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律「記憶にない私の誕生日」

1 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:00:38 4yuRXUCg0
元ネタ:こち亀147巻「記憶にないわしの誕生日の巻」より


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2 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:01:06 4yuRXUCg0
律「お誕生日おめでとう!!」

友達A「えへへ,なんか照れるなぁ〜」

友達B「私からプレゼントだよ。」

友達A「お,服か。ありがとう。」

律「私からもプレゼントだよん♪」

友達A「お,何々?」

律「はいこれ。」

友達A「お!! これ前から欲しがってた『妖怪ウォッチ2 元祖』じゃん!! ありがとう。」

律「どういたしまして。」

一同「ワイワイガヤガヤ」

律(…ん?まてよ。 私の誕生日は?)



澪「8月21日は律の誕生日だったじゃん!!」

唯「あー!! 忘れてたー!!」


3 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:02:10 4yuRXUCg0
訂正
×友達A「お!! これ前から欲しがってた『妖怪ウォッチ2 元祖』じゃん!! ありがとう。」
○友達A「お!! これ前から欲かった『妖怪ウォッチ2 元祖』じゃん!! ありがとう。」


4 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:03:08 4yuRXUCg0
すみません,
正しくは「お!! これ前から欲しかった『妖怪ウォッチ2 元祖』じゃん!! ありがとう。」
です。
>>3は無視して下さい。


5 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:03:55 4yuRXUCg0
梓「練習しててそれどころじゃなかったですよね。」

澪「新しいカチューシャ欲しがってたのにな。」

唯「私もまんじゅう買っちゃったよ。」

澪「お前は食べ物しかないのか!」

梓「私はドラムスティック買ったんですけど。」

紬「超高級コーヒー買ったんだけど。」

梓「どうしましょうか?」

唯「忘れてたならやらないでいいんじゃない?」

澪「いや,何かのきっかけで思い出すかも…」

ほわんほわんほわーん

律『忘れたのをいい事にごまかそうとしていたのかー−−ー』

澪『そんなわけでは…』

ほわんほわんほわーん

梓「怒りますね。」


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6 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:04:25 4yuRXUCg0
唯「じゃあ日を改めて誕生日をやろう!」

梓「でもなぜ8月21日にやらなかったを責めますよ! きっと!」

紬「絶対責めるわよねー。」

澪「確かに。」

ほわんほわんほわーん

律『どーせ忘れるほどの誕生日ですからー。いいですよ,今更プレゼントなんか! だーれにも覚えてもらえない誕生日ですか

らねー。』

ほわんほわんほわーん

澪「あいつのことだからチクチク嫌みを言うと思うぞ。」

梓「そうですよね…」

唯「行くも地獄,戻るも地獄か…」

澪「八方塞がりだな…」

紬「誕生日をやった…ってことにする?」

澪「どういうことだ? ムギ。」

紬「りっちゃんには悪いんだけど… 私たちが忘れたのではなく,りっちゃんが忘れた…という事に。」ピッピッ


7 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:05:01 4yuRXUCg0
紬「4人が同時に気づくということは… りっちゃんも気づいた様な… いやな予感がするので… 早めに手を打った方がいいと

。」

梓「でもどうするんですか?」

紬「そこは私に任せて。」



律「思い出したぞくそ〜 あいつら〜」タタタタ

律「誕生日にはいろんな約束したくせに〜 すっかり忘れやがって!!」タタタタ



斉藤「お嬢様,指示された物全て製作しました。時間がなかったのですが… 合成は十分の出来と…」

紬「ありがとう。」

斉藤「検索ナビでは田井中氏がこちらに向かっています。あと1分で到着します。」

澪「やはり気づいていたとは…」

執事「来ました! 早く!」

斉藤「成功をお祈りしております。」

紬「ありがとう。」



斉藤「どうぞ。」

律「あ,どうも… 何だ,あの人達? まあいいか。」


8 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:06:10 4yuRXUCg0
ガチャ

律「お前ら〜 私の誕生日を忘れ…」

紬「いや〜 楽しかったわね。」

澪「ああ。」

唯「最高だったよ。」

梓「いい誕生日会だったですね。」

律「えっ?」

澪「律の誕生日でしょう。」

紬「8月21日にやったじゃない。」

律「私の誕生日パーティーやったっけ?」

澪「やったじゃないか。」

唯「りっちゃん何言ってんの〜。」

紬「あと時りっちゃん物凄く喜んでて。」

梓「もう大はしゃぎでしたよ。」

律「記憶にないんだけどな〜 全然覚えてない…………」

澪「めずらしくあいつ記憶がしっかりしているぞ。」


9 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:06:45 4yuRXUCg0
紬「ここで例の物を使うから。」

紬「その時の写真があるわよ。」

律「え? 写真?」

紬「ほら。」

律「あー!!」

紬「ほら!」

律「あー あー」

澪「でしょ?」

律「思い出したぁ!! あの時はしゃぎまくってたなー!! パーティーやったなー!!」

紬「お誕生日会やったでしょう。」

梓「やりましたよ!」

澪(単純なやつだ…)

律「ごめーん,はしゃぎまくってたから忘れちゃって。」

唯「いいっていいって。」


10 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:07:13 4yuRXUCg0
澪「そうそう。」

律「ところで私プレゼントなんてもらったっけ?」

唯澪紬梓「」ドキッ

澪「も,もらったじゃないか。」

紬「そうよ,写真があるもの,ほら。」

律「あー!!」

唯「でしょー!!」

紬「だけどすぐあけちゃったんだよね。」

唯「そうそう。」

梓「あの時,律先輩が『私は一気に全部使うぞ!!』なんてこと言いましたからね。」

律「そ,そうだっけ?」

紬「その時の動画があるわよ。」


11 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:07:40 4yuRXUCg0
律「え?」



澪『律,お誕生日おめでとう。』

梓『お誕生日おめでとうございます。』

律『おー,みんなありがとう!!』

唯『私からプレゼントだよー!!』

律『お,何々… まんじゅうか。全部食うぞー!!』

澪『おい律,無理するな。』

律『かまわん。』

紬『り,りっちゃん……』



紬「それでまんじゅうは全部りっちゃんが一気に食べちゃったわ……」

律「でも他にもらった記憶がないんだけど…」

澪「何を言っているんだ? ちゃんともらっただろ。」



澪『はい,これ新しいカチューシャ。』

梓『これは新しいドラムスティックです。』

紬『私からは超高級コーヒーよー。』

律『うおー!! みんなありがとー!!』


12 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:08:06 4yuRXUCg0
澪梓紬『どういたしまして。』

律『よっしゃー!! さっそくカチューシャ付けるぜ!!』

澪『お,似合うよ,律。』

律『さてと,ムギのコーヒーでも飲むか!!』

紬『はい,どうぞ〜』

律『いただきま〜す…て,熱い!!』

ガシャーン

律『あー,落としちゃった… ムギ,もう一杯!!』

紬『ごめんなさい…… それ一つしかないの……』

律『何だとー!!』

澪『あきらめろ。』

梓『気分晴らしにドラムでも叩いてみたらどうでしょうか?』

律『そうするか。』

律『うおー,これいいな。叩きやすい。』

唯『りっちゃん,よかったね。』


13 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:08:31 4yuRXUCg0
律『ああ,よかった…て,うわー!! ドラムスティックがー!!』

澪『どうした,律?』

律『……割れた。』

梓『えぇ!?』

律『チクショー,せっかくくれたのにー!!』

紬『りっちゃん,そのカチューシャは!!』

律『』

澪『カチューシャも真っ二つに…』

唯『お気の毒に…』

律『うおー,何て不運な誕生日なんだー!!』



紬「……といった感じ。」

律「私そんなことしてたんだ!!」

紬「そうよ。」

律「チクショー,今考えて見るともったい事したなー。」

澪「そ,そうそう,残念だったな。」

唯「りっちゃん,ちゃんとしてよね。」


14 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:09:06 4yuRXUCg0
律「お前には言われたくない!!」

梓「ま,まあとにかくいい誕生日会でしたね。」

紬「ええ,最高だったわね。」

澪「いやー,改めておめでとう!!」パチパチ

唯「おめでとう!!」パチパチ

紬「何とかクリアーしたわ。」

唯「ホッとした。」

澪「あいつはああいうタイプだからな。」

梓「とりあえずよかったです。」

律(うーん,何か怪しい気がする……)



律「8月21日だと? その日は誕生日パーティーをやっていたぞ?」

姫子「何言っているんだい? 私達と一緒に買い物行ったろ?」

エリ「ほら,このレシート見てみ?」

律「本当だ。でもあいつら8月21日といってたし…」


15 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:09:35 4yuRXUCg0
律「そういえば不審な事が数々あるが…… う〜む。」

その夜

律「やはりあの写真は合成だ。すべて私の過去の映像や声を使用している… あいつら私を騙したな!!」

聡「ねーちゃんうるさい!!」

律「ごめんごめん,誕プレくれない上騙すとは…… 仕返してやるからな…」

翌日

律「たーのもー!!」ドガーン

澪「ビビらせるな!!」ゴチン

律「あいて!!」

梓「そういえば今日やけにテンションが高いですね。」

律「お,気づいたか。いやー,誕生日パーティーの記憶が全て戻ってさー。」

紬「よかったね。」

律「第二回誕生日パーティーをやることも思い出したよ。」

唯澪紬梓「え?」


16 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:10:12 4yuRXUCg0
律「ほうらムギが『5兆円の旅』をプレゼントすると言ってたろ。」

紬「え!?」

紬「そ…そんなこと言ったっけ?」

律「ちゃんとケータイで撮っておいた。」

律「ほら。」



紬『第二回誕生日パーティープレゼントは,世界一周5兆円の旅だよ〜』

律『やったー!!』

唯『ムギちゃんすご〜い!!』

梓『ムギ先輩さすがです。』



紬「お…おかしいな… 全然記憶にないわ…」

律「世界中で『金』使いまくるからよ・ろ・し・く。」

紬「……」

律「次,唯。」

唯「ほえ?」


17 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:10:42 4yuRXUCg0
律「焼肉100人前おごってくれるそうで。」

唯「私そんなこと言ってないよ〜」

律「証拠がここにある。」



唯『りっちゃん,焼き肉100人前おごってあげる!!』フンス

澪『お.唯さすが。』

梓『唯先輩太っ腹です!!』


律「澪や梓も証人だよ。」

律「自分の言った記憶が蘇ってきただろー!! 私みたいに!! 私と同じように!!」

律「明日の第二回誕生日パーティーがたのしみだなぁ 肉の味をしっかり覚えてるからな。100人前。」

唯「……」

律「次,澪。」

澪「な,何だ…」

律「新しいドラムセット買ってくれるんだよなー,ほら。」



澪『律,新しいドラムセット買ってあげる。』


18 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:11:08 4yuRXUCg0
紬『澪ちゃんさすがー!!』

唯『すごい!!』



澪「お,おかしいなぁ… 言った覚えがないのに…」

律「最後に梓。」

梓「は,はい?」

紬「ばれてるわね,手の内…」

澪「その様だな…」

律「梓もすごーくいい物買ってきてくれるんだよなー」

梓「え!?」

澪「なんとかせんとどんどんゆすられそうだぞ…」

紬「こちらも奥の手を…」

プルルルルル

紬「もしもし,斉藤。例の物お願い。」

斉藤『承知しました。』

その夜 田井中家

律「Zzz…」


19 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:11:39 4yuRXUCg0
律の腕に注射を打つ斉藤。

斉藤「これで1週間は眠り続けます。」

紬「ありがとう。」

紬「すみません。お願いします。」

律母「事情は分かりました。1週間部屋で寝かせておきます。」

1週間後

律「何だって!?」

紬「りっちゃんの希望を全て叶えたわよ〜。『1週間の5兆円世界の旅』記憶なくなるほど楽しめたでしょう。」

唯「いいなぁ〜 うらやましい。」

澪「これで無事に第二回誕生日パーティーは終了したな。」

律「やられた…」

唯「りっちゃん今度は私達も連れて行ってね。」

律「なんて日だ!今日はいったいなんて日だ!」



以上


20 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:14:45 4yuRXUCg0
りっちゃん誕生日おめでとー!!!!


21 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:25:11 4yuRXUCg0
訂正
>>13
×律「チクショー,今考えて見るともったい事したなー。」
○律「チクショー,今考えてみるともったい事したなー。」


22 : いえーい!名無しだよん! :2014/08/21(木) 21:26:21 4yuRXUCg0
>>8
×紬「あと時りっちゃん物凄く喜んでて。」
○紬「あの時りっちゃん物凄く喜んでて。」


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