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「あずにゃん分」
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律「なあ梓。唯のおっぱいってどれくらいでかくなってんの?」
いつもの放課後。
唯先輩は進路の話でさわ子先生に呼び出されているとかで部室にいるのは四人。
唯先輩の到着を待ちつつお茶をしていると不意に律先輩がそんなことを言い出した。
梓「……はい?」
律「こないだ喫茶店でバイトした時、唯の奴胸がきつくなったって言ってただろ?
実際どれくらいでかくなってんのかなーって思ってさー」
梓「な、なんでそれを私に聞くんですか!///」
律「だって毎日のように唯に抱きつかれてるんだからわかるだろ?」
紬「毎日抱きつかれていたら逆に変化に気づきにくいんじゃないかしら?」
澪「ああ、それはあるかもな。一日で急に大きくなるわけじゃないし……」
律「それもそうか……ちくしょー…どんくらいでかくなってんだろう…」
梓「なんで唯先輩のおっぱいがそんなに気になるんですか?」
律「だってあいつ昔は私とほとんど変わらなかったんだぞ?
なんだったらDVDで修正される前は私のほうが大きかったくらいで……」
よくわからない事を口走りだした律先輩。
なんですかDVDとか修正とか。
律「部室に来てお菓子食べて……やってることは私と変わらないのになんで唯だけ……
あいつおっぱいをおっきくする為になんか特別な事してんのかなー?」
遺伝的なものなんじゃないですか。
憂も大きいですし、平沢家は元々大きくなる血筋だったんですよ。
中野家や田井中家と違って……
律「まてよ……?あぁっ!!!私……すごい事に気づいちゃったかも……!」
澪「どうせくだらない事だろうけど……なんだ?」
律「唯がよくやってるあずにゃん分補給ってやつだよ!『あずにゃん分』がおっぱいが大きくなる成分だとしたら……
全ての辻褄が合う!!」
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紬「なるほど……唯ちゃんのおっぱいが急激に大きくなったのは二年生になってから……つまり、梓ちゃんが
入部してからよね?」
律「ああ、そして入部以降まったくおっぱいが成長してない梓……唯の奴は梓に抱きつく事によって
『あずにゃん分』という名のおっぱいを大きくする成分を吸い取っていたんだ!!」
梓「まったく成長してないとはなんですか!私だって少しは……」
律「そういえば澪とムギは元々大きいけど、高校入学後はそんなに変わってないよな?」
……スルーされた。くそう。
紬「そうね。ブラのサイズは変わってないわ」
澪「私も……まあこれ以上大きくならなくてもいいけど……///」
律梓「」イラッ
律「コホン……私も一年の頃からほとんど成長してない……私達も少なからず
唯に『あずにゃん分』を吸い取られてたんだ!」
澪「そういえば梓ほどじゃないけど私達も何度か唯には抱きつかれたことがある…!」
……澪先輩まで話に乗り始めました。
紬「つまり一年生の時は私達三人から『あずにゃん分』を少しずつ吸い取っていたけど
梓ちゃんが入部したことによって標的を変えたってことね」
律「ああ……理由はわからんが梓から吸収するのが一番効率がいいんだろうな……
唯のヤロウ……自分のおっぱいを大きくする為に梓を犠牲に……!」
紬「そんな……唯ちゃん……」
澪「……唯……信じてたのに……」
梓「あ、あのー……」
なんだかみなさん盛り上がってしまっている。
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ガチャッ
唯「やっほ〜♪遅れてゴメンねー。おまたせーあっずにゃ〜〜ん♪」
律澪紬「「「!!!」」」ガタン!
三人の先輩方は席を立ち、私を守るように唯先輩と私の間に立つ。
唯「ど、どうしたの?みんな……」
律「唯……お前いま、梓に抱きつくつもりだったろ?」
唯「え?もちろんだよーあずにゃん分補給は私の日課だからね!」フンス!
紬「!!……させないっ……!」
澪「ああ、梓のおっぱいは私達が守ってみせる!」
唯「ほぇ?」キョトン
わけがわからないという様子の唯先輩。そりゃあそうでしょうね。
しかし澪先輩まで……今日はテンションが高いのでしょうか。
梓「えーっと。唯先輩、これはですね……」ガタン
律「バカッ!梓!下がれッ!!」
紬「そうよ!ここは私達に任せて!澪ちゃん!唯ちゃんを止めてっ!!」
みなさんノリノリですね……
澪「……へ?わ、私!?」
律「お前さっき『これ以上大きくならなくてもいい』って言ってたよな?ならお前が
梓の変わりに吸い取られろ!!」
そうだそうだ!と、心の中で律先輩に同意しておく。
唯「す、吸い取る……?」
澪「で、でも……私……」オロオロ
律「くそっ!ビビリやがって!もういい!私が唯を止めるッ!!!」
紬「そんな!?駄目よりっちゃん!」
梓「そ、そうですよ!律先輩!それ以上ちっちゃくなっちゃったら……!」
律「へっ!可愛い後輩の為なら私のおっぱいぐらい……うぉおおおおおおお!!」ダッ
唯先輩に向かって駆け出す律先輩。
澪「律!」
紬「りっちゃん!」
梓「律せんぱぁぁぁぁぁぁい!!」
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律先輩が唯先輩に跳びつきそのまま抱きついた。
唯先輩は『ほぇ?り、りっちゃん?///』なんて言いながらオドオドした様子だ。
ここまで来てまだとぼけるつもりですか唯先輩……!
ああしている今も律先輩から『あずにゃん分』を吸い取っているに違いない。
私から吸い取るより効率は悪いのかもしれませんが、相手の方から抱きついてくるなんて
唯先輩にとってはまたとないチャンスなのですから……!
律「ぐっ!ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!!」
律先輩の口から断末魔の雄叫びが。
ドサッ…
そしてゆっくりと床に倒れ付した。
ま、まさか全身の『あずにゃん分』を全て吸収されたんじゃ……!
澪「律!」
澪先輩が駆け寄り律先輩を抱き起こす。
律「う…うぅ……」
澪「お、おい!しっかりしろ!律!」
紬「りっちゃん!目を開けてぇぇぇぇ!」ポロポロ
梓「り、律先輩……私を守る為に……こんなにぺったんこになって……」グスッ・・・
キッ!
私は唯先輩を睨みつけた。
この期に及んで唯先輩はまだ事態を飲み込めていないようなとぼけた顔をしている。
許せない。
自分のおっぱいを大きくする為だけに私達から『あずにゃん分』を吸い取り続けた唯先輩を。
私をかばった律先輩のおっぱいをこんなにぺったんこにした唯先輩を。
私は―――許せない―――
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―――――――――
唯「もう!なんなのさ!人を化け物みたいにー!」プンプン!
律「いやーわるいわるい。なんか話が盛り上がっちゃってさー♪」
紬「うふふ♪ごめんね、唯ちゃん。でも楽しかったわー」
澪「うぅ……なにやってたんだ私は……///」カァァァ
梓「すいません、唯先輩……」
なんだかんだで最後の方は私も乗ってしまっていた。
『律せんぱぁぁぁぁぁぁい!!』とか叫んでたし。
律「つーか梓。最後の方どさくさにまぎれて私に失礼なこと言ってなかったか…?」
梓「な、なんの事でしょう?」
紬「『それ以上ちっちゃくなっちゃったら……!』って言ってたわ〜♪」
澪「あと、『こんなにぺったんこになって……』とか言ってたな」
律「中野〜?」グリグリ
梓「痛っ!痛いです律先輩!あ、あれは芝居を盛り上げる為にですね……」
紬「ところで唯ちゃん。おっぱいが大きくなったホントの理由はなんなのかしら?」
唯「えっ!?///そ、そんな事言われてもわかんないよ〜……///」
律「まあ梓に抱きついただけで大きくなったら苦労しないよなー」
唯「あ、そう言えばまだあずにゃんに抱きついてなかった!
と、いうわけであずにゃん!改めてあずにゃん分補給だよ〜♪」ムギュウ
梓「はぁ……結局抱きつかれるんですね……」
まあ別に悪い気はしないし、いいんですけどね。
こんな話の後だからか私に押し当てられる唯先輩のおっぱいを妙に意識してしまう。
言われれば確かに昔よりかなり大きくなってる気がするなぁ……///
柔らかい……///羨ましい……
唯「えへへー、あずにゃ〜ん♪………」ニヤリ
ギュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン………
おわり
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面白かった、乙!!
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乙乙
あずにゃんは唯っぱいの犠牲になったのだ( ´∀`)
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これは律の予想が当たってたのか。
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何も考えずにまったりと読める良いSS
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こういうのはもっと増えてほしいね
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乙
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