■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
唯「教えて澪ちゃん」
-
「〜〜楽譜の読み方を……」
「〜〜追試だそうです……」
「〜〜Cってどう押さえるんだっけ?」
「〜〜歌詞忘れたー!」
「〜〜これどうするの?」
「〜〜ここは?」
「ねーねー、澪ちゃーん」
"
"
-
澪「……やれやれ、今日は何を聞かれるやら」
ドアガチャ
律「おっす、澪」
澪「あれ、律だけか」
律「おー悪いかー」
澪「悪くはないけど……他の皆は?」
律「さあ? 何も聞いてないから後で来るんじゃね?」
澪「……まあ私も聞いてないし、そうかな」
律「ところでそろそろテストが近いな!」
澪「自分で勉強しろよ」
律「いやぁんそんなつれないこと言わないでぇん」
澪「クネクネするな」
律「いーじゃん、澪教えるの上手いしー。唯なんか1年の時、追試で100点取れたしな」
澪「あれは……唯が凄いんじゃないかな。やる気がちゃんと向かえば出来る子だよ、唯は」
律「私はー?」
澪「律も本気出せばちゃんと出来るんだから日頃から頑張ってほしいと常に思っています」
律「褒められているようで遠ざけられてる感じがするザマス」
澪「正解」
律「なんだよー唯には甘いくせにー」
澪「ん……」
律「……澪?」
澪「……なあ、律。マジメな話だけど、そう見える?」
律「えっ?」
澪「私は、他の人の目から見て唯だけに甘いように映ってる?」
律「な、なんだよ急に……えっと、私自身は、なんだかんだで今も昔も変わらず最後は澪に助けてもらう事も多いから、言うほど贔屓してるとは思ってない、ぞ。っていうか感謝してる……」
澪「そっか、よかった」
律「……き、急にどしたん?」
澪「……いや、いい、忘れて」
律「忘れてはないだろー! 結構恥ずかしかったんだぞ今の!」
澪「ご、ごめん! でも……」
律「でもも何も無い! 言えー!」
澪「え、えっと、私……もしかしたら、なんだかんだで唯に教えるの、楽しいと思ってるかもしれないんだ」
律「へえ…? まあ、なんだかんだで私のことも助けてくれる澪だし、世話焼きキャラなのかもしれないけど」
澪「ん……楽しいっていうか、毎日楽しみにしてるっていうか……」
律「……?」
澪「もし、そんな雰囲気が皆に筒抜けで、唯ばかり構ってるように見えて不愉快にさせてたら悪いなぁって思って……」
律「うーん……」
澪「……律?」
律「なんかあれだな、恋人との時間を楽しみにする乙女臭がするな!」
澪「っ!?!?///」
律「いいよーいいよーイイヨー! 私は応援するよー、澪の唯へのラブラブロードが続くように!」
澪「か、からかうな! ラブラブロードってなんだよ!」
-
律「いいからいいから! よし、そうと決まれば告白の練習だな! 言ってみ、「唯、あなたを愛してる!」って!」
澪「いきなり愛かよ! 重いよバカ! そこは普通「唯、あなたのことが好きです!付き合ってください!」とかじゃないのか!」
ドアガチャ
唯「へ? 澪ちゃん私のこと好きなの?」
紬(王道よね、こういうタイミング)
律「あっ」
澪「」
梓「ま、またまたー、どうせ律先輩の何かの冗談の流れですよね、澪先輩?」
律「そ、そーそー(梓、ナイスフォロー!)」
澪「〜〜〜〜〜〜っ///」ダッ
唯「あ、澪ちゃん!」
ドアバタン
紬「マッハで帰ってしまった」
律「せっかくの梓のフォローも無駄だったか……あっちゃあ……」
梓「ということは……本当に?」
紬「逃げるように帰ったってことは少なくとも自覚はあるってことよね? 話はあまり見えないけど」
律「あー…いや、私の口からいろいろ言うのは気が引けるから……すまん皆、深く考えないようにしてくれ」
唯「でもりっちゃん、澪ちゃんはどうするの?」
律「……なんとかするよ」
〜〜翌朝〜〜
澪(あああああ何で逃げ帰ってしまったんだ私のバカバカバカ! 梓と律の流れに乗っておけばよかったのに!)
(あれじゃその通りです唯のこと好きですって言ってるようなものじゃないか!)
(……そうか、本当に好きなのか、私は。唯のこと……)
(だとしたら……尚更、どんな顔して唯に会えば……)
「……ダメだ、もう学校行けない……」ウジウジ
澪母「澪ちゃーん? 遅刻するわよー?」
澪「……今日は休む……」
澪母「あら、どこか悪いの?」
澪「タイミング……」
澪母「え?」
澪「い、痛くて……(心が)」
澪母「……女の子の日?」
澪「……う、うん(ある意味)」
澪母「じゃあ、そういうことにして学校に電話しておくわね?」
澪「うん……お願い」
澪母「えーと、学校の番号はっと……」
律「おばさん! その電話待ったぁ!!」
澪母「あらりっちゃん、おはよう」
律「おはようございます! 奥様は今日もあのまばゆい朝日のごとくお美しい!」
澪母「あらやだ照れるわ」
律「というわけで朝早くから失礼ですが澪の説得をさせてください! 昨日いくら電話しても出てくれなかったので!」
澪母「あ、やっぱりサボりなのね? 何があったのかしら」
律「ええと、学校でやらかしちゃいまして……責任の一端は私にもあるので、なんとかするまで居座る覚悟で!」
澪母「わかったわ。介錯が必要なときは呼んでね?」
律「黒髪ロングに日本刀って合いますよね」
澪母「わかってるじゃない。さ、どうぞあがって」
律「お邪魔します。待ってろ、澪っ!」ダッ
澪母「……ま、りっちゃんが一緒にいるうちは大丈夫よね」
ドアバァン
律「澪、話を聞いてくれ!」
澪「やだ」
律「……いや、あのさ、ホント、こんなつもりでからかったわけじゃなかったんだ、ごめん!」
-
澪「……律は悪くないよ。あの場で逃げ帰った私が悪いんだ」
律「………」
澪「だから、律から何を聞いてもしょうがない。これは私の問題なんだ」
律「あー、いや、でも、その、あれだ、唯のやつ、多分よくわかってないと思うぞ」
澪「……そうかな」
律「ほら、唯みたいなやつの考える「好き」って、たぶんライクのほうだよ」
澪「……まあ、充分可能性はあるな」
律「だからそう、案ずるより産むが易し! やってしまえば出来るものさ! 案外なんとかなるって!」
澪「……でも、仮に唯に対してそうだとして、他の皆に対しては? 梓にもムギにも知られたようなものだろ?」
律「そこはこの部長に任せなさい! 同じ部の仲間の恋路を笑うようなやつはツインペダルに蹴られて死んでしまえ!」
澪「いや、死なれても困るんだけど…。っていうか、ムギも梓もいい奴だから笑ったりはしない…と思いたい」
律「私もそう思う。だから別に問題ないんじゃね?」
澪「むっ……」
律「な?」
澪「……律に言い包められるのは、なんか癪だ」
律「なんだよそれー!」
澪「……冗談だ。だけど、やっぱり怖いよ。唯にしろ、ムギと梓にしろ、私を見る目が変わってしまうような出来事だよ、あれは」
律「変わらないよ」
澪「変わらないわけないよ」
律「変わらないよ。相手が澪だから」
澪「……どういうこと?」
律「私に言ってくれたじゃないか。唯ばかり構ってるように見えて不快にさせてないか心配だった、って」
澪「う、うん」
律「そのことだけは、昨日既に皆に言ってあるんだ。今までそうやって『見る目』で気を遣わせてきたんだから、これからはそんなことのないように、って満場一致で決まってる」
澪「………」
律「余計なお世話だったかもしれないけどさ」
澪「……ううん。ありがとう、律」
律「……行くか?」
澪「……うん」
〜〜行ってきますドアガチャ〜〜
唯「あっ、澪ちゃんやっと出てきた!」
澪「ってっえええっうぇっゆっゆ唯!? なんでここに!? おい律!?」
律「い、いや、私は知らない!ホントに!」
唯「いやぁ、告白されたようなものだし、ちゃんと返事しないと悪いなぁって思って来ちゃいました」テヘ☆
澪(しっかりわかってるじゃないか律ゥゥゥゥゥゥウ!!!)←小声
律(す、スマン! でも「テヘ☆」って可愛い唯が見れたからいいだろー!?)←小声
澪(そういう問題じゃないだろぉぉぉぉぉ! 心の準備くらいさせてくれぇぇえ!)←小声
唯「でね、その返事なんだけど……」
澪(あっちょっと待って唯!)←
律「いやそこは大声で言えよ」
-
唯「ゴメンね澪ちゃん、私そういうのまだよくわからないんだ。恋人関係になりたい「好き」っていうの。だから…ゴメン」
律「あっ……」
澪「………」
律(ある意味合ってたのか、私の説は。……じゃなくて! これって……)
澪(……ふられた、のか)
(……あんなグダグダな、告白にもなってないような告白じゃ……こうやってあっさり終わるのがお似合いってことか)
律(こ、こういう時、私は何て言ってやればいいんだ!?)真っ白
唯「だから、ね、澪ちゃん」ギュッ
澪「なっ!? ゆ、唯、手っ、えっ!?」
唯「えっ?」
澪「な、え、えっと……な、何?」
(何を間抜けに聞き返してるんだ私はぁぁ!? で、でもふった相手に馴れ馴れしい唯もどうかと思うし!? だから結局何なんだ!?ってのは至極当然の疑問で!? だよね!?)
唯「えっと、その、教えて欲しいな、って。好きって気持ち。告白して、恋人同士になりたいって思うってどういうことなのか、私も知りたいから」
「そして、わかったらもう一回、澪ちゃんの告白にちゃんと返事がしたいから」
澪「………へ?」
律(………ん? お?)
唯「澪ちゃんの近くで、それがどういうものなのか教わりたいんだ。私、澪ちゃんに教えてもらうの好きだから。……ダメ?」
澪「…………へ?」
律(頷け澪! 頷け!)←小声
澪「う、うん」コクリ
唯「いいの?」
律(頷け澪! 頷け!)←小声
澪「う、うん」コクリ
唯「やった! ありがと澪ちゃん! 大好き!」ダキッ
澪「!?」
律(よォし! せっかくだし「私も大好きだ!」くらい言え!澪!)←テレパシー
唯「あっ、こういう「好き」とは違うんだよね。あまり気軽に言わないほうがいいのかな……」
澪「い、いや、そういうのが唯らしさだと思うし……私も唯のそういうところが好きなんだと思うし……///」
唯「……えへへ。じゃあ、人を好きになるってどういうことなのか、教えてね? 澪ちゃん!」
澪「う、うん///」
唯「……えへ〜」ギュー
澪「……と、とりあえず、ずっと抱きつかれてるとなんか恥ずかしくなる、かな///」
唯「えぇー」( ̄д ̄)
"
"
-
おわった
-
好き
-
また唯澪かよ糞つまらねぇー
2度とこんな屑カプ書くんじゃねーよ糞がっ!!
-
自分の嫌いなカプだからって貶すのは良くないと思います。
-
↑何か毎回唯澪につっかかってるよな。
SSは短いながらもギュッと詰まってていい感じ。
唯澪だけど、律の絶妙なフォローもよし。
-
上の者です。
↑↑でした。
9の方、失礼しました。
-
唯澪は正義
-
律の彼氏疑惑の回で唯と一晩中電話してた時の澪が一番可愛い
-
唯にとっちゃ睡眠の邪魔をされていい迷惑だけどな、所詮在日は自己中でろくでもない屑って事が新たに証明されたシーンだった。
-
あれは澪にとって律の次に心を開いて甘えられるのが唯だというシーン
唯澪最高
http://gazo.shitao.info/r/i/20140909233930_000.jpg
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■