特殊な遊び方をしていますので決して真似しないでください。実卓で真似すると動機息切れ目眩等の症状が表れ、
最悪の場合 死に至ることもあります。GMに殴られろ。
転んでも泣かない。
１スレ目
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１５スレ目（２〜１４スレ目のURLもこちら）
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１８スレ目
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１９スレ目
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２０スレ目
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《両手利き》を習得してない状態で
片方ずつ武器の効果を得ることって出来るのかなぁ……とふと。
今回で言えば魔法について抵抗する時だけ魔槍を、
それ以外では妖精のパッシブを得るために魔剣を、という風な具合に切り分ければ。
ううむ。
〈魂の絆の耳飾り〉 10,000G
（要約） 対の飾りをつけた者同士で五感を共有できる
【マインドリンク】いらなーい……
前スレの「今日中に……無茶を振るなぁ」ってはじめのセリフ？
もう一人はほぼ動けなくなるからぶっちゃけてマインドリンクのほうがいいで
エッチしたらすごそう
10000Gで似た効果が得られるなら、ケットシーに
マインドリンクをナナリーに使ってもらうまで 待ってた意味が無かったな、と……
ﾆ竝立竝」:':':＼::::::::::::::::::...＼ __ __ __ _
／ ||立竝|':':':':':':>､;;;;;;;南風,,,＼ ｴェェェｪｪ _ _
＿_||竝立|:':':'／叉叉叉叉叉叉}ニ===┬─--
／ ||竝立|／i￣|| 丁ﾆTﾆ!i竝| |i :
＿_||立竝|ｉ |＿||__||＿| |ｌ竝| ／ |i i
￣ ||竝竝|| |￣|l ||￣| ||立| ／／ |i |
／ ||足立|| |／|l ||／| ||竝|／／ |ｉ ／ !
＿_||立竝|| |＿||__||＿| ||立| |i／ !
Ｅ立r┴ｰ┴┴┐ ||￣| ||竝| ,,..,,... |i ,,..,,.:
Ｅ竝|| ￣￣￣|::|／||／| ||立{.:;.'":;..'"'.: !.:.;'".:;.:.
Ｅ立||冒険者 |::|￣||￣| ||立{.;.:;....:;:;.:;..:;.:;.:;..:;.:;..
Ｅ竝|| の宿|::|＿||＿| ||竝｢工工エエエｴｴｴ
Ｅ竝|| 暇猫亭|::|¨¨¨¨¨ __||竝|工工エエｴｴニﾆ!
Ｅ工丁ニニニ|｢二二ニﾆ===--─==＝ 二¨¨
￣ ┴ ￣___｣Ｌ￣.. - ,.. . ￣ ..
┌───────────────────┐
│学長先生に魔剣を探してもらっている間に、. |
│指名手配なんぞ そしらぬ顔で暇猫亭へ通い |
│いらなくなった魔剣を売っぱらう。 .│
└───────────────────┘
ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｲ
ヾ:::::::::::::::::::_:_:_::::::::::::::::::::::::::::::::::_:_:_:_:_::::::::::::::::::::::::::!
ﾔ::::::::::::/ ｀ ￣￣￣￣ ´ ヾ::::::::::::::::::::」
ヽ:::::::::! i i! i }::::::::::::::::::ﾐ
彳::::::::! | i.ｉ { {:::::::::::::::::::ｿ
{::::::::::! l ＼ , "´ｌ ! __ l ﾞ::::::::::::::::f ┏ ..┓
7::::厶ィ::ミx _ ヽ / .．::!.|x^ヾ::､ }:::::::::::::::} ┃＞売ヒュプノメイス(+9500G) ┃
ヽ:::{ ≧､:::::ヽ.}=厶"::::::ｨ_|_ ｀ﾞ :!::::::_:_::::! ┃＞売デーモンスレッシャー+2(+26000G) .┃
ﾊ:! く´ o｀ヾﾘ=､ヾ¨ｲ o ｀ｿ |:::/ ｨ Yi .┃ (+2の代金は+1加工代金の２倍とする)┃
|｀:! ￣´/⌒ : : . ｀ 「 ｙ’ .|::{ f ミり ┗ ..┛
| ! ｰ== " ￣ ｀ヾ:==:十一 " ﾉ､ ' j
:､ゝ. { :./: | | / .ﾉ ,ｲ
. ヾﾊ ヾ ;ﾂ | | i f ﾉリ
Y "" ＿＿＿＿__.|_|_"" l Ｆ´ﾙ′
| Ｙ´＿＿＿＿___人_ﾊ .ﾊ:::ﾘ
|: |:::::／￣/￣￣ ｀ヽ:::} ! {ﾞ__
┌───────────────────────┐
│マスターには相変わらず脅すような目つきで │
│こちらを見てくるが、へこたれる気はない。 │
│第一、今はもうこのマスターより私のほうが格上だし。. │
└───────────────────────┘
二二二二二二二二二二二二二二二二二二ll] ;; #
冂 Μ ‰ 凸 § П Т Λ Η || ┏━━━━━━━━┓
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡||／ ;;┃|三|ｌ≡ｌ □□□□┃ζ
日 ∨ Ⅱ Α Ⅳ Ν ／/ ∃ ♭ || ┃|三|ｌ≡ｌ┌─┐┌┐┃
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ ┃|三|ｌ≡ｌ│ │└┘┃
Ⅲ ∩ ［］ Ｗ 目. .-‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .┃ └─┘［＝］┃
￣￣￣￣ /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ } ━━━━━━━━┛;;
―─── ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ ;;; ト
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ ￣￣￣￣￣
━┳━ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
￣￣ ┻￣￣.ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
ｉｉ .く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉...＿..、 ｉｉ
|| （ ..../:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ ...） ||
||＿＿ ｀￣ /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ). ||￣￣´ ＿＿||
|l || ....../: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ..＿||＿ |l ||
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ 今日は別に結構ですから。
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、 魔剣のお代だけいただければ
i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉 そのまま失礼していきますね。
人 {:::::::::::::::fー‐1::/＞＜ ｀ヽ ／
.＼ jﾒ≦ﾍ ::::::::::/〉＿_!＜ <> /〉 i ∨、 管理にはご注意を。
.
┌────────────────────┐
│そのまま酒場を出ていこうとした矢先に │
│横から名前を呼ばれる。そちらを見てみれば、 │
│以前お世話になったナタネさんだ。 .│
└────────────────────┘
, ─-､ｰ- ､
／ /l ＼
／ / /::::l |l |:､ヽ
/ __/ l x=､､─-x､j_l､ヽ
L -::":/ | l_j. ｲiヽ|ﾄ､l
＼:::::::l | ､"' | |/
＼:| .| l￣ ヽ l |
__ ___Yゝ-'-､､ ヽ_／, ｨ .| おうい、華扇ちゃん！
＿- .￣ ヽ￣ ヽr､' ﾚl /v
_l＿_＞ l l 久しぶりだけど元気にしてたー？
＿__ __ -: : : : : : : : : :::::＼ ヽ. -､_
ｨ､ｰ ＼, -: : : : : : : : : ::::::::::;; -──､ ＼//､
' |￣l l: ; ;:::::::::;;;──-r"釤 ＼ //＼＼
ヽo___ﾌ､ｧ- "￣ | ＼ 丶' l ＼
| >､ |::ﾉ､ l
_,,..,,_ ,,,.. --- ...,,_
., '´ ｀ヾ ｀' 、
{ r／]／ ＼- ､ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ｒゝ-='"￣, ' .／´ ﾊ ヽﾊ | 最近見なかったけど、
く/ |/ /_」- ／| | ∨、 | 遠出でもしてたのかなー？
/'/ .;' ./fてl!｀ヽ | / | |/ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
,|／ r| {弋_ﾘ |／ト./ | ﾊ＼
／ , .八 | ｀´ ｧr'| ,ﾊ /l」ヽ/
/ ;' , ＼| , lﾘﾊ!／|イ、
{ /| .／| ./| l _ ./ 八､ ＼
∨ｿ 、/ 人 ,ﾊ ﾚ |＼ ノイ ）＼ ﾊ ナタネさん。
}／こ ヽ|/-､ / ＞=ァl斤/ | イ ﾘﾚ
/─- ､ｒ }-r‐|7〒ア´／::/7´￣｀ヽイ はい、少々イシェスや
./ ‐-､ｿJ:::ｒん）ヽrイ::::::// ＼ .エミニムの方に行ってました。
.r' -､ ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{ .}
/＼--//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ﾄ、 、__」_/
./ ─ヽﾑ{::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::八∨､rﾍ_/|/
, -―t--､
／ ＼
' ∧ ﾄ､ ヽ
/ l /:::::.__∧__|:::l l l
/.-‐l l￣- -￣l |-､} , ┐
{:::::::ｌ l`⌒ , ⌒ l l:::/ / /
＼:! | r― ｧ | l/ 「 ﾚ‐〈
|: : : |、 ､.ノ /:｜ / 〈/'⌒l
ﾚﾍﾊ|ｲ＞--＜i:ﾊ:ﾉ l ﾉし' / へえ、そいつは重畳。
／ { ＼:::::::/ ＼ }､__／
/ ｀ ｰ' ＼ /::::::l マスターに渡してた魔剣も、
／{ （＼／） 广.'::::::::l .随分珍しくみえたけど使わないのかな？
{ ＼ > く ／ /:::::::::! 勿体無い。
/＼ （／＼） ／:::::::::::l
〈:::::::::＼ ／＼ ／j＼:::::::::/
＿. . .-―-. .y.x ⌒
_. .-: :_:v／.:-:―: :に{ ヽ
⌒ヾｧ'':"¨: : ‐-: : : ＼ )
/ ｨﾝ: : : : : :. ､: : :ヾ _xﾝ
{ ン: : : : : : : : ト: ＼: :Yﾝ》≧x，
∨ : /: : : : : :{: : : ＼: :. ; : : :､ ‘》，
; : /: :;': : i: 八: : : :ﾄ: : |: : : : |: : : :} ‘》，
{i:,': : ; : : |/ ﾄ: : : | 斗-Ⅵ: : : . |: : :人 ‘》，
{ﾊ|: :i: : : ⌒ヾ{ ､: : :ｘぇチ刈: :ﾘ:从): : :{ ‘》，
|: :i: : : 不弐ﾊ ＼{ゝ Vｒり. : :价ﾝ: :i: ﾊ
八: :､: {ト Vり ､ ノｲ: :i|: |: : i| ; )
|:＼: :､ 八: |: |: :八{ いえ、最近は武器を振るうより
_ |: :.个:込. r- , ｲ._ﾊﾙ八( ) 魔法で撃破するのが殆どになりましたので、
ﾝ¨ス ,|: : i|: : : :}:≧.. __ イ /::::::＞.. 売って資金にしたほうがより有効と。
/_／,/‐ぅ ﾉ{ハ乂{: :厂-…ｆﾆｴィ::::／:::::::::::＞…-ミ
{ ヾ_んへ,〉__ ( ）ﾉ〃:::::::::ｰ}i}=‐:::::::::::::::::〃 それに魔剣ならもう少し
＼｛ {yノ ﾑ ／ ,{::::::::::::rfてけa:::::::::::::， ﾄ､ 良い性能のものがありますので。 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
＜ ノ ﾄY i{::::::::::に述ぅろ:::::::::::i{ ﾉ ） | へーえ、手持ちの魔剣を選べるほど.
┌─────────────────────────────────┐ | 手に入るなんて繁盛してるんだねー。
│修正値+2相当の魔剣、デーモンスレッシャー+2は貴重なものだったが .│ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
│追加効果は大したことないし、補正だけでいうなら │
│これから貰うシャムロック・クロススピアだって同じなので、今は不要なものだ｡ │
└─────────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ 斗-‐=ミ―- _
| ナタネさんだって、前よりも .| .´ ｀ヽ
| 腕上がったんじゃないですか？ | .／ ､
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ // / ,.:ｉ:| ｉ .
// /:| ,::i:i:i:| | :. :
// /i:i:| i /ｉ:ｉ:i:i:| | : | ｉ
〈∧ ,/i:i:i:i| 从 /:i:i:i:i:ｉ:| | : | |
丶 厂_ ＝=′ ゛ =＝=ミ__| ______」
У {「r':::ｉ r'::::抃 /:i:i:i:ｉ:/
} .: ゝﾟﾞ , ｉ:: ｿ | /:i:i:i:i: ′
′ j /:i:i:i／
分かるー？ .ｉ , ` マ ｸ . イ /ﾟ^
}ハ { ｀ ... ≦:::/ ｀ヽ-=ミ
実はこの前、 .ﾊ{ r‐ 爪 :: 厶イ〉 ｀
一人でミノタウロスの奇襲を ....| く {/////./ ､ …… フェンサー７他
退けられるようになってさー。 {////..:{ /
{/// .:: /:: ＼
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ ＼／ :::::. ＼
| あのタフな牛頭をですか？ | i }／＼ } :::::. `
| それはすごいですね、 .| 丿 ｉ| ,' .::::::. { 丶
| 苦労したでしょう。 .| く 八 /. ／⌒い ＼
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
) f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
_,. -‐…‐- ,_ ＿ | 華扇ちゃんの方はどうかな？
r …‐- 、: : ／ : : : : : : : : ＼ ヽ_ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
〔__. ＹＹ: : : : : : : ｉ: : : ｉ: : ＼ _｝
{:. :. _}_}: : : : /.:../|: : : |ﾊ: : : ヽﾉ
.人: :.:. :.:i. ｱ.ﾉ: : : /―: :|: : : |―..:.:ｉ: :i
／⌒ )＞ｕ匕ﾉ: : : :/:/___ﾉ|: : : |＿|: :|: :}
.＿ _,.´ ／/: :/: : / : : て刃かﾃ |: : :刃か :|: :|
⌒ ( /: :/: : /: : : :,ｲ乂ツ |／乂ﾂ}i.:ﾉ:八
/: :/: : /: : ／ｲ} ' ,小:{: : :)
/: :/: :ノ: ／／:.込、 、 , _攵: :.|Ｙ 私のほうは、
/:_ノ.Ｙ :／:イ Ｙ´:..:.:.}:＞: . __. ィ´} ヽ}ﾉ この前 巨人を少々。 f´￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
(:(. 人( ﾉ:.ﾉ 「￣￣￣｝}i{^}ﾉ.:.|. ／ | へえ、巨人……
＼( ｀Ｙ ／ ⌒ ヽﾆ=‐-.｝|ir[]rin, | というとトロール？
´, ／: . :}｝:. :. ｛_{ﾛ{包い､_ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
Ｙ´: : . : ∧:. :. :. ｀¨弋にツ ＼
{ : : i{: :＼:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ
人 、 ﾘ: : : :}｝:. :. :. :. :. :. :. :. :. ｝
┌────────────────────────────────┐
│久々に出会ったが、彼女も期間の割にだいぶ研鑽を積んでいるようだ。 .....│
│この前メイン技能が４〜５レベルだったのが７レベルにもなってるんだから、. │
│随分 成長が早い方だろう。 │
└────────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| ……そんなとこですね。 | ＿_ , -―- ､
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ／ ＼
/ 、 ＼
/ ﾍ ',ヽ. 〉,
, i:::::.、 l、 l:::}ﾍ:::}
| ｜ |::::::::.､ |:〉fi㍉ V
{ー---| |-ｧf㍉´ ﾋﾘ| l
ヽ:::::::::::! l ﾋﾘ , ! !
(´ (..,,___.｀丶l ﾊ r_ｧ / ! そっかぁ、魔法を使ってくる分
` ｰ-- V ﾊー----くﾚハﾉ ひょっとするとミノタウロスよりも
／∨Vﾍ}ー一}/ ＼_ 強い相手だったのかもねぇ。
/ l: : : : / ／ ＼
l ＼／ ヽ と、千雨を待ってたんだった。
/ （＼ ／） l
||--||--|| ||--||--|| ||--||--|| ||--||--|| ∠ || ||
|| || || ;; √|| || || || || || ;' || || || ||´二＼ ／二｀||
|| || || || || || ;;'; || || || || || || ;; ||三三 l l 三三||;;
}三三三{ }三三三{ }三三三{ #;}三 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
,. ＿＿＿＿ 、 ￣￣ｉｉ￣￣￣ｉｉ￣￣￣,. ＿＿＿＿.. | 明日 暇なら、華扇ちゃんも
） ／´￣"｀ヽ-,.|＿＿_（ | また一緒に仕事なんてどうー？
￣￣||￣￣´. .r' !ζ‐-_.､_,, -.､..￣|l￣￣´..ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＿||＿ ,i ／､｝"´.:.｀"=- ､_ヽ,.|l＿ |l ||
.￣￣ ﾞ､ゝ,,--‐´､_r"/:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, i￣
.!´,'i:i｀.‐ﾞ´:.:.:/:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.ヾ,
|/i:i:::!.:.:.:.:.:i/‐‐-､ .',:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.! r､=､
.／:./:|.:.i. |茨ﾃ'､ ヾ,:.:.:__:.i.:.| ,, ﾞi//ﾞ,｀ヽ,
.., -‐´,:.:.:.｀ヽ-'.:.:.:.:.:i弋'ノ ,_=､,'｀',:|/ , -", -´iﾞ/∧. ',
....／γ´_,-,":.:|.:.:.i,:.:､:.:.､"" , .ﾘjﾞ/:.:/, -´, -" !｀i_', i
....´（/￣_./.:.:.:.!.:.:.|ヽ,:i.:.:.ヽ, ､ー, "/, ‐", ‐´._ ＿ | iゝ､＿| いえ。私もこれから忙しくて、
.´i, ‐'"i.:.:.:∧:|ヽ,:.:.:.:ヽ-=, ‐´, ‐",､｀ヽ:.￣.:く, ! i'::::::::::,' また遠くに出稼ぎにいくつもりなので。
.|_;,/-､‐‐.ヽ;; -"´,‐"´｝-ﾞr,､ヽ-=,´￣｀/./＼__/
..__ / .ヽ,‐´, -"<ゝ(_(rｿY､.:.ヽ'i v､! ,' 遠慮させていただきます。
. .,r/´/ ', , -", -",:.:.:.:.:.:.:〜ミ彡ｲ.:.:.:.:.|, --.､ ./ / f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
// iﾞr,｀-､. , -´, -"/ ヾ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'.:'.;:.:.:.:.:/ ｀ヽ､ ,' | そっかー。
ヾ, iﾞ !､, ‐‐ヽ´, -,´ ___《.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:'.:.:.:.i ヽヽ, | なら、じゃあまたね！
ヾ､＿__i_ 彡ヽ,｀ヽ,r‐" ヾ,:/.:.:.:.´.:.:.:.:.ﾘ.:.:.:.i ヽ,ヽ､ ええ、お気をつけて。 .ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
..ヽ-"´/i ヽ,/r.､_,/｀´､.:.",:.:.:.:=:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｀, i｀"‐､_
ﾁﾘﾘﾝ…
￣ ||竝竝|| |￣|l ||￣| ||立| ／／ |i |
／ ||足立|| |／|l ||／| ||竝|／／ |ｉ ／ !
＿_||立竝|| |＿||__||＿| ||立| |i／ !
Ｅ立r┴ｰ┴┴┐ ||￣| ||竝| ,,..,,... |i ,,..,,.:
Ｅ竝|| ￣￣￣|::|／||／| ||立{.:;.'":;..'"'.: !.:.;'".:;.:.
Ｅ立||冒険者 |::|￣||￣| ||立{.;.:;....:;:;.:;..:;.:;.:;..:;.:;..
Ｅ竝|| の宿|::|＿||＿| ||竝｢ __ ＿_ _..ｴｴ
Ｅ竝|| 暇猫亭|::|¨¨¨¨¨ __||竝| (__}} : : : ｀ヽ)..ﾆ!
Ｅ工丁ニニニ|｢二二ニﾆ===--..l : /人ﾊヽ}.¨¨
￣ ┴ ￣___｣Ｌ￣.. - ,.. . 〈;ﾊj ﾟ_ｰ_ﾟﾉ;〉
,<´i:＠l'>、
（（ 〈ｼ'_l:.:.:.:lヽj
｀¨'Z」7¨´
┌───────────────────┐
│表面上は愛想よく、しかし内心 │
│もう暫くは会うこともないだろうと思いながら、. │
│酒場を立ち去って 学園に向かう。 .│
└───────────────────┘
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l::::l |::::|::::ｉ .'ヽ |.|! ', / / .ｉ!
｀''-.!! ｀''-..l l:::::l::::l ..|::..l::::! .^|! ',, / / ｉ!
.` 、 ..l |::::|::::! ﾄ､ |! ',____._. ./ / ｉ!
ﾞﾞ' |::::l::::ｌ .!::::'! |l ｉ!＼! ｉ / ', / / ,ｉ! γ⌒'.,
｀'=-ｉ !::::l |l r･, r･, !::::::ヽ ../ /./ γヽ ｉ! γ .l '.,
.!::::l |ｌ.| l l .l ｌ::::::::| ＼ ./ .// ｌ ｉ ｉ! ｉ .l l
゛゛''l ｉ!=====┓ ' |l |__l l__l l::::::::| n ..＼ / ./!γ, l___ｉ ｉ! ｉ .l l γ ⌒｀ヽ
:::::::l l..∨ .l |i l::::::::|.ｉ,! !,ｉ.l .,'', l‐‐‐‐/ ｉ ｉ l .ｉ! ｉ-┼―-.l ,' ヽ
:::::::l l..∧ .|｀', ｉ!'= ,, |l .l::::::::| ｌ／^＼' ', l ﾛ /!ｉ l ｉ__l ｉ! ｉ .l l ,' ',
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:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! l:::::l|i l_l l_l l::::::::| ｉ,!ｉ,! l ／.'.l ﾛ l.ｉ .l ./ | .', ｉ! ｉ .l l | |
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ﾞ＼ | ／ ／| | | z=彡,:',:''ミ三彡,:',:',:',:'ノノ_ﾉﾘ彡',,;'',;'',;''ノ从从乂从 人
＼| | ／ ／|__,|ミﾒｿ,:',:',,ィ三彡,:',:',:',:',:',:',:',:',;'',;''',;'',;''乂彡''' "_ ,:;;;:.ィ''「||!|亥
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| ┌―‐┬‐―┐ ┌―‐┬‐―┐ ┌ミ三彡ノ,:',:'彳,:',:',:'ﾐ L. -''';;:::_,..:-'''.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|}|||ﾆ
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|＿__||＿__| | ||ﾐ从ﾐ ,从|| | |_＿_||_＿_| |_ |ｌl!...| |_＿_ｌ.|ｌｌl_||＿_| |:::| | |__|Ｌ.|!| 〔［[[[[[[｢|!||l|L
(;:: ));; .)::..|(:; )ゞ.||＾ll~ﾞ‐ --‐'~'゛'|| |,,(;;:(（;;: ;: ): ),.,.,|,,;|ii|,, |..,., ,.,.,, |ll|,..,.,,., |:::|..~￣￣|ｌ|, ,:礜王仁|ｌ|ｌ |ﾞ
.;.: : Xx+ (: ヾ)|,,」l─‐ ‐-- ― .!! l ((;: ,::(;::.:;:));;)） .|iｌ!)::; :)::ゞ );)|!l|ヾ);;))ゞ_ﾛ」(ヾ)ゞ);.|l|;) (;;((ｿ;; (:(:|ｌ!ｌ||;)
,.,..(;; );;);;) ll／ .＼＼.ｴｴ(（;::.:;:.::;:.::::|il|;;:）);::;ヾ;)::;|!l|;;):)ﾘ::）)三(::(:;:.:);:.;|l|::（:;::;:;((;::;（ |;ｌ|!|::)
;;);)));ｌｌﾚｌ／ ＼＼{工工工工|il|工工工工|ｌ||工工]}___iｴｴｴｴｴ|l|r┬┬┬┬|ｌ||ｌ|‐
:::)::ゞｌ／ .＼＼ |l!|. . . . . . . ..|||ｌ|,.｢~¨¬ニ二ｌ===ﾞ┴┴┴┴┴|j||ｌ|‐
王lﾚ' ＼,＼ "^ : : : : : : : |ｌ||: : : . . . ...||__|￣|￣丁ミｌニニニ|}|{}|
／ ＼ ＼ |il:l: : : : : : : : : : : : :￣~ ::| | |: |:i|ｌ;|
＼ ＼ "^" : : : : : : : : : : : : : :. `└‐‐┘|jｌ|;i|
＿＿＿＿＿ |┌‐┘ ＿_ [][]「l
＼､ ￣ﾞﾞ¨¨''''''ﾆﾆ二二"'''''¬―- ....,,,,,_ Ｌ.二ｺ コ L くノ
＼､ ´ﾞ"''ー ..,,,、 .￣''''― ..,,_ ￣￣
＼.､ ──=＝ﾆニ二三.,, ｀ﾞ'''ｰ ,,、
＼..､ ｀''-､、 ｀ﾞ''ｰ..,,
＼..､ ｀'-､ ﾞﾞ'-､、
＼＼ 三 ｀'-、
ゝ_｀7＿ ＿ ヽ ＼
｀l_◇l __ _ -‐=::::／ ──=＝ﾆニ二三 ヽ
＼ ＼ ／o/´::::::::::／ ! }
＼ ￣￣|lｰ<￣ 二 l
/｀|::::::::::: ＼:＼ / /
/_/:l|＿ :::::::: ＼:＼ 二三 ,／゛
//__ ､::::＼:::::::::＼＼ ,,／゛ _.. ‐'´
/::l／ ｀＜:＼:::::::::ヽ＼ ﾆニ二三 _,,..-‐'"
|::/ ｀＜::::::::::..;;;;;＼.＝ﾆニ二三″ _,,,.. -‐'''"゛
|/ ｀＜:::::::::..;;;;＼..'''" ._,,,.. -ｰ'''"´
｀＜:::::::..;;;;＼ -―''''"ﾞ´
｀＜::::::..;;;＼
｀＜:::..;;;＼
｀ ＜..:;＼
,..... ､ _,............_
´ ー-_､_ヽ, -'"´ ｀ ヽ､
/´ _,.. ,.- ､ヽ
＜ ブンッ ／／, / / ､ l ',
ｰﾆ´_/ 〃 | ,' l , ,､ l | .l
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ // / ./| | l | l ハ l | | | .| l
| 長い間 持ち手がいなかったという割に、. | .!l l l | !-|‐ト-ﾚ' ﾘ-/‐!-/! | .|
| 刃に汚れもありませんね。 .| l'! ! l. | |. ○ ○ ヽ | .|
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ .ヽ| l､ | | Y| | .|
ヽ!.ヽ| ﾄ ､ ＿＿ .ｲ| | | |
| l .| |＞､￣￣_ イ | | | | 魔剣管理は、ほっぽってる間に
,'| | .| | _,ｒト三 トﾊ､ | | | | 迷宮作らないようにとも
/ | |‐'´ヽ∧_＾_∧/ ｀ヽ| | | | 何かと重点置いてるからねぇ。
/ | |::::／ゝ':,.从./ /＼:::| |、|
| ,| レ': : : :ヽ∨/｀: : : :ヽ| |ﾍ.
| /| | ./ : : : : : |: : : : : : : i | | ';
,ィ!
／/ i
_,,..,,_ ,,,.. ---く._,',_
., '´ ｀ヾ ｀' 、
{ r／]／ ＼- ､
ｒゝ-='"￣, ' .／´ ﾊ ヽﾊ
く/ |/ /_」- ／| | ∨、
/'/ .;' ./fてl!｀ヽ | / | |/
,|／ r| {弋_ﾘ |／ト./ | ﾊ＼
／ , .八 |x｀ ｧr'| ,ﾊ /l」ヽ/
/ ;' , ＼| , lﾘﾊ!／|イ、 では、本当に
{ /| .／| ./| l _ x/ 八､ ＼ 貰っていって構わないんですね？
∨ｿ 、/ ｨ人 ,ﾊ ﾚ |＼ ノイ ）＼ ﾊ
}／こ ヽ|/-､ / ＞=ァl斤/ | イ ﾘﾚ' 腐らせていたといっても、一応
/─- ､ｒ }-r‐|7〒ア´／::/7´￣｀ヽイ 国宝級の魔剣だと思われますが。
./ ‐-､ｿJ:::ｒん）ヽrイ::::::// ＼
.r' -､ ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{ .} f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/＼〃//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ﾄ、 、__」_/ | 危険さで言えばもっと上の魔剣は
./ - 〃ﾑ{::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::八∨､rﾍ_/|/ | 他に幾つもあるから、問題ないかな。
.;'--.〃 ﾄ人:::::::::::::::l!::::::::::::::::;:ｲ / ∨ ;' ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／/
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ 危険というと、
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ) 例えば、〈蛮王の剣〉
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ みたいなものとかですか？
.レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
ｽｯ )／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
./// / ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i | ……よく知ってるねー。.
ｉ ｉ ｉ .／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、 | そっちのが欲しかった？
| | | i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| いえまあ、流石に呪いのデメリットが |
| 危険すぎますし、この身で制御しきれるかも怪しい |
| 強力な魔剣ですから。そこまでは結構ですよ。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ...... .. .... .. .. . ... :. .:.:.:.: .: .... .
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, .. .:.:.:.: .: .... .:.:.:...... .... .. .:.:.:.:. .. ... ....:.:.:.: .: .... .:.:.:.. .. :... .. ..
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ . .:.:.:.... .:.:.:..... .. .. :. .:.:.:.: .. .:.:.:.:.:.:.:.... .. . . ..:.:.:..: .:.:.:... .
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, . .. .... .. ......:.:.:.:.:... .. . .. ...:.:.:.:.:.... .. .. .... .:.:.:.:.:...... .. ... .
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ .. .... ...:.:... .. . . .. .:...:... .. . .. .. . .. .... .. ..
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" .. . .... ... . . . ..... .
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;ﾒヾ "
゛ ヾ;ｉ;;ｉi ;ｉiメｿ ヾ; ;ゞ "
""|l!|| ｌｌ|ｿ ""
ｌi(~):|l| ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, ,
|:l||ｌ |l| ,,iiiii;;;::..ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ
|;l!ｌ| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iii＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::
|ilｌ|| ｌｌl⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒|三三三三三三三三三三|⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
二ｌliｌ|ｌ ｌ!|二二二二二二二二二二.｀┳━━━━━━━━┳ 二二二二二二二二二
､.,.ノiiノ:ｌ|| !ヽ､.,., ,.､.,┴ ,.､.,,,.､., ┴.､.,.,
"" ^~"" ^~ " "
┌────────────────────────────┐
│三つ葉の紋様が飾られた十字槍、〈シャムロック・クロススピア〉を |
│片手に背負ってフェイト学長先生に礼を述べる。 │
│たった10万G分のマルフォイ家の借用書が 希少な魔剣に化けた｡ .│
└────────────────────────────┘
│稼げば どうとでも手に入る大金が 非売品価格の魔剣になっただけでも . |
│十分だし、これ以上 欲張っても仕方がない。 │
└──────────────────────────────┘
⌒ヽ
)
_,. -‐…‐- ,_ ＿
.r …‐- 、: : ／ : : : : : : : : ＼ ヽ_
〔__. ＹＹ: : : : : : : ｉ: : : ｉ: : ＼ _｝
{:. :. _}_}: : : : /.:../|: : : |ﾊ: : : ヽﾉ
.人: :.:. :.:i. ｱ.ﾉ: : : /―: :|: : : |―..:.:ｉ: :i
／⌒ )＞ｕ匕ﾉ: : : :/:/___ﾉ|: : : |＿|: :|: :}
＿ _,.´ ／/: :/: : / : : て刃かﾃ |: : :刃か :|: :|
⌒ ( /: :/: : /: : : :,ｲ乂ツ |／乂ﾂ}i.:ﾉ:八
/: :/: : /: : ／ｲ} ' ,小:{: : :)
./: :/: :ノ: ／／:.込、 、 , _攵: :.|Ｙ でもありがとうございます、助かりました。
/:_ノ.Ｙ :／:イ Ｙ´:..:.:.}:＞: . __. ィ´} ヽ}ﾉ
(:(. 人( ﾉ:.ﾉ 「￣￣￣｝}i{^}ﾉ.:.|. ／ 一線級の武器となると
＼( ｀Ｙ ／ ⌒ ヽﾆ=‐-.｝|ir[]rin, その辺の店には置いてないものですから、
´, ／: . :}｝:. :. ｛_{ﾛ{包い､_ .これで成竜だって倒してやれます。
Ｙ´: : . : ∧:. :. :. ｀¨弋にツ ＼
{ : : i{: :＼:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ
人 、 ﾘ: : : :}｝:. :. :. :. :. :. :. :. :. ｝
f ﾚｯｻｰﾄﾞﾗｺﾞﾝ ￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
＼_ヽ,'l" | 成竜 かー、この地方じゃ
＼_ヽ,'l" | もう滅多に見られないよ？
＼_ヽ,'l" ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＼_ヽ,'l"
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ fi===li _ヽ,'l"
| 滅多に、というと…… | .||＼ ＼ _ヽ,'l"
| どこかにいるんですか？ | ＼ ＼ _ヽ,'l" f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ＼fi===liヽ,'l" | いないわけじゃないね、
|| || ヽ,'l" | ジンルーの北のあたりとか……
＼_ヽ,'l" .| あとはユーレリア地方との境目あたり。
＼_ヽ,'l" .ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂_
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ ＼_ヽ,'l"
| ああ、あのあたりですか。 | ＼_ヽ,'l"
| 地図に地名も載ってない空白地帯ですけど | ＼_ヽ
| 何かあるんですか？ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
/ ./ / ./ .// ,..、 ....___ ｀''ｰ---‐,'
/ .,' / ./ ./,' /', .} | i ヽ tー '' ´
,' ,' ﾑ,/i {,' .{ i ﾉ l| .i ｝ .iヽ
| / ,/ l i .i|行心iﾊ | j/,'-jｌ. |. j ｌ ﾊ
│ ,' /ﾍ卜l| ｌ{ 辷ツ ` /'仍.,'.i .ｌ. ! }', .}
,'i.,' ,'込彳.i| |i丶 :ﾋｿ| i .i/j .ﾉ ,ｿ
/ ,' ,' / { .i.| ﾊ ' .ﾑ〕/,'／／
/ .,' ,' / ﾊ_i.| _ﾊ !. フ /.i .ｲ/ そうですね、あのあたりは
/ .,' ,' /,.:':´::::/:::::::..ﾊ、 ,∠i .i |' 獣とそれを狩っている蛮族が
/ .,' ,' ｲ/::::::::::i!:::::::::::lﾊ.｀ ¨ .} i .| 密集する蛮族領ですから、
/ ./ ./ｌ / ,'::::::::::::i!:::::::::::|', ', .| l!│ 行くなら気をつけて。
/ ./ ./ ,'.{ ,|:::::ｙ::::::i!:::::::::::!ﾑ.ﾊ { .i!.{
/ ./ ./ ,' i〈.|:::::|:::Y⌒:Y::::|. ヾ∧ ﾏ.i!ﾊ
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ / ./ ./i ,'i .i |::::|::::弋_乂:::|:＼ ヾﾍ .} i! }
| ほう、蛮族領ですか。 | / ./ .,' ｌ' .i !. .|::::|:::::::::::::::::::|:、::ﾍ. `i .ﾉ ﾘﾉ
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ,' ./ ./i .i .i .il |:::|:::::::::::::::::::|::::＼::ﾍ 巛.〈 .
! .! .,' .i! | .i i ! |::::|::::::::::::::::::ｌ::::::::∧:::〉 ヾヽ
┌──────────────────┐
│ほう。 │
│蛮族が密集する地帯というと､ 巨人山脈か |
│エミニムの草原あたりしか知らなかったが、│
│あのあたりに集まっているのか。 │
└──────────────────┘
／ ｀ヽ
/ lｱ─- ､
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲ ﾏイ: : : l ￣￣
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ ノ: |: : ｉ/ 面白そうですね。
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l!
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ 竜のついでに、余裕があれば
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ そっちにも挑戦してみます。
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY
┌────────────────────────────┐
│蛮族は強さの割に経験点の少ない相手だが、 │
│もう暫くしてからは理由あって蛮族狩りに勤しみたかったところだ。 │
│イシェスに立ち寄った後は、そちらでも目指してみるか。 .│
└────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| っと。あらら、
| ゆっくり話を出来るのもここまでだね
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／￣＼ ／￣＼
| ＾o＾ | | ＾o＾ | 学長先生ー
＼＿／ ＼＿／ ....さがしましたよー
――― ＿| |＿ .＿| |＿
―――. | | | |
―――. | | | | | | | |
【モブ先生ら】
┌──────────────────┐
│どうやら、学校内で長話をしすぎたらしい。. │
└──────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| それじゃ、生徒が頑張るのを
| 先生も応援してるからー！
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／￣ヾｽ-―‐-､r' ⌒ヽ
{ ,／´:::::::::::::::::::`ヽ、 l ＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
ヾ_ィr'::::/::::,:iヽ/i::::,::::::､:ｽ ○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
//::::l::l::,ハl l/l/i l .| ゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
/∧::::|::ﾚ -‐‐ ‐- l .ﾊ/ ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
〈/l::::トi::::{" r┐ }/＼> 。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
∨ｉｲﾍ|ゝ､__ _.,イﾚ ＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O――――
／`,:`ｉｒ‐':.｀ヽ、 ゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
〈ヘ/ 〉/::＠:::）､〉 ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
辷|〉}::{|:::＿ﾑ__| ゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
ﾑミ|/辷::::::::::.} |ゝ Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
┌──────────────────────────────┐
│本来の仕事をさせようと探し回っていた先生方を嫌って、 │
│フェイト学長は激励の言葉を言い残し【テレポート】で逃げ去っていった｡ .│
│仕事から逃げるのもほどほどにしたほうがいいんじゃなかろうか。 .│
└──────────────────────────────┘
.ﾍ从彡＾ ／ |∠／|ｌ／,:'彡',:',:',:'ミゞ',:',:',:',:',:'ィ'爻'从,:',:',;'',';';;;;',;'''
ﾞ＼ | ／ ,／|／| 彡,:',:',:'彡,:',:',:',:'_ノ,:',:',:',:',:',:',;'',;'''川ゞミ=ィ刈
＼| | ／ |∠／ﾚ ノ_ﾉﾘ彡',,;'',;'',;''ノ从从乂从 人ノ,:',:',:',:',:',:'爻'从
＼| | ／ ／| |／ z=:'彡',:',:',:'ミゞ',:',:',:',:',:'ィ'爻'从,:',:',;'',';':',:',:',:',:',:',:',:,:,;
ﾞ＼ | ／ ／| | | z=彡,:',:''ミ三彡,:',:',:',:'ノノ_ﾉﾘ彡',,;'',;'',;''ノ从从乂从 人
＼| | ／ ／|__,|ミﾒｿ,:',:',,ィ三彡,:',:',:',:',:',:',:',:',;'',;''',;'',;''乂彡''' "_ ,:;;;:.ィ''「||!|亥
_＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ｌ∠≦z=彡爻,:',:'彡,:',:'彡',:',:',,;'',;'',;'',;'',;''彡从.'''"::;_,.,,:x彡災炎ﾒ|l||l|乂
| 彡ミ三彡,:',:'彡,,;'',仆ﾐ彡彡从レ''"_,: ;. -''"≦爻爻炎爻メ|!|||爻
| ┌―‐┬‐―┐ ┌―‐┬‐―┐ ┌ミ三彡ノ,:',:'彳,:',:',:'ﾐ L. -''';;:::_,..:-'''.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|}|||ﾆ
| |_＿___|＿____|, ﾞ|_＿___|＿____| |＿＿ミﾆ彡州く彡介ミ_,.-'汀ノ乂爻乂爻乂丈苅:艾艾艾艾|ｌ|ｌ|ﾁ
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ __.ﾐ三彡ル行个ｰWyv;|;||==============|ｌ!ﾆ='ｌＶ"‐十|j|!|｜
＿＿＿＿ 冂―――――‐冂 ＿＿ _＿_ | ||| | ＿＿ |l||.＿＿. |:::| | |__ｌＬ.|l| | |.-‐十||||| |
|＿__||＿__| | ||ﾉ从、 ﾉ|| | |_＿_||_＿_| | ||| | |_＿_l.|ｌ||_||＿_| |:::| | |__|Ｌ.|i| | |.-‐十|l|{lﾚ'
|＿__||＿__| | ||ﾐ从ﾐ ,从|| | |_＿_||_＿_| |_ |ｌl!...| |_＿_ｌ.|ｌｌl_||＿_| |:::| | |__|Ｌ.|!| 〔［[[[[[[｢|!||l|L
(;:: ));; .)::..|(:; )ゞ.||＾ll~ﾞ‐ --‐'~'゛'|| |,,(;;:(（;;: ;: ): ),.,.,|,,;|ii|,, |..,., ,.,.,, |ll|,..,.,,., |:::|..~￣￣|ｌ|, ,:礜王仁|ｌ|ｌ |ﾞ
.;.: : Xx+ (: ヾ)|,,」l─‐ ‐-- ― .!! l ((;: ,::(;::.:;:));;)） .|iｌ!)::; :)::ゞ );)|!l|ヾ);;))ゞ_ﾛ」(ヾ)ゞ);.|l|;) (;;((ｿ;; (:(:|ｌ!ｌ||;)
,.,..(;; );;);;) ll／ .＼＼.ｴｴ(（;::.:;:.::;:.::::|il|;;:）);::;ヾ;)::;|!l|;;):)ﾘ::）)三(::(:;:.:);:.;|l|::（:;::;:;((;::;（ |;ｌ|!|::)
;;);)));ｌｌﾚｌ／ ＼＼{工工工工|il|工工工工|ｌ||工工]}___iｴｴｴｴｴ|l|r┬┬┬┬|ｌ||ｌ|‐
:::)::ゞｌ／ .＼＼ |l!|. . . . . . . ..|||ｌ|,.｢~¨¬ニ二ｌ===ﾞ┴┴┴┴┴|j||ｌ|‐
王lﾚ' ＼,＼ "^ : : : : : : : |ｌ||: : : . . . ...||__|￣|￣丁ミｌニニニ|}|{}|
／ ＼ ＼ |il:l: : : : : : : : : : : : :￣~ ::| | |: |:i|ｌ;|
＼ ＼ "^" : : : : : : : : : : : : : :. `└‐‐┘|jｌ|;i|
┌───────────────────────┐
│まあ受け取るもんは受け取ったし、 │
│あとは手配が回る前に急いでイシェスで鎧を回収して │
│それからゆっくり逃走生活に明け暮れるとでもしよう。 |
└───────────────────────┘
○
○
○
;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ; ii ii | .|///| | |.:
.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ .iｉ.ﾛｉ! |ヽ| .|///| | |.
;ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ヾ;ヾ ;:," ,‐'" ｰ､,, .i└==== | |///| | |.:
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ヾ:.;ﾞ,;゛;:.゛ .,..::‐'.,, ,,,,.... -- ｀''ｰ ..,, ￣ .l | |///| | |.
ヾ ; ; ヾ ;ゞヾ; ;ゞ ;" "ヾ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ヾ ; ; ;:::::::,,‐｀:::::::''-､,:::::::::::::::｀ヽ .|｀ |///| .| |.
ゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉヾ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ヾ; ; ;ヾヾ,; ﾞ,,:.ヾ..ﾆ ~l~^ｉ･!‐,'^l^l~l∧ｉ!ｉ! .ユ ｢￣|二日lﾆ|ﾛ-,| .|///| .| ..|┌!!
ゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ヾ゛;;ヾ ; ; ヾ ;;; "ヾ;ヾ.―┐liｭFl-ｨﾆL―┐liｭFl-ｨﾆﾆユL―┐-ｭ.| |///| | |..l
ヾ ; ;ゞ ; ;ヾ;; ;" "ヾ; ; ; ゞ゛;ヾ:.y.ﾉヾ ; ; "ヾ;.┬tr┬t[￣{―‐i＝‐i二≡¬＝ｮl-t￣'l｢ | |///| | |└!!
ﾉゞ ; ;ヾ ; ;:_/ヾ ;" "ゞ; ; ; ヾ゛;ヾ:.y.ﾉヾ ; ;"ヾ;...{ﾊ≦三r＝ｉ]二‐ｧ士―ﾖ￣l-｢ニ￣l-｢ | |,,_ | | |
";;;;""ゞヾ:;;＿;/ ヾ ;ゞ ;" "ヾ ; ; ;.. ＼ r─＜二! ＿ ,ﾊ ,ハ ﾊ.厶_ √￣|lｭ | | ｀ﾞﾞ| | |.
; ;ゞ;;ノ;ノ″ `..!..゛!''"゛ ! _ﾄﾊ厶 _..ﾆ=ﾊ＿j＞::.::.::.::.::.::.::.::＜ ﾄ､ﾊ,.ｨ厶 .l .| |
‐‐‐､______________,,, .! ! .! . ≧::.::.::.::≦ﾊ./::.::.::.',:::.::.::.::.::.::::.::.::∠.ゝ:::.::.::.≦ | | .|
_,,,ｰ'''"゛ .|,,, ! ! .! ..ﾊ::.::.::.::.ﾄ｀.::.::.:::.::.厶イ::.,ｨ::.::.::.::.::r ､.､ﾄ｀.::.:r､ﾄ｀ i | |
-‐''"゛ . !ｰ'''" .! ..::ИｔΝ 厶イ:.::.::.:ﾚ' i::.::.::.::.i::.::.N ИｔΝ:: | | |
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＿＿＿＿_| :::| :|￣￣￣￣￣￣|￣ |＼／./＼[二二:l二二] | .......:::}::::::::::: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
:| :::| :| ｎ ∩ | | ..:| /:/::: | | | |￣￣￣|￣￣ .| お嬢ちゃん、今から外にでるのかい？ |
_. .:| :::| ｢ ｢ | Lｌ . | | :::| | |::::: | | | | | .| 冒険するには遅いんじゃないかなあ。 .|
ｌ⌒lﾞl .:| :::| :| | | :| | |::::: | | | | | .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
| |:| ::| :::| :| ｎ ∩ | |. | L|;;::: | | | | |
| |:| ::| :::|г .「:|: └ . Ll :| | :| ｀.|''‐- ..l_＿__;| | |
| |:| ::| :::| L | | |. | | | | | |
|ｪｪ|:| ::| :::| :|::.. ~゛'' ‐- ...,,_.:| |: |:＼. | | | |~゛'‐- ,::|＿＿
｀￣ .:::| :::| .| ＼.:|: |､ ＼ | | | | |
:| :::| :| ￣ ＼ | | | | |
┌──────────────┐
│バイバイ、と心の中でこっそり ..│
│街に別れを告げようと門をくぐる｡ │
└──────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| いえ、承知のうえですから。. | f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| それに一人でもありません。 | .| おお、妖精か？
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ | 面白いな、それなら大丈夫かハハハ。
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／ ／￣＞
-─…==…〜:: ／ -──
_ -=ﾆ二У:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼／ ＼
厂三ﾆ7 :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.:.:.:{ }
ム二_/:: :: :: :: :::ﾊ :: :::ﾊ :: ::|＼::∨ .'
∠ム{:: ::i:: ::l:: / ∨://-t=y─-､'. ／
＼|:: ::|::./-t=y- ､/ |:::| 〉`ーt一 '
|:: ::|/ |:::! .}､＿,∨＿ イ/ ./- ､＼
よっす |:: ::乂＿∨__,ノ ﾉ /＼＿/＿__}:: :＼
お久しぶりーふ。 .....|:: :: ::'. ーt '￣Y´ / / ＿__,〉
|:: :: ::个 ､ ＼ノ / ／∨
野営は任せろーﾊﾞﾘﾊﾞﾘ|:: :: ::∧::个 --- 一≦ .／
|:: :／ ＼}／ .／ _
|／ ＿_ / .} 〈 ! .!
f´￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| では、今度こそ. |
| 失礼しますね。.. .|
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ 乂＿＿＿＿＿＿＿ノ
| おうさ、良い冒険をー |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
:::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::＼＼ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww､iiii＼`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::＼＼ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
＾'`'|川 :i|／ﾘﾘ-'`~;;;;: ::Z ﾐw ﾐ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノﾘﾘﾘiiiiiWk'＾'`'|川 :i|／ﾘﾘ-'`~;;;;: ::Z ﾐw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,ｒ''::::y'ww w`'^`-|i: :iiﾚ' .|i: l川|wW-'^"` |川 :i| wwiiiiw::::::,,ｒ''::::y'ww
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|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
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wwwiiiiw .|| ／
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￣￣
味気ない
そういや忘れてたがLv12か
ファミリアⅡの蛙か猫の安価しようぜー
>>35
巻き添え死が怖いので今のところは蛙一択
>>38リャグザグ 「ガタッ」
やっぱ迷うよりさっさと投下した方がいいんじゃないかと決断するのは何度目か
あると思います
主人公もグレータードラゴンライダーだしテュポール涙目すぎる・・・
数うちゃ増やせるヴァンパイアのほうがおそロシア
○
○
○
_n
_=＝∧...|...|
/":::::::::/ .ヽ|_ | xヘ
__ /:::::::::::/ ∩ ＼ .／_____ヽ
! ..."'-､-､___ /:::::::::::/ .￣. _ヾ､ |¨.|! 田 i|‐=＝ﾆ二/ヽ
! ヽ＼::""''''‐-､__=＝＝/:::::::::::/ ...┌! .i| . | |! ζ 三三／
! ', ＼::::::::::.:::/:::::::::／_x-イ¨ |_| .i| ／::.| |! .／三三.／
! .ﾉ:.', 田＼::::::/::::::::::::::| ﾛ | r´ / 三.ｉ__.!/三 三 ./. ____
0 ､__､':::::ｲ ｀-´ ::|┬‐||┬┬ | i| /.三三三_x-‐‐‐ゞ､ |_｣_
_ﾆ' l 了 く气气乂 .／￣"ﾌ￣￣" i| /_x-‐''''´¨ . ﾛ [田] | . | .|
_､-‐''"/// ゝ ! ヽヾ ..／;:;:;:;:／ ＼ o ﾛ | ヾﾆﾆ
_､=＝´////////// | !ヽ- .／;;:;:;:;:／ ＼ |
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;:ヾ:;:::;:;:;:ヾ;:;:;:;:;;`ｰ-､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＿,ノ;;:;;:;:;;:::;:;:::;;:;;:;:;;:; | ……よし. |
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;､:;:;:;:;;:;:;;::ヽ:;::;:;:;;:;:;;:;::;:;;:;:;:;:;｀ー-､＿__~"''"^'"''ﾞ｀_,-‐'´;;:;;:;:;;:::;:;ノ:::;;:;::;:;:ヽ;;:;:;;: .乂＿＿＿＿ノ
;:;:;:;:;:;:;:;:;:_ノ;;:;;;:;;;:;:;:;ヽ､;:;;;:;:;;:::;`ｰ-､;:ζ:;｀ー-､;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:｀ｰ-､;;＿＿＿＿___,-‐'´;;:;:;;:;;:;:;;:;::;ヾ;:;;
;;;;;;,,-‐'´;;:;;;ノ;:;:／:;;:;;^ｰ-､:;:;:;:;:;:;:;:;:`ｰ-､:;:;;:;:;:;~:^";:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;;｀ﾞ';;:;==;;;;:;;‐､__,,''~"'~
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~ ~""~'"'" ~~""~'"'" '"'"~~""~'"'" ~ "'''~"''""'''~"''" "'~"''"''~"''"
┌────────────────────────────┐
│一切れのパン、ナイフ、ランプ…… │
│と言わず、ありったけの保存食と加工し終えた金属鎧に身を包み。..│
└────────────────────────────┘
|;:ilヾ ＼ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ＼ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;ゞゞ
|;:i| ＼`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|／＾ '|i| |;:i| ＼｀";;::ii| ﾉ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
|;:i| ﾞヽ,;:;;;l| /ﾞ;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii"´／ |;;::iｉ| |i|.,. '"￣｀ヽ.
|;:i| |:::;iii~ ﾉ ,,|;;::iｉ| |;:i| |i| |;:i| |i::;., '"￣｀ヽ _r‐＜´￣｀Y ',
':;,`:ヽ|／,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii./ ｒ＞'"/ ヽ┐ ﾉ、
"；*'.:.:;”:;ﾞ|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.:;”:;ヾヾ)) (（,:ｿﾐ;.:';';';::;.:". |i.{ ｒ／ ' }｀ヽ ｀ヽl＞-ｒﾍ_」
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:ソ "''~`''"ﾞ"'''~ノ;;ｒ'7 .;' ／| ./_￣ﾊ ﾊ 八＼`ｰ─┐
"''~`''"ﾞ ノﾉｼillゝ"''~`''"ﾞ"''~`''"ﾞ"''~ "''''.|/ |/'´_」 /ｧfてﾊﾄ | ､ ＼＼ ￣
"'''''''''" '""'''""'""" ;' | | ｨ'f'ﾊ､ ' ｊ__,ン 八 ＼ !＼」
,..,.,.,.,、 /{ .| 八| j_り ＼| |／,ﾘ「 ￣｀|
''''""'"'''""" く/|八ﾚ' | ' / ´ | .人 さようなら、
;;;ゝ);;)）;ヾ;;) ,..,.,.,.,、 ''".ヽ /、 ｒ ､ ／/ /| ,' ヽ. 私の生まれ育った街。
））ゝ;;;ﾐ,,､,,;;;ゝ;;)ゝ））ゝ /イ へ、 / /| _/_ / ; }
;;;） ;;;)ヾﾐゞ（(;;;ゝヾ;⌒;;） iijww､ii. """~". ／ / / ＞-rｧ'|／|:ｧ'"::::::｀ヽ. ／ﾚ' なんて干渉に
ヾﾐ;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ;;（::;ゝ;;;）） ,:' ／| ／|、 ./ ｆ斤:::／::::::::::::::::::ﾊ' } 浸ってもいませんが。
ﾚ'´ ∨ ﾚ∨_」ｰイ/::::::::::::::::::::::::| /
┌───────────────────────────┐
│暫く 見れなくなるだろう生家を、その網膜にしかと焼き写してから.│
│華扇はイシェスを旅だった。 │
└───────────────────────────┘
|￣￣|| |￣￣|i |￣￣|| |￣￣|l
||￣￣|￣￣ｌ￣￣|￣￣!￣￣|￣￣|￣||
ｌ|￣|￣￣ｉ￣￣|￣￣ｌ￣￣|￣￣!￣￣|ｌ
|￣￣|ｌ |￣￣|| ||￣￣|￣￣|￣￣ｉ￣￣|￣￣|￣￣|￣|| |￣￣|| |￣￣|i
￣i￣￣|ﾞ ''￣i￣￣||￣!￣￣;/ ￣￣￣￣￣￣ﾞヾ￣|￣￣|ｉ￣|￣`~|i￣￣|￣￣
￣￣|￣￣i`~￣|￣ｉ|￣￣|￣|: : : : : : : : : : : : : : : |￣￣|￣||￣￣i￣″|￣￣|i￣
￣|￣;ﾞ|i￣￣l!￣￣||￣|￣￣|: : : : : : : : : : : : : : : |￣ｉ￣￣||￣i￣￣|￣￣i￣~`l
￣￣i￣￣|￣￣i､ ;||￣￣|￣|: : : : : : : : : : : : : : : |￣￣|￣|ｌ￣￣|￣｀~|i￣″|￣
￣i￣｀~|￣ヾｌ;￣￣ｌ|￣|￣￣|: : : : : : : : : : : : : : : |￣|￣￣||￣|￣￣i|￣￣|￣￣
`､￣|￣￣i￣￣|￣||￣￣|￣|: : : : : : : : : : : : : : : |￣￣!￣||￣ﾞ ﾞi￣￣|￣ヾi|￣
″|￣￣i|￣!,,|￣￣ｉ|￣!￣ ; :|: : : : : : : : : : : : : : : ｉ￣|￣￣||￣i￣￣|￣￣i￣￣l
┌──────────────────────────────┐
│ナイムハイラを出てから二日。全力で先を急いだ結果 │
│手配の噂は聞こえなかったし、追いつかれること無く間に合ったが │
│そろそろ王国から早馬が着くころだ。もう街の門をくぐることは出来ない。│
└──────────────────────────────┘
│再度言うが、別に大した感傷はない。 │
│多少 二人の弟妹らを残した心残りはあれど､ 華扇のレベルが上がれば.│
│この門をこっそり通り抜け、会いに行くことも不可能ではなくなるだろうし。.|
└──────────────────────────────┘
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＿,,. r‐'''"~ ￣｀''ヽ､,,＿__
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.... . .. :... -─-= 二､..,,＿___,,.....,,,＿.._,..r-'''"´ .. . .. -='､'ﾞ´:.::.:.:.:.:.:.:..:.:
... ... ~｀"ﾞ''ー- ､
. :;:;'r-=´へ .. ... .. .. . ... ... ..:: . ,ﾍ
／ / '::... `:.＼、 ,ﾊ';'ヽ、. .. .. ..: . .
.::"/::..`._ ;'".へ'´｀yヽ√´＼,ﾍヘ,、 :. ,ﾍ ノﾊil;:ヽゝ . : .:,ﾊ. .. .. .. : :
"`''''''ｰ――-´--------- ，....へ.,.,.,,,,,,,.. ﾊ';'ヽ、 __,.,,, ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ..... ,ﾌ;:,'ゝ------‐―
. : ..: .:. ､,､w..:､,､､,､w:.､,､v､,､v、;. ノﾊil;:ヽゝ ノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞゝ, ﾌ.:;ilゞ,ﾊ.:.....:.,ﾍ..::::
,､,､,､wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj"WﾞﾘwﾘﾞW゛j;yﾉw''" ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ ﾊ 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ';'ヽﾍ;;ﾊﾊﾞゝ;>.:,ﾊ';'ヽ、
从;: ｀:､ﾘﾞW゛jﾘw''､`'.､,:｀:,,‐'゛' ~ 彡;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞ ノﾊヽ、,ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:. ノﾊil;:ヽゝ ノﾊil;:ヽゝ
｀wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj`'.､-='´ _,ywj从ﾘWv,ﾊヾゞ;;:. ゞﾉｖﾉ;:,l'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ
.wj从ﾘj`'.､ ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛w从 W:;,',:从ｼハﾉｼ;:,';,ノﾉゝﾊハ,ゝﾍ,::..ﾍ.:;ilゞ ﾊ';'ヽ..::...,ﾍ、ﾊ.:;>
￣~＾￣＾￣￣~`＾ﾞ'､,゛jﾘw :;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,;｀彡ﾊﾉ;|ililヾｖフﾉ;:,'ﾊ';'ヽ;;ﾊﾊﾞゝﾊ';' ﾊ';'ヽﾊil;:ヽﾊ,ﾊ';'ヽ、
'' ﾟ ;~ ,; ww:,､v､从ﾘjwv,:.:.､;..:...: ;:ﾉﾊil;:ヽノﾉハﾊｌ;:.'ilゞノﾊil;:ﾊil;:ヽハﾊｌ; ノﾊil;:ヽゝﾌ
｀ﾞ''､::wj,､,､,､从ﾘj":::",:.:.､;:...: ｀ヽ､ﾉﾊ ノハゝ;ﾉ,'ﾊハﾊｌ;:.'ilﾊil;: ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ
┌──────────────────────┐
│短くても半年。その間に、アバン殿らに頼んだ ..│
│手配の解除が済んでいるといいが、そのへんは全て │
│投げっぱなしにしたので彼らの活躍にこうご期待｡ .│
└──────────────────────┘
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;:;;:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;::;i:;:k;;:;|‐>､;ヽ､:;;:y':／;;-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊﾞ:.:.:.:.:.:.`‐|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
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!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,M._/ ｀~i_ﾌ .／l) _￣三｡(二)w,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjj(^＼ゝ､_ ＞-イ＿＼＿｀,イ| _llヽ. ,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWw
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',.＼ ＼〃<[/]|｣(）久弓〃/||｢,ヽヽ.,','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',
r‐ぅ__ r‐ぅ__. ヽ_ =＝＝＝＝==´呈||（;）|| | ブルルン ブルルン
（⌒ 厂.（⌒ 厂 − ﾝ ノ ＼_ ヾ.-ﾝ ノ
WWWwwwjij,,..｀ ´.,vW.｀ ´wvjiii.￣ ￣ ,、,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWwji
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┌───────────────────────────────┐
│さて、これからの予定。今現在 私はリドリア湖西側、 .│
│ジンルーの街とハインラト王国の中間にあるらしい蛮族領を目指している。.│
└───────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│別に、街を追われたから蛮族に下ろうなんてわけじゃないが、 .│
│これからの『成長』予定上 人族以外の非友好的な種族がいる集落が│
│近くにあることが望まれる。 │
└─────────────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 森森森森森森 森森森森森森森森森森森 ∧∧∧ ┃
┃__ 森森森森森森 森森森森 森森 ∧∧∧∧∧∧ ......┃
┃ ﾍ 森森森森 凸 ∧∧∧ ..┃
┃ | 森森森森 └ハインラト王国 ∧∧∧ ..┃
┃ | 森森 凸 ∧∧ ┃
┃ | ナイムハイラ┘ ∧∧∧ .┃
┃ ＼＿_ ∧∧ .....┃
┃ ＼ __＿ ∧∧∧ ┃
┃ Y /´.;.;.;.;.;.＼ リドリア村 ∧∧ ......┃
┃ } ★ /;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.＼. | 凸 ∧∧ ....┃
┃ ﾉ /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ 凸 ｜ ∧∧∧ ┃
┃ { {.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.} イシェスの街 ∧∧∧ .┃
┃ ＼ ＼;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;./ ∧ ∧ ┃
┃ } ￣＼.;.;.;.;.;.;/ ∧∧∧ ┃
┃ { 凸 ￣￣ ∧ .┃
┃ ', └――ジンルーの街 ∧ ∧ ┃
┃ ', ∧∧ ....┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌─────────────────────────────────┐
│フェイト学長の話がなければ、当初は │
│エミニムの街付近のケンタウロス等を当てにするつもりであったが、 │
│レベル帯、危険度は こちらの方が数レベル上であることから目的地を変えた｡ │
└─────────────────────────────────┘
f´￣￣￣ ヽ
ヾ ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::.| キラッ |
ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞゞ:;ヾ :::.乂＿＿＿ノ
.:...:..:..:...:ヾ;; ｉ r´;ヾ :::ゞ;.lｉ:::ゞ:;ヾ .. l;.i|ヾ;; ｉ r´;ヾ :::ゞl.;l::ゞゞ:.:..:..::.
.:..::.:..:...::..:.ll. i ;|::::ll. i ;|:::|,;i.l. . .. . . |l,;ｌ::::ll. i ;|::ll. i ;|::::|,;il.:..::.:..:...::
.:..::.:..:...::.. | l; .lｉ::::| l; .lｉ: l ;li| . .. . .. .|,i;|:: | l; .lｉ::| l; .lｉ:: l ;i|:.:..:..::.:.:..:..::.
.:..::.:..:...::..:|, ;i0.l:: |, ;i .l::|l: i;ｌ . .. . ..丿;;;::.|, ;i0.l::|, ;i .l:: |l,i;ｌ.:..::.:..:...::
.:..::.:..:..::.. l ; l. i|:::l ; l.i|::|i,i;.;| .＼ ／. . . l ; l. i| l ; l.i|:: |i,i;|.:.:..:..::.
.:..::.:..:... . |l:; .l,i;ｌ |l:; .l;ｌ/::i;;'ヾ . ×.. .. . . |l:;..l,i;ｌ:|l:; .l;ｌ丿;i;.ヾ.:..::.:..:...::
.:..::.:..:...::..|0l i .;|:| l .;:.| . .. ..／ ＼ .. |0l i .;|| l .; |.:.:..:..::.:.:..:..::.
.:..::.:..:...:丿;i;;'､:丿;i;;'; ヾ . .. . .. . .. ..丿;i;'､:丿;;i;;';ヾ.:..::.:..:...:::.:..:..::.
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│ところで、人族以外の非友好的な、かつ知性ある種族というと .│
│蛮族、幻獣、魔神、次いで妖精があげられる。ただしこのうち、. |
│魔神と妖精はある理由から これからの狩りの目標に適さない。..│
└───────────────────────────┘
|ヽ／|＿
_,,..-‐─ ＼ /
／ ＼ .|_＿＞
/ l＿
/ ムイ⌒:￣: :-､_
{￣ ､ ＿ ／／:/: :／:/: : : : : : :X⌒ヽ
＝≠＝＞≦辷/⌒ : :/: :/ : /: : : : : ヽ: : ', ヽ
／: : : : : /: : : / ／ ,イ : : : : /: : : : ',: : :丶: ! l
: : : : : : / : : :/:/: X |: : : : /: : :! : : !: : : :∨ /
: : : : : /: : : ムイ ヽ|: : : /: : : ': : :,': : : : ∧_／
: : : : ;ｲ: : : :ﾚ:/ 乙.ヘ.|｀: :/: : :/: : /: : : : /: /ｰ'
: : : : l: | : : : : | 弋c::::/}: :/: : : : : :/: : ,': :/イ 〃
: : : : ∨ : : : ∧ ヾ¨´ ∨: : : : : :/: : /, / : |彳
＼: : :丶 : : : : :＼ ＼: : :／: :./ ｉ/ : : |
⌒ヽ: : :＼:＼: : :〉 ' )´|: :／: :|: : : :.|
. ､ ∨: : |ヽハ/ _ ,ﾚ' ＼: :|: : : :.',
l │: :/∨､､ ｀´ ／:!: : : : :＼: : : :.＼
_/ ヾ ,,|／三ﾐ ∨ ー‐‐＜: : : :ヽ.: : : : : : : : : : :丶
,,|,,,;;i ;;;;|三三ﾑｲヽ､＿ ＼: : : ＼: : : : :＼ : : : l
┌─────────────────────────────┐
│すると残るのは蛮族と幻獣だが、幻獣は決まって数が少なく .│
│また生息域も森の奥深くや秘境であったりと探すのに大変苦労する。..│
│その点、蛮族は数も多いし、平凡な大地に住むため探しやすいのだ。.│
└─────────────────────────────┘
│ま、なんだかんだ言ってるが、 │
│要するにサーチアンドデストロイのしやすさから選んでいるだけだ。 │
│狩れば狩るほど 華扇は機械的に経験点が貯まり､ レベルが上げられるのだから..|
│手間のかからない方が手が早いだろ。 │
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┃"：、;:;":;"; : . .. . .. . .. . .. . , -――-､..;:゛：;:; ,.゛;:ﾞ ;.;!i`;゛;:゛;:; ,. ┃
┃/;.;'':：、;:;":;";`;:;"：、.. . .. . .. ／≠ｰy'""´ヽ..゛;:゛;:; ,.：゛;ﾞｉﾞｉ:;゛;:゛;:; ,.; , -――- 、 ┃
┃;:;''.:;、;:;":;";`;:;"：、;:;".. . ,,;:;":;;:iO",〇' |li.,.,i;゛;:゛ﾞ_,,;:;,.：_!,i!;;-'''゛'''''.／≠ｰy'""´ヽ. ┃
┃:;､;.;〃":;.:,.,,.､;:、;: .;.. . .,,;,-――'´ヽ,,.,ﾉ,.,-‐'" ﾉ. ;;:;: :::''' ;;:;: :::'':;: :::''' ;;:iO",〇' |li.,.,i ┃
┃;*:;";*;`;";:､:;.｀`丶､__.,.∠--‐_===‐'人 ヾ i.:;";;`;";:､'' ;;:;: ::,-――'´ヽ,,.,ﾉ,.,-‐'" ﾉ ┃
┃.;'';`;:;";:;:;.ｷﾞﾘｯ.,..＿ ...,;:;".:;";`.゛７"" ヾ, ` ,｜.;:;";:;:;";`;:,,.∠--‐_===‐'人 ヾ i ┃
┃:;"ヽ、;:*;";`;*:;".7/＼..:;";:;":";`.ﾉ`ヾ ` ii｜.ヽ、;:;".＿.";,....:; ,....゛７"" ヾ, ` ,｜ ┃
┃ ヾヽ:/､、;:;"*"; ヾ .＼ ＿ノ_＿__i`' i|ゝ､/､.......7/＼.:゛;:：;....ﾉ`ヾ ` ii｜ .┃
┃. ｀|, ;i、;:;":*;`;,.. ヽヽ ＼.'ヾ, ￥`iｰ―-､＿ノ"ｷ￣.ヾ .＼. ノ_＿__i`' i|ゝ､ ┃
┃ ｌi.;;|.. . .. . .. ..ヽヽ .＼.ヾy 中 Yﾉ:;､. ヽヽ ＼., ￥`iｰ―-､＿ノ"ｷ￣ `ヽ, .┃
┃ l:; .l.. . .. . .. . .ヽヽ .＼.::: | il|| lji|| |ﾝ:i. |.ヽヽ .＼ 中 Yﾉ:;、 j￣ ┃
┃ .丿;i;;'､.. . .. . .. ..i...ヽゝ .＼.. 中 ﾉﾉ i||| |,∠-.| |.ヽヽ .＼ | il|| lji|| |ﾝ:i _,.┃
┃'.';;:;:*:::''::.;;'' ;;:;: *:::''::.;;'〉 i.| i.7 ＼....| || | /..i. i ヽゝ .＼.中 ﾉﾉ i||| |,∠-y'"´ .┃
┃ ノ/ ＼ ＼. // у´"..〉 i.. .| i.7 ＼ |.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━| あれは、レイヴンアーチャーですね。 |
| それも４体。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
／￣ ＿＿｀ヽ
-┴/´￣: : : : : :￣:｀:.ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
"､: : : : : : : : : : : : ､: : : : : : : : : : : ＼
ヾ 〉: : : : : : : : : : : : :＼ __: : :-‐ : :＼: ＼
: |ﾄヽ: : : : : : : : : :ｉ､: : : :ヽ´: : :__: : : : ', ｀ヽ
〃 }: : : : : : : : : :|_ヽ: : : : ヽ彳､ヽ: : : l __
ﾉ: : : : :ヾ.: :／ :| ＼.: : :| ヾ::ヽ ､: : :ヽ ￣. .―. .､
/: : : : : : : :メ: : : :!≧= ヽ: :| ゝ' ＼: : ＼: : : : : : :＼
: : : l: : : : : : : : : :ん_ハ ∨ ', : : :ヽ￣ ― ､ ', 先日 出会ったのに似てますが、
: : :'､: : : : : : : i:||:::::::::〉 ｀ l: : :/:|､ )' 敵討ちか、はたまた一連の行動か。
:ﾞ､: : : : : i.: : : :l: |ゝ-" ,ｨ /レ': :l: :ヽ
: :l: : : : : |: : : :|: : ヽ u // /: : : :/: : : l すでにこちらには気づいてるし、
: :l: : : :i: :|: : : :|: : :ﾊ:.＼ ｀ /: : : /: : : :/ 矢もつがえてる……！
:/: : : /: :l: : : :l:／: :ヽ: :ヽ―――＜.: :／: : :／
: : : /: :/ : : ,ｲ: : : : : ∧: :| //／_:, -'‐ ､ _
: ,イ.: :/: : :/: |: : : : : :|=∨＝＝' ´::::/ ￣ ＼
:/. |: /.: : :/／〉.: : : :/ヽ :::::::::::::::::::( { /￣ ソ⌒ ヽ
|/l: :／´ l: : :／ ＼::::::::::::::::ヽ } )ヽ ヽ |
＼＼ / ＼
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ ＼＼ | / ＼
| ケットシーは射たれないよう | .＼｀._人_ / ∧ ＼
| 下がってて。どうせ格上でしょ。 | ＼｀i´ ′ .| ､ ! ＼
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ∠ィ .| | ＼＼ |＼. ＼
/／ ∠二二二≧､ !∠二二二≧z､
/´ ′/ |:::| ＼/ |:::| !
i { |:::| .人 |:::| ′ おおっ、姐さん
|:..乂 ∨ ／ ＼ ∨ ＿＿ノ .アタシも出番かい？
| ｀T¨￣￣￣ ￣
| ∧ ､ (＿人＿_) /
| ./ ∨ ＼ ＼＿ﾉ ／ ∧ ＿
|/ . ∧ ､ ＿＿＿＿＿ イヽ / ∨
∨ ∨＼/｀ー─一 ＼
/ ＼
┌──────────────────────────┐
│さて、突然の不意打ちに遅れてケットシーも気づく。 .│
│それなりの危険には敏感だし、斥候の補助に連れてるのだが. │
│余程でもなければ自力で気づける。 │
└──────────────────────────┘
_,,..-‐─ 、 ./ﾊ
／ ＼//ｲ
/ l//」
/ ムイ⌒:￣: :-､_
{￣ ､ ＿ ／／:/: :／:/: : : : : : :X⌒ヽ
ｲエ＝＝＝＝≠＝＞≦辷/⌒ : :/: :/ : /: : : : : ヽ: : ', ヽ
／: : : : : /: : : / ／ ,イ : : : : /: : : : ',: : :丶: ! l
／: : : : : : / : : :/:/: X..:::|: : : : /: : :! : : !: : : :∨ /
/: : : : : : : /: : : ムイ...::::ヽ|: : : /: : : ': : :,': : : : ∧_／
／ : :イ : : : ;ｲ: : : :ﾚ:/ 乙.ヘ.|｀: :/: : :/: : /: : : : /: /ｰ'
／: :／ | : : : l: | : : : : |..弋c::::/}: :/: : : : : :/: : ,': :/イ 〃 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/三三三三ミェ､ /: :／ 〉 ｉ: : : : ∨ : : : ∧..::ヾ¨´::∨: : : : : :/: : /, / : |彳 ...| 真、第十階位の攻――― |
ィｴ＝＝弋ﾏ辷ニイ ＼: : :丶 : : : : :＼ ....:::＼: : :／: :./ ｉ/ : : | .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
_,,..-‐''￣￣／⌒ヽ─＜ ￣￣⌒ヽ: : :＼:＼: : :〉 ' )´|: :／: :|: : : :.|
. _.＼.⌒ヽ／￣⌒ /ｉ ｉ ┴＞‐ ､ ∨: : |ヽハ/ _ ,ﾚ' ＼: :|: : : :.',
／::/...＼＼.. ヽ 斗 " ,;| ヾ /.／. l │: :/∨､､ ー´ ／:!: : : : :＼: : : :.＼
／::／ ....＼＼...‐´ ＼__. ／／ / ヾ ,,|／三ﾐ ∨ ー‐‐＜: : : :ヽ.: : : : : : : : : : :丶
｀ ┴-ｰ‐ " ＼ ＼ ＼ ／ ／. イ,,|,,,;;i ;;;;|三三ﾑｲヽ､＿ ＼: : : ＼: : : : :＼ : : : l
;;,, ,,,.＼ ＼／ ／.／/ ∧ ／ ／ ／ん 〉 ﾚ⌒ヽ￣￣￣｀ヽ: :/
;;;;;;;;;;;;;;;;.＼ ／ / ／ ∧三ｲ＿て Yヽ ヾﾑ )´
;;;;;,,,,,,,,,,,;;;;;;;;; .／ へ ＼. ./ |三〈/ / l ん7 〉
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,. ／.／.. . ＼ ＼. ／￣ |三ﾐヾ ー< ) ＞ｲ
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;.／／.,, .＼＼ -‐＜|三三`'ｰ-､/ _ン三!
／／ ＼
／
┌─────────────────────────┐
│向こうもこちらの様子には気づいてるようだが、 │
│逃げ隠れする動きはなく やる気のようだ。 │
│ならば容赦なく殺してしまおう、と異貌化し 呪文を発動する｡..│
└─────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│【ブリザード】の２連発が４体のレイヴンにまとめて襲いかかり、 │
│一気に死ぬほどのダメージを喰らわせる。だがそれでも気絶､あるいは │
│死に至るものは半数「だけ」で済んだ。 │
└──────────────────────────────┘
｀'''ｰ ,,、 ｀''-、 ..ｌ ! / . ／
.,,,,,＿__ ｀ﾞ'''ｰ ..,,, ﾞ'-､ .ｌ " / ,／ .
￣￣ﾞﾞ"'''''''――-..........,,,,,,＿__ ｀'''ｰ ,,、 ｀'-. ｌ ./ .／ .-‐'″
￣￣ﾞﾞﾞ'''''''''ｰ ＿___＿___＿__ ｀ ﾋｭｯ
＿_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,,,.. -―'''''''^ﾞ￣￣ . __,,,,.... ﾆﾆﾆ===─ ﾋｭｯ.. .＿＿＿＿
_,,,.. -‐'''"´ _,, -''''"´ ,,,
_,, ｰ'''"゛ _.. -'''" _,,,.. -ｰ'''''"ﾞ,.. -'''彡.. .. .'i.'i .､ ｀''ｰ ､_
,,, ‐''" _..-'',ﾞ,,.. -ｰ'''''"ﾞ´ _,,,.. -／ ´_.irﾒ'"´ ,． .／． l .ｌ . ＼ ｀''ｰ
,,, -'"´ _..-'"゛ ﾞ´ ._,,, -''''"´ , ／ ,／゛ .,／ / . / i' .、| ! 、＼.
´ _..-'´ _,,.. -‐'''"゛ . ／ ／ . ／ ／ ./ ｌ .|│ .ｌ ＼ ＼.
_..-'ﾞ_,,,.. -‐''"゛ ,／ .／ _／゛ .／゛,／゛ ／ l :!/ │!、 ｀'､ `-、
,／ﾞ‐'ﾞ´ _,, -'" ／ ／.,..-'´ .／ﾞ ／ ／ ,, ｌ / .! .ヽ .、 ＼ .｀'
. ／ _,, -'"゛ .／ ／-'´ ／ ／ ／ ./ .! ./ .! ヽ .ヽ ヽ,
. ／ _,, -'"゛ _.. ／ / _ '彡'" .／ ./ ｌ / l ヽ .ヽ ヽ
＼∧∧∧∧∧∧∧／.,, -'"゛ _..-'" ／ / _.ﾂ'" ,／ﾉ゛ ./ ! ./ .l ヽ .ヽ
＜ カンッ！！ ＞ .,..-'"゛ .／ ./ _..-'″ .／ / ./ .i./ lﾞ ! ヽ ヽ
／∨∨∨∨∨∨∨＼_..-'"゛ / ._..ﾃ'´ ,／ / ./ . / ./ ｌ .ｌ ヽ ヽ
ヾ._.. -'"゛ .,..-'"゛ ,､./ _..-'"゛ , ;;/゛ / / / / / ｌ ヽ .ヽ
'" ._..-'" ,／ﾞ./_..-'"゛ ,／ン゛ / / ./／ / ! . ｌ
_..-'"゛ _..‐'ﾞ_..-'"´ ／ ／ / .,/ ,./ ./ │ . ｌ
._..-'" ,..＜-''"゛ ,／゛ .／ ./ ./ ／ ＼∧∧∧∧∧∧∧／..ヽ
┌──────────────────────────┐ ＜ カンッ！！ ＞
│反撃、仕返しとばかりに矢が２本が飛んでくる。 │ ／∨∨∨∨∨∨∨＼
│その狙いを過たること無く、華扇の胴体に突き刺さるが、 ......│
│しかし貫通することなく表面を滑るように 矢は逸れてしまう。. │
└──────────────────────────┘
│これも、マナタイト合金――魔力を非常に伝えやすく、 │
│アルミニウムのような合成金属で 表面を加工したことで .│
│更に性能が向上した〈イスカイアの魔動甲冑〉による防御力の賜物だ。. │
└──────────────────────────────┘
／=- "´￣｀）三三ニﾆ=ﾆ=7 -===- ､ ／＼ノ三三二二三ﾆ=-
ﾚﾍ､__ﾆ=‐=ﾆ=/ ﾄ- ､.::::::::r ‐l _,,ﾆﾆ==ﾆ三ﾆ（´￣｀ `マﾆ=-
, -ﾆ : : : : Ｏ: : il｢￣.: : :＞＜ : : ￣ il: : Ｏ: : : : ﾆ- ､
ー-=ﾆ _: .: .: .: :ﾉﾘ＿: : .: : : : : : : :_＿廴＿.: .: : : :__ﾆ=-
. ￣＝彡ｆﾞ : : : : :｀ >< ´.: : : : :r=孑 ´ ￣. i
{.: : .: .: : : :}ｌ{ : : : : : : } .|
{ｰ==孑 ´_＿`ｰ==-‐} .、 | / ／
∨{ ○イ爻|ト○ }∨ ＼、ﾉし;/／
.| .｀}__ ＿||爻||＿__{´ ―−＝γ⌒ヾて＿_＿
.＼､ﾉし ’ ......f爻爻爻爻爻爻 ノ（´￣￣
.＿＿＿）(⌒ ／爻爻爻爻爻爻爻 、 ／⌒｀＼
.￣￣＾＼. ,:ﾞ : :'辻_ -==- _彡イ: :ﾞ:, .／
/: : : : :〈:::::::::○:::::::::〉 : : : : ﾞ:,
′: : : :､ ＼::::::::::::／＿.: : : : :::.
. : : : :／ ｛: :}:::::::::::::{: :｝ ＼.: : : ::.
{ : :／ ﾞ, }::::::::::::::{: ′ .＼: :::.
┌─────────────────────────┐
│加工による増加量はわずか１点と小さなものだが、 ..│
│防御力はこういった装備の積み重ねでしか増加しないので │
│例え１点であっても大事なものである。 │
└─────────────────────────┘
│余談はさておき。 │
│横で半数の仲間が倒れ、自らも気絶寸前のダメージを負いながら ..│
│費やした矢の攻撃がさほど傷を与えたわけでもないと目視した蛮族な彼ら｡│
└───────────────────────────────┘
...:::ﾊyﾚyﾐ;;;;;;;;"`ﾐfrv-,"'ヽ
`ﾘli巛ﾊ《ﾊﾘﾊﾚｆﾚｆ''",;.-‐''"""'`::::.....ﾐfxﾐ,, `;, :::ﾊyﾚyﾐ;;;;;;;;"`ﾐfrv-,"'ヽ
l, ､""''''''''''''"""""~ .....::::::;;;;" `ヾﾐx7_ `':. .`ﾘli巛ﾊ《ﾊﾘﾊﾚｆﾚｆ''",;.-‐''"""'`::::.....ﾐfxﾐ,, `;,
/ ヽ:. ..::ii::.. ....::::;;;,, ヾﾐw,,_ヽ l, ､""''''''''''''"""""~ .....::::::;;;;" `ヾﾐx7_ `':.
l;_ ;, ..::/" ...........___........- ....::::;;,,, `;ﾐ≧､:::... ./ ヽ:. ..::ii::.. ....::::;;;,, ヾﾐw,,_ヽ
ヽ;;,, ,,;;,, ::....:::r;;;;r-―＝＝ー､ ...;;;;;,, ;; ﾐxw:::.. ..l;_ ;, ..::/" ...........___........- ....::::;;,,, `;ﾐ≧､:::...
ヽl;;Y ヾゞ::::::l :.'",,-―---､ヽ、 ..::;;;,, ;; ﾐｦ ::. .ヽ;;,, ,,;;,, ::....:::r;;;;r-―＝＝ー､ ...;;;;;,, ;; ﾐxw:::..
ｌ::.i:.,,__ ..:::::::::l :::.. ヽ`-',,,ノﾞ li:. ;;, ;; ﾐ≧::: ヽl;;Y ヾゞ::::::l :.'",,-―---､ヽ、 ..::;;;,, ;; ﾐｦ ::.
ヾﾉliﾊｷﾐx ..::ヽ :::::... ￣ / ...::::;; ,;; ﾐZ:::::xﾐ ....ｌ::.i:.,,__ ..:::::::::l :::.. ヽ`-',,,ノﾞ li:. ;;, ;; ﾐ≧:::
/ ..::::.:.:ﾐ≦ ..:ヽ､::::::::::.....／ ...::::;; ,;; ﾐ≧,;xﾐ;;: ....ヾﾉliﾊｷﾐx ..::ヽ :::::.... ￣ / ...::::;; ,;; ﾐZ:::::xﾐ
/ ..::.::::::.:.:ﾐ≧_.. ｀−-‐~..:: ..::::: ,,;: ﾐwミx::::;;;: ./ ..::::.:.:ﾐ≦ ..:ヽ､:::::::::......／ ...::::;; ,;; ﾐ≧,;xﾐ;;:
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／ ...:::::::::::::::..::..:: ﾐxw ..:: ..:: ,,...::: ,ミw,,;;;;:::::: ...／ ...:::::.:..:..::..::...::ﾐ≦ ...::: ..:::: ,,,,..::ミWゞ;;;:::..:.:,;
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／ ....:::::::::::::::::: ....::::;;;;;;;;;;ﾐ≦k;;,, ,,...,,,..::xwミ.;,.;:;;;:::::::
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│しかし、その表情に落胆や、あるいは死ぬことを悟った悲壮感も. │
│顔に出すことはなく。華扇の次の魔法で倒れる間際まで、 .│
│無表情で貫き通したのは どういう意志がそうさせたのか。 │
└───────────────────────────┘
;;;彡ｿ;;;ゝ);;)）;ヾ;;) ノ::;;ヽ;;;;ゞヽゝ'´ゞ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ;;;;ゞヽゝ'´ゞvゝ､7-ｰ<ヾ:'(ﾞ'〆､,,;"＞-､7-ｰ<
ヾﾐ;ｿ(;;;;;;フﾉﾊ:;:;ﾐ;;(;;;ゝヾﾐゞ（〆､,,;".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ ゞゞ' ヾ ヾ ゞゞ' ヾ ゞゞ'ヾ ゞ:;ヾ:;ゞ;;';:":;ヾ ゞ;
〃;;;彡;;i!;:i!|/〃;;;彡;"'ﾊ,,;)ヾ.:.:ﾊﾞ:.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;＞>､;ヽ､:;;:y':／;:. :;:'':;:;:;ゞ;ゞゞ;ゞ;:'':;;:,'ﾐヾ:,;:ゞ'ゞ'; f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
::':.,|:;;:i!;;i!;:i!|｀ヽ＼|;;ﾚ;／;;'';;..;.;.;.;.ﾞ:.~.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.`‐ヽ:::;:;:::/:;;/ｿ;;:';;ゞﾐ:;.;;ゞ;:;ゞ,:;i''`ヾ;ﾐ:;;:,ゞ:;ゞﾐ, ..| 敵討ち、ではありませんよね。 |
ヽ.:;};;:i!;;i!;:i!|;:;:;:;:）;;;;;;/''ヽV/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;´ゞvゝ､7-ｰ;,'ﾐ:;ﾐ,"ゞ;", |; ｉ;;;;:|!;;;;;;;;.`;;:ｿ:;:ﾐゝ ...| 復讐の動機であんな無表情を |
;:;:Y;;:i!::i!:;;:i!|v,l|V::从X､ﾉﾒ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;"＞>､;ヽ､ ;:yﾊﾞ:.:.:.:.:|: |::.;;;;::ｌ .:|;;;;:| | 終始貫くわけもないし。 .|
;:;:;:|;;:i!::i!;;:i!:|､lW:八ﾍ{V::从ivヾ;;) ::;:;:;;:;;;:.＿,∠￣｀ヽ.;:;:;:;.`‐ヽ:::;:;:::/ヾﾐ;ｿ(; |: |::.;;;;::| .:|;;;;;|:.:.: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
;:;:;:|;;:i!;:i!;;i!;:|XゞV:从XゞViv:.／￣｀ヾY´:: ::､:: :: ::＼j;:;:;:;~^:.:>ｰ !i!;;:;:;yゝﾐノ|: |::.;;;;::ｌ .:|;;;;;|:;:;:;
八ゞivXx::ｲ八X､ γ从Wｗ.{ }} : ﾄ､::｀:: ､_::_:;＞.;;:;:;:;:;:;:;:;::l;;:;;;:;:|:.:.:.:.:|:ｉ ::|;;;;:: :| ｌ |:.:.:
iソゞiv,l|V::从|lililﾚ/X､w,,'~".ゝ､ _,. ｼ:: ::| -｀ ｰ一ｲTト. 、..;:;:;:;:;::|;;i:;:;;:l;:;:;:/|:|: :|;;;;::| :: ;| |:;:;:;
_､八ゞiv,l|iv:l;,ｲｲ､八ｲ,,~= ／⌒＞ﾍ:: :: :| ,才矛 ゞ'|「ヽ:ヽ、..ﾊ|;;::;!i!;|:;:;{;;:|:|: :|;;;;::| :: :| |:.:.:.:.:.:
V从;､lW:八ﾍ{V::从Xゞヾ;:;:;:;:.／i::ﾄ､::ヽ: 从r'ｰｸ 丶.从）ﾊ;:ﾉ..､X|;::i!;::;;ﾘ'ヾ:|:|: :|;;;;::| :: :{ |;:;:;:;:;:;､
ﾊ､;vvヾﾍwゞ,,;;''~";:;:;:;:;:;:;〃"""＞::）:イヽ_｀¨´__r-z'^ー‐'′.ivV|;;:i!;;:;;:|`:;;;;|;};;;;;;;: :| :| :: |,l|V
;;;;､lW:八ﾍ{V::从ivヾ;;) ............../ :／:: :: :ノ r─ ､L∠´}.......;;.;:.ﾊ､;vvヾﾍwゝ)|:;.:|;;;;;n ::| :: |从X
ゞゞV:从XゞViv:l;,ゝ);)'.;:.;:.;:.;:...∨（/⌒/r‐'′ {-L）,ﾉ.:;ゝ...;,ｲiv:l;,ｲｲ､八,::.|:;::| ::{ﾘ ::! :!:|:;ﾊ､;v
ゝX､ γ从Wｗｖ~ ';.:;.:;.:;.:;.:;゛..,. -┴=＝ァミｘ_,. クｰく,＞.....;:.;...;;;;;.....ﾐＹﾐ ; , ;|:;.:: ::r : :| :i |ゞ,ｲiv:,ｲ
／ ‐ ＜∠,..、| 》´::;::/､｀ヽ
┌────────────────────────────┐
│再度 周辺の様子を伺い、残敵がいないことを確認した上で │
│蛮族らの死体を確かめる。やはり４体とも死に顔は無表情である｡ │
└────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| それもそうかも。
_y'"￣￣￣￣｀＞'"￣￣〉 | ……狡猾だという印象が
<´￣￣∨´: : : : : : : : : : : : : : :.＼三〈 | あったのですが。
∨￣｀７: : : : : : : : : : : : ＼: : : :.:.∨j{’ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
∨ｲ_/: : : : : : : : : :ﾊ: : : : :＼ : :.:.|八
. }从: : : : : :.＿＿/ .!ﾊ ＿＿ヾ: :.|ﾍ.i
. |: :.!: :.＞'" rﾍ ｀ヽ〈 爪 ｀ヽ!:.:.|
. |: ∧:.｀ー──一'" ｀ー─一''ﾉ∨ こいつら 元から
. |: ::∧: :.i.:| (＿人＿) .／￣ ヽ. ポーカーフェイスしか
. |:.:/:∧: | ﾄ-z イ￣｀ヽ＿ イ{ .} できねーんじゃねーの？
. Ⅳ从人ﾚﾍ∧ .} 廴＿_,ノ
/ 廴＿_,ノ |
. / .|
)
_,. -‐…‐- ,_ ＿
r …‐- 、: : ／ : : : : : : : : ＼ ヽ_
〔__. ＹＹ: : : : : : : ｉ: : : ｉ: : ＼ _｝
{:. :. _}_}: : : : /.:../|: : : |ﾊ: : : ヽﾉ
人: :.:. :.:i. ｱ.ﾉ: : : /＿: :|: : : |＿..:.:ｉ: :i
／⌒ )＞ｕ匕ﾉ: : : :/:/___ﾉ|: : : |＿|: :|: :}
＿ _,.´ ／/: :/: : / : : て刃かﾃ |: : :刃か :|: :|
⌒ ( /: :/: : /: : : :,ｲ乂ツ |／乂ﾂ}i.:ﾉ:八
/: :/: : /: : ／ｲ} ' ,小:{: : :)
/: :/: :ノ: ／／:.込、 __ _攵: :.|Ｙ ですが 初撃をようやく耐えぬいたのに
/:_ノ.Ｙ :／:イ Ｙ´:..:.:.}:＞: . __. ィ´} ヽ}ﾉ 力量差もわからないとは馬鹿なんでしょうか。
(:(. 人( ﾉ:.ﾉ 「￣￣￣｝}i{^}ﾉ.:.|. ／
＼( ｀Ｙ ／ ⌒ ヽﾆ=‐-.｝|ir[]rin, それとも仕事か何かで逃げられなかったのか、
´, ／: . :}｝:. :. ｛_{ﾛ{包い､_ .まあ死人に口なしというか
Ｙ´: : . : ∧:. :. :. ｀¨弋にツ ＼ .もうこの世にいない存在ごとき どうでもいいのですけど。
{ : : i{: :＼:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ
人 、 ﾘ: : : :}｝:. :. :. :. :. :. :. :. :. ｝
ノ( / ｀…ヽ,＿___/.: : : :.}｝:. :. :. :. :. :. :. :. :./
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| 剥ぎ取り終えたら、行きますよ。
| 目的地までだいぶ長いんですからね。 __ __
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_ (_ ;γ ⌒ヾ,）
ﾇ （ ﾉヽ ) )） ...＿ ＿
(ﾍﾘ!ﾟ ヮﾟﾉi ＝-＼ ￣ 7/|=
__ (,_) i＠i )つ _､―-ヾ // |
〉 (ｦ .ﾄｰ―( ＿=＞―_ヾ0())
ブロロロ…… _/ ｀~i_ﾌ .／l) _￣三｡(二)
(^＼ゝ､_ ＞-イ＿＼＿｀,イ| _llヽ
＼ ＼〃<[/]|｣(）久弓〃/||｢,ヽヽ
r‐ぅ__ r‐ぅ__ || ヽ_ =＝＝＝＝==´呈||（;）|| |
（⌒ 厂 （⌒ 厂 ヾ− ﾝ ノ ＼_ ヾ.-ﾝ ノ
｀ ´ ..｀ ´ ￣ ￣
│これから華扇の目指すところは、ジンルーの街 ・ その北。 .│
│地元では､ 「魔境」とか「魔窟」とか呼ばれる危険地帯なのだが.│
│立ち寄る予定のない華扇は知る由もないことである。 │
└──────────────────────────┘
;;::. ヽ ;/;;;; i ;;;＼;; ;;; ;;;;;;< l /; ;;;;| '´ ; v;;;;;;/ ;;;;;| fr ;;;;;;／ ;;;;;;;t/ ;;;;;;／ } ;;i;;;;;;;;;;
､;;;; :; :::;ヾ;;/ ;; ;;;;;＼ ;; ;;; ;;}_ .l ／ ,,;, ;.|_ ; ; -_ ;;／ ;, ;;.;;.|/;;;; 〃 ; ;/;;;;;;;;;／ - j l |; ;;;; ;;;;;;;
;;＼ ; ; ;;;ヽ; ;;;;;;;; ;;;; ;＼; ;;; ﾗ l ／; r; ;;;.;; |/; ;;; ;<i; / ; ;ｲ; ;;／; ; ;;/;},r';; ;; ;;;r;; ;; ;;;;;ヾ; ;;;;;;;;;
;;;;; ｀ー-; ;;; ＼;;;; ;;;;;; ;;;;;＼;; } l＿＿ ／; ; ;; ; ;;;|彡 ;;; ;; ; ;; ;; ;;; ｼ;; ;; ;;;;;ノ;; ;;; ;;;;l ;;; ;;;;;;r-《 ;; ;; ;r
､;; ;; ;; ;;/ ;;; ;〉 ヾ;; ; ;;; ;;; ;; ;ヽ;ヽ; ｀ヽ＿__,,,／; ; ;; ;; ; ;;;|/;;r ; ;;; ;;; ; ;;; ;;;;;; ;/ ;; ;__ｼ ;; ;| ;;; ;;;ｷ ;;; ;;; ;; ;;; } } ;;;;
;; ;; ;｀ー;;;; ﾉ;;; ;; ;;; ;;;;;; ;; ;; ;;; }; ;} ; |＿,／;;;;; ;; ;; ; ; ;;|/; ; ;; ;; ;; ;; ;;; ;; ;;;/;;; Y;; ; 彡;;.ヾ ;; l ;; ;;;;; ;;; ;;;j j;三
;; ; ;; ;;; ;＼;;;;;;;;;;;; ; ;; ;; ､ ; ;; ;; ; ﾊ; __ |彡 ;; ; ;; ;''''´ ; ; ; ; /|; ; ; ; l l l ;; ;; ;;;／ 彡;|;; ;; ; ; ;;;;入 ; ;l;; ;;; ;;; ;;; ;{ {; ｼ
;; ;;; ;;; ;;; ;;;｀ー-､;;; ;;;;; ;; ;;; ;;; ;;;; ;;Y-- );;;彡 ;;; ; ; ; ／; |;; ;; ;;l l l ;; ;/ ;; ;;;;ll ;;; ; ;;; ;;; ;;;; ;;l ;;; ;;; ;;; ;;; l; ;;;
;;;;; ;;; ;; ;;;;; ;;/ /八｀ー-ｙ ; :::::: ;;;;;;lﾆヽ l;;;;彡 -‐' ' ; ; ; ./|;;; ;;,r- ;; ;; ,' ;; ;;; ;; ;ll;; ;;; ;; -＜;;ll ;; ;;;; ;;;; ;; ;; ;;;ヽ;
;; ;; ;;;;; ;;;; ;/ /;;{;; ;l;;;;;;;;;;;＼;; ;;; ;; ;;;Y- ;;l, ;;;;; ; ; ; ; ; /l/ ;; ; ;;/ ;; ;; ;; ;; ;;;ll ; ;; ;; ;; ;; ;;;ll;;; ;; ;; ;; ; ; ;; ; ; ;',
;;; ;;; ;;; ;;; ;;l ;i; ;;｀;; ＼;;;;;;;;;;;} ;;; ;; ;; ;;V- ﾄ, ;; ;;; ; ;;;; ;;; ;;;;;; ;;; ;;;l :: f; ; ;;; ;;;| ;; ;;; ;;;;;; ;;;;ll ;; ;;; ;;;; ;;;;;;ll;; ;;; ;;; ;;l; ;;; ;;; ;;;;
;; ;; ;;;; /; ;; ;;;; ;;; ;;;; ;;;;＼;シ;; ;;; ;;; ;;;;;f; ;;|; }; ;;;; ;;; ;; ;;; ; ;; ;;;| ; ;;; ;;;; ;;;;;l; ; ;;;; ;;; ;; /; ;; l; ;; ;;; ;;;;;ll ;; ;; ;;; ;;l ;; ;; ;;;; ;
;;; ;;; ;/;ー;; ;;; ;; ;; ;;;; ;;; ;;; ;; ;;;;;;; ;;;; ;;;;} ;;l ; ヽ ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;;;;;/;__ｼ;;; ;;; ;;; l;;; ;;; ;;; ;;;;;{; ;;;;;}; ;;;; ;;;;;;;;ll; ;; ;;; ;;;;;ヽ ;;; ;;;;;
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ll } } .l
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./ l l l
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│その理由は 「暴君」タイラントレギレクスも生息するとされる │
│高レベル地帯だったのだが、華扇にとってはむしろ 涎もの な好立地だった。.│
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乙
乙
ﾟ , , 。 . ＋ ﾟ 。 。ﾟ . ﾟ。, ☆ * 。ﾟ. o.ﾟ 。 . 。
。 . ．。 o ．. 。 ﾟ ﾟ , 。. o 。* 。 . o． 。 ． .
。 . 。 ． .ﾟo 。 *． 。 ．. ☆ . ＋. . .
。 . ． . . ． 。 ﾟ。, ☆ ﾟ. ＋ 。 ﾟ ,。 ,,;;.。 , .。
ﾟ 。 ﾟ . +。 ﾟ * 。. , 。.＿__ 。*。 ﾟ...''ﾞﾞ""ヾ.,..． .
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. 。 ﾟ ﾟ。 。, .。o ☆ + ,.／ ノi:i:i:i:i:i:i＼ ..__..,;ﾞﾞ. . ,,.;;;::､__,,....
ﾟ .ﾟ ﾟ 。ﾟ + 。. +。 * 。ﾟ。ﾟ.,／ ﾉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀,,､＿__ ..,.,::;;;,,,,
ﾟ。ﾟ+ﾟ`, o。。.ﾟ.,,,,.ﾟ 。.ﾟ 。 ☆....::::;;;;;''""""''::;;;,,,,,..:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:;.;;..;; ﾞﾞヾ,,,,..,
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＾､ノ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／,.,,... /i:i:i:i:i:i:i∧ ／i:i:i:i:／kkkkk;
∧ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼i:i:i:i:i:i:;;;:'''ﾞﾞﾞ ""ヾ:""ﾞﾞ ...,,ゞ＼i:i:i:i:/／:i:i:i:i／kkkkkkkﾉ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
爻ヾ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..;;;;'''""..:::;;;:;...,,;;''' 〜'""::::::::::::::::::／￣kkkkkk ∧kkkk.┃▼魔境 .┃
ﾊﾊ从'从∧::::∧::::::::::::::::::::::::::::,,;.;.'' ;;;;;''":::::::::::::::::::::::::::::::::::＿＿／kkkkkkkkkﾉﾉヾ从ﾉﾉ;┃ジンルー北部にあり、蛮族含む .┃
ﾉﾉゞゞ"ヾハ∧从∧:::::::::::::::::::::::''''""::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／kkkkkkkkkk∧kk,',,彡ミ彡爻',┃様々な魔物が生息。華扇はリドリア湖を ......┃
〃ﾞゞ∧ﾉﾉ',ゞ从ﾞゞソ∧,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ノ¨kkkkkkkk,,∧从从ﾞゞ;:;"ゞ,,ｿゞ . ┃北から迂回して目指している。 .....┃
∧ﾞミ爻彡从爻"ﾊﾊ彡ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,．ノkkkkk∧kk∧ミ从ミゞ',从ﾘ冫';',彡ﾝ...┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
爻Y;'ハﾘ从ｿゞミハ∧ゞﾞヽ￣￣) 冫￣￣￣￣￣￣从;爻ﾞヾ,,∧ﾞヾ彡,,"彡ゞ,,∧ゞ;,ﾞヾ"
iiiiｿヾii彡Y;;ミソハ人爻,;'ゞ',,..／ (＿ 从ゞ从,,У,ヾ::爻::;人ﾝ;爻ﾊﾊﾉ爻ゞ;
||||||||||ゞ八;;";;}iiiiiゞ从ﾊゞミ';, ＿＿ ￣￣¨三二ﾆ=┤ﾉﾉｿハ,;;"爻ﾝiiiiiiソiiiii',ハヾソiiiiii
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| しーきゅーしーきゅー！ |
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ;ヾヾ`ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ..| なんか敵影もっそいのが出た！.. .|
ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ;ヾゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;"
:ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ; :ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;:_ヽゞ ;" "ゞ; ゞ;
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;ヽ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;＼:__;;ゞ; ; ; ゞゞ; ゞ; ; ゞ゛;;゛
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ;;" ゞ゛）;ヾ ; ;ゞ ;"ゞゞゞ; ; ; ヽ;;ゞ; ; ; ゞゞ; ; ; ゞf´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
:;;; ;;;;.....:::/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ;;" "ゞ; ; ゞ(.ﾉゞ ゛ ; ;ヾ ;ゞ＼:::; ;;;ゞ゛;;ヾゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;.| エントレット……いえ、リビングツリーですね。. |
;....;;;::::;i;..ii|ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;" "ゞ; ;ゞゞ (ゞゞ ; ; ゞ゛;ヾ ; ;ゞ;iii;;i;;;:.,,;;:.:::,,, .....| 魔法能力は大してありませんが |
:::: ;;;..;.ii:i| ; ;";;;;"ゞヾ:;;__;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ; ( ゞ ; ;ゞゞ ;" く＾ヽ.ﾉゞ;;ヾ;;|ii::i;;....:....:::... ..;. ...| 戦闘能力は十分高い水準に達しています。 .|
::..;;;.::.. :ii| ;; ;ゞ;;ノ;ノ″" ヾ ;ゞ ; ゞ;ゞ ; ;.-‐- ､.;;ゞゞ.＼＼＿＿,、.::.;; :::...;...; :: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
:::.::;.;;;.:i;:iii|;;;.....:::/ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ;" ﾕｯｻ ., -┴-､ : : :}-､.:__;./ , ――┘..i....:::. ;::::,,,;:;
:;;.:. ..;;.ii;i|;;..;;.ii;i|;ノ;ノゞ゛;ゞ:.y.ゞ ; ;)ゞ （（ ...; : : . . . : ｉ: :ﾉ: . ﾄ､/ /|ii::i;ii;;.|ii::i;ii;...::,,,;;. .;;;:
;;;....;;::;...;;ii|;;.;;ii:i;i|.;;ゞ:/ノ;ノゞ゛;ゞノ:.y.ゞ ; ;ゞ)..'; : : : : : ﾉ´: : : ﾉ ＼.:i;;ii;.|i..iiii.:::. ;;;..::,,,;;.
::;...;;:..;i...iii|;;.;;ii;;:;i|i;;;;i|.;;i|ノ;ノゞ ; ; ;ゞゞ;;ヾ );..／ >-‐'´`ト-‐' };ii;..:|ii::i;:...:::::,,,;;;::..::
:..;;;.;;;.:;:;i.;ii|;;.;;i;;:;i|;ii:;i|.;;i|;i|;i|.;;.iゞ ; ; .く く..;; ;;.,.../ / ,'.i.ii;;:|ii.iii,,;;:.:::,,,;;..,.::
;;;....;;::;...;;.ii|;;.;;ii::;i|i;;iiｉ|.;;i|;;|;i|ii| ` ,,,... ＼ ＼ / ､_ / /.i;ii;;;i.|.iii::. ;...;;;...:::. ;
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|;;.;;ii::i|;;i:ii|;i;i|ii|;;| .,,,. ,.., ,., ＼ ./ |/⌒>- / _,,. _;.;|ii:::i;;;:;i;...;::;.;;...
::;...;;.;;;;ii:i;:;i|.;...;iiii|;;i:ii|i;;i|iii.,..,. ,.., ` ,. ,..,,,. / ｛_,／ / /: ／´￣ ヽ.i::;...;::;.;;...
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|i;;i:i:;ii|i;;iiｉ|;iｉi,. ,,.. ,.. ,.,.. ,,,.,../ ∩ 〈 {: :{: : : : : : :}.;:;i:..;;.;;:::;;..
::;.;;:..;;.;;ii:i;;i|;;i:iiｉ;ii|;ii;iii ,,.. , . ,.. , . ,' ∪ ＼ｰy' ´￣｀ヽ.:;...;::;.;;...
.;... .;;:.;:;iii;i|;;i:iiiiｉ;i ,,.. ,..` ,.,... .| l＼ ｛: : : : : : :}.;.;;:.; ::;;;;;
| () 0 | ＼丶 :_:_: ノ ））
| ｎ | ＼/ ﾕｻｯ
|_ U | 【リビングツリーLv10】
{ | | 知性を持つ植物エントレットの一種、
Ｕ , | さほど頭は良くないが 強靱な怪力を持つ。
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| しかもそれが三体。 .|
| 打撃点は高くありませんけど…… | ＿_
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ.＿_ /￣｀ヽ i＿ ｀ヽ＿─ 、
./￣｀ヽ i＿ ｀ヽ＿─ 、 | | ヽ ＿ノ
| | ヽ ＿ノ ／￣ヽヽ─＿_ ,──┴、´
／￣ヽヽ─＿_ ,──┴、´ | | i´ ｀i i´┃ ┃ ヽ ―― -
| | i´ ｀i i´┃ ┃ ヽ ｀ヽ__.＿_ ゝ＿ノ .| |
｀ヽ__ノヽ ゝ＿ノ .| | /￣｀ヽ i＿ ｀ヽ＿─ 、 ━━ | ―― -
｀i ヽ、 / ━━ | | | ヽ ＿ノ. ._ i
＼ ｀─| ._ i ／￣ヽヽ─＿_ ,──┴、´._ | |_| ｀ヽ、 ―― -
＼__ | |_| ｀ | | i´ ｀i i´┃ ┃ ヽ.. ._ ./＼ ＼ ＿
/ ._ ./＼.｀ヽ__ノヽ ゝ＿ノ .| |. ._ |_| | ＼ ＼´ ｀ヽ
| ._ |_| | ＼ ＼ ｀i ヽ、 / ━━ |..| .|_| | /￣｀ヽ ヽ ,.i ―― -
| .|_| | /￣｀ヽ ヽ.＼ ｀─| ._ i ヽ .i^| | | | ／￣＼
ヽ .i^| | | | ／￣..＼__ | |_| ｀ヽ、. _ i_| iヽ＿／| i ―― -
| _ i_| iヽ＿／| i. / ._ ./＼ ＼ ＿ ..| ヽ＿／
,┤ | | | ヽ＿／. | ._ |_| | ＼ ＼´ ｀ヽ. ,i
i´ ヽ - ,i .| .|_| | /￣｀ヽ ヽ ,.i...＼ ＿ ―― -
| ｀,ゝ、 、 ＼ ＿ .ヽ .i^| | | | ／￣＼.. ｀´ ＼
＿,∠￣｀ヽ
／￣｀ヾY´:: ::､:: :: ::＼j
了解、任せやしたぜ ....{ }} : ﾄ､::｀:: ､_::_:;＞
姐御ぉ！ ゝ､ _,. ｼ:: ::| -｀ ｰ一ｲTト. 、
,,----, ／⌒＞ﾍ:: :: :| ,才矛 ゞ'|「ヽ:ヽ、
!,二ヽ,-‐''" !＿＿ ／i::ﾄ､::ヽ: 从r'ｰｸ 丶.从）ﾊ;:ﾉ
!, ! , / , ',ノヽ .＞::）:イヽ_｀¨´__r-z'^ー‐'′ 狙われぬよう、ケットシーは
i,,ｲ / / , ', ',イ / :／:: :: :ノ r─ ､L∠´} 下がっていなさい。
| ,' , イ! ﾉ! ,ﾊ、 ', ∨（/⌒/r‐'′ {-L）,ﾉ
| i━━━ ━━ ', .,. -┴=＝ァミｘ_,. クｰく,＞ ２体以上は止められませんよ？
! i , .! ﾞi i .／ ‐ ＜∠,..、| 》´::;::/､｀ヽ
i i ', ゝ-'"ヽ-ｲ--'ｲ / ´ /-/＞ミ/::ｧ'＾:::＼ ｌ }
レ'ヽ,--ーｲ ヽイ" 〉-ｲ .{ ′＿／=７//l7/:::ｷ:::::::::::::V´
i ＿__,イ､,, イ 、 l ≧=-ｖ'〈/l_!,':::;:ィ廴_::::::::ｷゝ、
│イシェスからジンルーを目指そうとすると、どうしても │
│最短経路ではリドリア湖が邪魔をすることになる。 │
└──────────────────────┘
__ ◎ ｎ __ ∩ ∩
| | ｒ､ ,⊆ ⊇､└┘/7 ∪ ∪
|_| ＼> ￣U￣ ＜ノ ○ ○
l7 ◇｀'-ﾐヘ､. .、 ο ＊｀＼. | .｀'イ ＼ ο＼入 ┼ ＜＞
＿ ｀'ｰ亠 ﾞ〔'-,ﾞﾐ¬ ,,_ ｀゛ ､,、 ◇｀'-、／ ∧ /.|
＊＼¨¨¨''冖¬ｰ=ｭレ ｀'=ｭ、＊｀'''ｰ ､、 ﾘﾐ'-ｉiﾐ'-､, .｀'-､ | ＊ 〈〉 ｌy| ┼
二ﾆ=v＞ _ ＿_ `'＝ﾆﾆｭｰ.｀'-､ｌ＼ﾑ ＼ ﾞ''-､ ｭ㍉ i､ ﾘ､ |/
._,,.. -ﾆ二＞ｰ¬''"ﾞ￣゛ . ＼ .￣" ｀ﾞﾞ'''ｰ＝ ヽ ＼ ヽ ｀'-.ｌ､ ＼ ,,、 .! ヽ.! ヽ |＼
.＝ﾆ二二 ￣¨¨''冖 ┼ ＜＞ ＊ ＼┼ ο ＼｀'-〉`'〈、 !y_ｌ, ＼t､ ＊ ＼.＼. 〈〉
｀´ ／◇ . _ｙﾆ二 ! . ヽ,!ヽｌ ＼ ＼.ヽ |＼
／ _,,y／ ＊ ο ＿＿＿＿＿＿ ◇ ! .ﾞ.ｌy ! .y＼ .!＼ ヽ| ∨∧
ーﾌﾝ /彡-'"゛ l7 _.. -''''"´ ＊ ￣´^''''― ..,,,_ ＜＞ ﾞ! ｀'ゝ.ﾞ‐lヽ ∨∧
.／ .'ﾆ二 ／゛ ,.ｪ-‐'￣/ ＜＞ ＊ ◇ ｀ﾞ'''ｰ ,,_ ┼ﾞ' .!､ヽ .i､＊＼/
＞-''" ／ ／l7 .ｨ二二／ ＜＞ ｀''ｰ ..,_ ヽ ヽi.ｌ＼ !
＊.. ./ / / ｀ﾞ'ｰ .._ ο .′.!ヽ ヽ.`
.／ /ﾞ, 彡‐'゛ ,／ﾞ,! l7 ｀''ｰ､、 ┼` .ﾞ‐ ◇
ヘil ll'" ./∨/ ｀''-､、
ｲ/ 〈〉 /／/〈〉 ｀''-､, ＊
'"/ / ./| ｀'-､
./┼ ｌ / |l ＊
┌───────────────────────────────┐
│かといってあの大きな湖を横断するわけにもいかぬため、 │
│華扇はリドリア湖より北側を通ってハインラト地方の西側を目指していた。...│
└───────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/,/: :'/: ;/〈 , ,≧:ｘ.｀"´ ／ | ち、流石にタフですね…… |
/ /: : :'/∧ ∨/ / ＞ ｀_,ヽ | しかも「再生」の自動回復持ち！.|
'/: /' ∧ v ,' /⌒丶ﾆ、! ..{ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∧ V / ｛ ⌒＼ }＼ |l|w/L ,r_／ A , -―― ､ {
l V ￣￣´ |..＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／.'⌒ヾォ-‐‐- ､, _ ／ } ／
∧ ＼ ! ＼´ 彡x.. .ﾉ ,!: : : : : : ヾ⌒ヽ ／／ ノ ／／
―――− 〉 /） ,( ＿. > ； ’ ∠─.r'": : : : : : : : : ﾄ､ ﾉ /／ ＿ -‐ ￣ ／ /
／ (/ / ヽ. ／ }|.´: ::ｲ:/Ｏ'; :i :l: :lﾚ: :ｲ_〉 /' ／ ｀丶 / /
⌒l -‐ '' ／ /) /＼／´ヾ, r､r‐|＾`.: : : l "" ..::::__::Ｏ'i: :i| .l／ l ＼ / /
| ／ (/ () / ＼. /／ }´.:..（ﾘ:､: .ゝu. / _| "l: :y ./ | ∩ oﾟ ｀ {
_.ノ ＼ ―-／ /) / ＼ ./ y: :/: : :..( (从ﾄ｀' r-..,,, ,. イﾚ从 ,' ＼| ∪':::. ＼_
＼ (/ / ／⌒l /://: : :/. ｀ く" / (二ﾛ「￣.＼ ,,_人､ノヽ .{ ∩ 〈:::::.
/=｀,'::(rヾ)::ヽ、_ﾉ )ヽ （. .ｃy⊂ニ¨＼::::.
(＝/:::::;'ｰ‐'::::.- ＜ ＞..{::. //´ ￣ ⊂⊃
/:::::〈 ::::::::::::::::| ) て....八::::. (/
／^⌒`Y´^＼ 丶------ ､＿＿＿＿ ＜
｀ ー
┌─────────────────────────────────┐
│別に、道無き道を無理に通らずとも 南街道を通って行く選択肢もあるのだが、 |
│そうすると途中 エミニムの街を経由することになるので……まあ、「白き翼」を...│
│無理に抜けてきた件もあるから あの辺に あまり立ち寄りたくはない。 .│
└─────────────────────────────────┘
＿__ ﾄヽ 斗‐ ´ ￣￣｀: : :. . . l
´ ｀<´ ／/|ヾ: :￣｀: 丶: : :: :＼/
／ ∨: /: |: :＼: :｀ヽ: : :｀:ヽ: : ＼
/ |ヽ!: :.|: : : :＼.: : :＼: : : ＼: :ヽ |ヽ
l ﾉl: : :|ヽ : : : ＼ : : |ヽ: : : :＼:∨:ﾉ
/ } |: : :|!::::＼: : : : : : ! ＞‐┬≦:`.────- ､
ヽ _イ: |: : :.|ヽ､::::＼: : : :.∨ｨ行│: : : : ＿: ＜二ニ二_｀ヽ
＜辷 ､ ＿/／_／: : ｌ: : : |i:::::＞-｀丶､: :',{!:ﾘ::::!: :／:ヽ: : : : : : : : : : : ｀ヽ
ゝ─仏⌒!|:|: : : ﾉ : : 下てうﾐヾ:::::.￣,`‐':::.Y: :＞─--イ￣￣￣￣｀ヽ
,イ/: : :/l|:l: : : : : : : 代r'::::::ﾘ::::::::... lヾ: : : : : : /
／,.ｲ: : :/ /: |: : : : : : :ｲ､ゝ-‐'" ﾊ : : : : : : :'､ もう２発も撃てば吹き飛ばせますが、
／／/l: :./ /l : :ｌ: : : : ヽ/: :.｀ヽ ｒ⌒ /ヽ､_: : :／⌒ヽ 流石に邪魔臭い！
／ ./: |:/ /.: | : :|: : : :／:＼: : ハ ー' /: : : :__／
/: ／ /: : :ﾄ､: !: :/三三≧ﾐ､: l三ミ¬＜: : : : : :｀:ヽ. まとめて払い落とします、
,: ﾊ⌒|ヽ: : :＼｀ヾ __三三三ヽ三}ﾐー"三ヽ､_＞─ 丶 真・第十一階位の攻―――
!: ! ヽ:.l ＼: : : Y´ ∧三三三ヽ/三ﾊﾐ／ヽ三三三ミヽ
l: | ＼ ⌒ﾞ∧/ ∨三三三ミl三/ /弋!ミ/ ∧
l: | /三ヽ＿ﾘ∨三三ミ/:; 'ヽ_/ ゝ >ヽ〉 ／ 丶
ヽ| l三三ﾊ _∧三三/:/＼_/て_/i /l／／ ＼
ｉ⌒丶､ ＿＞r'三∨ .∨ヽ／ /､ ｲ ／ﾐ＜三二 ',
.:/ ＼:. :/ / / /.:
＼:/ l:＼. ＼:／／:/ /.:
＼ ＼:ｌ / / /.:
:/ ´ /.:
:/ /:＼ ＼:. ﾋﾟｼｬｰﾝ!!
/.: :.＼ ＼:.
＼∧∧∧∧∧∧∧∧／ ￣￣ ＼〇/ ＼:.
＜ ｻﾝﾀﾞｰﾎﾞﾙﾄ ＞ 乂 .､ ＼:.
＜ 【豪雷】！！ ＞ 「 〉 ／: :＼ ＼:..
／∨∨∨∨∨∨∨∨＼ :.＼ _ <:. :.＼ ＼:.
:／ , / 、 l: :.＼＼: .:/ /.:
／/ /.: :.＼ !: :l l: .:/ /.:
／ .:/ l: :l l: :l ｌ: . .:/ /.:
:/ l: :l l: :.＼＼/ /.:
／／ ／ ／／ ／
／／ ／ ／／ ／
／／ ／ ／／ ／
／／ , ' ／／ ／
, ' ／ .／⌒ヽ _
／ , ' { } ヽ
, ' ／...>､＿／ }
, -―― ､ {／ >､__／
_ ／ } ／／__／
／／ ノ ／／
/／ ＿ -‐ ￣ ／ /
/' ／ ｀丶 / /
l／ l ＼ / / (＼_
/ | ∩ oﾟ ｀ { ＼ |
.,' ＼| ∪':::. ＼_ /⌒ヽ
.{ ∩ 〈:::::. ￣￣ 〉
ｃy⊂ニ¨＼::::. ⊂⊃|
ビタンッ！ .{::. //´ ￣ ⊂⊃ /､
/ 八::::. (/ _,.⊆⊇-へ._)
＼ ,/ .丶------ ､＿＿＿＿ ＜ ＿＿r__―-､
､{ ｀ ー―― ┬(￣￣￣)
＿＿て ＼＿＿＿＿ 丶二二ﾌ´
￣￣） /＾Ｙ｀￣￣￣￣
.／ ＾/ !
／
┌──────────────────────────┐
│そう思って北側から回ったのだが―――― │
│３日ほど旅してようやく リドリア湖の北側に着き、そこから更に │
│西を目指している途中、出くわす魔物の質が向上してきた。 │
└──────────────────────────┘
:..:..:..:..:..:..:..:..:..(ik;;:;;:;::;;:;:;;::;:;:::;:;;l:;:;::;:j!:|ゞv'.:..:..:..:..:..,,‐ゞy;;'ゞ<.:..:..:..:..:..:..ゞ>:..､..:..:..:..|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;:;;;:;k!,ｨ⌒ヽ.:;:;:j!;:;:;;:;|:;ゝ､7-ｰ<ヾ:'(ﾞ':ヾ:.:.:.:.:.:..:..:..:..:..:.〆､,,;"＞-､|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;:;;:;:;:;;:.(⌒): :i;;::;i:;:k;;:;|‐>､;ヽ､:;;:y':／;;-'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊﾞ:.:.:.:.:.:.`‐|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;;:;;:;:;;::.／: :/!::;:;:;;:;:;;;|:.:.:.:.ヽ:::;:;:::/:;;/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞ:.~^:.:>ｰ|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;:;;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;;::;:;:;／: : :/.;:i!;:;:;:;:;;:;:|.:.:.:.:.:.,!i!;;:;:;y':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(;!:;:, ': : : : :/.:;:::;:;;:;l::;;::;:|:.:.:.:.:.:.l;;:;;;:;:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;./: : : :.／ (）ヽ r'（):;:;:;:|;;i:;:;;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;::
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:./: : : : /l ○ヽリ(○)ﾉ（ ○(○)'´（):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.＿＿.:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.,': : : : / (）〉'(○) ）（ (○)ノ ）ｒ'´.;|::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.／: : : : : ＼.;:;:;::|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;::
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.i: : : : :l ,' ）ヽYYｖ○レ' し'´○ｒ'´（).:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.i: : : : : : : : : }.;:;:;:|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;:;:;:
;:;:;:;:;:;_...._ l: : : : :Yヽ: ○v○v○v○V○○Y´ｙ..ﾍw:;:;:;:;:;:;:;:;:;.',: : : r-､: : /.:;:;:/;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:
;:;.／: : : : ＼ ',: : :ミミ`WWWWWWWWWヽ; 彡彡:ト ..＿＿＿ ／` - ': : ／. ,ノ;;:;;:;:;;:::;:;:::;;:;;:;:;;:;
;:;.i: : r-､: : :.i ＼:三《圭圭◎ヾ圭圭圭圭》:三三 : : : : : : : : : : : : : : ／..;;:;;:;:;;:::;:;.【イビルエントLv13】
;:;.',: :ヽ-‐＜＿＿_彡＼WWWWWWWW／ミミミヽ_: : : : : : : : : : ,､ '゛...＿___,-‐'´知性ある植物が穢れを纏い、アンデッド化したもの。
;;;;;.＼: : : : : : : : : : : :川川川川川川川川゛ミ: : ./ : T ￣￣:;:;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;;｀ﾞ';;:;=..高い魔力を持つ他、アンデッドの「再生」特性も有する強敵。
!ｿ;ﾊj.ヽ : : : : : : : : : :／T ─┬─ ': : : : : : :ｲ: : : レ- ､..ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~ ￣￣￣￣ /: : : : :l／: : : : : : : :ｲ l: : : l: :ハ) ＿.'""'''~"''" "'~"''"''~"''"
/: : : : :/: : : : : : イ: : :.l l: : : V /: : :ヽ
r‐‐ ､ ／: : : : :/: : : : ／ l: : : :.l l: : : : ＼＿..ノ: :i⌒l/
l/ヽ: :` ─ ': : : : :／{: : : : {＿＿）＼: ` -',: : : : : : : : : : /
＼: : : : : :／ヽ: :＼: : : : : : : : :/: : : : :＼: : : : : : ／
￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣
┌──────────────────────────┐
│今出くわしたリビングツリーの他にも │
│スティルゴスなどLv10前後の魔物から、 │
│珍しいのではイビルエントといった高レベルの魔物も目にした。│
└──────────────────────────┘
／ ｀ヽ
/ lｱ─- ､
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲ ﾏイ: : : l ￣￣ ＿
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ u.ノ: |: : ｉ/ （……倒すのは難しそうですね） y-‐=-'"才≧r'"￣ヽ
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l! r='"Y´ ＿ ｀ﾍ{ }
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ （ケットシー、迂回します） 入ゞ|. ＿イ´┃ } .廴＿_ﾉ
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ ｀i ィ´┃.}｀ー‐’<／／>
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ | ｀ー' ､,､__, /ゞ┬''"
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､ 从廴＿ソ / ./
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY y‐-､/ 〈 /ヽ
┌────────────────────────────────────┐
│随分な強敵だったが、先んじて気づけたため回避することが可能だったのは幸運か。 │
│流石に道中、質の高い魔物を狩り続けてMPの消耗が激しかったし │
│更なる連戦になれば高い耐久力を削り切る余裕はなかったかもしれない。 .│
└────────────────────────────────────┘
：:;ﾞ;:;":;";`;ll:; "：、;:;":;";. . .. . .. . .. . .. . .. .,.：゛;:;`;゛;:゛：;:; ,.゛;:ﾞ ;.;!i`;゛;:゛;:; ,.
;":;：、;:";`i!l;.〃:;"：、;:;":;";`;:;"：、.. . .. . .. `;゛;:゛;:; ,.：゛;:;`;゛;:゛;:; ,.：゛;ﾞｉﾞｉ:;゛;:゛;:; ,.;
;：、;:;":;"//;`;:;"：、;:;":;";`;:;"：、;:;".. . ,,;:;":;;:;";;`;";:､ ,.､...,.;`;゛;:゛ﾞ_,,;:;,.：_!,i!;;-'''゛'''''゛
""'''''"'''-．._：、;:;〃":; ,.,,.､;:、;: .;.. . .,,;:;:;":;";`;:;";:;:;";`;:,,:''::.;;'' ;;:;: :::''' ;;:;: :::'':;: :::''' ;;:;: :::
.;'":;. :.. ;',,;:;":;;*:;";*;`;";:､:;.｀`丶､__.,,;:;":;";`;:;"ヽ、;:;";`;:;";,":;;:;";;`;";:､'' ;;:;: :::'':;: :::''' ;;:;: :::
.,,;:;:;"*:;";`;:;";:;:;*";`;:,,.. . ...,;:;".:;";`ヾヽ:/､、;:;"";`;:;";`;:;";:;:;";`;:,,. . .. . .. .
.,,;:;":;";`;:;"ヽ、;:*;";`;*:;";,.. . .:;";:;":";`|, ;i、;:;":;`;,:;";`;:;"ヽ、;:;";`;:;";,....:; ,.：゛;:;`;゛;:
.,;:;".:*;";`ヾヽ:/､、;:;"*";`;. . . . .. .ｌi.;;| . ,;:;".:;";`ヾヽ:/､、;:;"";`;..:゛;:：; ,.゛;iﾞ;:`;
.:;";*:;":";`|, ;i、;:;":*;`;,.. . .. . .. . ..l:; .l.. . :;";:;":";`|, ;i、;:;":;`;,. ゛;:; ,.゛：; i! ;`;
ｌi.;;|.. . .. . .. . .. . .. .丿;i;;'､ .. . .. .ｌi.;;| . .. . ;:; ,.゛;:ﾞ ;.;!i`;゛
l:; .l.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . l:; .l . .. . ゛;:; ,.：゛;ﾞｉﾞｉ;:;/
丿;i;;'､.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. 丿;i;;'､ . .. .゛ﾞ . .. !,i丿
::.;;'' ;;:;: :::'*'::.;' ;;:;:*:::''::.;;'' ;;:;: *:::''::.;;'' ;;:;: :::'':;: :::'' ::''::.;' ;;:;::::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::'':;: :::'' ::''::
┌───────────────────────────┐
│そんなこんなでおよそ約６日。ミニバイクを壊されぬようにと ......│
│大事に走らせながら、ようやく湖の北西端あたりまで到着する。. │
└───────────────────────────┘
┏__ 森森森森森森 森森森森 森森 ∧∧∧∧∧∧ ..┓
┃ ﾍ 森森森森 凸 ∧∧∧ ┃
┃ | 森森森森 └ハインラト王国 ∧∧∧ ┃
┃ | 森森 凸 ∧∧ ┃
┃ | ナイムハイラ┘ ∧∧∧ .┃
┃ ＼＿_ ∧∧ .┃
┃ ＼ ★ __＿ ∧∧∧ ┃ ★……現在地？
┃ Y /´.;.;.;.;.;.＼ リドリア村 ∧∧ ..┃
┃ } /;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.＼. | 凸 ∧∧ ┃
┃ ﾉ /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ 凸 ｜ ∧∧∧ ...┃
┃ { {.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.} イシェスの街 ∧∧∧ . ┃
┃ ＼ ＼;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;./ ∧ ∧.. .┃
┃ } ￣＼.;.;.;.;.;.;/ ∧∧∧ ┃
┃ { 凸 ￣￣ ∧ .┃
┗ ', └――ジンルーの街 ∧ ∧...┛
┌───────────────┐
│地図にすると大体このあたりか。 │
└───────────────┘
ﾉ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;| <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞﾞゞ;;:::iｉ| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ
|;:ilヾ ＼ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ＼ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;ゞゞ
|;:i| ＼`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|／＾ '|i| |;:i| ＼｀";;::ii| ﾉ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
|;:i| ﾞヽ,;:;;;l| /ﾞ;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii"´／ |;;::iｉ| |i|／
|;:i| |:::;iii~ ﾉ ,,|;;::iｉ| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|~ .|;;::iｉ| ''＼|i|
':;,`:ヽ|／,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;(''）''"''''"""''"""'''''"""''
"；*'.:.:;”:;ﾞ|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.:;”:;ヾヾ)) (（,:ｿﾐ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.:';
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.__ ＿_ _..`''"ﾞ"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"ﾞ"''~`''"ﾞ"''~ﾞ
"''~`''"ﾞ ノﾉｼillゝ"''~`''"ﾞ"''~`''"ﾞ"''~(__}} : : : ｀ヽ) "'''''''''''''''" ..,,､vji､iijww､ii..,
"'''''''''" ∧＿∧ .l : /人ﾊヽ}""'"""
,..,.,.,.,、 ..〃ノﾉﾉ)）） .〈;ﾊj ﾟ_ｰ_ﾟﾉ;〉 ,..,.,.,.,、
ﾉﾘ ﾉ(l)_(l)ﾘ."" （（ ,<´i:＠l'>、
;;;ゝ);;)）;ヾ;;) ...(っ.. っ .〈ｼ'_l:.:.:.:lヽj .''"""~
））ゝ;;;ﾐ,,､,,;;;ゝ;;)ゝ））.( / l_ﾉ ｀¨'T」7¨´
;;;） ;;;)ヾﾐゞ（(;;;ゝヾ;⌒;;） iijww､ii. """~" ''"""~
ヾﾐ;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ;;（::;ゝ;;;）） ,..,.,.,.,、
┌───────────────────────┐
│このあたりまで来ると、そろそろ噂の「魔境」と呼ばれる.│
│蛮族領の端っこに引っかかる頃だ。 │
└───────────────────────┘
ｶﾞｻ‥
^ ^
巛〃ﾐ||//ヾ彡ﾐ/〃彡：：：：：：：：：：：：ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡：：
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ﾐ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_／ﾐミﾐ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ﾐ/|||/川ﾐヾ〃彡::, ∧_,,, ,;:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡／,:;：: (#ﾟ;;-ﾟ) ;:l:,:：;:::::,:;：,:,::,:,;:：,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;::：::;:
：：ヾ|;:l;;l;::l||/：：,::：:;,; /;; ;;;つ :::：,;:,：,::：:,;::：,::：,;:：：:,：;;:|;;:l;:l||;l|;;;:：:;::：:
：：：.|;l;:l;;:l;:l|,::：,;：：:: -;;: ;;/ ,：：：:：：：::,;::：,:;：：::：：：,：:,;|l;:l::;|;;:l|：;;:：：;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
┌────────────────────────────┐
│ここまで出会ってきたのは動物、植物にアンデッドばかりで │
│蛮族幻獣の知性体には出会っておらず、少しは知恵の回る相手も. │
│してみたくなる頃合いだったが、そんな矢先。 │
└────────────────────────────┘
_,.-,.-======-､-､
_,.-,.-======-､-､ _,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_
_,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_ .／三三三 ●） ： （● 三三三＼
／三三三 ●） ： （● 三三三＼ ￣ _∧ : ： : ∧_ ￣
￣ _∧ : ： : ∧_ ￣ /┐Y ・ ： ・ Y:┌|
/┐Y ・ ： ・ Y:┌| ゴブ‥ ! .|::l ､_ ： _, l:::| ! ゴブッ！！
! .|::l ､_ ： _, l:::| ! |┘:|===[三]==:|:└|
|┘:|===[三]==:|:└| （＿J:〈￣￣￣〉:し＿）
（＿J:〈￣￣￣〉:し＿） ／―､／ ＼,.―＼
／―､／ ＼,.―＼ / _,.／ ＼., i,
/ _,.／ ＼., i, ￣ ￣
￣ ￣
┌────────────────────────┐
│ようやく出会った蛮族が、ただのゴブリン……ではない。 . │
└────────────────────────┘
i` ､
| ` ､_ γ⌒ヽ､
. ! i {ヾ====土ゝ ＼∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧／
! ! ゝ） .〉ﾄ､.||;;;} ＜ ゴブゥゥーーー！！ ＞
､ ｀ ｘ'``i´ ー､ヾｊ ｘ−､ , .／∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨＼
､ ﾞ ｒ‐γ‐'´` ､ `‐i`iiiiii'／ ｘ､≫ ||, ヽ
`､ ﾞ､ 乂 乂 __}` ア .ｨ/ ／ﾆ二 ||∧ |ヽ
､ ､ Y__〉ｨ三ｊ／.／ ◎'‐ｧ‐-→ .|| .Ｖ !
＼ ＼,.､ _Y {'´Xﾉ,／＿＿／.ミ{ / .|| 〉-､!.＿_ 【ハイゴブリンレイダーLv9】
＼ .ゝ γ´ ,' .{X/ /|￣￣| /＼ ｊ＼/ || 〉 'T´ ハイゴブリンの暗殺者。
｀¨i'⌒>'-‐Y´{ _, V /X|＞＜＿＼_/ ` ∧ / _}＝‐‐ 後衛を奇襲する能力を有する。
|x〈レァ､‘､＞ー'´ V X⊥_ ＿二7 {,'-V ＼ コ==-
X／X'､ {二||二|二==='''ヽ =V | ﾄ=-
Y.＼ ＼ ／ T T V´￣ヽ＿ゝ V ヽ{ {
￣ ,.' 〈 〉 V´￣ヽ＿ゝ V |＼.!
/､＼ ヽ Vﾉ ﾉV´￣ヽ＿ゝ ` ､ ! `､
┌───────────────────────────────────┐
│青白い肌に刺青のような紋様を描くゴブリン――「ハイゴブリン」と呼ばれる別種だ。..│
│古代のドレイクによって改造の末 生まれたこの特殊なゴブリンは │
│必ず魔法への抵抗に成功する能力を有する、魔術師殺しの尖兵なのである。 .│
└───────────────────────────────────┘
_,.-,.-======-､-､
_,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_
／三三三 ●） ： （● 三三三＼ ゴブッ！
￣ _∧ : ： : ∧_ ￣
/┐Y ・ ： ・ Y:┌|
! .|::l ､_ ： _, l:::| !
|┘:|===[三]==:|:└| 【ハイゴブリンLv6】
（＿J:〈￣￣￣〉:し＿） 青白いゴブリン。
／―､／ ＼,.―＼ 魔法に必ず抵抗する能力を持つ。
/ _,.／ ＼., i,
┌───────────────────────────────────┐
│一方で 同レベルの蛮族よりも比較的 耐久力が低い欠点も得たのだが、 .│
│今まで魔法による一掃で片付けていた華扇にとってこれほど厄介な相手はいない。 │
└───────────────────────────────────┘
＿__ ヽ 斗‐ ´ ￣￣｀: : :. . . l
´ ｀<´ ／/|ヾ: :￣｀: 丶: : :: :＼/ ＼∧∧∧∧∧∧∧∧∧／
／ ∨: /: |: :＼: :｀ヽ: : :｀:ヽ: : ＼ ＜ せいやァッ！！ ＞
/ |ヽ!: :.|: : : :＼.: : :＼: : : ＼: :ヽ |ヽ .／∨∨∨∨∨∨∨∨∨＼
l ﾉl: : :|ヽ : : : ＼ : : |ヽ: : : :＼:∨:ﾉ..、
/ } |: : :|! ＼: : : : : : ! ＞‐┬≦:`.
ヽ _イ: |: : :.|ヽ､ ＼: : : :.∨ｨ行│: : : : ＿: ＜二ニ二_｀ヽ |＼
＜辷 ､ ＿/／_／: : ｌ: : : |i ＞-｀丶､: :',{!:ﾘ !: :／:ヽ: : : : : : : : : : : ｀ヽ. r-ﾞ＞､、 .ﾄ, .i､ ） !
ゝ─仏⌒!|:|: : : ﾉ : : 下てうﾐヾ ￣,`‐' Y: :＞─--イ￣￣￣￣｀ヽ ....＼,!.ヽ, ｌヽ￣` ｌ､
,イ/: : :/l|:l: : : : : : : 代r'::::::ﾘ lヾ: : : : : : / .｀ﾞ''ｰ ､、 ｀'-.ｌ,＼ ﾞ'ゝ
／,.ｲ: : :/ /: |: : : : : : :ｲ､ゝ-‐'" ﾊ : : : : : : :'､ ｀''ｰ ､, ﾍ .i; 、
／／/l: :./ /l : :ｌ: : : : ヽ/: :.｀ヽ. ｖ ｒ⌒ /ヽ､_: : :／⌒ヽ ｀'-、 .｀'ｰ'".{ .rﾘ
／ ./: |:/ /.: | : :|: : : :／:＼: : ハ ー' /: : : :__／ ＼ ´./
/: ／ /: : :ﾄ､: !: :/三三≧ﾐ､: l三ミ¬＜: : : : : :｀:ヽ. ) /
,: ﾊ⌒|ヽ: : :＼｀ヾ __三三三ヽ三}ﾐー"三ヽ､_＞─ 丶 ,.／ _､ /
!: ! ヽ:.l ＼: : : Y´ ∧三三三ヽ/三ﾊﾐ／ヽ三三三ミヽ _,,, ‐'´ .／. ゞ ／て
l: | ＼ ⌒ﾞ∧/ ∨三三三ミl三/ /弋!ミ/ ∧.. ._＿＿ｯ--ｰ''''''"´ , ／ 〃 .,ｱ
¬――---z_ｯ--------z＿＿＿ｯ--------―'''''''^ﾞﾞﾞﾞ￣´゛ _ｚ‐=ﾚr=‐ ／ ／
仁¨¨゛ ._;;彡'"゛
仁二＿＿ '"
て￣￣¨¨¨¬―二ニﾆ＝=‐-
＿＿＿＿ ＜ﾆ'''¬――--z＿ ｀''-､, ＿r--‐=＝ﾆニ二二ニﾆ＝=‐-
¨¨¨￣ ￣￣'''ｰz_ｯ-‐'''''¨￣￣ ｀￣￣￣￣‐=≦―――''''"￣
┌──────────────────────────────┐
│いないが、それはあくまで攻撃面の話。 │
│この程度の連中では華扇の防護点を抜く打撃力は持たず、 .│
│そして そこまでレベルが高くないのもあって 華扇の未熟な戦士技能でも.│
│当てられる程度の回避力しかないのだ。 │
└──────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│魔術補助の杖を放り落とし、荷物の中から │
│丁度 まだ敵を相手に振ったことのない〈シャムロック・クロススピア〉を引き出し､ .│
│試し切りと言わんばかりにハイゴブリンの雑魚を３体《なぎ払》う。 .│
└──────────────────────────────────┘
_,.-,.-======-､-､
_,.-"##Y##｀‐-‐'" Y三‐-､_
／三三三 ●） ： （● 三##三＼
￣ _∧ : ： :##∧_ ￣
/┐Y ・ ： ・ Y:┌| ご、ゴブぅっ！
! .|::l ､_ ：##_, l:::| !
|┘:|===[三]==:|:└|
（＿J:〈￣￣...;.〉:し＿）
／―､／ ξ＼,.―＼
/ _,.／ ＼., i,
￣ .,,:;;#圭#;; ポ タ ッ
;;;#圭#;;
:;;;#圭圭圭#;; ポ タ ッ
::;;;圭圭#;;:
.;#;;
┌──────────────────────────────┐
│しかしなぎ払うという、鋭さより手数を重視した攻撃は │
│未熟な腕ではいかにザコ敵といえども全ての敵を倒しきるほどではなく、.│
│わずかに敵の生命力を残してしまう。 │
└──────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| ご、ごぶっ…….. .|
乂＿＿＿＿＿＿＿ノ
:∴: :;． ;. .: :｀：: ∵:゛
:゛;∴゛` ;｀: :゛;:`´..;．∴;．｀:'：
゛;．゛;． ; :″:: :゛;. :∵゛ ;． :'-､
;`∵: ;`;.:`´..; ` ;．゛;．: ::゛;．゛;．
;.・:゛∴;．゛;．: ::゛;．″:: :゛;∵゛ ;
∵∴゛;．゛;．:: `； :; ｀, ・
┌────────────────────────────────────┐
│しかしそこに、魔剣の第二の能力が発動する。 │
│魔剣の第一の能力が「魔法反射」なのは入手の折にも説明したが、 │
│ ｼｬﾑﾛｯｸ │
│この武器は敵にダメージを与えることで 白詰草 の毒をも同時に与える力を持つのだ｡ .│
└────────────────────────────────────┘
ﾊ
/7´ﾚ' i ﾉ｀Y´V¨丶 .／ヽ
,ｨ 、 { { i ﾉノ｀i .ﾉ ヘ ; У }
(＼ { ν V、}:::l:::(/...::..レ' / i! ヾ_ ムﾍ
.:,: .∧ ＼l.:(::)...!::{::!:::jУ:::::r-'::／:, ﾉ ／ У ﾑ
./⌒''⌒)..:,,゜.. ', N..'.:::;!::jﾄ:Y:::!::::::j::..,,,,,,, ..:y フ ル'´ }
.(:::::::::::::::!' . 〉 ゝ㍉ ...ヽ::::ﾍ:::〉v':::乃:::(::::::) ...,,x:.. ノY ムｨ
.ヽ::::::::';'''.＿.:ﾍ ≧ぇ.:ヘ:::y:∧:::ﾉ )::.''``.::..-.。...¨´ ,〈 ノ j パアッ！！
.τ'::/ .;:. ゝ、 ｀ヽ..:( Σ:::::_::ミ::ji::じ:::j{::. √ゝ=イ ／...::y:::...∠z
.)/ .＼ _Y´ヾ:::::::_/ ＼:巛ミ=<_i_ム..::...¨ ソ:::≦:::::::::__ソ
.。 Y´. .'._x..、.k .; ヽ彡ﾍ.;: ::。. Yヽ<巛.r‐く:::::::｀ヽ
て ....｀ソ》ヘ< Y.`'''`~''・. ＜_.::..'..`..:::)_:::::::ﾉ
....f''`⌒( ,,,, .r‐ー'"´￣ ﾏ¨ ..::＼,!:(',,,,、.__》:::..メ:::;;_::::＜、￣ ...::,,,,,、...
....,!,,,、( /::τ. ゝ、＿,z=ｪ::... ゞ、..:::..ノ:::::::::::::::::).:;へ、:::::ﾞ::;;::::::! 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`!..そ_.o..ｲ¨7.(::::::::::::::::::τ. ｀ヾ、::::::::j (:::,,;,;,、; 。
..゜ (/ ⌒・ .. ...・、;::::::::::::;;.;``:.'' .: ｀¨´
....,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'`..`.:::l ..’ ,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ i ::::l ./ ′.. c::── '`'''::::::::::;''
....):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` i ::::l ノし／ ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!. ｝ て＿＿ ，
....(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ_ノ √￣ .・
,.。-一…´¨ (⌒ヾ
┌─────────────────────────────────┐
│今、ダメージを与えることでその魔剣の力が発動し、 │
│瀕死のゴブリンの傷口に白詰草の花が咲く。と同時に、花が根付くゴブリンより. │
│流れる血を吸い上げ、魔剣の主人に代わって瀕死の彼にトドメを刺す。 ....│
└─────────────────────────────────┘
| ` ､_ γ⌒ヽ､
. ! i {ヾ===土=ゝ ゴ、ブ……！
! ! ゝ）.〉ﾄ､.||;;;{ }
､ ｀ ｘ'``i´ ､ヾｊ/ Vｘ−､ ,
､ ﾞ ｒ‐γ‐'´` ､ `‐i`iiiiii'／ ｘ､≫ ||, ヽ
`､ ﾞ､ 乂 乂 __}` ア .ｨ/ ／ﾆ二 ||∧ |ヽ
､ ､ Y__〉ｨ三ｊ／.／ ◎'‐ｧ‐-→ .|| .Ｖ !
＼ ＼,.､ _Y {'´Xﾉ,／＿＿／.ミ{ / .|| 〉-､!.＿_
＼ .ゝ γ´ ,' .{X/ /|￣￣| /＼ ｊ＼/ || 〉 'T´
｀¨i'⌒>'-‐Y´{ _, V /X|＞＜＿＼_/ ` ∧ / _}＝‐‐
|x〈レァ､‘､＞ー'´ V X⊥_ ＿二7 {,'-V ＼ コ==-
X／X'､ {二||二|二==='''ヽ =V | ﾄ=-
Y.＼ ＼ ／ T T V´￣ヽ＿ゝ V ヽ{ {
┌──────────────────────────────────┐
│一団を統率する 優れたハイゴブリンの襲撃者(レイダー)は、 │
│それを見て 相手の装備が非常に優れたものだと感付き 妖魔の言語で低く唸る｡ │
│しかしこちらへの敵意は失っていないようだ。 │
└──────────────────────────────────┘
_,,..-‐─
／ ＼
/ l＿
/ ムイ⌒:￣: :-､_
{￣ ､ ＿ ／／:/: :／:/: : : : : : :X⌒ヽ
ｲエ＝＝＝＝≠＝＞≦辷/⌒ : :/: :/ : /: : : : : ヽ: : ', ヽ
／: : : : : /: : : / ／ ,イ : : : : /: : : : ',: : :丶: ! l
／: : : : : : / : : :/:/: X |: : : : /: : :! : : !: : : :∨ /
/: : : : : : : /: : : ムイ ヽ|: : : /: : : ': : :,': : : : ∧_／
／ : :イ : : : ;ｲ: : : :ﾚ:/ 乙.ヘ.|｀: :/: : :/: : /: : : : /: /ｰ'
／: :／ | : : : l: | : : : : | 弋c::::/}: :/: : : : : :/: : ,': :/イ 〃
/三三三三ミェ､ /: :／ 〉 ｉ: : : : ∨ : : : ∧ ヾ¨´ ∨: : : : : :/: : /, / : |彳
ィｴ＝＝弋ﾏ辷ニイ ＼: : :丶 : : : : :＼ ＼: : :／: :./ ｉ/ : : |
_,,..-‐''￣￣／⌒ヽ─＜ ￣￣⌒ヽ: : :＼:＼: : :〉 ' )´|: :／: :|: : : :.|
. __/ ⌒ヽ／￣⌒ /ｉ ｉ ┴＞‐ ､ ∨: : |ヽハ/ _ ,ﾚ' ＼: :|: : : :.',
／::/ ＿/⌒ヽ 斗 " ,;| ヾ / l │: :/∨､､ ｀´ ／:!: : : : :＼: : : :.＼
／::／ ／ｒｰ─‐´ ＼__ /!⌒ / ヾ ,,|／三ﾐ ∨ ー‐‐＜: : : :ヽ.: : : : : : : : : : :丶
｀ ┴-ｰ‐ " ＼ ＼ ／ ヽ イ,,|,,,;;i ;;;;|三三ﾑｲヽ､＿ ＼: : : ＼: : : : :＼ : : : l
;;,, ,,,,,,, `'ｰ-､_;;／;;;;;;;／/ ∧ ／ ／ ／ん 〉 ﾚ⌒ヽ￣￣￣｀ヽ: :/
┌──────────────────────────────┐
│さて、残った１体は先のハイゴブリンのように一撃とはいかないし、 ...│
│魔法も効きにくく 中々の強敵だ。攻撃を当てられないわけではないが、 │
│倒すのに少々手間取るだろうと考えられる。 │
└──────────────────────────────┘
＿ ｌ,│ ﾞl, /" .〃 ,ｒ'" ,! .,〃
＼ ''ｰ ,,_ ｌ,.! ｝ .lﾞ .,rl / :! ,./ .〃
. ＼ .｀''ｰ ..,_ !ゝ 、 l:,r′ / l / .| ／/ ./
＼ ｀ﾞ''‐i,,、 !＼. ″ ./ │ .,イ ./ ! . ／ / ,, v
＼ .｀'ﾐゝ､_ .ｌ ￣＼ / .ﾞ‐'゛ ,ゞ .! .,／ ,/ .,,イ ./／
ﾞ''xi- ......,,,＿_ .＼.｀''-..、 | ¨￣ . / ,/" / ／ そ
｀''-､. .￣ﾞﾞﾞﾞ'''-､ ”ゞ､、 / / / .／＿＿て
｀''-､, ｀'-､、｀''-､、 ./ ./ /／´ / ,,っ,
￣￣ﾞﾞﾞ''''''''―-- ..,,,,,_, .｀'-､、 ｀'ｰ..、.｀''ｯ′ / ./ .l ,／ .,l´
｀ﾞﾞ''''ｰr‐''"ﾞ''-､. ｀''./ ./ ./ : / _..． ! . ／
_,,.／ ﾞ''-..、 / ./ ./ 廴/ 'ﾞ/´ ゞ゛
ｰ'''''“''';;> .,..-¬''''i ｀''./ / ,/ ､ 廴＿＿イ
,／'"゛ . / ,i′ ./ . / ./､, ｀''-..、 .,―――-!
／ .／ 〃⌒¨/ ./ / ﾞﾞ'-､、 ｀''-､］
,,;;彡＿ / / / / ｀''-..、 ｀'ｰ..、
,..-″ ﾞ'ﾞ / ./ / ｀''-､、 ｀''-､, ｀''-..、
. ／ / ./ ./ !｀'-､、 .｀'‐､、 .｀''-..、
. ／ / ./ /｀l, .! ｀''-､. ｀'-..、 .｀''ｰ..、
.／ ＿z--Ｙ / / / ! 廴 ｀''-､、 ｀'-､、 ｀''-..、
/ . ,,／ / ./ / ）＿ ∧ ﾞ''-､, .｀''-､, .｀''
┌─────────────────────────────┐
│実際、その通りだ。ハイゴブリンにわずかな傷を与え、 .│
│白詰草で束縛するも 根を張ったその場から花を引っこ抜かれれば |
│毒によるダメージも、束縛による行動制限も与えられない。 .│
└─────────────────────────────┘
, -―- ､
/ ＿yァ=:v─- ､ ,.-─- ､
, ' ...＿_{／:::::／::::::::|::ヽ:::::/ :.
〆. ／:::::::/::::／l:::::::::::::|:::::|::ム }
／/ ／::::::::::::{;:ｨ′ l:::::::::::::|:::::|:::Y ､ ﾉ
ﾉ / {:::/⌒７:::{ ＼_Ｖ´＼人:::|::人＿y─ｧ'′
/ i ...ヽ{ ,/::::::〉ゝ-- ､＿V:::!:::::::::::::丁´
,i |i ....八:::八 ' ｨﾓﾃ〉ﾉノ::::::::::ハ なんのつもりかしらッ！
,' |i ,. -‐ｧ':人::::::::＼ｆヽ, r'´::::＿__ｨ ―― ､＿
i| |i. /::／{::/ ＼::__::::`ｒ - ノ:_／::::/7 / <ｰ-- __
i| .|i. {/ >. ／//ｨ}(r＾ヾ)::::::::::// { ＜ ￣ ‐- ､
| .i、 .{／::::人ヾﾝﾉ)::::::::::＼ ｌ ＜ }
ゝ i、 ./::::::::::::'〜ﾑｿ:::::::::::::::ﾍ ヽ. ヾ-― --/ /
i| ゝ .....{::::::::::::::::ﾉﾉ:::::::::::::::::::::::} ､_ _／￣ ' ′
i| 丶 .ゝ::::::::::/´::::::::::::::::::::::ノ /￣ , -､ｰ' ､ /
i| ＼. ｀}::::::ﾚ:::::::::::::::::::::i´{ i ,-' ! | }
┌─────────────────────────────────┐
│まあそのおかげで 敵に行動する暇を与えないことが出来ているのだが、 .│
│しかし他にもハイゴブリンは数体残っており、そいつらが邪魔な事この上ない。 │
│いっそ薙ぎ払ってやろうかと華扇は考えたが…… │
└─────────────────────────────────┘
＼∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧／
＜ 《何をしているッ！！》 ＞
／∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨＼
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
┌─────────────────────────┐
│どうも､ このハイゴブリンの目的は時間稼ぎにあったのだと │
│少し離れた場所から聞こえてきた声にてようやく気づく。 │
└─────────────────────────┘
|＼ ／|
| ヽ＿＿＿＿_／ .| ＿_
＼ ＿ ／ ⊂ニ⌒'―'―、
ヽ i ヽ, ／ヽ / ）Ｏ (⌒
／ヽ八＼Ｖ／八/＼ ⊂ニ ／ ふむ、誰だと思えば、人族か！
./ | ,､＿＿,､ | ヽ ノ ノ グワァーッハッハッハ！
/⌒＼ ヽ ｀二二´/ ／ヽ （ （
| （⌒ヽ、 ﾉヽ__ ＿__／ ﾉｌ⌒(⌒ヽ .我ら蛮族領にノコノコと立ち入るとは
(⌒＼ Ｖ / Ｖ Ｏ ノ .ｌ (⌒ ) 身の程知らずの愚か者め！
(⌒ヽ ヽノ Ｏ Ｏ / ノヽ(⌒ ）
_,.-,.-======-､-､.`) __ノ ヽ（○） / (⌒ ） 今宵の晩餐にしてくれようぞ！
_,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_ / _,.-,.-======-､-､.｀|￣|'
／三三三 ●） ： （● 三三.._,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_. 【ドレイクバロンLv9~10】
￣ _∧ : ： : ∧_.／三三三 ●） ： （● 三三三＼ ドレイクの男爵級。
/┐Y ・ ： ・ Y:┌|.￣ _∧ : ： : ∧_ ￣. 素ドレイクより一段上だが……うん。
! .|::l ､_ ： _, l:::| !. /┐Y ・ ： ・ Y:┌|...| |）
|┘:|===[三]==:|:└| -―.! .|::l ､_ ： _, l:::| !.| |'
（＿J:〈￣￣￣〉:し＿） ....|┘:|===[三]==:|:└|
／―､／ ＼,.―＼.. .（＿J:〈￣￣￣〉:し＿）
/ _,.／ ＼., i,／―､／ ＼,.―＼
￣ / _,.／ ＼., i,
┌──────────────────────────────┐
│現れたのはこのハイゴブリンたちの親玉らしき、ドレイクバロンだった。. |
│勿論、当然のようにハイゴブリンの増援を連れており │
│更に新手が増えたかと思うと厄介なものだ。 │
└──────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| ……なんだその余裕は！
／￣ヾｽ-―‐-､r' ⌒ヽ | お前ら、今すぐこいつに
{ ,／´:::::::::::::::::::`ヽ、 l | 恐怖を見せてやれ！
ヾ_ィr'::::/::::,:iヽ/i::::,::::::､:ｽ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
//::::l::l::,ハl l/l/i l .|
/∧::::|::ﾚ -‐‐ ‐- l .ﾊ/
〈/l::::トi::::{" r┐ }/＼> はぁ。
∨ｉｲﾍ|ゝ､__ _.,イﾚ -3
／`,:`ｉｒ‐':.｀ヽ、
〈ヘ/ 〉/::＠:::）､〉
辷|〉}::{|:::＿ﾑ__|
ﾑミ|/辷::::::::::.} |ゝ
┌───────────────────────────┐
│魔法で一掃できないハイゴブリンが､ 更に数が増えたかと思うと │
│大変 厄介なものである。……厄介というのは、面倒なだけで ...│
│別に強敵だっていうわけでもないのだけどね。 .│
└───────────────────────────┘
┏ ┓
┃《影走り》┃
┗ ┛
──ニ三
タンッ！ ─── ＿＿ニ
i ＿＿＿ ――−――‐二―−￣￣――――
､人从_／ ＿＿＿ −―─ ￣＿ ――‐二―−￣― ― 二三三三二
) て ＿ _ - - ――― ―― ￣￣＿＿二＿＿＿ ―――二― ＿二
|＼＿＿＿＿＿＿／|
＼ ／ , ―-o､
／＼ |＼ ／| ／ ＼ ､三｀ 二つ
／ ／ヽ| __| |__ |/ ＼ ／ ） ）＞
＼／ |~-Υ-~| ／＼ ／／ な、なんだ貴様
／￣＼ .人ヽ二//／ __)/ ( 抜けてきｔ ヴォエー！
| ∩_／ノ∪＼￣／∪／i |;;;;;UＥヽ
⊂ ／i ∪ Ｖ.| / ,.i |;;; .Ｅ__/
⊂ / i i ＼__ノし/／ ､ |;;..丿ﾉ
ｒ''⌒ヾォ-‐‐- ､,...|∪ i ＿＿)/⌒ヽ(＿ ', |（ (
'、 ﾉ ,!: : : : : : ヾ⌒ヽ ￣)ヽ__ノ（￣￣￣...ヽヽ ｻﾞｸｯ
.〈ﾒ二r'": : : : : : : : : ﾄ､ ﾉ.____／⌒|「⌒＼. .丿ヽ | |
.〈j´: ::ｲ:/Ｏ'; :i :l: :lﾚ: :ｲ_〉 ＿＿ ＿＿___U
.i : : : l "" __ Ｏ'i: :i| .＼____＿／
.（ﾘ:､: .ゝ / _| "l: :y
.( (从ﾄ｀' r-..,,, ,. イﾚ从 /././
.｀ く" / (二ﾛ「￣ヽ ノノノ
/=｀,'::(rヾ)::ヽ、_ﾉ
.(＝/:::::;'ｰ‐':::::::::|
/:::::〈 ::::::::::::::::|
┌───────────────────────────────┐
│さっきから相手にして分かるとおり、（ハイ）ゴブリンたちは │
│結局 私の防御力を貫くほどの攻撃力は持たないし、この場で一番厄介な |
│ダメージを与えうる敵は、魔法を操るこのドレイクバロンのみである。 ...│
└───────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
│で、そんな奴を馬鹿正直に放っておいて │
│魔法をバカスカ撃たせるのも邪魔臭いし、何より頭を殺れば. |
│そのへんのゴブリンも逃げていくと考えると一石二鳥。 ...│
│ │
│こいつを真っ先に殺さない理由がない。 .│
└─────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ドレイクバロンの近接戦闘能力は、まあ低くはないのだが .│
│それほど高いわけでもないので、華扇の能力でも十分に当てにいける。..│
│そして当たれば例の毒の根っこがこいつの体を走って傷を広げる。 .│
└──────────────────────────────┘
|＼＿＿＿＿＿＿／|
＼ ／ , ―-o､
／＼ |＼ ／| ／ ＼ ､三｀ 二つ
／ ／ヽ| __| |__ |/ ＼ ／ ） ）＞
＼／ |~-Υ-~| ／＼ ／／
／￣＼ .人ヽ二//／ __)/ (
| ∩_／ノ∪＼.:Y.／∪／i |;;;;;UＥヽ
⊂ ／i ∪..::{ ∪ i |;;; .Ｅ__/ ぐ、ぐうっ なんだこれは、
⊂ / i i .（.:::》 :|／... |;;..丿ﾉ きさまの まけんかーっ！
|∪ i i____ /! :/ ...|（ (
/ i i__.:/:::|／ .| ヽヽ く、くさが はなが、ぐあー！
（___ （_____..::〈 /＼ .....丿ヽ | |
(______（＿ :::／V ｀ ..＿＿___U
::} ::‐―
┌────────────────────────────┐
│草をかきむしって毒を除外している暇に追われれば、また │
│私の一撃を受けることとなり、無視して攻撃をするようであれば │
│その草の毒が奴を苦しめる。強烈なスリップダメージだ、詰んでる｡ .│
└────────────────────────────┘
, ―- ＿ ＿ -― ､
ヽ ＼＿＿／ ﾉ
＼ ／
ヽ. ,.-‐ニ￣ニ‐- ./ ﾄﾞﾝｯ , ―-o､
.／ ＼.. ､三｀ 二つ
〃./ ',.. } （
, -l⌒ヽ＼.! !. - ､ ） ） ＼∧∧∧∧∧∧∧∧／
| ーニ从`! !! ｜ !!lll||!! | ! .尢ニ‐-.（ （ .＜ グエーッ！！ ＞
( ￣￣ ....i i. ／'V~(￣ヽ .／∨∨∨∨∨∨∨∨＼
＼ / .l二= .ﾍ , '. ﾉ l_ ( ｝
ｶﾝｯ ＼､/／ (__ -― 7 /.＼ ／ / / (＿ノ
､_）(´ .| ｀-´/ |. ーニ＿ニ‐- . /／| ||
／￣ヾｽ-―‐-､r' ⌒.｀Ｙ＾＼ | | / | ｀ｰ−´ /´ ﾉ ﾉ|
{ ,／´:::::::::::::::::::`ヽ、 | | / | / { { |
ヾ_ィr'::::/::::,:iヽ/i::::,::::::､:ｽ } { ヾ＼ ＿ノ | | | |
//::::l::l::,ハl l/l/i l .| .{ | | ￣￣ | | |
/∧::::|::ﾚ -‐‐ ‐- l .ﾊ/ .ヽ_ | ｀ ―― _| |ノ
〈/l::::トi::::{" r┐ }/＼> .（ ￣ >―---- ￣ | |)
∨ｉｲﾍ|ゝ､__ _.,イﾚ ￣ ｀ ―-――――----―――― ´￣|」
／`,:`ｉｒ‐':.｀ヽ、
〈ヘ/ 〉/::＠:::）､〉
┌────────────────────────────┐
│そしてこいつにとって最悪なことに、体に根を生やす草を無視して. .│
│私に対して魔法を断行。だがそこでこの槍の第一の能力が発動。. |
└────────────────────────────┘
_,.-,.-======-､-､
_,.-"三Y ｀‐-‐'" Y三‐-､_
／三三三 ●） ： （● 三三三＼
＼ぎゃー／ ￣ _∧ : ： : u.∧_ ￣
ﾊﾞﾀｯ /┐Y ・ ： ・ Y:┌|
! .|::l ､_ ： _, l:::| ! ご、ごぶぅーっ！！
|┘:|===[三]==:|:└|
（＿J:〈￣￣￣〉:し＿）
／―､／ ＼,.―＼
/ _,.／ ＼., i,
￣ ￣
┌───────────────────────────────┐
│魔法の抵抗に成功したことにより、「反射」が発動し │
│私に向いた魔法はそっくりそのまま奴へと返っていった。 .│
│その自爆ダメージに 草の毒ダメージが合わさって、 .│
│丁度ぶっ倒れるというカッコ悪い姿を このドレイクは死に際に見せてった。.│
└───────────────────────────────┘
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
i` ､
| ` ､_ γ⌒ヽ､
. ! i {ヾ====土ゝ ご、ゴブゴブゴブッ！
! ! ゝ） .〉ﾄ､.||;;;}
､ ｀ ｘ'``i´ ー､ヾｊ ｘ−､ ,
､ ﾞ ｒ‐γ‐'´` ､ `‐i`iiiiii'／ ｘ､≫ ||, ヽ
`､ ﾞ､ 乂 乂 __}` ア .ｨ/ ／ﾆ二 ||∧ |ヽ
､ ､ Y__〉ｨ三ｊ／.／ ◎'‐ｧ‐-→ .|| .Ｖ ! ―― -- ＿＿
＼ ＼,.､ _Y {'´Xﾉ,／＿＿／.ミ{ / .|| 〉-､!.＿_ ―― -- ＿＿
＼ .ゝ γ´ ,' .{X/ /|￣￣| /＼ ｊ＼/ || 〉 'T´ ―― -- ＿＿
｀¨i'⌒>'-‐Y´{ _, V /X|＞＜＿＼_/ ` ∧ / _}＝‐‐ ﾀﾞｶﾀﾞｶﾀﾞｶｯ ., '⌒ヽ
ー l
ヽ､_ ノ
┌───────────────────────────────────┐
│頭のドレイクが倒れたとみるや、 │
│種族的に植え付けられた忠誠心はどこに行ったのだと言わんばかりに │
│ハイゴブリンのリーダーが指示を出すと、一目散に連中は森の奥へと逃げていった。.│
└───────────────────────────────────┘
. -─ - __
／⌒ ／ .:::::::::::::::::::::::::厂/´ ｀ 、
/ . ' .:::::::::::::::::::::::::::::::( { Y
ｌ / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ﾄ、 }
| .' .::: ::::::: l .::::::::i:::_::_＼ :::: Y⌒ヽ.＿ メ ⌒ ⌒
人 |.::::::l:: __:l＼:::´ﾄ､ .:::::::ヽ.:: l⌒ /∧Ⅴ ⌒ ⌒
rｧ从::::!´::: | ＼j ＼_::::ハﾘ::: 〈/∧ﾊ ,,----,
〈/ 从ﾙハ:j _ ´「r'!:「Ⅴ:::::::::::Li」::ﾊ !,二ヽ,-‐''" !＿＿
/::::::::::::ﾉx＝. j以ﾘ/.::::::::::::::ﾘ:::::::::} !, ! , / , ',ノヽ
|::::/::: 入"" ""i:::::/::::::::/:::i: :: ﾘ i,,ｲ / / , ', ',イ
ﾚ'i!::::::::/ ＞ -- 号 ＜!::/:::: イ::::ルイ | ,' , イ! ﾉ! ,ﾊ、 ',
(＼人ﾙ( ﾙ 厂 /⌒ヾ:/7⌒＼! | i━━━ ━━ ',
ＥｦY}＿__r ｭ 入苞ﾒ::/i } ! i , .! ﾞi i
`ｰ┴┴1 }ﾋ/ :::::::: || l| ,ｨﾍ i i ', ゝ-'"ヽ-ｲ--'ｲ
レ'ヽ,--ーｲ ヽイ" 〉-ｲ
┌──────────────────────────────────────────┐
│いちいち 追いかけるのも大変だし、それに残した死体の剥ぎ取りも │
│行わにゃならんしと連中は見過ごすことに。まあ、そろそろ蛮族と出会える領域なのだとわかったし、 │
│これからはもっと警戒を詰む必要もあるだろう。 │
└──────────────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣
￣￣
自分はネフィアに潜ってから寝る
乙でしたー
強くなると厄介事がやってくる→厄介事をどうにかするには強くないといけない→手っ取り早く強くなるには金で殴るのが手っ取り早い
だからなぁ、蛮族になるのもやむなし
高レベルになってくると、ドレイクもおちおち変身してられんなｗ
暇なときに一度、現在の華扇ちゃんの装備や技能の一覧が欲しい
破運槌ブラストフェイトが常時携行候補にあげられるな ※MP１０消費して振りなおしができる
あれ、
あっ
……きっと深夜のせいでミスしたんだな、見なかった振りをしよう
（ウェポン・マスターがLv11魔法と思って《なぎ払い》させていた）
┌─────────────┐
│翌日。 │
│知的生物の集落を発見した｡ │
└─────────────┘
（;;;;;ゞ;;;;ヾ;;;;;;;ゞ;;;;ヾ;;;ゞ;;;;ヾ;;;;;)
⊂二⊃ （;;;;;ゞ;;;;ヾ;;;;;;;;;ゞ;;;;ヾ;;;;;;;;;ゞ;;;;ヾ;;;;;)
（;;;;;ゞ;;;;ヾ＼＼/ /;;;/ /;;;;;;;;;ゞ;;;;) ,:-'"⌒"'-:,
(;;;;ゞ;;;;;ヾ;;;| l i l i ／;;;;;;;ゞ;;;;) ,:-'" "'-:,
,:-'"⌒"'-:, ( .|i | il i | (;;;;;;);;;;) "'-:,
,:-'"::: ::: ::: ::"'-:,, .| l i | i l| ,:-'(;;;;;);;;;;);;;)" "'-:,
,:-'" :::: ::::: ::::: :::: "':| |i l i | | ,:-'" (;;;;;;(.＿＿＿＿
,:-'" :::: ::::::: ::::: ::::: :::::|i | il i |i.|,:-'" /⌒L） ） ） ＼
,:-'" :::::: ::::::::: .＿＿＿＿. l i | i li | ｲ/⌒ﾊ￣￣￣￣ﾊ
"'"''"'"'""'"''"'"'"''/⌒L） ） ） ＼.jMrｿﾙＭ"'"'"'.ｲ ＿＿ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ.."""'""'"'"'
""'" ....ｲ/⌒ﾊ￣￣￣￣ﾊ '""'"'"''"'"...ｲ ∠＿／ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ
.ｲ ＿＿ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ ｲ │;:;:│ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ
__ ＿_ _...ｲ ∠＿／ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ ....ｲ │;:;:│ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ
(__}} : : : ｀ヽ). │;:;:│ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ ｲ＿,,│;:;:│＿＿ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ.."'
".l : /人ﾊヽ}. │;:;:│ ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ -‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-
〈;ﾊj ﾟ_ｰ_ﾟﾉ;〉 ,,│;:;:│＿＿ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ
,<´i:＠l'>、..-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐- '""""'"
〈ｼ'_l:.:.:.:lヽj
｀¨'T」7¨´
┌─────────────────────┐
│原始的なものだ。恐らく蛮族のものだろう、 ...│
│サイズは人並みで、周囲に 家主の姿は見えない｡ │
└─────────────────────┘
┌──────────────────┐
│外出中で誰も残っていないのか、それとも │
│あるいは放棄されたものか。 │
└──────────────────┘
／ ｀ヽ
/ lｱ─- ､
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲ ﾏイ: : : l ￣￣ へ
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ ノ: |: : ｉ/ / | |
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l! ケットシー、 ／ ´￣ ￣｀ヽ
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ 家屋内を探索してきて。 ／ }__
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ |_ ( ＼l／|／| |二ヽ
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ レｌ ＼´X ＼ﾚ | /
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､ ／ , ‐‐､(_,､_､＼´） /￣
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY {二 | Y￣ヽイ / へいわう
. ／// / ∨:::＿＿;ｨ千ｒ'/丁 / `‐ へ._ノ| ﾚVﾚ
. 〈／/ ∧ ￣l / /::三/ ! / .| l |
,' ／〉 ', ∨ / :/:八 ', 〈 ＿＿＿_/ `‐'
┌──────────────────────┐
│建物の数は３つと そう多くはないから、 │
│見張りを残すほどの人数がいないのかもしれない｡ │
└──────────────────────┘
r-､＿｢＾'ー‐＜｀l
ヽ_/ l ,、 V
⊂!⊃'⊂!⊃.|
| | ､,､_, 从 | んー、体毛とかそれっぽいもんは
´'＾ ト-‐ﾍ ｀ 見つかんねーかにゃー。
/| / ヽ
∟ニ｢`ｰく ハ_,> あとは戦利品っぽいの。
| ｀ y′ とつ
ﾄ.、
＿ _,,.. --──- ､,_ノ }
., '´ ｀Y´ ｀' 、_
.,.' |‐ｧ ／ ＼}- ､
.| ,ﾊ_} ／/ | ヽ ';
,ゝ､.,＿,,. イ ┘ ' ‐|- /| | '; '; |
r‐''"´／, ｲ__ｒ' | / ,ム、_.／ ; ,ﾊ | ﾚ'}
￣く／Y ＿| |! ,ｲhﾉ 「lヽ / ／ /ト | |/
/ { r | lﾚ' ゝ--' |／ ｧlﾄ､ ,ﾊ ;|
./ /ヽ._| 八 {h! }/ | /;|
; / ﾚ' | ヽ､ ' ｀´ .|／ﾚ' ∧ 足跡は……少し掠れてますが、
| / ' ､| ; _ ,ﾑ、く/＼] .裸足のものが残ってますね。
／ ' 、 ;' /、 ,､ , ｲ ﾊ
/ _,.イ /＼/ ／、 ＞ ､.,,/ ,ﾊ／）/ ﾉ やや小柄の人型、踏み込みは軽そう、
{r'"| ,､ |>ｰ＜＼::::＼. / /､/､／)ﾊ ただのゴブリンかボガードでしょうね。
∨ ／ ｀' ＼::::`r/ ´ -く／' ;
/ ＼ }:::／￣｀ ､// {、
| / ＼｀∨￣｀ヽ ／ { ヽ}
'/ ｀'|＼ イアゝ､＿＿';
,' !: : : : :ヾ: : : :ヘィ ￣ ヽ
ｉ ﾑ: : : : : : :',: : : : :ヽ 丶
_ﾑ ／〉 : : : : : : : l: : : : : :ﾄ､ }
ヽ人 ｨ ､∧: : ｉ: : : : : :|: : : : : :|: ', /
ィ辷ﾘ斗ｲ厂てｲ :/ ':,: :|: : : : :∧: : : : : |: :ｌ ﾑ
／//: : ': : : : l: : : : :/丶 ヽ|: : : : :|: !: : : : : |: :|" rx′
／ﾐ//: : :/: /: : :ﾘ: : :/ ＿ ヽ､j|: : : : :|: |: : : : : |: :ﾄ<│!ヽ
／三/ｲ: : :ｲ 7 : ／: :,ｲてアト､ ヽ : : : :|∧: : : : :∨: :|//}!|
ヾ⌒ !: /: lﾄ|＜ニイ |!:::::::::::::∧ ＼: : :| ヽ: : : : :＼匕ｨ/ 先日のハイゴブリンかもしれませんけど、
!/: :从ゝ: : : :ﾘ代辷＞´ j!` ＼j _⌒` ┬─＜ どっちにしろ 脅威的な蛮族じゃありませんね。
／: : :/: : : 〉.: : : :| ゛ｰ ｨ:て＞r､/∧: : : : ＼ ／ }
／: : :／: : : ｲ : : : : | , 辷´ "//: : : ､: : : : :＼／ ﾉ 放置して先に進みましょう。
/: : : ://: :／: :|: : : : / ﾞ ／´＼:＿:.＼:＿／⌒／
: : : : :ﾘ: /: : : 人: : : l 丶 <⌒, 人: : : : :＼ ￣_／へ /
: : : : :ヾ{三三辷＼: ﾄ､ ＼ _＿＿ ＜:＼ ＼: : : : :Y ゝ､へ＞七ﾌ
: : : : : :∧三三三≧､ ＼/／＞'弋辷⌒ヽ ＼: :/ ヽ/ ) 〈 ／
┌────────────────────────┐
│普段なら見逃さずに待ち伏せて、 │
│仕留めるところだが ここは蛮族領。 │
│人里離れてたここで１匹２匹放っておいても人害はない。...│
└────────────────────────┘
､,"ヾ "ﾞ ﾊ ( ノ;;;;;;;;;;;; ,; 、'' ,;''
ゞ, " ) ､ "ﾞ., ﾉ;;;;; ,,; '' ;" ﾞ,,;'ﾞ"'' ,,､-''";;;;;; ;;;;;;;;;;
;;;.､ヽヾ ﾊ ゞヾ , ,,; ﾞ,, .,;'ﾞ"ﾞ"ﾞ''",,､-''" ;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;,. ﾞ ~|li ｲ,, ;' ' ,;''ﾞﾞ';'ﾞ ,,､-''" ;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;
;' ､ '| l!i|,,;'ﾞ"ﾞ';'ﾞ ,,､-''" ;;;; ;; ;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;
,,; ,'ﾞ"ﾞ'';ﾞ ; ,,､-''" ;; ;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;;;
,;''ﾞ";, ,,､-''" ;;;;;; ;;; ;;;; ;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;
,,､-''" ;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ;;;;;; ;;; ;;;;;;;;;;;; ;;;;;;
;;; . ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;; ;;;;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ;;;;; ;;; ,'ﾞ"ﾞ''
;; ;; . ;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ;;; ;;;;;;;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;; r-､＿｢＾'ー‐＜｀l
;; ;;; ;; . ;;;;;; ;;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;; ,'ﾞ".ヽ_/ l ,、 V
;;;;; ;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;, ;;''ﾞ"ﾞ''ﾞ "ﾞ' .⊂!⊃'⊂!⊃.|
;;;;;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;;;; ,,'ﾞ"ﾞ'' ﾞﾞ;;'' .| | ､,､_, 从 | あい。
;;;;;; ;;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;; ,'ﾞ"ﾞ'';;' ﾞﾞ";; .´'＾ ト-‐ﾍ ｀
;;;;;; ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ,'ﾞ"ﾞ'';ﾞ ''"; .../| / ヽ
;;;;;; ;;;;;;;;; .,'ﾞ"ﾞ''; "" .∟ニ｢`ｰく ハ_,>
;;;;;;;;;;; ; ,:ﾞ"ﾞ''; ,' ;ﾞ" | ｀ y′ とつ
┌───────────────────────┐
│集落は放っておき、〈北向きの針〉を頼りに西に進むと │
│しばらくして 小さな川に突き当たる。 │
│川幅も３〜５ｍ程度、水深も足が付く程度だ。 .│
└───────────────────────┘
:ヾ ;., ;;. .., ,; .: ヾ,,｡, ::;;, ;.. | | ..::::::::::::::
::; ;; :::;;,; .: ,,｡, ::;; ::｡ | | ...:::::::::::::::::::
ヾ::: :; ;;: ;; :::;; ;;: | | .:::::::::::::::::::::::::
;;: ,,｡, ::;;, ;;ヾ . | | ....::::::::::::::::::::::::::::
;;ヾ ;; :::;; ..,:: ::; ヾ .;;;｡ | | ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::
;:::::::::: : :: :: :: .. ... .... ... . .....,,,,:::; :: L..,,,,_＿|＿_,,,,,,......... ． -―
`"' ､i,
､., ｀ﾞ" ､,. ､., ｀ﾞ" (◎) ｀ﾞ"
､., ｀ﾞ" ､., ｀ﾞ" ,., ､., . ヽ|〃 ､.,
＿ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;＿ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;＿ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;
〜 ~ ~ ~ 〜 〜 〜
〜 ::::::........ 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜 ~:.......;;::....
,..::‐:::―:::..､
／:::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::., ._ _,,_
／ ＼::::::::::::( ● ):::::::::′ {::｀ヽ ,．-:::x:､ ／:::::/
/ ´ ＼::::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::＼／::::::::○:__:＼/:::::::::;'
/ _,.ヽ::::::::::::::::::::::::ｌ .ﾄ､ l:::::::::::/:::::::::::::::::/ r:,∨::::::::::i
. / ,. -‐'"´＜:::::::::::::::::::::::::::ｌ / ヽ .l::::／⌒＼:::::::::乂ゞﾘ:::::::::::::!._
└ ﾃ r＜＿:::_r‐_:::::::::::::::::::::::::::ｉｰﾍ ｉ У _´＿ヽ,r: ''¨７:::::::::::::ハ:＼
/ ´ ｰ r､/〉:::::::::::::::::::::ヽ-ﾍ | ∠:r '´ヽ,,:r '´.＿三{:::::::::::::∧.ハ ＼
／＼ ＿＿＿ 〈/ｉ::::::::::::::::::::::::::', ヽｌ i ヽ_／￣,r<''´:!::::::::::::;' ﾍ 'v=-ム
|＼ ＿＿_／ | |::::::::::::::::::::::::::::! ／￣¨'' ・:＜ <癶;:::::::::∧ ',.ﾍヽ!
| |／|￣ |::::::::::::::::::::::::::::| i'- ::= ,,,,＿ｒ≦斤Ｌム--ー＝^i ヽ
|＼ ＿＿＿| |＿_V::::::::::::::::::::::::::| l Ψ .i!''¨´ | _」 ヽ,
| | | V::::::::::::::::::::::/＼ .,l｀¨''==-::┤::彡「¨¨''''マ¨¨´::l r'´ 【リザードマンLv4】
. ＼ ＿＿＿|／ ＼::::::::::::／:::／ L,,__ .i! _.,,ﾘ ヽ:::::::::マ'´ うろこびと。羽根のないドラゴンに近い。
ヽ ＼／r‐'" ゝ,￣｀¨´ ＼:::::::::ヽ 尻尾を活かしたなぎ払いが得意。
ヽ＿＿厂 ヽ＿＿＿ﾚ′ 乂＿ フ¨¨乂＿ .,イ￣￣´
| | | | | .| | .|
┌────────────────────────┐
│そこで出会ったのは 湿った鱗で皮を包む人型蛮族……. |
│まあ、リザードマンだ。上位種や戦士種でもない集まりで､ ｜
│弱すぎて経験点の端したにもならないような連中だし、 .│
│こちらに気づいてないようで放っておいてもいいのだが。. |
└────────────────────────┘
┌─────────────────────┐
│どうせならと、少しばかり出来心と遊び心が半分､ │
│情報収集が半分で声をかけてみることにする。 .│
└─────────────────────┘
／ ＼:: :/:: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: ＼
／ .........}:/ ::_::_ﾊ:: ::ｉ:: :: :: :ﾉ::､:: :: ヽ＿
. / ..:::::::::::::::::/:!: :: ::/ ｀V l:: :: :: ヽ:::::＼:: :} ヽ
∧ ..::::::::::::::::::::ｲ:::!:: ::/_ V:: :: :: :: |::ヽ:::::ヽ!::. }
{ ヽ :::::::::::::／／!:::| ;ｲきﾐｘ ﾉ＼:: :: :: ヾ::ト､::::|::: ﾉ
｀ー'＾ヾシ冖"r'´/ｊ´::::!::ﾘ:::::::::;:ﾐヽ ヽ: :: ::乂::::::::l: イ
／:爪_,ノ///|::::::|::Ⅳヾｲ ≧ﾐｘ:: ミ≦＜
＜／::川::l////ﾘ::::::ﾄﾊ `ｰ'′ ｲ:::::::;ヾﾐｰ一二ﾆ=‐:- ､ （ドラゴン語）
／ :: /;ｲj::l'////:::: / , ヾﾆr'＾､:: ::ヽﾄ､ヾ二ヽ :＼ 《もし、そこの リザードマンの方々。
/:: :／´ |l::::::V//:::;ノ '′､__ ﾉ//,ﾄ::: :::ﾄ､`ー'´ ＼::ヽ .少し 道を訪ねても いいかしら？》
i: :: i rzzﾍ＼::∨::::i ゝ ノ . イ////} :ヽ ヾ、 ）:人
l: :: l′ ＼｀ｰ､ヽ_ﾄ､ 、 ＞‐r‐┬f升/////从: ﾄ､:: ::＼ ／ｲ ）
／ ＼:: ＼__, ヽ::::＼:::::＼く::::ノ⌒＼＼⌒ヾ//} V ＼:: ::ヽ.
| ￣￣ └ｧ､:::ヽ::::::＞' ,ヘ、ィ⌒ヽ、ヾﾉ ヽ:: :ﾊ
人 ....../:::::＼::::;」 {ィヽ ├'＾ヽ ﾄ､ }:/ ﾉ
/ } ...:::::::::〈::::::::::::ﾚ′、ゝ､__）く } ├（￣￣二ヽ＿ ﾉ′
. / ..::::::::::::::::::ヽ:::::::::.､ く ヽ.ﾚ' ノ ﾉフ ´ ＿ ヽ_
＼ .:::::::::::::::::::::::人::／ ::ゝ-{ ヽ--く ´ ／::ゝ---'´:::;:-─‐ ヽ、
┌────────────────────────────────┐
│異貌化も 何の変装もせず、人族のままに 姿を見せる。 │
│人に似た特徴を持つ蛮族は幾つかいるが、多くは眼や肌に特徴を持つため |
│少し観察するだけで すぐに見破れる。 │
└────────────────────────────────┘
疲れてるのかな
.．．．．. ＿人
.｡: ´: : : : : : : : : :｀ヽ. ） ., ‐‐‐ ､
: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ ⌒Y ../ ヽ
: : : : :,:==ﾐ: : : : : : : : ;ﾑ へ （○） i
.: : :Ｙγ:ヽ Ｙ : : : : / ｀ ､ ∠＿ ＿ヽ i _,,. .,,_
.: : :‘.弋ツ ﾉ: : : : / - ､ ｀ ､ 「ヽ／.., u i.）__i'⌒
: : : : :`:‐:彡 : : :, ′ ＼ ...f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ _ ).)
: : : : : : : : : : : (_ .．------------ ' | 《なんだ貴様は、 .|ヽー )
: : : : : : : : : : : : : : : ≧=≦:. | 何処より現れた何者だ》. |.'ーイ',
: : : : : : : : : : : : r ､: :_:.:.:{ \ｷ. .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ.. ./i 」
: : : : : : : : : ;-､: 〉. ﾏ ∪ハ ー -- ー ‐_ `T' `､
: : : : : : :{: : :〉 〈 ﾟ=' ‘. `ＴＴ"`ＴＴ" "'''―`
┌──────────────────────────┐
│唐突に現れた私に、最初は不審に思い、 │
│次に 蛮族としての正体を見て取れぬ私が人族だと気づいたか. |
│遅れて 警戒してみせる。 │
└──────────────────────────┘
_ _,,-‐''": : : : : : : : <⌒ヾｰ ､
／ ｀ヾ､ /: :／: :〃:.ｉ: : : :.＼ ヽ
/ V: : : : : : : : : : : : : : : ∨ |
rl |!: : : :/: : : : :|: : : : : : :丶 ｒ"
r┴| 〃: : // ‐-: /! : : -/: : : :',_人
ヽ人 ＿ /: :!: :/: :/:／: |: : :,ｲ: :i: : : ﾄ ＼＼
<_ ム二ﾑｲ :/:|: : :ィﾃ示ﾐ !: :/ｨ示ﾄ: : :!:.l ＼＼
〃: : : :|/l从: : :lV:::ﾘ !/ Vﾘ l : : |: ! ヽ
// /j: : : : ﾘ: :ヽ∧"" ' "l : : lり )
＿ ／/厶/: : : : : :ｉ: : : : :ヽ ｲ: : 人 ／ 《ただの旅人ですが》
. / ／／＿/イヽ: : :从: :ヽ: ヽ ＞｀_´.イ: :!: :ﾘ /
/ /／:::::::::::::::: ＞‐ヾ|⌒ヽ: ＼＼ /: :从: ﾄ､/ 《それよりも、このあたりで
／ ／:::::::::::::::::::/::::::::｀ヽ:::::::＼ヽ-､ｲ |/: :.∨ ﾊﾞﾙﾊﾞﾛｽ
/:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::丶:::/ _ニ､ﾌ|!:::::＼::＼ 勢力を誇る 蛮族 の居城はどちらにあるか、
./:::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::〉 ┐ﾘ ||:::::::::::ヽ::::＼ ご存知ないですか？地理に疎くって》
＿＿＿__::/:::/::::::::::::::::::::__::/＜ﾆ!/! ||:::::::::::::从:::::::＼
:::::::::::::::::::/:::/::::::／::／ﾑイ ＼_＿ｲ .||:::::::::::/:::::::::::::::::∨
┌──────────────────────┐
│戦闘態勢を取る彼らだが、至って私は平常心のまま..│
│油断を露わに 友好的なまま話しかける。 .│
└──────────────────────┘
一番ピンと来たのが プリニーだったので……
┌────────────────────────────────────┐
│目に見えて迂闊な私の態度はリザードマンにとってどう見えたか。 │
│私なら、「ものを知らぬ阿呆」か或いは「慢心する見せる強敵」と判断するところだが、. │
│彼らは少なくとも 私を即座に戦うべきでない相手とみなしたようで会話を続行する。 │
└────────────────────────────────────┘
.,..::::─::::...、
／:::::::::::::::::::::.＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
／ ＼_::::::::( ● )::::::::., ﾊﾞﾙﾊﾞﾛｽ
/ ´ ＼::::::::::::::::::::::::., ﾄ､ 《知らぬ、 蛮族 の栄枯盛衰に興味がない》
/＿＿＿_／::::::::::::::::::::::::::,ｰﾍ ヽ
.r─― /〈ヽ――〉〈:::::::::::::::::::::::.,ﾍﾊﾉ 《我らは “氷白竜”殿に仕える一族、
{ノi:::／￣￣￣／/ ｀〈/::､::::::::::::〉 蛮族同士の諍いには大きく関わらぬのだ》
￣|| ||//|「￣￣ ヽ::::::/
|L＿＿＿||￣||＿＿＿ }::/:|
.ヾ＿＿＿ヾ__|| |:::::::::|
l l. //
l l //
／´￣"｀ヽ-,
r' !ζ‐-_.､_,, -.､ .ニニ
,i ／､｝"´.:.｀"=- ､_ヽ,
ﾞ､ゝ,,--‐´､_r"/:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, i
!´,'i:i｀.‐ﾞ´:.:.:/:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.ヾ,
|/i:i:::!.:.:.:.:.:i/‐‐-､ .',:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.! r､=､
／:./:|.:.i. |茨ﾃ'､ ヾ,:.:.:__:.i.:.| ,, ﾞi//ﾞ,｀ヽ,
, -‐´,:.:.:.｀ヽ-'.:.:.:.:.:i弋'ノ ,_=､,'｀',:|/ , -", -´iﾞ/∧. ', 白竜……ドラゴンがこのへんにも
／γ´_,-,":.:|.:.:.i,:.:､:.:.､"" , .ﾘjﾞ/:.:/, -´, -" !｀i_', i いるんですか。
´（/￣_./.:.:.:.!.:.:.|ヽ,:i.:.:.ヽ, ー "/, ‐", ‐´._ ＿ | iゝ､＿|
´i, ‐'"i.:.:.:∧:|ヽ,:.:.:.:ヽ-=, ‐´, ‐",､｀ヽ:.￣.:く, ! i'::::::::::,'
|_;,/-､‐‐.ヽ;; -"´,‐"´｝-ﾞr,､ヽ-=,´￣｀/./＼__/
__ / .ヽ,‐´, -"<ゝ(_(rｿY､.:.ヽ'i v､! ,' ....f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
,r/´/ ', , -", -",:.:.:.:.:.:.:〜ミ彡ｲ.:.:.:.:.|, --.､ ./ / .| 《しかし、蛮勇なる蛮族が集う場所なら知っている。
// iﾞr,｀-､. , -´, -"/ ヾ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'.:'.;:.:.:.:.:/ ｀ヽ､ ,' | この川を下った先に、また別の川が繋がる場所があるだろう、
ヾ, iﾞ !､, ‐‐ヽ´, -,´ ___《.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:'.:.:.:.i ヽヽ, .| その異なる川を遡った先に、奴らの砦がある。》
ヾ､＿__i_ 彡ヽ,｀ヽ,r‐" ヾ,:/.:.:.:.´.:.:.:.:.ﾘ.:.:.:.i ヽ,ヽ､ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
ヽ-"´/i ヽ,/r.､_,/｀´､.:.",:.:.:.:=:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｀, i｀"‐､_
ヾノ / | ＼ ==､|ヽ,.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾐ:.:.:.ﾞi､ ヽヽ,ﾞヽ ヽ､_
:.;' ﾉ;:ﾊ;:;ゞ ;:''|;, :;;;l|| ::.;w;''.;;:: :::'':":;:";.:.. ;'"'":;.;'" :: ;;;; '' ;; ;: : ::.;;'' wWY, -'" ￣
;'" ;: : ''.;'" ;: |;;l| ;il|l､_..;'"'"; : : ;. :;:; : : :::'',: :::wWw':,::;: :::iwW''::.;;'' ;:w-'"
:;'.,:: : ;.'':.. ;'"ノ:;ハ;::ヽ:;'' :wWw :;:;; '';;.:: :. :;; ::.;;'' ;;:;: :::'':: .;;'' ;;_,,.-‐''"
:;:;; '';;.:: : :;;; '' ;;'' ;;:;: :.／/..:..:.;'"'":;.;'; '' ;; ;: : iiWw''" ＿
":;. :.. ;'"'":;.;'" :: ;;;'' ;;:;:.:::''::.;.〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ:', -'" ─＝ ─
wYiｉ :.. ;'" ;:'" ::.;w;'' ;;:;.-‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 . .─ ﾆ
:;: : ''.;'" ;::;.,''./´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
:;. :.. ;':.. .ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ -＝ ＿
::.; '' ;;:;: :::'..| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
":;. :.. ;'"'":;..ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
:;:;; '';;.::wW: :; ;;.ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
Yw' .;;'' ;;:／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
;;:;: :::''::w く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
ﾘWﾙw /:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ 《別の川をたどった先ですね》
w ──../: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : )
＿ ./: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ 《それはどうも、ありがとうございます》
─＝ ..レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
./ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i | 《礼はいらぬ、我らはただ
.／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、 | 竜が棲まう地を荒らされぬことを望む》.
.i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| 行きますよ、ケットシー。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
// ＼
＿」└―へ
| ＼
┌' ﾄ､|､／ ） ＼
∠ﾆ! ／ X｀／ ヽ|＼| おうともよ。
＼_.| (｀／ ､_､__） ﾉ
| ﾄ､ /⌒Y⌒ヽ￣ヽ ……しかし いーのかにゃ、
-_-. ､ |/|/|/ ￣| | |二ノ あんなんで？
`i 丶 |>‐‐' `‐‐へ
_ ,ノ ) ） |__ノ|＿＿＿_〉
- --−´, ´ /: : : : : : :|
-−=＝''''' "´
┌──────────────────────────────────┐
│蛮族にしては親切な彼らに礼を言い、 │
│くるっとその場で半回転し下流へ向かうようにして背後を晒す。 │
└──────────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| 別に、わざわざ相手する価値もありませんし、 .|
| 金目のものを奪うくらいなら もっと格上の魔物を...|
| 探した方が、よほどためになりますから。 .|
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
r=ミ r=ミ r=ミ
＜ ﾟ ',＿.＜ ﾟ ',＿ ＜ ﾟ ',＿
/ ! {ヾﾍ/ ! {ヾﾍ)../ ! {ヾﾍ)
「￣| し | 「￣| し | .「￣| し |
'ー L＿_ゝ 'ー L＿_ゝ .'ー L＿_ゝ
|| || || || .|| ||
┌───────────────────────────────┐
│背後の見えない今はあからさまな隙だが、 │
│それでも襲ってくる様子はない。残念、不意打ちを貰えば │
│少しはこちらにとっての『脅威になり 経験点がもらえた』かもしれないのに｡ │
└───────────────────────────────┘
.
┌───────────────────────────┐
│その代わり、川を下ってる最中に水棲の動物を数体見かけた。. │
│ヒドラほどではないが、中々の高経験点になる動物なので │
│見かけたついでに刈り取っていく。 │
└───────────────────────────┘
' ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;:::: ｲ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ__,// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ `
ゞヾ;ゞ;＼ゞ;ゞ |iiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::::: :ﾚ;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:::: .|:/ ヾゞ `
´ |iiiiii;;;;;::: :|' `
|iiiiiii;;;;((,)| ｀
|iii;;iiiii;::;:; |
i,､,.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､,,,wﾉiiwiiiiｉ;;,.､,|,,､,.､iiwii,,,､,.､､,.､,,,,､,.､､,,iiｉww,,､,.､,.､,,､,.､wiY,,､,.
:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:..;.;..;..
;..;..;:.,.,:;.;.;;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:,;.:..;.
::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:. ..:;. ;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: . .::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;;..;..;:..: ,;:.;.:,;.;.;..;.
.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;. ...:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;.;.;..;..;:.,.,::. , ;.; .;..;:.:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;.
..;:.,.,:;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;.,:;.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;:,;.:.: :.;.;.;..;..;:..;.:.;.,:;.;.,;,:;.:,;.:.:
'""ﾞ'"''"''""ﾞ'"ﾞ'""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'""ﾞ'""""ﾞ'""ﾞ'""ﾞ".／⌒＼、.'""""ﾞ'""""''""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'
＿＿ - ニ. γ⌒〜ヘー-----〜´⌒ /ｆ）/ｆ） /|. ￣￣
γ ● ● ● ＼__／|／/
─ ￣ ＿ ../ ） ● ● ヽ o ノ. ＿＿￣
（ ● | ● ） ● ＿）
＼● 人 ﾉ ● 人＿＿＿_ノ
〉 _ノ .＼､ ● 〈 ｲ ﾉ 【スポッテッドポッグライノLv12】
| ﾉ ｀〜--------｀〉 ⌒ﾉ ノ まだらの皮膚を持つ水棲のサイ。
~~~~~ ~~~~~~~~ 淀んだ水に棲み、くさい。
┌──────────────────────────┐
│リザードマンの棲み家を突き止めれば、信仰対象であるという..│
│ドラゴンやらで経験点が随分稼げたかもしれなかったが。 .│
│その分はこいつらで取り戻せたし、見逃してやろう。 │
└──────────────────────────┘
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ; ゞ゛; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "゛;"; ゞ; ;
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"!" ヾ ;ゞ ;"ヾ
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ;ヾヾ`ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;
ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ;ヾゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ
ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;"
:ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ; :ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;:_ヽゞ ;" "ゞ; ゞ;
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;ヽ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;＼:__;;ゞ; ; ; ゞゞ; ゞ; ; ゞ゛;;゛
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ;;" ゞ゛）;ヾ ; ;ゞ ;"ゞゞゞ; ; ; ヽ;;ゞ; ; ; ゞゞ; ; ; ゞ゛
:;;; ;;;;.....:::/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ;;" "ゞ; ; ゞ(.ﾉゞ ゛ ; ;ヾ ;ゞ＼:::; ;;;ゞ゛;;ヾゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;
;....;;;::::;i;..ii|ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;" "ゞ; ;ゞゞ (ゞゞ ; ; ゞ゛;ヾ ; ;ゞ;iii;;i;;;:.,,;;:.:::,,,
:::: ;;;..;.ii:i| ; ;";;;;"ゞヾ:;;__;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ; ( ゞ ; ;ゞゞ ;" "ゞ; ; .ﾉゞ;;ヾ;;|ii::i;;....:....:::... ..;.
::..;;;.::.. :ii| ;; ;ゞ;;ノ;ノ″" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ;;;)`(ゞ;ゞ ; ;ヾ (;ヾ ;;ゞゞ;";ゞ;＼:__;::;;;..::.;; :::...;...; ::
:::.::;.;;;.:i;:iii|;;;.....:::/ゞ゛;ゞ:.y.ﾉゞ ;" ノヾ ;ゞ ;" "ゞ;;ゞ ; ;ゞ（ ;;"＼:__;;ゞ;|ii;;;iiii;;.|iiii.i....:::. ;::::,,,;:;
:;;.:. ..;;.ii;i|;;..;;.ii;i|;ノ;ノゞ゛;ゞ:.y.ゞ ; ;); ;ゞ ;"; ;ゞ ;" "ゞ; (ゞ ; ;ヾ ; ;;ゞ|ii::i;ii;;.|ii::i;ii;...::,,,;;. .;;;:
;;;....;;::;...;;ii|;;.;;ii:i;i|.;;ゞ:/ノ;ノゞ゛;ゞノ:.y.ゞ ; ;ゞ)゛(;;ヾゞゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ゞ|ii;|ii::i;;ii;.|i..iiii.:::. ;;;..::,,,;;.
::;...;;:..;i...iii|;;.;;ii;;:;i|i;;;;i|.;;i|ノ;ノゞ ; ; ;ゞゞ;;ヾ );丶(ゞ; ; ゞ;ゞ;; ,|ii|iii;|ii;;|ii;i|.ii;ii;..:|ii::i;:...:::::,,,;;;::..::
:..;;;.;;;.:;:;i.;ii|;;.;;i;;:;i|;ii:;i|.;;i|;i|;i|.;;.iゞ ; ; ;; ;;.,ヾi,;;|;ｉ|ｉ;|i;i|ii;i|ii;;|ii;i.ii;;:|ii.iii,,;;:.:::,,,;;..,.::
;;;....;;::;...;;.ii|;;.;;ii::;i|i;;iiｉ|.;;i|;;|;i|ii| ` ,,,.. ` ,., |ii|;ｉ|;;i|i;;;;|ii;;|ii;ii;;;i.|.iii::. ;...;;;...:::. ;
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|;;.;;ii::i|;;i:ii|;i;i|ii|;;| .,,,. ,.., ,., ..,.,, |;;|ii;|ii:;;|ii:i;|;;ii:i;;.;|ii:::i;;;:;i;...;::;.;;...
::;...;;.;;;;ii:i;:;i|.;...;iiii|;;i:ii|i;;i|iii.,..,. ,.., ` ,. ,..,,, ` ., ,,.,.iii|i;i;;|iii;;|.;;ii:i;;;|ii:i;;;:;i::;...;::;.;;...
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|i;;i:i:;ii|i;;iiｉ|;iｉi,. ,,.. ,.. ,.,.. ,,,.,. ,.. ,,, ,.. ii:ii|ii;.i|i;;iii:i;:|i:;.i:i;;;:;i:..;;.;;:::;;..
┌───────────────────────┐
│道中、適度に魔物を狩りながら経験点を貯めて ...│
│蛮族の集落を目指しているが、此の先どうしたものか｡ .│
└───────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│このまま屋外で経験点を稼ぎながら過ごすにしても、 │
│保存食ばかりだと飽きてくるし いい加減 人のいる集落に戻りたい。 │
│かといっても蛮族領にいる人など、奴隷か もしくは“名誉蛮族”かの二択しかいない。│
└───────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│“名誉人族”というのは、蛮族がその活躍を認められて │
│人族の仲間として公にみなしてもらえることがあるのと同じく、 │
│人族がその武勇や 蛮族の仲間として功を上げることで蛮族とされる称号である｡ │
└──────────────────────────────────┘
＼_)) ! :|｜ ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
| l| l :| ´ |iiiiii;;;;;
| ! i l| ' ´ |iiiiiii;;;;
| |l l ﾄ､ |iii;;iiiii;;
iwﾉ,,､l,いiへ,wi,､,,､,.､､,､,.,,､,､､iiw.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､,,,wﾉiiwiiiiｉ;
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::..:;.,;;.;.;..;..;:.,.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;. ...:.;..:. ..;..;:;.;..;..;:.,.,::.,.,:;.; .;..;:.:.;.:,;.:.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;.;.:.;.;.;.
..;:.,.,:.;.;.;..;:,;.:.::;.:;.,;:.;.:,;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;.,:;.;.:,;.:.::;.:,;.:.::.;.;.;..;..;:..;.:.;.,:;.;.,;,:;.:;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;..;:..
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―― ＿_ ￣￣ ＿＿ ― ￣￣ ＿＿ - ニ ─
￣￣ 二 ─ ＝ ─二 ─ﾆ─‐ ￣＿ ＿＿￣ ─ ￣ ＿ ＿
┌────────────────────────────────┐
│特に、私のようなナイトメアは“穢れ”のことで迫害された結果、 │
│蛮族領にて その真価を発揮し “名誉蛮族”となることがしばしばあるという｡ . │
└────────────────────────────────┘
""'''''"'''-．._：、;:;〃":; ,.,,.､;:、;: .;.. . .,,;:;:;":;";`;:;";:;:;";`;:,,:''::.;;'' ;;:;: :::''' ;;:;: :::'':;: :::''' ;;:;: :::
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{ ,／´:::::::::::::::::::`ヽ、 l. .. . .. . ..l:; .l.. . :;";:;":";`|, ;i、;:;":;`;,. ゛;:; ,.゛：; i! ;`;゛/;:゛;:; ,.
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/∧::::|::ﾚ -‐‐ ‐- l .ﾊ/ .. . .. . .. . .. . .. . .. 丿;i;;'､ . .. .゛ﾞ . .. !,i丿'､...
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∨ｉｲﾍ|ゝ､__ _.,イﾚ -3
／`,:`ｉｒ‐':.｀ヽ、
〈ヘ/ 〉/::＠:::）､〉
辷|〉}::{|:::＿ﾑ__|
ﾑミ|/辷::::::::::.} |ゝ
┌────────────────────────────┐
│別に蛮族に協力する分には構わないのだが、 │
│かといって人族を相手にした結果 本当に指名手配されるのは .│
│御免被りたい。人族圏でなきゃ出来ないお買い物とか色々あるし。. │
└────────────────────────────┘
／/
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ) 【ディスガイズ】じゃ目ざとい奴には
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ 見破られますよねぇ……。
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ やっぱり【ポリモルフ】でもなきゃ
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i この姿を隠すのは無理でしょうし。
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、
i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉
┌─────────────────────────┐
│でも蛮族領で人族として活動するには、やはり心許ないので.│
│なんとかして蛮族の中に潜り込みたいのは山々だが…… │
└─────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| やっぱり、もうちょい稼いで
| 先に獲得しないといけませんか…….
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| あーやだなぁ保存食飽きてきた、. |
| ってあらヒドラみっけ。ラッキー。 |
;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;i:::;;:;::;:il,ｿ''"`;;;;;;; (;:`;;::"ﾉ;;:);;;;\`ゞ;;;:;､)ゞ;;;;;;:ゞ), ;:;;;;;;;;; ､､ ;;;;;;;;;;;;;;; '(``;;;:;:;（;;;;;;;;.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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;;;;;;;;;;l|`ﾉ;;;::;;;;:;:l;;;;;;i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ::::;;::ii;;;;;;;:@;,ゞ""` ;;;;;;;; "ヾ､,,,,ﾉ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾヾ;:;::(;:;:\);;;:;:`
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─ ￣ ＿ ＿＿_￣￣ 二 （（ （ ,・__:::::｀´/⌒)::::::::::＼:::人人:::／::::::::::::|⌒ヽ,,_´::::_,, ・）..＿
二── ＝ ￣￣＿ ￣￣ ─二 ─ VvvV::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::ヽ:::::VvvV.￣￣
（（ ﾍﾍ／::::／ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼::::＼ﾍﾍ
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＿／ ＼＿ `. ､ .尢r､
＝二￣ / ', ￣二＝ ゞﾒ
￣7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣.辷-" ^
――― 从,,i ; `. ､ .尢r､――――――
/\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ
｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^
┌──────────────────────┐
│幸い、このあたりは敵のレベルが高く .│
│経験点を稼ぐには不自由しないのが幸いだったか。. │
└──────────────────────┘
{ ! _,, -ｪｪｭ､ |
ｨ彡三ﾐヽ ｀ヽ ,ｨﾊミﾐミﾐﾐﾐﾐﾐﾐヽ､|
彡'⌒ヾﾐヽ ｀ー /ililﾊilﾐilミliliミliliﾐﾐヾ|
ヾ､ /iiiiｲ!ヾヾﾐ､ﾐﾆ=ｰ-ﾐii|
＿ ｀ー―' i!ﾊ:.:.＼＼_::::::::::::::／:.| このスレは
彡三ミﾐヽ i! ヽ:.:.:.:冫': : :::／,,∠|
彡' ヾ､ ＿ノ i!:::￣二ー:: : ::::ｿ ・ ,| 鬼女に
｀ー ' {ﾍラ' ・_＞ｼ;ﾃﾂ"''''"|
,ｨ彡三ﾆﾐヽ ＿_ノ ヽﾍ｀" 彡' 〈 | 監視されて
彡' ｀￣ ｀＼ ｰ-=ｪっ |
＿ ＿＿ ノ {ﾐ;ヽ､ ⌒ | います
,ｨ彡' ￣ ヾミﾐミﾐﾄ-- ' |
ﾐ三彡' ／⌒ /￣￣ | : ::::::::::|
ｨﾆﾆ=- ' / i ｀ー-（二つ 【バンシーLv9】
,ｨ彡' { ﾐi （二⊃v 悲しみの金切り声を上げるアンデッド。
// ／ l ﾐii ト､二) ２回行動に高い魔力を持つ超危険な魔物だが、
彡' ＿＿,ノ | ﾐｿ :..｀ﾄ-' 流石にレベル差には敵わないか。
／ | ﾐ{ :.:.:..:|
ノ / ヾ＼i､ :.:.:.:.:|
ｨﾆ=-- '" / ヾヾiiヽ､ :.:.:.:.::::|
／ ／ ｀/￣￣7ﾊヾヾ : .:.:.|
┌───────────────────────────┐
│そのへんの動物とかヒドラとか、 │
│時折り出るアンデッドとかを退治してて │
│ようやくレベルアップの経験点が溜まりそうになる三日後…… |
└───────────────────────────┘
○
○
○
:ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ /;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ |ii;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞヾ:ヾ
ﾉ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;| <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞﾞゞ;;:::iｉ| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ ｻﾞｻﾞｯ
|;:ilヾ ＼ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ＼ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;ゞゞ
|;:i| ＼`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|／＾ '|i| |;:i| ＼｀";;::ii| ﾉ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
ｻﾞｯ |;:i| ﾞヽ,;:;;;l| /ﾞ;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii"´／ |;;::iｉ| |i|／
ｻﾞｯ |;:i| |:::;iii~ ﾉ ,,|;;::iｉ| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|~ .|;;::iｉ| '' ／＼
':;,`:ヽ|／,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;(''）''"''''"""''""..／ ／
"；*'.:.:;”:;ﾞ|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.:;”:;ヾヾ)) (（,:ｿﾐ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',:. ＼／ ／>
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:ソ "''~._,,.. -─- r ､.,.. -─- ､.ﾞ"''~`'' <／
"''~`''"ﾞ ノﾉｼillゝ"''~`''"ﾞ"''~`''"ﾞ"'.,. -─ ､ｧ‐'"´ ｀ くr, ､ ' ,､ijw ┌─┐
"'''''''''" / , '/ ｀＜ .} └─┘
,..,.,.,.,、 { ／ .,' 、 、 |＼ '..,.,.,.,、
''''""'"'''"""ｒｧ' { ! } ＼ ＼ ￣∨l、
;;;ゝ);;)）;ヾ;;) .,:' 八 !＼ ｰﾉｚイ ヽ. ', ト､l
））ゝ;;;ﾐ,,､,,;;;ゝ;;)ゝ））ゝ ..../ / l/__ ､ | ｧﾃヤてl「l |. ﾄ }ヽ
;;;） ;;;)ヾﾐゞ（(;;;ゝヾ;⌒;;） ' | ＞z＼| ' 乂_ンﾉ} / | ﾘ }}'"""~
ヾﾐ;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ;;（::;ゝ;;;））. ! | | ｧ'ヤヽ. ｀ ; ／ 「ﾊ '/ ﾑ
', ､ l八 乂ｿ . /イ ﾊﾉ {、
ヽ. ＼ ヽ､ / l | '､＼
)ノヽ ﾑ _ | | | ＼ヽ
´ ∨.人 ´ ｲ､ ; ',
/ ＞ ､ , イ |＼ 八 ト 、 |
, ﾉ `'ァf升 /ト.､ヽ| ＼| ヽ/
| ／人 ,ﾉ ／/::::::l::;:＞'"´￣｀ ､
∨ﾚ' ,＞イl_,,. イ ／::::／// ＼
,.-‐ｧ7:::::::r'⌒Y｀ヾ:::／:::// ',
,' | ,':::::r' ⌒ヽ )::::::::,'/ ／ |
. ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .
. : :（周辺から足音……. : : .
. : :. 私を囲んでいる？）: : .
: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
┌─────────────────────────────┐
│経験点にはならないが、襲いかかってきたので │
│仕方なく一狩り済ませた 猿（ゴルゴル）の皮を剥ぎとっていたところに. │
│取り囲む気配と物音を感じる。 │
└─────────────────────────────┘
┌─────────────────┐
│音の騒がしさから人以下の等身なので │
│トロールや巨人ではなさそうだが…… . │
└─────────────────┘
_y'"￣￣￣￣｀＞'"￣￣〉
<´￣￣∨´: : : : : : : : : : : : : : :.＼三〈
∨￣｀７: : : : : : : : : : : : ＼: : : :.:.∨j{’
∨ｲ_/: : : : : : : : : :ﾊ: : : : :＼ : :.:.|八
. }从: : : : : :.＿＿/ .!ﾊ ＿＿ヾ: :.|ﾍ.i
. |: :.!: :.＞'" rﾍ ｀ヽ〈 爪 ｀ヽ!:.:.|
. |: ∧:.｀ー──一'" ｀ー─一''ﾉ∨ 姐御、どうすっべ。
. |: ::∧: :.i.:| (＿人＿) .／￣ ヽ なんか来てんにゃ
. |:.:/:∧: | ﾄ-z イ￣｀ヽ＿ イ{ .}
. Ⅳ从人ﾚﾍ∧ .} 廴＿_,ノ
/ 廴＿_,ノ |
. / .|
,. '"￣｀ヽ.
, '"￣｀ヽ _r‐＜´￣｀Y ',
./ ｒ＞'"/ ヽ┐ ﾉ、
{ ｒ／ ' }｀ヽ ｀ヽl＞-ｒﾍ_」
ｒ'7 .;' ／| ./_￣ﾊ ﾊ 八＼`ｰ─┐
|/ |/'´_」 /ｧfてﾊﾄ | ､ ＼＼ ￣
.;' | | ｨ'f'ﾊ､ ' ｊ__,ン 八 ＼ !＼」
/{ .| 八| j_り ＼| |／,ﾘ「 ￣｀|
く/|八ﾚ' | ' / ´ | .人 ﾋｿﾋｿ
ヽ /、 ｒ ､ ／/ /| ,' ヽ. （素直に出てくるなら対応するまで、
/イ へ、 / /| _/_ / ; } 何かしら動きや詠唱があれば
／ / / ＞-rｧ'|／|:ｧ'"::::::｀ヽ. ／ﾚ' 後の先で迎撃します）
,:' ／| ／|、 ./ ｆ斤:::／::::::::::::::::::ﾊ' }
ﾚ'´ ∨ ﾚ∨_」ｰイ/::::::::::::::::::::::::| / f´￣￣￣￣￣￣ ヽ
r'ｱｒヽ:::/::::::::::::::::::::::::::ﾚ' | 何者ですか？ |
/{八ンﾉ}:{::::_;:-=＝=-､/ 乂＿＿＿＿＿＿ノ
／｀ヽ､-ｧ::'::ヽ/::::::::::::::::∧＼
/ヽ _ンﾉ::::::::::::/::::::::::::::::/|__|＼|
┌──────────────────┐
│一応、気配に感づいているのだと │
│こちらから声をかけて 動きを誘ってみる。 │
└──────────────────┘
┌────────────────────┐
│すると囲んでいた者の動きが止まり、 .│
│その中の一人が草陰から姿を見せに現れた。. |
└────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| 問いに問いで返すが、 .|
| 妖精を連れた甲冑兵の人族とはそちらだな？ |
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
!:::::::::::::::::::::::| |:::::::::｀‐-､:::!
|:::::::::::::::::::::::l |:::::::::::::::::::::::|
i:::::::::::::::::::::::l !:::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::::::::|
/:::::::::::::::::::| !::::::::::::::::::::l
/_::::::::::::::::::::! |:::::::::::::::::::|
ヽ、:::､:::::::::l i:::::::::::::::::::!
、ヽ、ヾ､:::| |:::::::::::::::::::|、
:::＼::＼:::ﾉ l::::::::::｀ｰ=＝!
ヽ、:::ヽ:::! ヽ::::::::::::::::::::|
/｀ヽ__/ i:::::::::::::::::::l
￣´￣ ｊ |::::::::::,ｨ'=弌!、
¨￣´ ヽ_ノ !ﾉ tf＝=､ .γＹ⌒ヽ
iﾆ｀ヽ〃/ ￣｀ヽ_ ( ﾉ ）
｀ヽ､＿ﾞー‐‐'"） ....＿x彡 ゝ、＿ノ
＼ﾞッ
⌒ ... -─ - __
／⌒ ／ .:::::::::::::::::::::::::厂/´ ｀ 、
/ . ' .:::::::::::::::::::::::::::::::( { Y
ｌ / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ﾄ、 }
| .' .::: ::::::: l .::::::::i:::_::_＼ :::: Y⌒ヽ.＿ メ
人 |.::::::l:: __:l＼:::´ﾄ､ .:::::::ヽ.:: l⌒ /∧Ⅴ
rｧ从::::!´::: | ＼j ＼_::::ハﾘ::: 〈/∧ﾊ
〈/ 从ﾙハ:j _ ´「r'!:「Ⅴ:::::::::::Li」::ﾊ さて、うわさ話など
/::::::::::::ﾉ r＝ j以ﾘ/.::::::::::::::ﾘ:::::::::} こちらは人里離れて久しいため
|::::/::: 入 i:::::/::::::::/:::i: :: ﾘ 全く存じませんが…… おそらくそうかと。
ﾚ'i!::::::::/ ＞ -- 号 ＜!::/:::: イ::::ルイ
(＼人ﾙ( ﾙ 厂 /⌒ヾ:/7⌒＼!
ＥｦY}＿__r ｭ 入苞ﾒ::/i }
`ｰ┴┴1 }ﾋ/ :::::::: || l| ,ｨﾍ
ﾚ'r/ :::::::::: ||/⌒ﾇ´ 卯
／/::::::::::::::::||只< Ｘ´
､ ‐;､
_,..rｰ' ｀``ヾヽ`､ﾉ i,, ､
i､|` ⌒ヾ ､`､／ ノi ‐'ｿ
ﾄ､/ =｀ヽ //／__ ヽ ￣ヽ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
'ｧl! / ､､ i 〃, ‐､ ヽ |‐､ヾ ｀) | そうか、ならば |
{i/,ﾉ | r=---‐ｧ |__{. { ､､ il>′ .| 話があるのだが―― |
{/ ,ﾉノ !|..:::. .:'）ﾉ li; } l/ lヽ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
r''v‐'- .,,`＿::_＿,. -‐''iノ 丶｀ヽ
|{i ト ､;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l
l>,i l ￣ ,:::l;:'￣l |、 ヽ |! |
O'ri!l | ､;/ '/ `O ,!ﾉ /
|＼ヽ -===-‐ /ﾉ! く ｣'′
l｀`ヽ､＼ 'T'' /／! _ﾉﾉ 【ジェイドバジリスクLv14】
|;;|｀`'〒,ヽ ＿,/'i'´ |､ バジリスク。中でも宝石の名がついた上位種は、
,. ィ|;;`;;,､_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_ 魔眼が増える他、石化以外の効果を獲得している。
,.. ィ"i l ヽ'､ ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'／;//;;;ヽ、 こいつの場合は強制蘇生能力である。
─-､‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ｀`'''-､;○／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ-=＝'''ヽ、
┌────────────────────┐
│レベルからして結構な大物蛮族のようだが。 │
└────────────────────┘
経験点6990余り
リザードマンが紳士的というべきか
歌仙ちゃんがBANZOKU過ぎるというべきかｗ
うっ、頭が…
（サプリメント・ミストキャッスルでは運が悪いとラスボスのジェイドバジリスクがいきなり襲いかかってくる）
シェイドはなぁ運も絡むが
Lv７カラで殺せるね あのころのモンスはまだ遠慮があった……
華扇ちゃんが妖怪首おいてけになる日は近い
（運が悪いというか、条件満たせば絶対殺しに来たような）
ひゃっはっふう
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li f´￣￣￣￣￣￣ ヽ...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!|.／￣ヾｽ-―‐-､r' ⌒ヽ | 話ですか…… | ii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll.{ ,／´:::::::::::::::::::`ヽ、 l. .乂＿＿＿＿＿＿ノ!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i.ｼ`''｀`'"ヽ.. .|!,ii
|!!iil.ヾ_ィr'::::/::::,:iヽ/i::::,::::::､:ｽ ...|il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌ.ｲ::{:｛''"}}ﾞir｝'.,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj.//::::l::l::,ハl l/l/i l .|.,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.''ﾊ::::}l`ﾟ´|5"
/∧::::|::ﾚ -‐‐ ‐- l .ﾊ/ ：ｿi::{＝/|ﾊﾚ
〈/l::::トi::::{" r┐ }/＼> , i {ｌﾊl‐'__| ﾟ
∨ｉｲﾍ|ゝ､__ _.,イﾚ |i |三廿三|__
／`,:`ｉｒ‐':.｀ヽ、 ｉ／三＼ﾆ三三ｏﾆ５､
〈ヘ/ 〉/::＠:::）､〉 ｌ.彡⌒ヽヽ三三三三＼
辷|〉}::{|:::＿ﾑ__| |彡＝､ }三三三ﾆoﾆﾍ
ﾑミ|/辷::::::::::.} |ゝ V彡＝ミﾘ､三三三三/¨`'┴,､
┌────────────────────┐
│姿を隠している周囲の連中にも気を配りつつ､ │
│目の前の蛮族の様子を観察する。 .│
└────────────────────┘
ｉ| i i| ! !| i i| i ＿ /し'/
,=ヾ＞'⌒ヾ`ヾヾ）)､ | ,r'⌒''"´ ｊ / /
ﾗ７´:::::::::;m::ｉ}:::）:::｝:::ヽ), l| / ,く（ {
7ﾉ:〃:/:::i|||!:ﾘ:;ｒ=:､::リ::::} | / ,, ,ｲ l| /
"{:::{::｛::::{''''''"""{{ﾞ}）ﾞ彡:ﾘノｯ/ ／/ / ｌ ｌ| _｣
ｨﾊ､:`:::::::ヽヾ __ﾘ_ﾘ__}='ﾉ=ﾂ ／ / / l lレ′
（:ﾚ}ﾊ:::::::::}｝ﾂﾞkぜラﾞ|ﾘ〈 "′/ ヽ レ､ゝｨ.__.. -‐ｚ
ﾚ^{::::::｛{ ｌ ｌ ｀ヽ ﾚ')） / ハ ヽ､ / _ /
乂ヽ:::::ｌ}〈ｯ ﾞ lシ、 / / ヽ { l ,r''7ﾞ// ,'
／ 川 ｉ::::::l＝＝= ,ｲlﾊ|ヽl / ヽ-' {／ / ∠ノ
ﾟﾞ ／川 ﾊ:::::lﾞ~~~~ / |ｌハ ﾚ′ _ / /,r‐ｒ ､
ﾟﾞ´ ｛ｲｌﾉ| ヾ::|-ｰ- / , リ ﾞﾟ f∩ l / l / ﾉ 何か？
ｉ ヾjｨ| :::` ＝ヅ_ﾉ_| i l_｀| ﾚ | ル/´｝
| |￣三三三三三ﾞi | | ｀| " / /
ｉ , ｉ ｉ | ｊ: :三三l￣ﾞｌ三三| ｉ ,r| ｀|l､ / /
| |i,r‐'='＝'≦三三三|＿,l三三ヾ､.!j__ i__|ｉ ｛=j |l ﾄ､ i /
ｉ| ／三三三ヽ`＝ﾆ三三三三三(´ﾞ)三て_)｀ヽ､ｌﾉ ｀`ヾ､ﾚ′
ｉ |ﾚ彡'´三ニ=:`ヾ､: :ヽﾆ.三三三三三三三ニ`ヽ､ ｀` ミ､ ｝ l
,j/／,r''´￣: : :｀ヽ: :ヽ: :ヽ三三三三三三三三ニ= ＼､__ }:::|│ i
ｌ'彡": : : : : : : : : : :ヽ : : : ｉ=三三三三三三ﾆ(｀)三ﾆ.ﾊ ヽ､ツ | | |
|彡: : ＝==-､､: : : : : :ｉ 川 三三三三三三三ニ=＝＝ﾍ､ l !l ｉ |
┌──────────────────────────┐
│ジェイドバジリスク、Lv14で 正体のトカゲ姿を表すと │
│Lv15に上昇する大物だ。蛮族のリーダーどころか､ 蛮族領の │
│領主であったっておかしくないレベル。 │
└──────────────────────────┘
／ ｀ヽ
/ lｱ─- ､
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲ ﾏイ: : : l ￣￣
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ ノ: |: : ｉ/ ……いえ。
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l!
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ まあ、敵ではないかなと。
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY
┌────────────────────────────────────┐
│だが、そんな大物が 人族の噂を気にかけてそのへんの散歩に出かけるものか。 .│
│魔境と呼ばれるこの地方がどれほどのものかは知らぬが、恐らくこのものは ..│
│使いっぱしりではないかと考えられる。 レベル14もの魔物がそうだとは信じがたいが。. |
└────────────────────────────────────┘
ｨ彡三ﾐヽ .:ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ /;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ |ii;ゞ:; /｀ ｨ彡三ﾐヽ
彡'⌒ヾﾐヽ ﾉ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;| <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞ .....ー彡'⌒ヾﾐヽ
ヾ､ .ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞﾞゞ;;:::iｉ| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii|.. ./
＿ ｀ー―'.|;:ilヾ ＼ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ＼ |i;;:iii|..―'
彡三ミﾐヽ ...|;:i| ＼`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|／＾ '|i| |;:i| ＼｀";;::ii| .彡三ミﾐヽ
彡' ヾ､ |;:i| ﾞヽ,;:;;;l| /ﾞ;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii". ヾ´ ´ミ
｀ー '. |;:i| |:::;iii~ ﾉ ,,|;;::iｉ| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|.｀ー ´
,ｨ彡三ﾆﾐヽ ':;,`:ヽ|／,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;('' ...,ｨ彡三ﾆﾐヽ
彡' "；*'.:.:;”:;ﾞ|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.:;”:;ヾヾ)) (（,:ｿﾐ;.:';';';::;.:". |i;;;::;ii ミ'
＿ .:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:ソ "''~`''"ﾞ"'''~ノ;;ii;:iill ＿
,ｨ彡' ..."''~`''"ﾞ ノﾉｼillゝ"''~`''"ﾞ"''~`''"ﾞ"''~ "'''''''''''' ....,ｨミ'
ﾐ三彡' ／⌒. "'''''''''" '""'''""'""" ﾐ三ミ'
ｨﾆﾆ=- '.,..,.,.,.,、 ｨﾆﾆ=- '
,ｨ彡' ''''""'"'''""" ｀ミｨ,
;;;ゝ);;)）;ヾ;;) ,..,.,.,.,、 ''""
））ゝ;;;ﾐ,,､,,;;;ゝ;;)ゝ））ゝ
;;;） ;;;)ヾﾐゞ（(;;;ゝヾ;⌒;;） iijww､ii. """~"
┌────────────────────────────────┐
│「敵ではない」という発言は、まあ勝てなくもないだろうという意味合いだったが│
│それを挑発と受け取ったのか、周辺に潜む何らかから殺気が放たれる。 │
└────────────────────────────────┘
ｰ-ニ _ ＿ヾV, --､丶､ し-､
ﾆ-‐'' ／／ ヾｿ ､ !ヽ `ヽ ヽ
_／,.ｲ / /ミ;j〃ﾞ〉 } ｝ ハ ヽ､}
..ノ /ﾊ 〔 ∠ノ乂 ｛ヽ ヾ丶ヽ
ノﾉ .>､_＼ { j∠=, }、 l ＼ヽヽ ',
ｰ-=ﾆ二ﾆ=一`'´__,.ｲ<::ヽリ j `､ ）
{¨丶､＿__,. イ |{. |::::ヽ（ { 〈 （ まあ、待て お前たち。
'| | 小, |:::::::|:::l＼i ', ｌ
_| ｜ `ヾ:ﾌ |::::::::|:::| } } |
､| | ∠ﾆﾆ} |:::::::::|/ / / / 話の続きだが、簡単だ。
トl、 ｌ {⌒ヽr{ |:::::::::|,／／／ この地より 大人しく退去してもらいたい。
::＼丶、 ヾ二ｿ |:::::::/∠-''´
/＼＼.丶、 ｀''''''′!:::::::ﾚ〈
〉::￣::｀'ｧ--‐''ﾞ:::::::/::::ヽ
＼;/:::::::::::::/::／::::::::::::/／:::::〉
::`ヽ:::ｰ-〇'´::::::::::::::::/-ﾆ::::（
/ ＼
┌───────────────────────────┐
│その連中を諫めるように 言葉を告げる 目の前のバジリスク｡ │
│しめた、――指示を出すように言うということは、 │
│後ろに潜伏する連中が本当の司令塔だって可能性は低そうだ。. │
└───────────────────────────┘
│目の前のジェイドバジリスク程度なら、今の私でも精神抵抗力を抜く魔力を有している｡ │
│つまり主な攻撃が十分に通るんだから 【スリープ】で寝かせるなり │
│【ブレード・ネット】でじわじわ痛めつけるなりして 殺しようは沢山ある。 .│
└────────────────────────────────────┘
r' !ζ‐-_.､_,, -.､
,i ／､｝"´.:.｀"=- ､_ヽ,
ﾞ､ゝ,,--‐´､_r"/:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, i
!´,'i:i｀.‐ﾞ´:.:.:/:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.ヾ,
|/i:i:::!.:.:.:.:.:i/‐‐-､ .',:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.! r､=､
／:./:|.:.i. |茨ﾃ'､ ヾ,:.:.:__:.i.:.| ,, ﾞi//ﾞ,｀ヽ,
, -‐´,:.:.:.｀ヽ-'.:.:.:.:.:i弋'ノ ,_=､,'｀',:|/ , -", -´iﾞ/∧. ',
／γ´_,-,":.:|.:.:.i,:.:､:.:.､ , .ﾘjﾞ/:.:/, -´, -" !｀i_', i
´（/￣_./.:.:.:.!.:.:.|ヽ,:i.:.:.ヽ, - ./, ‐", ‐´._ ＿ | iゝ､＿| 退去ですか。
´i, ‐'"i.:.:.:∧:|ヽ,:.:.:.:ヽ-=, ‐´, ‐",､｀ヽ:.￣.:く, ! i'::::::::::,'
|_;,/-､‐‐.ヽ;; -"´,‐"´｝-ﾞr,､ヽ-=,´￣｀/./＼__/ 何か私がいるだけで
__ / .ヽ,‐´, -"<ゝ(_(rｿY､.:.ヽ'i v､! ,' 不都合でもありましたか？
,r/´/ ', , -", -",:.:.:.:.:.:.:〜ミ彡ｲ.:.:.:.:.|, --.､ ./ /
// iﾞr,｀-､. , -´, -"/ ヾ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'.:'.;:.:.:.:.:/ ｀ヽ､ ,' 特に何もした覚えはありませんが……
ヾ, iﾞ !､, ‐‐ヽ´, -,´ ___《.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:'.:.:.:.i ヽヽ,
ヾ､＿__i_ 彡ヽ,｀ヽ,r‐" ヾ,:/.:.:.:.´.:.:.:.:.ﾘ.:.:.:.i ヽ,ヽ､
ヽ-"´/i ヽ,/r.､_,/｀´､.:.",:.:.:.:=:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｀, ﾄ
┌────────────────────────┐
│で、それ以上の敵が此の場に居合わせなければ │
│こちらが強気に出ても 問題はなかろう。どうやら、相手は..│
│直接 戦闘を行わずに交渉したいようだし。 .│
└────────────────────────┘
l｀ｰﾆ三== 三ヽ ヽ , ヽ＼ヽ┐ ,. ‐- ､
rﾍヽ'´ ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼ ＼ ＼
Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二 ＼//／／,-､ ヽ‐､ l /
∨ミヽ ‐- ..,,_ ､ __ヽ＼///／ l i､ /__
lミﾐ ＼ / ｀丶､ ./ /l l ﾊ .l l /
lミ＝=ﾆ二 _,,,..l F-丶--'´‐l /,ﾉヽ! i ヽ､
/==ﾆ二-‐_,,.. l l /// ｆ＼ ヽ ＼ l
>'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,! ／/ﾉ └‐-､ ﾉ ヽ
/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨| ヽ l ﾉ }
///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ 'ｰ､／ｆ ﾄﾞﾚｲｸﾊﾞﾛﾝ
/// /∧ヽ-､ ￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ .i l .l ﾉ ﾊ 数日前、我が居城の 竜男爵 の一人が
// // ヽ--! l. ! ヽ ,. - ｧ it‐'´ 人族に殺された報告を受けた。
／// ノ／¨＼ ! ｀￣ l
/ （ ）＼ ､＼＼ .. -‐''"￣/ それ以外にも 脅威的な猛獣を殺してのける人族、
/ ¨ ＼｀丶 ＼ "￣ i なぎ倒すように蛮族を打ち破る人族の姿の報告、
-‐､ / ＼ ｀丶､＼＼ / その全ての風体が一致している。
＼ / } ヽ l ¨¨ 貴様で間違いないな？
＼＼ / / ￣､
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ ドレイクバロン。
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ) ああ、ハイゴブリンを引き連れた奴には
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ .身に覚えはありますね。
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ ですが向こうもやる気でしたし、
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i 殺したことを咎められるのも不本意ですよ？
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、
i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉
人 {:::::::::::::::fー‐1::/＞＜ ｀ヽ ／
. ＼ jﾒ≦ﾍ ::::::::::/〉＿_!＜ <> /〉 i ∨、
. x≠／´/ i∧::::::〈X厂 ∨/ ／人〈〉j＼} ＼
,.-､ ､､,､､､ ， __
i: :ﾐ､l: : :彡ｨ'´: :ヲ
l: :ｆ‐'-ｒ ､彡: :三彡 ﾊﾞﾙﾊﾞﾛｽ
i: ﾊ 'ﾋrｪ''"_）､ｨノ 我ら 蛮族 は人族と違い、
l:.iヽ__ ﾉｌｉ: : l 戦いの末に敗れたのならば
ヾ ,匸,ｨ__,.ィl:ﾘ 勝ち負けは問わん。
／::/::ﾛ:::::::::ﾉ::ｌ
/:／::｀:ｰ=‐"::ヽ! しかし 格の高い蛮族が敗れるほどの
ﾉ:io:::::::::::::::::::::::::::i､ .貴様がまた別の者と出会い、支配層を
r'/::::::::::::::::::;.ィ'⌒ﾞヽ 乱されるのは 非常に迷惑被るのだよ。
_ｒ ､ //:::::::::::::::／:::::::::::::::::::）
ヽ＼ﾞｔ-､ ,､／:::i:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::ﾉ 人族の「法」とやらではないが、我らにも
,.ｒ＼ ヽ i:::::::::::l:::::::::::::i:::::::::::::::::::::::/ 我らなりの秩序がある。
ヽ)く ノ::::::::::::;!:::::::::::::l::::::::::::::::::::/
＿_,,r─ミﾐミヽ￣＼|::ヽ))
_,,＝三:::::::::＼::::::::::::ミ::ヽ:::::::::川ヽ､,,,､
∠::_ノ￣:::::::ミﾐ:::ヽ::::::::|:l::::::::|ll::::::::::ミﾐ|}::ﾄ､
,,-‐''´:::::::::::::::::::〉:::ﾄヽ|ll,,-､_:::::::‐､::::::::::::ミ:::ﾉ:j
/:::::::::::::::::::::r‐-､:| /''´ / /'｀/|:::|::::::::ミ:::::::::ﾚ|
（:::::::::::::::::::::{ |/＿/ /''＿/ .|/|::::::ヾ::::::::::::/
｀つ::::::::::::/ j::￣ｦ ´|￣￣｀￣|ミ::::::::::::::r'
｀}:::::::::::::i .|ヽ/ },,-┬-‐''|ミ-.,,-､::ﾉ このような地を一人で彷徨う理由は存じぬが、
|::::::::::::/ j |ヽｦ / | .Y' ,ｲ] |ﾉ まさか戦闘を仕掛けておいて諜報や
__ __ |/:::::::〈 | __二_ / /__<ﾉｲ| .破壊工作が目的というわけではなかろう。
/-ｲ /._）-､ |:::::::::/ ,| ,,＿.￣ヽ/ // | j:::::::|
.ﾄ .|/_ /-ｲ V::::| / | 〈::/｀ / ／/ .//:::::::.| 男爵位を殺すほどの実力があるというのだ、
| / /ヽ /） Vﾐ ○ .|-─-､__,-‐ｲ::/ ○|:::::::::/ もし退かぬというのであれば たった一人が相手だろうと
|/_ ./ / / ｀「|─────-⊥::|/ 軍を率いて全力で滅すことも厭わんぞ。
| /｀ ./_./ ,,-------､ |ﾛ|:::::[二二]::O:::::::::Y
┌────────────────────────────────────┐
│向こうさんは、どうやら男爵位ほどの蛮族を │
│一人で倒したらしい、私の実力をそこそこ恐れているようだ。 │
│とはいえ、絶対に勝てない相手というわけでもないし、 │
│全力で来られると 私も困るのは確かだ。軍なんて出されちゃ 昼も夜も寝られないし。. │
└────────────────────────────────────┘
_,,..,,_ ,,,.. --- ...,,_
., '´ ｀ヾ ｀' 、
{ r／]／ ＼- ､
ｒゝ-='"￣, ' .／´ ﾊ ヽﾊ
く/ |/ /_」- ／| | ∨、
/'/ .;' ./fてl!｀ヽ | / | |/
,|／ r| {弋_ﾘ |／ト./ | ﾊ＼
／ , .八 |x｀ ｧr'| ,ﾊ /l」ヽ/
/ ;' , ＼| , lﾘﾊ!／|イ、
{ /| .／| ./| l _ x/ 八､ ＼ おお 怖い怖い。
∨ｿ 、/ 人 ,ﾊ ﾚ |＼ ノイ ）＼ ﾊ
}／こ ヽ|/-､ / ＞=ァl斤/ | イ ﾘﾚ' _ ですが こちらにも目的がありまして、
/─- ､ｒ }-r‐|7〒ア´／::/7´￣｀ヽイ _r/´/ヽ まあ要するに武者修行中なのですよ。
./ ‐-､ｿJ:::ｒん）ヽrイ::::::// ＼ ／ ｀ヽ{_/r} .ここら一帯の魔物や蛮族が
.r' -､ ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{ .}/::｀ヽ､__,,.ン 非常に腕が立つと聞きましたのでね、
/＼--//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ﾄ、 、__」_/＼::::::7 そのお相手にさせて頂いておりました。
./ ─ヽﾑ{::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::八∨､rﾍ_/|/ ｀/
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| なのでケンカ相手が増えるのは .|
/ | むしろ好都合……とはいっても、流石に .|
ノ}mn_ ／ .| 蛮族軍を出されちゃあ敵が多すぎますね。|
{ ⌒) ― 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
人{ノ^^Yl （
,.{_| =-fﾃ}｝ ）
／/{人u-'/ 〈 (
ノﾆﾆ＼＼ﾏ{ }ﾉ
／___ニﾆﾆ＼ノ＼
/ニニ ＼ニニ ∨ﾆ}
__{ニニニﾆ}ﾆﾆﾆﾆ}ﾆ人__
ﾆ＼ニﾆﾆ:/ニﾆﾆ/{＿_ニ＼
ニニニﾆ/ニニニ}ニニ}ﾆニ＼
ニニﾆ／ニニﾆﾆ{ニﾆ人ニニ∧
ニ___ﾉニニニニﾆ}＼ﾆ ∧＼/ ヽ
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
, ィi_ノ⌒YYYY! | まあ、そう言うのであれば |
,ｲ(/iミ三彡 しｎ | 河岸を変えるのもやむを得ませんかね。 |
｝ ミ三 ヾ//⌒-----､つ-､ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
{ } ⌒ヾヽ. -､ -､ } {
〈ノ/ {⌒_ww== }//// ミヽ}
}//ノﾉ人{ }/勿ｊY川| }ﾊ
r'､}|{≧ﾄ､＿＿}_,ｊ_ ィf:::/))ﾉ{ﾉﾘ}
ﾄ､ﾍ}＼::::}!::::::/ｰへ:}ﾚ/ >ヘYY
|i川ﾊ ｀i¨¨´ } ∧(ヾヽリ
○|∧ { ＿__マ__ ./ ○)川{ ……ほう、ではそれは
／}人/＼´ ┬ ./{ /ムｲ こちらからその場を提供しても良いのかな？
ｊ::::::::::::::＼ ＼ ) //l /´
／::::::::::::::: | ＞r≧f´f |┐
-､---＜::::::::::::::::::::::::＼ l|:::::||:::レ':∧
:::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}:::::||:::::::::::::::＼
:::::::::::∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::((__):::::::::::::::::::＞-----､
:::::::::::: }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::＼
┌────────────────────────┐
│私の動機、理由を懇切丁寧に教えてやり │
│ついでに今後の動向も決まっていないことを分かりやすく. │
│示してやると、 どうやら釣れたようだ。 │
└────────────────────────┘
ﾄ.、
＿ _,,.. --──- ､,_ノ }
., '´ ｀Y´ ｀' 、_
.,.' |‐ｧ ／ ＼}- ､
.| ,ﾊ_} ／/ | ヽ ';
,ゝ､.,＿,,. イ ┘ ' ‐|- /| | '; '; |
r‐''"´／, ｲ__ｒ' | / ,ム、_.／ ; ,ﾊ | ﾚ'}
￣く／Y ＿| |! ,ｲhﾉ 「lヽ / ／ /ト | |/
/ { r | lﾚ' ゝ--' |／ ｧlﾄ､ ,ﾊ ;|
./ /ヽ._| 八 {h! }/ | /;|
; / ﾚ' | ヽ､ ' ｀ ´.|／ﾚ' ∧
| / ' ､| ; _ ,ﾑ、く/＼] あら、このあたりの場を
／ ' 、 ;' /、 ,､ , ｲ ﾊ 荒らされると迷惑という話では？
/ _,.イ /＼/ ／、 ＞ ､.,,/ ,ﾊ／）/ ﾉ
{r'"| ,､ |>ｰ＜＼::::＼. / /､/､／)ﾊ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
∨ ／ ｀' ＼::::`r/ ´ -く／' ; | 確かにそのとおりだが、
/ ＼ }:::／￣｀ ､// {、 | 必ずしも全ての蛮族が殺されて
| / ＼｀∨￣｀ヽ ／ { ヽ} | 困るというわけでもないからね。
'/ ｀'|＼ イアゝ､＿＿'; ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
; | ヽ |/´り}{:::::::::::_|
,ｨ iyイ_,.ｨ
/￣::≦:V{::/ミ::::>､_,
7::／r=Y::ﾍﾄレ ､:::::ﾊ
{_:{∨{:i:トミ=-_z≦_:::{
_ﾌ:::::::ﾄ{ﾁtｯ {､-`´ﾄ;
r'::::::::::>'ﾊ 'iy | }
ト､::::ﾄ､八.', ,- ﾆ丶从 殺す相手を選んでも良い、というなら
Y:( }:::ト . _/_L こちらから その場を提供してやれる自信ならありますよ。
ゝ=' /::::::'r≦:::::Tﾆ}'､＿＿,.....--z__,､_
_,､_ﾙⅥr ＞三于<_:ﾍ:＼: :.:::{: : : ,'∧ どうですか、どうせ無意味に殺戮を繰り返すよりは
r≦:{ {: : ／ﾆ..._-- ﾐ_y＾: :}: : :Y::,':.:::::,' : ∧ .こちらの有意義に振る舞っていただけませんか？
__「:=ﾐ: :＞'´ , --tz､__Ｙ: : : : : : : :}::{:i:::::{: :,::.. :,
＞:': ＞'ハ _∠____,.-- '´: : : : : : :/::ﾄ==: __-': : } そうであれば無理に退去にして頂く必要もなく
_／:＜r Yゝ': ∧≦}::::/Ｏ: : : : : : : : : ,.::':::::::L:.....__: : : : ｀Y お互い 得られるものがあって Win-Winな話だと
i´: : : : : : :／: : : : :ﾍ._j: ﾍ:.::::r--- ::::::___::::::::::::::::ﾄ､＜:..__: :ｰ}:､ 思いますよ。
7: : : : : : : : : : :.／￣:_,.-:〈: :--＜::::...: : : : :.:.._: :::::∧:＼ヽ: : ∧
{: : : : : : : : : ／⌒}:'´: : : ::}r=y: : : : : : :r::'´:::{ヾ::::::７∨ハ: : : :∧
ー＝─ ＜ ﾄ､: : : : iゞ': : : : : : : : : : : : : 〃7 ∨: : : : : ハ
lﾍ: :ゝ､ﾊ: : : : : : : : : : : : :..::::_/ }: : : : : : : ',
}: :.>､_: :}__: : : : : : : : :ー≦: 〉 ヽ、: :__;: :,ﾊ
／ ＼:: :/:: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: ＼
／ .........}:/ ::_::_ﾊ:: ::ｉ:: :: :: :ﾉ::､:: :: ヽ＿
. / ..:::::::::::::::::/:!: :: ::/ ｀V l:: :: :: ヽ:::::＼:: :} ヽ
∧ ..::::::::::::::::::::ｲ:::!:: ::/_ V:: :: :: :: |::ヽ:::::ヽ!::. }
{ ヽ :::::::::::::／／!:::| ;ｲきﾐｘ ﾉ＼:: :: :: ヾ::ト､::::|::: ﾉ
｀ー'＾ヾシ冖"r'´/ｊ´::::!::ﾘ:::::::::;:ﾐヽ ヽ: :: ::乂::::::::l: イ
／:爪_,ノ///|::::::|::Ⅳヾｲ ≧ﾐｘ:: ミ≦＜
＜／::川::l////ﾘ::::::ﾄﾊ `ｰ'′ ｲ:::::::;ヾﾐｰ一二ﾆ=‐:- ､
／ :: /;ｲj::l'////:::: / , ヾﾆr'＾､:: ::ヽﾄ､ヾ二ヽ :＼
/:: :／´ |l::::::V//:::;ノ '′､__ ﾉ//,ﾄ::: :::ﾄ､`ー'´ ＼::ヽ それは悪く無い話ですね。
i: :: i rzzﾍ＼::∨::::i ゝ ノ . イ////} :ヽ ヾ、 ）:人
l: :: l′ ＼｀ｰ､ヽ_ﾄ､ 、 ＞‐r‐┬f升/////从: ﾄ､:: ::＼ ／ｲ ） ですけど、ちょっと困るところが
／ ＼:: ＼__, ヽ::::＼:::::＼く::::ノ⌒＼＼⌒ヾ//} V ＼:: ::ヽ. １点だけありますね。
| ￣￣ └ｧ､:::ヽ::::::＞' ,ヘ、ィ⌒ヽ、ヾﾉ ヽ:: :ﾊ
人 ....../:::::＼::::;」 {ィヽ ├'＾ヽ ﾄ､ }:/ ﾉ f´￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/ } ...:::::::::〈::::::::::::ﾚ′、ゝ､__）く } ├（￣￣二ヽ＿ ﾉ′ | 何か不都合が？
. / ..::::::::::::::::::ヽ:::::::::.､ く ヽ.ﾚ' ノ ﾉフ ´ ＿ ヽ_ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＼ .:::::::::::::::::::::::人::／ ::ゝ-{ ヽ--く ´ ／::ゝ---'´:::;:-─‐ ヽ、
┌───────────────────────────┐
│どうやら、向こうはこちらの意図を汲み取ってくれたようだ。 │
│……あるいは油断させて罠に引っ掛けるつもりかもしれないが。. │
└───────────────────────────┘
l ト.:/::.. / ', ＼＿￣｀ヽ
ｲ l__〉 // ｀ヽ￣｀丶. ､
/ ｉ / / ７ // | iヽ､ ヽ :. ヾ＼
!〃 ﾊ 〃_/ ,' lヽ | ',ヽ ﾊ . ∨l
ヽ ヽ ／ (:: /ｲ ＼ ,: l _∨ ! ', !/
イゞ､rf ､_ ノ_ｒ ｲ:: ｉ/ 丶 / ｲ´ __.! l ｉ /'
／／｀⌒7ムイ:: : :! |-‐ ￣ ∨ /,ｨ示ミ､,ｲ |
／／ //.: : :|.: : :ﾊ ! ,ｨ示ミ､ }/ {!:::::ﾘｲ:::| l
-‐".／ ／ｲ:: :ｌ: : : : ';. }Y )::::::ﾊ ー' l: :l: / ∧
-‐´ ／ / ! ,' : :i : :ゝ l从辷_ ﾉ , ''' }::ﾉｲ / ﾘ
／ / ; / 从 { ｌ＼ ヽ｀¨,,,,, ハ ﾚヾ
/ _／ /,ｲ./ // ヽﾞ -＞､ _ ＞ _ ｨ . ': : l丶 ! ええ、私はわけあって指名手配の末
! ( /´ .!' / i 丁::::/}丶. ￣ . :'ヽ:: :,' ∨| こんな場所におりますけど、別に人族の身分を
)' ﾉ / / 从 ｌ:::〈ｲ､ ｀ ┬＜ヽ ∨ !/ 捨てた気ではないのですね。
/ イ //l ヽ |::::ﾉ＼＼＿___,ｲ/::::::＼ !
. /／! l ハ !＼才:::::/::::￣￣｀i l !::::＿::::>､ ﾄ､ 客将の扱いは 流石に
/´ | | ! )' ／:::〃::::::::::::::::::::>＜⌒ヽ｀ヾﾘ 〉 勘弁していただきたいのですが。
乂| 从 /:::::／:::::::::::::::::::::/〈 んてﾊ ) 〉Y ､
. ｊ/ イ￣ ｀丶::::::::::::::::::::〉､辷ゞ-‐"〃 〉:::::丶
/´ ｀ヽ ヽ:::::::::::::::＼lヾ⌒＞〉 ｲ:::::::::::ハ
ｌ´ ｀ヽ ＼ ､:::::::::::::::＞＜ノ彡::::::／::::::!
ｲ ＼ ∨!:::::::::::::::::::::::| |:::::::::〃:::::: / ｒ─-‐ フ
/ :! ヽ| |::::::::::::::::::::://:::::／::::: ／ -‐ｙ´ -＜二＿_
〈 y.ハ::::::::::::／.::::"´::::,:イ _ -‐/ / ー‐-三_フ
┌──────────────────────────┐
│「蛮族に与するつもりはない」ということを │
│和らげての発言であるが、向こうも一応 真意を理解したようで │
│納得と疑念が混じったような不審な顔をする。 │
└──────────────────────────┘
, ==ﾐ／／三ミヽ ￣｀ミヽ､
／⌒ ⌒ヽ{ ミヽ Y⌒ //}
ミ三彡 ｀ヽ l| |li|l| |ﾉ}/ ﾉﾉ//ノｲ
／⌒ ＼{ヽ＼} } }川ﾉ / // ﾉハ
///// '⌒ヽ V //⌒7 /////} f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
川ﾉリ 三三ミヽ{ / __ ｲ }彡// //ｲ | まあ、“今は” 積極的に関与せず、
// / /^7 ｎ { 冂ﾉ 〈ﾉililｌ/⌒V} | あくまで力の求道の範囲内だけで
( ｛ ﾉ{ } {{ { ( }lili} {il/ ,ハ }l} | 協力すると申しておきます。
}ﾉハ(Ⅳ}八 il {八l } x≦三ヽ ﾘ ｲ //li{ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂_
} ﾉ:∧￣＼{ N__ノrftタラ _,n/＼ﾊ
{ l( ／∧≦笊ﾊ ｀¨¨´ {/||ヽﾆ}lﾘ
人 ⌒V/:∧ } }ｌ || }八
／⌒> ミヽ∧ {_ ｨｧ /: || /ニ …………
/ニニ{ / { ∧ ｀´ ＿__ / (_)ニニ
:{ﾆﾆニ{/ / } ∧ 二｀´二´ ／ ／ニニﾆﾆ
Vﾆﾆ:/ / O/ .∧ { ／ ／ニニニﾆﾆ
_}ニ/ / ./ / / } ＞r‐＜_ イ__ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
ﾉﾆﾆ｛ { /: / /ﾆﾆﾍ:丁ﾆ{ }ニニニニニ
／ﾆﾆニ} / { {ﾆﾆニ} {ニ:{ }ﾆﾆﾆﾆﾆニﾆ
┌──────────────────────────┐
│いずれ敵対しますよ、という意味にとれなくもないが │
│これくらいの挑発で即座に敵対する相手でないことは、先ほど..│
│軽く試した感触でわかっている。 │
└──────────────────────────┘
ｶﾞｻｶﾞｻ…
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, ｶﾞｻ…
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| ...／´￣"｀ヽ-,...||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(r' !ζ‐-_.､_,, -.､ |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w.,i ／､｝"´.:.｀"=- ､_ヽ,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
ﾞ､ゝ,,--‐´､_r"/:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, i
!´,'i:i｀.‐ﾞ´:.:.:/:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.ヾ,
|/i:i:::!.:.:.:.:.:i/‐‐-､ .',:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.! r､=､
／:./:|.:.i. |茨ﾃ'､ ヾ,:.:.:__:.i.:.| ,, ﾞi//ﾞ,｀ヽ,
, -‐´,:.:.:.｀ヽ-'.:.:.:.:.:i弋'ノ ,_=､,'｀',:|/ , -", -´iﾞ/∧. ',
／γ´_,-,":.:|.:.:.i,:.:､:.:.､"" , .ﾘjﾞ/:.:/, -´, -" !｀i_', i
´（/￣_./.:.:.:.!.:.:.|ヽ,:i.:.:.ヽ,rｰ 、 "/, ‐", ‐´._ ＿ | iゝ､＿| それで、話は戻りますが
´i, ‐'"i.:.:.:∧:|ヽ,:.:.:.:ヽ-=, ‐´, ‐",､｀ヽ:.￣.:く, ! i'::::::::::,' 私は 誰を殺せばいいんです？
|_;,/-､‐‐.ヽ;; -"´,‐"´｝-ﾞr,､ヽ-=,´￣｀/./＼__/
__ / .ヽ,‐´, -"<ゝ(_(rｿY､.:.ヽ'i v､! ,'
,r/´/ ', , -", -",:.:.:.:.:.:.:〜ミ彡ｲ.:.:.:.:.|, --.､ ./ /
// iﾞr,｀-､. , -´, -"/ ヾ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'.:'.;:.:.:.:.:/ ｀ヽ､ ,'
ヾ, iﾞ !､, ‐‐ヽ´, -,´ ___《.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:'.:.:.:.i ヽヽ,
ヾ､＿__i_ 彡ヽ,｀ヽ,r‐" ヾ,:/.:.:.:.´.:.:.:.:.ﾘ.:.:.:.i ヽ,ヽ､
ヽ-"´/i ヽ,/r.､_,/｀´､.:.",:.:.:.:=:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｀, ﾄ
┌───────────────────────┐
│しかし 目の前のこいつよりも、周辺に隠れたまんま. |
│黙って話を聞いている連中の方が苛立っているようだ。. |
│やや挑発も過ぎるし、おふざけはこのあたりにして .│
│御用とやらを聞いてしまおうか。 │
└───────────────────────┘
l｀ｰﾆ三== 三ヽ ヽ , ヽ＼ヽ┐ ,. ‐- ､
rﾍヽ'´ ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼ ＼ ＼
Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二 ＼//／／,-､ ヽ‐､ l /
∨ミヽ ‐- ..,,_ ､ __ヽ＼///／ l i､ /__
lミﾐ ＼ / ｀丶､ ./ /l l ﾊ .l l /
. lミ＝=ﾆ二 _,,,..l F-丶--'´‐l /,ﾉヽ! i ヽ､
. /==ﾆ二-‐_,,.. l l /// ｆ＼ ヽ ＼ l
. >'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,! ／/ﾉ └‐-､ ﾉ ヽ
/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨| ヽ l ﾉ }
///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ 'ｰ､／ｆ
/// /∧ヽ-､ ￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ .i l .l ﾉ ﾊ
// // ヽ--! l. ! ヽ ,. - ｧ it‐'´ ええ、そうですね。
／// ノ／¨＼ ! ｀￣ l
/ （ ）＼ ､＼＼ `z-‐'"￣/ 実は先日、貴方が殺したという
/ ¨ ＼｀丶 ＼ "￣ i ドレイクバロンのご兄弟、ご家族が
-‐､ / ＼ ｀丶､＼＼ / その仇討ちを果たそうと、揃いも揃って
＼ / } ヽ l ¨¨ 私兵の軍備を整えているのですよ、困ったことに。
＼＼ / / ￣､
／/
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉 あら、それは他人ごとでは
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ .ありませんね。
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : )
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ ですがいくら血の繋がりのある相手といえど、
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼ ﾊﾞﾙﾊﾞﾛｽ
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ 蛮族 に家族愛なんてあるものなんですか？
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、 | いえ、それが困ったことに
| 仇討ちというのも名目上でして。
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
.
_,..rｰ' ｀``ヾヽ`､ﾉ i,, ､
i､|` ⌒ヾ ､`､／ ノi ‐'ｿ
ﾄ､/ =｀ヽ //／__ ヽ ￣ヽ
'ｧl! / ､､ i 〃, ‐､ ヽ |‐､ヾ ｀)
{i/,ﾉ | r=---‐ｧ |__{. { ､､ il>′
{/ ,ﾉノ !|..:::. .:'）ﾉ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`＿::_＿,. -‐''iノ 丶｀ヽ 本当の目的は その亡くなった兄弟が
|{i ト ､;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l 生前持っていた権利を、仇の首級を上げることで
l>,i l ￣ ,:::l;:'￣l |、 ヽ |! | 奪い取ってしまおうという浅はかな欲望なのですよ。
O'ri!l | ､;/ '/ `O ,!ﾉ /
|＼ヽ -===-‐ /ﾉ! く ｣'′ 殺された相手を殺し返せれば、間接的ながら
l｀`ヽ､＼ 'T'' /／! _ﾉﾉ 強さの格付けの証明にもなりますので。
|;;|｀`'〒,ヽ ＿,/'i'´ |､
,. ィ|;;`;;,､_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_ 家族愛は二の次で、ドレイクにとっては
,.. ィ"i l ヽ'､ ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'／;//;;;ヽ、 名と格、爵位が強さに繋がりますのでね。
─-､‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ｀`'''-､;○／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ-=＝'''ヽ、
ﾄ.、
＿ _,,.. --──- ､,_ノ }
., '´ ｀Y´ ｀' 、_
.,.' |‐ｧ ／ ＼}- ､
.| ,ﾊ_} ／/ | ヽ ';
,ゝ､.,＿,,. イ ┘ ' ‐|- /| | '; '; |
r‐''"´／, ｲ__ｒ' | / ,ム、_.／ ; ,ﾊ | ﾚ'}
￣く／Y ＿| |! ,ｲhﾉ 「lヽ / ／ /ト | |/
/ { r | lﾚ' ゝ--' |／ ｧlﾄ､ ,ﾊ ;|
./ /ヽ._| 八 {h! }/ | /;|
; / ﾚ' | ヽ､ ' ｀ ´.|／ﾚ' ∧
| / ' ､| ; _ ,ﾑ、く/＼]
／ ' 、 ;' /、 ,､ , ｲ ﾊ ふむふむ。
/ _,.イ /＼/ ／、 ＞ ､.,,/ ,ﾊ／）/ ﾉ
{r'"| ,､ |>ｰ＜＼::::＼. / /､/､／)ﾊ ……なるほど、そーなんでしたか。
∨ ／ ｀' ＼::::`r/ ´ -く／' ;
/ ＼ }:::／￣｀ ､// {、 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| / ＼｀∨￣｀ヽ ／ { ヽ} .| ドレイクの爵位とは、自らが従える軍勢の規模を示しますが、
'/ ｀'|＼ イアゝ､＿＿'; .| 同時に爵位が無ければ より上位種となることを許されないという、
; | ヽ |/´り}{:::::::::::_| .| 彼ら種族の特殊な理由がありまして……
{ ､_.／-─| -‐=ﾆ|ゝrン|'￣￣| ..ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＼ _」//´￣.|＼ .!:::::::;::| !>
┌─────────────────────────────────────────┐
│目の前のバジリスクいわく、ドレイクは爵位が高いほど強いことを示しているが、 │
│単純に「個人の力量」を積めば爵位が上がるというものでもなく、同時に「率いる蛮族の数」を │
│増やさないといつまでたっても強さ＝爵位 が上がらないという、妙なレベルキャップがあるらしい。. |
└─────────────────────────────────────────┘
ｉ| i ｉ! !i _...__
ｼ`''｀`'"ヽ / ,ｲ''7
ｲ::{:｛''"}}ﾞir｝'イ /lル′
故に彼らは競って .''ﾊ::::}l`ﾟ´|5"/ﾊ＼ /`ー''7
自らの爵位を高めるため、 .：ｿi::{＝/|ﾊﾚ′｀¨ ﾚ'ﾌ/ﾉ
利権やプライドに関して ..., i {ｌﾊl‐'__| ﾟ ｆn'/ｆ7ﾌ)
非常に固執するのです。 |i |三廿三|__ | |ﾄ //
ｉ／三＼ﾆ三三ｏﾆ５､ｆﾉ `i "
しかし それが ｌ.彡⌒ヽヽ三三三三＼-､):|ｉ ,i
折角の下準備を乱すこともあり。 |彡＝､ }三三三ﾆoﾆﾍ || ||
今回の彼らの動きは、実は .V彡＝ミﾘ､三三三三/¨`'┴,､ｌ|
また別の蛮族との争いを控える ..{ﾆ＝= ｼﾊ三三三/ /:三ﾉ=＼
我々にとって非常に邪魔な行いで…… ヾ三ミ= シミ､=,r／ ノ:三厶=三}
ｒ_-'三￣ `ー-|=￣￣ __..-=ﾆシ
!ｌ {r ｰ__, ―|三6ﾆ9ﾆ＝'7"
r'／!i`i三ﾆ￣彡/／ _/|
┌───────────────────────────────────┐
│爵位の高いドレイクは必ず率いる蛮族の数が多いというのも妙な話ではあったが、. |
│なるほど面白い話だ。経験点を積めば強くなれるPC冒険者とはまた違う │
│成長条件が彼ら蛮族にはあるらしいようだ。 │
└───────────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| あるオーガ種が支配する領地への
| 城攻めを予定している今、その軍備から
| 戦力を引っこ抜かれるのは迷惑なのです。
,' !: : : : :ヾ: : : :ヘィ ￣ ヽ. ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
ｉ ﾑ: : : : : : :',: : : : :ヽ 丶
_ﾑ ／〉 : : : : : : : l: : : : : :ﾄ､ }
ヽ人 ｨ ､∧: : ｉ: : : : : :|: : : : : :|: ', /
ィ辷ﾘ斗ｲ厂てｲ :/ ':,: :|: : : : :∧: : : : : |: :ｌ ﾑ
／//: : ': : : : l: : : : :/丶 ヽ|: : : : :|: !: : : : : |: :|" rx′
／ﾐ//: : :/: /: : :ﾘ: : :/ ＿ ヽ､j|: : : : :|: |: : : : : |: :ﾄ<│!ヽ
／三/ｲ: : :ｲ 7 : ／: :,ｲてアト､ ヽ : : : :|∧: : : : :∨: :|//}!|
ヾ⌒ !: /: lﾄ|＜ニイ |!:::::::::::::∧ ＼: : :| ヽ: : : : :＼匕ｨ/ へえ、なるほどね。
!/: :从ゝ: : : :ﾘ代辷＞´ j!` ＼j _⌒` ┬─＜
／: : :/: : : 〉.: : : :| ゛ｰ ｨ:て＞r､/∧: : : : ＼ ／ } つまりそのドレイクが
／: : :／: : : ｲ : : : : | , 辷´ "//: : : ､: : : : :＼／ ﾉ 勝手に戦力を減らさないよう、
/: : : ://: :／: :|: : : : / ﾞ ／´＼:＿:.＼:＿／⌒／ 私に殺せっていうんですか。
: : : : :ﾘ: /: : : 人: : : l 丶 <⌒, 人: : : : :＼ ￣_／へ /
: : : : :ヾ{三三辷＼: ﾄ､ ＼ _＿＿ ＜:＼ ＼: : : : :Y ゝ､へ＞七ﾌ でも、それくらい自分で出来ないんですか？
: : : : : :∧三三三≧､ ＼/／＞'弋辷⌒ヽ ＼: :/ ヽ/ ) 〈 ／
.
i _ｲ く i､ ,< _L / / V ﾚ / / / 三ミﾐ､
ト┴-､ ト＞ -K巛 i ./ ,r､く,イ 三ミ ﾐ､
ト--､_三三彳イｨ ｒ,lllr─テ l ト, ミﾐ､m､三ﾐﾐi ﾊﾞﾙﾊﾞﾛｽ
i三三彳彡イｲ彳ノ| ﾉ くﾉﾘ ﾉ r ^川三ミミﾐi ……人族は 蛮族 を野蛮とお思いのようですが、
!ミﾆr−､彡ミ／ ｼ lﾌﾃﾗ / i三三ミﾐi .幾ら蛮族ったって 限度はありますよ。
iミﾆ| ft､ i彳f-=ｧ=ﾃ−､ くr＜r' . 川ﾐ三=ﾐ!
|ﾐﾆ.| k ( ヽ;;i ｀ﾞｰ´イ '（ t .,! .!彡三ミ/
|ﾃﾆ,,ヽミて ,レ--〉,! ﾒﾐ三彡/ 味方で争っては敵を殺せぬことくらい、
川||||||｀r､ィ ｀￣´ ,! ﾉ三仁ｼ 言われずとも承知しております。
リ川川 V::::ﾍ , -一＝ ,! rt^´ミﾐｼ 次の戦のために、一時の静寂を許すのは
r'くシﾘ|k.i ( )､::::ヽ､ T ,! ヽ,三ミr' 我々 蛮族も仕方なきものと心得ましたから。
|: : : : : : : : : : ::¨ー､`ヽ _ ' ,' ﾉｻﾐｼ
／ ｀ヽ
/ lｱ─- ､
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ', .| まあ、下級妖魔やトロールのような
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ | 考えなしの馬鹿に限ればそうでもありませんが。
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲ ﾏイ: : : l ￣￣ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ ノ: |: : ｉ/
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l! それは意外ですね。
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ まあ少し考えれば一切合切が破壊だけでは
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ 理屈が通らないのは存じてますけど。
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､ 兎に角、分かりました。
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY .表向きは蛮族であっても同族争いが許されないため、
. ／// / ∨:::＿＿;ｨ千ｒ'/丁 人族である私を使って そのドレイクバロンを殺せと。
.
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| ようするに暗殺の仕事ですか。 |
,r/ヽ-ヘrｆ´ﾄ､,.‐､-､_ .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
l｀ｰﾆ三== 三ヽ ヽ , ヽ＼ヽ┐ ,. ‐- ､
rﾍヽ'´ ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼ ＼ ＼
Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二 ＼//／／,-､ ヽ‐､ l /
∨ミヽ ‐- ..,,_ ､ __ヽ＼///／ l i､ /__
lミﾐ ＼ / ｀丶､ ./ /l l ﾊ .l l /
.lミ＝=ﾆ二 _,,,..l F-丶--'´‐l /,ﾉヽ! i ヽ､
./==ﾆ二-‐_,,.. l l /// ｆ＼ ヽ ＼ l
.>'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,! ／/ﾉ └‐-､ ﾉ ヽ
/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨| ヽ l ﾉ }
///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ 'ｰ､／ｆ
/// /∧ヽ-､ ￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ .i l .l ﾉ ﾊ おや、人族が冒険者と名乗る連中は
// // ヽ--! l. ! ヽ ,. - ｧ it‐'´ 蛮族の本陣を強襲する
／// ノ／¨＼ ! ｀￣ l 暗殺者のことだと思っておりましたが。
/ （ ）＼ ､＼＼ .. -‐''"￣/
/ ¨ ＼｀丶 ＼ "￣ i
-‐､ / ＼ ｀丶､＼＼ / f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
＼ / } ヽ l ¨¨ | 本来は違いますけど、.. .|
＼＼ / / ￣､ | 実際その通りですよ。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
⌒ヽ ＿
＿__ _,r､＿__ ｿ＿ ( ｀ ､
／ ￣ヾｲ イ｀7!｀ヽ ｀ヽ､ ヽ
/ 込/ ｀ ､ ｉ
! 乙ﾉ ＼ 丶ノ＿＿＿ __
', ノｲ/| ｉ ＼ ＼￣￣⌒ヽ / /
ｲゝｧ辷ｒｰｲﾅ´, ! ', ＼ ヽ ヾ､ ｿ /_7
//／ヽ-'⌒´ i ! ', ヽ ヽ､ ＿____, ',＼ /_∧＿＿__
. //´ .// | i __ヽ＼＼ ＼＿ -‐＜ ', ! ＼､ /__.ﾄ ヽ-､┴‐'
/ｲ ///ｉ i !￣ヽ ｀＼＼ ー─示ｧ辷_｀ヽ|ｉ ﾉ )' ├＜ |-|!_|つ
／ ｌ 从 | | | ｘｒﾃ示ﾐ､ ｨ辷ﾘ ｌ ｉリ､ l|/ー- ､ / レﾚｉ
／ ヽ ヾ/ヽ ヽ∧ .V辷ﾘ ' ｀¨´/ｨ/ レ)ｲ＿＿ ＼ /⌒ヽ 〉─|
. ∧.// ＼ ＼ ' 从ヽ ＼ ￣￣｀ヽ ノ＼ / ノ 何より、ソロ活動者なので
∨ ', ＼＿__≧､ ､ ' ／＼＼＼ ＼ ｿ＜ ＼／ 暗殺やら隠密行動はむしろ私の得手分野です。
|! ＼／￣` ｀ヽ＞ . _ ＜ ＼ ＼＼＼ _ ＞＜ ( ｀＞'"´
ヾ辷〈 ´ ￣二｀ヽﾉ＞──ｧ､ ＿＞"´/ ＼ ＞"´ 経験は少ないですけど、
', ｉ ,ｲ⌒￣￣｀ア7´/ | l ＞´ 襲撃場所やら必要な情報を頂ければ
', | イ/⌒ヾ＜´/ / ｊ ヽ ＞" 喜んで承りますよ？
ヽ ', ／⌒7〉､ ＼ { ヽ＿_. イ
〉Y //ノヽ､_.斗匕r‐r‐んﾊ) 〉ヾ､_, 相手にも不足がなければ、
/∧｀ｰ7/ /⌒´ｌ ｉ:::ヽ_ゝ二乙ﾌ / 経験にもなりそうですから。
// ヾ//ヽ i | |::::::::⌒ｰ.r.＜
// /∧＼＼ ', //::::::::::::::::::::ヾ::::｀ヽ
ﾑ' ／´ ',ヾ ＼ヽ//:::::::::::::::::::::::::j!::::::::::i
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| では、こちらの願いを
| 承ってくれるのですね？
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| ええ。ですがその前に |
| そちらの隠れてる方々もそろそろ |
| 姿を見せてくれて良いのでは？ . |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
┌─────────────────────────────────┐
│そんな具合で、相手は蛮族だが蛮族同士の争いに担ぎ込まれることとなった。 |
│蛮族に利用されるとは褒められたものではないが、 │
│まあ人族に敵対する仕事ではないから そこまでの汚名にはならんだろう。 │
└─────────────────────────────────┘
∠| ヽ_ヽ
ﾚ｛ ﾉヽ| ,_、
Vヽ, ´~~~~~~｀ヽヘ / ∠| ヽ_ヽ
V:::::::::::::::::::::::::::::V ﾚ｛ ﾉヽ|
(:::::|↑v イ|:::::::｝- 、 ,-― ―‐-、 ....Vヽ, ´~~~~~~｀ヽヘ /
／｛::::| l≧ii≦X:::::::｝ x i V:::::::::::::::::::::::::::::V
＿＿/ ｛.人| _二_ | |:::::｝ヽ , l .(:::::|↑v イ|:::::::｝- 、 ,-― ―‐-、
／￣ ´ iヽ二 ﾉ´丶´ ／ ト ／｛::::| l≧ii≦X:::::::｝ x i
/ 、 ＼ /／ i ＿＿/ ｛.人| _二_ | |:::::｝ヽ , l
_/ ￣￣ ＼／ ／￣ ´ iヽ二 ﾉ´丶´ ／ ト
/´ l ＿ ヽ / 、 ＼ /／ i ノ::::＼
/ ｀ 、 λ ） _/ ￣￣ ＼／ 丿_ノ:::::::::::::::＼
/ ノ 了 丿＿___. /´ l ＿ ヽ /::::::::::::::＿＿::::＼
/ 冫───=´＿ ヽ、＿＿＿＿〃 | ../ ｀ 、 λ ） 丿ヽ:::::::人 ¨丶｝
. ｛ r´:::::::::::::::／ ￣ヽ 、｀ | / ノ 了 丿＿___＿イ Ⅴ＼ ＼,┴─、|
｀i´:::::::::::γヘr´ ｀ ￣｀´ ヽヽ、 -─´￣ ./ 冫───=´＿ ヽ、＿＿＿＿〃 | / ヽ 、__/ ヽ
｛ r´:::::::::::::::／ ￣ヽ 、｀ | ／ ヽ,´ , ゝ
【ワーウルフエルダーLv11】
人狼の長老。あるいは実力者。
ライカンスロープとも呼ばれる種族で、
他にもワータイガーとか違う動物もいる。性能はだいたい同じ。
┌──────────────────────────────────────────┐
│お互い気はしれたことなんだし、と隠れていた連中を呼び出させてみれば │
│実力も、弱いわけではないが実際 大した相手ではなかった。 │
│ジェイドバジリスク本人を除けば、十分 勝てる相手だったし 強気に出たのも間違いではなかったな。...│
└──────────────────────────────────────────┘
.. . .. .::::: :: :. ... :... . .:::: .. . .
... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. . .. .. ..:: . .. . ..
. .. . .. ... .. .. . ... ... ..:: . .. ...
. .:: : :.. . ... ::: :::.. ..:: .
. .. . .. .. .. .. . . . .. . . ... ... .. .. .. .. . . . .. . . ...
.. . .. .:::: :: . ... ... . ... ... ..:: .
..:: . .. . .. .. .. .. .. . . . .. . . ... .. .. .. .. . . . .. . . ... （……あ、成長が入った。
:::....::::::........ . .::::::... .... ..:::::::....::::::........ . .::::::... ....::::::::::＼ヾi/／ O 今、依頼を受けた時点でここまでの旅が
ﾞ''､,,_,,,,-‐'゛｀`''､,.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... :::....:::: ─ ＊ -- ヾ ;i ,,/／ : :: : .. . . 。 o 区切りとして 経験点になったのかな？）
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. .. .::::／/！ヽ --, ＊､--; : ::. .:::: .. . .
,;'',;''ﾟ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::｀｀ﾞ''::;.-‐'゛~ﾞ｀ﾞ''-、.,,,:: . ... ... ／/ l ヽ
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"ﾞ''､,;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:`;'' ;｀`'‐.､;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,. .. .. .. .. . .
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ :: :;":;; ~ﾞ"'ｰ-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; '' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;'~,;ﾞ''､,. .. . ...
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' 'ﾟ ;~,;''ﾟ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''ﾟ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|ﾞ:.:ﾞ,:;、,"
ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;"i|:;.::;,,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;":;.::;,ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:
:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,::.ﾐ,,;'',;' ;~,;:.ﾐ,,ii;'',;' ;~,;''ﾟ :.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;,:.:.､;:...:,:.:.､
.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ
┌───────────────────────────┐
│とにかく。蛮族領に踏み込んだ以上、流石に人族の尊厳を │
│守りきれるとは思ってないし､「郷に入らば郷に従え」ではないが. |
│人族としての一線を超えぬ程度に彼らの要望を聞いてやろう。. │
└───────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│……今のところは、そういうことにしておこう。 │
└────────────────────┘
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ジェイドバジリスクの精神抵抗力 2d6+１７（固定値２４）
華扇ちゃんの真語魔術 行使判定 2d6+18 ＋マナスタッフなど装備
【スリープ】通せば無力化も余裕、あとはなんやかんやで殺せますでしょう。
ひゃっはー！経験値稼ぎじゃー！
＞ワーエルダー
お前らはバッファローマンだからミノタウロスだろｗｗｗｗ
１０歳でこれとか末恐ろしいとかいうレベルではない
GM「この場から立ち去れい！」（経験値稼ぎはさせねえよ！）
華扇「ぶっ殺したいやつとかいれば暗殺してきますよ？」
GM「ファッ！？」
そしてこれをきっかけにバジリスクからの依頼が増え、自動蛮族殺すウーマンになることを華扇ちゃんまだ知る由もなかったのです……
ワーウルフじゃなくてワーカウとかでいいようなww
カウ(cow)は雌牛、乳牛のニュアンスを持つので
それだと牙抜けちゃった感があるですぅ
この場合 ワーブル(bull)もしくはワーバイソン(bison)？
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│ │ ::::::::::,,,,,,,,,,::::::::::::::: ;;;;;;:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;
│ ┓ 魔 │ :::::::::::::::::: ::::::::: ::::::::::::::: ;;;;;;;;:::::::::::;;;;
│ ガ │ .| ;;;;;;;;; :::::::::::::
│ ッ. .城.│ .| :::::::::::::
│ デ │ || .| ;;;;;;;;;;:::::::
│ ム │ | _| |__.. .||
│┗ │ .|;| /。 。ヽ |,;|
│ │ |.;;| ヾi||i;;,,,ﾉ ,-'。'-,
└────┘ ﾉ ヽ .|,l.|iii|/。。。。ヽ
|| <。。。｀）イ。ヽ|ヾiiii;;;''""ﾉ.
. .|;;| |ii;;;"''（。。。。）;;|ii;; ;:|
.| ;;,| ／'~~~';;; ヾii;;:iﾉ |;; ;|.
. .ﾉ ;;ヽ_ ヾミlli;;∧;|i;;;i.| ||;∧.|| .||
／。。。。＼|ミ,-' '-,i;;;| ｌｌ いﾉヽ |.|
/o o o o o o .Y。。。。ヽ,, ｌｌ .|i; |。。＼,-'-',_ :::::::::::::
ヾミi;U;;o""''∧'~ヾii;;;;:''／ii ｌｌ ..|i; .|;;;;:::::''ﾉ______ヽ:::::::
|iii;;;:∧::ヾ(,,,,,,,,,)ii|.ii;;'' |ii ｌｌ |ii; |;;;丿iii;;;／ ;;;;;;;;
|iii;;;| |::ヾ｀|ii..|´ ii|. ヾ|ii ＿,ノii;; ヽ_ii;;::/
／'~'＼ﾉ::ヽ .|i;.| iiii .ヾii,-'~。。。。。。 ｀＼ .|
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.....;/| `; ` ; .| i |l|i.
.....:l i. ., ;.. . ._| | ﾉ ` 、 |l|i: .:. : :.: ..
.....;:ｌﾉ. ; ' ＿,,..-ｰ.'"_..|::::___..レ' f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
.....;::| _, ,..-‐T__,,..ｌ-ｰ '"_l.| .: .: .: .: . :.:..| 何！兄者に続き |
.....;::|"__,|.|＼＿＿＿＿＿＿／| .....:.:. .| 弟者までもがやられただと！？. |
.....;::|__,l,...＼ ／ , ―-o､ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.....;::|__,,.. ／＼ |＼ ／| ／ ＼ ､三｀ 二つ ...:..:.::..:.:.:.
.....;::|__／ ／ヽ| __| |__ |/ ＼ ／ ） ）＞ ` 、
'" ＼／ |~-Υ-~| ／＼ ／／ . ヽ
__ ／￣＼ .人ヽ二//／ __)/ (._／_ ::: :::::::: はっ、爆音がして駆けつけたところ
:.:. | ∩_／ノ∪＼￣／∪／i |;;;;;UＥヽ._ｌ ヽ＿＿ ヽ＿＿`＿__- 部屋で死体となっている姿が…… ＞
⊂ ／i ∪ Ｖ ∪ i |;;; .Ｅ__/ ___ ＼ ＼／￣＼ ヽ ＼
⊂ / i i .（◎） ／ |;;..丿ﾉ
|∪ i i____ |（ ( 【ドレイクバロンLv9~10】
/ i i__---- | ヽヽ 華扇が外で殺した奴の兄らしい。
（___ （_____ 丿ヽ | |
(______（＿＿＿ ＿＿___U
＼____＿／
|＼ ／|
| ヽ＿＿＿＿_／ .| ＿_
＼ ＿ ／ ⊂ニ⌒'―'―、
ヽ i ヽ, ／ヽ / ）Ｏ (⌒
／ヽ八＼Ｖ／八/＼ ⊂ニ ／
./ | ,､＿＿,､ | ヽ ノ ノ
/⌒＼ ヽ ｀二二´/ ／ヽ （ （ 侵入者か！
| （⌒ヽ、 ﾉヽ__ ＿__／ ﾉｌ⌒(⌒ヽ
(⌒＼ Ｖ / Ｖ Ｏ ノ .ｌ (⌒ ） .我らが居城内にまで踏み入るとは……
(⌒ヽ ヽノ Ｏ Ｏ / ノヽ(⌒ ） 探せ！そして確実に殺すのだ！
|`) __ノ ヽ（○） / (⌒ ）
(__ノ / ＼ ノ ｀|￣|'
／'Y⌒ヽ(
|! ｀
!
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| |. __人⌒ﾊ
⌒'. -‐‐- ミ＾ﾞ＼,ﾉ |＼ ／|
ノ ,〉 : : : : : .＼ハ__,,.. ┐ | ヽ＿＿＿＿_／ .| ＿_
／ . : : : : | : : :∨ﾆﾆﾆ,/ ＼ ＿ ／ ⊂ニ⌒'―'―、
:メ| : : : : ∧:ﾄ､: |ﾆﾆﾆﾆ〉 ヽ i ヽ, ／ヽ / ）Ｏ (⌒
^下:∧:/,x≦ 八ｱ__／ ／ヽ八＼Ｖ／八/＼ ⊂ニ ／
乂ノ (_ノ ∨ ＼ ＼＼ / | ,､＿＿,､ | ヽ ノ ノ
「 ｧ＿__,..ｲ＼: : . ｀⌒ あら、感謝して /⌒＼ ヽ ｀二二´/ ／ヽ （ （ ううむ、しかし 我が兄弟を
: : :／^Y乂斗┐ ｀､: :＼ くれるんですか？. | （⌒ヽ、 ﾉヽ__ ＿__／ ﾉｌ⌒(⌒ヽ 代わりに殺してくれたのは実にありがたい。
⌒Ｙ＾ﾞ＜⌒ｱ´‐┐ ｀⌒ヽ (⌒＼ Ｖ / Ｖ Ｏ ノ .ｌ (⌒ ）
辷辷辷辷ノ(⌒´ (⌒ヽ ヽノ Ｏ Ｏ / ノヽ(⌒ ） あとは心身を脅かすその暗殺者さえ殺せば、
´ 〈,/ Ｌ/＼ｒ‐‐ ｼｭﾀｯ |`) __ノ ヽ（○） / (⌒ ） 我がドレイク家に残る家督は私一人の思いのままか……
i (__ノ / ＼ ノ ｀|￣|' それだけは感謝せねばならんな、暗殺者とやらに。
｀)ゝ.,＿,メ{、
／＾/＾Ｙ⌒ヾ＼
.|
マジでどうしようもないからなぁ
γ⌒ヽ| | /｀X⌒Y /＿イ＿＿ 人_____＼
（ ＼ ‘，｜/ ／´￣｀X | ―t′ ＼ /∧
〉 ＼‘，| ,／ ／ ）,ﾉ ニフ: : :＼:γ⌒Y⌒ }__∧
__人__ .＿{＿＿／￣￣＼／-‐= 〈:: :|l : |:l: :ヽ: : :ヽ____/____/_____!
｀Y´ .＿＿}======}======= } ,ノ::::|l : |:l: : :|l: : : :',_/____/,______| ｜
／:.:.:.:.: }======}======= }‐―┘）: : |l : |:l: : :|l: : : : ||____[_______/. ―┼―
／ :.:.:.:.:.: 人==== （／￣￣ V:|l＼／ |l : |l: :从:::::|l: : : : ||____[,___／´￣￣ |
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉'´￣ i| i|::|l: :|l: : :|l: ∧/⌒＼!:: : : ::||___人イ ＼ ＜
（:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 〈 〈＿ i| i|: |l: :|l: : :|l/ jI抖芋笄ｧ: : : !∨//ノ ＼ ｀ ‐- ）
＼:.:.:.:´￣￣＾＼／ i| i| 丐ミ : : /彳 ん小 /|: : : : ／ 7::::::|∨＼ γ'
＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ,i| i| 代rﾘ＼(::ゝ 弋沙 ':::!: : : :|,ノ/:: : ::|. ∨. ＼ ）:|
＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 人::::.. 〈 ..:::::::::::::::::::::::/:: : : :|／|l : : :| ∨⌒＾: :
＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.＼ ＼ ノ ﾑｲ: : : |: : |l : : :| |: : : : : | . どうも、侵入者です。
{:.:.:.:.:.:.:.:.://::..＼ ＼｀こ´ ／/: : : : :|: : |l : : :| |: : : : : |
Y⌒≧=-=彡':.:.:.:.:.:.:Χ ＼__ イ. / : : : : /::::::|l : : :| |: : : : : |. 感謝していただけるなら、
＼ ／ ...く:.:／:.:.:.:.: |:.:.:|.:.:.: ／ ＼ ＼__／⌒フヽ /|l:: : |l : : :| |: : : : : |. そのお礼といってはなんですが
× .（ .:.:.:.:.:.:. |:.:.:|.:／ .／==〉 ///-‐ ):::|l: : :|l: : : | |: : : : : |. お命 頂戴させていただきますね？
／ ＼ ｀￣廴リ⌒V＼／==／≧=-=彡 /＼ Y´: :|l: : :|l: : : | | : : : : :
／: ／: : : ／=Y⌒ ﾉゝ ---彡 { ‐- ）､: |l: : :|l: : : | 人:: : : ::|
／: ／: : : ／=／ ＼／ / | l ＿,ノ | |l: : :|l: : : | ＼: : |
ムイ: : : : :/=／ / 廴 | γ´ : |l: : :|l: : : |＼ ＼|
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￣￣￣￣￣l| ,ｨ' ' “,,, -―-. .:.、:. .⌒ヾ: .: .’ ,/ ／ /}
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l| ||| l |..:‘ ｀ ''゜’｀ﾞ''"V'“´ /´￣￣´ ／ ※若干イメージも入っております
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人ィ..:::::::::::::::::::::::
''ﾞ' '' "'' ﾌﾟｽﾌﾟｽ…
ﾊ从人
´'' '' " ''｀
┌────────────────────────────────────┐
│まあ、所詮 格下に過ぎないドレイクバロンごとき、 │
│例え連戦でも苦労する相手でもないし、サクっと接敵して１分もかからずに瞬殺である｡ |
└────────────────────────────────────┘
__i,,,,_＿i,,;;;;;`,__＿_i,,,,_＿i,,__＿,.i;.. ＿_i,,,,_＿i,,__＿,_i,,,,_＿i,,__＿_i,,,,_ﾞl__i,,,,_＿i,,
,,,,_＿i,,__＿_i,,,,_＿i,,.|////∧.ﾌ. .ｌ r-､＿i,,__, 、,_i,,,,_＿i,,__＿_i,,,,_ﾞl__i,,,,_＿i,,
... ,,_＿i,,,__＿i＿＿i,,,_.|/////,'l. . ,.| {'/,＼.＿i,,__＿,_i,,,,_＿i,,__＿_i,,,,__＿i,,,__
__i,,,,_＿i,,__＿.,,_＿i,,.}/////,'}. . ﾉ」:. Ⅵ//＼__ _i,,,,_＿i,,__＿_i,,,,_ﾞl__i,,,,_＿i,
,,_＿i,,,__＿i＿,/::::`.///////}. _i,,,,_＿∨///// ≧=- ､_i,,,,_:.＿i,,,__＿ ,,,
__i,,,,_＿i,,__＿_i,,,,_.///////,/.,_＿i,,__/. 乂//////////ハﾞl__i,,,,_＿i,,__
,,_＿i,,,__＿i＿ ///////ｼ _i,,,,_＿i,,__＿,_i.￣ __ ￣}/}/∧ ﾞl,,_＿i,,,__＿
ｺﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆi//////／.iﾆ ,.斗-----=ミ／ヽ//ヽ.}/} //} ﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
./////,/ ,..*:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼///,{/∨/// | 《うわー、また爆発音だー
．,,..//////{／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼/ ∨///.. .'~'~` `"'~ | 上だ、次男様のとこだぞー》
∨/// /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:Ⅵ:ｉハ/込ｲ{ xへ. ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
,,::::,,::::::::::::.∨//,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:iⅥ:ｉ:ｉ:ｉ:i:}:ｉ:ｉ:ｉ:i:Ⅵ /ﾆﾆﾆﾆ＼ ,.、,.、
"ﾞﾞ~ ~ﾞﾞ"''''''"ﾞ.{/,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:}Ⅵ:ｉ:ｉ:iゞ'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼
ﾞ~ :: { ,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:{:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:ィ≦:ｉ:iﾌ .}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=>.~
.／ }:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:|:ｉ:ｉ:ｉ:i:_Ⅵ:ｉ:i:i/}:ｉ从' ＿}__;;:ｉ:ゞ}彡イﾆﾆﾆ }ﾍ
／ﾆﾆ:|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ斗ｆ笊:ｉ:i{Ⅵ:i/.ﾉ'' ｘイ辷ﾘ:ｉ:ｉ:i:i:i|≧=r=彡､:ｉ:ｉ:ｉ＼
.〈ﾆﾆﾆﾆ|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:l:i:i{ ,斗 ｀ヽ ｀¨´ }:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:| Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉヽ
7ﾆﾆ=|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ从:イ {z少 { }:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:|. Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉハ
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉﾊ:ｉ:ｉ:ｉ:i{:ｉ:ｉヾ:. _ ｨ }:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:|. Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:∧
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ }:i∧乂:i:i圦. < _／ }:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:| Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:∧ ふう、これでドレイクバロンの三兄弟は
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ .}/ }:ヽ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ ー ／}:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:| Ⅵ:ｉ:i:i:i∧ 全て屠り終えましたね。
../:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ / .}:ｉ:/ﾆﾆ }:ｉ:ミ:ｉ:≧s｡ _ ／rｧ.}:ｉ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:| Ⅷ:ｉ:i:ｉ:i∧
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ ,:ｉ:i{ﾆﾆﾆ}ハ- ''＜:ｉ:i:i:＞.}:l八:i:i:i小:i:i:i{ }:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i} お仕事完了です。
..../:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/ /:ｉ:i:{ﾆﾆﾆ廴:ヽ. __ヽ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i＼_）:ｉ:ｉ:ｉ:iヽ∧. }:ｉ:i:ﾊ:ｉ:ｉ:ｉ}
{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:{. /:ｉ:ｉ:八ﾆﾆﾆﾆヽ=---ｧ:＼:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:}::r＼:ｉ:ｉ:ｉ:＼､ ' ´ }:／
{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:l. /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:iヽﾆﾆﾆﾆ=_､ ゞ/=ヽ:ｉ:r'＼>.=＼:ｉ:ｉ:ｉ:ヾ, _ ﾉ'
...乂:i{Ⅵ. /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼=◆ ∧ヽ/ﾆﾆ }从 ＼）:}､:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:彡'
｀ ヽ /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ハﾆﾆ=∧.∨◆.!/ /''＼ﾆ￣
┌─────────────────────────┐
│得意の変身も、このように狭い屋内では │
│例え したところで身動き取れず 死が長引くだけだったろう。.│
└─────────────────────────┘
} : : } /:.{
} : : } {: :{
/: : / . . . ---. .､_ Ⅵ:.､
ノ: : ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:>≧=-Y:ヽ
. /:.:.≦/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ∧: : : : ﾉ: :.}
{: : : :/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼:ｉ:i∧: : : : :.:ﾉ==.ア
＞ｨ:ｉ:i/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}:ｉ:ｉ:iY:ｉ:i{: : :.イﾆﾆﾆ( ___
／ﾆﾆ{:ｉ:{:ｉ:Ⅵ:ｉ{斗≦:i:i:}:ｉ:ｉ}--ｧ:{ﾆﾆﾆﾆ):ｉ:ｉ:ｉ≧=---''
ヽﾆﾆ:从:ｉ:示:ｉ:{ “v刋 }:ｉ:ｉ|_./:ｉ:|､ﾆﾆ. へ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＼
ゞﾆ）:i圦.V}´ ｀¨ !:ｉ:i|:ｉ:ｉ:i:i{ ゞ'' ´⌒ヽ:ｉ:ｉヽ それでは【コンシール・セルフ】を。
／:ｉ:ｉ}从ヽ ' ､ ' ﾉ:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ Y:ｉ:ｉ}
/:ｉ:／ﾉ' ）}:ｉ≧=-彡.7:ｉ:i!ﾆﾆ ＼≧=- .ﾉ彡' ぶつからないよう
{:ｉ:{ /:ｉ／ ｧ=ゞｿ彡:ｉ/ ⌒ヽﾆ.＼ ￣ 気をつけて帰りましょうか。
人:{ ./" r-}彡Ⅹハ/ .＼＼彡-==ミ
ー .ｙ ｸﾆ {ﾆﾆ＼ /:ｉ／ ﾉ ノ
/= {ﾆﾆ! '/ﾆ.＼':ｉ:ｉ廴 ＞入,ノ
Ｙ {ﾆﾆ!_ '/ﾆ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉノ'' ）､
}彡ﾆﾆﾆﾆ≧Y:ｉ:ｉ/ _ -=(:ｉ:ｉ:ｉ≧==--
}_◆ﾆﾆﾆﾆﾆ /ﾆ≧=≦ア ｀¨¨¨¨¨¨´
f≧==.八}｡ﾆﾆﾆﾆﾆ/丁￣＼≧ア ＿
}ニソﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆ {.八 ＼_Yﾆ≧===≦ﾆﾆ/
r----=======彡Ⅵﾆﾆﾆ}ﾟﾆﾆﾆﾆﾆ.{ ＼ /ミヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ー ､
┌───────────────────────────────┐
│あ、申し遅れましたが、こう見えても中身は私、華扇です。 │
│そのままの姿で活動するわけにもいかず、仕方なく【ディスガイズ】によって.│
│見覚えのある蛮族に変装しながらお仕事をこなしている最中でした。 │
└───────────────────────────────┘
..::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:.::: |l|i....
.....;/| `; ` ; .| i |l|i.
.....:l i. ., ;.. . ._| | ﾉ ` 、 |l|i: .:. : :.: ..
.....;:ｌﾉ. ; ' ＿,,..-ｰ.'"_..|::::___..レ' ヽ |i;.....
.....;::| _, ,..-‐T__,,..ｌ-ｰ '"_l.| .: .: .: .: . :.:. : ＼l|;; : . . :.:. :. :. :_
.....;::|"__,|..-‐'"|_..-ｰ'l"_ -┤. .:.:. . :. :. :. :
.....;::|__,l,..-‐T"_,,.ﾄｰ '"|_..-` . :::: .:.::: .
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'" ＿ ___ __,,／ |_＿ _____ ＼.＿,. ヽ
__＿___／______...../___＿_ﾉ ／ |_＿_.｝ ｛ | .::: ::::::::
:.: .／￣ ／ | `Y,＿／ ／. ⌒＼..ヽ. ＿ 人 ＿.ヽ＿＿`＿__-
／_＿___,/______／_＿／ /_＿__l, ＿ｊ|＿. ＼...｀Y´. ￣＼ ヽ ＼
￣|!￣ .｜
|
＿＿ｊ|＿＿
￣|｢￣
|! ｷﾗｷﾗ‥
十 |
＿＿ｊ!＿_
￣|!￣
┌─────────────────────────────┐
│【ディスガイズ】の魔法は見た目を誤魔化す魔法ですが、 .│
│肉体そのものを変化させているわけではなく 洞察力の高い者ならば..│
│その幻含む変装を見破られる危険性があります。 .│
└─────────────────────────────┘
〜〜〜
.. .. 〜〜〜 ※ぶつからぬよう【レビテーション】で通路上空を浮遊して移動
.. .. 〜〜〜
∧ ∧
∧＿∧ (* > 。)
＝二三 と⌒( ,,ﾟДﾟ) ＝二 と つ
｀> と_ノ 二三 ／ ＿〉
∧＿∧ ＝二 ／ ＿〉 (_,／
二三 （ ´Д｀） (＿／ ∧＿∧
（つ つ ∧＿∧ ＝二 ┌（ ´Д）
┌───────────────────────────────┐
│なので あまり過信ならない魔法ではあるものの、 │
│他に肉体変化や幻術を纏う呪文が使えるわけでもないため │
│とりあえずは見覚えのある女性蛮族の姿に似せている現状でありますが。 │
└───────────────────────────────┘
┃ i:::,'::::,':::::::,'iイ::|!＼|! .|∨.::.:.:.:|i:.:.:!::::::::〉､::ﾍ .┃
┃ |::i:::::i::::::::i:::|∨ィ≠ﾐ､ ! .〉、:::::!i::::|::::::/:::::::>ﾍ .┃
┃ |::i:::::i::::::::i:::|〃ｒ=ｧ｡ .ヾ' ﾉ ﾉ }ｘｨ'}´i:l::〃:::／:::::::〉 ..┃
┃ ヽ !::!::::i::::::::i:::i{ ､i! .iiiｊ! ´,,.｡｀V从:::／::::::::::/ ┃
┃ ＼｀ i::i.:.::i.:.:::::i.:从 ￣´ , {iii j! }}彡'≦三彡' .┃
┃ {￣￣｀i､´ ﾉ｀ヽ:.!:.:.:::i:::i| ヽ ,'⌒ｰ==ｧ::｀ヾ"∧:::::.:ヽ ┃
┃ .）､ ﾍ .ニ! {:.i:.:.::::!:::! ｛::::::/⌒ヽ /::∧::::::.:.:.､ .┃
┃ ｀,:'ｰ‐ー‐:'´:::::::｀ヽト-ｨi:.:|:::|、ｒ'⌒｀/, | .ｲ::::::::∧::ﾊ::::} ┃
┃ .〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽハ:j〃´! ! ゝ ､）ﾉｲ:::l::::::::::::i:ﾘ､i::ﾉ .┃
┃ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>´i .| .jゝ--''´{::!::::!i:::＞''´￣￣￣￣｀＞ ....┃
┃ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/i ヽ ! ハ ヽ＜´ （ヽ. .┃
┃ く ー!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ＼ ヽミ､_,.-―‐‐' ｝´￣(｀ヽー‐-- }く ..┃
┃ ヽ i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ヾミ二（___, ./ ｀ヽ、〉 .| ／K´ ....┃
┗ ..┛
┌─────────────────────────────────┐
│他にも、見覚えのある女性蛮族なら 例のリャナンシーとかもいましたが、 .│
│吸血鬼一族は蛮族の中でも陰謀・策謀を好む為、その手先として誤解されれば.│
│変に勘ぐられる恐れもあるので そちらはやめてくことに。 │
└─────────────────────────────────┘
ロロロ |::.. ____i_ ____i_ |::.
ロロロ |:::::.. /;;;;/iヽ ...::/;;;;/iヽ |::. l'l⌒i
ロロロ |:::::::::..... |F_F|=|.. .....::::::::::|F_F|=|.. |::. |:|ｪｪ|
ロロロ |:::::::::::::.::::........ :|F_F|=|:::::...........:::::::::::::::::::|F_F|=|::::.... |::. |:|ｪｪ|
──── ＿＿＿＿＿_.::::::::::..................:::::::::::::: |F_F|=|::::::::::.................. |::. ￣￣
￣￣￣￣ ─────‐二二二二───----＿＿＿＿＿＿＿_＿＿＿
───┬............................＿＿＿＿￣￣￣:::::::::::───────‐＿＿＿￣￣────
| ::::::::::::: :| | ::::::::::::: | |:::￣￣￣!. ┌───┐ i￣￣──┬─
| ::::::::::... .| | ::::::::::... | |:::::::::::.. .. | |:::::::::::::::.....| |:::::::::::::::::::....|
| ::::::::..... .| | ::::::::..... | |::::::::::.. ... | |::::::::::::........| |:::::::::::::::::......|
└──‐┘ !＿:::...... | |::::::::... .... | |::::::::::..........| |:::::::::::::::........|
. . . . . ￣￣ ￣─── .!＿＿＿__| |＿＿__.. |
. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.: . . . . . . . . ￣￣
┌──────────────────────────────────────────┐
│かといって他に化けられそうな心当たりのある蛮族といえば │
│どれも男性ばかりで、幻をかぶせる【ディスガイズ】では声色まで変わるわけもありませんから、 .│
│残った変装先はこのドレイク――次に見かけた時はドレイクバロンだったか――しかいませんでした｡ │
└──────────────────────────────────────────┘
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_ (;:;(;:;(;:;) ＿ |幵幵｜幵幵| | |.:.:.:.:.:.:.:.:|幵幵｜幵幵|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
／(;:;(;:;(;;;(;;;)／＼: |幵幵｜幵幵| | :/|:.:.:.:.:.:.:.:.|幵幵｜幵幵|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /
＿／|￣￣￣￣|＼／＿_, |幵幵〔〕幵幵| | / .|―＿＿＿＿＿＿＿＿,､ ――――――|'
／ ／|＿＿＿＿|／ .／|:. |幵幵｜幵幵| | ;/ ,.| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｿ､ .__ /~７ｌ | /
|￣￣／ ／ ／|￣￣| r‐ . __ .|/ .|_.||`〜〜'^〜'^〜'^〜´||::::.ヽ );;( / /:::|_|/
|＿_ .|￣￣￣￣| |＿＿|／.} ハ /（.￣￣ :||￣/〔〕 ￣￣￣ ﾉ､ ||￣/_（;;;;;;）.|￣|::://|
|＿＿＿＿|／ ./ ,｝ | ∨＼ ..|| /〔〕 ﾉ､」.|| ./ );;(. ＿ _|//..::〉
/／／ __人⌒ﾊ ....|| 〔〕 ｌ_」 ||/ （;;;;;;） / /| /..:::i
〈⌒＾'Y⌒'. -‐‐- ミ＾ﾞ＼,ﾉ ￣￣￣￣￣￣￣￣ / /:::| /..:::〈
┌‐‐ ∨〉,厶ノ ,〉 : : : : : .＼ハ__,,.. ┐ |￣|::://..:::;:;:
〉ﾆﾆﾆ〉'ﾞ／.／ . : : : : | : : :∨ﾆﾆﾆ,/ |＿|//..:::;:;:
.＼ﾆﾆ乂,／:メ| : : : : ∧:ﾄ､: |ﾆﾆﾆﾆ〉
/7＾´| /Τ^下:∧:/,x≦ 八ｱ__／
__,／〈ア込. 乂ノ (_ノ ∨ ＼ ＼＼
∧ ／: ／个 - ＿__,..ｲ＼: : . ｀⌒
__＿__|: ∠,.／ /:/: : : :／^Y乂斗┐ ｀､: :＼
┌────────────────────────────┐
│まあ、変装先はおいといて、この地 「魔城ガッデム」 .│
│……なんて変に名付けられた城下町について、ぼちぼち歩きながら│
│説明しようかと思います。 【レビテーション】での浮遊による移動は │
│慎重に歩かないといけないので、遅いし 疲れますからね。 .│
└────────────────────────────┘
::| l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! [「 二二二二二二二 ｌ] l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! [「 二二
::| l!┼┼┼l! '7;, l!┼┼┼l! ';; || |￣￣￣||￣￣￣| || , l!┼┼┼l! 'k;, ,. l!┼┼┼l! ;; || |￣￣
::| ;; l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! || |┌─┐||┌─┐| || ;; . l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! || |┌─
::| l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! || |└┐ || ┌┘| || , l!┼┼┼l! l!┼┼┼l! || |└┐
::| [￣￣￣￣] [￣￣￣￣] # ,;|| | │Ⅱ||Ⅱ│ | || [￣￣￣￣] [￣￣￣￣] ,. ,;|| | │
::| ｀´￣￣｀´ へ ｀´￣￣｀´ ::|| |└┘ || └┘| || ｀´￣￣｀´ キ ｀´￣￣｀´ ::|| |└┘
::| メ ;; ;;''; ＿|| |＿＿＿||＿＿＿| ||＿ ハ ;; ;;''; ＿|| |＿＿
::| ';, ;; ,,;;''| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | ';, ;; . ,,;; | |ﾆﾆﾆﾆﾆ
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |ﾆﾆﾆﾆﾆ
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣Lｌﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|_|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣Lｌﾆﾆﾆﾆﾆ
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..... .,,,........ .,. ,,...
...,,....... ..... ......,,,,... ...,,. ....,,,,... ,.,.. ...
.,,,,.....
...,,... ...,,. ...,,,,..... ,.,.. ...
......,,,,... ...,,,,..... ..,,
┌────────────────────────────────┐
│ここ「ガッデム」は、元は古代魔法文明あたりから残された城塞都市で、 │
│魔動機文明時代にはいわゆる『文化遺産』として保存されていたのを ....│
│〈大破局〉の折に蛮族に奪われ、そのまま再利用されている都市なそうです。 │
└────────────────────────────────┘
┬┴┬┴┬┴._,,... ┬┴┬┴┬┴┤::::::::::::::::| i| ｜ |
.┬┴┌─. ／ ｀ ヽ ┬┴┬┤::::::::::::::::| i| (Q)｜(Q) |
.┴┬‖::::::./ ',..┴┬┴┤::::::::::::::::| i| ｜ |
.┬┴‖::::::.|__ r=_ﾆﾆ`ヽ l ┬┴┬┤::::::::::::::::| i| ｜ |
.┴┬‖::::::.ヾ|. ┴' .l.┴┬┴┤::::::::::::::::| ＿|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.┬┴‖:::::::::.|:::::::::::::::‖┬┴┬┴┬┤＼:::::::::::| ＿|＼＼ ＼┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳
.┴┬‖:::::::::.（人__） / ヽ.┬┴┤:::::＼::::｜ ＿|＼＼＼＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.┬┴‖:::::::::::.ヽ⌒´ .／ ヽ.┬┤:::::::::::＼| ＿|＼＼＼＼|￣
￣￣￣￣￣..ヽ__,.. ' ／ ヽ ￣ ＼＼＼|￣
／⌒` ￣ ` ヽ＼_ .＼|￣
/ i ヽ ＼ .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,' } i ヽ
{ ｊ l }
i ヽ ｊ ノ | } l
ﾄ､ } / / l | .|
! ヽ | ノ j ' |
┌─────────────────────────────────┐
│そのため、魔法文明時代のめぼしい物は殆ど撤去されるか │
│蛮族に利用されており、遺跡としては枯れているも同然。 │
│残った施設や罠なども殆ど使用不可能になっており、むしろ .│
│魔動機文明時代に持ち運ばれた機械などの方が多く残っているとかなんとか｡ │
└─────────────────────────────────┘
∧＿∧ 《ひゃーひゃっひゃ、
（ ﾟ ∀ﾟ ） 人族狩りだぁ〜！》
（ へ ,,,,,,,∧⌒ヽ、
/ / （＿）/⌒ヽノ ,:※ﾞ.0T；);;(, ﾉ〜
（＿_） (T0T；c(⌒ ） ∧＿∧ ､从､※・;ﾞ;"'(/"`Jﾞし'
（ ﾟ ∀ﾟ（￣）∴;ﾞ';`
ﾊ ﾊ ⊂ ／ ／ ;`
(｡O;ﾟ;);;;;;;;;;; ＠;;; ）〜 ／／
（＿_）
┌───────────────────────────┐
│そのため冒険者にとっては、旧文明の遺産も品薄、 .│
│ただただ蛮族が多く タムロするだけで、トレジャーハンターには. │
│縁のない場所でもあるようです。 │
└───────────────────────────┘
__ // ⌒7７ﾞ´
/二-_ ／二- |｛￣ 厶{
|二二二-_二-_ ,〉斗匕⌒＼ ／￣〉
|二二二二＼／ )／ 二二〕___ // ／
Ｌ 二二.,,__／ ／／. : : : : : : : : ｀. . / ∨
／|二二二,⌒7 . : : / : : : : : : : : : : : .Ｖ⌒ヽ|/ ハ
／:／|二 ,／//Ｖ´/. : :/. :Χ:/. : :/ : : : : : ∨/ |,〉'}__,}
／:／ 乂./＼|釗.∨. : ∧: トミ＼ / . : : /. : : :〈 ∧.ﾉｱ′
. :／ ∧| （,| : /. :Ν /斥:｀:/: :/|: / : : ∨ |/
|: ′ /: 八 ,ﾘ: : : |/ └'' |∧:/_//| : : |＼ﾘ
|: : /. ⌒ﾞ个|: : : | (ｘ=ミﾘ : : し'ﾞ二二‐ __
∨ . : ／|: :釗|: : 八 仏ジ : ∧|ﾆ,＼二二ア
／／ : : : : | ｉ : 「｀ ‐┐ .ﾉ )／,＞ﾆ|二＼／ﾆ〉 ……ち。
／／ /. :/ : :| i : :|＼ イ∩:|--二.人 二 〉／
ー＝彡 ´ /. :/. : : | i : :|ﾆ{ 「￣: ｉ 「| | | l |i⌒ﾞ'┘ ＼:＼
__厶斗‐ｧ'八: :.！,ＶＬ : : i :| 釗; |八 ｀､: .
／二二,／ ／＼ ‘（（__｛,(＼l ﾉ！: .＼ : :|
二.//⌒ﾞ ／〈〉／:＼〉⌒ ∧ ﾞY´ ﾉ:jI斗‐┐ |: ;
|二|｛ }／二／|｛〈〉｝|∨二八,｛／二∧ﾆﾆ| 、 |/
|二|｛ :/〈〉ｱ^ :|｛二｝|: ∨二‐〈二二.∨ﾆﾆ| ＼,丿
┌─────────────────────────────────┐
│逆に言えば、旧時代の兵器や防備などが │
│残されてるわけでもないため、城攻め自体は難しくもなさそうですが .│
│どうも周辺に巣食う魔物の凶暴さのせいで 王国軍は苦戦を強いられてるとか。 │
└─────────────────────────────────┘
元々迷惑な荒らしＡＡだったのに、やる夫スレに有効利用されるなんて不思議な感じだ
＿_
／///{
∨/,斗≦ﾊ
∨{/////{
:∨///ﾊ
}∧////ゝ- .､ _ -━:.ヽ
'////入////∧斗≦:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ≦=-....、
{//.＞≦∨///∧ヽ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＞
}／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:/.∨///入_}ニニニニ _￣
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:{//ゞイﾆﾆﾆﾆﾆ7:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ≧=- ..._
{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:乂//ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}へ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼. .-_-. ､ クルッ
. /:i:Ⅵ:ｉ:ｉ/}:./{:i:/三辷彡イヽ. ＼:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:彡' ....`i 丶
/:ｨ:ｉ:iⅥ:/ 斗'|:ｉ:ｉ:ｉr¨}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:､ ｀¨¨¨¨¨¨¨¨´ ._ ,ノ ) ）
. l{ Ⅵ:ｉV ''{リ｜:ｉ:i:ヽ':ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ - --−´, ´
｀/:〉 小:ｉ:ｉ:ｉ:ｉⅥ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i＼ .-−=＝''''' "´
/:ｉ:ゝ _ 圦{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ≧=----=ﾐ､:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ≧=---≦彡'
. {:/ヽ:ｉヽ_ｧ≧=ﾐ:ｉ彡≦:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉヾ :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼
. {彡'----=彡'.ノﾘ:ｉ:∧≧=-＜:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i＼
/ﾆﾆ{´ ＼_彡=--＜:ｉ:ｉ:ｉ）ノ:ｉ:ｉ:ｉr--ミ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:） ＿
┌───────────────────────────┐
│ああ、そうそう。 │
│それと当然ながら、ここは至って普通の蛮族領…… .│
│蛮族の蛮族による蛮族のための領地であり、人族は奴隷もしくは│
│餌としか見なされないような場所であります。 │
└───────────────────────────┘
,||,.,λ
(ﾒﾟ;;o｡)
∧＿∧ ||`;ﾞ~ おーい照り焼きにしようぜー
（, ﾟ∀ﾟ）'） ．
（,/ ノ ﾟ、 ::∧∧::
/ ,へ ヽ ;' ､,.,, 、,.,,,）. ::(ﾞ0;;`#):: ,,､o;,;,
（＿_） （＿） ｡､ ∴と;;(@;;つ;'ﾒ;;｀つ ::と､;.,;,;つ:: と;;,8;Ｏ〜､,.,,
"''';' `ﾞ~;';;''ﾞ" "'ﾞ;ﾞ'ﾞ';ﾞ '`;∵';;ﾟ∽o;,'
┌──────────────────────────┐
│蛮族は食人、場合によっては同族すら食ってしまえる雑食性。 │
│なんでも、彼らにとって人族は割りと美味いとかなんとか .│
│そういう話を聞くくらいには、まあ…… 見ての通りか。 .│
└──────────────────────────┘
人によっては嫌悪を催してたかもしれません
ですが蛮族は食人、同族食らいを行うのは世界観の一つです、ご了承下さい。
ただ何と言うか…元々兵器として作られたものが有効活用されているような感動があっただけで…
誤解させて済みません
┌──────────────────────────┐
│あまり良くない流れだ。話を変えよう。 │
│ │
│エイギア地方の霧の城（ミストキャッスル）を知っている方は、. │
│それに似た環境だと思ってくれていい。 │
└──────────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／／／／＼|／／／／／／＼
／／／／|＿__|.／／／／／:::::＼＼
／∠∠∠∠∠ ∠∠∠∠／:::::::::::::::＼＼
￣| ┌┬┐┌┬┐ |:::::::::::::::::::::::::::: |￣ /⌒ヽ
''""''"'''"''"''''' | ├┼┤├┼┤ |:::::: :::::::::::: :| ⊂￣￣￣⊃ .／￣￣￣￣￣￣￣￣
| └┴┘└┴┘ | |||||||||||::::::| （ ´∀｀） ＜ さて、食料調達するか
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii||￣||￣||￣||￣||￣|| | :::::|oo|⌒|::::::| （ ）Ｕ（ ） 丶＿＿＿＿＿＿＿＿
||＿||＿||＿||＿||＿||＿| :::::|oo|・. |::::::| |＿_i.＿|
||￣￣||￣￣||￣￣||￣|| ||品三三-_ （_＿）＿）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣'""''''"""""'''''''""""''''"""
:;;;;::: :: :::::,,: ;;; ;;:: ::; ;;;;::::::; ;;;:::: ::;;;::∧ ∧∧∧.;;::::; ;;;:::: ::;;;::;;::::; ;;;:::: ::;;;::;;::::; ;;;:::: ::;;;::;;:;:;;
:;;;;::: :: :::::,,: ;;; ;;:: ::（;;;;:::.∧∧.: ::;;;::(*ﾟーﾟ(*ﾟヮﾟ).::::; ;;;.∧∧.:;;::::; ;;;;::;;:;:;;;::;;:;:;;;;;:::: ::;;;::;;:;:;;
.γ⌒(*ﾟｰﾟ) / つと,,_,,) γ(*ﾟｰﾟ)
.し" し"Ｊ 〜（,,＿,,） ) 〜（ＯＪＪつ∧∧
〜γ⌒∧∧ (*ﾟｰﾟ)⌒ヽ
しｏ(*ﾟヮﾟ)っ (/"(/´" ヽ)
┌──────────────────────────┐
│人族と違い、法が定められいることはない。そのため │
│殺しても捕まることはないが、代わりに反撃、あるいは復讐、 │
│仇討ちによる殺し返しも許されている。 │
│力こそ正義の蛮族らしい環境だ。 │
└──────────────────────────┘
AA長編板あたりの有名箇所では、ログに混じって
そういうレスやらが入ってることもたびたびみかけましたね（遠い目）
::::::::::::::::::::::::: | :|:::|;;;;;;| :.''; ::,,､,..: || .......::::::::||::', ;:.:::;.., ,,:...;:;. || .......::::::::||...;'ﾞﾞ;; :
＿＿＿＿＿| :|:::|;;;;;;| “,:;";:.. [ニニニニニニ];:,､ .;r;'".,;:ｿﾞ; [ニニニニニニ];:,､:;:.''
::; ::..::;.::; :, ";,:;;|:::|;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;..,;':;::::::::`';:'',;::;..,､､..,:;:.'';::,,､,..:::',;:.:::;..,,_:: _,:...;:;...,,:;;:. . . :: :: ;:...
.:;;'ﾞﾞﾟ” _,,::;"" |:::|;;;;;;|＿_､,.:;_._,:'.:;_;;:.＿'..:__,.;._';:..;:＿ ＿ ,.,.＿､,;..＿::_i'.._._;;:.＿'..:__,.;._';:..;
;;;;;..,;':;:;;;;:,:;;;;' .,.;|:::|／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/
＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/
＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/
==================================================================
.... ''""'' ""'' .... ....... ｵｶｰｻｰﾝ♪ .ﾊ ﾊ
... ..... ''"" ... .~(,,(*^ｰ)∧."'' ...
.... ..... 〜'´￣ (*ﾟーﾟ) 蛮族様に見咎められないうちに、
..... .... (( (( (( し'￣ し"ヽ) 早く逃げるわよ。黙ってなさい。
.... ... ""'' """'' ..... ....
┌──────────────────────────────┐
│力で全てがねじ伏せられるというのは分かりやすく、 │
│まあ私含む力あるものにとって住みやすい環境である……というには、 |
│残念ながら衣食住もろもろで物足りないものがありすぎた。 .│蛮族の生活は原始的すぎるのだ。
└──────────────────────────────┘
いや！違うんだ、こう懐かしさに浸ってだだけなんだよごめんよ・・・
厂￣| ＿_厂￣|
厂￣[| ＿_厂￣| ／[＞ ´ ￣￣ ￣￣ ｀ ＜]＼
. ／[＞ ´ ￣￣ ￣￣ ｀ ＜]＼ |／ . .:.: ::.::;;;＼|
|／ . .:.: ::.::;;;＼| | . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.::;;;;;;;;| | . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.:＿|￣[|＿|￣[|＿|￣[|＿|￣[|＿|￣[|＿|￣[|＿|￣[|＿|￣|_| rｮ ..:.:..::.::;;;;;;;;|
| rｮ . :.: ::.:|──┬───┬───┬───┬───┬───::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| |ll| . .:.: ::.:|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
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| |ll| . .:.: ::.:|──┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| V . .:.: ::.:| |l三三|─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬ |l三三|::| V .. .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.:| |l三三|─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴ |l三三|::| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.:|──┬─┴───┴───┴───┴─┬───::| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.:|┬─┴─┬─‐,.:＜ 三三三三三 ＞:､ ──┴─┬─::| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| . .:.: ::.:|┴─┬──::／／lllllllｌ;:=＝＝＝＝=＼＼ ─┬─┴─::| rｮ ..:.:..::.::;;;;;;;;|
| rｮ . :.: ::.:|┬─┴─‐ /∨ｌｌｌｌｌｌ／ ::::::::::::::::::::::::::::::: ∨ヽ─┴─┬─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| |ll| . .:.: ::.:|┴─┬─::│ |ｌｌlｌll/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :|─┬─┴─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| |ll| . .:.: ::.:|┬─┴─::::|Ｖ|ｌｌｌｌｌ| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|Ｖ:|─┴─┬─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
| |ll| . .:.: ::.:|┴─┬─::│ |ｌｌｌｌｌ| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :|─┬─┴─::| |ll| . .:.: ::.::;;;;;;;;|
┌─────────────────────────────┐
│なので私は心から蛮族になることは ないだろう。 │
│それだけが理由だといえば、「お前には人族の誇りはないのか」とか. │
│突っ込まれそうな気がするが。別にないわけじゃないよ？ .│
│同族食らいは流石に私でも嫌悪を催すし。 │
└─────────────────────────────┘
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|ニニニニニニニニニニニ|ニニﾆ.l/圭圭∧.ニニニニﾆ| :|ニニニニﾆ:l二二二二二二二二二二二二二二二二二l
|ニニニニニニﾆr'⌒ヽニﾆ.|ニニﾆ/圭圭圭∧.ニニニニ|-|ニニニニニ|ニニニニニ|-|ニニニニニニ|-|ニニニﾆﾆ||
|ニニニニニニﾆ||.非.|lニﾆ.|――/圭圭圭圭∧―――..､..|ニニニニニ|ニニニニニ| :|ニニr'⌒ヽ.ニ | :|ニニニﾆﾆ||
|ニニニニニニニニニニﾆl二二二二二二二二二二二二ｌ.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:|ニニニニニ| :|ニニ||.非.|l.ニ | :|ニニニﾆﾆ||
|ニニニニニニニニニニﾆ.|ニニニニニニニニニニニﾆﾆ|..ニニニニﾆ:|ニニニニニ| :|ニニニニニニ| :|ニニニﾆﾆ||
┌─────────────────────┐
│まあ、必要とあらば やるつもりはあるがね！ .|
│ │
│というのは流石に問題発言だろうか。 │
└─────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,,
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,, "`ヽ、
| | | | | | | | |"`ヽ、 ヽ、
| | | | | | | | | | |`ヽ、 `ヽ、
| | | | | | | | | | |. .| | |ヽ、 "ヽ
|二二|.|二二|.|二二|.|二二|.|二_|..| | | |） ）
|二二|/ /）
./ / |
／ ／| |ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／ ／| |ニ| ）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／| | | /|
| | | | | | | | | | . | |二|./ .|
| | | | | | | | | | |二二／ |
|二二|.|二二|.|二二||二二||二二|.＿＿／ .|/.|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |／|/.|
＿|＿＿|＿＿|＿＿|＿＿|＿＿|＿＿_.|／|／|/|
┌────────────────────────────┐
│さて、城についたところで早速ドレイクバロン兄弟を │
│仕留めてきたことを報告する。例のジェイドバジリスクの居場所は |
│先に尋ねていたので 城壁を駆け上がれば すぐに見つけった。 │
└────────────────────────────┘
::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|:. ::.. .|l 0=n=i{三三:n;ヲ l| ::.. : :;.: : ::.. .:':':. ::.. .:'::;.: : : : :. ::...
::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|:. ::.. .|l_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,l|. ::.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : : :;.: : ::.. .
::.:'::;.'. ., .:|:,:::::::::|.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : :.. .:':. ::.. .:,r ､-ー─-､.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
::. ::.. .:'::;::|::::,::::;:|;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:;;;_::;;:;;_;;_;_;;;;;_;;l' |= ′ |;;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;: .| それはそうと、警備が
::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:| ○::○)ﾉ＿,,;,;,;;,;;ﾉ:::::.... .| ザルすぎませんか？
::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|________________________________________________________________________ ......ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
::. ::.. .:'::;::|:::.:.／ ., . , ., ., ., . __, ., .,, ., .,
:::.:.:.'. :; :::|／_____________________________________________________________________________
::. ::.. .:'::;::||'_';.;_':':_';._;'_;:_;'_;'_:'';_';_';';_;:_:'_::_:'_;';_';_';::_:;_;._;';_';_';::_:;:_:';';_:;':_':_;'::_;::_'
::.. . !'´.::::||':':';:;ｙ';:';::'::';';;:;;';:;';';':';';:';':;';;';';':';';'.;';_';_';::_:; ;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';':;
:.: : : : : :.;||' ';:;:;::';'';';;';';.;';';';';:;';';':';';:';':;;';:;';';':'; ;.;';';';';:;';;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';; f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
::::.:. . .:.:;';||'´';';':';';';:;:;';:;':';';';:;:;';: .;';:;';';':';';:'; . -―- 、;:;';;:';';::';';':'';';;.;';';';';:;';';':';'; | ドレイクのとこも、ここでも
';:;::,::.::;:;'//三三三三...､ ‐;､..三 . ト､,..___,ノ|三三三三三三三三三 | 簡単に侵入できましたけど。
';:;'; ; ;:;//ﾆﾆ7ﾆﾆ_,..rｰ' ｀``ヾヽ`､ﾉ i,, ､ |;';::.:. . .|ﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ .ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
'; .'; ;.//二:二i､|` ⌒ヾ ､`､／ ノi ‐'ｿ....|;';:;:::.:,, | 二i二二ﾆ二i二二二i
';';';';//二二 ﾄ､/ =｀ヽ //／__ ヽ ￣ヽ.ｰ--‐''′二i二二i二二二i二二
.;';'//二二二.'ｧl! / ､､ i 〃, ‐､ ヽ |‐､ヾ ｀).二l二二二l二二二i;二二
':::'/二二/二..{i/,ﾉ | r=---‐ｧ |__{. { ､､ il>′..i;二二二i;二二二l二二
{/ ,ﾉノ !|..:::. .:'）ﾉ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`＿::_＿,. -‐''iノ 丶｀ヽ
|{i ト ､;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l
l>,i l ￣ ,:::l;:'￣l |、 ヽ |! |
O'ri!l | ､;/ '/ `O ,!ﾉ / いや、それこそ
|＼ヽ -===-‐ /ﾉ! く ｣'′ そちらの手並みが見事ということだろう。
l｀`ヽ､＼ 'T'' /／! _ﾉﾉ
|;;|｀`'〒,ヽ ＿,/'i'´ |､ なにせ斥候の技術と様々な魔術を
,. ィ|;;`;;,､_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_ 高いレベルで併せ持つものなど
,.. ィ"i l ヽ'､ ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'／;//;;;ヽ、 見渡してもいないものだ。
─-､‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ｀`'''-､;○／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ-=＝'''ヽ、
/::::::} Ⅵﾆﾆ!
／::::::::ﾉ Ⅵﾆ.|_ ハ
／::::::::::ｨ 酛ﾆﾆ}. {:::{
/::::::::／{=! ＿. Y彡ゝ. |::::ヽ
/:::::イヽ,斗*≦:ｉ:ｉ:≧=┴､ ゞ:::::ﾊ
{:::/:::}:::::}:ｉ:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉヽ_.）::::::}
_＿__ 入::ノ::::,／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ⅥV:,
{ｒﾆ ／ﾆ{_::::::/:ｉ:ｉ:≧xｨ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:i:i:i:Ⅵ〈
Ｙﾆﾆ.∧ ヾ:ｉ:i=ミﾒx }メ{:ｉ:ｉ:ｉ:/,斗-:ｉ:ｉlﾆﾆ＼
人ﾆﾆﾆ Ｎ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ{.示心. !:ｉｨ/´ﾉ'从:i:i八ﾆ_/
／:ｉ:ｉ:iア'√:ｉ:{:ｉ:ｉ:ｉ:{ 辷ソ｀ ´ r示ぅ7ｲ:/ﾆﾆミx
＿ ／:ｉ:彡'ﾟ´ /:ｉ:ｉ:ｉ:i|:ｉ:ｉ:ｉ:| ゞ.ソ/===ミ:ｉ:ｉ:＼＼ それはお褒めの言葉と
＼ヽ （:（´ ／:i小:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ:ｉ:|＼ r - ､ イ:ｉ:/三/ ヽ:ｉ:ｉ:.ｉ=ｉ 預かっていいのかしら？
Ⅵ::. ヾ ／:iイ:i:i|:ｉ:ｉ:从:i从 .≧≦=-{ |:ｉ:{:/.八. Ⅵ.}=|
Ⅵﾊ （'' .r-v-／ﾆ=ハ{ミ二人ﾉへ¨ヾ-=:|ﾆﾆゝ__ .）/ﾆ'_＼
Ⅵ:ｉ:, ＿ /ゝ-〈ﾆ ／ _ ／≦Ｙ{=≧x _Y_.ﾉ =彡} l ./ﾆ// なんでもいいけど、
}:ｉ:ｉ:} ,斗*≦＞ ⌒./ 人' __.イ /ﾆﾆ.ｲﾆﾆ{＼_}（￣.{Ⅵﾆ.| .ｲ=ｲ' 約束は守ってくれるでしょうね？
}:ｉ:ｉ:| ／:ｉ:i＞'' ﾉ / ノ_.）ﾉ.Ⅵﾆ/ |ﾆﾆ:{_ {´ } 从=／=／ﾉ
}:i:／:ｉ:ｉ／ （ ---r'∩:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}=/／ ﾆｏ ﾆ≧ / .／=／￣
ﾉｲ:ｉ:ｉ／ ＼ ＼､Ⅵ:ｉ:ｉ|≦|ﾆﾆﾆｏﾆ {ﾆヽ./=／Ⅷ{:
/ﾆﾆ/ __ヽ_,,斗ヽ.Ⅵ:ﾉﾆ |ﾆﾆﾆ.ｏﾆ.!ﾆYﾆ/_,彡Ⅷ{:
,r/ヽ-ヘrｆ´ﾄ､,.‐､-､_
l｀ｰﾆ三== 三ヽ ヽ , ヽ＼ヽ┐ ,. ‐- ､
rﾍヽ'´ ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼ ＼ ＼
Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二 ＼//／／,-､ ヽ‐､ l /
∨ミヽ ‐- ..,,_ ､ __ヽ＼///／ l i､ /__
lミﾐ ＼ / ｀丶､ ./ /l l ﾊ .l l /
. lミ＝=ﾆ二 _,,,..l F-丶--'´‐l /,ﾉヽ! i ヽ､
. /==ﾆ二-‐_,,.. l l /// ｆ＼ ヽ ＼ l
. >'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,! ／/ﾉ └‐-､ ﾉ ヽ
/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨| ヽ l ﾉ }
///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ 'ｰ､／ｆ
/// /∧ヽ-､ ￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ .i l .l ﾉ ﾊ
// // ヽ--! l. ! ヽ ,. - ｧ it‐'´
／// ノ／¨＼ ! ｀￣ l
/ （ ）＼ ､＼＼ .. -‐''"￣/ ああ。裏切ってこちらが暗殺されても困るし、
/ ¨ ＼｀丶 ＼ "￣ i 滞在中の一室を貸し出す役目に、それと
-‐､ / ＼ ｀丶､＼＼ / 客としての身分をこの私 『花京院』が保証しよう。
＼ / } ヽ l ¨¨
＼＼ / / ￣､ それと…… 殺したドレイクの死体が欲しい、だったか？
.
. -=ﾆ ￣~_,／
__ // ⌒7７ﾞ´
/二-_ ／二- |｛￣ 厶{
|二二二-_二-_ ,〉斗匕⌒＼ ／￣〉
|二二二二＼／ )／ 二二〕___ // ／
Ｌ 二二.,,__／ ／／. : : : : : : : : ｀. . / ∨
／|二二二,⌒7 . : : / : : : : : : : : : : : .Ｖ⌒ヽ|/ ハ
／:／|二 ,／//Ｖ´/. : :/. :Χ:/. : :/ : : : : : ∨/ |,〉'}__,}
／:／ 乂./＼|釗.∨. : ∧: トミ＼ / . : : /. : : :〈 ∧.ﾉｱ′
. :／ ∧| （,| : /. :Ν /斥:｀:/: :/|: / : : ∨ |/
|: ′ /: 八 ,ﾘ: : : |/ └'' |∧:/_//| : : |＼ﾘ
|: : /. ⌒ﾞ个|: : : | ''' (ｘ=ミﾘ : : し'ﾞ二二‐ __
∨ . : ／|: :釗|: : 八 仏ジ : ∧|ﾆ,＼二二ア ええ。あの場で持ってくのは
／／ : : : : | ｉ : 「｀ ‐┐ '''ﾉ )／,＞ﾆ|二＼／ﾆ〉 少々重くて叶わなかったもの。
／／ /. :/ : :| i : :|＼ イ∩:|--二.人 二 〉／
ー＝彡 ´ /. :/. : : | i : :|ﾆ{ 「￣: ｉ 「| | | l |i⌒ﾞ'┘ ＼:＼
__厶斗‐ｧ'八: :.！,ＶＬ : : i :| 釗; |八 ｀､: . 別に死体をそのまま利用するわけじゃないし、
／二二,／ ／＼ ‘（（__｛,(＼l ﾉ！: .＼ : :| ちょっとやること終えれば自前で焼処分しますから。
二.//⌒ﾞ ／〈〉／:＼〉⌒ ∧ ﾞY´ ﾉ:jI斗‐┐ |: ; そこは安心してください。
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ }／二／|｛〈〉｝|∨二八,｛／二∧ﾆﾆ| 、 |/
| 詳しくは問わないが、 |.:/〈〉ｱ^ :|｛二｝|: ∨二‐〈二二.∨ﾆﾆ| ＼,丿
| アンデッドでも作るのか？. |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
__ ,.v-､ﾉ〉') ,､.. , _.
rべ′'＾ ミゞﾐ／ﾉノ7''ノﾉ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
///rミﾐ ゝ)）γ,.r;彡,ーﾆ- ﾝ | くれぐれも、１日以内に
{ { {〈/^ヾ }_j / /ﾝ/／,,.-ニ≡ﾉ | 持ってきて頂戴ね。
ヽヾ､〉' ij'′''ｰ┐,/彡;彡-ﾆ三7 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
//j∧, {ij ;; ﾉｿ ﾞ}彡-ｰﾆ;{
{{ i;〉 {g=､{’..,,(/＿ }ﾐ,.-､ヾ;{ そうか。
ﾉj/j |｀7'′'{Rニ=￣ '∫,〉 i| まあ詳しくは聞かんが、
/// 、|/_ ｀ ,/il､ノ'l |i| その他は良いのだな？
{i I{, Ξ| ｀ /;; |,;ヾ i |
〉ji｝´ | ‐=‐- ／' ／:}| !.| | f´￣￣￣￣ ヽ
|i,j L_ _, ‐' ,／::::::::|､i l | | 何が？
`' ,l｢￣ _,.ノ-┐::::::::l;;＼! ヽ＿＿＿＿乂_
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/:ｉ:/ {:ｉ:ｉ:ｉ:i∧ .| どうやら君は特別蛮族に与することに遠慮ないようだし、
./:ｉ:/｡ｒ≦:≧.､----------､ Y:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i＼ | もし望むなら後々 名誉蛮族に取り立てることも……
Ⅵ:{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＼: : : : : : : : : : <:.＼:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:∧ .ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＿ ∧:ｉ:ｒ≦三７:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉY: : : : : : : : : :＼: Y:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:}
_ﾆﾆ≧Ⅵ∨ﾆ./:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i}: : : : : : : : : : : :.ヽ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ{.
三辷彡Ⅵ.ゝｲ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i/: : : : : : : : : : : : : : V:ｉ:ｉ:ｉ:i∧
ﾆ／ﾆ／三{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/: : : : : : : : : : : : : : : : V:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ∧
ﾆﾆ／ニ.}ﾆ{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i／: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}
ゞへ彡イﾆ.{:ｉ:ｉ:ｉ:イ: :/: ＼:}: : : : : : : : :/: : : : : :Ⅷ:ｉ:ｉ:ｉ√三）
彡ﾍ､彡}三{ｒ' : : |:./{从: 木: {: : : : : :/: : : : : : :.}:ｉ:ｉ:ｉ:/:＜´
‘， ＼l: : : :|' ヾ{:./{: : : : :, :/斗--: : :}彡ｲ: : : : ≧s｡ ＿ イ
‘， ヽ l: : : :{ゞx.､＿_ ´ ヾ'{:／ノ /:'イ: : :八ﾆ≧s｡_: : : : : : : 彡'
}: ､ l: : : :|. ｀冖' ﾉ:从'ﾆ入z彡' ￣￣
. /: :.:ゝl: : : :| { ヾ=彡ｲ:ｉ/ ア
/: : : : :.l: : : :| /: :{:./´ は？
. /: : : : : :.l: : : :|＼ − ｲ: : :{:.{
/: : ＿: : :.|:l: :从⌒＞ __ ＜{: : : :.:|:.{ 馬鹿なこと言わないで下さい、
. '／ .{从: : r<,,≧='-._） rヲ|: : :./:Ⅳ. ..一応 罪にとらわれて逃げてきた身といっても
' { Ⅵ{ 込＿）＜＞つ{ : : {: | ､:､ .それだけで人族の身を捨てる気はありませんから。
∧:.V丁丁丁-<∧Ⅳ: :{: l. ＼:.､
/∨ .{ { { l. 寸lⅣ {Y:. ＼:.､ そりゃ、蛮族に手を貸していることが
__,, /∨.{ .{ { { } ヾ. Ⅵ.{: :､ ＼:.､ 人族らしくないのは確かですけど。
.
_r=ミ､r―.､＿＿＿
ノ⌒ヽ:ﾘj : ／/}_:_:_;ノ三ミ
/⌒ｿ:ｧ〈:/ : ／: :／ :=ミ_:_:_:＼_,
ｰ=ァ_:_;ノ:/-/ｰlｆ⌒厂jﾊ: : : : ＼:_:_:_≧
/:/ :}: :( j廴j{＿{__j{ }'⌒:ー=ﾐ､:_;ノ
(:〈 :ノ: ;ﾊ ｀ r‐茫ぅ｀ }: :ｧ‐┐rﾄ┬'
ｿ: :/／_ └く) }│}:ミ{
{:ﾊ( |ヽ-' /(_}}／: :{: ;ﾉ
乂:{ l 辷___一 / i {⌒ヽ:}_
/} { ノ/ |＼:l }(_)
(_)人ー―一 イ |: : ＼_ ……正直だな。
___}__／￣￣}l厂￣￣＼/（_)
| {匚￣||ｌ| {匚 ] { トロールの連中あたりが
／￣￣＼ｰ＜￣∨￣＼⌒ｉ ｀￣￣|ｌ| ￣´ |＿ 実に好みそうな性格だ。
. / ＼ｌ } │ } } l|＼ ｌ| ／ ＼＿＿＿
/ } | | | | l l| ＼＿___|ｌ|＿___／ ＼＼__
/´ } | | | l l| (__) } | ＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
. { _ノ } | / ｌ| | | } .| あ、それで思い出しました。
乂＿ _,ノ ﾉ } ﾘ / ﾊ .ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
} ￣￣￣ { { i /＿＿ __ / / j}_
. _ﾉ＿＿／ ＼/ j | / ＼(__)＿＿＿___ / / 厂}
/'////// ,斗*≦:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i≧.､///,'ヽ
/'////// ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼//,ハ
/'////// ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:Ⅵ:＼'/∧
{///// {-=ミ､:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:iⅥ:ｉ:ｉ丶∧
|//////Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ＼:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:|:ｉ:ｉ!:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉヾ}≦廴
l///////Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ|:i:iⅣ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:}:ｉ:i|Ⅵ:ｉ}:ｉ∧ﾆﾆﾆﾆ}
{＼///// Ⅵ:ｉ:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ|:iⅣ:i:Ⅳ:Ⅳ|:ｉ:i}斗匕:i:i}ﾆﾆﾆ（:ｉヽ
{:ｉ:ｉﾍ////ノ:ｉ:i:ｉ:i:i{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:丁笊７ :i:/ |:ｉ/ 以}:ｉ/ﾆﾆﾆ= へ:ｉ:､
乂:ｉ:ｉ:ｉ: へ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:∧:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:,斗芋==x/ }/ 磷 }/:∧彡' ヾ:i.､
r≦ﾆﾆ／ﾆﾆﾆ}_彡':i:{ Ⅵ:ｉ:ｉ:i:i爪 {示ハ ﾘ 弋{ﾉ:ｉ:ｉ:∧ Ⅵ
_,斗≦／ﾆﾆﾆﾆﾆ}:ｉ:ｉ:i:i:∧ Ⅵ:ｉ:ｉ:i:{ 乂zソノ .､ | Ⅵ:∧ }:i もし いれば、また次は
＞ﾆ彡 '⌒Yﾆﾆﾆ }:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:ゝⅥ:ｉ:ｉ:{. ^冖´ ,. Ⅵ:∧. |:i 強そうなトロールの死体を
／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉｲ .ﾉﾆﾆﾆ人:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉⅥ:ｉ∧ ＿＿, / }:i:i:iﾊ. .|:i 見繕ってくれません？
. ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／ ゞーr':ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:i}Ⅵ:ｉ∧ __ / .}:ｉ}:ｉ:ｉ} 从
／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／ 小:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:}Ⅵ:ｉ:ｉⅥﾆﾆ≧r―‐ 彡ヽ }:iⅣ:| /' ） 必要であれば、同様に
/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／ /:ｉ:|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i/_=ヾ:ｉ:ｉ:ｉⅥﾆﾆ ゝ_:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼.}:ﾘ l:.|. / こちら自らが動いて殺してもよろしいですけど。
/:ｉ:ｉ:ｉ:／ /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i〃 ＼＼:ｉ:ヽﾆﾆﾆﾆ}Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:.// l:.|
. ノ:ｉ＞' ./:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/i, Yﾆ≧*＼--ミ=＼ﾆﾆ/':ｉ:ｉ:ｉ:ﾚ／⌒ヽ
/イ:{ /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:i:i} .|ﾆﾆﾆⅣー＝ミﾆ..＼_斗≧V Ｙ
. /' |::ｉ. /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ| .|ﾆﾆﾆ { Ⅵﾆﾆヽ､ 込 ノｉ
ヾ. /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:| .|ﾆﾆﾆ | Ⅵﾆﾆ∧､､＼ （ -|＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ……考えておこう。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|:. ::.. .|l 0=n=i{三三:n;ヲ l| ::.. : :;.: : ::.. .:':':. ::.. .:'::;.: : : : :. ::...
::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|:. ::.. .|l_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,l|. ::.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : : :;.: : ::.. .
::.:'::;.'. ., .:|:,:::::::::|.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : :.. .:':. ::.. .:,r ､-ー─-､.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::..
::. ::.. .:'::;::|::::,::::;:|;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:;;;_::;;:;;_;;_;_;;;;;_;;l' |= ′ |;;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:
::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:| ○::○)ﾉ＿,,;,;,;;,;;ﾉ:::::....
::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|____.Y: :ヽ._____________________/.______________________________________
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::.. . !'´.::::||':':';:;ｙ';:ノ: : ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:>≧=-Y:ヽ:_:; ;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';':;
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';:;::,::.::;:;'//三三.＞ｨ:ｉ:i/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}:ｉ:ｉ:iY:ｉ:i{: : :.イﾆﾆﾆ( ___ 三三三三三三三
';:;'; ; ;:;//ﾆﾆ..／ﾆﾆ{:ｉ:{:ｉ:Ⅵ:ｉ{斗≦:i:i:}:ｉ:ｉ}--ｧ:{ﾆﾆﾆﾆ):ｉ:ｉ:ｉ≧=---''..ﾆﾆiﾆﾆﾆ
'; .'; ;.//二:二ヽﾆﾆ:从:ｉ:示:ｉ:{ “v刋 }:ｉ:ｉ|_./:ｉ:|､ﾆﾆ. へ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＼ i二二二i
';';';';//二二ニ:..ゞﾆ）:i圦.V}´ ｀¨ !:ｉ:i|:ｉ:ｉ:i:i{ ゞ'' ´⌒ヽ:ｉ:ｉヽ.
.;';'//二二二/;...／:ｉ:ｉ}从ヽ ' ､ ' ﾉ:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ Y:ｉ:ｉ}.i;
':::'/二二/二.../:ｉ:／ﾉ' ）}:ｉ≧=-彡.7:ｉ:i!ﾆﾆ ＼≧=- .ﾉ彡'.l
{:ｉ:{ /:ｉ／ ｧ=ゞｿ彡:ｉ/ ⌒ヽﾆ.＼ ￣ じゃあ、よろしくね。
人:{ ./" r-}彡Ⅹハ/ .＼＼彡-==ミ
ー .ｙ ｸﾆ {ﾆﾆ＼ /:ｉ／ ﾉ ノ それと部屋の割り当ては
/= {ﾆﾆ! '/ﾆ.＼':ｉ:ｉ廴 ＞入,ノ 案内してもらえるかしら？ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
Ｙ {ﾆﾆ!_ '/ﾆ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉノ'' ）､ | それなら、外で待っているラミアに
}彡ﾆﾆﾆﾆ≧Y:ｉ:ｉ/ _ -=(:ｉ:ｉ:ｉ≧==-- | 道を訪ねてくれ。
}_◆ﾆﾆﾆﾆﾆ /ﾆ≧=≦ア ｀¨¨¨¨¨¨´ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
f≧==.八}｡ﾆﾆﾆﾆﾆ/丁￣＼≧ア
._＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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. |:::::l￣￣￣￣|:::::||:::::l￣￣￣￣|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| f´￣￣￣￣￣￣ ヽ
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| | それはどうも。. |
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. |:::::|＿＿＿___|:::::||:::::..ミ_ﾞ⌒)____|:::::|
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::.(´ ⌒):::::::::::| ﾊﾞﾀﾝ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀〜ｰ' ￣￣
┌────────────────────────┐
│さて。 │
│とりあえず、危険極まりない魔物がうろつく蛮族領で ...│
│なんとか雨風を安定してしのげる軒先を手に入れられた｡ │
└────────────────────────┘
.....;::|. ` . . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. |l|i.
..::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:.::: |l|i....
.....;/| `; ` ; .| i |l|i.
.....:l i. ., ;.. . ._| | ﾉ ` 、 |l|i: .:. : :.: ..
.....;:ｌﾉ. ; ' ＿,,..-ｰ.'"_..|::::___..レ' ヽ |i;.....
.....;::| _, ,..-‐T__,,..ｌ-ｰ '"_l.| .: .: .: .: . :.:. : ＼l|;; : . . :.:. :. :. :_
.....;::|"__,|..-‐'"|_..-ｰ'l"_ -┤. .:.:. . :. :. :. :
.....;::|__,l,..-‐T"_,,.ﾄｰ '"|_..-` . :::: .:.::: .
.....;::|__,,..-ｰ'"l.,,..-ｰ '":::::::::::: r‐ . ....:.:.:.. .__ ..:..:.::..:.:.:.
.....;::|__,ｌ..-ｰ'"_,,,／_＿ __＿ } ハ ..../（ ` 、
'" ＿ ___ __,,／ |_. / ,｝ | , .. ∨＼ ヽ
__＿___／______...../___＿_ﾉ /／／.＿___／___人⌒ﾊ .::: ::::::::
:.: .／￣ ／ | `.〈⌒＾'Y⌒'. -‐‐- ミ＾ﾞ＼,ﾉ ヽ＿＿`＿__-
／_＿___,/______／_.┌‐‐ ∨〉,厶ノ ,〉 : : : : : .＼ハ__,,.. ┐.＼ ヽ ＼
〉ﾆﾆﾆ〉'ﾞ／.／ . : : : : | : : :∨ﾆﾆﾆ,/
＼ﾆﾆ乂,／:メ| : : : : ∧:ﾄ､: |ﾆﾆﾆﾆ〉
/7＾´| /Τ^下:∧:/,x≦ 八ｱ__／
__,／〈ア込. 乂ノ (_ノ ∨ ＼ ＼＼ さて……
∧ ／: ／个 「 ｧ＿__,..ｲ＼: : . ｀⌒
__＿__|: ∠,.／ /:/: : : :／^Y乂斗┐ ｀､: :＼
´⌒＾ﾞヾ. 人 __彡': 「'⌒Ｙ＾ﾞ＜⌒ｱ´‐┐ ｀⌒ヽ
＼ﾆ=--=ゞ.,辷辷辷辷ノ(⌒´
┌─────────────────────────────┐
│そして、今の依頼達成により獲得した経験点を消費して、 .│
│ついに華扇のソーサラー技能レベルも１２に達した。 │
│特技は得られないが、それよりも重要なのは獲得出来る呪文の方。. │
└─────────────────────────────┘
/} }/!
,ィfﾆィ_ /,ﾊ
〃´: : :r ''//
__,ﾘ: : :/: }彡ｲ:i
∠／: : ／: /ｲ {: / あとで【ディスガイズ】での変装から
／: : ／: : :／ _ﾉ:{ 【ポリモルフ】の方に切り替えるとして……
ー=彡: : : : ::＞イ////≧､
＜: : : : : : :＞''i´／´￣￣￣ﾘ } 死体調達する前に、色々と
{三三≧ー ┴- r'' .' / /_ ノ 確かめておかないとね。
｀ ￣￣ ﾏ 二 へ､＿ ..ｨ{三≧=- ＜＼
乂 }////∧/￣￣＼_＿＼
＿＿＿ノ///////≧=--------,
ﾏ三三三ア三/三三三三＞､三三三/
}三＞ ´ ⌒/三三三三 彡へ ＿＿ ｀ヽ
∠j／/ ,.ィ''"~ ７ｰtttt. /
ノ＿／ ./ / }//| く
′ / |//| ヽ
j / .!//! ､ __} ',
┌────────────────────────────────────────────────┐
│１２レベルで獲得できる新呪文は、【ウェポン・マスターⅡ】、【ショック】、そして【ポリモルフ】の３つ。 │
│《なぎ払い》ができるようになる【ウェポン・マスターⅡ】や、ハイゴブリンなどの魔法耐性持ちにも │
│抵抗を無視して必中、HPMPの両ダメージを与える【ショック】も中々だが……それよりも、特筆すべきは【ポリモルフ】│
└────────────────────────────────────────────────┘
::::: ::::;':::..:::: ::.'';:::.:.::::.＿＿＿＿＿. ..:::...
i. ::;':::::::::::::: ヽ../::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ ..:: ::::..
: . : /. : . : . /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ :: （) :::
。 .::/. .{:::::{_二二二二二_}:::::::', l~l ､;
; I,, .::::/ ./::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ. , | .|:::
: .::::/ ./_ノ ィ=ミヽ ｨf=ミ､{ |＼::::.､.. ム一:::
...:::/ i::/ | | Ｖｯ ＼{. Vｯ ! |ｱ {::::::i. .::::::::::::: :.';:
...:::::/ |/ｨ | { ' } ! 乂::| （ドレイク語）
....::::::/ . |:::ｊ从 !ヽ ｰ ‐ .ｨ / ﾊ {´:::! 《案内いたしますわ、お客様》
::::::::/ ,, |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::|
;:; ;: ; ;; ;,';:;: ;: : ;: ;;; ';､;:..|:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::!.. . :.';､;: :. .:. :. :.:
';､;: :. ';､;: :. .:. :. :.: .:. . ';､;:.|:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:|.;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . .
''';､;: :. .:. :. :.: .:. , ､;: :. ..|／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ ミ､､;: :. .:. :. :.: .:.
〈ニニノ/ / |ニニﾆニ}
',／／ , {ﾆ,ニﾆﾆﾑ
/ニ{_＿＿__i＿＿＿＿|ニ,ニニニヽ
{ニニニニ-===-ニニニニ}＼ニニニ.､
人ニニニ--===--ニニﾆ // ＼ニﾆニ＼
i>ー=≦ニニゝニ--=イ.ﾑ ､ニニﾆ ヽ
|ニ}_＿{{=＿}}＿＿＿__ / ヽニニニ}
|ﾆﾆiニ}}ﾆニﾆニニニ/ ｿニニ/
,ﾆニjニ{{ニニニニニ, /ニニ/
/ニﾆ,:ニ||ニニニニニ{ , ニニ/
/ﾆﾆ/ニﾆﾘニニニニニ∨ ,ﾆﾆニ/
,:ﾆﾆ/ニﾆ//ニニニニニﾆ∨ /ニニ.,
,ﾆ /￣。''} }-=ニニニニニﾆ∨ ﾉ｀ヽニ.ｲ
ｆニ{＿ ノノ=- } }￣ -=ﾆ.rー- く ∠′
┌───────────────────────────────────────────┐
│【ポリモルフ】は、一部の種族を除く 魔物あるいは人族蛮族に変身することで │
│その肉体的特徴、能力を得られる魔法だ。MPや、魔法行使、あるいは戦闘特技のような .│
│精神的特徴、あるいは技能で獲得出来る特徴までは得られないが、自分よりレベルが上の魔物にさえ │
│魔物のデータを自力で見抜くことに成功していれば 化けてしまえる、バランスを壊す性能を持つ。 .│
└───────────────────────────────────────────┘
|iヽ
}= } /{
ノ=,/ { |
/= / ､:ヽ
iニ人_ ―― Ｙハ
{⌒ヽﾆ/ }ハ:.／:.:.:.:.:.:＼⌒Y,V
＞=- _,人 Ｙ=/ﾆ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:YﾊY__
/⌒ ー―=彡 人z彡ｲ:从i:.:.:.:.: /:.:.八V Y
＼ -―==:.:.:.:.:.:.{ V:Ｙ芥从:.:./ｲ:/彡イ{⌒
ﾊ／ }ヽ ／:._彡イ:.:／ Y:.:.:.:ゝ:.:.iゞ ' ｀㌻:{´⌒ヽ:.＼_
_/⌒Y==--――-彡 （=====ｲ:.:.:ゝ_っ ' ノi:.:|_ ＼:.⌒ 《ええ、それはどうも。
二）⌒{彡ｧ- -----ー__{ ＿_､,从:{=Yﾊ⌒Y:.从⌒ ）ﾉ でもその前に一つ、試してみたいことが
フ乂 √彡' }:.//:.:.:.:人{ ﾒ:./} } ヽ十{ _ ＼:从 /´ あるんですが……》
/ /⌒ー´ 乂ｲﾊ:{/:.:.:.:７:.: , ﾉ ／ ｲﾊVi ＞彡 ､
v ＞--ﾍ===ミ-=彡 ﾉ/ }:}=彡'＼ ＼ へ
／ ヽニニ ＼/人（＿ //_ノ; 7彡＜ ）
へ /ニ≧=-{ニ{ニ/ニ / へ_彡＼ Ⅵ{__メﾐ
{ iニニニ= ニ=/ニ /ｲYニヽ i }ﾍ}
{- ,八ニニ=-へｲニ ﾊニ/ニニ}'⌒}
{ へ__ へニﾆ}乂{ﾆヽ'ニ＞,ﾉ- ７
┌──────────────────────────────────┐
│なので、華扇が知るところ多分 最強である │
│雪山で出会ったあのファイアジャイアント亜種Lv16にも化ける条件が整っている。. │
│そうすれば そのへんの魔物にはもう負ける余地はないが…… そうではない。 . │
└──────────────────────────────────┘
＿＿＿＿＿
..ｨf/////////////,≧ｘ､
／ﾊ//////////////ﾍ///,＼
//「￣￣￣￣￣￣￣￣ﾄ},////ﾍ
.i//|＿＿＿＿＿＿＿＿」ハ'////ﾑ
|// / ___{_ i 斗匕､} ｉ ｉ/////,i!
ﾚ}/ { ./{i. l､ .i斗=ミ| |//////!
ﾚ'i i{ .,ﾞ斥､ i V ﾄ刈 〉 「-ア//i!
|/| iレ!. 似 ＼|i ゞ '' | |イ////| 《は、なんでしょう？》
|./ | .i , , ､ ' ' / j |////i|
. ﾉ .i人 r- 、 厶 / i!////| f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
|´i ﾄi 个 。._ __,.ｨi / ∧|////| | 《いえ、身構えなくて結構です。
|:人_{ ＼{从r≦〕抓-≦ﾚ'レ'〉---､/」 | すぐに終わりますから》
Ｌ///＞‐ rﾄ､｀￣i￣´＞'' f/////｀ヽ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
┌─────────────────────────────────────┐
│【ポリモルフ】の危険性は単純なデータの数値の大小とかとは もっと別のところにある。 │
└─────────────────────────────────────┘
┏ .┓
┃＞《ファストアクション》┃
┗ .┛
／! 人.`ー──┐
／ │ -――――――‐ ｀Ｙ´.￣ ￣O |
| ./ .|: ／ ｀ヽ､.ｉ °|
＼∧／./ |: . . ／ __人__. .|
―＜ ＞― /: : ／ ｀Ｙ´.＼/ .|
／∨＼. /:.／ / / ! ..ヽ...＼∧／
|..| ∨ ｌ ／ / / / / ―＜ ＞―
ｌ |: / ／ / ／／'::. / /:!:. .:::. ......／∨＼
l |: . ::/:／_ ／-‐'／／ /::..__/|: / !::::::/::: ﾍ |
人 l :|:￣{/ ／∠.／／ /::..／`７ﾒ､ /::: /::: ..:::::::::l f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
｀Ｙ´. l !::::厶f≦テ千ﾄ< /／xz≠＜ /::::/:::: ..::/.::::／ | 《ほんと、たった一発で. .|
, ‐＜⌒ヽ ｉ:. :| l::Ⅳ {iiﾍ__,ィ/ ´7ﾍ _,ﾊ/:／:::::. _／:::／ .| 終わりますから》 .|
／ ＼ ＼__人__. ::ｌ :::ﾊ 弋iii少' riiiiii/ ' ｧｰ‐＜{ /::／ .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
く ヽ ｀Ｙ´!:. ﾊ .::::::/>ヘ、.:.:::::: ｀ｰ' /::::::::...:::|人
> ＞―‐- 〉 . !.∧::..::::ヽ.::::／ ___ヽ ' .:.:::::::: /:::_:::::::::::.｀Ｙ´
／'⌒く／: : : : : : : { }∧:: :::: f'´ ´￣ ＿} v―-v /／ ￣｀l:::::Vﾍ.. .ｉ ┏ .┓
／: : : : : : : : : ゝ ｌ_∧:::::::| '´ ヽ_` ｰ'´ __イ⌒ヽ |::::::V. __人__ ..┃＞【ポリモルフ】 ┃
/: : : : : : : : : : : : : : :ヽ lヽ∧ :::| ／ l_ r＜⌒l ＼ ヽ |:::::::∨.｀Ｙ´ ...┃ to リャナンシー┃
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :| ｌ | ヽ:l ﾉ/ / { ｛ .l ｀ ﾊ::::::::l. ! ┗ .┛
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :| l | | r'_/／ ∧ ! ／ ＼:::|＼
┌───────────────────────┐
│魔物に化け、その特殊能力を得られる。 .│
│命中力とか打撃点とかHPとかダメージとか関係ない､ │
│その一点が非常に危なっかしいのだ。 │
└───────────────────────┘
ｶﾌﾟﾘ
┌───────────┐
│例えばこんな感じで。 .│
└───────────┘
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣
￣￣
|| ＼ :. :. :. : . :. :.:: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
|| ＼ . :. :. :.:.:. :. :.:.: .: .: .: | リャナンシーと出会えていたのは､ .|
|| ＼ . :. :. :.:.:. :. :.:.: .: :. | 不幸中の幸いですねぇ。あれで .|
|| ＼ . :. :. :.:.:. :. :.:.: .: .: .: .: . :. :. :. : .: .: . :. :.||:.: . :. :. :. : . :. :: | 手段の幅が広がりましたから。 |
|| ||＼: .: .:. : .: .: .:. . :. : ,／|￣￣￣￣￣.:.||:.: . :. :. :. : . :. :: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|| || ＼ .:.:.:.: 、, ,.／ || . :. :. .: ||. :.: . :. :. :. : . :.: :
|| || t== - o - .!| . : :||.: .: .: .: . :. :. :. . : f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
|| || || .).| .|| . / . . : .: ||.: .: . ..:: ::::...: .| まあ、人族相手に魔法か何かで精神支配を行うのは ...|
|| || || .（ | ,|| . ||.: .: . :: （) ::: | 法的にアウトですので、それ以外にしか使えませんけど。 |
|| || || ＿＿ .!|. :. :. :.:...: ||.:. :. ;l~l ..乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|| || ||. ,rf//////ミ､.| .:.:. .:.:. .:||.: .: . , | .|::: 蛮族ならセーフですよね？ ふふっ
|| || ||./､//}///////ヽ. .:..:..: .: . || . ム一:::
||. , || ....ノ{ У////////,i .: .:..: .:.: ||. :. :. :::::::::::::
|| ||.. Y { ヽ///////////| .::.:.:. : . ||. :. :. :. :. :. : .: .:
|| :. || ヾ从{////////////! . :. :. :. : ||.: . :.: . :. :. :. :.:.
|| ´ .||／ ////////////// ||.: .:.: .:. :. :. .::.:..:
/ i////////////{ 〜
{_./'///////////,ﾊ 〜
/´.,'/////////////ﾑ､
';:;'; ; '::::,':,: : . : ::::||;:;';';:::.:. . . :;::;';':';'.';':';':;' .`':.:.:. . . :;::;';':';';:;';:
';:;'; ; '::::,':,: : . : ::::|lﾄ――､ . :;::;';:: ,----、. . . :;:'::':::. . . :;::;';':';';
;'; ; '::::,':,:.:: ::. .::::;:;'';|l|:: | .:.':;:;';:;';:;';:;.:: :. |ｉ:::: ｉ|.:.::';';';':':';':':: : .:.:.:;';';
;';'; ; '::::,':,:::. . .:.::::::';|l|';':':: ｜ . :';:.':'.';'; :ヽ;;;;;ノ ;';:';':' :.: : . ∧ ;';';';:
';:;'; ; '::::,':,: : . : ::::|l|;';';:::.:.| . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::':.:.:. . . 〈::|:〉:;';:;';';';
'; '::::,':, : .:. :. :.:. :. :::|l|:::... ...l '.: .: .: .:.:';.;';:;';':';';';';';:;::':: {iⅩi} . :;::) (､.::.;';:.'
';:;'; ; ':::: :,: .:.:.|l|:::: :,: l| . :;. : ';:;';:;';';:;';:;';:;';';':';' {i￣｀i} l;l`ーz_:;
;'; ; '::::,':,::.. . . :|l|:,::.. . l|: . . :;.:':';:;';:;';.;';';';':';';' 7ijlilililiT ::|| ';';';
';:;'; ; '::::,':,:.: : : : : :.;|l|:,::.. . l| '... '::::,':,:.: :;:;: ;::';': ,〉!i!i!i〈 || ';.;';';'
';:;'; ; '::::,':,::::.:. . .:.:;';|lﾄ､:,::..:;|. .:.: : : : ;';';::';':';';';': [lｉ,j,j,j､] |""""""|
';:;::'; ; '::::,':,':,':,':,;／二 .＼::l| :ﾆﾆﾆﾆﾆ l|::::....:ﾆﾆ|:.:.:.:.:.:.:::;|
'; .';'::::,':,':,':,':,;／三三三 Υ 三三三⊆⊇::::::::...三三
':::::,':,':,':,':,;, ―- ＿ ＿ -― ､ 二二二l二二二i;二二二i二
.;':,:',:;',::／.ヽ ＼＿＿／ ﾉ.!二二二i;二二二l二二二l二二
':::,::'／−―.＼ ／. ―――−――ヽ―−―――− .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
.;／−―――..ヽ. ,―､ ,―､ / ――−., ―-o､.―――−ヽ | でも本命はこっちですけど。
／ l |＿_ V＿_ | /ヽヽ ､三｀ 二つ | ふふ……
〃 ヽ八_ 八 _八/ ヽヽ } （ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
, -l⌒ヽ＼_ ＿| ,､＿＿,､ | ／―- ､ ） ）
| ヽ ｀ｰ一´_ 人 ｀二二´ ノ _／○ |,-（ （
( ￣￣ ﾉ) ＼ | | ／ ○ ／'V~(￣ヽ 【ドレイクバロン……の死体】
l二= ﾉ ○ ＼V／ ○ ﾉ l_ ( ｝
(__ -― 7 /|ヽ ○, ― ､○ / / (＿ノ
| ｀-´/ | {（°）} /／| ||
| | / | ｀ｰ−´ /´ ﾉ ﾉ|
| / | / { { |
} { ヾ＼ ＿ノ | | | |
／/
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´ ああ、でもやっぱちょっと
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ) ためらうなぁ。
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼ 必要とあらばなんでもする気でありましたが、
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ あれだけ呟いといて今更 人族の……
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、
i /::::::入＼___ﾒ.メ∧ 「j＿ ノ 〉
┌────────────────────────────────┐
│さて、今まで私は魔法を用いるに際し、ずっと │
│ウィザーズトゥーム掲載のものを用いてきていなかった。 │
│それは【マナ・アブソーブ】の記述違いに関してでもあるが、他にも複数ある。..│
│各種妖精魔法の性能が違うこともあるが、【ポリモルフ】のその一つだ。 .│
└────────────────────────────────┘
' )｀| |--ﾊ
/ {￣| ｊ ﾉハ
' ! ﾞ． >‐､ ノ⌒): : :.．
/ |l :.､ : . ゝ、,>､ ,.ィ､＿_/: : : : :.
/ ! !:! l :.:、: : : : （ ﾉ/'７ﾊ-r‐､__ノ }: : ヽ: : : :}
| !: |:|ヽ ﾞ．__..-: : : : :ﾞ⌒ヽ/::|_|::| | Yヽ-''’: : : l:.: : ﾄ､、
,′:.:|:.: |,r|:r‐≦ヽ: : : : : : : :| : : | ::| |::|`"⌒’.:|: : : : : :|:. ｜ヾ:､
ﾊ: :.｜: :.|:. :! _ゝ|-､ヽ. | | ::| !::!: : : : : | ﾞ.:l
| |!: : | !:| |r''_､ｨxXア､ !l | :,' |::|:. | | l |.l
| | ､:::l !:| |彡<ﾊc ﾘ' l ,'! l |::l |::|:. | | | ﾄ､ l.!
| | ﾞ．､ |::|ハ ＼!/ | :!:| l |::| |::|:. | | |: |ヽﾞ．.||
ヽ! ヽ| ﾊ:::::,' ‘ |:.:.:.|:.! |l:::| |::|:. | | |: ! *:. ||
`ー‐Y |∨ l:.:.:,':.:| !:::! l::l: ,ｲ ﾊ. |:. | ﾞ :||
|:ハ｀ヽ ,' :.:|!:.:| ,'::,' !::!: :,',' ﾊ | ヽヽ :|l
| :|:ヽ､__ | :.ハ:.| ,'::,' |::|:. ///:.:| ﾞ． l ﾞ. ﾞ． |! ……いいや、
| :||: : : lヽ. ,':.,' |!:|,'::,' !::!:///ﾞ．:! ､ !ﾞ．!＼､/| もう思い切りましょう。
| :|ﾞ．: : | ﾘ,':!／!ﾘ:::l |::|://:ヽヽ:ヽ.ヽ ｜| | /､!
|:ﾘ ヽ.l: :.Vハ|:.:「/j:::j ,ｲ :!∧ヽ::＼＼:､ |::| |／ / `ー‐ どうせ遅かれ早かれ
|'_,r─＼.|| |!:.:|'/::/ ／,':/_..-ｧ＝＝-､ヽ |::| ' 体を汚すのは予定のうちでしたから。
,.‐ｧｆ彡'⌒ヽ:/ﾉ|フ-//::,'_ィ;;／/'／／ ﾉヾ.､｜|'
r〃{爻斥刈 ,ｲ{fr| r /:::,'´;;;;/ /'::／ ／ .'ハ.:|
__Lﾘ人Y､ｿノﾉ/）八/ 人 ::|;;;;;/_/／ ／ ,',' ﾞ.ヽ
┌──────────────────────────────────────────┐
│一見、ルールブック掲載の記述とサプリWT掲載の記述はほぼ同じように見えるが、 │
│特に着目すべきは「技能や戦闘特技に関わる特殊能力は得られません」の箇所が無いことである。 |
└──────────────────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣ ヽ
| 【ポリモルフ】｡ |
_, -'´ミﾐ=- | ヨーウィ。 .|
_, ┴ ﾆ-_ Zミﾐ 乂＿＿＿＿＿＿ノ
. ／γ´ ｀) ミﾐ ﾐ ミﾐ='_,
／ ｀ー ′ ミ_ ミ ''ミ､、
. /ﾐ __,,,ミﾐ、_ ,、, ﾐミﾐ､、
/ , '´ ヾﾐﾐﾐﾐ ミﾐ、',', ミ.＿ｊ|＿
. i , '´ ヾ巛ミﾐﾐ', ﾐ.￣|!￣
i_／ i|巛ミﾐ ﾐヾ |
人 ..ﾉ彡′' /,, ミ ＿＿ｊ|＿＿
｀Ｙ´ ....../彡ﾉ 彡′ 〝,,'ミﾐ、.￣|｢￣
〈＞、 ,-_ ...ｉ.../′ 《/ 》彡ミ､. .|!
._,､ ∨＞､ 〉-).. .__人__ ミﾐ/《/,,. 十..ミﾐ,'. |
.V＞__＞''''｀⌒ミ、 ｀Ｙ´ ,,'',,''//》/ ＿＿ｊ!＿_
｀ーミﾐ〟,,,"_ ´ﾐ､/.! ,,巛,,",,,/ ,￣|!￣
,-,_,,,〉ミﾐ〟,,",,, ´ミー―''ー'´´ 釤ﾉﾐ.人..
＼」ﾆ_ミﾐ〝'',,, 〝. ｀Ｙ´
ｔニ彡,ﾐ-''->、,, , ﾐミ -== 彡／ ..ｉ
￣ /ﾐﾐ￣｀ーミミﾐﾐ､,,__,,, 彡',/ .__人__
/彡ミ ｀"'ミﾐー''―''´l!i|〈、 .｀Ｙ´
／彡ミﾐ,, /////|li!li!lili!ヾ ....!
┌──────────────────────────┐
│これは技能や戦闘特技を得られないということも意味するが、..│
│同時にある別の特殊能力を得ることが禁じられたりする。 .│
│例えば『使用すると技能が得られる』特殊能力とか。 │
└──────────────────────────┘
,,イ'"彡ミＹ,
从从从从 Y
＿,,,,ﾉ从从从从,从
,ー '" ﾉ从ﾄ、 | ィ从从 ……よし、間違いなく
乂 从|ﾉ | { |从从乂,, .あの『能力』は得られた。
Y´ ,从从 | 从从从从乂
从 ,从从∧. | ./从从从 乂
从 从从∧|/从从ｲ 从 あとは、このドレイクバロンの
ノ 从 从从从ｲ i 乂 死体に対して使うだけ……
,ﾉ 从{ 从从 乂
／ 人从 从从从 从
Y´ ,从从从 从从从人 从
乂 ,从从ｲ 从ｲイ 从 从
Y´ 从从/从 从从 从 从
从从从从从彡'_ﾉ 从从从 Y 从
Y'从从从ｲイ ﾉ 从从从 从 从 . , ―- ＿ ＿ -― ､
. |┬i┬i‐iﾉ ｲ 从从ﾉ乂 从 ヽ ＼＿＿／ ﾉ
八.!_|_|/ノ ノ从 i 从从_Y从从从从 .＼ ／
ゝ!┘ Y从 从! 从ﾉ |_| |_| }_|ﾉ ..ヽ. ,―､ ,―､ / , ―-o､
从 从从 从从. }_| }_|ゝ' ／ l |＿_ V＿_ | /ヽヽ ､三｀ 二つ
┌───────────────────────────┐
│しかしWTを導入しなければ、その能力は使える。 │
│そしてその穴さえ抜けてしまえば、ここから華扇の能力は │
│データとかシステムの縛りの領域を超えて、飛躍的に向上する。. │
└───────────────────────────┘
';:;'; ; '::::,':,: : . : ::::|lﾄ――､ . :;::;';:: ,----、. . . :;:'::':::. . . :;::;';':';';
;'; ; '::::,':,:.:: ::. .::::;:;'';|l|:: | .:.':;:;';:;';:;';:;.:: :. |ｉ:::: ｉ|.:.::';';';':':';':':: : .:.:.:;';';
;';'; ; '::::,':,:::. . .:.::::::';|l|';':':: ｜ . :';:.':'.';'; :ヽ;;;;;ノ ;';:';':' :.: : . ∧ ;';';';: f´￣￣￣￣￣￣ ヽ
';:;'; ; '::::,':,: : . : ::::|l|;';';:::.:.| . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::':.:.:. . . 〈::|:〉:;';:;';';'; .| ……では、 ...|
'; '::::,':, : .:. :. :.:. :. :::|l|:::... ...l '.: .: .: .:.:';.;';:;';':';';';';';:;::':: {iⅩi} . :;::) (､.::.;';:.' ...乂＿＿＿＿＿＿ノ
';:;'; ; ':::: :,: .:.:.|l|:::: :,: l| . :;. : ';:;';:;';';:;';:;';:;';';':';' {i￣｀i} l;l`ーz_:;
;'; ; '::::,':,::.. . . :|l|:,::.. . l|: . . :;.:':';:;';:;';.;';';';':';';' 7ijlilililiT ::|| ';';';
';:;'; ; '::::,':,:.: : : : : :.;|l|:,::.. . l| '... '::::,':,:.: :;:;: ;::';': ,〉!i!i!i〈 || ';.;';';'
';:;'; ; '::::,':,::::.:. . .:.:;';|lﾄ､:,::..:;|. .:.: : : : ;';';::';':';';';': [lｉ,j,j,j､] |""""""|
';:;::'; ; '::::,':,':,':,':,;／二 .＼::l| :ﾆﾆﾆﾆﾆ l|::::....:ﾆﾆ|:.:.:.:.:.:.:::;|
'; .';'::::,':,':,':,':,;／三三三 Υ 三三三⊆⊇::::::::...三三
':::::,':,':,':,':,;／二二二二二/二 二二二l二二二i;二二二i二
.;':,:',:;',::／二二二／二二二二/二二 !二二二i;二二二l二二二l二二
┌─────────────────────────────┐
│さて､以前出会ったのは結構前なので忘れてるかもしれないが |
│改めてこの華扇が変身した幻獣ヨーウィの能力を一言で説明しよう｡ .│
└─────────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| 《いただきます》。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
:∴: :;． ;. .: :｀：: ∵:゛
:゛;∴゛` ;｀: :゛;:`´..;．∴;．｀:'：
゛;．゛;． ; :″:: :゛;. :∵゛ ;． :'-､
;`∵: ;`;.:`´..; ` ;．゛;．: ::゛;．゛;．
;.・:゛∴;．゛;．: ::゛;．″:: :゛;∵゛ ;
∵∴゛;．゛;．:: `； :; ｀, ・
┌─────────────────────────────┐
│「死体の脳みそを食って生前の技能・戦闘特技、そして記憶を奪う」。. │
│以上だ。 │
└─────────────────────────────┘
いただきます！
特技：《マルチアクション》《魔法制御》ルート３セット《魔力撃》《魔法拡大／数》《ワードブレイク》
練技：【キャッツアイ】【リカバリィ】（ スキンは持ってる）
今夜はここまで
次回から俺TUEEE始めます
とうとうやばい領域にｗ
蛮族なんかよりもずっと恐ろしい10歳
おもしれぇええええ！！
_. -‐"＾`'ー ､
|ヽ-＜ ヽ＿
ー-ｧ｛」＿. ＼ 'ー､_
,-ゝ" `ー` Ｚ
（ ､__ rlii;;;{ヾ=,}
{_ ｝`ｯ-､-､ ､_ ,r=､ `ｰ、） |!
(_ ('t__`!.f.､ ; ``!ｿ }ﾃ"`! ';ﾄ-- ､}
ｸ └`- `-} ヾ' `` !‘.... ν
ｸ ﾁ ヽ ..ノ .ｨ ,.;;;iiii|||||||）
ﾁ ｭ `-､／,,!ii||||||||||||||i､_ 可愛らしくカバーすると、
ｭ ｨii||||||||||||||!!'''" } 華扇ちゃんがやってたのは
(（ ● `|||||||!'''" _... `; 要するにこういうことですが
_..., / /|||!'"／／ _.. ` ､
_..f ./!､ ● ）) /l||!'／ --=＝ ￣ /
_i l_/_. × i i|!〃..-- ､､＿ / 敵である蛮族相手なら
(└ｨﾆ､_/- !r;;､ l i!' ,;ii||||||||||||||||iii;ｿ 何しても法には触れないよね！
×/``ﾆ`ヾ!||||i;､,,.. ,ｨ!ﾆヾ!!|||||||||||||||||||!'
/ し=" `ｰｨi|||||i;,､<〃!､ヽ 〉||||||||||||||||/
/ / （／、 /||||||||||||||||ii;;;i､ソ||||||||||||||||/
（ハンターハンターのネフェルピトー）
華扇ちゃんは可愛いので何をやっても許されます あっあっ
あんまり他人の記憶喰いすぎると人格大丈夫かってのが心配だｗ
（にっこり）
これってポリモルフ解いても残るのか
ﾊﾊﾊ。…喰うのって蛮族メインですよねー（白目）
闇の妖精術に記憶を奪うのがあっただろ
その使い方次第でなんとかなるんじゃ？
蛮族もＰＣになれるわけで人族と変わらない喜怒哀楽を持つとよく理解してて
この所業…けどそんなド畜生な華扇ちゃんが好きです
文字通りの修羅道に踏み入り始めたなぁｗ
今夜はここまでといったが気分乗るし
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│さて、これからはクソゲーの始まりだ。 .│
│【ポリモルフ】でヨーウィになって格上の連中を殺して . │
│その脳を食ってしまえば、それだけで私は強くなれる。 │
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::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|_________________./} }/!.__________________________.| そういえば、このあたりは |
::. ::.. .:'::;::|:::.:.／ ., . .,ィfﾆィ_ /,ﾊ __, ., .,, | 暴竜……タイラントレギレクスが生息するって |
:::.:.:.'. :; :::|／______________〃´: : :r ''//.__________________________.| 聞いたのだけど、今もいるのかしら？ |
::. ::.. .:'::;::||'_';.;_':':_';._;'_;__,ﾘ: : :/: }彡ｲ:i._::_:'_;';_';_';::_:;_;._;';_';_';::.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
::.. . !'´.::::||':':';:;ｙ';:';∠／: : ／: /ｲ {: /';':';';'.;';_';_';::_:; ;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';':;
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ﾏ三三三ア三/三三三三＞､三三三/
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│一つ残念なことに、PCデータと魔物データは勝手が違い、 │
│命中力回避力から単純に戦士技能をどれだけ持っているかは判明しないので │
│そちらは得られるわけでもないようだ。 │
│まあ、種族的な強さなのか技能的な強さなのかもわからんし。 │
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ヽ i /
- O -
＿＿＿＿＿ / ） ヽ
/::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ （
/::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ ノ
{:::::{_二二二二二_}:::::::',
/::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ
/_ノ. ´|￣｀ヽ |´￣!｀{ |＼::::.､
i::/ | ィ=ミ､ ＼{ｨf=ミ､ |ｱ {::::::i
|/ｨ | { """ ' "" } ! 乂::| はい、だいたい50kmは離れた
|:::ｊ从 !ヽ ､￣ , ｨ / ﾊ {´:::! 北西のエリアでよく見かけられますが、
|::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| 危険なので近づかないようにしてくださいね。
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::!
| そう、ならちょっと .| |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:|
| 一匹くらい狩ってきますね。. | |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ ミ､
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＿＿＿＿＿
/::::;::::::::::::::::::::::､::::.､
/::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ
{:::::{_二二二二二_}:::::::',
/::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ
/_ノ ィzzzx､ |ｨzzz､{ |＼::::.､
i::/ | | Ｖｯ ＼{. Vｯ ! |ｱ {::::::i
|/ｨ | { ' } ! 乂::| え？
|:::ｊ从 !ヽ △ u ｨ / ﾊ {´::!
＜ﾎﾟﾘﾓﾙﾌ！ |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::|
|:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::!
|:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:|
|／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ ミ､
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ｽィｰｰｰｯ | _| |__.. .||
__ .|;| /。 。ヽ |,;|
__ i ヽ 、 |.;;| ヾi||i;;,,,ﾉ ,-'。'-,
ヽ｀'''‐' ＼ ‐ ―― - ﾉ ヽ .|,l.|iii|/。。。。ヽ
＼ ,,-‐＼. ‐ ―― - .|| <。。。｀）イ。ヽ|ヾiiii;;;''""ﾉ.
＼'''´ ,,‐-＼ ..‐ ―― - .. .|;;| |ii;;;"''（。。。。）;;|ii;; ;:|
＼'´ ＼ .| ;;,| ／'~~~';;; ヾii;;:iﾉ |;; ;|.
＼ ＼ _,,,,,,-, /７´ヽ､...ﾉ ;;ヽ_ ヾミlli;;∧;|i;;;i.| ||;∧.|| .||
`ヽ、 ゝ'´ ─''''''7､// ゝ‐-ii.。。。。＼|ミ,-' '-,i;;;| ｌｌ いﾉヽ |.|
ゝ/ / ゝﾆﾆ‐‐‐''. o o o o .Y。。。。ヽ,, ｌｌ .|i; |。。＼,-'-',_ :::::::::::::
_,,,＜ ヽ ./ ､ 丿‐,,=.ヾミi;U;;o""''∧'~ヾii;;;;:''／ii ｌｌ ..|i; .|;;;;:::::''ﾉ______ヽ:::::::
,,‐''´ /__,,,-i ､ ｀ ＜、...|iii;;;:∧::ヾ(,,,,,,,,,)ii|.ii;;'' |ii ｌｌ |ii; |;;;丿iii;;;／ ;;;;;;;;
i ,-‐ﾆi‐‐''´ ｀'''''''''''''´＼ ｀ヽ 、. |::ヾ｀|ii. ‐ ―― -.＿,ノii;; ヽ_ii;;::/
｀´￣ ＼ ｀ヽ ､..|i;. ‐ ―― -..。。。。 ｀＼ .|
＼ ／ ｀ヽ ､ .‐ ―― -
＼ / ,,ｰ' ｀ ヽ､ 【ソニックスワローLv11】
`ヽ / ｀ヽ､ ...その名の通り音速ではないが素早い飛行のツバメ。
｀ヽ ヽ‐‐‐‐-` ....秒速20m/s、時速72km/hって移動に便利。
`ヽ､ ヽ
`'''''-‐`
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│瞬間移動の魔法【テレポート】が得られるのはLv13だが、 │
│物理的な移動に関しては【フライト】以上の速度も 変身すればすぐ得られる。 │
│今まで１日以上かけていた場所の移動も、今では１時間ですぐだ。 .│
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,. '"⌒ヾ.: : : : :. :.:.:. : : : : :::.. :::: : : : :.. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::....
;;.:''ﾞ' ﾞ ,,） ,.. -､ : : : : : : : : : : : : : : .
: . ﾘ ｒ'"´ ⌒ヽ, : . : : : : : : : : .
;., '"⌒ヾ ⌒ ｀ヽ' ,､_,,.;.,'´￣｀ヽ . : . . .
,.､.ﾞ､ ﾞ､ /l ,;' ,. ,;'r'"⌒ヽ,
ヽﾄ､;.,､ ,.;' ,,._;;')
ﾚ'ｒ'"´ ｀ヾヽ ､;.,_', ,'|l! r'ゞ,,;' ｀ヾ
l!./ゞ､ .,.;;'ノ /⌒ヾi! ,/､;.,.''.,; , ,. ';
i´ ／/ ,.､ ;.,､_,.;'')'/ ､.,;''/ ., ;:.')
|／.／'".,ﾞ'" ., ;:' ;.,'")ﾉ |i!l|_/､;., ､.,;;. ,.;'ハ､
l!／ (⌒;.,;. ;､.,;ll! l|.ヽ|i!l| lｖ/;.,､__,.､.;:ノ'" ｀ヽ
|､wv从/l'|､wv从/l'|､wv从/l';.,'|l! l|. |i!l| |i!|.'|i!|' ､.,;'ﾞ:､.,;., ,.;_..;')
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│人には人にしか出来ぬことがあるが、魔物にも魔物しか出来ぬだって沢山ある。 │
│それを併用できる【ポリモルフ】はとことんバランスブレイカーではあるが、それはさておき │
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｀ヽ ／ / | ． ‐ ! .ｌ | .| .l
.-, ,ｒ | ." ､ ,′ .ｌ .,! l .′,! .!
＼ i' .! .! ヽ" ! ` / iヽ,! ヽ.
. ､‐ .丶 /.／i 、 .ゝ│ i | 、 │ ． │ .| ...ｌ, ヽ..
: !.| .'i ｀'''-､, /／ /. ! ゛ ._..l、 ! ,! .冫 ! .「 ﾞl ./
: !｝ ﾞ'i .,､. _ ./ ! .／.i ,､ .! .； │ ‘
. ゛ |. N :! /:l,, -―＝-､＿__ /l. / l. ／ / ./ : !...､ ! ,,ヽ, ､,
l ! !:l: :V: ; l::::>'´l:､__〉V:::::_｀ ヽ,V ／ ./ !V: : : !＿.く .、 .iヽ / ﾞ'‐
ヽ､ l...l:! : // ,:: /: /;;;;:::::/¨l:::ゞ,,_!_::｀ヽ、 '´ / !: : : ,-':::::::＞.-..,.ゝ .ｌ ヽ、 " __.
., ＼ .l:l : /:. ／i! :i:::::::l::::｀-l::::::ゝ:::｣´ヽ::､ -'''￣￣フ ／-‐-:::＞ '.!三三三''./ ｰ三三~.ｌｰ‐'ﾞ'!´.ﾞ冫
.! ， `-../￣´∠孑'¨/￣｀ヾ:::::ュ､::::::::::::::::／ , ィ ´ __/::::::;::::／..ゝi三三|三｀‐三三ヽ三三三三
! ﾞ. ,-:'::￣ﾑ:::::::´:::〈: : : :｀i::::/:::::::::::／ ／ ﾄ人ノ:::::/. | 、 .! ││
i::::::::::::::::::::::_:::Y´::ヽ_: : :（::::::::/´ ｀ー=､､ ,-'┬.､:;::/ .! .l． ! l .， | .| .r
.i::::’:::::::::::l´l ｀':: :: >l.￣ﾏ: .l:::::/ _＿,,,,, -―｀￣｀v-､_ノ::｀::´､ノ:/ .../.ﾞ │ ,! .j .| /
、 ヾ!ヽ､l＼l∧ >､! フ;;/ 「:::::::::::::::::::::::::l::::::::ﾑ:-‐'｀>､:::::::::::i..! . / ,i′ / / .、
│ .､ ......}-i::ヽ、＞ﾉ Σ; .入 l''‐-｀::::/::::::::::::::::::::ﾌ::::::::ｰ､::::ー':::::::::i./ .／| ./ ﾉ゛ ゛ / ,! .i
. l i ヽ .ヽ､ー-- ' ∧Yl ｀__V:::::i::::::::::::::::::ノ:::::::::::::､::::::::::::::::::::/.―-
! ｌ ＼ .....￣｀ヽ、l‐-｀__/フ´lヘ:::, -t'::::::::::/￣Ｔｰt､::::::::l::::::::::::::::::/.".! 【タイラントレギレクスLv18】
` .>'´､::;-‐' 'l´l:/￣ヽ マ_/-―-､:::::l:::::::::l::::::::::ﾉ／ .,ﾉ 種族「動物」最強格を誇る巨大恐竜、“暴君”とも。
＿＿＿､-､, ._.i!:l:/´ ∧ ' ヽ l::::::Y´｀l:::::l:::｀::::::l::＞'／ '" 10mの巨体を有するティラノサウルス。爪爪牙しっぽ。
,/゛ 廴 :'''“ｰ..｀ ｢,T＼ .l:::::::､::ノ:::::ヾ:::::::ﾉ ／
ゞ--‐'>､. i::::::::::::::::::::::::::::/／
ヾ､｀::::::::::>-‐ヾ､:::::::::::::,::､:::::｀l
￣￣ ,‐-':::::ﾆ:￣ﾉ::::::!::::::l
┌────────────────────────────┐
│目的の魔物はすぐに発見できた。 │
│10mからなる巨体は意外とみつかりやすいと思っていたのだが､ │
│そのあたりは谷間や起伏が大きく意外と見つけるのが困難だった｡..│
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／ _,. -‐ ''"´
}｀丶、 ／ , ´
ﾍ￣￣｀丶 ＼´ , ´
, -―= ､ ＿ ／∧ ＼＼ ／
／: : : : : : : : :＞､:ヽ ／ l| | /´￣了¨"冖=- 、
ﾌﾆ=‐-=ﾆ´ ／ l| | .l 〈:::::::::::::::::::::::::＼
∠ -‐ "~´￣￣￣￣｀ ‘, { ＿＿ヽ ＿＿＿_::::::::}
, '´＿＿ , -‐ T"´￣ ‘， ＼＿＿ﾉ:::::::::::／｀ヽﾉ （見つけた）
／: : : : : : : : : :ヽ ／ >､ ＼ ／ ￣￣
／: : : : : : : : : : : :／ ｛_,ノ｀丶 ＿_,≧=ﾆ＾ヽ （さて、どうしますかね）
.／ ￣￣￣｀丶: :／ /.: .: .: .: .:.ﾊ
.／ / ／ {:. :. :. :. :. :.ﾉ
/ ／! ／ ＼.: .: :.／
｛_／ ! ／ ｀¨´
{_,／
┌────────────────────────────────────┐
│さて、目標は見つけたがどう戦うか。 │
│変身したまま飛んで戦うには、開けている空は │
│余計なものまで目を惹かないか厄介だし、何より 今の肉体は単なるツバメでしかない｡ |
└────────────────────────────────────┘
／i
. ／ /
,､. _ ./ ! .／.i ,､
＼∧∧∧∧∧∧∧∧／ N :! /:l,, -―＝-､＿__ /l. / l. ／ / ./ : !
＜ ギャーーオ！ ＞ !:l: :V: ; l::::>'´l:､__〉V:::::_｀ ヽ,V ／ ./ !V: : : !＿
／∨∨∨∨∨∨∨∨＼ .l:! : // ,:: /: /;;;;:::::/¨l:::ゞ,,_!_::｀ヽ、 '´ / !: : : ,-':::::::＞
. l:l : /:. ／i! :i:::::::l::::｀-l::::::ゝ:::｣´ヽ::､ -'''￣￣フ ／-‐-:::＞ '
/￣´∠孑'¨/￣｀ヾ:::::ュ､::::::::::::::::／ , ィ ´ __/::::::;::::／
,-:'::￣ﾑ:::::::´:::〈: : : :｀i::::/:::::::::::／ ／ ﾄ人ノ:::::/
.. i::::::::::::::::::::::_:::Y´::ヽ_: : :（::::::::/´ ｀ー=､､ ,-'┬.､:;::/
. i::::’:::::::::::l´l ｀':: :: >l.￣ﾏ: .l:::::/ _＿,,,,, -―｀￣｀v-､_ノ::｀::´､ノ:/
ヾ!ヽ､l＼l∧ >､! フ;;/ 「:::::::::::::::::::::::::l::::::::ﾑ:-‐'｀>､:::::::::::i
}-i::ヽ、＞ﾉ Σ; .入 l''‐-｀::::/::::::::::::::::::::ﾌ::::::::ｰ､::::ー':::::::::i
ヽ､ー-- ' ∧Yl ｀__V:::::i::::::::::::::::::ノ:::::::::::::､::::::::::::::::::::/
￣｀ヽ、l‐-｀__/フ´lヘ:::, -t'::::::::::/￣Ｔｰt､::::::::l::::::::::::::::::/
. >'´､::;-‐' 'l´l:/￣ヽ マ_/-―-､:::::l:::::::::l::::::::::ﾉ／
i!:l:/´ ∧ ' ヽ l::::::Y´｀l:::::l:::｀::::::l::＞'／
｀ ｢,T＼ .l:::::::､::ノ:::::ヾ:::::::ﾉ ／
. ゞ--‐'>､. i::::::::::::::::::::::::::::/／
ヾ､｀::::::::::>-‐ヾ､:::::::::::::,::､:::::｀l
....__ ＿_ _ ￣￣ ,‐-':::::ﾆ:￣ﾉ::::::!::::::l
..(__}} : : : ｀ヽ) ／¨:::＞=､:::>':::::l::/-､:::l
....l : /人ﾊヽ} ￣''/::::__/:::::::::l:::>-､:::l:;l
..〈;ﾊj ﾟ_ｰ_ﾟﾉ;〉 ￣ i:; -‐'7´::::::」,,」'
..,<´i:＠l'>、 ´ V￣
〈ｼ'_l:.:.:.:lヽj
┌────────────────────────────────┐
│不意の一撃を喰らえば、そのままやられるかもしれない │
│と、華扇はあえて変身には頼らず素の自分のままで戦闘を行うことにした。. .│
│Lv18相手に肉弾戦なんて流石に無茶、と思えそうだが意外とそうでもない。 |
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/ ヽ //厂:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ . ィ ￣＼
./ }／rｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ .i. ＼
_. ---ー匕＿＿ イミｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.ヾ ヽ
. -‐ ￣ ヱ_ア.イ_.ノ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:ﾊ i
_. 二. ィ_ ﾉ:.:i:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:. ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.廴 .|-==
ｲ＞ '´ ７ :.:.:.:. |: /:.:.:.:.:.:.X:.:.:.:.:.:.:／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:{ {'´￣
／:.:.:.:.:.:.:.|/:.:.:.:.:／__]＞＜ /ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:/:::::}:.:.:.:.:.:.:.:|､＿ｒ'´＿_
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:イ.穀⌒ﾃ芯、7/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∠_∠＿.ル':.i :.:.:. |:.:Vー---
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./／:Vﾊ...::::::{:::nゞﾃ/:.:.:.:.:.:.:.＞'´::z===tミ､ }: /:.:.:.:.:ﾉ:.:.i （お、先制とれた、ラッキー。）
./:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./´:.:.:.:.ヽ} .::::ゝ.::ツ:::}:.:.:.＞'´:::::::::ﾃ:n::::V::::ヾiｲ:.:.:.:.:/:. 八
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,;:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ 、、、:::::::|／ .....:::::::::::V::.ツ:::::../:.!:.:.:.:/:.:/:.:.:.＼
:.:.:.:.:.:.:.:＞イ:.:.:.:.:.:.イ:.:.:.:.:ヽ ¨¨” /:.:/:.:.:ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
:.:.:.:.:／ .|:.:> '´￣ ｰr-z＼ ' ｀｀｀ /:.:/／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
:.:／ V: : : : : : : :.} /:::::::＼ r〜 ､ ｲ／´:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ./: : : : : : : ://::::::::::::::::＞ .{ ﾉ _. イ:.:.:＞ ７:.:i:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:
! ｲ: : : : : : i: //:::::::::::::::r-＜::＞--＜:／｀'＜／ ／:.:人:.:.:.:.:{＼:.:.:.:.:.
／: :}: : : : : : .}//::::,∠ヱ=-､＿ヽ:::-=≠::::::::::::/ ム:／ }:.:.:./ ヽ:.:.:.
／: : : : : : : : : ／'´::/ { / r〜､ ヽ＼:::::::::::::::::/ /|.: : :ー ＜／ }:.:/
.i: : : : : : : : : : .':::::::::::{ LL＞〜⌒ 「｀丶::::::::::::/ /! !: : : : : : : :ヽ .|/ ＜パリン
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│今まで見せてきたように、肉弾戦しか得手のない脳筋相手は ..│
│華扇の得意なところである。ほとんどの物理ダメージは鎧で弾かれ、 │
│多少通るといっても決して即死するほどではない。 │
└─────────────────────────────┘
i!:l:/´ ∧ ' ヽ l::::::Y´｀l:::::l:::｀::::::l::＞'／
｀ ｢,T＼ .l:::::::､::ノ:::::ヾ:::::::ﾉ ／
. ゞ--‐'>､. i::::::::::::::::::::::::::::/／
ヾ､｀::::::::::>-‐ヾ､:::::::::::::,::､:::::｀l
￣￣ ,‐-':::::ﾆ:￣ﾉ::::::!::::::l f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
__ __ .／¨:::＞=､:::>':::::l::/-､:::l | 《マルチアクション》！ |
(_ ;γ ⌒ヾ,） ヽ. ''/::::__/:::::::::l:::>-､:::l:;l 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ﾇ （ ﾉヽ ) )）ヽ 。 ｀-.‐'7´::::::」,,」'
―― (ﾍﾘ!ﾟ ヮﾟﾉi ／ V￣
―― (,_) i＠i )つ ｽｶｯ
―― (ｦ .ﾄ_`|ヽ,
`~i_ﾌi_ﾌ~
┌──────────────────────────────┐
│それに、動物の精神抵抗力は比較的低め。 │
│このタイラントレギレクスも例外ではなく、たったの２２…… │
│というか、まあレベルそれなりの値は備えているが、大したことはない｡ │
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/ ／: :／:,ｲ : /: :| : : : : ｉ|: : : : : :|: : : : : : :/ ヽ
! /: : :/ : /::|: /: : :|: : : : │: : : : : |: : : : : : | ',
ヽ/: : : : : /:::::〉 : : : ! : : : : | : : : : : |: : : : : :/! .............:::::::..... ｌ
,ｲ: : : : : / ‐-|∨ : : : : : : : |＼: : : : ',: : : : :| ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::..... / f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
/ﾐﾊ: : ｉ: /::::::::::!::ヽ: : : : : : : :| __ ＼: : :＼ : : 〉 >､::::::::::::::::::::::::::::::: .| からの《魔法拡大/時間》. |
/ﾐ/ ﾊ : | |::::::::::::|::::::込: : : : :|:::::::｀:::::＼: : :＼又 >､:::::::::::::::::::::: | ６倍【ブレード・ネット】！ .|
. /ﾐ/ /: :∨!:lミ≧辷_:::::::∨: : : :|:::::::::::::::::|: ヽ: : :ヽ:＼' :::/|T⌒ヽ:::／: .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
/ﾐ/ X: : :人| :::::::::::＼ : ,|ィアﾃト､|: : : :＼: : : : :7ﾐ∧ー´ヾ: : :
ﾐ/ /: :ｿ｀! ....::::::´ヾゞ/::::::::::ハ: : : : :!: :￣/ﾐ/|ミｉ: : : : : : :
;' /: :/ ､', ｀ .....::::::|iii｡:::::::人: : : :|: : :/ﾐ/: :|ミ|: : : : : : :
! /: :/⌒/`, ＿ マ辷ン 廴: :弋: :レ : : |ミ|: : : : : : : じわじわと死ね！
/: :/ヽ ヽ人 |:::/"'''- ､ l: :＼: : :＼: : : :|ミ|: : : : : : :
: :/ゝ辷⌒＞＼ ∨ / 人 : : :￣￣: : : :レ: : : : : : :
:/ ヽ ／ ＼ ‐─ ＿＜⌒ヽ : : :|!: : : : : : : : : : : : :
｀ｰ､ ／-‐｀r‐ｒ───イ￣ ￣￣ ＼: :＼＜: : : : : : : : : :
〉＞- / ゝイミ/／ ＼: :＼ヽ: : : : : : : :
/⌒ ｲ / /三/ ￣ ＼: : : : :
,.:/
ギャーオ！！ ／ / ,
／ / ／/
＼ .卜 / l _ ,. 卜 〃 / ／ / ∧
.＼ ＿_ j| V |'´.／/￣ﾊ―- ､l V j／ / r v' ∧
＿＿＿）/´. .|| ,' .／/ /−ﾍ._', /＾ >＼ ／ / | y-vー- ､
￣￣￣￣} i. || / ／／l /−、 -} ｀Y＾ Y^ヽ _/＿＿ ／へ 〉 , -‐'
r┴く.〆Jノ┘＿ｌ {_ ｀ : ／ _ / ／
ノ`¬, ヽﾆ /´ ＼ 〉 ／..’ , ／ /_/￣｢ ／
/´ V＾＼ } 〃. / ′−､ _,厶 ｀´ /
〈、 , ｨへ.｣ ョ｢＼ 〈 /. ノし／ ....＼l--､ ＿ ／{__/ ｀ヽ ,'
ト r、r＜j:::| ヨ l_｣__ / ｝ て＿＿ ，.| VL.＞､ ｰ′,'
｀ ｀ ',ﾖ::ヽ ﾖ/ _く｀" _ノ √￣ ヽ ∟、 〈_｀ :l
い::::..ｰｧ′. ,.。-一…´¨ (⌒ヾ ／ /
ヽﾆ二、 、 ト'人 /::レ- _/ r−- 、 l /
＼l＞'´ ./イ:::>'´ l l / ー' | | 〃
┌────────────────────────────────────┐
│それに動物は馬鹿だから、魔法の効果なんて直感的にしかわからない。 │
│【ブレード・ネット】は一切 行動をしなければダメージが与えられることのない魔法だが、│
│そんなこと 目の前を私を八つ裂きにしようと尽力中のこいつにはわからないだろう。 │
└────────────────────────────────────┘
／ ,／゛ ／ ._..-'"゛
／ ／ ,／ ., ／
_／゛ ,.. ,,‐゛ _／.ｌ-゛ . ／
{ ._ ／ ／ ,／゛ .／ ,..-''"
＼ |l|w/L ,r_／ . ／ ／ / ,..-″
＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／ ,／ , ‐'´ ／ ,, -‐'´ ,..〃../
＼´ 彡x.″ ／ .／ ／ .,／ ././
,／｀゛.> ； ’ ∠─ ／ ／ . ／ .／ 〃
／. ／ }| .／ '" ./ ／ ／ /
/ ／´ヾ, r､r‐|＾` ／ _..-- ,./ ／ .／
/ .／../／ }´ .／ .,..‐″ ,- -'゛ ,､ ／
.／ ., -/ / _..-" {.／ ／ .,／ﾞ,ﾚﾞ
,、ｒ'" ／ ,―‐'″.. .＼ |l|w/L ,r_／ ,／ .／ i″
..／ ゛ ., '''" ／ .,.. ､. ＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／...,／´ .,／ ."
゛ .／ ／ _／ ｼ'゛. ＼´ 彡x ..._..-､ ／
.／ ／ .／ .> ； ’ ∠─ ／ ″ f´￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
／ ,／ . ／ .／ }|.,／゛ | いてて、いででで。. |
／ .／゛ ／´ヾ, r､r‐|＾` 乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,／ ／ ./／ }´
ﾝ‐'゛ ./ ／ /...-'´
┌───────────────────────────┐
│まあ、流石というかLv18なだけあって、 │
│爪爪牙、ついでの牙とどれも例外なく装甲を貫いてくるあたりは |
│まったくもってさすがは暴君である。 │
└───────────────────────────┘
／￣ヽ /￣ ヽ
{ ） _,,...-─--（ }
ゝ＿ ｼ::::::::::::::::::::::::::ヽ＿, '
／/,' ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ＼
' '7ｧ'L ｲﾊﾞﾗｷｶｾﾝ ) ,ﾍ ））
（（ ,ﾍ, (ﾚ Li ○ ○ λ/ / かかってこーい！
'､ﾊﾞ'､'ﾊﾙ""r-‐¬""ｲ:/□/
ヽﾊﾞヽ>ゝヽ､__,ﾉ_ノ / § ―― -
ヽﾊﾞ.レ'／::薇:::入⌒ ) ―― -
弋(//::::::::::::|!i.- イ ―― -
/||::::::::::::||ヽ
/L||::::::::::::||」ヽ
┌─────────────────────────────────┐
│しかし所詮は傷をつけるその程度。 │
│一撃死に至らないのなら、幾らでも逃げようはあると │
│《影走り》にて近接から離脱し、「相手が追いつける程度の位置」にまで離れる｡ .│
└─────────────────────────────────┘
＼∧∧∧∧∧∧∧∧∧／
＜ ギャーオ！！！ ＞
／∨∨∨∨∨∨∨∨∨＼
／i
. ／ /
,､. _ ./ ! .／.i ,､
N :! /:l,, -―＝-､＿__ /l. / l. ／ / ./ : !
!:l: :V: ; l::::>'´l:､__〉V:::::_｀ ヽ,V ／ ./ !V: : : !＿
. l:! : // ,:: /: /;;;;:::::/¨l:::ゞ,,_!_::｀ヽ、 '´ / !: : : ,-':::::::＞
. l:l : /:. ／i! :i:::::::l::::｀-l::::::ゝ:::｣´ヽ::､ -'''￣￣フ ／-‐-:::＞ '
/￣´∠孑'¨/￣｀ヾ:::::ュ､::::::::::::::::／ , ィ ´ __/::::::;::::／
,-:'::￣ﾑ:::::::´:::〈: : : :｀i::::/:::::::::::／ ／ ﾄ人ノ:::::/
.. i::::::::::::::::::::::_:::Y´::ヽ_: : :（::::::::/´ ｀ー=､､ ,-'┬.､:;::/
. i::::’:::::::::::l´l ｀':: :: >l.￣ﾏ: .l:::::/ _＿,,,,, -―｀￣｀v-､_ノ::｀::´､ノ:/
ヾ!ヽ､l＼l∧ >､! フ;;/ 「:::::::::::::::::::::::::l::::::::ﾑ:-‐'｀>､:::::::::::i
}-i::ヽ、＞ﾉ Σ; .入 l''‐-｀::::/::::::::::::::::::::ﾌ::::::::ｰ､::::ー':::::::::i
.,ｷ从,.,从,,i,i从人从,,人.i!I人从,,人.,i!..:::::i::::::::::::::::::ノ:::::::::::::､::::::::::::::::::::/
.≪;;,∵:';,∴:';,∵:';,∴:';,∵:';,∴:';,∵:';,.:, -t'::::::::::/￣Ｔｰt､::::::::l::::::::::::::::::/
..."/W''w"!Wl''w"!iW''w"!W"!iW''w"!W. ヽ マ_/-―-､:::::l:::::::::l::::::::::ﾉ／
i!:l:/´ ∧ ' ヽ l::::::Y´｀l:::::l:::｀::::::l::＞'／
｀ ｢,T＼ .l:::::::､::ノ:::::ヾ:::::::ﾉ ／
┌───────────────────────────────────────────┐
│そうすると、こいつはどうするだろうか。 │
│勿論 私はちょっと逃げただから、すぐに追いつこうと移動するだろう。 │
│しかし私の逃げた位置は一息で追いつける場所でもなく、全力移動で専念しなければ移動出来ないが、.│
│その場合 同時に攻撃することは出来ず、また首につけた【ブレード・ネット】が奴を傷つける。 │
└───────────────────────────────────────────┘
┌────────────┐
│追いついてはまた逃げられ、│
│追いついては逃げられ。 . │
└────────────┘
┌──────────────────────┐
│しかしそれは無駄な行動ではなく、 │
│時間をかけるごとにじわじわとレギレクスにしかけた...│
│【ブレード・ネット】のダメージが蓄積していく。 ....│
└──────────────────────┘
ヾ!ヽ､l＼l∧ >､! フ;;/ 「:::::::::::::::::::::::::l::::::::ﾑ:-‐'｀>､:::::::::::i
}-i::ヽ、＞ﾉ Σ; .入 l''‐-｀::::/::::::::::::::::::::ﾌ::::::::ｰ､::::ー':::::::::i
ヽ､ー-- ' ∧Yl ｀__V:::::i::::::::::::::::::ノ:::::::::::::､::::::::::::::::::::/
￣｀ヽ、l‐-｀__/フ´lヘ:::, -t'::::::::::/￣Ｔｰt､::::::::l::::::::::::::::::/
>'´､::;-‐' 'l´l:/￣ヽ マ_/-―-､:::::l:::::::::l::::::::::ﾉ／
| | __ i!:l:/´ ∧ ' ヽ l::::::Y´｀l:::::l:::｀::::::l::＞'／
| |⌒ヾ,） ｀ ｢,T＼ .l:::::::､::ノ:::::ヾ:::::::ﾉ ／
| |ヽ ) )） ゞ--‐'>､. i::::::::::::::::::::::::::::/／
|＿|.ヮﾟﾉi ヾ､｀::::::::::>-‐ヾ､:::::::::::::,::､:::::｀l
|茨.⊂i) ―― - ￣￣ ,‐-':::::ﾆ:￣ﾉ::::::!::::::l
|￣|._`|ヽ, ―― - ／¨:::＞=､:::>':::::l::/-､:::l
| |i_ﾌ~ ―― - ￣''/::::__/:::::::::l:::>-､:::l:;l
￣ i:; -‐'7´::::::」,,」'
´ V￣
┌────────────────────────────┐
│もし相手が追いかけてこなくても、 │
│その場合は華扇から普通に攻撃してやればいいだけだし。 .│
│ヒット・アンド・アウェイ……いや、単なるアウェイに専念してるだけで.│
│やっこさんのHPはガンガン削れていく。 │
└────────────────────────────┘
_ｙ-､_
_....-―一' ;:;:;:
,,....--'´ _;:;:;:′
_、 ..-‐'´ ｨ ,,';:;:;:广
..-..,,_ _,〃 , ''''-...._,,_ _／’ ,,/ _i;:;:;:「
__..r'′ ''￣"''";:;:;:;:;: ｀￣￣''''''ﾞ廴 、 ''ゝ 丿 _u;:;:;:
／´ _ ,,、 ;:;:;:;:;: t_,];:;:;:;:;:;:;: .. ｬ;j;:;:;:′ ゝ
| _／ ﾞ 〕 l;:;:;:;:;: ﾞ'、 ;:;:;:;:;:;:~~ _、 ,j;:;:;:;:l′
〃 | _／'''''´ ..;:;:;:;:;:;: .._ ;:;:;:;:;: 丶 ﾞ;:;:;:;:’ ﾆ､_u;:;:;:;:;:−
ヽ .| ..-''´ ;:;:;:;:;:.| ;;:;:;:′ 、 '' ;:;:;:;:;:;: ..ｨ' ﾞ/;:;:;:;:;:;:;:′ 、
′ r ﾞ''ｰ....|._.|.. ._ __..r''´ ,_;:;:;:;:;:| ....;:;:;:;: 丶 ";:;:;:;:;: u;:;:;:;:;:;:;:′
′丶 ､ |.´|.￣´ u‐^ ;:;:;:;:;:;:;:;:.| ､ '､''、 _n- ;:;:;:;:厂 ′
､ _ ′ | | .._..ｨ;:;:;:;:;:;:! | | ''''ｌ{lゞ - _,jl;:;:;:;:;:
`ｰ-. | |..| .,, ''' ....-';:レ´ |:;:.| ムfｮｮ广 _、 ﾆ;:;:;:;:′
| | |..''ゝ､_ __l广 ,'.ｨ. .|.:;.|. ｀jｒ]「 '''´'ｔ;:;:;:;:厂
| | | | .／ / , ......| | | ...,、
N∨l, -―- ､_ /∨ /／/ .| | |. l∨ |
|l./ /／| l ｀丶 ／ /＿_｜ | | | ｣_,r┴-､
｣厶ｨX_)｣_ | > '´ ／ _/⌒ ／⌒’
ノﾆ、｀ _く ＼ 〉 ／ _／ /⌒` / ｽﾞｽﾞｰﾝ
〈_ ､ _／Vｮｰ､ 〈 / ＿__,＞- ､_ ノ⌒ヽ /
ヽトトl、 ｮ フｰ' ｢l l | l_￣` l
┌─────────────────────────┐
│というわけで脅威的と名を轟かせていたこの“暴君”は |
│たった私一人の前にごくあっさりとその巨体を地に伏せた｡ . |
│経験点うまうま。 ｜
└─────────────────────────┘
│まあ、経験点以外にも理由はあって、 │
│こいつは野生の動物ながら､一部の戦士が持つ特技と同様の .│
│《全力攻撃》や、尻尾をぶん回す《テイルスイング》も有する。. .│
└──────────────────────────┘
／/
〈::〈 ＿ __ /´￣ ｀ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :｀ 、 .
. /´ ￣ ｀Y´. : : : : : : : : : : : : :＼: ＼ }
ｌ ／. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.＼: ＼__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : ＼: : : : _: : : :.＼. ＼≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ﾄ: : : : ヽ:´＼: : : : : :)＞:＼ ＼ ＼
ﾉ: ﾉ!: ｌ: : :|:ｌ:|:.|:ﾉ＼: : : .!: ,ｨ≦k: : : ＼: :}: :＼ ＼/
／／/ｌ: :!: : :!:l:|人 )＼: :}´ i以ﾘハ ＼ )ﾒ、}ﾉ:.ヽ
く／〈./人:j: :从八x==彡 )ﾉ """.|:i: : : : ＼:＼:ﾉ: :〉
/:＼: :.Ⅵﾊ"" ' ﾘ:i: :＼: : :.＼ :ヌ´
. /: : : /)ハY入 / } ／く: : : :l＼: : : ) ふう……んじゃ、剥ぎ取りの前に
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |＜.┐ :): : :ﾉ ハイ 脳みそだけ頂きましょうかね。
レ〈:.∧!: : :リ人!:Ｆ干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒＼
)／＼:.(｀Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ
/ ヽ) | j::ﾊ厂 |}｀ヽ:j/ i
／ Ⅵ::::{〈し'⌒ ﾘ }:〉/ .ﾄ、
┌───────────────────────────┐
│まあ、動物なら脳みそもあるし、 │
│ヨーウィ【ポリモルフ】で食える対象だろうと踏んで探してたわけ。 .│
└───────────────────────────┘
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| あ、やっぱ蛮族よりマシだ。 |
| あいつらの不味いし、出来れば. |
| 食べたくないんですけどね。 ...|
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ あれは粘土でも食ってる気分でした。
＜モニュモニュ
┌───────────────────────────────────┐
│あとは、味比べだろうか。 │
│ヨーウィに変身中は 自分の味覚がどうなっているのか分からないが、 .│
│やっぱりというか蛮族より動物の脳みその方が味的にも気分的にもマシだと実感。. │
└───────────────────────────────────┘
.
ナナリーとかには見せられない姿だな
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
| うー、あー……肉食の動物の肉は .|
| 不味いっていいますけど、幻獣の方がマシかなー. |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＿_ ＿_
,,,＿_＿_＿_＿__,イ::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
｛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
＿廴:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
（￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ー- 、
..`ー､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::と_
ゝ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀:::、
｛.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j
｀￣￣ ¨´ ﾟ゜ ￣ 廴::::::::::::ー'''''':::::￣::::::::;;;;;￣
┌───────────────────────────────────┐
│レギレクスの頭蓋から吹き出た血を 拭き落としつつ、 │
│食事と記憶の獲得は終えたので 次は剥ぎ取りに移る。 │
│１８レベルの剥ぎ取り品はといえば、今までの魔物とは比べ物にならない希少品だ。..│
└───────────────────────────────────┘
│特に、レア度の高い暴王の牙は15,000G…… │
│アルケミストで最高価格のマテリアルカード、赤色のSSランクに変換出来る。 │
│赤と緑のSSカードは攻撃に補助にと引っ張りだこなので、幾らあっても困らない。 |
└──────────────────────────────────┘
.:.:..＼|;:;::;!;:;:;:;::::::;:;:l;:;:;:ｌlll| ヽ.:ヽ:;;y.,,ヾゞ ヾヾヾヾﾊﾞヾｼﾞヾヾ,|l;;ヾ;;;:;:;:;:;:;:
..:.:.:.:.:|;:;:::i:;:;:;;::::!;:;::::;;;;;ｌｌi|| .|.:ﾊﾞヾゞ ﾞ ヽヾ ヾ,、ヾー、;;;;;;;|ヾゞゞ;:;:;:;:;:;:
..:.:.:.:.:|;;:;;:;!;:;::::::!i:;;:;::::::ｌlｌil| ノヾ ヾヾヾゞ彡 ﾊﾞ ゞヾ ﾊﾞ:.:;;;|:;:;v';:;:;:;;;;:;;:
..:.:.:.:.:|:;:;;;;:!;:;:::::ｌ:;:;;;:;;;;ｌｌlill| ﾊﾞ:.:ヾ ゞヾヾ.:ﾊﾞ ヾｼﾞ:;;;;;;;｀/;:;:;:ll;;:;）;:;:l!;:;:;:;:;:;:;:
..:.:.:.:.:|:;:;;:::i:;::::::;;;;;;;;;;::::;iiｌi| ﾉﾊﾞヾゞｼー-､ﾐゞ;:;ヾゝゞ:;:;::;＼ー-|;;;;;;:;::::::::::::;::;
..:.:.:.:.:|:::;;:;;;i!;;::;:::::;;:;;;::;;iiill| ﾊﾞ ヾゞヾノヾゞゞﾞ.:;ヾ;:;:/ﾊﾞ;:;:ﾞ'.､|;:;:;:::;;;:;;;:;;:
..:.:.:.:.:|::;:;:;:;!::;:;l;l;::::::;:::;:;::::| ,. . '""ﾞ" |::;:;:;:;;;;::!ﾊﾞﾞヾヾ.:ヾ;:;ヾゞﾞ;;:;:;y;::;::＼l;;;;;;;;;;;
,ノ;::: ';l:v:.:::;;;;i;:;;､:;;:;;:;|/",.,.,.,. ,.. ,,.,._w ﾉ.:ヽ.:.:.;;;|.:.:..,:| .ゞヾ＼;;;;;;;;;;;:;::ヽ;:;:;:;:;ヽl;;;;;;;;
/:;;;:::;::::::ヽ::::;;;:;;:;;ヾ;;;;;;ヽ-、 ,, ""ﾞ ' ,.,,.. /.:.:.:.:i.ヽ-'､.:.:.:|-、.:.:.:.:..＼;;;;:;;;:;::::;;;;;;;:;::;l|;;::::::::
／;:;;;;:;;;;:;:;:;/:;!;:;:;:::::;;;:;ヽ;;;:ヽ;;;(,,") ';:; 7-、 ／.:.:.:.:./.:.l.:.:.ヽ.:/ヾ >、.:.:.:.:.:.＼:;::;;;;;::;:;:;:;;;:;;:::::;:::::
;:;; , -ー''''"ヾ;:;;;:;;;:;;;;:;_;:;ヽl;ヽ、ﾉ| ''"" '""'' .:.: ´"w"WwWwヾ.:.:.:.:l;:,;,;wWw.:.:.: ヽ;::;:;:;;;;;;;;/.:;;:;;:;!;;:
''''"wWwwWwwWWwwwWw`:;:wW ｒ、 |`ー-:.:::...;;;;:;!i.:;;
wWwwwWWwww＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿, -'/＿_ ..|;:;::::;::::;:::;:;:;:::::::
.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:/ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ /r.､ヽ .|;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::
ﾉi |!三三三三三.:三三三三三三三| |@i!| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::
'.ニニニニ.:从ニニニニニニニニi!.ヽ'/wW |;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::::::
,;;'人,,i .: ' |;;;:;;;;;;;;;;;;;::::::::::::
''"" :. . ::. ﾉﾉ .:;.（. , "'' ...|;:;;;;;;;;;;;;;;;::;:::;;;;:::::
（ﾞ: ,.:.人:. |;;:;:;;;;;;;;;;;::::::::;::::::
从ヾ;. '',人ヾ, ;:: .:.: .|;:;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;::::
'''''"'"''''"'''" /;:;:;;;;;:;;;:;;;;::::;:;:::;:::
┌──────────────────────────────────┐
│他人や最新式の自動剥ぎ取り機〈ケアフルオートイーター〉に頼ることもなく、 ......│
│自らの手で確実に、慎重に剥ぎ取りを進めていく。 │
│結果、「暴王の牙」から赤SSカードが１枚、あとは7900G相当の小銭を得る｡ .│
└──────────────────────────────────┘
_,, ,, ,,,r''";; ;; ;;,, `::､
''"" ;;,, `::､ ,,..-‐''" ;; ;; ;;;;, `::､
;; ,, ;;;,,, ; `‐- -__,, ''''"" `':.､､__
;;;; ,,,;;; r'";;;; ;; ;; ;;,, ;;;,,, ;;,
;; ;;;; ;;;;,,, ,;; ;; ;;;; . ;;;;,,, ;;,,, ;;,
⌒ゝ' , ｰ ､.ｨ.〜⌒ゝ' , ｰ ､ , ｰ ､〜⌒ヽr..､
:::::::::::::）､::...::::::: ＿＿＿＿:::::::::::::）､::...::::::ゝ .::）:::::::::::::）,.,;:;：:､、,,:.：,..
〜⌒ヽ:::｀⌒;／＼ ＼〜⌒ヽ:::｀⌒ヽ.:::::..::ヽ⌒ ,,;:;:；｡;,;:：:;:：::;,..
::: :: !::::::／ | ＼ ＼:: :; :;； :;:::;:: ! ;::.::: ,.,:,,:；;:;:：;,.,｡,.,:,;:;:：;,.
''''"''"''"／ | ＼ ＼''''"''"''"^^''"''"''" ''"''yi''""''yi''"
Www／ | ＼ ＼iijwwiijijyyywWww..ili yyji,.il ijijyWww
""'"''"'""''"''"'"'"'"' """'"''"'""' '"''"''"'''"'" ''"''""'"""'"''"'""''"''"'"'"'"'
┌─────────────────────┐
│さて、時間が余った。 │
│そのへんでもう１体探してぶっ殺すには、 │
│少々MPが心許ないのでやめておきたいと思う｡ .│
└─────────────────────┘
／ _,. -‐ ''"´
バサッ！ }｀丶、 ／ , ´
ﾍ￣￣｀丶 ＼´ , ´
, -―= ､ ＿ ／∧ ＼＼ ／
／: : : : : : : : :＞､:ヽ ／ l| ＼ /´￣了¨"冖=- 、
ﾌﾆ=‐-=ﾆ´ ／ l| ヽ l 〈:::::::::::::::::::::::::＼ ここにいても仕方ない、
∠ -‐ "~´￣￣￣￣｀ ‘, { ＿＿ヽ ＿＿＿_::::::::} 一旦 戻りますか。
, '´＿＿ , -‐ T"´￣ ‘， ＼＿＿ﾉ:::::::::::／｀ヽﾉ
／: : : : : : : : : :ヽ ／ >､ ＼ ／ ￣￣
／: : : : : : : : : : : :／ ｛_,ノ｀丶 ＿_,≧=ﾆ＾ヽ
.／ ￣￣￣｀丶: :／ /.: .: .: .: .:.ﾊ
.／ / ／ {:. :. :. :. :. :.ﾉ
/ ／! ／ ＼.: .: :.／
｛_／ ! ／ ｀¨´
{_,／
┌────────────────────────────┐
│そうだ、折角 蛮族領に来たのだから │
│蛮族だけに伝わる何々を探し回るのも良いかもしれない。 │
│確か、シルエットは魔神に似て 翼と両爪を持つバルカンなどは │
│専用の妖精魔法に関する流派や秘伝を持っていたはずだ。 .│
│地下まわりを探せば彼らも見つかるかもしれないし、探してみよう。..│
└────────────────────────────┘
もぐもぐしちゃうんかｗ
::::::::: :::::::::::::::::;;;;;;;;
.::::::::::,,,,,,,,,,::::::::::::::: ;;;;;;:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;
:::::::::::::::::: ::::::::: ::::::::::::::: ;;;;;;;;:::::::::::;;;;
.| ;;;;;;;;; ::::::::::::: ｽｲｰｰｯ
.| ::::::::::::: /|／| __ ＿__ _
|| .| ;;;;;;;;;;::::::: .\xAD庾供院陰棔\xB1 l |＾￣￣￣￣| |￣て ―‐‐‐
| _| |__.. .|| ￣￣￣￣￣ヽ＿ノ ―――――― ￣ ￣
.|;| /。 。ヽ |,;|
|.;;| ヾi||i;;,,,ﾉ ,-'。'-,
ﾉ ヽ .|,l.|iii|/。。。。ヽ
|| <。。。｀）イ。ヽ|ヾiiii;;;''""ﾉ.
. .|;;| |ii;;;"''（。。。。）;;|ii;; ;:|
.| ;;,| ／'~~~';;; ヾii;;:iﾉ |;; ;|.
. .ﾉ ;;ヽ_ ヾミlli;;∧;|i;;;i.| ||;∧.|| .||
／。。。。＼|ミ,-' '-,i;;;| ｌｌ いﾉヽ |.|
/o o o o o o .Y。。。。ヽ,, ｌｌ .|i; |。。＼,-'-',_ :::::::::::::
ヾミi;U;;o""''∧'~ヾii;;;;:''／ii ｌｌ ..|i; .|;;;;:::::''ﾉ______ヽ:::::::
|iii;;;:∧::ヾ(,,,,,,,,,)ii|.ii;;'' |ii ｌｌ |ii; |;;;丿iii;;;／ ;;;;;;;;
|iii;;;| |::ヾ｀|ii..|´ ii|. ヾ|ii ＿,ノii;; ヽ_ii;;::/
／'~'＼ﾉ::ヽ .|i;.| iiii .ヾii,-'~。。。。。。 ｀＼ .|
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￣￣
人族を食うなんてとんでもない！
低レベルのやつを食ってもしゃあないですし
; .,;||＝＝||＝＝|| . |ヽ,//'i |::. | ;: ||＝＝||＝＝|| .;:, ||＝＝||＝＝|| /.lニﾆﾆΨﾆﾆニl.ﾍ
;;|| //|| || ; | :_ ＼i |::. | '' || // || || ||// || || .;:' ,||￣￣￣||￣￣￣|| ;:,.
, '{ﾆニニニニﾆ} ";; |´ヽ＼ﾚ::... | |￣￣￣￣￣'| ;. |￣￣￣￣￣'| :||＿＿＿||＿＿＿|| ;:
: :::::::::::::::::::::::::::: |＼,/´i:＼ ::: |: ￣￣￣￣￣ ;: ￣￣￣￣￣ .:'',.; ||￣￣￣||￣￣￣||
___________________________＿| |￣| :::::＼|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿||＿＿＿||＿＿＿||＿_
_,|＿＿|＿＿|＿＿| |＼._|＼|＿|::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ||￣￣￣||￣￣￣||::::
,_＿|＿＿|＿＿|＿...|＼|.|:::::::: ＼ :..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ||＿＿＿||＿＿＿||::::
_,|＿＿|＿＿|＿＿|.ﾘ⌒|.|::::::::::::::::::::＼|,. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿||＿＿＿＿＿＿_,||::::
:: :: :: :: :: :: ::../⌒7..:: :: :: ::. /｛.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
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..|ニﾆ/＾/. :/. : : : :/: :/. : /⌒7^Yノ ∧∧
_,ア 厶.,| 二ト: / /: :厶 : ′ 厶ノ.-‐┐ (:;:)ﾟOﾞ)
＼ニ〈 ﾘ⌒沙 ∨-=云 : :|i: |/ニニﾆ| / @:;_つ_
|｛∨〉: :| └‐/:,八__|ニ＼ニﾆ７ .{{ 人:.Y }}
人 /. :込、 _ /: /⌒__,.＞ア⌒):′ し'丶)
／. :／⌒ ___,,.. /: /「￣: :| ∨⌒´＼'.
ー=彡 ´ |: : )/: /ﾆ| : : 八 ＼
（ ___,.|:／／(／ﾆ‐: : : . ___ r‐‐‐／⌒ヽ、
｀ ー=≦7Ｖ⌒, /ニ 〉,: . /ニヽ,／ニニニニニﾆ
／ }/ﾆ,|〈〉| |ニ ′|: :＼ ／ニニ / ニニニニ
r‐く⌒〈|:ﾆj|〈〉| |ニ|{ ,∧:＼___,ノ ニ/ ニニニニニ
┌──────────────────────────┐
│街に戻った華扇は、今度は変装ではなく .│
│【ポリモルフ】で実際に いつぞやのドレイクバロンに化けた上で│
│領内を散策し始めた。 │
└──────────────────────────┘
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14504/1409839245/
こっちはテキトーになんか張ってから埋める
……を貼ろうとしてるけどトロール食った後の
ステータス調整する必要あるからちょっとまってね
成長回数60回
総経験点１４９６１０点+2400点(１ゾロ)
使用経験点１５１０００点
（＠ポリモる直前までの総経験点１１５２７０点+2400点(１ゾロ)
使用経験点１１７５００点
器用度２３ +6/+4
敏捷度２９+1 +6/+6
筋力 ３１ +6/+6
生命力２４ +6/+5
知力 ３１+1 /+5 最大HP６６+17
精神力２９ /+4 最大MP１４３
ファイター ６
ソーサラー １２ 武器：〈シャムロッククロススピア〉
コンジャラー ７ マナスタッフ
プリースト １０（ダルクレム） リーチスタッフ
フェアテ ９ 〈エレメントルーラー〉
スカウト ９ 〈ジャックフロスト〉
レンジャー １ ダガーx3
セージ .７ 言語略 防具：マナタイト加工〈イスカイアの魔動甲冑〉
エンハン ５? 【ガゼルフット】【オウルビジョン】【ビートルスキン】 食：【キャッツアイ】【リカバリィ】
ライダー １
アルケミ ３
特技(自前) 《魔法拡大/時間》→《防具習熟A/金属》→《防具習熟S/金属》
→《武器習熟A/ソード》→《武器習熟S/ソード》→《武器の達人》
特技（食事：宣言物理系） 《全力攻撃１》《テイルスイング》
特技（食事：宣言魔法系） 《マルチアクション》《魔法収束》《魔力撃》《魔法拡大/数・範囲・距離》
特技（食事：パッシブ系） 《魔法誘導》《魔法制御》《鷹の目》《ワードブレイク》
操02、カンタマ、精神抵抗力+2、達成値17
操01、エーチェポン、物理ダメージに追加+1、達成値18
真06、レビテーション、制限移動で高さ10mまで浮遊可、達成値18
真05、ウォール・ウォーキング、通常移動以下で壁天井歩ける、達成値19
操01、プロテクション1、毒病気呪い以外の被ダメ-1、達成値19
真08、マジシャン、《魔法誘導》《鷹の目》《魔法収束》《魔法制御》《MP軽減/全般》、達成値19一括
操02、バイタリティ、生命抵抗力+2、達成値19
妖06、ブレイブハート(ルルブ)、精神効果・呪い属性による影響受けない、達成値20
操05、スペルエンハンス、魔力+1、達成値21
神04、ヴァイスウェポン、人族アンデッドに命中+1のダメ+2の魔法武器、達成24
神04、ヴァイスシールド、人族アンデッドからの被物理ダメ-3、達成24
妖07、ボトムウォーキング、水底歩いてる限り水中ペナ受けない、達成値25
妖06、バーチャルタフネス、最大HP+魔力(17)、達成値25
真05、ウェポンマスター1、《武器習熟A/全般》《全力攻撃》《牽制攻撃》《挑発攻撃》《必殺攻撃》,達成26一括
妖08、ミサイルプロテクション、1d6で1~3で射撃攻撃回避、達成値26
真12、ウェポンマスター2、《武器習熟S/全般》《武器達人》《命中強化1》《牽制攻撃2》《なぎ払い》,達成26一括
真09、テレキネシス、主動作で物動かせる、達成値27
真10、フライト、150mな全力移動で飛べる、達成値27
神06、ブレス、器用・敏捷・筋力・生命+6、達成28一括
以上を例のマナ・アブソーブバグで常時かけている
（フィールドプロテクションなどの一部は、ルルブ時点では
効果時間が一瞬 となっているので時間拡大不可）
トロールさんからダルクレム食ったのは仕方なし。
あとなんか書くものあったかな
ひゃっはー！しんせんなのうみそだー！
エリザちゃんに今まで迷惑かけられたからね、悪い噂ながれちゃっても仕方ないね。
エリザちゃんにふりかかる（だろう）熱い風評被害ｗｗｗ