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唯「あー」梓「何やってるんですか」
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唯「えへへ、扇風機といえばこれだよね。あー!」
梓「小学生じゃないんですから……」
唯「ほら、声が震えているように聞こえるよ、あずにゃん!」
梓「はいはい。ていうか、扇風機一人占めしないでくださいよ。こっちに風が来ないじゃないですか」
唯「あ、ごめんね」
梓「それにしても今日は暑いですね……」
唯「外に出るとあずにゃんまっ黒に日焼けしちゃうね」
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梓「日焼け止め買わないといけませんね」
唯「今から買いにいく?」
梓「何も一番暑いこの時間帯にしなくても……」
唯「でも暑い中で食べるアイスはおいしいよ!」
梓「買って食べる前提ですか……それには同意しますけど……」
唯「でしょ? じゃあいこうよ!」
梓「もう少し涼んでからにしましょうよ。それにお昼ご飯食べたばかりですし」
唯「それもそうだね」
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梓「……………………」
唯「……………………」
梓「……はあ〜」
唯「涼しいね〜……」
梓「……連続であたってるとちょっと喉渇きますね」
唯「あ、私も喉渇いてきたから冷たいお茶いれるね」
梓「ありがとうございます」
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唯「ちょっとまっててね〜」トトト
梓「……風鈴は……まだ早いかなあ…………(……まだ唯先輩来てないよね?)」キョロキョロ
梓「……あ、あー」
唯「あっ! あずにゃんも扇風機に『あー!』ってやってる!」
梓「!?」ビクッ
唯「あずにゃんもやるんだね〜♪」
梓「こ、これはですね……その……あっ、そ、そうだ! 日焼け止め買うついでに風鈴も買いませんか!?」
唯「風鈴? まだ六月なのに?」
梓「涼しい音で梅雨のジメジメとした暑さも一緒に乗り切りましょう!」
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唯「そうだね、そうしよっか。かわいい風鈴ないかな〜。あ、これお茶ね」
梓「いただきます。ネコの形の風鈴とかあるかもしれませんよ」
唯「これ飲んだらいく?」
梓「そうですね、そうしましょうか」
唯「……はあ〜。お茶飲んだら生き返る……」
梓「ところで、唯先輩ってクーラー苦手でしたっけ」
唯「うん。体がすぐにダルくなっちゃうんだ」
梓「じゃあ夏は毎年大変ですね……」
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唯「ううん、平気だよ。扇風機があるから!」
梓「そうなんですか?」
唯「だって扇風機ってかわいいでしょ?」
梓「かわいい……ですか?」
唯「うん! クーラーは何ていうか……無骨だよ! 扇風機は四枚の羽根で私たちをすずし〜くしてくれるんだよ。それってすごいよね」
梓「無骨……わかるようなわからないような……」
唯「それに扇風機は『あー!』っていって遊べるし!」
梓「まあたしかに……」
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唯「あと首振りにすると、順番に顔をこっちに向けて一生懸命みんなを涼しくしてくれるから! 扇風機ってとってもやさしいよね」
梓「……そうですね。私もそう思います」
唯「そうなんだよ、あずにゃん」
梓「あっ、そろそろいきましょうか。私、飲み終わりました」
唯「体が涼しいうちにいかないとね」
梓「せっかくなので日傘差していきましょうか。一緒に入りますか?」
唯「え、いいの!?」
梓「唯先輩だけこの日差しをあびるのはかわいそうですからね」
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唯「ありがとう。雨の日じゃないけどあいあい傘だね」
梓「外ではあんまり大きな声で話さないでくださいね。恥ずかしいですから……」
唯「ほーい。ところで、あいあい傘の『あいあい』ってどんな漢字なのかな? 愛するの愛?」
梓「私にそんなこと聞かないでくださいよ……。ほら、いきますよ、唯先輩!」
唯「はーい、あずにゃん!」
おわり
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超ときめいた
乙
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扇風機だけで乗り切れるなんて唯ちゃんエコだなぁ
乙乙
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読んでて暖かい。
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