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妖魔夜行・百鬼夜翔 創作・よろず掲示板


小説・卓上ゲーム両方の「妖魔夜行・百鬼夜翔」に ついて語って下さい。
雑談・創作・データ整理なんでもOK。
スレ立て大歓迎です。

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タイトル:
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内容:

1 : テンプレート置き場(15) / 2 : ARS総合....1364881358(1) / 3 : 妖怪ショートショート劇場(57) / 4 : 白翼の悪魔(12) / 5 : 死の淵に漂うブルース(28) / 6 : 妖怪水滸伝(4) / 7 : 要望・意見・雑談スレッド(184) / 8 : ネタバレ専用談話室(294) / 9 : マイキャラデータ披露(35) / 10 : 百物語(23)
11 : いきなり次回予告@妖魔・百鬼(66) / 12 : 【AA】君島美術館【格納庫】(32) / 13 : 名医(16) / 14 : 隠れ里観光案内(32) / 15 : ★ジョニーのジョークショー★(65) / 16 : 放課後の吸血鬼(75) / 17 : エニグマさん追悼スレッド(7) / 18 : 人ならざる者たちの…(3) / 19 : 妖怪テンプレート集(35) / 20 : 優しい死神の事件簿(17) / 21 : 【萌え・エロ】ときめき&hears;スーリエ・ルージュ【隔離スレ】(114) / 22 : 公式Q&A その他(68) / 23 : 公式Q&A妖力の部(53) / 24 : 公式Q&A妖力の部・構成素材の章(20) / 25 : 公式Q&A 妖術の部・直接攻撃系妖術の章(25) / 26 : 公式Q&A妖力の部武器の手の章(19) / 27 : 公式Q&A 妖術の部(29) / 28 : ネタ振りスレ(4) / 29 : イ・ワヤン・ダムディ追悼スレッド(5) / 30 : 空が青いのも郵便ポストが青いのも(47) / 31 : 我が技にかなう者なし(17) / 32 : 妖怪図鑑(173) / 33 : マリーカの大冒険(31) / 34 : 妖怪掲示板(58)  (全部で34のスレッドがあります)

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1 テンプレート置き場 (Res:7)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1流々 :2004/06/19(土) 14:09
スレッド立て時などの作品には直接関係ない、
煩雑なテンプレートを置いておく為のスレッドです。

9GM :2014/11/05(水) 22:20:00
コピーマシン4   199.5(未使用0.5)CP

【体力】 6 【敏捷力】 8 【知力】 8 【生命力】 7 (-30-15-15-20)
【基本移動力】 3.75 【基本致傷力】 1D-4/1D-4
【よけ/受け/止め】 3//
【態度】 中立(-5CP)
【特徴】
 誓い/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)義務感/妖怪の総大将への絶対忠誠(-20CP)
 使命/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)正直(-5CP)誠実(-10CP)すりこみ(-25CP)
【癖】
 コピー、複製、模写、トレース、合体(計-5CP)
【外見の印象】 人間そっくり(10CP)
【妖力】
 合体(強制合体+200% 90CP)衣装(武器:ナイフなど 1CP)透明なものを見る(15CP)
【妖術】
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10GM :2014/11/05(水) 22:20:32
コピーマシン5   192(未使用8)CP

【体力】 2 【敏捷力】 2 【知力】 8 【生命力】 2 (-70-70-15-70)
【基本移動力】 1 【基本致傷力】 0/0
【よけ/受け/止め】 1//
【態度】 中立(-5CP)
【特徴】
 誓い/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)義務感/妖怪の総大将への絶対忠誠(-20CP)
 使命/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)正直(-5CP)誠実(-10CP)すりこみ(-25CP)
【癖】
 コピー、複製、模写、トレース、合体(計-5CP)
【外見の印象】 人間そっくり(10CP)
【妖力】
 合体(30CP)衣装(武器:ナイフなど 1CP)透明なものを見る(15CP)
【妖術】
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


11GM :2014/11/05(水) 22:20:57
コピーマシン6   200(未使用0)CP

【体力】 1 【敏捷力】 1 【知力】 4 【生命力】 1 (-80-80-50-80)
【基本移動力】 0.5 【基本致傷力】 0/0
【よけ/受け/止め】 1//
【態度】 中立(-5CP)
【特徴】
 誓い/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)義務感/妖怪の総大将への絶対忠誠(-20CP)
 使命/妖怪の総大将への絶対忠誠(-15CP)正直(-5CP)誠実(-10CP)すりこみ(-25CP)
【癖】
 コピー、複製、模写、トレース、合体(計-5CP)
【外見の印象】 人間そっくり(10CP)
【妖力】
 衣装(武器:ナイフなど 1CP)電波視覚(15CP)赤外線視力(15CP)夢見る力(10CP)超嗅覚(10CP)
 接触感知(10CP)透視1Lv(10CP)レーダー感覚(50CP)予感(50CP)ジャックイン(30CP)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


12GM :2014/11/05(水) 22:21:26
コピーマシンの使い方は邪悪な複製使用時に必ず小祈願を発動させダイス目を操作。
邪悪な複製がクリティカルすると術者に忠実無比な複製が作成され妖怪であっても永久に存在し続けるようになる。
邪悪な複製にファンブルすると複製ベースになった本人に忠実無比な複製が作成されこちらも妖怪であっても永久に存在し続ける。
コピーマシン2体を用意し一体目のコピーマシンが二体目のコピーマシンを2つファンブルでコピーする。
さらにコピーされた二体目のコピーマシンのコピーがまた二体目のコピーマシンをファンブルで2つコピーする。
これを繰り返す事でどんどんコピーマシンの数が増えていく。同時にコピーするごとに余りが出てくるので、
これを使って他者をコピーする。他者をコピーする際にはクリティカルを出してコピーマシンに忠実無比なコピーを作る。
小祈願アイテムはCPを使って用意した本人の一部として扱われるためコピーの際にそっくりそのままコピーされる。
これは財力+衣装の武器として表現されている。
コピーを使用し終えたコピーマシンはコピーマシン同士か妖怪の総大将と合体し同化することができる。
コピーマシンの数が減っても何度でもその都度作り出すことができるので何度でも繰り返す事ができる。
コピーマシンの中には強制合体能力を持つものもいるので合体を持たない他者のコピーをも合体しその力や能力を得ることができる。
他者を自身に忠実無比なようにコピーしたコピーマシンが妖怪の総大将と合体している場合、
当然同一の存在である妖怪の総大将に「他者のコピー」は忠実無比に振る舞いなんでも命令を聞く。
なお合体する度にありとあらゆるパワーが増す。合体できる数に限度は無いので無限に自身のあらゆる能力を高める事もできる。


13GM :2014/11/05(水) 22:25:16
超能力コンピュータ   43138.2(未使用0)CP

【体力】 10 【敏捷力】 10 【知力】 100 【生命力】 10 (2175)
【基本移動力】 4 【基本致傷力】 1D-2/1D
【よけ/受け/止め】 4//  【防護点】 500(鋼の体)  【受動防御】 妖力:6
【特徴】
 肉体のない脳(-100CP)意志の強さ100Lv(400CP)特殊な背景/超能力者(200CP)価値ある財産(-10CP)
 エレクトロキネシス25Lv(125CP)サイコキネシス25Lv(125CP)テレパシー25Lv(125CP)
 テレポーテーション25Lv(125CP)ESP25Lv(75CP)アストラル・プロジェクション25Lv(75CP)
 ヒーリング25Lv(75CP)無感情(15CP)記憶力2Lv(60CP)計算力(5CP)第六感(15CP)
【技能】
 プログラム99(0.5CP)コンピュータ99(0CP)電子機器/サイコンプ99(0CP)情報分析99(0.5CP)超物理学99(1CP)
 物理学99(0.5CP)生化学99(1CP)幽体視覚(増強+40%)99(0.7CP)エネルギー感知99(0.5CP)コンピュータ操作99(0.5CP)
 光使い99(0.5CP)目標探知99(0.5CP)来歴探査99(0.5CP)霊気感知99(0.5CP)念動99(0.5CP)
 浮遊99(0.5CP)注目99(0.5CP)感情感知99(0.5CP)記憶操作99(0.5CP)
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14GM :2014/11/05(水) 22:27:35
いくら“強い妖怪”の噂を作って流し実体化させたところで“信じる力”の量が足りなければあまり強い妖怪になるとは思えない
単に“足が速い”とか“腕力が強い”とか“体が大きい”とか“〜という能力がある”などの単一の個性であれば付与可能かもしれないが
基本的には信者というよりも噂やその存在そのものを文字通り“信じている者”の“信じる力”の強さが
具現化した妖怪の総合的な強さつまりルール上使用できるCPの合計値ということになる
普通は“信じる者”の数が多いほど強くなる。しかしそれは通常の“信じる者”一体の“信じる力”の強さが普通の人間並みの話であり
例外的に“信じる力”が圧倒的に強い者がまざっていた場合はそれ一体が“信じる者”何億人分のエネルギーにも匹敵することがある

そこでサイオニクス的高テクノロジーの超能力世界から“信じる力”が普通の人間とは比べ物にならないほど圧倒的に強く
自分がプログラムした通りのものを絶対信じる“超能力コンピュータ”を何万、何億、何兆体以上も作って妖怪の存在する世界に持ち込み
自分に都合の良い設定をプログラムした妖怪をそれらの“超能力コンピュータ”全機に絶対的に信じこませることで実在化させた。
このコンピュータ全機には実在化させるのに必要な『命玉』やエクトプラズムを電力などのエネルギーを変換することで無尽蔵に生み出し
同時にそれを純化し特定の性質と指向性を与え完全に操作しいつどこにでも構築できる機能を与えてある。
プログラムにインプットされたどんな霊波動でも再現できる。それらを複雑に組み合わせて使い手の望むどんな妖怪でも発生させられる。


15GM :2014/11/05(水) 22:30:09
【クリスチャン=ローゼンクロイツ】
数日前に突如現れ、フランケン博士をあっさり引き摺り下ろし〈ローズ・クルセイダー〉最終絶対大首領の座に就いた謎の人物。
思想もバラバラだった〈ローズ・クルセイダー〉所属の妖科学者全員を異常なレベルの圧倒的カリスマで完全に意志統一し
ある一つの目的に向けて様々な分野の全研究を集中させているという。
妖怪の総大将やフランケン博士が開発中だったり未完成だった装置をその絶対的な知力をもって完全に完成させ、
任意の妖怪をいつでも自在に作成でき好きな場所に発生させられる装置や超小型サイズで超高性能の完璧なコピーマシンを作り上げた。
そしてあらゆる妖怪の力を全地球規模に拡大できる〈妖力増幅装置〉をも完成させた。
これは「妖力」のみならず「妖怪の持つあらゆる力」を増幅するものであり妖術の威力や影響力をも拡大増幅する事ができるシロモノ。
さらに「天使としての妖怪」の残存勢力に接触しその全てを自身の陣営に引き込み急速に勢力を拡大している。
その上、人物の記憶や場所に残された記憶からの邪悪な複製クリティカルにより過去にいた「天使としての妖怪」全員を復元再生。
自身の忠実なるしもべに生まれ変わらせてしまった。
その行動から第二次黙示録大戦を引き起こそうと画策しているのではないかとも言われるが本当の所その真意は全く不明である。
様々な次元や時代・世界に同時に並列して現れては消えており人間なのか妖怪なのかも分からない。
全妖怪が自動絶対強制平伏するはずの妖怪の総大将と対等に会話している描写があった(この2人は旧知の仲であり協力者であるらしい)
このキャラクターは常識外の存在のため通常のCPによって作ることは不可能であるが、分かっていることのみでも
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2 ARS総合....1364881358 (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:フォルスカーター ◆KMWQj/k0mI 投稿日: 2012/04/27(金) 15:02:16
ttp://bbs.aqbb.net/?ars99

ttp://ikushio.info/ars99/ARS総合来ました(。・ω・。)

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3 妖怪ショートショート劇場 (Res:57)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2002/11/26(火) 21:59
過去スレの一発ネタを独断と偏見でPickUp!

51 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2005/05/08(日) 16:21:44
<続き>
 特攻する彼が行なうのは、いつものふざけた動作。両手を頭頂に付け左右の腕で一つづつの輪を作りつつ行なう叫び、「なーんちゃって」。
 人々の意識を虚に突き落とすその能力は、神の使徒に対しても有効だ。自らの主の領域を侵す魔物の軍勢に対し殺気立つ者達は、一瞬にして現状を忘却し周囲を認識できない木偶の棒と化す。
 それは戦場においては極めて致命的な状況だ。分子の構造模型を思わせる整然とした並びの士気の高い軍勢が、瞬く間にただの的と化す。そして正気を取り戻した時には既に致命傷を負い、地へと落ちる時なのだ。
 その有効範囲は遠距離ではなく自分の周囲にしか効かぬために、彼は特攻とも言える無謀な行動をとらざるを得ず、その身体は次第に様々な傷に蝕まれていった。
 しかしその快進撃にも雷を司る天使の一体によって終止符が打たれた。能力も乗騎の翼も届かぬ遥か遠方より飛来した轟音を伴う閃光の一撃を受け、彼の肉体は限界に達した。
 勢いに乗る雷の使徒は自らを一つの雷光と化して妖魔達の軍勢へと突進した。雷そのままの目にも止まらぬ高速と不規則な軌道は、あらゆる攻撃から逃れ得た。
 火炎も冷気も電撃も矢も銃弾も爪も牙も剣も槍も、すべてそれの通過した空間をただ薙ぐばかり。
 ただ一体の翼持つものにより、一人また一人と異形の魔物達が雷に打たれ槍に貫かれ地へと落ちて行き、神へ挑む部隊は混乱を極めた。

52 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2005/05/08(日) 16:22:21
<続き>
 地に臥した一人である最初に撃たれた彼が、顔を上げ閃光の如く飛びまわる敵をその目に捕らえた。 周囲で動ける者に声をかけその助力で何とか身を起こし、文字通り死力を振り絞り最後の力を開放した。「なーんちゃって」。
 見よ、具現化されたその偽りとおふざけを表す言葉を。揺るぎ無き現実にすら干渉し、厳然とした事実すら偽りと化すその能力を。
 雷光と化した天使はその周囲の空間ごと一瞬前からの事実を虚偽とされ、元の状態へと還っていった。その結果は移動、ほんの僅かな時間分の移動であった。
 しかしその速さによりてその身を護る存在にとっては致命的な一撃でもあった。何故ならば通過した空間を薙ぐはずであった様々な攻撃を全てその身に受ける事となるからである。
 瞬時にその身を粉微塵に砕かれ、今まで一つの軍勢を手玉にとっていた存在はいとも容易く消滅していった。
 その光景を目に焼き付けながら、その身に過ぎる強大な力を行使した彼は改心の笑みを浮かべつつ僅かな塵となって崩れ落ちていった。
 かくして山手線に生まれた1匹の妖怪、なんちゃって小父さんはその命の炎を潰えさせたのである。
<了>

53 名前:裸稲荷 投稿日: 2008/02/05(火) 23:55:17
え、名前? 中山 三角(みすみ)よ。
住所? 前はさいたま市浦和区本太の3丁目。ほら京浜東北線脇の27番地に住んでいたけど、今は引っ越しちゃった。
趣味? もちろん、男性ストリップの観賞よ。
と・く・に、だまくらかして、脱がせるのなんてサイコー。
昔の中山道じゃよくやったものよ。
あたしを燻そうなんて火をつけたお馬鹿な男を、逆にその火が燃え広がったって幻覚で熱がらせて、脱がせたりしてからかったものよ。
今の人って、背は高くて肌は綺麗なんだけど、なんかこう、ヒョロっとしててつまんないのよ。
やっぱ、昔の方が背が低くてもがっちりしてて良かったわ…
え、嫌いなもの? モチ、鉄道。
はっきり言って大々々々っ嫌いね。当然でしょ?
うるさいし、揺れるし、人の土地削るし……
それにね、見てよ。この脚。右足が膝からないでしょ?
轢かれちゃったのよ。汽車に。
まだ鉄道とか良くわかんなくって、うっかり線路で昼寝しちゃってさ、汽車が来てそのままチョン、よ。
酷い話よね。汽笛鳴らすなり、止まってくれるなりしてくれてもいいじゃない、ねえ。
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54 名前:冷蔵庫 投稿日: 2011/09/29(木) 23:55:08
あたしは冷蔵庫が嫌いだ。もっとはっきり言えば恐れている。
ドアを開けた途端に、粘液の用のどろりと流れ出して床を這って行く冷気。あたしはそれに足元を撫でられただけで、まるでそれが全身の毛穴から入り込んでくるかのように身も心も凍えそうな程ぞっとして、思わず後退ってしまう。
開かれた冷蔵庫の灯は暖かみを感じさせるはずの黄色なのに、妙に冷たく空々しい。きっと、冷蔵庫の忌まわしい本質を誤魔化しているからに違いない。
忌まわしい本質とは何か?
一旦閉じた冷蔵庫の中は、暗黒に支配された凍てついた場所。そしてそこには墓場のように、無数の生き物の骸が眠っている。
そう、冷蔵庫の中は暗く冷たく屍に満ちた正しく死の世界。
死の雰囲気に包まれたその冥界にも似た場所で、時々思い出したように動き出す冷却器は、まるでたまに目を醒まして辺りを睥睨する冥府の監視者のよう。
あたしは台所にある冷蔵庫にはまだ耐えられる。何故ならそれは有限の長さのコードによってコンセントに繋がれて自由を奪われ、さらには冷却器が何らやましいところがないかのように堂々と音を立てているからだ。
しかし粗大ゴミ置き場にある物は違う、もはやそれは別の存在だ。
何故ならコンセントから外されたと言うことは、もはや有限の長さのコードという戒めから解放され、自由を手にしたと言うことだ。
おまけに冷却器が音を立てないのは、まるで何か重大な秘密を守るために沈黙しているようにさえ思える。
どんな秘密を?
もちろん、自分がもはやだだの物体ではなく意志を持ってかつて自分を酷使した人間に対して復讐を企む存在だと言うことをである。
高校生にもなってこんな妄想に囚われているのは、馬鹿馬鹿しいことだとあたしも思う。冷蔵庫などという物は人間の作り出した便利な家電の一つで、あたしの想像するような代物ではない。
理性ではそう十分判ってはいる。しかし感情は別なのだ。あたしの心の中の冷蔵庫への恐怖は、決して理性では納得せずにこんな妄想を囁き続けている。
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55 名前:冷蔵庫 投稿日: 2011/09/29(木) 23:56:02
学校の帰り道の事だった。
コーラス部の練習が長引いて既に日は暮れかけていた。
夕暮れの西の空は山の向こうの釣瓶落としの太陽の光で、血を思わせる不吉な深紅に染め上げられていた。おまけにそこに逆光で毒々しいまでに赤く色づいた雲が、得体の知れない魔物のような禍々しい姿をさらしていた。
いつも登下校途中に通る新興の住宅街の真ん中にぽつんと陥穽のようにある、ちっぽけな空き地の前をあたしは通りかかった。
その空き地は木の杭とそれらを繋ぐ三本の針金で作られた柵で、道からは区切られていた。
その柵にはマジックで文字の書かれたベニヤ板が張り付けられていた。もう暗くて読めないが、いつも登下校の途中に見ているので内容は知っている。『立入禁止』と『ゴミを捨てるな』だ。
けれどもそれは、どちらも無視されていた。
何故なら粗大ゴミや不燃物がそこの一角に居座って自己の存在を無言のまま主張し、残りの場所では子供達が歓声によって自分達の縄張りを主張していたからだ。
だけど今は子供達の姿はない。代わりに弱々しい赤い陽光の中には、肌寒い晩秋の風に吹かれて微かに揺れることで自己の存在を主張する枯れたススキがあるだけだった。
空き地を吹き抜けた寒風があたしの足を撫でていくと、頭から冷水を浴びせられたようにぞっとした。
冷気が背筋を駆け抜けたのは、スカートの裾から冷たい空気が入ってきた空じゃない。そこに冷蔵庫があるからだ。
海底のような薄闇に沈んだ空き地のゴミの山のこっち側、丁度柵のすぐ傍であたしの背丈程もある三つの扉の付いた巨体が白く浮かび上がっていた。
一瞬恐怖で身体が凍り付くが、すぐに理性がそれを解凍した。
——しっかりしろ香奈江、来年は高三なんだぞ——
そう自分に言い聞かせて、あたしはその前を通り過ぎようとした。怖いから道の反対側を通って。
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56 名前:冷蔵庫 投稿日: 2011/09/29(木) 23:56:35
学校の帰り道の事だった。
コーラス部の練習が長引いて既に日は暮れかけていた。
夕暮れの西の空は山の向こうの釣瓶落としの太陽の光で、血を思わせる不吉な深紅に染め上げられていた。おまけにそこに逆光で毒々しいまでに赤く色づいた雲が、得体の知れない魔物のような禍々しい姿をさらしていた。
いつも登下校途中に通る新興の住宅街の真ん中にぽつんと陥穽のようにある、ちっぽけな空き地の前をあたしは通りかかった。
その空き地は木の杭とそれらを繋ぐ三本の針金で作られた柵で、道からは区切られていた。
その柵にはマジックで文字の書かれたベニヤ板が張り付けられていた。もう暗くて読めないが、いつも登下校の途中に見ているので内容は知っている。『立入禁止』と『ゴミを捨てるな』だ。
けれどもそれは、どちらも無視されていた。
何故なら粗大ゴミや不燃物がそこの一角に居座って自己の存在を無言のまま主張し、残りの場所では子供達が歓声によって自分達の縄張りを主張していたからだ。
だけど今は子供達の姿はない。代わりに弱々しい赤い陽光の中には、肌寒い晩秋の風に吹かれて微かに揺れることで自己の存在を主張する枯れたススキがあるだけだった。
空き地を吹き抜けた寒風があたしの足を撫でていくと、頭から冷水を浴びせられたようにぞっとした。
冷気が背筋を駆け抜けたのは、スカートの裾から冷たい空気が入ってきた空じゃない。そこに冷蔵庫があるからだ。
海底のような薄闇に沈んだ空き地のゴミの山のこっち側、丁度柵のすぐ傍であたしの背丈程もある三つの扉の付いた巨体が白く浮かび上がっていた。
一瞬恐怖で身体が凍り付くが、すぐに理性がそれを解凍した。
——しっかりしろ香奈江、来年は高三なんだぞ——
そう自分に言い聞かせて、あたしはその前を通り過ぎようとした。怖いから道の反対側を通って。
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57 名前:冷蔵庫 投稿日: 2011/09/29(木) 23:57:09
しかし忌まわしい箱の中からは泣きじゃくる子供は出てこなかった。それどころか泣き叫ぶ声も途絶えて、しんと静まりかえっている。
あたしは恐る恐る目を開いて中を見た。夕暮れの弱々しい光の中でも冷蔵庫の中は十分に見える。しかしそこには何も無かった。あたしの目に映ったのはただ空っぽの冷蔵庫の内壁だけ。
上の冷凍庫や下の野菜貯蔵室には子供の入れるスペースはない。では子供はどこに?
理解不可能の出来事で呆然としているあたしの心の中に、じわりと恐怖がわき上がった。それは白い布に倒した瓶から流れ出すインクのように、私の心を恐怖で染め上げていく。
その途端あたしの眼前で、冷蔵庫のドアがあたしを掠めるように音を立てて勢いよく閉まった。まるで肉食獣の顎のように。
もし、いつもの癖で後ろに下がっていなかったら……
そして風に乗って舌打ちの声が聞こえてきた。まるで何かを悔しがるような。
一体、何を?
理性の問いかけに感情が答えた。
あたしを閉じ込め損なったことに違いない。
一体、どこから聞こえたのだろう?
目の前の白い箱からだ。
あたしは土と枯れ草で服が汚れるのも構わずに、転がるようにして空き地を出ると鞄を引っ掴んで後も見ずに逃げ出した。


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4 白翼の悪魔 (Res:12)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2005/05/02(月) 03:09:15
 夕暮れの近づく、とある住宅街の道。ブロック塀と生垣に左右を挟まれた、幅一車線のそこを、一人の青年があるいていた。
 彼は細身で背が高く、濡れは色の髪をして、漆黒の学生服を着、それと同じ色の区個食の鞄を左手から下げていた。その顔には、細い眉と黒真珠の様な瞳を有する切れ長の妖しい眼。
そして透き通るような白い肌に鮮やかな血色の唇。
 美しい。が、彼のその美貌には何か不吉なものを感じさせる、闇の雰囲気を纏っていた。特にその良の瞳は深淵のように果てしなく深く、覗き込んだものを引き寄せ、呑み込んでしまうかのように思えた。しかし、その忌まわしくさえある魔性の引力は、同時に同性をも魅了しうる奇妙な魅力となって、彼の周囲に放たれていた。
 彼はふと、前方を歩く学生服の正面を、その夜闇の瞳に捉えた。
 少年は背が低く、年令は十二・三歳くらい。何の変哲もない、下校途中の中学生に見えた。ただ、1点を除いて。
 その一点は髪だった。裾を切り揃えた彼の髪は、遠めにもくっきりと目立つ茶色であった。しかもその色は、脱色や染髪ではありえない綺麗な栗色。
 青年は忍び足で、背後から少年にそっと駆け寄った。夜闇に紛れて動く黒猫のように。
 青年の普段の雰囲気からすると、死を運ぶ黒豹と例えるべきだろう。しかし、端正なその顔に浮かんでいるのは、チェシャ猫のような悪戯っぽい笑み。

6 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2005/05/02(月) 03:12:26
「あなたに、神の祝福のあらんことを」
 翼はイビルアイに顔を寄せると、爪先立ってその額に軽く接吻をした。と、そこからイビルアイの身体に先程と同じように痛みと強い痺れが走った。冷や汗が流れ、彼の身体中から力が抜けた。そしてイビルアイの全身を駆け巡った痺れは、並行感覚を乱し、軽い眩暈と共に、イビルアイはドシンと尻餅をついた。
「それではご機嫌よう。行きますよ、司君」
 軽い意趣返しを終えると、翼はくすりと笑って、右腕で司の肩を抱いた。司は、再び嬉しそうな表情を浮かべ、それから思い出したようにクルリと振るとイビルアイに向かってべーっと舌を出した。それから前を向いて、何事もなかったかのように、翼と共に歩み去っていった。
「ねえ、翼さん。今日の夕飯は何なの?」
「ビーフシチューですよ」
翼は手に下げた買い物袋を、ちょいと持ち上げて見せた。
「ねえ、ひょっとして、またぼく一人の分だけ?」
「ええ、そうですが」
「一緒に食べ様よ」
「しかし、私は天使ですから、地上の食物は必要ないんですよ。それに、まあ、私もいろいろと忙しいですし」
「やだ。一緒じゃなきゃ、やだ。僕も食べない」
司がむくれると、翼は一瞬困ったような表情を浮かべたが、すぐににっこりと微笑んだ。
「わかりました。今日は一緒にご飯を食べましょう」

7 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/26(月) 23:51:40
 二人が角を曲がって見えなくなるとイビルアイはようやく立ちあがり、ズボンについた埃をパンパンと掃った。
「やれやれ、ちょっと悪戯が過ぎたな。それにしても“義務”か。アイツも冷たいよな」
 軽くため息をつくと、その青年は帰路についた。

その夜の事だった。イビルアイこと中沢貴幸は、居候をしている中沢家の二階にある六畳の自室にいた。そこで彼はベッドに腰掛け、暇つぶしに何冊かの雑誌を読んでいた。
 家主である中沢夫婦は彼の正体を知らない。彼が偽りの戸籍を用意し、更に魔力の籠った視線で他に身寄りのない親戚だと思い込ませているからだ。
 不意に、彼の部屋の窓をコツコツと叩く者があった。イビルアイは慣れた様子で窓に寄り、カーテンと窓をガラリと開ける。すると黒衣を身に纏い、背に烏の翼を生やした長髪の青年が入ってきた。それはまるで、夜闇が凝縮して部屋の中に傾れ込んで来たかのようだった。
彼もまた、イビルアイと同じく背徳の雰囲気を漂わせた、不吉な闇の美しさを持っていた。しかし、その雰囲気は対照的であった。
イビルアイの持つ暗黒は、静かな夜の闇であった。
なぜなら、彼がばら撒くために有する魑魅魍魎のごとき数々の悪徳は、完全に鳴りを潜めていたからだ。彼はそれらを自らの理性によって支配し、抑えているのだ。
それはあたかも、暗躍する魔物を完全に包み隠す夜闇のようであった。
だから彼は一見静かで平穏に見えても、すぐ背後に迫る危険を隠している夜闇のような、得体の知れない不気味さも漂わせていた。
だが一方では、その夜闇の雰囲気がか弱きものを優しく包み込んで隠すような、奇妙な優しさに似たものを秘めていた。
しかし、もう一人の青年の持つ暗黒は雷雲の黒さ、嵐の暗さであった。
彼もイビルアイと同じく数々の背徳と欲望を内に持ってはいたが、それは彼の内部で嵐の雷鳴と豪雨と暴風のように荒れ狂っていた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

8 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/26(月) 23:52:50
「相変わらず、自信家だな。
 ところで、今日は何の用だ? まさか俺に会うためだけに、遠路はるばるこんなとこまで来たんじゃないだろ?」
それはそれでうれしいけどな、とアイは付け加える。
「ああ、実は組織からの指令があってな」
そう言いながらウィスは、アイと一緒に隣り合ってベッドにトスッと腰掛ける。
彼の言う組織とは、黙示録にある七つの頭を持つ魔獣に率いられた魔物の軍勢。人類の堕落と、暴力と恐怖による世界の支配を目論む、ザ・ビーストと呼ばれる組織である。
「組織? 待てよ。俺はお前と違ってフリーのはずだぜ」
ウィスがポケットから煙草の箱を取り出すと、アイは手慣れた調子でそれから一本を引き抜いて軽くキスをする。その一瞬、口からチロッと火を吹いて点火してウィスに渡す。
「お、ありがとう。……でもさ、この町がターゲットになったんだから、お前も無関係ってわけにはいかないだろう?」
紫煙を吐きつつ、ウィスは手短に組織の計画を説明した。彼に与えられた指令とは、人類の堕落化計画の一環として魔力による直接的な邪悪化であった。そのテストケースとして、この街が選ばれたのだという。
「なーに、オレの声とお前の視線があれば、こんな街の一つや二つ、容易いもんだろ?」
アイは、眉間にしわを寄せる。
「でもな。俺はそういう直接的なやり方は好きじゃないんだけどな」
「だろうな。お前ならそう言うと思ったよ」
二人の付き合いは、そろそろ百年になる。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

9 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/29(木) 07:30:58
その教会は夕方に三人が出会った場所から数百メートル離れた、住宅街の一角にあった。
それはこじんまりとして、屋根の上に十字架を掲げていることで辛うじて教会と判る程度の建物。それ以外で同じ敷地内にあるのは、隣接する小さな二階建て住宅と同じく猫の額程の庭。
その住宅の一階の庭に面した窓から、灯りが漏れていた。中では司が窓際に置かれた机に向かって、辞書を片手に教科書の英文を翻訳していた。
不意に、ドアをノックする音がした。
「入りますよ」
翼の声だった。司は返事をすると、勉強を中断して大きく伸びをした。
翼がドアを開け、夜食のクッキーとホットミルクを載せたお盆を手に入ってきた。
「はい、差し入れです。どうです、はかどってますか?」
「うん」
そう答えて彼がお盆の上のマグカップに手を伸ばしたとき、今度は窓からノックの音がした。
「どなたです?」
翼が少し警戒して尋ねた。
「俺だ、イビルアイだ」
昨日の今日どころか夕方の夜である、司が椅子から腰を浮かせて逃げの体勢になった。
「とにかく開けてくれ、翼。話があるんだ」
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10 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/29(木) 07:33:58
その時だった。不意にアイが苦悶の叫びを上げる。見れば彼の背後の暗闇より伸びる二本の腕。それが彼の両目に指を突き立てたのだ。
アイは両目を押さえ、苦痛に呻きながら地面に蹲った。その背後に目に憎しみの炎を灯して立つ、奈落の底から吹き出す暗黒が凝縮したような一人の青年がいた。
イビルウィスパーであった。
彼は激怒し、心の内に渦巻く憎悪をはき出した。
「やっぱりそうだったのか! アイ、この裏切り者めっ! 同族の俺より、宿敵のこいつに味方しやがって。
 畜生! 許さない。アイ、てめえは許さない。
 もうこれで、貴様の眼力は使えまい。さあ、死ねっ」
ウィスはそう叫んだ。アイのように炎を吐く事もせず、ただ叫んだだけ。しかしその途端、苦悶の叫びと共にアイが体を弓なりに仰け反らせて地面に倒れた。
邪悪なる囁き手に相応しい死の命令、それがウィスの能力。
ウィスはさらにアイに怒鳴った。
「よくも、よくも……、くたばれっ、この裏切り者! 滅びろっ」
ウィスが矢継ぎ早に死を命じる度、アイは身を捩り呻きながらのたうち回る。さらにウィスがその腹を蹴り飛ばすと、彼は二・三度痙攣してから動かなくなった。
「貴様っ」
その途端、突然の事に放心していた青年神父が動いた。冷静だった表情が一変して険しくなり、同時にその姿も大きく変化した。
整った顔立ちはそのままに、髪と瞳が輝くような黄金色になり、見た者が思わずひれ伏してしまうような神々しさを放つ。そして黒い僧服が白い潮位と金色の鎧に替わり、同時にその背中からは清らかな純白の翼が生えた。
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11 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/29(木) 07:36:01
その時だった。
「待てっ」
突如放たれたその声は、ウィスの足下に横たわっているアイのものだった。そして今までピクリとも動かなかった彼が、突如飛び起きた。
「なにっ!?」
ウィスが驚愕の声を上げた。
両眼から涙のごとく血を流している彼は、声を頼りに手慣れた動作でウィスに抱きつく。そして見る者を慄然とさせる不吉な笑みを浮かべ、アイはその顔をウィスに近づけた。
「お、お前、まだ生きて……」
そう言いかけたウィスの口が塞がれた。アイの口によって。
アイの舌が怪しく蠢き、巧みにウィスの唇を、歯をこじ開けてその奥に潜り込む。ウィスは突然の事に呆然としたまま、それとそれが紡ぎ出す甘美な感覚を口腔へと受け入れていった。
しかし、ウィスの口に入ってきたのはアイの舌だけではなかった。
突如ウィスが驚愕と苦痛に目を見開き、そして仰け反った。離れた二人の口の間に、ゴウッと一瞬炎が閃いた。
「クククッ。どうかな? ご希望の”熱ーいキッス”は、先程のお返しさ。どうだ? “腸が煮えくり返る”気分だろう」
アイが精一杯の虚勢を張り、弱々しく笑った。
ウィスはアイを突き飛ばすと、両手で喉と口を押さえて苦悶の表情を浮かべて目の前のアイを睨み付けた。
口移しに注ぎ込まれた地獄の業火によって、ウィスの口と喉は焼かれてもはや声は出せない。だから、死を命じる事もできない。
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12 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2011/09/29(木) 07:37:20
イビルアイは鋭い痛みと共に意識を取り戻した。彼がいるのは暗黒の只中。目を潰されたままだからだ。
「お目覚めですか?」
天使の声が聞こえた。
「紛らわしいな。俺は助かったのか? それとも間違って天国なんかにきちまったのか?」
「助かったんですよ。傷を癒すのが何とか間に合ったんです」
アイはベッドの上で上体を起こし、ふと思い出して翼に尋ねた。
「なあ、おいっ。司の奴は大丈夫だったのか?」
「ええ。お陰様で、何とか一命を取り留めました。さっき傷を癒したので、今はぐっすり眠っていますよ」
アイはホッと安堵の溜息を吐くと、続いて尋ねる。
「ウィス……あいつは?」
「完全に滅ぼしましたよ。塵も残っていません」
「……そうか」
鬱ぎがちなアイに、翼は声をかける。
「ご心配ありがとうございます」
翼がくすりと笑うと、アイは慌てた。
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5 死の淵に漂うブルース (Res:28)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:15:06


「犯罪には恐怖がつきまとう。それが刑罰である」
                           ――ヴォルテール


「罪とは消極的なものではなく、積極的なものだ」
                           ――キルケゴール


「盗んだ蜜を味わったからには、金で無実を買うわけにはいかない」
                           ――ジョージ・エリオット


「罰せられるなら、子羊より親羊を盗んだ方が良い」
                           ――イギリスの諺


 1 SO BLUE

 男が死にかけていた。
 息絶え、力尽き、人としての最期を迎えるにはあまりに無惨な姿で、静かに朽ち果てようとしていた。
 11月18日未明、小雨の振る横浜、中華街。曇天に包まれた空の下、彼は野晒しとなっていた。何者かの暴
行を受けたのだろうか――その肢体は徹底的に痛めつけられ、弄られ、葬られるかのごとく路地裏に棄てられて
いた。傍らにはダンボール、薄汚れた木箱にポリバケツ。地面には散乱した生ゴミと、いくつかのビール瓶。ど
れもが雨に濡れ、この場にふさわしい饐えた匂いを醸し出す。
 血と泥で汚れたコートはすでに彼の肌を守る役目を果たしていない。衰弱し切った指先はぴくりとも動かず、
瞳は虚ろ、口元からは唾液をしたたらせ、まるで彼自身が一個のゴミのよう。
 なぜ、そんな男を気にかけたかは分からない。
 だがこの獣は偶然、あるいは気まぐれによって男の前に姿を現し、その死を看取ろうとしていた。もの言わぬ
異形の獣。赤と黒の斑の体毛。狼のような体躯に煙草の匂いが漂っている。そして……この獣がもっとも特異だ
ったのは、その四肢が半ば、自らの影に沈み込んでいたところだ。
 錯覚ではない。比喩でもない。本当に影に潜ませているのだ。

22 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:41:47

「どうしたの? 色々考え込んでいたみたいだけど」
「いえ……。父のことを、少し……」
 しどろもどろになりながらも、なんとか答える。碧蘭に顔を覗き込まれていた。心臓の鼓動が早くなる。
 自分も殺されるのだろうか。ただ写真を見せる、それだけの行為で、殺されてしまうのだろうか。
 彼女の誘いに乗って、ここで暮らせば幸せだろう。だけどその幸せには、決定的な何かが欠如していた。
「お父様、失踪なさってるんだって? 住所は分かったけど、帰って来ないんだったのよね」
「余さんは、ここで父に撮られていたんですよね」
「ええ。しょっちゅう来てたわ。でもあなたが来るようになってから、全然顔を見せなくなって……」
 残念そうに、碧蘭が語る。これも演技なのだろうか。表面では父子の再会が果たせずにいる自分に同情してみ
せ、裏では父を殺めてしまったのだろうか。疑いたくないが、やはり信用しきれない。彼女からも危険な香りが
するのだ。
「ね、そろそろ答えを出してちょうだい。急な話だと思うけど、悪いようにはしないから」
 織田は目を瞑って、葛藤した。
 返事を出すのに、たっぷりと時間をかけた。
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23 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:43:28

 もう一方は、シイよりは小さな体躯だった。豹に似た青い獣で、全身は山猫のようにしなやかだ。変化した黒
井の姿を見て、唸るように喉を鳴らしている。
 風狸、あるいは風生獣と呼ばれている魔物。伝承によれば、風に乗って空を飛べるのだという。余碧蘭は、そ
れが人間に化けたものだった。
 姿を晒し合うのは何年振りだろう。もはや叶わぬと思われた一時。だが、共に夜を駆けるのではなく、互いに
傷つけ合うために正体を見せたのだ。
 織田は驚いていた。非現実にもいい加減慣れてきていたが、今回はとびきりだ。ここには、自分以外に人間は
いないのか? そうだ、ここのバーテンダーは? さっきまでホールを片付けていた、清掃員は?
 ――どれも人形に変わっていた。いや、戻ったと言うべきかも知れない。まるで何かが抜け落ちたかのように、
ぐったりしていた。糸の切れた操り人形。
「私以外に住人がいないときを狙ったみたいだけど、残念ね。この隠れ里自体が、大きな妖怪みたいなものよ」
 言って、風狸がシイに肉薄した。迅い。全身に風を纏い、滑空するようにステージまで一直線。風の化身の彼
女にとって、この程度の距離は無きに等しい。
 シイは迎え撃たなかった。足元にある影に四肢を溶かすと、そのまま全身を中に沈ませたのだ。風狸が風を操
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24 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:45:00

 闇の中で、シイの唸る気配がした。これでは影の刃を使えない。光があるからこそ影が生まれる。まったく光
の無い状態ではむしろ、この影妖怪は力を失うのだ。
 形勢が逆転した。
 それからは風狸の猛攻がはじまった。得意技を封じられたシイに向け、自ら風の弾丸となってぶつかっていく。
俊敏なスピードで遠距離からの衝突を繰り返し、嬲るようにダメージを与えていく。
「昔より……威力が落ちたんじゃないか……?」
 吹き荒ぶ風の乱舞に翻弄されながらも、シイが軽口を叩いた。
「強がりを。すぐ楽にしてあげるわ」
「そう願いたいね。あの人間を殺したときみたいに、思い切りやれよ」
 内心で躊躇していることを指摘され、今また織田の父親を殺めたことも見抜かれた。
 これだから――
 これだから、あなたとは――
「殺してあげるわ。そしてあそこにいる人間は、ずっとここに居てもらう」
「…………」
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25 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:46:37

 9 Wherever You May Be

 12月1日、東京、成田空港――
 その出発ロビーに、ガブリエル早坂紘一はいた。彼自身がどこかへ旅立つわけではない。彼の知人の代理で、
とある女性を見送りに来たのだ。
「本当にすみません。どうしても手を外せない用事があるそうで……」
「いえ、いいんです。彼が来ないのは予想してましたから」
 だから変に取り繕わないでください、と早坂神父に言う。逆に気遣われてしまい早坂は苦笑した。まったく、
損な役回りだ。
 余碧蘭だった。首には包帯を巻いているが、それ以外はほぼ全快していた。あの夜、シイとの戦いに敗れた彼
女は、致命傷をいくつも負いながら死ななかった。死に至らなかった。
 風狸は不死身であるという伝承のお陰だろう。完全に滅ぼすには鉄槌で頭を砕き、石菖蒲で鼻をふさがねばな
らない。それをせず、その身に風を与えると復活してしまう。
 シイは与えてくれた。いや、よくおぼえていないけれど、与えてくれたように思う。あの忌まわしい隠れ里を
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26 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:48:49

「ちゃんと見えたのか?」
「ええ、魔霧の影響を封じた上で、行なったそうです。かなり悲運な人生を送ってきたようですね」
 上空に義眼を投げてはキャッチし、キャッチしては投げ……を繰り返し、黒井は話を聞いた。

 崎屋壮介は、数年前の第二次関東大震災で、その悲惨な風景を写真におさめ脚光を浴びた。しかしそれとは裏
腹に「震災地で支援活動もせずにシャッターを切り続けた」などと噂された。
 事実はそうではなかった。彼は支援活動もした上で震災地の風景を撮影していた。
 しかし現実は無情で、同じ業界の、しかも彼の躍進を妬む人間は彼の醜聞をまき散らした。そんななか、ひと
りのストーカーが彼に迫る。
「あたしの彼は震災で死んだ。助けなかったあんたが、殺したんだ」と。
 誤解だ。自分は殺してくれない。だが聞いてはくれなかった。
 殺されると思った。だから先に殺した。
 正当防衛だった。
 そのつもりだった。
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27 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:53:23


「そこへ、あなたが通りがかったわけです」
 長い話の間に、黒井は煙草を一本吸い終えていた。冬空に紫煙が消えていく。
 あの日、あの男から託された「息子を殺してくれ」という願い。何となく察しはついていたが、その本当の意
味が窺い知れた。歌手と観客。妖怪と、妖怪の力を持つ人間。人の枠に収まらぬ異端者同士のシンパシー。彼が
碧蘭に共感できたのは、淋しすぎる幸福だったのかも知れない。
 <scaffold>の隠れ里は、近々<バロウズ>が総力を挙げて乗り込む予定だという。碧蘭の情報を元に、敢然
と立ち向かうそうだが、もう黒井の興味はそこになかった。
 彼はベンチから立ち上がった。義眼を握りしめ、歩き出す。人間に妖怪の力を与える、この刺青。それを施し
ているのは<ナイト・フォッグ>に違いない。胸糞の悪くなる話だ。
「黒井さん」
「ん?」
「お手伝いできることがあれば、どうぞ仰ってください。何しろ、あなたの彼女からあなたのことを任されまし
たからね」
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28 名前: ◆NH012PSOJc 投稿日: 2010/12/13(月) 04:55:06

●妖怪ファイル

余碧蘭(ユィ・ピィラン)

分類:風狸
個体名:余碧蘭
所属ネットワーク:<ナイト・フォッグ・チャイナ>
外見的特徴:風をまとった、青い豹のような獣。
武器、武装など:鋭い牙と爪。
特殊能力:風と同化しての体当たり(評価C)、死んでも風を受ければ甦る(評価B)。
性格傾向:強情、負けず嫌い。執着したものには依存してしまう。
嗜好、食性等:酒が好き、音楽全般が好き。
弱点/弱味:石菖蒲で鼻をふさがれると復活できない。
人間時の主な姿:きつい顔立ちの、中国の美女。
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6 妖怪水滸伝 (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2003/03/26(水) 21:53
ライトノベル板で生まれたネタ。
水滸伝の108星に、妖魔&百鬼の妖怪たちを当て嵌めていこうという企画。

2 名前:試案 投稿日: 2003/03/26(水) 21:54
第1位 / 天魁星 呼保義 宋江 /波田洋大(ジェラルド&ナギ)
第2位 / 天罡(こう)星 玉麒麟 廬俊義 /各務麟
第3位 / 天機星 智多星 呉用 /井神松五郎
第4位 / 天間星 入雲竜 公孫勝 /乙姫
第5位 / 天勇星 大刀 関勝 /館輝之介
第6位 / 天雄星 豹子頭 林冲 /黒焔
第7位 / 天猛星 霹靂火 秦明 /摩耶&夢魔
第8位 / 天威星 双鞭 呼延灼 /加藤蔦矢
第9位 / 天英星 小李広 花栄 /レベッカ・パイレーツ
第10位 / 天貴星 小旋風 柴進 /九陰寺嵐
第11位 / 天富星 撲天 李応 /八環秀志
第12位 / 天満星 美髯公 朱仝 /アザゼル
第13位 / 天孤星 花和尚 魯智深 /早坂神父
第14位 / 天傷星 行者 武松 /水波流
第15位 / 天立星 風流双槍将 董平
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3 名前:試案 投稿日: 2003/03/26(水) 21:55
第37位 / 地魁星 神機軍師 朱武 /ミスターW
第38位 / 地煞(さつ)星 鎮三山 黄信
第39位 / 地勇星 病尉遅 孫立
第40位 / 地傑星 醜郡馬 宣贊
第41位 / 地雄星 井木干 赫思文
第42位 / 地威星 百勝将 韓滔
第43位 / 地英星 天目将 彭紀
第44位 / 地奇星 聖水将 単延珪 /中西夕奈
第45位 / 地猛星 神火将 魏定国 /日野山麦
第46位 / 地文星 聖手書生 蕭譲 /墨沢文子
第47位 / 地正星 鉄面孔目 排宣 /狩野霧香
第48位 / 地闊星 摩雲金翅 欧鵬 /天津真
第49位 / 地闘星 火眼悛猊 飛 /神谷聖良
第50位 / 地強星 錦毛虎 燕順
第51位 / 地暗星 錦豹子 楊林
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4 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2010/09/14(火) 00:58:43
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  ||  !| │
  ||  !| │              ,.-─‐-.、
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    ||`ー|. ̄ 丁 ̄|\   ´ミ《 |:| !:::::::::::::::::::::::l|.l|:.:.!_」.! !.!
  __||二二二]|__ || |    .!| !::!|:::::::::::::::::::::├.|:.:.::l─´. !.!
  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.!l `ヽ !、   |l/:.:.:|:l|::::::::|!:::::::ll|::l|:.:.:.:|=コ|.|
  ||  l三三l  ||  ,_」____!l_:.:.:|:|.!:::::::|l!::::::|l:.:||:.:.:.::l'丑丑|ニl___,'ニヽ___
  ||.==========!l  '‐┬┬‐─ヽ|ll_|__:_!|::!:.::l‐!:.:.:.::l.─────┬┌′
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

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7 要望・意見・雑談スレッド (Res:184)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1 名前:流々 投稿日: 2002/11/26(火) 16:30
要望・意見・雑談なんでも書き込んで下さい。
連絡事項がありましたらこちらに書きこみます。

178 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/10(木) 03:18:40
「放課後の吸血鬼」終了。
気が向いたら、きちんと書きなおしてスレに貼ります。

179 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/08/16(土) 20:30:08
おおっと、乙彼。待ってる待ってる。

180 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/08/18(月) 10:50:55
ダイジェストってどこにあるのかと思ったら、ネタバレスレか。
筋がよく纏まった王道路線で良い感じ。完成待ってるぜー。

181 名前:Mika 投稿日: 2008/08/22(金) 01:24:20
ありがとうです。
>王道路線
奇をてらって纏める腕はないもんで、無難なとこに落ちつきました。

さて、この作品の元ネタは「魔狩人」(毛羽毛現)という漫画&OVAです。
とは言っても、共通点は学園退魔・ヒロインが魔物で彼氏は人間という程度のものです。
辛うじてヒロインの雰囲気に影響が残ってるかもしれない程度です。

ついでに言うとこれは「妖魔百物語」の際に書いた話の一つで、蜘蛛女との最初の遭遇の際に退治してしまう話でしたが、それでも規定の倍以上の長さになったので投稿を断念した作品です。
その後「吸血姫美夕」や「月姫」と10年近い歳月の影響を受けて熟成したものです。

182 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/10/26(日) 22:40:28
百物語十五話目UPしました
いつも、投稿してから誤字に気づく自分、駄目駄目です
もっと落ち着いて誤字脱字確認しないと…

放課後の吸血鬼ダイジェスト版、読ませていただきました〜
面白かったです!
王道路線なストーリーにドキドキしつつ、いつか完成なさる日を楽しみに待っております

183 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2010/03/23(火) 22:39:03
七首手鞠唄。

てんてん、手鞠、手鞠唄。
一首バレー、体育館。
二首サッカー、グラウンド。
三首バスケ、体育館。
四首はラグビー、グラウンド。
五首新体操、体育館。
六首は毬突きこの私。
七首あなた、今ここに。

最後まで聞くと、首を刎ねられて死にます。
首は歌い手の「首無しの真理華」がどこかへ持っていきます。

184 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2010/03/23(火) 23:12:19
真理華と魅子の感情ネタもやりたかった。

霧の時、黄昏学園は混乱状態だった。
リーダー=呪われた旧校舎は、人間の排他的行動を知っているため霧の誘いを断り、構成員の外出を認めなかった。
構成員達は霧の甘言を信じて外へ出ようとして争いになる。
さらに、霧の甘言を信じた暁学園もそれに加わる。
混乱の中、旧校舎の側についた真理華と、同じ考えの魅子は出会い共闘を約束する。
構成員や暁学園リーダーの座敷童ともども自爆する旧校舎、二人とその仲間は辛うじて脱出する。
そんな中、魅子は風呂敷包みを一つ持ち出していた。真理華の予備の首=余分な命だという。
安全な状況になった途端、魅子とともにいた美姫が真理華の首を切り裂く。
茫然としたまま真理華は消える。
魅子の風呂敷から出てきたのは、一つの少年の首。真理華のコレクションに加えられていた、かつての犠牲者の首。
涙を流しつつ、それに語りかける魅子。
「やったよ、カズ君。仇、うてたよ」
眠るように目を瞑るその首に、魅子はそっと口づけをしようとするが、真理華の妖力が切れたために崩れて塵となって吹き流される。

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8 ネタバレ専用談話室 (Res:294)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2003/03/29(土) 20:02
本スレでのネタバレ解禁日まではここで語り合いましょう。

288 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/08(火) 00:47:06
「衣装」の紅いセーラー服に着替た真紀は、夕暮れの町をアミの残した糸を追って行く。その先は校舎の屋上だった。
結界に隠されたアミの巣は、校舎の屋上に張られていたのだった。
大人しく哲晴を解放するアミ、しかし彼の手には一枚の古びた新聞記事が。
「そんな……、嘘……だよね。君が17年前の殺人事件の犯人だなんて」
否定できない真紀。彼女は17年前にこの学校で生まれた時に女生徒を惨殺していたのだった。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2029/1108567887/44-49
双方ともショックを受ける。「やっぱり、君は化け物だったんだ……」
真紀は感情を押し殺し「行って、早く。戦いの邪魔だから」
駆け出す哲晴、俯いて背を向けたままの真紀。
戦いが始まる。日中で力が出ない上、自棄になった真紀はあっさりと蜘蛛の巣に絡め取られる。

289 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/08(火) 00:55:51
その頃、魅子と美姫は学校の近くまで来ていた。
真紀のいた公園へ向かう途中、大怪我をした横口と気絶した西根を助けたものの、肝心の真紀やアミの行方はわからなかった。
そこへケータイに連絡が入る。
今回の捕り物に参加している妖怪の一人、ゾンビのデッドからだった。
駅前のデパートの屋上から見たら、高校の屋上にそれらしきものが見える。
妖術への抵抗力の高い彼だからこそ、アミの結界を見破れたのだった。
急ぎ高校へ向かう二人と、そっちへ向かうデッド。

身動きできない真紀はアミによって散々いたぶられる。
そしてこうも言う。
逃げた哲晴は、自分の仲間によって始末されているはずだ。
怒り狂う真紀と、それを嘲り、吸血鬼のくせに人間の味方をする事を侮蔑するアミ。
やがて階段に通じるドアが開き、哲晴の首が突き出される。

290 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/08(火) 01:14:42
しかし、その首には胴体が続き、彼はしっかりと自分の足で歩いてきたのだった。

話は少し遡る。
屋上から逃げ出しトボトボと校舎を歩く哲晴は、魅子と美姫に出会う。
真紀を見捨てた事をなじる美姫、魅子は哲晴が真紀の過去を知ってしまった事を知る。
憧れの先輩の過去に驚く美姫。魅子は二人に真紀の過去を話する
初めての殺害後、それをきっかけに自我を持ってしまった真紀は激しく悲しみ、悩み、後悔した。
そんな彼女を拾った魅子は、彼女を救うために贖罪の方法――悪の妖怪退治――を提示した。
彼女は、必死にそれを遂行した。転校を繰り返して友を失い、度重なる戦いで何度も死にかけ、それでも最前線で戦いつづけた。
「あの子は、もう何百人も救ってる。充分償いはしたじゃない。もう、許されたっていいじゃない」
「魅子先輩。こんな奴ほっといて真紀先輩を助けに行きましょう」
「そうはいかないわよ」魅子が咄嗟に張った光る壁の結界に、透き通った刃が弾かれる。
「あーら気付かれちゃった」と首無しの真理華。「その子の首も、もらいたかったのにな」
それを睨みつける魅子。一瞬怯え、1歩下がる真理華。美姫は、人の顔は表情のみにて鬼のそれになり得ることを知った。

291 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/08(火) 01:23:02
「連中が、目撃者を無事に逃がすと思えなかったからね。気をつけて、もう1匹その辺に潜んでいるから」
魅子は哲晴に言う。自分達はここで手一杯だから、真紀の助けに行けるのは哲晴しかない。
真紀は血を吸うことによって強くなれるので、哲晴が血をあげれば真紀は助かる。
躊躇する哲晴に、美姫はその胸倉を掴んでどなる「ダチを傷つけられて、惚れた女が殺されようとして、それでも何もしないのか、このフニャチン」
と、派手な水音がして魅子は廊下の真中に沈んで消える。美奈萌の仕業だ。
美姫は真理華に対峙して哲晴に怒鳴る「男なら、早く行け」哲晴は走り出す。
そうして、今、彼は屋上に戻ってきた。

292 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/10(木) 03:13:07
哲晴の生存に驚いたアミは、宙に張られた網から校舎の窓を覗き、美姫と真理華の戦いを見、状況を知る。
その隙に、真紀に駆け寄る哲晴。

美姫は先手を打たれたため、防戦一方となる。
真理華がガラスの刃を飛ばし、美姫はその長い髪を振るってそれを切り、砕く。
防ぎきれなかった欠片が、美姫の肌を浅く切り裂く。

廊下の真中から、突如、異空間の水の中に引きこまれた魅子。
輝く水面を目指して泳ぐが、その足に水死人である美奈萌の髪が絡みつき、より深くへ引きこまれる。
息を止めるのは得意だが、咄嗟の事なので充分な空気を吸えない。
魅子の能力は結界。攻撃向きではないが、美奈萌の周囲に光の壁を張って微々たるダメージを与える。
窒息が先か、結界が美奈萌を焼くのが先か、消耗戦だ。

美姫は、徐々に真理華との距離を詰める。
妖術では不利でも、肉弾戦なら高校性と小学生、こっちが有利だ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

293 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/10(木) 03:15:08
駆け寄った哲晴は、逃げた事を詫び、真紀への血の提供を申し出る。
「いいの?」「君の力になりたいんだ」今度は言えた。
蜘蛛の糸に縛られたまま、差し出された哲晴の腕に牙を立てる。
生気を吸われて脱力する哲晴。
力を得て糸を振り解く真紀。夕暮れの血色の空の下、すっくと立つ。
「ふうん。アンタだって、やっぱり血に餓えた化け物じゃない」とアミ。
哲晴をそっと抱きかかえて、安全な位置に降ろす。
アミをキッと睨みつけ、爪の生えた腕を振り上げて駆け出す真紀。
双方爪で切り結ぶ事数合、哲晴の力を受けた真紀の動きは神速、ついにアミの喉に爪が刺さる。
が、浅い。アミは素早く後ずさり体勢を整える。
爪でわき腹を抉られつつ真紀が組みつき、アミの喉の傷からその血を啜る。
振り解くものの、アミは血とともに生気を吸われて動きが鈍る。
その喉の傷を、真紀の爪が抉る。今度は深く。
喉を破られ、苦悶の表情を浮かべるアミに、真紀が囁く。
「キミ、誰かに血を分けてもらった事ある? それが、化け物のキミとボクの違いさ」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

294 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/07/10(木) 03:17:12
校舎から出てきた美姫と魅子に、二人の青年が近づく。
一人は蝙蝠の翼で羽ばたく、細身で整った顔立ちの青年。
もう一人は、間の抜けたような柔和な顔の青年。
「デッド、EE」
「教え子が関わってるんじゃ、一肌脱がないとね」と青年二人。
互いに挨拶した後、魅子は柔和な青年に噛み付く。
「ちょっと、デッド。年頃の女の子に怪我させるような無茶な戦い方、教えてんじゃないわよ」
「ごめん。ちゃんと責任もって治療するから」
「もう治したわよ。大事な美姫ちゃんに、いつまでも怪我させたままにするわけないじゃない」
「終わったみたいだし、ちょっとその辺でお茶でもしますか」
「でも、真紀先輩がまだ」
「野暮はいけないよ」とさっきまで空を飛んでいたEE。

屋上にて、互いに疲労から回復した二人は語り合う。
襲った事、恐れた事、隠してた事、見捨てた事、それを互いに謝る。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

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9 マイキャラデータ披露 (Res:35)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/01/27(日) 22:45:14
セッション用や小説のデータ用とかに作ったけど、使わなかったんだよなぁ…
このまま、作ったデータ埋もれさせるのはちょっと…と言う方々へ
ここで、少し披露してみませんか?

テンプレらしきもの↓

○○○(キャラ名/あるならでいい) (○○○(妖怪としての本来の名前)   ○○○(未使用○)CP

【体力】 ○○/○○ 【敏捷力】 ○○ 【知力】 ○○ 【生命力】 ○○/○○ (能力値のCP計算)
【基本移動力】 ○○ 【基本致傷力】 ○○/○○
【よけ/受け/止め】 ○○/○○/○○  【防護点】 ○○(○○CP)
【基本セット】 ○○(○○CP) 【態度】 ○○
【特徴】
 ○○(○○CP)○○(-○○CP)
【癖】
 ○○○(-1CP)
【技能】
 ○○(○○CP)
【妖力】
 ○○(増強・限定など ±○○% +○CP)
【妖術】
 ○○○ ○○ー○○(増強・限定など ±○○% ○+○CP)
     もしくは
 ○○○ 威力レベル ○○ 精度レベル ○○ (増強・限定など ±○○% ○+○CP)
【弱点】
 ○○○ (-○○CP)
【人間の顔】 容貌/○○(○○CP)身元/○○(○○CP)財産/○○(○○CP)我が家/○○(○○CP)
ネットワーク ○○○ (○規模/○○CP)

29 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/02/20(水) 00:15:41
大日向 真紀(吸血転校生)   600(未使用1)CP

【体力】 15(妖怪時・日陰のみ)/9 【敏捷力】 16(妖怪時・日陰のみ)/11 【知力】 14 【生命力】 13/HP83 (能力値のCP計算)
【基本移動力】 7.25+1.25/5.75+1.25 【基本致傷力】 突1D+1/1D-2 振2D+1/1D-1
【よけ/受け/止め】 9/12/-  【防護点】 皮膚7(28CP)
【基本セット】 機械に写らない(増強:鏡像や影も消せる+60%)(115CP) 【態度】友好(-20CP)
【特徴】
 使命/転校生(-5CP)未成年1Lv(-2CP)妖怪知識/学校関連(5CP)反射神経(15CP)鋭敏感覚1lv(5CP)
【癖】
 血を吸いたがる、正体を知っても迫害しない人になつく、物を数える、男っぽい口調、孤独癖
【技能】(21CP)
 コンピュータ、格闘、ランニング、外交、神秘学/妖怪、手品、読唇術、歴史、地理、英語、数学、化学、生物学、天文学、
 地質学、相撲、探索、文学、絵画、戦術、投げ、忍び、犯罪学
【妖力】
 印象/畏怖すべき美
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

30 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/02/20(水) 00:47:37
ヒロイン。
戦闘系の美姫と、調査系の魅子に対して、調査・戦闘の両方を行える万能型。
ただし双方ともに劣る器用貧乏。
戦闘は格闘技のできる人間レベル、調査は物理的な感覚頼り。
ちなみに超嗅覚持ちなので、時々中沢君から「男の子の匂い」がするのもわかっちゃうんだよね(笑)
戸籍を変えるたびに姓は変えるが、必ず太陽に関する文字を含む(例「日下部」等)。

大日向真紀への質問。
Q:なんで中沢君と付き合ったの?
A:最初は、「転校生」の習性で、正体を知っても理解を示してくれたから。
  以降は、血を吸わせてくれそうだったから。人間の男に例えるなら「ヤラセてくれそうだったから」に近いかな?
  最終的には、全部が好きだから、に変わったけど。

中沢哲晴に対する質問
Q:なんで真紀と付き合ったの?
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

31 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/03/01(土) 14:06:08
ララ (ポイズンドレス)   445(未使用5)CP

【体力】 10 【敏捷力】 12 【知力】 15 【生命力】 11/61 (20+61+10+15+PA)
【基本移動力】 5,75 【基本致傷力】 1D-2/1D
【よけ/受け/止め】 5,75/7(格闘・空手) 【防護点】 7(内2点は妖怪時のみ-30% 10CP)
【基本セット】 通常(100CP) 【態度】 中立・B
【特徴】
 お洒落(5CP)冷静沈着(10CP)悪夢(-5CP)炎恐怖症/軽度(-10CP)冷淡(-15CP)
 残忍(-10CP)誓い/志半ばで死んだ女性の無念を晴らす(-10CP)義務感/女性(-5CP)
【癖】
 紫色が好き、肉が苦手、赤ワインが好き、毒を飲むのが好き、ヒマな日は絵を描く (計-5CP)
【技能】
 服飾デザイン16(6CP)HPデザイン(2CP)メーキャップ15(1CP)裁縫16(2CP)刺繍16(4CP)
 闇社会13(1CP)格闘13(2CP)空手13(8CP)絵画15(4CP)飛行13(2CP)軽業12(4CP)
 英語15(0CP)日本語14(1CP)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

32 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/03/14(金) 10:28:29
 (マネキン)   349(未使用1)CP

【体力】 1 【敏捷力】 13 【知力】 13 【生命力】 11/51 (-15+30+30+10+10+PA)
【基本移動力】 6 【基本致傷力】1D-3/1D-2
【よけ/受け/止め】 6/10(格闘)/  【防護点】 7(PA+プラスチックの体)
【基本セット】通常(100CP) 【態度】 有効・B
【特徴】
 意思の強さ2Lv(8CP)昼の常識(10CP)直情(-10CP)義務感/洋服作りに関る人々(-5CP)
 狭量/ファッションセンスのない人(-5CP)嫉妬(-10CP)
【癖】
 コスプレ好き、流行の服が好き、カメラのフラッシュを浴びる快感、少女漫画好き、梅干嫌い(計-5CP)
【技能】
 格闘15(4CP)英語11(0,5CP)演技11(0,5CP)外交11(1CP)忍び12(1CP)探索13(1CP)
 変装13(2CP)オートマ車12(1CP)裁縫13(1CP)服飾デザイン12(1CP)
【外見の印象】 びっくり(5CP)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

33 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/03/14(金) 10:42:44
>>31>>32
どちらも百物語用に用意したデータです…が、話が纏まらず放置状態
そんなデータばかりです、自分

二人が所属する〈プティック・花里〉は女性妖怪ばかりが集まるネットワークです
主に服飾関係の妖怪が多めですが、ラーメン屋を経営している骨女なんかもいます

ポイズンドレスのララはその中でも極最近、ネットワークに所属するようになった妖怪です
アメリカの都市伝説から生まれた彼女は、その伝承に従い、自分を身にまとう女性たちを己の妖力で殺してきていました
その頃はまだ半妖怪と言う状態だった彼女はアメリカのネットワークに感知される事もなく、ある日、日本まで売られてきました
曰く付きの、呪われたドレスとして
そこを〈プティック・花里〉のリーダーに引き取られ、そこで初めて、妖怪として完全に覚醒したのです
今のところ彼女は、人間に対して特別な感情は抱いていません
自分を纏う者を必ず殺す、という衝動も、自我の芽生えと共に消えました
今では人間の事を学びながら、一番最初の所有者(親からプレゼントされたララを着て死んでしまいました)の事を思い出して、複雑な気分に浸ったりしています
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

34 名前:<削除> 投稿日: <削除>
<削除>

35 名前:妖怪に化かされた名無しさん 投稿日: 2008/06/13(金) 22:11:15
沢潟 憧(おもだか しょう) (花切りバサミの付喪神)   648(未使用2)CP

【体力】 11/32(腕のみ) 【敏捷力】 14 【知力】 14 【生命力】 12/92 (10+100+45+45+20+40)
【基本移動力】 6,5 【基本致傷力】 1D-1/1D+1 (3D+1/1D-1)
【よけ/受け/止め】 6,5/10(格闘、武器の手)/  【防護点】 9(内、3点は鋼の体による 24CP)
【基本セット】 通常(100CP) 【態度】 中立 (-5CP)
【特徴】
 意志の強さ2Lv(8CP)戦闘即応(15CP)高潔(5CP)冷静沈着(10CP)
 義務感/恋人(-5CP)執念/亡き主の仇をとる(-5CP)義務感/華道の道具(-5CP)強迫観念/花を切る(-5CP)
【癖】
 食事は和食に限る、形見の着物を身にまとう、血を浴びるのは苦手、お茶は日本茶以外認めない、恋愛は文通からはじめる (計-5CP)
【技能】
 格闘16(4CP)家事15(2CP)生け花20(14CP)武器の手16(4CP)茶道14(4CP)犯罪学15(4CP)
 礼儀作法/華道14(1CP)偽造14(4CP)忍び14(2CP)嘘発見14(2CP)毒物15(4CP)
【外見の印象】 びっくり(5CP)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

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10 百物語 (Res:23)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1 名前:一話目 投稿日: 2007/02/03(土) 22:05:05
 電話してて、むかつく事ってあるよねぇ?
 知り合いと電話してて喧嘩になって…ってのなら、まだいいんだけどさぁ。
 忙しい時にかかってくる勧誘の電話とか、マジむかつかない?
 そう言う電話に限って、早くしてくれって雰囲気で返答してるのに、だらだらなかなか本題入らないしさ。
 迷惑がってんの気づけよ!って思うよねぇ。

 むかつく訳じゃないけどさ、怖いのが、金貸し業者の奴等の催促の電話ね。
 闇金融じゃなくても、ほとんど同じような催促の仕方じゃん?
 たまにTVで、催促の電話の内容録音してたの流れるけどさ。
 どう聞いても、脅迫じゃん。
 これ、かかってきたらマジ怖いって。
 精神的にも追い詰められるしさ。
 貸す時は親切に優しいフリして、結局、金搾り取るのが仕事なんだよね、あいつらって。

 あ、あと、最近流行の振り込め詐欺の電話!
 むかつくよねぇ卑怯な手段で金稼ごうとして。
 こっちの善意を利用してきて、むかつく通り越して殺意覚えるでしょ?
 あ、わかってくれる?
 はは〜ん、さては、ひっかかった事あるね?
 あぁ、茶化してる訳じゃないの、御免ね。
 ……そっか、そんなに盗られちゃったんだ。
 いやいや、金額なんて問題じゃないよ。
 酷いよね!人の優しさや弱みに付け込んで!
 電話して、振り込まれた金降ろすだけ。
 それだけで、荒稼ぎして。
 自分達が悪い事してるって、わかってんのかね、そいつらって。
 お金振り込んだ方が、どんな気持ちだったか、わかってんのかって。
 大切な身内が大変な事になってるって思って。
 それを助けるために、振りこんだはずなのに。
 見ず知らずの、どこのどいつとも知らない極悪人の卑怯者の手に渡るなんて。
 ………うん、うん、悔しいよね。
 大丈夫だよ。
 その恨み、私が晴らしてあげる。

 それが、私の仕事だからね。
 私を生み出したのは、恨み。
 電話口で生まれた恨みから生まれたのが私。
 電話越しに、殺してやりたい、と言う憎悪を感じ取った時、それが私のエネルギーとなる。
 電話での会話が原因で、絶望に沈んだ時、私は呼ばれる。
 あなたの絶望が、私を呼んだの。
 ……うん、そうなんだ。
 振り込め詐欺で、振り込んじゃったのが原因で…自殺しちゃったんだね、あなたのお母さん。
 大丈夫。
 私が、そいつらに罰を与えてくるから。
 あなたの恨み、晴らしてあげるから。
 他にも、そいつらを恨んでる人達は一杯いるから。
 その人達の恨みも、ぜ〜んぶ乗せて。
 そいつらが、自分達がした事、後悔したって、もう遅いんだから。

 …え?
 私の名前、何かって?
 う〜ん…まだないんだよね、ちゃんとした名前。
 だって、私はまだ生まれたてだもん。
 あなたの殺意を感じて、私は目覚めたんだから。
 大丈夫大丈夫、警察に掴まったりなんてしないよ。
 だって、私人間じゃないもの。
 人間じゃない、化け物が人間を殺したって、警察は取り締まれないよ。
 安心して、ちゃんとあなたにアリバイある時に殺してあげるから。

 それじゃあ、行って来るね。
 私が生まれた役目を、果たす為に。




17 名前:十四話目 前半 投稿日: 2008/05/30(金) 11:30:22
 復讐心のみを抱えて生まれた自分に、愛という感情を教えてくれた相手。
 よりにもよって、彼女が自分の復讐の邪魔をしてくるなんて。
 なんと言う、運命の思し召しだ。
「頼む、頼むから…その男を、放してくれ、桜。このままでは、その男を殺すのに、君まで傷つけてしまう」
「駄目、駄目!憧さん、どうして、この人間を殺そうとするの?どうして?」
 桜が、こちらを見つめてきているのがわかる。
 本来の姿に戻ったあの姿では、目など持っていないのに、それでも…彼女の視線を。
 彼女の涙を、感じて。
 ズキリ。
 体のどこかに、痛みを感じた気がした。
「…仇、だからだよ。僕の主様を、死へと追い詰めた」
 す…と、沢瀉は右腕を人間の腕に戻した。
 そっと、己の着物についた、黒の模様に触れる。
 追い詰められて、追い詰められて…何もかも、全て、奪われて。
 とうとう、自ら、命を絶ってしまった、かつての自分の使い手。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

18 名前:十四話目 真ん中その二 投稿日: 2008/05/30(金) 11:32:41
 生まれてきた、その瞬間から、すでに自分は狂っていたのだ。
「でも…君と一緒の時間は、その事すら、忘れていたよ」
「………」
「君といる時間は、楽しくて…幸せだった」
 まだ、自分が物言わぬ、ただの花切りバサミだった頃。
 その頃が、酷く幸せだったのを覚えている。
 だが、もしかしたら、その頃の思い出よりも…ずっと、ずっと。
 桜と過ごした時間は、幸せだったのだ。
「僕は、復習の為なら、誰を傷つけても構わないと、そう考えていた」
「…」
「でも…君だけは、違うんだ。絶対に、傷つけたくない」
 花を切るために生み出されたはずの自分。
 復讐の為、その対象を人に変え、何もかも切り裂いてやろうと考えた自分。
 しかし、彼女だけは。
 彼女と言う花だけは、切りたくない。
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19 名前:十四話目 後半 投稿日: 2008/05/30(金) 11:33:20
 彼女と共に過ごした、あの時間だけは…復讐を、かんがえていなかったではないか?
 己を愛してくれた女性。
 彼女を悲しませてまで、復讐を成し遂げるべきなのか?
「憧さん……お願い……」
「…桜…」
 ぐっしょりと濡れている、桜の体。
 あぁ…彼女が泣いている姿だけは、見たくなかったのに。
 桜が泣かないよう、護ってやりたいと、そう、考えたはずなのに。
 自分が、泣かせてしまうだなんて。
「…すまない…桜」
 す…と。
 沢瀉は、右腕を振り上げた。
 もう、花だけじゃない、生き物の命も刈り取る事ができる大きな刃の腕。
 桜が、咄嗟に仇を護るような体勢をとったのを見て…沢瀉は、ふっと、笑みを浮かべた。
 せめて、最後は…絵ガを、見せたかったから。
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20 名前:十五話目・1 投稿日: 2008/10/26(日) 22:09:15
 可愛らしい、女の子向けの雑貨が並べられた店内
 そこに入った少女は、おや?と小さく首をかしげた
 この店内に、酷く不釣合いな印象を受ける人物が、視界に飛び込んできたからだ
 店内の奥に、人の話を聞くのが好きな店主がちょっとしたテーブルと椅子を置いているのだが…そこに、少女の祖父程の年齢の、男性の姿が見えたからだ
 和服に身を包み、手には古めかしいパイプを手にしている
 テーブルに置かれているこげ茶色の帽子も、この老人の物だろうか
 愛らしいファンシーな雑貨が並ぶ店内で、この老人は明らかに異質だった
「……おや、お客さんが来たようだな」
 老人の言葉に、店主の女性が顔をあげる
 少女の姿に気づいて、やんわりと微笑みかけてきた
 少女は、慌ててぺこり、頭を下げる
 老人も、少女に軽く頭を下げてきて…す、と杖を手にして、立ち上がる
「それじゃあ、俺はこれで。またな、美樹」
「………」
 店主は、老人に微笑みかけ、小さく頷いている
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

21 名前:十五話目・2 投稿日: 2008/10/26(日) 22:22:44
 はっ、と我に帰ったように、青年は顔をあげた
 視線の先、街灯に照らされて…老人の姿が、浮かび上がる
 こげ茶色の帽子を目深に被り、杖を手に、こちらを見つめてきているいるようだった
 老人は青年を見つめながら、和服の裾から古びたパイプを取り出し…ふぅ、と口に咥え、煙を吐き出す
「…こんな所で火遊びたぁ、物騒じゃねぇか」
 青年の右手が燃えている事実に恐怖を抱いた様子もなく、そう呟いてくる老人
 何故、恐怖を抱かないのか?
 そんな疑問を抱いたが…しかし、その疑問を、青年はすぐに頭から追い出す
 …見られた
 目撃されてしまった
 ならば、消すだけだ
 骨も残さず、灰も残さず…焼き尽くしてやる
 青年の右手の炎の強さが、勢いを増していく
 炎は、青年の腕を伝って方まで包み込み、激しく燃え上がる
 ざわり、青年の髪が逆立ち始め、瞬間、髪が炎へと変化する
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

22 名前:十五話目・3 投稿日: 2008/10/26(日) 22:34:03
「これ以上、あなたの好きにはさせない!あなたを倒してでも、止めてみせる!!」
 激しく、激しく燃え上がる二人の炎
 …もはや、話し合うことでわかりあう事など、不可能だ
 そうとでも言うように、二人の炎がぶつかり合った
 激しく、二つの炎がぶつかり合い、辺り一面が明るく照らされる
 真夜中とは言え、長く続けていたら、周辺住民に気づかれてしまうかもしれない
 早期決着で済ませようと、炎羅は炎の勢いを一気に強めて…
「………え?」
 …しかし
 ぶつかり合う二つの炎、からみあい、皿に激しく燃え上がるその炎は…一行に、炎羅の有利にならない
 どころか…じょじょに、じょじょに
 炎羅の炎は、炎寿の炎に押され始めた
 地面を踏みしめ、耐えようとするが…無情にも、炎寿の炎は炎羅に迫ってくる
「…終わりだ、炎羅」
「!?」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

23 名前:十五話目・4 投稿日: 2008/10/26(日) 22:35:09
 痛みを堪えながら、それでも猛は、どこか楽しそうな笑みを浮かべて言ってやる
「…面白ぇ能力持ってるじゃねぇか。てっきり、炎羅と同じ事しかできねぇと思ってたんだが」
「俺は、炎羅とは、違う」
 猛の言葉に、炎羅はどこか邪悪な笑みを口元に浮かべて答えた
 …しかし、その笑みに、どこか悲しげな色が混じっているように見えたのは、果たして気のせいなのか?
「炎羅のように、人間の為に動くつもりは、もうない。俺は、燃やす。何もかも全て、この世の全てを燃やしきる。そのためにも……もっと、力をつける」
 ぎろり、炎寿は炎羅をにらみつけた
 金色の、蝶の右羽
 金色の、蝶の左羽
 二人で一対になるはずの、金色の蝶の羽
 しかし、今は二人の力量差をあらわすように、大きさも、輝きも、全く違ってしまっていた
「だから、邪魔をするな、炎羅。もう、二度と…俺の前に、現れるな」
「炎寿!」
「…今度、俺の前に立ちはだかったら…」
 金色の片羽、その輝きが…一瞬、揺れた
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