綴理「んー……」
綴理「……寒い。」
さやか「そうですね、今日の金沢はとっても寒いみたいです。」
綴理「布団から出られない……」
さやか「何言ってるんですか、遅刻しますよ。」
綴理「……」
綴理「さや、一緒に布団入ろ？」
綴理「温めて？」
さやか「……」
綴理「さや〜……」
綴理「さや……さむいよさや……。」
綴理「このままだとボクは凍えてしまいそうだ……」
綴理「さや……」
さやか「……10分だけですからね。それ以上は本当に遅刻してしまいますから。」
綴理「わーい、さやありがとう。」
さやか「もう。」
綴理「じゃあ、ほら。さや、おいで？」がばっ
さやか「……おじゃまします。」
ごそごそ
もぞもぞ
綴理「おー、さやのおかげであったかくなった。」
さやか「制服のままだとしわになっちゃうかも………」
綴理「大丈夫、しわしわのさやもかわいいよ？」
さやか「しわしわの私ってなんですかしわしわって。」
さやか「はい……」ごそごそ
さやか「…………っ」
綴理「さや？」
さやか「綴理先輩の顔が近くて、びっくりしました……。普段、こんなに近づくことは無いので。」
綴理「おー確かに。ボクもさやの顔が良く見える。」
さやか「恥ずかしいのでそんなにじーっと見ないでください……」
綴理「えー、さやもボクのこと見ていいよ？お見合いだ。」
さやか「お見合いって、ふふ。」
さやか「……綺麗。」
さやか「…………なんでこんなきれいな、お人形さんみたいに。」
さやか「でも……」さわ
さやか「触れると確かにあたたかくて、やわらかくて、優しくて……」さわさわ
綴理「……さや？」
さやか「……ああ！ごめんなさい！つい、お顔に触れてしまいました！」
綴理「ん－ん、いいよ。さやの手、あったかくてきもちいい。」すりすり
さやか「綴理、先輩……」
綴理「さやのてー」すりすり
綴理「さや、これ……ばんそうこう？」
さやか「あっ、これは、その……」
さやか「今日は久し振りにお弁当を作ったので……その、張り切りすぎちゃって……」
綴理「おー、大丈夫？」
さやか「はい、少し切ってしまっただけですから。」
綴理「そっか……」
綴理「……」すりすり
綴理「…………」ちゅ
さやか「綴理先輩っ、なにを！」
綴理「かわいいかわいいさやのて。」ちゅ
綴理「ボクのだいすきなさやのて。」ちゅ
綴理「いつもありがとね、さや」
さやか「……はい。」
さやか「あの……綴理先輩。」
綴理「？」
さやか「私にも……触れていいんですよ？」
綴理「いいの……？」
さやか「はい。」
綴理「ボクが触っても……壊れない……？」
さやか「私はそんなことで壊れたりしません。」
さやか「綴理先輩が優しいことはよく知っていますから。」
さやか「それに。」
さやか「私も触れてほしいんです。綴理先輩に。」
さやか「だから……」
さやか「ん……」
綴理「さやだ……」さわさわ
さやか「はい、私ですよ。」
さやか「綴理先輩が触っても壊れないでしょう？」すりすり
綴理「うん。」さわさわ
さやか「んー……」すりすり
さやか「綴理先輩が伝わってきます。」すりすり
綴理「うん……。」
さやか「……そのときは、私もしわしわですね。」
綴理「……うん。」
さやか「もちろんですよ。しわしわになっても、私たちはDOLLCHESTRAです。」
綴理「ん、ありがと。約束だよ。」
さやか「あ……」
綴理「アラームだ。」
さやか「もう、10分経ってしまったんですね……」
綴理「そろそろ起きなきゃ遅刻しちゃうね。」
さやか「そう、ですね……」
さやか「……」すりすり
綴理「さや？」
綴理「！」
さやか「お返しです。」
綴理「……。」
綴理「さやも結構、大胆だよね。」
さやか「ふふ、誰に似てしまったんでしょうか。ずっと隣にいてくれる人のせいかもしれません。」
綴理「……もうちょっとだけこうしてたいな。」
綴理「いい？」
さやか「……あと5分だけですよ？」
綴理「ふふ、ありがとさや♡」
さやか「はい♡」
脳が再生した
今はズームでも受講出来ますね、これで安心です
花丸よっ！
綴理からさやかさんの匂いがするわね……
🤔？