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梓「suppository」
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唯梓です。ちょっとエロ要素があります。
"
"
-
珍しく唯先輩が次の日曜日に集まって練習しようなんて言いだして。
私は先輩がやる気を出してくれた事が嬉しくて二つ返事でオーケーしたのですが。
他の先輩方は都合が悪いということでやっぱりその日の練習は無し、
という話になって私がしょんぼりしていると。
「じゃあ、あずにゃん。二人だけでも練習しよっか?」
なんて言ってくれて。
日曜日、私は唯先輩と二人で部室にやってきたのだった。
唯先輩も真剣に練習に取り組んでくれて充実したひと時。
ふと気がつくと結構時間が経っていた。
梓「先輩、ちょっと休憩しましょうか」
唯「…………」
梓「……唯先輩?」
唯「ふぇっ!?な、なに?あずにゃん」
梓「休憩しましょうって……大丈夫ですか?なんかボーっとしてません?」
唯「あ……ごめんね。うん、休憩しよっか」
梓「はい。じゃあお茶淹れますね」
ムギ先輩がお休みなので私がお茶の用意をしていると
突然背中に柔らかく暖かい物が伸し掛かってくる。
梓「ちょっ…唯先輩!危ないじゃないですか!お茶淹れてる時に抱きつか………」
ん?
違う。
私ぐらい唯先輩に抱きつかれているとこれがいつもの抱きつきでない事はすぐにわかる。
そして先輩の体温がいつもよりあきらかに高い事も。
梓「ゆ、唯先輩!……熱あるんじゃないですか!?」
どうやら先輩は抱きついてきたのではなく、お茶を淹れるのを手伝おうと
私に近づいてきた所で足がもつれて倒れこんできたようです。
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唯「……ごめんね、あずにゃん。こけちゃった」
梓「そんなのいいですから!」
唯先輩のおでこに触れてみる。
熱い。
おそらく微熱なんてものじゃない。
梓「もしかして……朝から体調悪かったんですか?」
唯「え、う、うん……でも、朝はちょっとだけ熱っぽかっただけだよ?」
梓「……なんで無理するんですか。体調が悪いなら休んでないと駄目じゃないですか!」
唯「だって……あずにゃん今日の練習が無くなりかけた時すごくしょんぼりしてたでしょ?
私が休んだら練習無くなっちゃうから………」
まったく、あなたという人は……
梓「……とにかく、保健室に行きましょう。……歩けますか?」
唯「……うん。大丈夫だよー」ヨロヨロ
そう言う唯先輩の足取りはどう見てもふらついている。
梓「唯先輩。私の腕につかまってください」
唯「え……だ、大丈夫だよ。一人で歩けるよー」
普段平気で抱きついてくる人が何故こんな時だけ遠慮しているのか。
ただでさえ危なっかしい唯先輩をこんな状態で一人で歩かせるわけにいかない。
梓「いいから早くつかまってください!」
唯「は、はいっ!………ゴメンね、あずにゃん……」
保健室に向かい廊下を歩く私と唯先輩を、すれ違う生徒がチラチラと見てくる。
日曜日とはいえ、部活などで学校に来ている生徒はそれなりにいるようです。
……自分で言うのもなんですが私達軽音部員は校内ではそれなりに顔を知られている。
特にボーカルの唯先輩はファンクラブのある澪先輩に次いで有名人ではないでしょうか。
そんな人がまるで恋人同士のように後輩の腕にしがみついて歩いているのだから
見るなという方が無理でしょう。
………なにか誤解を招きそうな気がしますが今は唯先輩の体の方が心配だ。
周りの目を気にしている場合じゃない。
何人かの生徒にチラ見されつつたどり着いた保健室には誰もいなかった。
ひとまず唯先輩をベッドに寝かせる。
梓「保健の先生呼んできますから、唯先輩は寝ててください!」
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_________
さわ子「38度2分か……結構高いわね……」
保健の先生がお休みだという事で仕事で学校に出て来ていたさわ子先生が保健室に来てくれた。
大丈夫かなぁ……
梓「びょ、病院に行ったほうがいいんじゃないでしょうか!?」
さわ子「大げさよ梓ちゃん、落ち着きなさい。唯ちゃん、お腹とかどこか痛かったりする?」
唯「……んーん?体はだるいけど……別にどこも痛くはないよー……」
さわ子「そっか。じゃあとりあえず薬飲んでしばらく寝てなさい。後で家まで送ってあげるから。
梓ちゃん、救急箱の中に解熱剤があると思うから取ってちょうだい」
梓「は、はい!」ガサゴソ
保健室に備え付けの救急箱の中を探してみてもあるのは頭痛、生理痛の薬、胃薬、消毒液など。
お目当ての物は見つからない。
さわ子「おかしいわねー?解熱剤が置いてないわけないと思うけど……あ!もしかして……」
何か思い当たったのか、さわ子先生は保健室の片隅に設置されている小型の冷蔵庫を開けた。
さわ子「……やっぱり。あったわ、梓ちゃん。座薬」
ざっ……ZAYAKU?ざやくって……あの座薬ですか!?
さわ子「唯ちゃん、座薬入れたことある?」
唯「えっ、そ、それって……お尻に入れるやつだよね?……い、一回もないよぉ……///」
さわ子「うーん…飲み薬が無いみたいなのよ。これで我慢して?」
唯「えぇぇぇーーー……///」
さわ子「ほら、カーテン閉めるから。できたら呼んでね?」
ベッドの周りに設置されているカーテンを閉め、私とさわ子先生はカーテンの外で待機。
しばらくしてカーテン越しにモゾモゾと動く音と唯先輩の声が聞こえてきた。
『んっ……ひゃうっ!冷たっ……あ、あれ?……あ、んん………ふぅ……はぁ………んっ……』
さわ子「………なんかエロいわね」ボソッ
うっ……///私もちょっと思いましたがそれを口に出すのは教師としてどうなんですか。
-
唯「……さわちゃーん………」
さわ子「できた?カーテン開けるわよ?」
シャッ
唯「うぅ……グチョグチョになっちゃった……」
唯先輩の右手にはドロドロに溶けて原形を留めていない、かつて座薬であったであろう物体が。
さわ子「あちゃー……やっぱり自分で入れるのって難しいみたいねぇ…」
私も座薬については詳しく知りませんでしたが、体温で溶けるようになっている為
入れるのに手間取っていると唯先輩のように手で溶かしてしまうことはよくあるらしい。
さわ子「こうなったらしょうがないわね。私が入れてあげるわ!」
唯梓「「え……ええええぇっ!!?」」
な、なにを言い出すのかこの人は!
唯「ちょっ!ちょっとさわちゃん!?そ、それはさすがに……///」
さわ子「病人がなに恥ずかしがってんのよ。いいからお尻だしなさい!」
座薬を入れようと掴みかかるさわ子先生と必死に抵抗する唯先輩。
私はどっちの味方をするべきでしょうか…?
さわ子先生の暴走を止めるべき?
いやでも薬を入れないといけないのは確かだし……
私が自分の行動を決めかねてオロオロしていると、
ピンポンパンポン
『山中先生。山中先生。至急、職員室までお戻りください』
さわ子「…やばっ!えーっと…梓ちゃん、後は任せるわ!薬入れたらしばらく安静にさせておいて。
落ち着いたら私が車で家まで送るから。頼んだわよ!」バタン
さわ子先生はそんなことを言い残して保健室を出ていってしまった。
シーーーン…………
静寂が保健室を包み込む。
え?
後は任せる?
……………?
え?
えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!???
"
"
-
な、なにを任されたんですか私は!?
唯先輩の看病?
ええ、それはもちろん献身的にやらせていただきます。
ただ、この場合の看病というのはまず唯先輩に薬を投与することであって……
え?え?
私が?
唯先輩のお尻に???
唯「……あずにゃん……」
梓「は、はいぃぃ!!」ドキッ!
唯「……私、もう一回自分でやってみるよ……」
梓「え?あ……そ、そうですよね!えと、その……が、頑張ってください……///」
唯「う、うん……///」
唯先輩に新しい座薬を渡し、カーテンを閉じる。
再び妙に艶めかしい声がカーテンの向こうから聞こえてきた。
『…よっ……あれ?……んっ…んん……あっ…ぅん…………ふぅ………ん……はぁ…………』
『………ううぅ…あずにゃぁ〜ん……』グスッ
……駄目だったみたい。
カーテンを開けると涙目になった唯先輩の右手には二つ目の座薬の残骸が。
唯「もう薬なんていいよ……しばらく寝てたらきっと治るよ……」
梓「だ、駄目ですよ!ちゃんと薬飲ま……あ、そ、その……い、入れないと……」
とは言うものの唯先輩が自分で入れるのは無理っぽい。
既に二つも無駄にしてしまっているのだ。
自力で座薬を入れるというのは初心者(?)にはなかなかにハードルが高いようです。
梓「あ、あの……唯先輩…?」
唯「な、なにかな…?」
梓「その……もし、唯先輩が嫌じゃなかったら、ですけど……わ、私が………///」
唯「…………///」
梓「…………///」
唯「で、でも!あずにゃんの方が嫌でしょ?……その…私のお尻の穴に……ゴニョゴニョ……///」
-
全然嫌じゃないです!!!
……と、声を大にして言ってしまうのはさすがにどうでしょうか。
それではまるで私が唯先輩に座薬を入れたがってるみたいではないですか。
あくまでも看護として、唯先輩の体が心配だからやるのです。
他意はないのです。ホントです。
梓「わ、私は気にしません!さわ子先生も言ってたじゃないですか。唯先輩は病人なんですから
お互いに恥ずかしがってる場合じゃありません!//////」
そんな事を言いながらも私は自分の顔が今までに無いほど熱くなっている事を自覚している。
うぅ…いま私、顔真っ赤なんだろうなぁ……『恥ずかしがってる場合じゃありません!』
なんて言ってもまるで説得力が無い。
私を見つめる唯先輩の顔も真っ赤に染まっていますが
それは果たして熱のせいなのかそうじゃないのか。
唯「そ、そうだよね……じゃあ、あずにゃん……お願いします……//////」
梓「は……はいっ!!//////」
唯「……えーっと、じゃあ……パ、パンツ脱がなきゃだよね……///」
梓「え……ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええっ!!?/////////」
当然と言えば当然ですが。
私はパンツを穿いたままの人に布越しにお尻に座薬を入れて、
もちろんパンツには穴は開いてません!ジャーン!
なんてマジシャンのような芸当はできない。
と言うかそんな手品テレビでも見た事ない。………当たり前か。
つまり唯先輩に座薬を入れる為には唯先輩の……お、お尻の…穴を出してもらうのは必須なわけで……
し、しかしですね、唯先輩がパンツを脱いで、しかる後に私が座薬を挿入するということは
唯先輩の……その………だ、大事な部分も全部見えてしまうということですよ!?
梓「そ、それは流石にまずいと思います!!///」
唯「え……?で、でも脱がないと入れられないよね?」
至極全うな意見を言う唯先輩。確かにそのとおりなんですが……
というか唯先輩は私の前でパンツを脱ぐ事に抵抗は無いのでしょうか?
『あずにゃんになら見られてもいいよ……』
―――なんて思ってたりして……えへへ……///
しかし私は唯先輩の大事な部分を目の当たりにして冷静でいられる自信は無い。
-
梓「え、えっとその、唯先輩?……パンツは穿いたままでいいんで
四つん這いになってお尻をこっちに向けてもらえますか……?」
先輩に四つん這いになってもらってお尻の穴がギリギリ見えるところまでパンツを下ろす。
そして座薬を挿入。これがお互いにとって一番ダメージが少ない方法ではないでしょうか。
唯「うぅ……あ、あずにゃん……この格好すっごく恥ずかしいのですが……///」
梓「が、我慢してください!///すぐに終わらせますから!!///」
恥ずかしいのは私も同じです。
ベッドの上の唯先輩は私に言われたとおり四つん這いになりお尻を私に突き出す体勢だ。
まさかこんな体勢の唯先輩をこんな位置から見る日が来る事になろうとは……//////
梓「え、えーと……まずはスカート……捲りますよ?///」
唯「……………ウン………/////////」
ヒラリ
スカートの下から現れたのは唯先輩の形のいいお尻とそれを包み込む淡いピンク色の下着。
……ものすごい破壊力です。頭がクラクラします。もうこのまま気絶してしまいそうです。
しかしながら現段階でノックアウトされているようではこのミッションをこなす事なんて出来やしない。
次の段階へ進まなくては。
梓「じゃ、じゃあ……パンツ下ろしますね………//////」ゴクリ
唯「……………………/////////」コクリ
唯先輩はもう返事をせず頷いただけだった。
お互いの顔が見えない体勢ですから、いま唯先輩がどんな顔をしているのかはわかりませんが
おそらく私と同じぐらいかそれ以上に真っ赤な顔をしているのでしょう。
ライブの時なども強心臓で緊張とは無縁、周りの目などもあまり気にしない唯先輩ですが
さすがにこの状況で平然としていられるほど羞恥心を無くしてはいないようです。
唯先輩のパンツに指を掛け、ゆっくりゆっくりと下ろしていく。
……べ、別にこの時間を少しでも長く楽しむためにゆっくりしてるんじゃないですよ?
お尻の穴が見えるギリギリのラインでパンツを止めないといけないので慎重に下ろしているだけです!
しばらく下ろしていくと唯先輩のお尻のお肉に窪みが見え始めそれはどんどん深くなっていく。
こ、これが唯先輩のお尻の割れ目……!
うぅ……鼻血でそう……//////
先輩のお尻の割れ目が見え出してから結構パンツを下ろしているつもりですが
お目当ての器官はなかなか顔をださない。
お、お尻の穴ってこんなに下の方(?)に付いてるものだっけ…?
……はっ!もしかして唯先輩程の天使になるとお尻の穴なんてついてないんじゃ……?
それならば唯先輩が自分で座薬を入れられなかった事にも納得がいく。
無い穴に薬を入れるなんて不可能に決まっているからだ。
―――などといい感じに私の思考が暴走しだしたところでいきなりそれは現れた。
こ……これが唯先輩のお尻の穴………/////////ゴクリ・・・
-
……………可愛い……………
知識としてどういう物かというのは知っていますが人のお尻の穴なんて見るのは当然初めてなわけで。
一般的にお尻の穴といえばやはり汚い部分、という印象があるので
可愛らしい唯先輩のイメージが壊れるんではないかとちょっと心配していたんですが……
唯先輩のそれは綺麗なピンク色で全く汚いという印象はなかった。
いや、唯先輩のものだからという補正も少し掛かっているのかもしれませんが。
しばらく見ていると私の右手がふらふらと吸い寄せられるように先輩のお尻の穴に伸びていく。
………ちょ、ちょっとだけ触ってもいいかなぁ………?//////
唯「あ、あずにゃん……まだぁ?//////」
ビクッ!唯先輩の言葉で我に返る。
梓「すすすいません!///ちょっと見とれ……ゲフンゲフンえーっと、
じゃ、じゃあ座薬入れますんで……唯先輩、力抜いてくださいね?」
唯「ぅ……うん……///」
静まり返る保健室。
……この沈黙が耐えられない……
……な、なにか話題を……
『唯先輩、昨日のドラマ観ました?』
いや違うでしょう。
暢気に世間話をしているような体勢ではありません。
『唯先輩、新曲の出だしのリフですけど……』
いやいやそれもどうなんだ。
お尻丸出しの状態で音楽について語られる人の気持ちにもなってみろ。
考えるのよ梓、もっと今の状況に適した話題を…………!
……て言うか座薬を入れる後輩と入れられる先輩の間で交わされる適切な話題ってなによ!?
―――そんな事を考えて私は頭の中が少々混乱していたのでしょう。
私は人並みにデリカシーがあり、空気を読める人間だと自分では思っている。
だからこの時、目にした事を無神経にもふと口にしてしまったのは混乱した頭ゆえの失態だと思いたい。
梓「あ、唯先輩。お尻の穴のすぐ横にちっちゃいホクロがあるんですね」
ホントにぽろっと、口をついて出てしまった。
唯「……しっ、知らないっ!!//////あずにゃんのバカぁぁぁ!!!!/////////」
-
_________
大失態でした。
私はひたすら唯先輩に謝り続けましたが唯先輩は枕に顔を埋めて一言も口を利いてくれない。
うぅ……ほんっとにすいません……
枕に顔を埋めた唯先輩の表情はうかがい知れませんが
わずかに見える耳が真っ赤なのは熱のせいなのか怒っているのか恥ずかしがっているのか。
とにかく平謝りして許して頂きたいところですが今の唯先輩の状態も気になる。
四つん這いの体勢を崩してベッドにうつ伏せになっていますが、その……お尻出したままですよ?///
早く薬を入れて休んでもらわないと先輩の体調が心配だし
お尻を丸出しでいられるのは非常に目のやり場に困る。
梓「そ、その……お怒りはごもっともなんですが、早く座薬入れちゃわないと……」
唯「………………」
唯先輩はのそのそと動き、再び四つん這いの体勢に戻ってくれた。
あ、そこは言う事聞いてくれるんだ……
梓「じゃ、じゃあ今度こそいきますね……!」
唯「………………」コクン
右手に持った座薬を唯先輩のお尻の穴に宛てがい、
人差し指でゆっくり押していく。
ニュル
唯「…………んんっ……!///」
……あれ?
は、入った……の?
……………………
それはあまりにもあっけなく唯先輩のお尻の穴に吸い込まれていった。
いえ、無事入れることが出来たんですからそれでいいのですが。
少し拍子抜けといいますか……
唯先輩がかなり悪戦苦闘していたので私ももっと苦戦するものと思ってたんですが。
………えーっと、これで終わり……ですよね?……ミッションコンプリート……?
-
唯「あ、あずにゃん……入ったのかな……?///」
あ……唯先輩がやっと口を利いてくれた……ホッ
梓「は、はい!お疲れ様でした!」
ニュルン
ん?
唯先輩のお尻の穴から飛び出してきたものは私がたった今、入れたはずの座薬。
梓「唯先輩……その…で、出てきたんですが……///」
唯「〜〜〜〜〜!!!/////////」
唯先輩は顔を真っ赤に染めて再び枕に顔を埋めてしまった。
梓「も、もう一回やってみましょうか……次は出さないようにお願いしますね?///」
唯「そ、そんな事言われたって……///私なんにもしてないよぉ……//////」
むぅ、これか…唯先輩の苦戦の原因は……やはりお尻の穴というのは
外から中に入れるより中から外に出やすくなっているのでしょうか。
二度目の挑戦。
再度、唯先輩のお尻に座薬を挿入。
やはり座薬はあっさりと入る。
人差し指をゆっくり離すと唯先輩のお尻の穴から
さっきと同じように座薬が押し出されてくるのが見えた。
梓「わわっ……また!」グイッ
唯「ひぃんっ!!!//////」ビクン!
―――言い訳をさせてもらいますと。
咄嗟の判断だったといいますか無意識だったといいますか。
とにかくその時の私は飛び出してくる座薬を押さえないといけないと思いまして。
もう出てこないようにもっと奥へと入れないといけないと思いまして。
気がつけば私の人差し指は第二関節近くまで唯先輩の中に入ってしまっていた。
-
…………………………………
う………//////
うわーーーっ!うわーーーーーーっ!!//////
わ、私いま唯先輩のお、お尻の穴に……指入れちゃってる………!!!/////////
唯「あずにゃん……んんっ……な、なにしたの………?///」
梓「す、す、すすすすいません!!!///そ、そのっ!また座薬が出てきたから咄嗟に……!!//////」
と、とにかく早く指を抜かないと……!!///
唯先輩に入ってしまっている人差し指を抜こうとするが
思いのほか強い力で私の指は締め付けられている。
まっすぐ引っ張ったら唯先輩が痛がるかもしれないと思い
少し手首をひねりながら抜こうと試みると、
唯「ふぅんっ!!」ビクッ!
梓「あっ!い、痛かったですか!?すす、すいません!!」
唯「んん……そ、そんなに痛くはないけど……///はぁ……な、なんか変な感じ……あ…んっ…///」ハァ・・・
うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!////////////////////////
ダメだっ!///非常にマズイですっ!///
唯先輩がどんどん色っぽくなっています!!//////
はっきりいって可愛すぎます!!!/////////
こ、このままじゃ私の理性がもたない………
あまり時間をかけてはいられませんっ!!
梓「ごめんなさい唯先輩っ!!!」
ズポッ!
唯「ぅんんんんんんんっ!!///」
力任せに唯先輩の中から指を引き抜いた。
―――保健室は凄惨たる有り様でした。
お尻を丸出しのままでぐったりと横たわりハァハァと荒い息をついている唯先輩。
未だ唯先輩の温もりの残った右手の人差し指をじっと見つめ煩悩と戦う私。
唯一の救いは唯先輩のお尻に入れた座薬はもう出てくる気配が無いということでしょうか。
色々ありましたがなんとか目的は果たしました。
ミッション……コンプリートッ…………!
-
_________
唯「うぅ……もうお嫁にいけない……///」
数分後、なんとか落ち着きを取り戻した唯先輩はベッドに横になり、
頭まで掛け布団を引っ張りあげて布団の中で悶えていた。
もちろん、パンツはちゃんと穿いています。
お嫁にいけないなんて…そんな大袈裟な……
とはとても言えない。
唯先輩がそう口にしても仕方が無いくらいの事を私はしてしまったのですから。
梓「だ、大丈夫です!もし唯先輩がお嫁にいけなかったら、わ、私がっ……!」
唯「!!………あ、あずにゃんが………?///」
頭まで被った掛け布団を少し下ろし、大きな瞳で私を見つめる唯先輩。
うっ……可愛い……///
梓「私が………………そのっ、なんとかしますっ!!///」
唯「………えぇー?なんとかってなにさー」クスクス
梓「な、なんとかはなんとかです!唯先輩はなにも心配しなくていいんですっ!///」
唯「えへへ、そっかー……あずにゃんがなんとかしてくれるんだ……」
梓「はいっ!とにかくっ!唯先輩は早く寝てください!休まないと熱下がらないですよ!」
照れ臭さを誤魔化す為に早口で捲くし立てる。
唯「はーい……ねぇ、あずにゃん。眠るまで手、握っててくれる?」
しおらしい事を口にする唯先輩。
誰でも経験した事があると思いますが熱がある時というのは
不安な気持ちになりますし、嫌な夢を見ることも多い。
手を握る事で唯先輩が安心して眠れるというのならば喜んで協力しましょう。
梓「はい。いいですよ」
右手で唯先輩の左手をキュッと握る。
……なんだか今日一日で私の経験値は桁違いに跳ね上がってしまったようです。
昨日までの私ならドキドキしていたでしょうが今の私は手を握るくらいなんてことない。
唯先輩は握った私の手をまじまじと見つめている。
-
梓「……?私の手がどうかしましたか?」
唯「んーん?ただ…この手が私の純潔を奪ったんだなーって思って……」
んなっ!?//////
梓「は、早く寝なさいっ!!///」
唯「うひゃあ、怒られたー♪おやすみなさーい」
頭まで布団の中に潜り込み、クスクスと笑っている。
いつも通りのちょっと子供っぽい唯先輩だ。
全く、さっきの色っぽさはどこへやら………
唯「あずにゃん、あずにゃん」
先程と同じように目から上だけを掛け布団からひょこっと出し、話しかけてくる唯先輩。
いちいち可愛い。
梓「な、なんですか?」
唯「………不束者ですが、よろしくお願いしますっ///」
それだけ言うと再び布団の中に潜り込んでしまった。
………………………
フツツカモノデスガヨロシクオネガイシマス?
な、なにを言ってるんだろう唯先輩は……
そういうのは結婚相手に言う台詞ですよ……
相変わらずよくわからない人だ……
………ん?あれ?
そう言えば私、さっき……
『唯先輩がお嫁にいけなかったら私がなんとかします』
勢いで言ってしまいましたが冷静に考えるとこれって……
プ、プロポーズ……してしまったんじゃないだろうか……///
思い返して悶々とする私をよそに、唯先輩はスースーと可愛らしい寝息を立てはじめていた。
-
ガチャ
さわ子「どう?唯ちゃんの様子は……って寝てるみたいね」
唯先輩が眠りについてどれくらい経ったでしょうか。さわ子先生が保健室に戻って来た。
さわ子先生は私と唯先輩の手が握られているのを見てニヤリと笑いましたが
コホンと一つ咳払いをするとすぐに教育者の顔に変わる。
このあたりの使い分けはさすがですね……唯先輩達が入学するまでは
おしとやかな教師を演じていて誰にもバレなかった、というのは伊達ではないようです。
さわ子「座薬は?ちゃんと入れたの?」
梓「は、はい……どうにか……///」
さわ子「そう、よかった……唯ちゃん、自分で入れられた?」
梓「いえ、その……やっぱり自分で入れるのは難しかったみたいで……ゴニョゴニョ……///」
さわ子「ふ〜ん……そっかー……へぇ〜」ニヤニヤ
梓「さ、さわ子先生!この事は絶っっ対!誰にも内緒にしてくださいよ!?」
さわ子「なに言ってるのよ……私は教師よ?そんなこと言いふらすわけ無いじゃない」ニヤニヤ
目がおもいっきり笑ってるんですよ!!
―――その後、唯先輩が目を覚まし家まで送ってもらう間の車中で
私は何度も何度も、今日のことは絶対に口外しないようにと、
さわ子先生に釘を刺し続けたのでした。
-
―――翌日―――
憂に話を聞くと今朝には唯先輩の熱はほぼ下がっていたが、大事を取って今日はお休みするらしい。
明日には学校に来れるだろうという事だ。
私は二つの意味で安堵のため息をついた。
一つは当然、唯先輩の体調が回復に向かっている事、
そしてもう一つは今日は唯先輩に会わなくてすむという事だ。
正直いま唯先輩に会ってどんな顔をすればいいのかわからない。
ていうか間違いなく真っ赤になる。
心の準備をする時間が与えられたのはありがたい事です。
……まあ、明日までに心の準備ができるのかと言われたらまず無理なんでしょうけど……
そんなわけで今日の授業中は唯先輩のことばかり考えてしまい
気がつけばいつの間にか放課後。
部室を訪れると三人の先輩方はすでにお揃いだった。
梓「こんにちはー」
律「よう、梓〜♪昨日は唯とお楽しみだったらしいな〜」ニヤニヤ
え………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?
私が部室に入るなり、どこかの宿屋の主人のような挨拶をしてくる律先輩。
お、お楽しみって……まさか……さわ子先生……
あれだけ口外しないように釘を刺したのに……!!
紬「うふふ♪三年生の間じゃすっかり噂になってるわよ♪」キラキラ
澪「こ、こら、二人とも……あんまりからかってやるなよ」
梓「ち、違うんです!!座薬って慣れてないと自分で入れるの難しいみたいで!
唯先輩がどうしても自分で入れられなくて……し、仕方なく私がですね……」アタフタ
律「……え……?」
紬「ざ、座薬…?」
澪「」
梓「…………へ?」
…………………………………………………………
しばしの沈黙。
律紬「「………なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」」
-
律「お、おぉぉい!?どういうことだ梓!?お、お前まさか唯に……?///」
紬「い、入れたの!?座薬っ!?唯ちゃんのあの可愛らしいお尻にっ!?///」
澪「/////////」プシュ〜・・・
梓「え?え?え……?//////」
よくよく話を聞いてみると。
律先輩が言った昨日の『お楽しみ』というのは
『私と唯先輩が腕を組んで廊下を歩いていた』ということだけだったようで。
保健室に行くときに唯先輩が私の腕につかまって歩いていた事が
三年生の間でちょっとした噂になっていたらしい。
……つまり私はおもいっきり自爆をしてしまったということだ。
律「おい、梓!その話、詳しく聞かせろ!!」wktk
紬「ま、待って!今、新しいお茶を淹れるから!腰を据えてお話ししましょう!!」ムギュゥゥゥン!
澪(『……あなたのヒップにsuppository……』うん、いい歌詞ができそうだ……)ブツブツ・・・
梓「う……うにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!/////////」
少し思考がどこかに飛んでいってしまった澪先輩を除くお二人に詰め寄られる。
とは言っても、いくら詰め寄られたところでさっき思わず暴露してしまった
『唯先輩のお尻に私が座薬を入れた』ということ以上に話せる事なんてありません。
細かい描写なんて話したら唯先輩に失礼だし、
その後のプロポーズまがいの事なんて誰にも話すわけにはいかない。
律「な、なあ、梓。入れる時の唯の体勢って……」wktk
紬「待って、りっちゃん!順を追っていきましょう?梓ちゃん、昨日の唯ちゃんの下着だけど……」wktk
澪(『push!もっと奥までsuppository……』うーん……これはイマイチかな?)ブツブツ・・・
澪先輩はまだこちらの世界に帰ってこられませんが
律先輩もムギ先輩もそれどころではなく放置する方向のようなので私もそれに倣う。
紬「ねえねえ梓ちゃん♪それで、その後のことなんだけど……」キラキラ
もう話す事は無いと言っているのに律先輩とムギ先輩の追及は止まらない。
律「そうだ!まだ話は終わってないぞ!なあ梓、それで唯の奴…『♪♪〜♪〜〜♪♪〜』
-
持ち主の言葉を遮るかのように律先輩の携帯電話が着信音を奏でた。
誰が掛けてきたのかはわかりませんがナイスタイミングです!
これで話題が変わってくれれば………!
律「ちぇっ……誰だよ今いいとこなのに……」
律先輩は不機嫌そうに携帯のディスプレイを確認すると一転、私の方を見てニヤリと笑う。
律「ふふふ……梓!唯から電話だぞ〜♪」
ゆ、唯先輩……なんでこんな時に……バッドタイミングです………
律先輩はニヤニヤとイヤラシイ笑みを浮かべたまま通話ボタンを押した。
律「おーす、唯。体調はもういいのか?……おーそうか。ちょっと待ってろ、みんないるから」ピッ
律先輩は携帯をなにやら操作してから机の上に置いた。
どうやらみんなで喋れるようにスピーカーに切り替えたようです。
紬「唯ちゃん?お加減はどう?」
唯『あ、ムギちゃんだー♪うん。もう大丈夫だよ〜。ほとんど治って暇だから
みんなとお喋りしたくってさ。そろそろお茶してる頃かなぁって思って』
紬「そう、良かった〜。明日は美味しいケーキ持ってくるから楽しみにしててね♪」
唯『わーい♪ありがとうムギちゃん!……ところで、澪ちゃんとあずにゃんもそこにいるの?』
梓「は、はい……いますよ……///」
唯『あ、あずにゃん……///えっと……昨日はその……い、色々ご迷惑をお掛けしまして……///』
梓「い、いえ、そんな!!私こそ……大変失礼なことを……///」
唯『えへへ……///でも、ありがとね。………………嬉しかったよ?』
うぅ……///可愛らしい事を言うのはそれぐらいにしてください唯先輩……
こっちでは律先輩とムギ先輩がニヤニヤキラキラ私を見てるんです……
唯『あれ?そういえばさっきから澪ちゃんの声が聞こえないよ?おーい、澪ちゃーーん』
澪(『キミの優しさが腸壁に染み込んでいく……』おっ、このフレーズはいいな……ふふ……)ブツブツ・・・
律「唯……澪の奴はもうダメだ……」
唯『えっ!?み、澪ちゃんどうしちゃったの!?』
律「お前と梓のせいで今、頭の中が現実逃避モードになっちゃってるんだよ」ニヤニヤ
唯『私とあずにゃんのせい………?』
紬「ごめんね?唯ちゃん。梓ちゃんから昨日の事、色々聞いちゃったの♪」キラキラ
………ホントすいません、唯先輩………自爆しちゃいました……
唯『えぇっ!?も、もしかしてあずにゃん、昨日プロポーズしてくれた事みんなに喋っちゃったの!?///』
律「」
紬「」
澪「」
梓「」
…………………………………………………………
律紬「「………なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」」
先輩方の追及はまだまだ続きそうです………
おわり
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以前途中で放置してしまった『梓「おくすり!」』を完結させました。
すいませんでした。
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きったねぇ…
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