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律「そんなんじゃないし」
-
唯「りっちゃんりっちゃんこれ見て」
律「ん?なにこれ」
"
"
-
唯「あずにゃんが送ってくれた楽譜の写メ!」
律「......ギターのじゃん。これ私が見ても意味ないんだけど」
唯「違う違う、そこじゃなくてさ、ここここ」スッ
律「......ここに映ってる梓の指?」
唯「そう!楽譜をカメラで撮りやすいようにグッとして、そしたら爪が白んでるの!!」
唯「かわいいと思わない!?」ズイッ
律「......か、かわいいと思うわ///」
唯「こういうの、意識しないでしてくるんだからもぉ〜〜あずにゃんかわいいぃぃ」
律「あはは、惚気もそれくらいにしとけよ〜」
唯「なに?りっちゃんヤキモチ〜?ヤキモチ妬いてるのぉ?」
律「そ、そんなんじゃないし」
-
---
律(くはぁ〜ノンビリできるって幸せ)ノビ-
ピロリン
律「ん、唯からメールだなんだろ」
律「*?」
唯『やほー』
律「くぅぅううう///」マクラドスドス
ピロリン
律「ん、また唯から...」
律「って、電話!?」
ピッ
律「も、もしもし?!ゆ、唯!?」
唯『あ、りっちゃーん!今あずにゃんとパフェ食べに行こうかって話になったんだけど、りっちゃんもこない?好きでしょ、パフェ』
律「......」
律「や、私はいいかな」
唯『え、なんで? こないだりっちゃんが好きだって言ってたお店だよ?』
律『いやー、ちょっと、さ』
梓『律先輩来ないんですか?』
唯『来ないって』
梓『ちょっと代わってください』
律(やりとり聞こえてますけど......)
梓『律せんぱーい、パフェ食べに行きましょーよー』
律『や、ごめん。梓。今日はちょっと体調が悪くてさ。また今度誘ってよ』
梓『大丈夫ですか?......わかりました。なら、また今度一緒に行きましょうね?』
唯『りっちゃんなんて?』
梓『体調が悪いみたいです』
律『ん、ごめん。じゃあ、また』
唯『あー、待って待ってあずにゃん代わって!』
唯『りっちゃん、具合悪いの?大丈夫?!今から行こうか!!?』
律「いや、大丈夫だよ。少し寝てれば治るからさ。ほら、梓とパフェ食べてこいよ。感想聞かせてな。じゃあ、また」
唯『りっちゃ』
ピッ
律「はぁ......」ゴロン
律「......」
律「べつに、そんなんじゃないやい」
-
---
律「このパッキー、冷やしてもおいしいらしいぞ」
唯「[大人のミルク のうこうみるくをサクパリのパイ食感で]だって」
律「買ってみるか」
唯「うすっ!」
律「冷やして食べてみるか」
唯「おすっ!」
-
......
律「冷やしましたパッキーがこちらになります」
唯「では早速!」
唯律「」パキッ
唯律「」モグモグモグモグ
唯「すっごくサクパリしてるね」モグモグ
律「すっごくサクパリしてるな」モグモグ
律「どれもう一本」
スッ
唯「りっちゃん、あーん」
律「......んなっ」
唯「ほら、あーん」
律「......」
ぱきっ
律「......」モグモグ
唯「おいしい?りっちゃん」
律「大人のミルクって感じ」モグモグ
唯「これってこいびとどーしのやりとりっぽくていいね」
律「......べつにそんなんじゃ、ないって///」
唯「私にもしてよ、りっちゃん」ア-ン
スッ
律「ん」
唯「ちょっとりっちゃん、突っ込み過ぎだよ〜」
律「食べないの?」
唯「たべる!たべます!!」
ぱきっ
唯 「ん、おいしー」モグモグ
唯「りっちゃんも、ほら、もっかいこいびとどーし!」
スッ
律「べつに、そんなんじゃ、......ないだろ」
ぱきっ
"
"
-
---
律「でさー、モリさんが絶対毎回そこで言うのね、『あれ?髪切った?』って」ケラケラ
紬「ふふっ、りっちゃんそれ、面白すぎるよ」クスクス
唯「」ムムッ
唯「なんの話してるーのー?」
律「あ、唯。今、ムギに私がハマってるテレビ番組の話してたんだ」
唯「へー、そーなんだぁ」
紬「りっちゃんって私がチェックしないような番組観てるから、話が新鮮でとっても面白いの」
唯「へ〜そぉなんだー」
梓「もー、みなさん、そろそろ練習しましょーよぉ」
唯「ん!!そうだね、あずにゃんの言うとーりだよ!練習しよ!練習!!」
律「え、ゆ、唯。どうした?」
紬「具合悪いの?唯ちゃん」
梓「唯先輩、ついにやる気に...!!」ジ-ン
唯「べつにそんなんじゃないしっ!!」
梓「」ガ-ン
-
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律「ふはー、今日も寒いなぁ!」
唯「冬はやっぱりコンビニのおでんに限りますな」
律「うめー」ハフハフ
唯「おいし〜」ハフハフ
唯「りっちゃん、玉子半分こしよぅ」
律「ん。なら、牛スジ半分やるよ」ホラ
唯「ふーふー」
唯「はい、りっちゃん。あーん、して」
律「あーん」
唯「はい」
律「はふっ、あつつ」モグモグ
唯「りっちゃん、私も」
律「ちょっと待っ、口の中がっまだ、はっふっ」
唯「あ、熱い玉子の黄身、苦手だったね」ゴメン
律「んぐっ、......ふぅ。美味しいんだけど、熱いのって食べるの苦手」
唯「はい、私にもちょーだい」ア-ン
律「ほい」
-
すっ
唯「んんっ、......! はふっ、あつ」モグモグ
唯「だから、はっ、...なんでりっちゃんは、んぐっ、口に入れすぎるのっ、」モグモグ
律「難しくない?人にたべさせるの」
唯「澪ちゃんとそういうの、しないの?食べさせごっこ。...あー、牛スジおいしぃー」
律「しないなー、澪、友達同士でも恥ずかしがるもんこういうの」モグモグ
唯「りっちゃんだって、恥ずかしがってたじゃん、最初」モグモグ
律「そりゃーまーなー。唯はそんなんじゃないし」ズズッ
唯「ふぅん」ズズッ
律「唯は、梓とするのか?食べさせごっこ」フゥ
唯「しないよ、あずにゃんはそんなんじゃないし」ホゥ
律「......そーなんだ」
唯「したら、りっちゃんがヤキモチ妬いちゃうもんね」エヘヘ
律「......べつにそんなん......しないし」
-
---
唯「はい、あーん!」
律「パフェの底のシリアルだけもらっても嬉しくないんだけど」
唯「りっちゃん、あーん!」
律「そんな笑顔で言われても嬉しくないんだけど」
唯「あーん!」
律「......」
唯「食べてくれたら今度ぎゅーしてあげるよ」ボソッ
ぱくっ
唯「りっちゃんって、ホントに好きだよねぇ」
律「べ、べつにそんなんじゃないやい!!!」バリバリモグモグ
-
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唯「はい、りっちゃん、ぎゅー」
牛スジ
律「......」
唯「じょーだんだよ!そんな悲しい顔しないでよ!!」
ぎゅー
律「......後ろからがいい」
唯「んもぉ、りっちゃんはワガママだなぁ」
ぎゅっ
律「髪も撫でてよ、唯」
唯「えへへ、今日は甘えん坊さんだね、りっちゃん」ナデナデ
律「......べつにそんなんじゃ......ないし」ギュゥ
-
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唯「りっちゃんは私のことが好きなの?」
律「ふぇっ!?」
唯「そこのところどうなのですか?りっちゃん」
律「......べつにそんなんじゃ、ない、っての」
唯「ふーん、そーなんだぁ」
律「......」
唯「なーんだ。今までの、私の勘違いかぁ。てっきり、りっちゃんは私が好きなのかと思ってたよ」テヘヘ
唯「そーなんだぁー......」
律「......」
唯「......今日は帰るね」バイバイ
律「......」
-
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律「......」
律「......」
律「......」
律「......」
律「......そんなことあるかも」
-
律「唯!」
唯「ほえっ?り、りっちゃん?!」
律「えっと、ハァ、そ、その、ハァハァそのだな、ハァ」
律「ごめっ、ハァ運動不足で息がハァハァ」
唯「りっちゃん......かっこわるっ」
律「なんだと!?......って」
唯「ん?」ポロポロ
律「なんで泣いてんの?」
唯「だって、りっちゃん、追いかけてきてくれたから...えへへ」ポロポロ
律「......唯」
律「その、だな、よくよく考えてみたら今までの全部『そんなんあった』よ」
唯「?」
律「ん、ごめん、今のでは唯はわからないよな」
律「その、な、今までずっと、
唯が梓と仲良いの嫌だった。
梓とのメールを見せてくる唯が嫌だった。
ヤキモチ妬いて楽しくなかった。
パフェに誘われた時も、
梓と唯と2人で行くなら私を誘う必要ないじゃんって思って断った。
2人で物を食べさせごっこするの、好きだった。
唯に食べさせてもらえるの、好きだった。
唯にぎゅーってしてもらうのも、
髪撫でてもらうのも好きだった」
唯「りっちゃん」
律「ん?」
-
唯「私のこと、好きすぎ...あはは」ポロポロ
律「うん、つまり、そーいうこと」
律「......唯は?好き?」
唯「泣いちゃうくらい好きだよ、ずっとずっと」
律「ふー、ふーん///そ、そーなのか」
唯「そーなんだよ、好きだよりっちゃん大好きだよ」
ぎゅーっ
唯「あはっ、りっちゃん心臓速すぎ」
律「そりゃー、そういうことだからな///」
-
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唯「りっちゃん、ちゅーしよっか」
律「ここで!?」
唯「食べさせごっこみたいなもんだから大丈夫だよ」
律「いろいろとそんなんじゃないだろ......んっ!?」
唯「えへへっ」
律「......」
唯「照れ過ぎて固まってるりっちゃんもかわいいよっ」
律「そ、そんなんじゃないしっ!!///」
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律「ゆい、ほれ」パキン
唯「ありがと! 」
律「夏はパピコだよなぁ、やっぱり」チュビチュビ
唯「パピコだねぇ」チュビチュビ
律「唯、交換しない?」
唯「いいよ?」ハイ
律「うん、うまいな、パピコ」チュビチュビ
唯「私が口つけたやつだから、美味しいんでしょ、りっちゃんの場合は」ヘヘ-ン
律「そ、そんなんじゃないしっ!?」
唯「まぁ、恋人さんだからいいよ、そういうりゆうでも、さ」チュビチュビ
律「ふ、ふぅーん」チュビチュビ
唯「で、ホントは?」
律「......そんなこと、あるかも」チュビ
終わり
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>>16
久々の唯律SSありがとうございました。
とても良かったです。
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食べてる音が良い効果音にになってるね。
唯律をありがとう。
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ほのぼの良かったよん
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すばらしかったです!
"
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