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ブレイブ&モンスターズ!掲示板

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1 : 雑談スレ(141) / 2 : 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章(173) / 3 : 番外編投下用スレ(2) / 4 : 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第三章(262) / 5 : 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第二章(159) / 6 : 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第一章(81)
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1 雑談スレ (Res:141)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1 ◆POYO/UwNZg :2019/01/20(日) 20:48:16
雑談、相談、なんでもどうぞ!

135カザハ ◆92JgSYOZkQ :2019/06/09(日) 17:38:21
つまりまとめると今回のターンだけなゆちゃんと自分が入れ替わるということね
レッツブレイブ(了解)


136ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs :2019/06/09(日) 18:10:41
れっつぶれいぶー(気さくな投稿・挨拶)

迷ったあげく結局軽く攻撃しちゃったけどジャブって事で許してね・・・



エンバース・・・君がにゃんとかいうとそれだけで面白いのまじでずるいよ


137崇月院なゆた ◆POYO/UwNZg :2019/06/12(水) 15:50:32
レッツ・ブレイブ!(ネットスラングで月が綺麗ですね、の意)

投下! 今回はネガティブ全開でいってみた!
いや~……もう一生分うんちって書いた気がする……。
助けてにゃんについては、今はこれが精いっぱい。
あとはエンバースさんにお任せしまーす!

>エンバース・・・君がにゃんとかいうとそれだけで面白いのまじでずるいよ

ほんこれ。


138五穀 みのり ◆2zOJYh/vk6 :2019/06/13(木) 00:01:18
素晴らしいヒロインっぷりに思わず唸りましたわ
お見事


139明神 :2019/06/13(木) 03:03:41
いやまじですげーわ…期待を200%上回る反応で俺は嬉しいよシャッポ脱ぎました
しかしこんなエモーショナルなシーンでうんちうんち連呼されることになるなどと参加時には予想できるはずもなく…
この先も更に人生2回分くらいうんちって言ってもらうね!よろしく!!!


140embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 08:01:05
今回の俺のアクトが――女子高生に許可なく触れた/事態を無駄に複雑にした/カッコつけて歩き出した。
みんなの目には、ただそれだけのように見えてしまうかもしれない。もし、そうだとしたら――
お使いのディスプレイ/モニター/スクリーンは正常に機能してる。心配するな。大丈夫だ。


>>136 にゃん

逆に考えるんだ。“大抵の推定男性は、にゃんって言えばそこそこ面白い雰囲気になる”。
そう考えるんだ。加えるなら、普段はまじめでカッコいい人物ほど、その傾向は顕著になる筈だ。


>>137 助けてにゃん

早速だけど、盛大にハシゴを外すような真似をしてしまった件について弁解しておくよ。
自分から聞かせて欲しいなんて言っておいて、悪いんだが――今は、あれで精一杯、だ。


141明神 :2019/06/17(月) 01:22:36
業務連絡
例によって平日書けないので投下は次の土日まで待っててね
ごめんね!


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2 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章 (Res:173)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 ◆POYO/UwNZg :2019/03/18(月) 20:11:11
――「ブレイブ&モンスターズ!」とは?


遡ること二年前、某大手ゲーム会社からリリースされたスマートフォン向けソーシャルゲーム。
リリース直後から国内外で絶大な支持を集め、その人気は社会現象にまで発展した。

ゲーム内容は、位置情報によって現れる様々なモンスターを捕まえ、育成し、広大な世界を冒険する本格RPGの体を成しながら、
対人戦の要素も取り入れており、その駆け引きの奥深さなどは、まるで戦略ゲームのようだとも言われている。
プレイヤーは「スペルカード」や「ユニットカード」から構成される、20枚のデッキを互いに用意。
それらを自在に駆使して、パートナーモンスターをサポートしながら、熱いアクティブタイムバトルを制するのだ!

世界中に存在する、数多のライバル達と出会い、闘い、進化する――
それこそが、ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」なのである!!


そして、あの日――それは虚構(ゲーム)から、真実(リアル)へと姿を変えた。


========================

ジャンル:スマホゲーム×異世界ファンタジー
コンセプト:スマホゲームの世界に転移して大冒険!
期間(目安):特になし
GM:なし
決定リール:マナーを守った上で可
○日ルール:一週間
版権・越境:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:なし

========================

167Interlude ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:50:34
【タクティカル・スキマティック(Ⅰ) ――チープ・トリック――】


所謂ハイエンド・コンテンツが“実装時点ではクリア不可能”な形式で実装される事は珍しくない。
何故ならば――それは、不可逆的な資源の消費によって生成された、一つの集大成だからだ。
ここで言う資源とは労働力/人件費の事ではない――それらの消費は不可逆ではない。
不可逆な資源とは――キャラクター/ロケーション/ストーリー等の事を指す。
慣れ親しまれた登場人物/積み重ねた伏線/描き上げた壮大な世界観。
それらを生贄に――ハイエンド・コンテンツは召喚される。

「……つまり飢えたゲーマー如きが、小腹を満たす為に食い散らかしていいような代物じゃないのです。
 同時実装されたガチャ限スペルとユニットを揃えて、レベルマにして、漸くスタートライン。
 それが出来ない連中は、レベルキャップが解放されるまでは参加権すらないのです」

「なるほど……それが、俺をこんな小汚い監獄に誘拐した理由か」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


168Interlude ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:52:12
【タクティカル・スキマティック(Ⅱ) ――チープ・トリック――】

――確かにやつは強かった。アンデッド特有の高耐久に加え、あの自己再生能力。
ターン毎のダメージ量が一定の水準に達していないと、HPを削る事すら叶わない。
かと言って火力偏重ビルドでは、一定ターンおきに繰り出される大技で全滅する。
バフ、デバフ付与スキルも完備……つまりシナジー・コンボビルドの対策も完璧。

「だけど、それが良くなかった。つまり――コンセプトが明白過ぎたんだよ。
 あんた達は、俺達が何者かを忘れてたんだ……俺達は、ゲーマーなんだよ。
 四六時中、まだ見ぬ対戦相手にメタ張る事を考えてるんだぜ。分かるかな」

――要するに、俺達はただルールを暴いて、その裏を掻いただけだ。

「ログチェックはまだ終わらないのか?正直な話……俺は、その瞬間が待ち切れないんだ」

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


169embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:52:44
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅰ)】


『守るだぁ?てめーはなんにも分かっちゃいねえなエンバース。モンデンキントがおこな理由がよ。
 これから俺はモンデンキントと一線交えるがよぉ、お前は俺とあいつのどっちを守るんだ?ええ?
 守りたいモン同士がバトるとき、そのどっちを優先するか……決めてあんだろうなおい?』

「一戦、交えるだって……?な、なんでだ!なんでそうなる!
 例えあんたがうんちぶりぶり大明神だったとしても、明神さんは明神さんだ!
 ……あんたにとっては、そうじゃないのか?今まで、一緒に旅をしてきたんだろ!?」

『のべつまくなく守ろうなんてのはな、エンバース。ゾンビとあんまし変わんねえぞ。
 本能が求めるのが食人か庇護か、違いはそれだけだ。まぁしょうがないか!焼死体だもんね!
 ホントはお前、生前の欲求に従って動くだけのガチゾンビなんじゃないのぉ?』

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


170embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:53:58
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅱ)】

『さて、挨拶が遅れちまったな。俺がうんちぶりぶり大明神だ。説明は……要らねえよな――』

「明神さん、考え直せ。こんな事、何の意味もない……!」

『まさかこんな形でツラ拝む羽目になるとはな。だけど一応、お前に言おうと思ってたことがあるんだ――』
『しかしまぁがっかりだなぁ?みんな大好き月子センセーが、こんな小便くせえガキだなんてよ――』」

「明神さん……本気で言ってるのか?」

『どーもお前とモンデンキントが結びつかねえんだよな――』」
『気付いてっか?リバティウムを出てからこっち、俺たちがみんな別々の方を向いてるの――』」

「……明神さん、やめろ。こいつに意見があるのは分かった。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


171embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:55:45
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅲ)】

『――『黎明の剣(トワイライトエッジ)』、プレイ!』

立ち込める濃霧/付与される攻性魔力――成立するのは一帯を覆うダメージフィールド。
スペルに対する除外手段を持たない焼死体は――しかし平静を崩さない。

『なゆちゃんなぁ、この一ターンはうちからのサービスやよ~
 うちはなゆちゃんの事はかってるし、うち【ら】ではでけんことをやってくれると思うてる
 でもなぁ、うちもなゆちゃんのリーダーの資質、見てみたいんやわ~』

「……残念だよ、みのりさん。あんたは……もう少し、優しい人だと思ってた」

ATBを持たない焼死体が時間を無為に過ごす理由は一つだけだ。
時間経過による勝率の低下を、一切考慮していない。
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172embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:56:54
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅳ)】

焼死体が体ごと、なゆたへと振り返る/声を頼りに歩み寄る。
そして辿り着く――向き合う形/彼我の口論における定位置。
だが憎まれ口が紡がれる事はない/何一つ、言葉は伴わない。
何よりもまず、その失意/涙に濡れた美貌を――抱き寄せた。

「……心配するな。大丈夫だ――俺がいる」

黒焦げた左手が、幼子をあやすように、なゆたの頭を撫でる。

「言ったろ……俺が、守ってやるって。お前がどんなに嫌がろうと……そんなの、知った事かよ」

――そうだ。俺は誓ったんだ。誰にも、お前を傷つけさせはしないって。
今度こそ、失敗なんかしない。絶対に、絶対に、守り抜いてみせるから。
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173embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:58:50
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅴ)】

「行ってくる……寂しがるなよ?」

なゆたを解放/漆黒の狩装束を翻し――懐から抜き放つ、溶け落ちた直剣。
一歩踏み出し――ふと、足元の[スライム/ポヨリン]を俯瞰する。

「オウル、お前がご主人様の盾になれ――剣は、俺が務める」

言葉と同時/左手は衣嚢を探る/引きずり出すのは――小さな革袋。
それを掲げ/握り潰す――瞬間、溢れ返る液体/酒気。


【小さな革袋(ちいさなかわぶくろ) ……インベントリを二枠拡張する。拡張されたインベントリに、これと同類のアイテムは入らない。
 ――いいから、まずはこれを買っておけ。優れた武器で魔物を殺して、その次は?死体を担いで歩き回る気か?――】
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3 番外編投下用スレ (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 ◆POYO/UwNZg :2019/03/20(水) 18:54:52
本編の補完、補足、外伝等ブレイブ&モンスターズ!関連SSの投下用スレです。

2崇月院なゆた ◆POYO/UwNZg :2019/03/20(水) 18:57:36
『異邦の魔物使い(ブレイブ)』一行がリバティウムを離れ、王都キングヒルへ向かってからのこと。

「ミハエル・シュヴァルツァー。まだ臍を曲げているのか? いい加減に機嫌を直したらどうだ」

魔族が根城にしている廃墟の一室で、いまだにむくれている金獅子へ兇魔将軍イブリースが声をかける。
金獅子ミハエルはイブリースを一瞥すると、フンと鼻を鳴らした。

「別にいいだろう、仕事はしているんだ。……まだなんの進展もないが。
 雲を掴むような話さ、バカバカしい。こんなことより、さっさと連中を――」

「………………」

「……わかってるよ、わかってる」

ミハエルはここぞとばかりに不満をぶちまけようとしたが、イブリースの額の第三の眼に睨まれて沈黙した。
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4 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第三章 (Res:262)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 ◆POYO/UwNZg :2019/01/29(火) 21:46:59
――「ブレイブ&モンスターズ!」とは?


遡ること二年前、某大手ゲーム会社からリリースされたスマートフォン向けソーシャルゲーム。
リリース直後から国内外で絶大な支持を集め、その人気は社会現象にまで発展した。

ゲーム内容は、位置情報によって現れる様々なモンスターを捕まえ、育成し、広大な世界を冒険する本格RPGの体を成しながら、
対人戦の要素も取り入れており、その駆け引きの奥深さなどは、まるで戦略ゲームのようだとも言われている。
プレイヤーは「スペルカード」や「ユニットカード」から構成される、20枚のデッキを互いに用意。
それらを自在に駆使して、パートナーモンスターをサポートしながら、熱いアクティブタイムバトルを制するのだ!

世界中に存在する、数多のライバル達と出会い、闘い、進化する――
それこそが、ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」なのである!!


そして、あの日――それは虚構(ゲーム)から、真実(リアル)へと姿を変えた。


========================

ジャンル:スマホゲーム×異世界ファンタジー
コンセプト:スマホゲームの世界に転移して大冒険!
期間(目安):特になし
GM:なし
決定リール:マナーを守った上で可
○日ルール:一週間
版権・越境:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:なし

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256明神 ◆9EasXbvg42 :2019/03/10(日) 19:26:48
なゆたちゃんはイブリースの言葉を何度も咀嚼し、その意味を掴み取らんとしていた。
奴らの真意は俺にだって分かりゃしねぇし、情状を酌量しようとも思わん。
結局のところ、俺たちにできることは一つっきりしかない。

>「……頑張らなくちゃ」

「……そうだな。頑張ろう」

頑張る。努力する。必死に足掻く。
右も左も分からないままこの世界に放り出された俺たちにとって、選択肢はあまりに少ない。

だけど、『頑張る』『頑張らない』の二つから選べるのなら、俺は迷わず前者を取ろう。
雛鳥みてえに口開けて待ってたって、棚からぼた餅は降ってきやしないのだから。

>「君達がミドガルズオルムを消えさせてくれたんだよね、本当助かったよ!
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


257明神 ◆9EasXbvg42 :2019/03/10(日) 19:27:28
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

前代未聞の大災害に見舞われ、死者こそ出なかったものの甚大な被害を負ったリバティウム。
ようやく復興が始まった街の中を、俺はしめじちゃんと連れ立って歩いていた。

「交易所も半壊かぁ。また遊べるようになるまでしばらくかかりそうだな」

ひび割れた石畳を張り替える石工たちが、移動屋台を呼び止めて昼餉を購入する。
俺たちもその行列に並んで、ワイルドボアの串揚げを買った。

「やっぱ脂の味しかしねぇなこれ。ちゃんとしたトンカツが食いてぇよぉ」

世界を救ったあと、俺はアルフヘイムに永住するつもりだ。
現実世界で仕事に追われながら細々と暮らすより、きっとこっちの方が面白おかしく生きられる。
だけど一つだけ悩みがある。俺は現実世界の、飯だけは好きだった。
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258明神 ◆9EasXbvg42 :2019/03/10(日) 19:28:09
「ロクな奴じゃなかったよ。ガサツで、傲慢ちきで、気に入らないことがあるとすぐ殴る。
 おれはあいつの腰巾着だったから、バルゴスを見る路地裏の奴らの目をよく知ってる。
 用心棒なんて気取っちゃいたがよ、おれたちゃ鼻つまみ者だったのさ」

注いだワインの残りを、ゴロツキは自分で呷った。

「だけど……それでも、俺たちの仲間だった。
 喧嘩にめっぽう強いあいつのおかげで、おれたちは他のチンピラに虐げられずに済んだ。
 曲りなりにもこの街を守ってた奴の最後にしちゃ、あんまりだよ」

バルゴスを喰い殺したのはバフォメットであり、それを使役するライフエイクだ。
だけど、奴がバフォメットと対峙する理由を作ったのは、俺だった。
俺があいつをこの件に巻き込まなけりゃ、バルゴスは死なずに済んだだろう。
言い訳のしようもなく、バルゴスが死んだのは俺のせいでもあった。

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259明神 ◆9EasXbvg42 :2019/03/10(日) 19:28:43
俺は墓標代わりの大剣の前で、両手を合わせて祈った。

バルゴス。悪かった。死なせるつもりはなかったんだ。
そして、お前がバフォメットと対峙してたおかげで、俺たちは致命的な挟み撃ちを受けずに済んだ。
ありがとう。……って言っちまったら、またお前は怒るかな?
俺がこの先死ぬことがあったら、あの世でもっかい詫びるよ。どうせ行くところは同じだ。

隣でしめじちゃんも手を合わせている。彼女は何を祈ってるんだろうか。
一通り心の中でつぶやき終えた俺は、ゴロツキの指示通りに回れ右した。

「待ちな」

いつの間にか墓標まで歩いてきていたゴロツキが、俺の背後から声をかけた。
振り向くと、鞘に収められた大剣が放物線を描いて迫る。
反射的に掴めば、ずしりと筋を痛めそうなくらいの重さを感じた。
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260五穀 みのり ◆2zOJYh/vk6 :2019/03/17(日) 13:34:23
既に結末はわかっていた
3ターン稼ぎ、腹いせ紛れの一撃を食らわせた時点でこうなる事はわかっていた
この時間稼ぎのために力と財力を使い果たしたが、仲間たちはそれに見合う結果を出す事は

仰け反るミドガルズオルムに背を向け降下を開始したみのりの目に映るのはマリーディアとライフエイクの邂逅……そして散華
縫合者は強力な複数の魔物を繋ぎ合わせるため、被験者は拒否反応により耐え難い苦痛に苛まされ続ける事になる
事実ゲームで登場した縫合者は正気を失い狂える存在となっていた

そんな苦痛に数千年の時を耐え続けたライフエイク
マリーディアと再会した時点で結末は決まっている
個人的にはこのような邂逅など認められるものではないが、事ここに至っては仕方がないと納得するしかないだろう
今更マリーディアの首を刎ねようにももはや間に合わないし、何よりこの邂逅を良しとし奮戦した仲間たちの意思を尊重しようと思えたからだ

では何ゆえにイシュタルを装甲のように身にまとい、収穫祭の鎌(サクリファイスハーベスト)によって召喚された大鎌を携えるのか
それはみのりの中ではまだ戦いが終わっていないからだった
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261五穀 みのり ◆2zOJYh/vk6 :2019/03/17(日) 13:34:58
今までいついかなる時でも余裕を持ち思考を巡らせられていたのは、自分は安全である
それだけの力(パズズ)を有しているから、という揺ぎ無い精神的な支柱があったからだ
それをなくした今、目の前に立ちはだかる絶対的な力に成す術を見出すことができないでいた

しかし、ミハエルの言葉とは裏腹に、イブリースに戦う意思はなかった
言葉を交わしミハエルを伴い門に消えて行ったのを見送り、みのりは文字通り崩れ落ちる

「はぁ~~~因果な話やねえ……
王の刺客とか言われてもうたけど、何となく色々と合点がいったわ
うちらがガチャ回してパートナーモンスターを引くように
ニヴルヘイムは確定ガチャ一回で金獅子はんを召喚
アルフヘイムは十連ガチャで不特定を召喚
いう感じなのカモやねえ」

なぜに自分たちが召喚され、いいように戦わされているのか?
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


262五穀 みのり ◆2zOJYh/vk6 :2019/03/17(日) 13:41:37
【五穀みのり追加情報】

みのりはスマホ2台複数アカウント持ち
ブレモン世界への転移において周囲を信用せず自身の切り札として隠し持っていた
またデッキ情報を開示してから秘かにデッキ構成を変更するなど、共に旅する仲間も騙していた

最大の切り札は超レイド級複合モンスターパズズであったが、召喚するだけでクリスタル4桁、召喚維持のために秒単位でクリスタル二桁単位で消費してしまうため、現在のクリスタル残量7
膨大なクリスタルと超レイド級戦力の喪失により、大きな心境の変化が訪れている?

パートナーモンスターは従来一人レイドしていた時のパートナーモンスターに変更済

【パートナーモンスター】

ニックネーム:ノートル
モンスター名:カリヨンシェル
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5 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第二章 (Res:159)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 ◆POYO/UwNZg :2019/01/22(火) 11:12:57
――「ブレイブ&モンスターズ!」とは?


遡ること二年前、某大手ゲーム会社からリリースされたスマートフォン向けソーシャルゲーム。
リリース直後から国内外で絶大な支持を集め、その人気は社会現象にまで発展した。

ゲーム内容は、位置情報によって現れる様々なモンスターを捕まえ、育成し、広大な世界を冒険する本格RPGの体を成しながら、
対人戦の要素も取り入れており、その駆け引きの奥深さなどは、まるで戦略ゲームのようだとも言われている。
プレイヤーは「スペルカード」や「ユニットカード」から構成される、20枚のデッキを互いに用意。
それらを自在に駆使して、パートナーモンスターをサポートしながら、熱いアクティブタイムバトルを制するのだ!

世界中に存在する、数多のライバル達と出会い、闘い、進化する――
それこそが、ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」なのである!!


そして、あの日――それは虚構(ゲーム)から、真実(リアル)へと姿を変えた。


========================

ジャンル:スマホゲーム×異世界ファンタジー
コンセプト:スマホゲームの世界に転移して大冒険!
期間(目安):特になし
GM:なし
決定リール:マナーを守った上で可
○日ルール:一週間
版権・越境:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:なし

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153崇月院なゆた ◇uymDMygpKE :2019/01/29(火) 21:41:15
>「戻れ……!クソッ、戻れ!」

明神が何度も何度もスマホの液晶をタップする様子を、なゆたは眉を下げて見遣った。
誰が見ても、バルログは死亡している。あのタイラントに上半身と下半身を真っ二つにされたのだ、当然と言えるだろう。
ゲームのブレモンでは、パートナーは例え死んだとしても教会などで復活させることができる。
しかし、自分たちの今いるアルフヘイムは、ゲームのそれとは似て非なる世界。
ならば――

――死ぬと、復活できないんだ。

当たり前といえば、あまりに当たり前の事実に、なゆたは今更ながらに戦慄した。
今までは、何となくゲームの延長線上のノリで行動している部分が多かった。例え負傷したり、最悪死んでも何とかなるだろうと。
だが、そうではなかった。この世界での死、それはゲームの死なんかではない。
現実世界と何も変わらない、本当の死――。
バルログはそれを教えてくれた。今後は慎重の上に慎重を重ね、安全を確保することを第一に考えて行動しなければならない。
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154崇月院なゆた ◇uymDMygpKE :2019/01/29(火) 21:41:33
「ぅ……」

三日ぶりの、燦々と輝く太陽。その光の眩しさに、右手で額に庇を作って目を眇める。
次に気が付いたとき、一行はクエストに潜った試掘洞がある鉱山の麓にいた。
ポータルはきちんと仕事をしたということだ。しかし、崩落が起こってしまった今となってはもう二度と行けまい。
あの場所は古の暴君の墓所として、岩と瓦礫に埋もれてしまった。
ガチ勢としてはタイラントのドロップアイテムなどを微細に調査したいところだったが、已むを得まい。
命あっての物種、というやつだ。

>「ここは……鉱山の麓か。山を降りる手間は省けたな、はは」

>「あ~~お日様が気持ちええわ~
>真ちゃんお疲れ様~なゆちゃんもよう頑張ったねえ、吹き飛ばされたみたいやったけど怪我はあらへんようでよかったわ~
>真ちゃん信じて全部託すとか、女っぷりが良かったよー」

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155崇月院なゆた ◇uymDMygpKE :2019/01/29(火) 21:41:50
「♪太古の眠りより目覚めし赤鋼(あかがね)の巨人 神の似姿より放たれるは 万象を灼き穿つ憤怒の雷光――
  其を撃ち斃せしは異界よりの使者 その名も猛き五人の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』――
  闇の暴威に慄える者よ 今ぞ蒼穹を視よ 紅き光輝放ち翔くる『紅玉の竜騎兵(ルビードラグーン)』の雄姿其処に在り
  御名を讃えよ 彼等の御名を その名も猛き五人の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』――」

マルグリットが何やら妙な節をつけ、即興で作った恥ずかしい歌を歌っている。やたら声がいいのが逆にイラっと来る。

>「戻ろう、ガンダラに。そこのイケメンには聞かなきゃならないことが沢山ある。
>三日ぶりにまともな寝床と食事にありつけるぜ。……マスターも、待ってるだろうしな」

そんなマルグリットになゆたと同じくイラッとしたのか定かではないが、明神がそんなことを言う。
マルグリットは歌を中断すると、しっかり頷いた。

「無論。『異邦の魔物使い(ブレイブ)』の申し出とあらば、このマルグリットに否やはない。
 この脳髄に納められし智慧の幾許かでも、御身らのお役に立てるのであれば喜んで。我が賢師もそれをお望みのはず」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


156赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/29(火) 21:43:21
タイラントのコアを撃ち抜いた音は、真一とグラドの背を追って、後方から聞こえてきた。
人と竜が一体となって敢行した、音の速度さえも超えた突撃。
剣を握る両手に残った衝撃が、その威力の程と、それが齎した結果を雄弁に語っている。

>「バルログ、戻れ……!」

>「戻れ……!クソッ、戻れ!」

次いで真一の耳に届いたのは、地面に倒れ伏せるバルログに対し、尚も懸命に呼びかける明神の悲痛な叫びだった。
スマホでステータスを見る余裕は無かったが、あのバルログがタイラントによって胴体を引き裂かれるシーンは、真一も確かに目撃していた。
確認するまでもなく――バルログの命は既に喪われてしまったのだろう。

もしも、自分が同様にグラドを喪ったら、一体どんな心境になるのだろうか。
明神とバルログには、ほんの一時の繋がりしかなかったが、あの二人は間違いなくパートナーだった。
自分たちを救ってくれた仲間の死を弔い、真一は両眼を閉じて、僅かばかりの黙祷を捧げた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


157赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/29(火) 21:43:56
>「ここは……鉱山の麓か。山を降りる手間は省けたな、はは」

そして、真一は力なく笑う明神の元へ歩み寄り、バツが悪そうに頬を掻きながら頭を下げる。

「今回ばかりは、アンタとバルログに助けられたよ。
 バルログは……俺の無茶のせいで死なせちまったようなもんだ。
 俺たちを助けてくれてありがとう。……あと、ごめん!」

何とも不器用で、目上に対する礼儀を知らない真一らしい言葉ではあるが、その想いは明神に伝わっただろうか。
恐る恐る目を上げてみるものの、明神の横顔からは、彼の真意を読み取ることはできなかった。

>「あ~~お日様が気持ちええわ~
真ちゃんお疲れ様~なゆちゃんもよう頑張ったねえ、吹き飛ばされたみたいやったけど怪我はあらへんようでよかったわ~
真ちゃん信じて全部託すとか、女っぷりが良かったよー」

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158??? ◇jTxzZlBhXo :2019/01/29(火) 21:44:36
アルメリア王国領内、とある廃墟にて。

――遥か古の時代。
人と魔が誇りと名誉と、一つの聖地をかけて争った“天門戦争”と呼ばれる戦いに於いて、その廃墟は最前線を守護する要害として機能していた。
城を取り囲む高い城壁は、数え切れないほどの傷を受けて尚健在であり、跳ね橋へと続く荘厳な城門を見れば、兵士たちの活気で賑わうかつての姿が目に浮かぶようであった。
――しかし、そんな砦も今は昔。
すっかり朽ち果て、民衆からも忘れ去られたこの場所は、現在では人ならざる者たちが根城とする魔窟と化していた。

そして、その廃墟の中庭で一人、夜空を見上げながら立ち尽くす少年の姿があった。
年の頃は十代後半くらいだろうか。肩ほどまで伸びたブロンドの髪は絹のように美しく、前髪の隙間から覗く青い瞳は、切れ長で意志の強さを感じさせる。
一見すると性別が分からないほど中性的でありながら、されど彼の容貌は、世の女性が思わず振り返らずにはいられないくらい整っていた。
そんな少年が黒いローブを纏い、月明かりの下でワーグナーを口ずさむ姿は、まるで童話の一節を切り取ったかのように幻想的であった。

「また、ここに居たのか。ミハエル・シュヴァルツァー」

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159第二章「古の守護者」ダイジェスト :2019/01/29(火) 22:20:27
王都に向けて発進した魔動機関車だったが、途中で燃料(クリスタル)切れとなってしまった。
そこで一行は、クリスタル9999個が報酬となるローウェルの指輪入手のクエストに乗り出すこととなる。
クエストの舞台である鉱山都市ガンダラに赴いた一行は、明神の尽力により、
魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭のマスターである雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)から情報を入手することに成功。
ローウェルの弟子、『聖灰のマルグリット』がガンダラ鉱山奥『第十九試掘洞』に篭っているとのことだった。
洞窟に突入した一行は、門番のアイアンゴーレム達の猛攻を切り抜け、ついに地下10階に到達。
そこでは上級魔族のバルログと聖灰のマルグリットが戦闘を繰り広げているところだった。
激戦の末にバルログを倒し、明神がそれを捕獲することに成功。
それを見て一行を異邦の勇者と認めたマルグリットは、あっさりとローウェルの指輪をくれたのだった。
帰ろうとしたその時、ゲーム中では背景でしかなかった超大型ゴーレム”タイラント”が起動し、一行に襲い掛かってきた。
捕獲したばかりのバルログの尊い犠牲により辛くも勝利。
こうしてクエストをクリアーし街に戻った一行は、マルグリットから情報を聞き出す。
それによると――
(以下本スレより抜粋)
現在アルフヘイムは“侵食”と呼ばれる未知の現象に見舞われ、以前までは確認されたこともなかったモンスターが多数現れたり、有り得ない規模の災害が街を襲ったり、或いは使い方も分からないような機械や武器が海岸に流れ着いたり――など、世界各地で様々な異変が発生しているらしい。
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6 【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第一章 (Res:81)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 ◆POYO/UwNZg :2019/01/20(日) 20:19:33
――「ブレイブ&モンスターズ!」とは?


遡ること二年前、某大手ゲーム会社からリリースされたスマートフォン向けソーシャルゲーム。
リリース直後から国内外で絶大な支持を集め、その人気は社会現象にまで発展した。

ゲーム内容は、位置情報によって現れる様々なモンスターを捕まえ、育成し、広大な世界を冒険する本格RPGの体を成しながら、
対人戦の要素も取り入れており、その駆け引きの奥深さなどは、まるで戦略ゲームのようだとも言われている。
プレイヤーは「スペルカード」や「ユニットカード」から構成される、20枚のデッキを互いに用意。
それらを自在に駆使して、パートナーモンスターをサポートしながら、熱いアクティブタイムバトルを制するのだ!

世界中に存在する、数多のライバル達と出会い、闘い、進化する――
それこそが、ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」なのである!!


そして、あの日――それは虚構(ゲーム)から、真実(リアル)へと姿を変えた。


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ジャンル:スマホゲーム×異世界ファンタジー
コンセプト:スマホゲームの世界に転移して大冒険!
期間(目安):特になし
GM:なし
決定リール:マナーを守った上で可
○日ルール:一週間
版権・越境:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:なし

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75佐藤メルト ◇tUpvQvGPo :2019/01/22(火) 11:08:16
唇をなぞる液体の感触
それは、乾いた砂漠で過ごした為に罅割れかけていたメルトの唇に潤いを与える
水分を求める身体は、無意識にもかかわらずその液体を求め……桃色の唇は小さく開き、流れ込んできたそれをゆっくりと嚥下する

「はい……これは……桃の天然の……」

そして、その行動に反応したメルトの意識が覚醒し、目を開く――すると、その眼前には【見慣れない見知った光景】が広がっていた
まるで王宮の様な豪奢な意匠が施された、けれど王宮とは思えない細長く狭い形状
窓から入り込む光を内部で屈折させ幾何学的で美しい模様を描く、神秘的な灯り
それを目にしたメルトは、寝ぼけ眼を擦りながら無意識に口を開く

「……知ってる天井です……運営は列車移動のスキップの実装を――――って、ここどこですか!?」

そして叫ぶ。己が目にしている光景が何百回と見た魔法機関車の室内グラフィックであり、尚且つ
それが画面越しではない肉眼で捕えた物である事を自覚した瞬間、メルトは勢いよく上体を起こそうとし
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76佐藤メルト ◇tUpvQvGPo :2019/01/22(火) 11:08:28
困惑しながらも認めざるを得ない可能性
というよりも、メルト自身の脳に異常が有る訳でないのならば、現状それ以外に説明のしようがない
となれば、眼前の少年少女達は……メルト自身が倒れた時に周囲に人がいなかった以上、恐らくは、【駅】でメルトが遠目に見たベルゼブブと戦闘していた者達であるのだろう
そして、自身が気絶していた以上、ここまで運んできたのも眼前の彼等にちがいない
混乱する頭を無理やりに働かせ、何とか思考をそこまで持ってきたメルトは、

「あ、あのっ!!……ど、どうも。私はPL名【メタルしめじ】です。、ええと、皆様が私をここまで連れてきてくださったのでしょうか……?
 もしそうなら、ありがとうございます……それで……《私は新参でとても弱いので》この訳が判らない状況に着いていけそうにありません
 なので……なので、寄生みたいで申し訳ないのですが、暫くの間皆様に同行させて頂きたいのですが……」

自己紹介やら懇願やらの混じった言葉を吐き出して、体を椅子に隠したまま頭を下げた

……勿論、これは本当に恐怖に怯えきっての言動ではない。いや、恐怖もあるにはあるが、今のメルトの思考の半分以上を占めるのは【眼前の人物たちをどう利用し、生き残るか】というもの
もしも、現在自分が置かれている環境が【ブレイブ&モンスターズ!】に酷似した世界であるというのであれば、自分が気絶する前に目撃した「あの」レトロスケルトンをパートナーに据えた、
アイテム増殖バグ用のゴミ編成で生き残れる筈がないと。そう考えての打算的行為であった
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77赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/22(火) 11:09:39
真一はグラドの背の上に乗ったまま、ゆっくりと荒野へ降下する。
死闘で火照った体を冷ます夜風の感触が、妙に心地良く思えた。

「あれは、魔法機関車か……?」

そして、戦いの終わりを告げるゴングのように鳴り響く警笛の方に目をくれると、遥か彼方まで続くレールの上を汽車が走って来ていた。
一昔前の蒸気機関車を連想させる、レトロな外観でありながら、荘厳さも併せ持った豪奢な装飾。
あれは、ブレモンのプレイヤーなら誰もが知っている乗り物――魔法機関車に他ならなかった。

汽車が疾駆する様を眺めつつ、地上に足を着けたグラドの背から、真一はひょいと飛び降りる。
それから真一が優しくグラドの頭を撫でてやると、グラドは嬉しそうに鼻先を擦り付けてきた。

「お前にも、随分無茶させちまったな。……ありがとよ、相棒。あとはゆっくり休んでてくれ」

真一はスマホを操作して〈召喚解除(アンサモン)〉のボタンをタップする。
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78赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/22(火) 11:09:59
>「……心配、させないでよ……。あんたにもしものことがあったら、わたし……。
 あんたの家族に、なんて説明すればいいのよ……!?」

>「テンションが上がっちゃったのはわかるけど、もう二度とあんな無茶なことはしないでね!
 じゃないとぉ~……真ちゃんの好きなハンバーグ、もう作ってあげないから!
 わかった!? 『はい』は!?」

女に泣かれると弱いのは、あらゆる男の性というやつだ。
真一は気不味そうに目を逸らしながら、右手の人差し指で頬を掻いた。

「……まぁ、なんだ。お前に心配させちまったのは悪かったよ。
 もうあんな無茶はしない――とは言えねーけど、お前と一緒に元の世界に帰るまで、絶対に死なないってのは約束する。
 ……その、お前が作ったハンバーグを食えなくなっちまうのも困るしな」

真一はそう言いながら、両目に涙を浮かべるなゆたの頭を、右手でポンポン叩く。
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79赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/22(火) 11:10:25
>「えーと……、こんばんは?」

>「……こんばんは。メロという子は知らないけれど……ええ、この乗り物が『王』の迎えよ」

そんなこんなでようやく魔法機関車に乗り込むと、中には既に先客らしき少女が居た。
しかしながら、彼女はこれまで出会って来た何人かとは違い、現実世界の人間ではないようだった。

魔女さながらのローブを纏い、黒髪とオッドアイの双眸を持つその姿は、真一もゲームの中で見たことがある。
あれは――“魔女術の少女(ガール・ウィッチクラフティ)”というブレモンのモンスターだ。
その愛らしい容貌などで人気があり、真一がブレモンを通じて話すようになったクラスメイトの小林君(キモオタ)も、パートナーとして愛用していた記憶がある。

>「ナユに、シンイチ、それにミノリね。それから……」

>「俺は……『明神』とでも呼んでくれ。本名プレイは好きじゃないんだ」

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80赤城真一 ◇jTxzZlBhXo :2019/01/22(火) 11:11:09
>「まずは、道すがら事情を説明してもらえるかしら?それから――あなたのことをなんて呼べばいいのかも、ね」

>「そうね。話せば長くなる……と言いたいところだけど、わたしもそのすべてを把握しているわけじゃない。
 わたしにわかる範囲の話でよければ、ミョウジンがトイレから戻ってきてから話すわ。
 詳しい話は、『王』から話していただけることになっているから、それを待って頂戴。
 ……あと、ユーザーフレンドリーとかクソゲーとかは……恥ずかしながら、よく分からない。ごめんなさい」

なゆたの相変わらずなマシンガンクエスチョンで、相手も若干たじろいでいたが、聞きたいことは大体言ってくれた。
しかし、どうやらこの案内者も、スノウフェアリーのメロと同じくそこまで深い事情を知っているわけではないらしい。
結局のところ、真一たちがここへ連れて来られた理由も、元の世界に帰るための手段も、王都へ行かないことには分からないようだった。

>「ちょっ、うあっ、そして痛いですっ!?」

そんな最中、真一が魔法機関車まで運び、なゆたが膝の上で寝かせていた少女が目を覚まして座席から転げ落ちた。
真一となゆたが「あっ」と声を上げる間もなく、少女はそそくさと隣の席に身を隠してしまう。
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81 第一章「旅立ちの夜」 ダイジェスト :2019/01/23(水) 21:03:58
ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」。
パートナーモンスターと共に敵と戦いながら冒険する本格RPGの体を成した大人気のスマートフォン向けソーシャルゲームである。
平凡な高校生の赤城真一は、帰りの電車の中で「ブレイブ&モンスターズ!」の対戦でもしようかと
アプリを立ち上げたところ、突如ブレモンの世界の中に転移してしまった。
戸惑う真一の前に、サンドワームという蛇型のモンスターが出現。
追い詰められあわや餌食になろうとしたところ、スマホから何者かの声が聞こえ、何故かブレモンのアプリが起動されていた。
藁にも縋る思いで召喚のボタンをタップしたところ、パートナーモンスターであるグラドが目の前に現れたのだった。
グラドと力を合わせサンドワームを撃破した真一。そこに向かってくる人影があった。
それは真一の幼馴染であり、彼と同じくこの世界に飛ばされていたガチ勢重課金プレイヤーの崇月院なゆたであった。
二人は情報を得るために、手近な駅らしき廃墟を探索することとする。
すると、二人の前に、メロと名乗るスノウフェアリーが現れた。
メロは、アルフヘイムというこの世界が危機に瀕しており、そのために彼らが召喚されたと言い
まずはこの国の王様に会って欲しいと告げる。
そこに強力なボス級モンスターである“蝿の王”ベルゼブブが出現。
メロはもう少ししたら王の迎えが来ると言い残し早々に飛び去ってしまった。
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