折角作ってくれたんだから、まずはせつ菜ちゃんから食べてよ!」
せつ菜「そうですか、ではお言葉に甘えて…はむっ」
せつ菜「ヴォォォォェエエエエエ!!!!」
その後、せつ菜、彼方、ランジュは新学期から学校を休むことになり、せつ菜は栞子に反省文を書かされたのでした(完)
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あぁっ急にエンジンかけてフルスロットルでオチた!
乙
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自分の料理でもダメージ受けるタイプのせつ菜ちゃんで助かった
面白かったです乙
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乙
面白かった
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爆破オチだろこれ
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彼方さんの庶民的な舌は草
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<削除>
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<削除>
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乙
安定のせつ菜に泣いた
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絶対せつ菜来ると思ったわ
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