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律「カフェオーレが飲みたいの♪」
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雨の日に1人で喫茶店。
なーんか大人じゃん?私。
これでこのコーヒーの色が真っ黒だったら、きっともっと大人っぽいんだろうな。
1人で喫茶店に入ってブラックのコーヒーを飲む。
うん。大人だね。
今はまだ子供だけど、さ。
ゆっくりとカフェオレを口に運びながら案外大人なんて、このコーヒーみたいなものかな、なんて。
始めは砂糖やミルクがタップリ入ったコーヒーなのに大人になっていくと、段々色んな物が必要なくなっちゃって、何にも入ってない真っ黒なコーヒーになっちゃうのかな。
うーん。何だか寂しいぞ。
きっと澪だったら「洗練されていく」なんて表現しちゃうんだろうな。
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唯だったら?
あいつはとびっきり甘いカフェオレを幸せそうな顔をして飲むに違いない。
ムギは意外にすんなり飲めちゃいそうだ。
いやいや、もしかしたら「ちょっと苦いね」なーんて言って砂糖を少し足しちゃうかな。
梓は…。ぷぷっ。苦いのを我慢して飲みそうだ。渋そうな顔が目に浮かぶぜ。
さわちゃんはたまにブラックコーヒー飲んでるから平気か。
「いつか分かるわよ」とか言っちゃうあたり大人だよな。
絶対言ってやんないけどね。
喫茶店の窓から、カラフルな傘が並んでやってくる。
小さく手を振ると唯がブンブンと大きく手を振り返す。
おーい、隣の梓にかかってるぞ。
あ、怒られた。
いや、そんなにしょげなくても…。
おー、梓が慌ててる。
ははは、面白いやつらだなー。
うん。いつも通りの私達だ。
カフェオレを飲み干して私らしく元気よく店を出る。
カフェオレの甘さを口に残したまま、みんなの所まで駆けて行く。
私らしい元気な笑顔で。
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以上です。
誕生日に待ち合わせをする律を想像してみました。
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乙
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