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律「可愛い澪犬」
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デッカい犬っころが私に覆い被さっている。
自分から押し倒したくせに、なんて顔をしてるんだろう。
そんな顔をするくらいなら、こんな事しなきゃいいのに。
澪「律ぅ…」
くぅん、と鳴く子犬みたいな声。
澪「やっぱり、嫌か…?」
なんて声を出すんだ。
やってる事は野獣のくせに。
澪「したくない?」
ああ…、うなだれた耳としっぽが見える。
嫌な訳じゃない…。
まあ、ちょっと嫌だけど…。
いや、嫌って言うよりも…なんて言うか…。
律「はずかしい…」
うぅ…。
こんなのあたしのキャラじゃないのに…おい、犬っころ。
お前、今ちょっと笑っただろ。
澪「大丈夫だよ律!私、見慣れてるから!」
おい。爆弾発言やめろ。
まるで私達がいつも盛ってるみたいじゃないか。
たまにしか、週ニ、まあそれ以上の時も…。
ってか!お前がいっつも盛ってばっかじゃねぇか!
何が「お付き合いは成人になってから」だよ!
2人っきりになればすぐそんな事しようとするくせに!
澪「り〜つ〜ぅ」
ぽふり。
胸元に顔を埋めるな。
澪「だめ?」
情けないくらい眉尻を下げてこっちを見てくる犬っころ。
でも私には分かる。
言葉とは裏腹に、見えないしっ
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途中で切れました。
申し訳ないです。
言葉とは裏腹に、見えないしっぽをパタパタとさせてるんだ。
くそぅ…可愛い…。
澪「あの…もしかして…、本当に嫌?」
しょんぼり、なんて音が聞こえそうなくらいに落ち込んでて、何だかこっちが悪い事してる気がしてくるくらいだ。
………しょうがないやつ。
澪を押し返そうとした手をゆっくりとベッドの上に下ろして、そっぽを向いた。
ああ…見える。見えるぞ。
プロペラみたいにしっぽを振るバカ犬が。
ふてくされた私を見下ろして、散々おあずけをくらってた犬のように目をキラキラさせてるバカ犬が。
だってほら、嬉しそうな顔してバカ犬が私に飛びかかってくるじゃないか。
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以上になります。
途中で不細工なお目汚しを致しまして、誠に申し訳ないです。
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