[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
「あなたは昔から男の子だよ?」√愛
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/02(日) 01:49:40 ID:QrE97KRo
春。
出会いと別れの季節、春。
それはここ、虹ヶ咲学園にも当然訪れる。
三年生は卒業して、新入生が新たに加わる。
それは今までもあったことだし、今更戸惑うこともない。
たった一つだけ、あることを除けば。
歩夢「──どうしたの? 今日は朝からなんだか調子が悪そうだけど……」
「あ、あぁ……いや、なんでもないよ、歩夢ちゃん」
歩夢「ならいいんだけど……何か困ってることとか、悩みごとがあったら、なんでも相談してね!」
幼馴染みの上原歩夢ちゃん。
自分で言うのもなんだけど、可愛い女の子だと思う。そんな子が幼馴染みだと……羨ましがられるんだ。
そう──特に、今は。
歩夢「そういえば、今日は身体測定があるんだって。『女子』は更衣室使うみたいだけど、間違って入っちゃだめだよ〜」
自分が──女の子から、男の子に変わってしまっている今は。
☆☆☆
「はぁ〜〜〜なにがなんだか……」
まさか眠りから覚めたら男の子になっちゃってるなんて……いや、わけわかんないよ。
わけわかんないけど、仕方ないから順応する。
わかっていることは、歩夢ちゃんとは変わらず幼馴染みであること、自分のことは僕と呼ぶ事、そして一番驚いたのは、ここではスクールアイドル同好会が存在しないこと。
スクールアイドルという文化自体はあるようだけど……。
先生「はい、身長169センチ、体重は57キロね」
「ご、57……」
先生「ん? どうしたの?」
「いえ……」
女の子の体のときを、かんがえるとちょっとショックだったけど、別にこれくらいが普通、というかちょっと軽いらしい。
むしろ身長はもう少し欲しいくらいだね、なんて言われた。
(むしろ、視線が高くなって変な感じ)
まさか歩夢ちゃんを見下ろす日が来るとは思わなかった。
(でも、なにはともあれ、だよね)
どんな理屈、ファンタジーで私が男の子になってしまったのかはわからないけど、普通に日常を送らないと。
もしかしたら、そのうち元に戻れるかも……しれないし。
「え〜と、となると気を付けないといけないことは……」
うっかり女子トイレにはいらない、男子のちんちん見えても動揺しない、僕っていうこと、男の子っぽく過ごすこと。
101
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/24(月) 05:59:11 ID:L.Zgwai6
良かった… いや、まだ良くないけど
楽しみに待つ
102
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/25(火) 19:40:49 ID:tRL/iloI
夜再開
103
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/25(火) 20:16:38 ID:Kwynl90o
待ってる
104
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/25(火) 23:44:51 ID:tRL/iloI
☆☆☆
まぁでも大変なもんは大変なわけで。
バイトは時間を増やしたし、寝る間も惜しんで働く。
愛(ねむたー……)
授業も目を閉じないようにするので精一杯だ。
侑「……」
☆☆☆
侑「愛ちゃん、最近なんか眠たそうだね」
愛「へ? そう、かな」
侑「たまに居眠りしてるし」
愛「あー……」
愛(たまに、力尽きちゃう時あるからなぁ……)
105
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/25(火) 23:57:26 ID:tRL/iloI
侑「……なにか、困ってることとかあったら、何か力になるよ!」
愛(うぅむ、勘が鋭いな侑。……でも話せるわけもないし)
愛「ううん、最近はちょっと夜更かしが多いだけ! ……ありがとうね、侑」
侑「うん……」
愛「ほら、もう次の授業も始まるよ!」
☆☆☆
愛(さーて、今日の予定……うわぁ、こりゃ大変だ。我ながらハードだ)
愛(二時間くらいしか寝れそうにないな……)
106
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/25(火) 23:58:59 ID:tRL/iloI
愛(でも返すには、これくらいしないと間に合わない……)
愛(やるか!)
☆☆☆
数日後。
愛(うぅ……)
愛(さすがにきついな……目がしばしばする)
愛(お肌の調子も悪いなぁ……)
107
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:09:02 ID:kNjzwYPs
でも……お金……。
愛(ぁあー頭いたい……)
頭痛に悩まされていると、スマートフォンが着信を知らせてくる。
いまはその音も煩わしい。
愛「はい……ぁあ、あなたですか」
愛「はい……はい!?」
愛「ちょっと待ってくださいっ、なんで今さら金額が増えるんですか……!」
愛「忘れてたって……! そんなの通るわけ……!」
愛「っ、いえ……で、でも……そう言われても、そんな金額、今月に、用意できるわけなくて……」
愛「あっ、すみませんっすみません! 払います、絶対に払いますから……!」
愛「……はい……じゃあ……」
通話がきれる。
というよりも、手からスマホがするりと落ちていった。
愛「どうしよう……」
108
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:14:54 ID:kNjzwYPs
愛(ぁぁほんと……どうしよ……)
☆☆☆
侑(愛ちゃん……?)
屋上で、うずくまっている愛ちゃんを見つけた。
様子がおかしいのと思うのは、きっと誰が見ても同じだ。
侑「あ、愛ちゃん、大丈夫?」
愛「!」
私の声に驚いたのか、跳ね上がるように立ち上がる。
その目は赤く、潤んでいた。
侑「泣いてたの?」
愛「あ……ははっ! そんなわけないじゃーん、愛さんが泣くなんてそうそうあることじゃないよ?」
侑「でも……」
愛「目薬さしたからさ! ちょっと染みちゃって……勘違いだよ、侑の」
109
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:24:40 ID:kNjzwYPs
侑「……」
愛「……なんもないからさ。ほら、昼休みも終わりそうだし、教室に──」
侑「絶対に払います、って……なんのこと?」
愛「──」
足がピタリと止まる。
愛「……」
☆☆☆
侑「愛ちゃん、最近バイト増やしたのとか……眠そうなのとかって」
やばいなぁ。
なんでかは知らないけど、君にだけは知られたくなかった。
私のことを好きだと言ってくれた君には、絶対に。
愛「あはは、いやいや。聞き間違いだよ」
侑「じゃあそんなにバイトして……どうするの?」
愛「そりゃ、お小遣いがほしいから……」
侑「だとしても……それで学業に支障がでるなら……」
あぁ、だめだ。誤魔化そうにも正論しか飛んでこない。
愛(惨めだな……)
侑「愛ちゃん、……僕だけじゃない、みんなが愛ちゃんのこと心配してるんだよ。みんなきっと、愛ちゃんの力になってくれる、だから……」
愛「……いなぁ」
侑「え……」
愛「……うるさいなぁ……」
110
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:29:22 ID:kNjzwYPs
侑「う、うるさいって……」
侑「そんな言い方──」
愛「うるさいっ!! 何も知らないくせにッ、軽々しく力になるとか言わないで!!」
侑「あ、愛ちゃ……」
愛「来ないで……」
愛「……もうきっと。君とは……『話せない』」
そう言い──愛ちゃんは屋上から立ち去った。
☆☆☆
愛「はぁ……」
やっちゃった……。
愛「何も知らないくせにって……そりゃ知らないよ……話してないんだから……はぁ」
勝手にキレて、勝手に大声だして……。
愛「……」
愛(でも、もう……いいや)
111
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:32:23 ID:kNjzwYPs
愛(……あんな姿見せたんだ。もう侑も幻滅したよね)
愛(……もういい、か)
愛「……えん、こう……うわ、すぐ来た」
愛「……」
愛「……え……セックス……一回、で……10万……?」
……顔もわからないのに、10万……そんなに女子高生としたいのかな……。
愛「……」
☆☆☆
112
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:39:18 ID:kNjzwYPs
その夜。
愛「……」
どうしよう……待ち合わせ場所、来ちゃった。
愛(……せめて、清潔感ありそうな人で……)
……不承不承だけど。
……初めてを捧げることになるから……。
愛(……いけない、いけない。忘れろ、もうこれしかないんだ……)
愛(どうせみんな捨てるもの、それが私にとっては、今だったってだけで──)
『いやぁ、お待たせ。君かな? まなみちゃんって』
本名と制服だと不味いと思って、まなみと名乗り、服も私服にしていた。
顔をあげると──
愛(わ……)
清潔感からは遠く離れた、お腹のでたおじさんだった。
『いやぁ〜、どんな子かわからなかったけど、こんに可愛いならもっと出しちゃおうかな! お金以外も、ね』
愛(ひっ……!)
肩を捕まれる。
背中に寒気が走る。
きもちわるい。
気持ち悪い。
キモチワルイ。
愛(え……まって……)
あたし……この人に……初めてあげるの……?
113
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:44:37 ID:kNjzwYPs
嫌だ。
愛「あっ、……その……やっぱり、あたし……」
嫌だ嫌だ。
『大丈夫大丈夫、優しくするから……』
嫌だ嫌だ嫌だ。
愛「い、いやっ……ほんとうに……!」
『みんな最初はそうだよ! でも慣れれば安心だから……!』
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
愛「た、たすけ──」
消えそうな震え声。
こんなんじゃ誰にも届かない──そう思って、諦めかけていた。
『うぉっ!?』
愛「えっ!?」
だれかに思い切り手を引っ張られる。
正直、めっちゃ無理矢理にだったからちょっと痛かった。
あのおじさんは何が起きたかわからない──そんな顔をしていたけど、それももう人混みの中に紛れると見えなくなった。
愛「ぁ……」
侑「──」
愛「侑……」
114
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:52:21 ID:kNjzwYPs
☆☆☆
人気のない路地裏に逃げ込んで、息を整える。
愛「はぁっ、はぁっ、はぁ……」
侑「ここまでくれば、追ってきてたとしても、もう大丈夫でしょ……」
愛「……」
侑「まぁ……それよりも」
侑「……なにしてたの」
愛「……」
侑「……愛ちゃん」
愛「……援交、しようと、してました」
愛「で、でもあたしもやっぱり、嫌だなってやめようとし──」
頬に熱い衝撃。
何が起きたかわからなかった。
でもそれは……予想もしていない。
侑からの……平手打ちだった。
愛「ぇ……」
侑「……ばか」
侑「この……ばかっ!!」
侑「やめようとした? ……全然抵抗できてなかったよ! もしも、もし助けられなかったら……今頃……!」
その言葉に、その今頃を想像して体が震え出す。
侑「……嫌な予感がすると思って愛ちゃんを探してよかった。……でもそれで終わりじゃない」
侑「やっぱり、あんなことをしないといけないような状況に……あるってことじゃないか」
愛「だって……それは……」
雨が降ってきた。
ゆっくりと、ぽつぽつと。
愛「……言えるわけ、なかったから……」
侑「……もしそうだったとしても」
侑「僕は愛ちゃんが……自分を大切にしない事のほうが許せない」
115
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 00:58:43 ID:kNjzwYPs
侑「そうしないといけない事に巻き込んだ、だれかが許せない」
愛「……」
雨が少しずつ強くなってくる。
そういえば梅雨入りだった。そんな時期とはいえ寒くなる。
侑「……お願いだよ、愛ちゃん。一人で抱え込まないで」
侑「本当に嫌なんだ、辛そうな愛ちゃんの姿は」
愛「っ……!」
侑「……怖かったでしょ?」
愛「……うん」
侑「辛かったんだよね」
愛「うん……っ」
侑「……よかった。強がってなくて」
侑「愛ちゃん、なんでも出来ちゃうけど……そういうのは、下手くそだから」
侑「だから──そのために、力になるよ」
愛「ぅぅうっっ──!」
雨は──どしゃぶりになっていた。
☆☆☆
116
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 01:05:36 ID:kNjzwYPs
愛家。
愛「おかーさーん……あれ、いない」
泣き止んでくれた愛ちゃんは、何があったかを話してくれた。
おばあちゃんの代わりに、借金を……優しさからとはいえ、高校生が首を出す問題ではなかったのかもしれない。
でももう今さら言っても仕方ないと、なんとかする方法をふたりで考えよう……と決めたところで。
愛「体ひえて……このままじゃ風邪引く……」
とりあえずは、距離が近い愛ちゃんの家にいき、お風呂に入らせてもらうことに。
愛「侑、先入りなよ」
侑「そんな、できないよ。愛ちゃん先に……へっくし!」
愛「でも侑がそうなったのはあたしのせいだし……」
お互いが譲り合って、なかなか収拾がつかない。
愛「……あ、そうだ」
☆☆☆
愛「これなら一緒にはいれる!」
先に浴槽に入っていたところに……愛ちゃんは現れた。
……競泳水着で。
117
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 01:06:17 ID:kNjzwYPs
今回はここまで。
あとは愛がデレるだけの話です。
また明日に。
118
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 01:20:12 ID:WtXoPL5A
めっちゃ更新ing!きてた
進展したな
糖度高めのデレに期待
119
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 03:40:22 ID:DEZU9586
愛ちゃんのデレデレ具合に期待!
120
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 04:25:01 ID:bQU3UIs.
きたぜぇー デレデレのターンがよぉー!
121
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/26(水) 23:42:01 ID:kNjzwYPs
愛「お父さんの水着で悪いけど、どう? 大きくない?」
侑「だ、大丈夫……」
それどころじゃない。
競泳水着姿の愛ちゃん。
冷静に考えるとかなり大きい胸。
信じられないくらい細いくびれた腰。
それでいて大きなおしり。
これ……年頃の男子高校生に見せちゃいけないよ……。
愛「どしたの?」
侑「えぅ!? あ、いや……」
愛「大丈夫? 寒い……?」
侑「ううん! 全然!」
むしろほてって熱いくらいだ。
122
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/27(木) 23:22:50 ID:HuZfobw6
っていうか、愛ちゃんはなんでそんなに普通なんだ!? 一応……こっちは男なのに!
愛「言っておくけどさー」
侑「は、はいっ!?」
愛「こんな風にお風呂一緒はいるのは、君だからいいかなって思ったんだからね」
侑「そ、それは……信頼されてる、ってことで?」
愛「そういうこと」
侑「……でも僕たち、まだ出会ってそこまで間も……」
愛「それはこれから深くなれると信じてね!」
侑「……信じて、か」
123
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/27(木) 23:33:10 ID:HuZfobw6
愛「そうそう、……信じるよ」
侑「……」
侑(まずい、おっぱいに目が行く)
124
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/27(木) 23:38:30 ID:HuZfobw6
愛「あ、こらっ。ちょっと見すぎだぞー?」
侑「え゛っ、あっいや、その……!」
愛「男の子ってほんとおっぱい好きだよね」
侑「ぁいや〜……その……」
なんだろう拷問かな!? いや、辛くないし……ちょっと今この時間が異質だけど、よく考えたら誰から見ても、とんでもなく羨ましい状況のはずだ。
愛「スケベな男の子なら、好きになってあげられないよー」
侑「ご、ごめん……誠実になるから……」
愛「ぅくくっ……ほんと生真面目だなぁ」
125
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/27(木) 23:47:55 ID:HuZfobw6
愛「まぁでも……冗談はさておいてさ」
愛「ほんと、ありがとうね。助けてくれて」
侑「……たまたまだよ。でも大変なことにならなくてよかった」
愛「……正直、結構怖かったからさ。知らない男の人に肩捕まれて……」
自分の肩を抱き締めている。
よく見れば少し震えていた。それが寒さから来ているものじゃないことは、察することができた。
愛「あぁ、だめだなぁ……案外、あたし……気にするタイプなのかも……」
126
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/27(木) 23:57:08 ID:HuZfobw6
侑「愛ちゃん……」
愛「……ごーめんね。なんか、自業自得なのに……」
愛「悪いんだけど……横からぎゅってしてくれないかな?」
愛「……あれを、君で上書きしてほしい」
侑「……っ、う、うん」
腕を回し、肩を抱き寄せる。
愛ちゃんの体温が伝わってくる。
手は肩の肌に吸い付くような、もっちり……しっとり……とにかく柔らかい肌触り。
愛「ん……落ち着ける」
侑「……なら、よかった」
よかった──けど。
侑(静まれ静まれ静まれ……!)
いかんせん……刺激が強すぎる!!
127
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/28(金) 04:28:53 ID:jMRQ6dRg
これは我慢できんぞ…
128
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/28(金) 12:15:49 ID:11LqZzWY
この世界の歩夢ちゃんはどんな気分なんだろ
愛さん相手だと私じゃ勝てないって告白もせずあきらめられるのかね
毎回歩夢ちゃんが振られるシーンほしいとかじゃないけど気になるわ
129
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 01:09:06 ID:VwAPFADU
侑(くそぉぉっ、愛ちゃん、ちょっと酷いぞ! こんな……惑わせて!)
侑(ぁ……やば……ちょっと勃ちそう……)
愛「……よし!」
侑「はいっ!?」
愛「これからのことは、これから考える! なんとかしないとね!」
そう言いながら勢いよく立ち上がる。
愛「さぁてこれからのこ、と、ぁ……」
侑「あっ……」
──湯船につかってるとき、勢いよく上がると立ち眩みを起こしやすいという。
下半身に血液が集中しているから……じゃない!
侑「愛ちゃん!」
倒れかける愛ちゃんを支えようとした──が。
一瞬でも意識がない人の体はおもくて。
侑「おおっと!?」
130
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 01:31:23 ID:VwAPFADU
湯船のお湯が大きな音をたてて跳ねる。
二人分の体重が乗ったお尻からの着水だったから、なかなか聞けない音がした。
愛「いてて……へっ?」
侑「う、うぅ……愛ちゃん大丈夫……?」
愛「う、うん……大丈夫、だけど……」
愛「その、手を……」
侑「え……っ!!」
抱き締めるときに、受け止め損なったのか……私の両手には。
愛ちゃんのおっぱいが収まっていた。
侑「ごっ、ごめん!!!」
愛「あ、あはは仕方ない仕方ない、事故だよ事故!」
131
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 01:32:52 ID:VwAPFADU
明日夜から再開。
いけるところまで行きたいですね。出来ればくっつくところまで。
あと試みで相当臭い演出みたいなことをやるかもしれませんけど、その時はよろしくお願いします。
132
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 02:05:43 ID:zDVmRWNw
楽しみすぎる
133
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 20:52:35 ID:.oePmzGQ
ワックワクですよ
134
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 21:43:31 ID:VwAPFADU
日付が変わる前に再開。
135
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/30(日) 23:59:51 ID:VwAPFADU
愛「ちょっとびっくりしたけど……あたしも悪かったし……お互い様ってことで」
侑「そう言ってくれるなら……でも本当、ごめん」
愛「うん、いいよ」
愛「……じゃ、先に上がってるね」
☆☆☆
侑「……」
手のひらの膨らみ。
収まりきって、いなかった。こぼれた。
水着越しだってのに。
侑(雑念雑念雑念……)
☆☆☆
愛「……」
だれかに触られたのは、初めてだった。
136
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 00:02:22 ID:O02v0xNg
自分以外の人の手の感触。
首回りが熱い。
愛「はー……はっず」
非常に。
☆☆☆
137
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 00:11:28 ID:O02v0xNg
☆☆☆
愛「じゃ、気をつけて帰ってね」
侑「ありがとう。……また明日」
愛「ん、また……」
後ろ姿を見送る。
さっきまで、一緒にお風呂に入ってたと思うとやっぱり、また体が熱くなる。
……冷静になると、結構大胆なことしちゃったな。
おっぱいも触られちゃったし。
愛(だからあれは事故だって!)
138
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 01:53:49 ID:O02v0xNg
☆☆☆
☆☆☆
愛「……え? ……詐欺グループ?」
『えぇ、年配の方を狙ったものが多く……』
愛「……」
☆☆☆
侑「じゃあ、もう無理してバイトする必要もなくなったんだ」
愛「そうそう! いや〜……まさかの展開だったね。安心したけど、それと、あたしも騙されないように気を付けないとなぁ……」
侑「でも良かったね。心配事がなくなって」
愛「まぁね! これでたくさん遊べるよ〜、なにしよっかな。それに」
愛「お金も……妙にあるし」
侑「結局、どれくらいたまったの?」
愛「これくらい」
侑「ふんふん……ぇっ、マジで? ……愛ちゃん、がんばりすぎ」
愛「あはは……」
139
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 02:41:42 ID:O02v0xNg
愛「まぁ、何に使うかは追々として……」
愛「夏休み、開幕〜!」
侑「わ〜い」
愛「さて何するかな……やっぱり海にも行きたいなぁ」
愛「あ、花火もしたいなぁ……」
侑「夏だからこそ、だもんね」
140
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 02:57:24 ID:O02v0xNg
侑「……」
愛「……なんか、元気ない?」
侑「え、あぁいや……」
侑「……ちょっと気にしてること……」
愛「?」
侑「その、僕さ。愛ちゃんのこと、叩いたよね……それが気になって」
愛「あー……」
侑「やっぱり、男が女の子に手をあげるのは……」
愛「いいって! あれがなかったら、あたしもどうなってたか……」
愛「まぁ結構痛かったけど」
侑「ごめん……」
愛「そういえばおっぱいも触られたし」
侑「うぐぅ、ご、ごめん……」
141
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 03:40:40 ID:O02v0xNg
愛「あっはっは!」
侑「ほんと、その節は……ご迷惑を……」
愛「あーははは……ねぇ、侑」
侑「え、な、なに?」
愛「あたし達付き合ってみる?」
142
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 04:35:41 ID:gtAUHWpk
きたーーーー!!!!
143
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 12:46:36 ID:O02v0xNg
侑「……」
侑「うん?」
愛「付き合ってみる?」
侑「……いいの?」
愛「なんていうか、愛さんもね。そろそろ恋愛の一つでも……って思うし」
愛「どう?」
144
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 17:26:38 ID:O02v0xNg
侑「なんていうか……いいの?」
愛「あたしから言ってるんだから、悪いわけないよ」
愛「……あ、いや。言っておいてなんだけど、嫌だったら……」
侑「い、嫌じゃない! むしろ嬉しい」
愛「あっはは、良かった! ……じゃ、これからよろしく!」
145
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 17:56:59 ID:O02v0xNg
こうして、私と愛ちゃんは恋人同士になった。
それでも、まだお互いがお互いを真に好きだから……と言うことじゃなくて、今はまだ気が合うからの段階なんだろう。
これからこの関係がどう変わっていくのか……さて。
☆☆☆
侑「──っていう訳なんだ。誰かと付き合うなんて初めてだから、そう言う意味でもドキドキだよ」
歩夢「へぇ……そうなんだ」
146
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/08/31(月) 19:28:58 ID:El.K9tL2
うわ歩夢ちゃん来ちゃった
あなたちゃんが真の好き同士でもないのに他の女の子と付き合い始めたらどんなに辛いのか想像するのもかわいそう
歩夢ちゃん√最後のがほんとに楽しみ
147
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/01(火) 17:46:38 ID:AeSNW9oI
歩夢「愛ちゃん、可愛いし、良い人だもんね。……きっと好きになれるよ」
侑「あはは、ありがとう、歩夢ちゃん!」
歩夢「……」
☆☆☆
まぁ、愛ちゃんならしょうがないよね。
皆からも人気だし、勉強もできて、運動も。
スタイルも良いし、愛嬌も良いし、あれも、これも、どれも……私よりも……だから……。
侑「……歩夢ちゃん? 涙が……」
あなたがとられちゃうことも、納得しなくちゃいけないよ。
歩夢「う、ううん! ちょっと目にごみがはいっただけ……」
148
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/01(火) 18:09:20 ID:AeSNW9oI
歩夢「……愛ちゃんのこと、幸せにしてあげてね」
☆☆☆
愛「というか夏休み突入だ〜、今からなにしようか楽しみが止まらないねぇ!」
侑「愛ちゃんは今まではなにしてた? 夏休みといえば」
愛「やっぱり海に花火、水族館とかもありかも!」
愛「今年のは、一味違う夏休みになりそうだしね」
149
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/01(火) 18:10:17 ID:AeSNW9oI
また明日に。
歩夢が振られてるシーンは毎回いれます。
150
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/01(火) 18:16:43 ID:qTOmyZIU
毎回入るのか…
辛い……
151
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/01(火) 19:06:23 ID:.xA4Kpkc
その分歩夢ちゃん√の時は存分に幸せにしてあげてください…
152
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/02(水) 03:41:08 ID:o3yvAAf6
歩夢ちゃん√の時にそれまで溜まってたものが爆発しそうだ
153
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/02(水) 08:17:16 ID:uR8DRwUs
大爆発させる予定です。
昼頃再開。
154
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/02(水) 17:18:04 ID:uR8DRwUs
明日再開
155
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/03(木) 17:51:15 ID:xdmgdLjA
侑「……そうだね」
愛「っていうか、まずは普通にデートからだね」
愛「……あれ、でもデートって普通に遊びに行くだけでいいのかな」
侑「特別なことは……ないと思うよ。僕たちが楽しく遊んでいれば良いと思うんだ」
156
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/04(金) 19:47:02 ID:c9QHwO5g
今夜再開。
歩夢編が早くやりたくて仕方ないこの頃。
157
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/06(日) 22:57:28 ID:gmo0YJ26
愛「うむ、そういうことならお任せあれ!」
愛「そーだ、カラオケ行こーよ。愛さんは歌も上手なのだよ」
侑「それは楽しみ。よし、じゃあさっそく今日にでも行っちゃう?」
愛「行こう行こう!」
☆☆☆
某カラオケ店。
愛「よ〜し何歌おうかな」
侑「愛ちゃんは好きな歌手とかは」
愛「そーだねぇ、いろいろあるけど、侑がくれたCDの人たちとか」
侑「あれだね。MY FIRST STORY」
愛「さすがにあれを歌うのは、すんごい難しいけどね」
158
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/07(月) 00:06:58 ID:fDSLnaes
やっと来た……
159
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/07(月) 00:58:25 ID:FTkA4XxU
わざわざ書くことではないかもしれませんが。
九州に住んでいるもので台風の影響により、
正直いま更新する余裕がありません。ご了承を。
またいつかに。何事もなければ明日に。
160
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/07(月) 01:10:36 ID:Ktj4CFoM
九州民だったのか…
161
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/07(月) 01:26:46 ID:fDSLnaes
それは大変だ
気を付けて
162
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/07(月) 02:16:32 ID:sot6Cn/.
なんと……無事を祈ってます
163
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/08(火) 06:53:22 ID:zzyYW1b2
今夜再開。
164
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/08(火) 23:42:17 ID:zzyYW1b2
愛「しかししかし! 今日は愛さんメドレーなのだよ!」
そう言って、愛ちゃんは目一杯自分の好きな歌を歌ってくれた。
可愛い歌、かっこいい歌。
どれもが愛ちゃんの良さを引き立てて、愛ちゃん自身もその曲の良さを最大限引き出している。
165
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/08(火) 23:59:59 ID:zzyYW1b2
それから交互に歌い、三時間程度。
愛「次最後にしよっと〜……これ」
そう言っていれたものは、 愛ちゃんが好きだと言ったバンド、MY FIRST STORYの「花」-0714という曲。
愛「これの歌詞に7月14日に〜……ってあるけど」
愛「あたし達が付き合うって決めたのも、7月14日だったんだよ? なんかエモいね」
侑「そう言われると確かに」
でも、そう言われると、それはそれで少し照れ臭くもなる。
この歌が、どストレートなラブソングで、結婚式ソングとしても使われるらしいから……。
愛「愛って言葉、たくさん出てくるとなんだか勝手に自分とかさねちゃうんだよね」
166
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 00:06:47 ID:o9aBRRVA
☆☆☆
カラオケ店を出る頃には、もう高校生が外にいるには注意されてしまう時間だった。
愛「んっん〜……良い時間だった!」
侑「愛ちゃん、歌すっごく上手かったね」
愛「侑こそ良い声してたよ。次はデュエットとかしたいなあ〜……っと、いけないいけない。さすがにそろそろ帰んないとね」
侑「だね。……だいぶ遅いし、家までおくるよ」
愛「おっ、彼氏力高いぞ。定番の言葉とはいえ、ちょっと今の嬉しくなっちゃうね」
はにかみ、思ったことを次々に言っていく。
こうして、一緒にいるとよくわかる。本当に、笑顔が絶えない女の子だ。
167
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 00:10:27 ID:o9aBRRVA
また明日に。
テンポ早めで。
168
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 01:02:50 ID:oKbAORIc
カラオケ行くぐらいの金の余裕はあるんか
169
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 05:52:25 ID:o9aBRRVA
分かり難くてすみませんが、一応借金やらの問題はさらっと解決させてます。
170
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 12:45:10 ID:LRDIB9pI
>>138
の描写がそうってこと?
悪いけど全然分からなかった
むしろ悪い方向に進んで行ったり、愛さんが詐欺するのではないかと思ってた
171
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/09(水) 15:51:48 ID:VGNEuwkU
えーあの描写で俺は普通にわかったぞ
172
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/10(木) 23:44:12 ID:JHIAkZg2
侑(これから楽しくなりそうだ)
もちろんその日々は、楽しいものとなる。
想像の、何倍も越えて。
☆☆☆
夏休みの突入して、最初の朝。
インターホンがなる。まだ朝もだいぶ早い時間だ、誰だろう。
愛「やっほー」
侑「あいちゃん!」
173
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 00:18:39 ID:3VTebttI
侑「どうしたの? ……って、その荷物は、さては」
愛「プール行こう! チケットならなんと既にここにあるのだー!」
四十秒で支度した。
☆☆☆
侑(しかし……プールか)
ということは、愛ちゃんも水着だ。
競泳水着じゃなくて、プライベートの。
……いったいどんなのを着てくるんだろ。
愛「おっ待たせ〜」
振り替えると、そこには──
侑(おわっ……)
ゆるめのパレオの水着。フルーツ柄で少し独特。
しかし肌を解放した愛ちゃんの防御力(?)は下がっているはずなのに……とてつもない攻撃力(?)を得ている!!
174
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 00:32:34 ID:3VTebttI
胸! 腰のくびれ! おしり!
なんだ……モデル……?
周りの人たちもすれ違い様に愛ちゃんを見ている。そりゃそうだ。
愛「む。黙ってばかりじゃ、愛さんも困っちゃうなぁ」
侑「あ……と」
侑「すごい、可愛い……」
愛「ふふ、ありがと!」
……この子が、自分の彼女だという事の重大さを考え直した方が良い気がしてきた。
愛「さ、いこ! 時間は有限!」
手を引かれて、あっちへこっちへ。
楽しかったんだけど、なんだかずっと愛ちゃんのことばかり見ていた。
175
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 00:47:44 ID:3VTebttI
また明日に。
土日で結構進めたいですね。
虹は全員かなり気に入っているのでモチベは高いです。
176
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 00:53:31 ID:/cwwlV3k
楽しみや
177
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 02:09:58 ID:Ud7xize2
きっとライブの余韻で更新できないと思います!
ライブもこれも楽しみ
178
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 15:24:56 ID:UIgU5WMY
週末に色々情報来そうだよね
ここの更新も楽しみにしてます
179
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/11(金) 18:47:25 ID:Nc85lphw
モデルが羨ましがる体系だからなぁw
180
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/13(日) 02:28:49 ID:V6IB53lA
日曜夜再開。
おそらく初体験までは。
181
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/13(日) 05:08:31 ID:4law/WYs
きたー!!
182
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/14(月) 00:24:00 ID:.RkakNeQ
正直、今日何をして遊んだか覚えていない。
ただひたすら、自分の彼女に見惚れてしまっていた。
侑(こんなの……そりゃみんな好きになるよね)
この調子だと、私が愛ちゃんに惚れ込むのは時間の問題だということは、誰が考えたって当然だと言える。
愛「んっんー! 今日はよく遊んだ!」
愛ちゃんは大きく伸びをして、息を吐き出す。
愛「侑はどうだった?」
183
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/14(月) 00:40:34 ID:.RkakNeQ
侑「めちゃくちゃ楽しかった!」
愛「よかった〜。なんか、あたしが連れ回してばっかりな気がしたから」
侑「ううん、それでいいんだよ。愛ちゃんがしたいことが出来れば」
愛「でも、次は侑がしたいことがしたいな」
侑「僕のしたいこと……」
愛「うんうん、何でも言ってごらんよ」
184
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/14(月) 01:16:37 ID:.RkakNeQ
侑「……じゃあ」
侑「きょうは愛ちゃんともっとお喋りがしたいな」
愛「お、いいよ〜」
それからは私たちは日が暮れるまでお互いの事を話した。
次の遊びの計画をたてたりして、その日はそれで解散とした。
☆☆☆
愛「今日は面白かったなぁ」
侑は、何から何まで誉めてくれる。
水着からスタイル、果ては笑顔さえ。
さすがに照れ臭くもなった。
でもそれが嫌というわけもない。
愛(そう考えたら、あたしは侑になにも……)
これはいけない。あたしも何か侑のいいところを。えーと。
愛「優しいし、あたしのために怒ってくれるし、清潔感もあるし、可愛気があって一生懸命……」
いっぱいあるな。
185
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/14(月) 01:29:23 ID:.RkakNeQ
愛「……ふふ」
思っているよりも、あたしは侑の事を見ていたみたいだ。
☆☆☆
愛「ゲーセンに来た!」
侑「愛ちゃんは普段何で遊ぶの?」
186
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/16(水) 12:48:38 ID:N5sCEXNs
まだかなまだかな!!
187
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/20(日) 17:07:23 ID:9coHii2U
おそらく夜に。
個人的に早くくっつけ過ぎたと若干の後悔。付き合うまでのもじもじした関係が好きだったもので……。
188
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/20(日) 21:18:17 ID:8jL1a5mE
やり直す?
189
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/20(日) 23:17:05 ID:JTmcnS7s
思いきって途中からやり直すのでも良いんじゃない?
作者さんのベストな形のが読みたい
後自分もくっつく前のお話は好きw
190
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/21(月) 00:06:59 ID:LTZbXbgQ
推しだからってところがあるけど
個人的には書き手側の納得いく終わり方をして欲しい
191
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/21(月) 00:19:23 ID:jjD3j87Y
あとから回想形式とかでもいいしね
192
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/21(月) 19:30:25 ID:c9z6KtT2
一先ず続きを書いていきます。やり直しだけはしませんね、それはそれでもやもやするので……。
193
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/21(月) 23:51:53 ID:c9z6KtT2
愛「そうだねぇ、なんでも好きだけど……あ、最近は割りとあれかな」
そう言って指差したのは、いわゆるダンス系のゲームだ。
なるほど、確かに。まだ見てはいないけれど、きっと上手くて、ギャラリーが出来ている光景が目に浮かんだ。
愛「でも今日は侑と遊びたいから……あ、あれやろうよ」
侑「シューティング?」
194
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/22(火) 00:07:36 ID:OYG881p.
愛「結構おもしろいよ。心拍数測りながらやって、ビビっちゃったかどうかもわかっちゃうの」
侑「へえ……確かにおもしろそう」
とはいえ、あれも何年も前からある……それにゲームセンターにあるようなものだし、そこまで怖くは……。
☆☆☆
ゾンビ『ガァァッア!!』
侑「おわっ」
愛「あははっ声出てるよ!」
195
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/24(木) 00:20:00 ID:zll39uqs
明日に再開。
やっぱり基本的に全員ちょろめです。
三人目はエマの予定です。
196
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/24(木) 00:52:58 ID:F09xaSCI
次エマさんか、楽しみ
今のところ公式で比較的あなたちゃん好き好き勢ではない子が来てる感じなのかな
197
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/24(木) 20:29:44 ID:zll39uqs
すごく嫌なことがあったので反動でめちゃめちゃイチャイチャさせます。
198
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/24(木) 23:38:17 ID:zll39uqs
愛「どれ、そんなにドキドキしてるのかな」
愛ちゃんが胸に手を当ててくる。
薄着の肌だと、手の温もりが少し伝わってくる。……それと、手も小さいことも。
愛「あはは、めちゃめちゃドクドクしてるー」
それが愛ちゃんのせいだとは、言えなかった。
199
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/25(金) 00:03:27 ID:Z0ttcsP2
☆☆☆
その後はまた、プリクラ撮ったりホッケーしたり、果てはリズムゲーム……そして、やっぱりこれは外せなかった。
愛「愛さんの相性診断! あいだけに!」
お互いの名前とさまざまな項目を入力して、相性度を計るあれだ。
200
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/09/25(金) 00:25:52 ID:Z0ttcsP2
侑「こういうの、初めてかも」
愛「実はあたしもこれはやったことないんだよね。さてさて、どんなもんかな〜」
幾つかの質問に答えて、相性度が出たのだけど──
侑「20%……」
お世辞にも、いやお世辞でも高いと言えば皮肉にさえなりそうな数値だ。
侑「あはは、でも結局機械のだしたものだし……愛ちゃん?」
正直、意外だった事だ。
愛「ん〜……」
こういう物で、真剣になるタイプだとは思わなかった。
侑(ちょっとふてくされてる……)
ちょっとキュンとしてしまった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板