【8:2314】第二汎用スレ
- 1 名前:「鍵を持つ者」 :2011/09/03(土) 23:54:23 ID:???
- 汎用という言葉に無限の可能性を感じる今日この頃
- 2308 名前:とある世界の冒険者 :2018/08/03(金) 22:11:05 ID:RvcVe3xk
- >>2306>>2307
「…気遣い、感謝する」
顔を上げ、握手に応えながら。 その言葉は、先ほどより強く、感情が込められていた。
(実力差で一切敵わぬ程劣るとは思わない、けど…敵わないな)
手から伝わるもの、彼から発せられるもの。 単純な強さではない、年月を重ね練磨された気配でもない。 ゙背負うもの゙…今の自分が、手放してしまったもの。 彼がどんな気持ちでその位置にいるかは知らないが、それが決定的に違うと感じた。 ニクスとはまた違う意味で、リーチマンはキョウにとって眩しい存在だった。
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- 2309 名前: ◆/yjHQy.odQ :2018/08/03(金) 22:38:03 ID:ekUuVSsc
- >>2307>>2308
「彼が今何処で何をしているかは分からない。だがこうして私が生存できている以上、彼が斃れている可能性は無いだろう」
「他のエレティコスメンバーは……ふむ、此方では把握していないが、連合内には加盟しているはずだ」
「済まないね、従来に近い受注システムの都合上、ギルド間管理は危機的状況にならないと発生しない」
「エレティコスと友好関係が持続できている、という意味でもあるが。もしかすれば、他のメンバーにも逢えるかもしれないとだけ伝えておくよ」
「あぁ、承知した。確かに君が獣化した場合、ネストの中間ランク帯では太刀打ちできそうもないな」
「その時は私が直に出向くと約束しよう。そうならないことの祈念も忘れずに……」
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- 2310 名前:とある世界の冒険者 :2018/08/03(金) 23:26:21 ID:jripDoWA
- >>2308,2309
「私にもキャパシティの限界があるから、お手柔らかに頼むよ。個人的にやりたいこともあるしね」 売り込んだ甲斐あって随分高く買って貰えたものだとやや苦笑を滲ませながら、一安心した様子のニクスに向けて任せておきたまえ、とウインクしておく。
「師匠が死ぬのはちょっと想像できないな……弟子の贔屓目を抜きにしても。そういう意味では心配してない」 実際のところ何度も瀕死の重傷は負っているのだが、しかし決定的なラインで踏みとどまるという異様なしぶとさがある。いつかは死ぬのは間違いないが、エストとしてはどういったシチュエーションで想像しても不思議と死がしっくり来ないのだ。
「そうか……。いや、俺の頼みは正にそれだったんだ。他のメンバーが合流してないかと思ってね。もしこれから居所がわかったり、目撃情報があれば教えて貰いたい」 仲間はいないと知って些少の落胆を見せるが、気を取り直して一礼と共に頼み込む。
「私の方のお願いだけど、『術編紙』が何枚か欲しいんだよ。できるだけすぐにだ。可能かな?」 『術編紙』とは、特殊な製法で作られた、主に魔術の研究などに用いられる用紙だ。魔力を込めたインクを用いることで、術編紙に書かれた内容を書いた本人だけが自由自在に編集できる。 文章であれば文字や文節を消したり入れ替えたり、絵や図であれば一部分を切り離して別の部分に貼り付けたりなどだ。 その性質上、魔法術式の編纂・開発や論文を書く場合などによく使われており、魔術書の原本が術編紙で作られてあることも少なくない。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 2311 名前:とある世界の冒険者 :2018/08/03(金) 23:41:56 ID:RvcVe3xk
- >>2309-2310
「なら、応えてもらう必要が無い程度に、奮闘させてもらうさ」
全てが全て、というわけではないのだろうが。 彼の冗談でもない冗談に、同じく冗談じみた言葉を返して見つめ返した。
「わかった、可能な限りニクスやわかる範囲のギルド員に声をかけるようにしよう」
「助かる。野営は慣れてはいるが、休める場所があることに越したことはない」
頷きながら彼と同じページを開き、今整理出来る情報を可能な限り脳に送る。 やけになっていた時にわざわざ避けていた場所もいくつか目に出来た。 次は多いに利用させてもらおうと、もう一度誰にともなく頷く。
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- 2312 名前: ◆/yjHQy.odQ :2018/08/04(土) 00:15:20 ID:QV.fXagI
- >>2310>>2311
「済まないね。カイくんや一部の構成員とは共闘もしたのだが、如何せん最初期のここは戦場の前線だった」
「生命の無事は共に戦った力量から察するに保証も出来るが、今何処にいるかはまた……もしかしたら国外の連合拠点で獣化の進行を抑えているのやも知れないな」
「次回の物資搬入の際の確認事項に入れておく。目撃情報に関しても承知した、彼らには世話になった、微力だが恩を返せると思えば安いものだ」
「裏付けのない憶測を重ねたが、ここにいる以上は第二の家と思ってもらえるよう尽力しよう。改めてよろしく頼む」
「あぁ、勿論だ。君がしたいと思うだけを存分に。彼同様、よろしく頼む」
「術編紙……ふむ、寄贈品や確保した品々の中にいくつか在庫があるはずだ」
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- 2313 名前:とある世界の冒険者 :2018/08/04(土) 00:56:05 ID:qM2xtVG.
- >>2311,2312
「今回は戦わずに無事に終わったけど、これからは共闘することもあるだろう。改めてよろしくな、キョウ」 隣に立つキョウに視線をやり、笑みを浮かべて言う。
「あぁ、ありがとう。よろしく頼むよ。仲間が見付かれば戦力にもなるし、友人としても心配だ。……師匠に関しては、多分熱心に探さなくても問題ないと思う。またどっかで派手に暗躍してるんだろうさ」 快く引き受けてくれたリーチマンに礼を述べ、肩を竦めて矛盾した言い様で師を揶揄する。
「手持ちのが尽きててねー。ここに有って良かった、助かるよ。三層だね、了解だよ、ありがとう。……まぁ、ちょっと開発しておきたい魔術と物があるんだ。術編紙が無くても作れるけど、作業のスピードがかなり遅くなるからね。完成すればネストにとっても役に立つと思うよ」 貰った冊子で詳細な場所の確認をしつつ礼を言い、自信有りげに眼鏡をキラリと光らせる。
「何の魔術を作るつもりなんだ?」
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- 2314 名前:とある世界の冒険者 :2018/08/04(土) 01:24:08 ID:Rj1W9qjE
- >>2312-2313
その日…彼自身決して軽く言った言葉ではないのだろう。 それでもその言葉は、キョウにはあまりに遠い言葉だった。 明日へと生きる人の為に命をつかうと誓いはすれど。 その明日に、自分はいないのだから。 いずれではなくいつか…果たして、そんなものはあるんだろうか。
「そうだな。…あんたの隣で語れるほどの器になれるかは、わからないが」
゙あなだではなぐあんだ。 一見すればやり取りに慣れて思わず砕けた物言いになったようにしか見えないだろう。 けれどもキョウにとって、取り繕う必要のないと判断できたもの。 かしこまったフリをせずとも、身綺麗にせずとも伝わると思ったが故の警戒の解除。 彼にとって、それは最大の敬意だった。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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