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和「約束のあの人」
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純「部活に行く途中で」の続きです。
以下より本文が始まります。
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曽我部「はい,本日の仕事はここまで,お疲れ様でした。」
一同「お疲れ様でした。」
曽我部「真鍋さんお疲れ。」
和「お疲れ様でした。」
曽我部「明日休みだし,今日どこか寄らない?」
和「すみません,私今日用事があるもので。」
曽我部「あら,そう。ごめんね。」
和「いえこちらこそ。」
和「さて,いるかしら。」
純「あ,お疲れ様です。」
和「お疲れ。もう敬語じゃなくてもいいわよ。」
純「それじゃあ行こっか。」
和「そうね。」
私には付き合っている人がいる。鈴木純である。以前,生徒会に行く途中に純とぶつかったのがきっかけである。
それからというものの,生徒会に行く度に純が話しかけてくることが日常茶飯事となっている。
そんなある日,純にお出かけに行こうと誘われた。私はその日は予定も何もなかったので一緒にお出かけした。
このお出かけかきっかけで,私は純のことが気になっていった。
やがて,純のことから頭が離れなくなってしまった。
そこで,勇気を持って私は純に告白することにした。
純も私のことが気になっていたらしく,受け入れてくれた。
私は純と正式にお付き合いすることになった。
私達の約束として,お互いたタメ口で呼ぶことになった。
あ,唯達には内緒ね。
純「あ,私ここでバスに乗るので。」
和「あ,それじゃあバイバイ。」
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純「バイバイ。」
翌日
唯「和ちゃ〜ん,今日生徒会あるの?」
和「あるけど何か用?」
唯「部活終わったら一緒に帰らない?」
和「ごめんね,今日は用事があって一緒には帰れないのよ。」
唯「そう……」シュン…
和「そう落ち込まないで。また一緒に帰ってあげるわよ。」
唯「本当?」パァァ
和「ええ,約束は守るわ。」
唯「わ〜い!!」ダキ
和「ほら,早く離れなさい。」
その頃純の教室では……
梓「純,今日一緒に帰らない?」
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純「ごめん梓,今日用事があって無理。」
梓「そうなんだ。じゃあまた今度。」
純「うん,じゃあね。」
下校時刻
純「やっと部活終わった〜」
和「純,お待たせ。」
純「大丈夫。今来たばかりだから。」
和「あら,そう。それじゃあ一緒に帰りましょう。」
帰宅途中
純「そういえば土曜日あいてる?」
和「ええ,あいてるわ。」
純「うちに泊まりにこない? 親もあっちゃん(淳司)もいないからさ。」
和「それじゃあお願いしようかしら。」
純「ありがとー!!」
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和「ここでお別れね。」
純「あ,詳細なことはLINEするから。」
和「ありがとう。それじゃあ。」
純「バイバイ」
翌日 部室にて
律「なあ唯。」
唯「な〜に?」
律「最近和どう思う。」
唯「私もそう思ったんだ〜。昨日もさ,一緒に帰ろうって言ったんだけど用事があるからとか言って生徒会行っちゃったんだよ。」
律「何か気がかりなことは?」
唯「全く思い当たりません!!」フンスッ
ガチャ
梓「すみませ〜ん,今日掃除当番で遅れました〜。」
唯「あ!! あっずにゃ〜ん!!」ダキ
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梓「にゃ!? いきなり抱きつかないで下さい!!」
唯「よいではないか〜 よいではないか〜」スリスリ
梓「もう,離れて下さい!!」
律「相変わらずだな。」
梓「ところでムギ先輩と澪先輩はどこに?」
律「あー,あいつらは委員会の仕事で遅れてくるって。」
梓「そういえば聞いて下さい。純って知ってますか?」
律「純? 確か髪の毛がモップのあの人?」
梓「そうです!! 純ったら最近付き合いが悪いんです。」
律「それがどうしたんだ?」
梓「いつもなら一緒に帰ってくれるんですが,ここ最近用事があるとかなんとかで一緒に帰ってくれないんです。」
唯「あずにゃん,和ちゃんも最近そうなんだよ。」
梓「え?」
唯「和ちゃんが最近付き合い悪くなったのは1ヶ月ぐらい前からなんだよ。」
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梓「あ,純もそうです。1ヶ月ぐらい前から付き合い悪くなりました。」
律「とすると,和と純という子に何か関係があるかも……」
唯「でも和ちゃんと純ちゃんってあまり面識ないでしょ?」
梓「そうですよね。」
律「だよな…… と,なると単なる偶然か…?」
梓「そうだといいんですけど……」
唯「今度聞いてみようよ! 何か関係があるかもしれない。」
梓「そうですね,今度聞いてみます。」
金曜日の下校時刻
純「ごめん,待った?」
和「いえ,全然,今来たばっかりよ。」
純「じゃあ行こっか。」
和「ええ。」
帰り道
純「もう一回聞くけど,明日大丈夫?」
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和「ええ大丈夫よ。」
純「やったー。あ,そうそう急遽駄目になったらLINEくれれば。」
和「そうね。ありがとう。」
和「ねえ純,一緒に手つながない?」
純「!? 喜んで!!」
和「こうやって手を繋いで帰るのも久々ね。」
純「そうだね。」
純「あ,もうここで。」
和「そうね,明日が楽しみだわ。」
純「待っています。」
和「じゃあね。」
純「バイバイ。」
土曜日
ファミファミファミ〜 ファミファミマ〜 ←インターホン
純「はーい,今出まーす。」
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和「こんばんわ。」
純「お,来てくれたんだ。」
和「当たり前でしょ。」
純「まぁ上がって上がって。」
和「お邪魔するわね。」
純「こちらへどうぞ〜」
和「あら,豪華な食事じゃない。これ全部純が作ったの?」
純「そうだよ。」
和「美味しそうね。」
純「それじゃあいただきます。」
和「いただきます。」
和「あ,美味しいわね。」
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純「いや〜 それほどでも。」
和「純って,料理得意だったっけ?」
純「いえ,今日のためにクック○ッドで調べて来ました!!」フンスッ
和「じゃあ今日が初めての料理がほとんどってわけね。」
純「そうです!」
和「初めてにしては上出来じゃない。」
純「いや〜 それほどでも。」
純「ごちそうさまでした。」
和「お粗末さまでした。」
純「あ,そうだ! せっかくなので一緒に風呂入らない?」
和「そうね,一緒に入ろうかしら。」
純「やったー!!」
お風呂
純「狭いけど,我慢してね。」
和「いえ全然大丈夫よ。」
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純「かゆいところはございませんか〜」
和「大丈夫よ。」
純「じゃあ洗ってあげます。」
和「いや大丈夫よ。」
純「そう言わずに。」
和「それじゃお願いしようかしら。」
純「じゃあまずここから。」
和「ひゃん! 何処触っているのよ!?」
純「いや普通に胸ですけど。」
和「そういうところは自分でやるから他の所やって!!」
純「じゃあここで。」
和「ひゃん! そこもダメ!!」
純「えー クリトリスもダメか。」
和「もういいわ。自分でやるわ。」
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純「ちえー。」
和「じゃあ私が石鹸でゴシゴシしてあげるわ。」
純「ありがとう。」
和「じゃあまずは頭から。どう?」
純「和がやるとなんか気持ちいいです。」
和「そういってもらえるとうれしいわ。次は背中ね。」
純「背中も気持ちいいです。」
和「気持ちいいでしょ。もっと気持ちよくしてあげるわ。次はここね。」
純「ひゃん!? やめて!!」
和「あら気持ちよかったと思ったのに。」
純「む,胸はやめて下さい。」
和「あら私と同じこと言ってるわよ。」
純「と,いうことはまさか……」
和「その“まさか”よ!!」
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純「ひゃあん!?」
和「どう,気持ちいいでしょ?」
純「やめて!!」
和「ほら,さっきの私と同じことしている。クリトリス触られたらそうなるでしょ。」
純「ひゃい……」
和「ほらもう上がりましょ。」
純「そうですね……」
風呂上り
純「ふぅ〜。」
和「そういえば純の髪外した姿初めて見るかも。」
純「私くせっ毛だから家族以外見せないの。」
和「でもその状態で歩いていると純って分からなくなるんじゃないかしら。」
純「うーん,そうかもしれないけど,くせっ毛のままだと面倒くさいんだよね。」
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和「そうなんだ,じゃあ私リビングに行くね。」
純「あ,私も行く〜。」
リビング
純「暇だ〜。何か遊ばない?」
和「何か遊ぶものがあるのかしら?」
純「Wiiでもやりましょう!!」
和「Wiiね〜。」
純「あー,また負けた〜。」ばたんきゅー
和「これで4連勝ね。」
純「和って,こんなに強かったんだ。」
和「そんなことないわよ。」
純「ちくしょー,もう一回!!」
和「受けて立つわ。」
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純「行けー!!」バヨエ〜ン
和「これでどうかしら。」パーミテーション
純「うおー!! 負けないぞー!!」アイスストーム
和「あ,負けちゃったわ。」デナオシテキマス…
純「やっと勝ったー!!」ヤッタネ,カークン! グググググー!
和「えーと,今何時かしら?」
純「えーと,あ,もう22時!?」
和「あ,言い忘れてたけど私23時迄には寝る体になってるのよ。」
純「あ,私も言い忘れてたけど寝相悪い体になってるから。」
和「あら,お互い様ね。」
純「じゃあ寝室に案内するから。」
純「えーと,別々の部屋がいい?」
和「どっちでもいいわ。」
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純「じゃあ私の部屋で一緒に寝ようか。」
和「失礼するわ。」
ガチャ
和「あらいい部屋じゃない。」
純「ベッドで寝る? 布団で寝る? ちなみに私ベッドから落ちでも気付かないよ。」
和「じゃあベッドで寝ようかしら。」
純「じゃあ私は布団にしよう。」
和「それじゃあ歯磨きして寝よう。」
純「おやすみ。」
和「おやすみ。」
翌日
チュン チュン
和「んー… もう朝か… えーと今7時か 純は… え? あんなところにいる。」
和「純 起きて!! 朝だよ!!」
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純「んー 淳司 あと1440分…」
和「何寝ぼけた事言ってるのよ。あなた今どこで寝ているのか分かっているの?」
純「んー あ,和!!」
和「あ! じゃないわよ!! なんで階段の手すりの上で寝てるのよ。」
純「あ,本当だ。」
和「あ! じゃないわよ!! 一歩外したら怪我どころじゃ済まないわよ。」
純「ふー 危なかった。」
和「寝相悪いとは言われたけどここまで寝相が悪いとは思わなかったわ。」
純「いつもは机の上とかなんだけどね…」
和「それでも悪いわよ。」
純「うー… 眠いけど朝食にするか。」
和「そうね。」
朝食
純「こんな程度ですが。」
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和「十分じゃない。」
純「そうですか。」
和「私の家の朝食よりも豪華じゃない。」
純「そうなん?」
和「そうね。」
純「それじゃあ」
純&和「いただきます。」
純「ごちそうさまでした。」
和「お粗末さまでした。」
純「ところでこの後どうする?」
和「そうね,どうしましょうか。」
純「じゃあこの後一緒に買い物行かない?」
和「そうね,行こうかしら。」
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純「やったー!!」
お出かけ中
純「私ここのお店に行きたい!!」
和「あら服屋ね。私も新しい服買おうかしら。」
純「じゃあ行きましょう!!」
服屋
店員「いらっしゃいませー。」
純「いろいろあるね。」
和「私にぴったりなのないかしら?」
純「これいいんじゃない?」
和「うーん,あまり好きじゃないわ。」
純「じゃあこれは?」
和「これも何か違う気がするわ。これがいいかも。」
純「あ,いいんじゃない? 似合う。」
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和「ちょっと試着してくるね。」
試着後
和「そう?」
純「すごくいい……」
和「あら,気に入ってよかったわ。これにしようかしら。」
純「いいと思います。」
和「じゃあ私が今度決めてあげるわ。」
和「これなんかどう?」
純「うーん,ちょっと私には気に食わないな。」
和「やっぱり自分で決める?」
純「そうするわ。」
純「これにしよう。」
和「あら結構可愛いじゃん。」
純「そうかな////」
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和「ちょっと試着してきたら?」
純「はい////」
試着後
純「ど,どうかな……」
和「可愛いじゃん。似合う似合う。」
純「////」
和「それ買っちゃえば?」
純「じゃ,じゃあこれ買おう////」
和「うふふふ……」
店員「ありがとうございましたー。」
和「ふぅ,買っちゃったわね。」
純「ええ。」
和「私あそこの雑貨屋さんいってもいい?」
純「行きましょう!!」
ファミファミファミ〜 ファミファミマ〜
店員「しゃせ〜」
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純「いろいろ売ってるね。」
和「こんなにいっぱいあると迷っちゃうわ。」
純「そうね。」
?「あ〜!! 和ちゃん!!」
和&純「!!」ビクッ
?「それに純まで。」
和「え…? 何であんたたちがいるのよ。」
?「何でいるかって… 私たちがいたらおかしいのか?」
和「そういうわけじゃないけど…」
?「っで,えーと,佐々木さんもいたのか。」
純「だから! 鈴木です! 鈴木純です!って言うか、いっつも『純ちゃん』って呼んでるじゃないですか!」
純「律先輩!」
律「このやりとりはお約束ですから。」
純「ボケはやりすぎるとウケませんよ!」
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律「ぐっはぁ〜!」
純「…ということは…」
和「律がいるということは,唯,澪,ムギ,梓もいるってことね。」
唯「そうだよ〜。」
和「で,唯たちもお買い物?」
澪「一応な。これから部活の機材を買う途中で寄り道していたところ。」
和「まともに練習していないのに機材買っても意味ないんじゃない?」
律「真鍋〜!!」
和「冗談よ冗談。」
梓「和先輩の冗談はガチにしか聞こえません。」
唯「ところでなんで和ちゃんは純ちゃんと一緒にいるのかなぁ〜?」ニヤニヤ
和&純「!!」ビクッ
律「そうだよな。最近和と純ちゃんがほぼ同じ時間に都合が悪いって聞いてたけどまさか一緒にいるなんてなぁ〜」ニヤニヤ
和&純「!!」ビクビクッ
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和「そ,そうなんだ,じゃあ私,生徒会に行k」
唯「逃がさないよ和ちゃん!!」
和「!!」
律「どういうことか説明してもらおうか。」ニヤニヤ
和「生徒会長にそういうこと言うなんて……」
純「和,ここは正直に話した方が……」ヒソヒソ
和「そ,そうね……」ヒソヒソ
和「しょうがないわね。本当のことを言うわ。私と純は付き合っているのよ。」
紬「キマシタワー!!!!」
唯律澪梓和純客店員「!?!?!?」
紬「ちょっとその事についてkwsk」ハァハァ
律「ムギ,落ち着け。」
澪「で,でもいつから付き合い始めたんだ?」
和「だいたい一ヶ月前よ。」
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唯「だから一ヶ月前ぐらいから用事があるとか都合が悪いとか言っていたんだ。」
和「そうよ。」
梓「でも珍しいね純,本当に和先輩のことが好きなの?」
純「そうだよ。だって和って何でもできて頭もよくて便りのある人じゃん。でもまぁ告白したのはあっちだけどね。」
梓「和?」
純「あ!! 和先輩ね。」
梓「和先輩,なんで純に告白したんですか?」
和はこれまでのことを全て話した。
紬「いいわ。素晴らしいわ!!」
澪「ムギ,落ち着け。」
律「しかし,すげーなー。和と宇津木さんが付き合っているなんて。」
純「だーかーらー すーずーきーでーす。エスユーゼットユーケイアイです!!」
唯「りっちゃん!! めっ☆だよ!!」
律「うぅ… 唯に叱られるとは…」
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和「うぅ… バレないようにしてたのに…」
純「いつかは絶対バレるって。」
律「なんか話していているうちにハラ減ったぞ。」
澪「本当だな,お昼でも食いにいくか。」
梓「はい。」
唯「わーい!!」ギュー
梓「だから離れて下さい!!」
律「そこのカップルさんも一緒に行きます?」
和「そうね,お供させていただこうかしら。」
純「行くの?」
和「せっかくだし。」
律「ほらー行くぞー!!」
和「はいはい。」
紬「」ハァハァ ●REC
いよぉぉぉぉーッ!完! ドドン!
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