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「新入生は日野下花帆くん」√慈
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/06/15(月) 14:54:32 ID:s0xJucR2
とってもいい天気。
窓から覗く日差し。ぽかぽかのお日様。
最高の目覚めだったけど、絶対におかしな光景。
どうして実家の私の部屋?
花帆「なんで寮じゃ……あ、あれ?」
もう一つの違和感。
壁には何故か学ラン……男の子用のものがかけられていた。
どうして?
気になって近づいていく、その前に。
鏡に映ったあたしの姿。
花帆「え……へ、へぇ!?」
髪は短く、胸は平坦。
そこに映る人を、それでも脳はあたし自身だと言っている。
可愛げな顔を──自画自賛?──しているけれど、そこに映るのは……間違いなく男の子だった。
花帆「なっ……なんじゃこりゃ〜〜〜!?」
50
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/07(火) 23:40:16 ID:30u4.s32
花帆くん、完全に性に目覚めちゃったね
こうなると他の子たちにも欲情し始めちゃってるよ絶対
51
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/08(水) 00:32:23 ID:PD....bI
☆☆☆
その夜。
あたしは慈センパイを待っていた。
ご飯もお風呂も済ませて。
これからする事を、想像して。
体験をしているから。
今夜はどんな事をしてしまうんだろうって、考えていたら……。
花帆「あ……!?」
まだ慈センパイが来てもいないのに。
あたしの身体はもうその気になってしまって。
もう大きくなってしまった。
そんなタイミングで、ノックの音。
花帆「わわっ、や、ちょっと……!」
こんなところを見られたくない。
こんなの、あたしがいやらしい子みたいだ……。
慈「やほ〜、きたよ……あれ、なんで布団に包まってるの」
もちろん、あたしのコレを隠すためだった。
52
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/08(水) 07:13:27 ID:PD....bI
慈「……大丈夫? なんか体調良くない?」
自然に心配してくれて、なおさらあたしは隠したくなる。
慈「今日結構暑かったし、ちょっと元気ない感じだったりする?」
むしろ元気いっぱいなんだけど、もうあたしは何も答えられない。
53
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/09(木) 00:31:46 ID:EMDLO5E6
慈「ねぇ花帆くん、本当に大丈夫? もしかして喋るのもキツイくらいな……? き、救急車とか呼ぶ!?」
花帆「あっ、い、いやそういうわけじゃ……!」
こんな事で救急車なんて呼ばれたらそれこそとんでもない事になる。
慈「うわっ、急に動かれたらびっくりするじゃん! ……でも元気が無いわけじゃ、ない?」
花帆「あ、す、すみません。……体調が悪いとかじゃなくて……!」
思わず立ち上がったときに。
隠す事も忘れてしまって……。
☆☆☆
話を聞けば、私が来るって意識しただけで勃起しちゃって。
それが恥ずかしくて隠していたと。
慈「も〜、だからってあんな風にうずくまってたら心配するでしょ!」
花帆「ごめんなさい……」
54
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/09(木) 00:39:40 ID:EMDLO5E6
慈「ん、でもっ、さ〜」
花帆「わっ……」
花帆くんを抱きしめてベッドに倒れ込む。
慈「嫌じゃないって事が分かったのは、良かったかもね」
花帆「あ……」
☆☆☆
慈センパイに抱きしめられてると。
あぁ、これからえっちな事するんだと。
頭がもうそれしか考えられなくなる。
慈「んじゃっ、今日は〜……そだ。花帆くんさ、口でしてみても良い?」
55
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/09(木) 07:35:46 ID:EMDLO5E6
花帆「口って……」
慈「あれだよ、ほら。フェラチオってやつ」
そう言って慈センパイは、あたしのパンツまでおろして、その臭いを嗅いでいる。
慈「ちゃんとあらってるからかな、変な臭いとかはしないね」
56
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/10(金) 00:39:42 ID:RTUXISTU
慈「それじゃあちょっと失礼して……」
いきなり大きく口を開けて、咥えてきて……。
花帆「いたっ!?」
慈「へ?」
おもいっきり奥歯あたりで亀頭を挟まれた。
思わず大きい声出しちゃった……。
慈「うぇ〜、ごめんごめん。そっか、歯が当たったら痛いんだ……うーん、感覚でやってみるつもりだったけどダメか」
うーん、と少し悩んだ後、慈センパイはスマホで何かを検索していた。
慈「ふんふん……唇で覆う感じ……」
花帆「……勉強しながら実践してます!?」
慈「おうよ! ちゃんと気持ちよくなってほしいからね」
57
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/10(金) 00:54:18 ID:RTUXISTU
慈「こう、かな……」
花帆「う……」
今度は前歯も唇で守られてて、舌の上で全体を包まれてるみたいだ。
口内の温もりと、舌のザラザラ感。
何よりセンパイに、こんな事してもらってるってだけで……。
慈「ぉ、いいふぁんしなのかな……」
58
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/10(金) 13:28:56 ID:llCjRcmg
明日明後日はBGPを楽しみましょう。
59
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/13(月) 01:37:06 ID:rLFdWKP.
本当にこんな事良いのかなって気持ちと。
そんな事を考えられないくらい気持ちいい。
ちょっとやり方を変えるだけでこんな事になるんだ。
慈(良い顔……♡)
花帆「あ、ぁ……っ!」
60
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/13(月) 01:39:04 ID:rLFdWKP.
Day2、ドリビリ銀テ取れたので良かったです。
明日再開。
慈のあとは泉です。
61
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/13(月) 08:40:46 ID:07mAmeFc
>>60
まだ√やってないのは泉とセラスと姫芽の瑠璃乃の4人でしたっけ?
暑くなってきたので体調を崩さないで下さいね。
62
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/13(月) 23:39:38 ID:rLFdWKP.
☆☆☆
唇を噛み締めて何かに耐えている。
その顔を見ると、耐えられないようにしてやりたくなる。
慈(ほらほら、負けろ負けろ〜……)
花帆「うぅ……!?」
おっ、息が荒くなってきた。
そろそろかな……?
慈「って、んぶっ……!?」
花帆「あっ、ぁっご、ごめんなさいっ……!?」
口いっぱいにえぐみが広がる。
慈「ん、む〜💢」
63
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/13(月) 23:44:50 ID:rLFdWKP.
口から溢れないように離すけど、たくさん出しやがって〜……。
慈「ひぃっふ!(ティッシュ!)」
花帆「はひ……?」
慈「ひぃっふ!💢」
とろけてんじゃねー!
☆☆☆
慈「べっ……」
花帆「ご、ごめんなさい慈センパイ……」
慈「ん……まぁ、今回は許したげる。でも次はちゃんと出る時は言ってよね!」
64
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 00:08:34 ID:DOidb9cs
☆☆☆
☆☆☆
少し日が進んで。
あたしたちは夏休みに向けて新たな計画を立てていた。
慈「海で特訓だ〜!」
まぁ、いつものやつだよね。
説明も不要かもしれない。
慈「かほく〜ん? 皆もいるんだからさ、我慢しなよ〜?」
花帆「もう、出来ますよ。そんな見境ないわけじゃないないんですから!」
そう、何気なく会話しているけれど。
あたしと慈センパイは、変わらず……夜になればそういう事をしている。
でも夜だけだ。
特に決めているわけじゃないけど、自然とそうなっていた。
それのおかげなのかはわからないけれど、普段は慈センパイと話していても、変な気分になる事は無くなった。
65
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 00:26:00 ID:DOidb9cs
だから、ある意味では良い関係でいられていると思っている。
夜の時間を除けば……。
☆☆☆
そんな感じで、やってきたのは夏休みの海!
慈「ふんふふ〜ん」
瑠璃乃「……ね、めぐちゃん」
日焼け止めを塗っていたら、るりちゃんが何か言い出そうに横に座ってきた。
慈「ん? どしたの?」
瑠璃乃「ううん、最近花帆くんとはどんな感じかなって」
慈「そりゃあお互い頑張って、どんどん成長してるって感じだよー」
瑠璃乃「……めぐちゃん。実を言うとなんだけどさぁ」
66
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 00:31:28 ID:DOidb9cs
慈「?」
瑠璃乃「最近、花帆くんとめぐちゃんの距離感がちょっとおかしいって……付き合ってんじゃないのって話が一年生の中でもっぱら広まってるわけで」
慈「えー、なんで?」
瑠璃乃「いやっ、昼休みとかまぁまぁな頻度でやってきて、花帆くんの肩組んで『一緒に食べようぜ〜』とか言って連行してたら、皆そう思うから!」
へ〜、そんな事になってたんだ。
でも、それって何か問題なの?
瑠璃乃「その度にルリとさやかちゃんが他の子達からの質問攻めにあいます」
慈「あぁ……」
67
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 00:37:33 ID:DOidb9cs
瑠璃乃「……てのと、シンプルにルリたちも気になってるから」
慈「そういう事? んー、でも本当に付き合ってないよ?」
瑠璃乃「ふーん……?」
疑いの目をじろっ〜と向けてくる。
この感じだと、本当はどんな関係なのかバレたらめちゃくちゃ責められそうだなぁ……。
瑠璃乃「……ま、めぐちゃんなら。本当に付き合ってるのなら、教えてくれるもんね、きっと」
慈「……ま、隠し事は、しないよ」
でもごめん、これはちょっと内緒にさせてねルリちゃん。
68
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 23:19:39 ID:DOidb9cs
☆☆☆
梢「花帆さん、最近慈とは……どうかしら」
花帆「慈センパイとですか? それなら、仲良くさせてもらってますけど……」
梢「いえ、その……最近2年生の間でも、あなた達が話題にあがるものだから」
浜辺でぴちゃぴちゃと海を蹴りながら話を聞き続ける。
どうやら、あたしが慈センパイをよく探しに来たり、慈センパイがあたしを引き連れて一緒にいるから、『そういう噂』が出ているらしく。
花帆「でも、本当にぼくと慈センパイはそんな関係じゃないですよ!」
いやまぁ、もっとまずい関係かもしれないけど……。
69
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 23:25:28 ID:DOidb9cs
もしもバレたら、とんでもない事になっちゃうよね。
絶対バレない様にしないと。
花帆「……」
梢「花帆さん?」
花帆「あ、ううん、なんでもないです!」
それなら今の関係を止めよう、と考えない辺り。
あたしも、悪い子だ。
☆☆☆
70
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/14(火) 23:43:19 ID:DOidb9cs
さて、ご飯食べたところで。
慈「肝試しやるぞ〜!」
瑠璃乃「めぐちゃん元気いっぱいだね」
むしろなんで皆はもう元気なくなってるのさ。
梢「練習もたっぷりして、もう寝るような時間だからよ」
慈「ふ〜んだ、せっかくの夏休みで遊ぶ時間もたっぷりなんだから! いいよ、花帆くんと行くから!」
花帆「え?」
慈「ほら行くよ」
花帆「へ? あ、はい!」
71
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/15(水) 06:46:10 ID:exvQX4g.
☆☆☆
慈「お〜、結構雰囲気あるね。ていうか暗すぎるね」
花帆「夜の林の中ですからね」
突然始められた肝試し。
でも仕掛けなんかもないだろうから、ただ暗い夜道を二人でだべりながら歩いているだけだ。
72
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 01:03:11 ID:/iIMft9s
花帆「でも、慈センパイこういうの怖いって思います?」
慈「ん〜……まぁ、落ち着きはしないよね〜。全然平気って言うと、嘘になっちゃうかな」
だからさ、手でも握る?
なんて言うものだから、あたしはその手を取った。
慈「お、自然とそういう事出来るようになったんだね」
花帆「……実はぼくも、ちょっと怖いんで」
慈「あははっ! 嘘でもかっこつけなよ〜、モテないぞ〜?」
花帆「いいですよ、そんな、モテなくたって……!」
けらけら笑いながら慈センパイは楽しそうにあたしをからかう。
それがなんだか嫌じゃなくて。
好きだな、この空気。
73
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 01:14:11 ID:/iIMft9s
そう思えば思うほど。
少しだけ胸がチクリと痛む。
やっぱり、あたしは良くないと思ってるんだ。
今の関係を。
花帆(……今なら、話せる良い機会かも)
慈「……花帆くん?」
花帆「慈センパイ、少し話したい事があるんです」
74
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 01:22:27 ID:/iIMft9s
あたしは正直に話した。
今更だけど、遅すぎるかもしれないけれど、やっぱりこの関係は続けるべきじゃないって。
でもそれは慈センパイとの関係を大切にしたいから。
嫌だから止めたいんじゃなくて、慈センパイの事が好きだから。
慈「そっか。……ん〜、そっかそっか」
花帆「……」
慈「ふふ……うん。わかった。ごめんね、今まで振り回しちゃって。……じゃあさ、花帆くん」
前髪をいじりながら、目線をそらして。
ぼそりと呟いていた。
慈「……付き合う?」
75
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 01:34:16 ID:/iIMft9s
花帆「……えっ?」
慈「んや、だから……私達、付き合っちゃう?」
花帆「あ、あれ? でも慈センパイ、そう言うのは別にいいって……」
慈「そんなの3ヶ月前のめぐちゃんが言ってただけだから! ……それとも、花帆くんは私じゃ嫌?」
花帆「そ、そんな事ないです! その、すっごく嬉しいんですけど、ぼくなんかで良いのかなって」
慈「……あのさぁ、嫌だったら……処女あげたりしてないってーの、って話」
花帆「……そ、そういう……事になるんですか?」
先月……確かにあたしたちはお互いに初めてを体験した。
あたしもいわゆる童貞を捨てて。
慈センパイは処女を失くして。
慈「……で、どうするの?」
花帆「……」
正直、恋人同士として付き合う感覚は、まだあたしは知らない。
でも、きっとそれを知るなら。
慈センパイとなら……間違いないはずだから。
花帆「よろしくお願いします……慈センパイ!」
慈「……へへっ。花帆くんが彼氏かぁ。初めて会ったときは、こうなるとは思ってなかった」
76
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 01:40:43 ID:/iIMft9s
花帆「ちょうど、今日梢センパイにも言われたんです。そういう関係なの?って」
慈「あっ、私も私も! ルリちゃんにさ……。私はルリちゃんに報告するけど、良い?」
花帆「ちょっと気恥ずかしいですけど……でも、大丈夫です」
☆☆☆
☆☆☆
慈「っというわけで付き合う事にしたよ」
瑠璃乃「まさかの話題を出した日の内に!?」
肝試しから戻って、ルリちゃんと二人きりになって。
付き合い出した事を報告すると、それはもう驚いていた。
あ、もちろんだけど、さすがに変な事までは話してないよ。付き合う前の諸々とか。
瑠璃乃「……ま、でもお似合いだと思う。花帆くんなら、真摯に付き合っていけそうだし」
77
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 03:54:28 ID:QnpabQaM
今更だけど初めてのシーンってどこだ…?
指入れてイッたところで終わってない……?
78
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/16(木) 08:14:41 ID:J83G8BII
ははっ、何言ってんだよ
ちゃんとあっただろ
79
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/17(金) 00:20:02 ID:yWLFmJco
瑠璃乃「でも気になるのは、何が決め手だったのかなって」
慈「そ〜だねぇ……素直で可愛らしいところかな。それに、あぁ見えてたまにはカッコいい所もあるんだよ」
夜も深くなるのに、私はルリちゃんと花帆くんについて話し続けた。
だから驚いたの。
私は私が思うよりも、花帆くんの好きな所を見つけていたから。
☆☆☆
夏の暑さを残したまま、9月になり。
学校の大きなイベント、体育祭がやってくる。
さやか「今回は赤が一年、青が二年、黄が三年で分かれての三組での対決みたいですよ」
花帆「じゃあセンパイたちとはライバル同士ってわけだね!」
80
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/18(土) 01:16:28 ID:LPp6z/Ks
種目もいろいろあるけど、何にしようか。
うーん、何故かは分からないけど障害物競走とか、二人三脚は飽きたような気もする……なんでだろ。
瑠璃乃「花帆くん、騎馬戦とかどう?」
花帆「騎馬戦? あのハチマキ取り合うやつ?」
それあたしやっていいのかな。
たまに、忘れそうになるけど、この世界の蓮ノ空女、ならぬ学院に男子はあたしだけだから。
結構もみくちゃになるけど……嫌がられないかな。
『大丈夫、皆あんまり意識してないよもう』
『邪なこと考える様な男子じゃないって皆分かってるから!』
あ、なんだか大丈夫そう!?
81
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/18(土) 01:41:10 ID:LPp6z/Ks
というわけで騎馬戦に参加することに。
あたしと、さやかちゃん、瑠璃乃ちゃん、もう一人クラスメイトの子。
誰が上に乗るかって話になり、色んな事を考えた結果あたしが上に乗る事に。
理由はその方が面白いからと。
さやか「花帆くんの背丈が、私達とあまり変わりがなくて良かったと言うところですかね」
確かに、あたしが普通の男子の平均的な身長や体重だったら、こうもいかなかっただろうね。
☆☆☆
☆☆☆
そうして体育祭当日。
82
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/18(土) 03:02:22 ID:LKNj/ygo
倒れてうっかり挿入ハプニング
83
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 01:35:00 ID:60h7WfIw
慈「くっくっく、私達の前に立ちはだかるって言うんだね」
瑠璃乃「花帆くん、なんかめぐちゃんがめっちゃこっち見てるよ。絶対こっちに向かってくるよあれ」
さやか「私もそんな気がします……」
花帆「それならそれで迎え討つまでだよ!」
慈センパイを支えるメンバーのうちには、梢センパイと綴理センパイもいる。
あたしとしても、その方がやりやすいかもしれない。
そんな事を考えていると、スターターピストルの音が校庭に響いた。
慈「そりゃ〜! 突撃〜!」
梢「あまり暴れないで慈……!」
綴理「大三角さいきょ〜」
案の定と言うべきか、瑠璃乃ちゃんの言う通り慈センパイたちは一直線にあたしたちの元へ突っ込んできた。
対面し、手四つの様な体勢。
お互いこれではハチマキを取る事が出来ない。
☆☆☆
慈(ふふ……なんだっけ、身体とかが大きい方が強いんだから、花帆くんも、支える一年ズよりもこっちのが大きいんだから……!)
上から抑え込む形で行けば、あっけなくバランスを崩せるはず。(って、梢が言ってた)
その隙にハチマキ取っちゃえばいいもんね。
84
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 01:43:59 ID:60h7WfIw
慈「もらっ……たぁ!?」
予想外と言うのか、まったく想定していなかった事。
花帆くんを抑え込もうとしたら、簡単に押し返されてしまった。
心の何処かで、花帆くんには力負けはしないんじゃない? と思っていた。
たぶん皆同じ気持ちだったんだと思う。
だって、そうじゃん。
力とか無さそうじゃん。
幼い頃は、身体が弱くて入院してたって聞いてたし、実際入部したての頃はへろへろしてたのに。
花帆「とっ、たぁ!」
いとも簡単にハチマキを取られてしまった。
それに対して、悔しいとか感じる前に。
慈(……花帆くんも、まぁ……男の子、だもんね)
決して。
決して、花帆くんに力で勝てない事と。
説明できない胸の高鳴りは関係ない。
慈(くそう、ヘンタイか私は……)
85
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 02:00:08 ID:60h7WfIw
☆☆☆
そんなこんなで、体育祭も終わり、後夜祭。
でっかいキャンプファイヤーを囲んでのフォークダンス。
慈「よっ」
花帆「わっ、とと。慈センパイ」
花帆くんに肩でタックル。
『わっ、とと』なんて言うけど、全然体は動いてない。
慈「踊る?」
花帆「もちろん!」
花帆くんの手を取る。
あんまり大きくはない、けれど。
慈「花帆くん、力強くなったね」
花帆「本当ですか? 最近、筋トレとか頑張ってるからかもです……!」
86
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 23:05:17 ID:60h7WfIw
慈「いったいいつの間にそんな頑張ってたんだ〜?」
花帆「へへ、梢センパイにメニュー考えてもらって……」
慈「……そうなんだ」
……あれ、なんだろう。
いや、なんだろうじゃない。
慈(他の子の名前……まぁ梢だけど。出されたからちょっと嫌だったんだ)
私の彼女の位置は変わらないけど。
案外、そういうのが嫌なタイプだったんだなと。
87
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 23:44:26 ID:60h7WfIw
それだけ私も花帆くんの事を、ってところかな。
☆☆☆
体育祭が終われば次のイベントはすぐにやってくる。
慈「文化祭だ〜! 一年ズはなにやるの?」
瑠璃乃「うちはたこ焼き屋だよ。めぐちゃんたちは?」
慈「そりゃあ執事喫茶っしょ! くやしーけど、梢と綴理が執事の格好して接客すれば、皆来るでしょ」
さやか「確かに……絶対に似合いますね」
慈「一番お客さん集めて、表彰目指しちゃうぞ〜」
慈センパイの言う通り、結束力を高めるためにと、お客さんの入りをランキング形式で競うとのことで。
慈「ね〜、また一年ズと二年で対決する?」
88
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 23:45:26 ID:60h7WfIw
瑠璃乃「負けたら?」
慈「ん〜……じや」
89
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 23:53:59 ID:60h7WfIw
梢「またあなたは……」
慈「まぁまぁ、そういうのがあったほうが楽しそーじゃん?」
花帆「それならぼくたちも負けませんよ!」
☆☆☆
とは言ったものの、普通にやっても勝てるわけもない。
90
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/19(日) 23:54:19 ID:60h7WfIw
>>88
ここは無しで。
91
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/20(月) 22:43:54 ID:i88VIhXA
瑠璃乃「普通にたこ焼き売るだけじゃ頭打ちだし、何かしら工夫がないとね」
さやか「売り方を、ですか?」
花帆「今からたこ焼きに手を加えるのも難しいもんね」
だとすれば、やるべき事はそれ以外のこと。
瑠璃乃「……執事喫茶が相手ならさあ」
花帆「……る、瑠璃乃ちゃん?」
92
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/20(月) 23:04:59 ID:i88VIhXA
何を言おうとしているか、何となく分かった気がする。
瑠璃乃「……ってのはどう?」
花帆「そ、それってぼくも?」
さやか「花帆くん、ここまで来たら私達は一蓮托生です」
花帆「えええ……?! 瑠璃乃ちゃんやさやかちゃんは良いかもしれないけどさ、それぼくがやったら引かれない?」
瑠璃乃「いやいや、きっと好評だよ」
さやか「私もそう思いますよ」
93
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/20(月) 23:11:13 ID:i88VIhXA
花帆「いやでも……」
さやか「花帆くんは負けてもいいんですか!?」
花帆「なんでそんなにノリ気なの?!」
さやか「……あ、いえ別に私が見たいとかじゃないですよ!?」
瑠璃乃「さっきからテンションが高いな!?」
94
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/20(月) 23:26:45 ID:i88VIhXA
花帆「でも瑠璃乃ちゃん……! やっぱり猫耳猫尻尾メイドはやりすぎだと思うよ!? 二人ならまだしも、ぼくがそれは……!」
瑠璃乃「大丈夫、絶対需要あるよ」
さやか「花帆くんを一人にはさせません。私達も着ますから」
☆☆☆
結局押し切られて。
文化祭当日……。
花帆「く、ぐ……」
瑠璃乃「お〜! 花帆くんめっちゃ似合ってる!」
さやか「やっぱり私の目に狂いはありませんでした」
なんでだろう、やっぱり身体が男の子であることで、少しずつ心も変わりつつあるのか。
めちゃくちゃ恥ずかしい。
95
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/20(月) 23:29:39 ID:i88VIhXA
花帆(……というかこんな姿慈センパイに見られたら……)
うわぁ〜! なんだろう、本能がそれだけは避けないといけないって叫んでる!
花帆「……ね、ねぇ、ぼく出来れば作る方に……」
慈「お、なにそれ! 猫耳に猫尻尾? メイド服!? モリモリじゃ〜ん」
花帆「!?」
遭遇を避けたかったのに、慈センパイの方からやってきた。
96
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/21(火) 23:41:55 ID:ynaS2QFI
慈「へ〜、花帆くんも着てるんだ」
花帆「あ、う……」
頭の猫耳から、足先までを舐めるように、じっ〜……と。
慈「へ〜……」
☆☆☆
慈(いや……)
超かわいい〜……。
これで男の子なの頭がバグっちゃいそうなんだけど。
いますぐ部屋に連れ込んでわしゃわしゃに撫で回したい。
慈「はい、提案」
97
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/21(火) 23:53:00 ID:ynaS2QFI
慈「やっぱ負けた方はさ、それぞれのユニットの相手になんでもお願い聞いてもらえる事にしよう」
花帆「え?」
慈「じゃ、そーいう事で!」
☆☆☆
突然そんな条件をつけてきた慈センパイを後にして。
こっちもこっちで、ここまで来たらやるだけやるしかない。
だからあたしも恥ずかしいなんて言ってられない!
「すみませ〜ん、3人並んでるところ写真撮ってもいいですか?」
たこ焼きを売っているはずなのに。
たこ焼きを買うついでに、あたしとさやかちゃん、瑠璃乃ちゃんの3ショットを撮っていくお客さんが多い。
いや、自惚れじゃなければ、写真を撮るついでにたこ焼きを買っていってる。
まぁ、どちらにせよ……売り上げにつながっているから、オッケーということで。
98
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/22(水) 00:16:12 ID:t1LsBcbI
花帆(……そういえば、慈センパイたちは執事喫茶だけど)
慈センパイは着ないのかな。
さっきは着てなかったけど……今頃は。
瑠璃乃「……花帆くん、めぐちゃんのとこ行く?」
花帆「え?」
瑠璃乃「……気になるでしょ?」
そっか、瑠璃乃ちゃんは知ってるんだ。
花帆「……うん、そうしたい、かも。良い? 少しだけ行ってきても」
瑠璃乃「もち!」
99
:
名無しさん@転載は禁止
:2026/07/22(水) 00:27:18 ID:t1LsBcbI
でも、宣伝のためにその格好でね、と。
もうあたしも振り切れてたから、猫耳メイド服のままセンパイたちの執事喫茶へ。
そこには梢センパイ、綴理センパイ、慈センパイ目当てと思われる人たちで一杯だった。
あたしもそのうちの一人なんだけど、ある意味悪目立ちしていた。こんな格好だから。
だから気付いたのか、慈センパイがウィンクして合図していた。「来たね」と。
休憩として、慈センパイが外まで来てくれた。
慈「調子はどうよ〜」
花帆「んー……いい勝負じゃないかなと」
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