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雑学と架空図書の部屋

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1 : 架空図書館1(72)
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1 架空図書館1 (Res:72)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2011/10/16(日) 15:01:12
廃墟

63 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/23(金) 14:38:46
適応的突然変異(てきおうてきとつぜんへんい)Adaptive mutationとは、周りの環境に適応していく突然変異。

変異は無作為的に発生し、その中から、環境に適したものが生き残り、淘汰されて行くと考えられていた。

しかしこの適応的変異の場合は、作為的な変異となる。例えば、生物が飢餓状態におかれた場合、それまで利用できなかったものを栄養物として利用できるようになる。これは「獲得形質の遺伝」ということができ、ダーウィニズムに対する重大な反証となる可能性がある。

これは、1988年にケアンズらの研究[1]によって最初に示された。Lacにフレームシフト突然変異を起こしたE.Coli(大腸菌)を用いた。これを、炭素源が乳糖のみである培地で培養した。もう一度変異が起こり、乳糖を炭素源として利用できるようになる場合だけ、増殖できる。つまり、ナンセンス突然変異の逆の効果によって、Lac分解酵素が合成できるようになる場合においてのみ増殖できるということである。この効果が予測を上回って好発し、また、E.Coliの他の遺伝子領域と比較しても好発していることが示された。

しかしこの結論は、現在では誤りであることがHendrickson Hら [2]によって示されている。導入された遺伝子は、プラスミド上にあり、染色体上ではない。このため、大腸菌は、乳糖がなくて、染色体を増幅出来ないものの、プラスミドを増幅することが出来る。このため、プラスミド上では、突然変異が高確率で起こる。Lac突然変異は、不安定ではあるものの、Lacを利用できるようになった大腸菌は、そうでない大腸菌と違い、成長をすることが出来る。この間に、安定した変異が生じ、自然選択的にLac分解能を獲得した大腸菌が高頻度で生じることとなる。

64 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/24(土) 06:09:57
象皮病(ぞうひびょう)あるいは象皮症(ぞうひしょう)とは主としてバンクロフト糸状虫などのヒトを宿主とするリンパ管・リンパ節寄生性のフィラリア類が寄生することによる後遺症の一つ。

身体の末梢部の皮膚や皮下組織の結合組織が著しく増殖して硬化し、ゾウの皮膚状の様相を呈するため、この名で呼ばれる。陰嚢、上腕、陰茎、外陰部、乳房などで発症しやすい

フィラリアは線形動物門(線虫類)に属する寄生虫で、今日の日本ではヒト寄生性のフィラリアがほぼ根絶されているため、イヌ寄生性のフィラリアの方が有名になっている。しかし、ヒト寄生性のフィラリアは江戸時代には全国的に分布し、重大視される感染症の一つであった。稀にイヌ寄生性のフィラリアも人体に感染することがあるが、これは心臓寄生性であり、象皮病は起こさない。

フィラリア類の雌はミクロフィラリアと呼ばれる幼生を多量に産生し、これが末梢の毛細血管中に移行して媒介者である蚊に吸引され、他の宿主に運搬される。バンクロフト糸状虫などはリンパ管やリンパ節に成虫が寄生するため、雌の産んだミクロフィラリアは、まずリンパ管内に出現する。患者は急性症状として成虫やミクロフィラリアに起因するリンパ管やリンパ節の炎症を起こし、これが繰り返されることでリンパ管の閉塞や破裂が起こる。リンパ管の主要な機能は身体末梢部に毛細血管から供給される組織液の回収であるので、リンパ管の破壊が進行すると身体末梢部に組織液が滞留し、むくみ(浮腫)を生じる。この浮腫の刺激によって皮膚や皮下組織の結合組織が増殖して象皮病をきたすのである。

このように、象皮病の直接的な原因はフィラリアの寄生ではなく、リンパ管の破壊と、それによる組織液の滞留である。そのため、体内のフィラリアが既に死滅して感染自体は終結していても、この症状は進行する。むしろ重症の象皮病の患者の体内からは既にフィラリアは見られないことが多い。

また、フィラリアの感染によらず、乳癌などの手術によってリンパ管を破壊しても、象皮病を起こすことがある。

著名な症例 [編集]幕末の維新の志士である西郷隆盛は、この病気に感染したため、晩年は陰嚢が人の頭大に腫れ上がっていたという。藤田紘一郎の『空飛ぶ寄生虫』によると、西南戦争で自害し首のない西郷の死体を本人のものと特定させたのはこの巨大な陰嚢であったという。江戸時代に象皮病が日本に蔓延していたことは、葛飾北斎の画にこの症状の患者が描かれていることや、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にこの症状のことを詠んだ歌があることからもうかがえる。

65 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/24(土) 13:37:29
さとう 遥希(さとう はるき、1991年12月1日 - )は、日本のAV女優。
2011年4月21日、SODクリエイトより作品「男子の格好をしているオンナのコは好きですか? 5」にてデビュー。
2011年、「OFA☆21」3期生オーディションに合格しメンバーになる。

66 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/24(土) 14:09:17

マリア・フリースの逆襲

67 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/25(日) 04:34:45
『HELLSING』(ヘルシング)は、平野耕太による日本の漫画作品。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)に連載されていた。
少年画報社の『ヤングキングアワーズ』誌に27号(1997年5月2日発売)から2008年11月号まで連載されていた。

主に20世紀末のイギリスを舞台とし、大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」と、これに所属するインテグラ、アーカード、セラスの3人を主軸に展開する吸血鬼と吸血鬼ハンターとの戦いを描いたバトル漫画である(ただし、アーカードとセラスは吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを生業としている)。「平野節」と呼ばれる作者独特の過激な台詞回しが大きな特徴。また、1944年のワルシャワを描いた外伝『THE DAWN』がある。

外伝『THE DAWN』は、連載していた『ヤングキングアワーズプラス』が休刊したため第6話までの未完となっており、単行本にも未収録となっている[1]。

題名の「ヘルシング」はブラム・ストーカーの恐怖小説『吸血鬼ドラキュラ』の登場人物ヴァン・ヘルシング教授に由来し、ヘルシング教授の子孫が主人公の1人インテグラとされる。ただし、ヘルシング教授の名前の綴りは“Helsing”である。

作者本人の過去の作品からの登場人物(名前、外見問わず)の流用が多く、また、ナチスの残党やイスカリオテ機関などの設定の原型も同様に見られる。また『HELLSING』のタイトルで、ストーリーもほぼ第1話に沿った作品が過去に『COMIC快楽天』の読み切りとして存在している(連載版との相違点は、アーカードが白木のクイを放つライフルを所持している、非処女でも吸血鬼になるといった設定の違いなど)。

2001年にゴンゾ・ディジメーションによってテレビアニメ化され、その後は2005年にサテライトによってOVA化される。

米国では、2003年から英訳単行本7巻が刊行され、2006年には大手出版業界関係とNBCの協力で行われる「クィル賞」の「読者が選ぶベスト本」ベスト・グラフィックノベル部門に『NARUTO -ナルト-』と並んでノミネートされた(受賞は『NARUTO -ナルト-』)。また、日本でも2006年「日本のメディア芸術100選・マンガ部門」で22位に選ばれている。

68 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/25(日) 04:38:23
ブラム・ストーカー(Abraham "Bram" Stoker、本名:エイブラハム・ストーカー、1847年11月8日 - 1912年4月20日)はイギリス時代のアイルランド人の小説家。怪奇小説の古典、『ドラキュラ』で有名。『ドラキュラ』は吸血鬼ものの定番となった。

1847年11月8日、グレートブリテンおよびアイルランド連合王国のアイルランド・ダブリンでアイルランド政庁の公務員である父母の3人目として生まれた。6人の兄弟がいる。病弱で7歳まで歩けなかった。16歳、ダブリン大学のトリニティ・カレッジに入学。オスカー・ワイルドと知り合いで、クリスマスにワイルドの両親に招かれた事もある(後にワイルドの恋人だった女優のフローレンス・アン・レモン・バルコムと結婚する)。

劇に興味を持ち劇評を書いたりしてヘンリー・アーヴィングに知り合う。大学卒業後政庁に就職も文筆活動は継続。カレッジの先輩シェリダン・レ・ファニュの女吸血鬼小説『カーミラ』を読む。30歳、アーヴィング劇団の秘書になった。アーヴィングのライシーアム劇場のビーフ・ステーキ・クラブの運営も手伝う。

43歳、アーヴィングの家でハンガリーのブダペスト大学の東洋言語学教授アルミニウス・ヴァーンベーリに出会う。ある図書館で『ワラキア公国とモルダヴィア公国の物語』に「串刺し公」ヴラド・ツェペシュの記述をみつけた。1897年に『ドラキュラ』を出版。ただちにアーヴィングが演劇化したこともあり、この小説はよく売れた。その収入はアーヴィングの死後、ライシーアム劇場が焼失した際の処分の為の費用に使われたという。1912年4月20日死去。

69 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/25(日) 04:39:30
ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ(Joseph Sheridan Le Fanu, 1814年8月28日 - 1873年2月7日)はアイルランド人の小説家。怪奇小説とミステリーを得意とした怪談作家であり、19世紀以降の短編小説のジャンルに大きな影響を与えた。

レ・ファニュはダブリンの貴族の家に生まれた。祖母アリス・シェリダン・レ・ファニュと、彼女の兄リチャード・ブリンズリー・シェリダン(大伯父)はどちらも劇作家で、レ・ファニュの姪ローダ・ブロートンは小説家として成功した。

レ・ファニュはダブリンのトリニティ・カレッジで法を学んだ。1839年、彼は大学歴史協会の監査役に選出され、法廷へ出入りするようになった。しかし彼は法律の専門家になるのではなく、ジャーナリストになり、その後死ぬまで作品を発表し続けた。その殆どは「ダブリン大学マガジン」という月刊雑誌で発表され、同誌の発行部数増加に大きく寄与した。

1861年、レ・ファニュは「ダブリン大学マガジン」を買い取り、1869年まで編集の主幹を務めた。その間、以前にも増して同誌において多くの作品を連載形式で発表した。彼は晩年「ダブリンイヴニングメール」など、いくつかの定期刊行物を保有し、1873年2月7日に故郷のダブリンで亡くなった。生涯で遺した作品は、長編小説15篇、短編小説約80篇で、「短編長編ともにほとんど全部が恐怖、怪奇、犯罪、陰謀を題材にしたものばかり」(平井呈一)となっている。

レ・ファニュ作品の構想はよく練られており、また生き生きとしている。彼は読者に直接ショックを与えるよりも、話の流れで恐怖を感じさせることを専門とし、そのためにしばしばミステリーの形式を採った。その繊細な表現は、吸血鬼小説『カーミラ』などで非常に印象的である。

『カーミラ』(1872) は吸血鬼小説として、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』(1897) に多大な影響を及ぼした。そしてデンマーク人監督カール・テオドア・ドライヤーによる特異な傑作映画『吸血鬼』(1932) の基礎として役立った。また初期の作品『Episode in the History of a Tyrone Family』(1839) は、シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』(1847) に影響を及ぼしたと言われる。レ・ファニュはヴィクトリア朝期のアイルランドホラーの父であるとも呼ばれている

70 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/25(日) 04:44:02

『カーミラ』 (Carmilla) は、アイルランド人作家シェリダン・レ・ファニュが1872年に著した怪奇小説、およびその作中に登場する女吸血鬼の名前。

吸血鬼伝承は古くからヨーロッパ各地にあり、またフィクション作品としても "The Vampyre"(1819年)などが本作以前にあるため、本作が吸血鬼作品の祖というわけではない。しかし後に吸血鬼作品の代名詞的存在にまでなる『ドラキュラ』(1897年)に多大な影響を与えたのは確かで、本作はドラキュラの祖という評価がなされる。

本作における吸血鬼の造形は、アイルランドの吸血鬼伝承が基になっており、貴族的、美形、棺桶で眠る、心臓に杭を打たれて死ぬ、などの特徴はドラキュラに引き継がれ、以降の吸血鬼作品の定番となった。逆にドラキュラとの違いでは、太陽光線を浴びても平気である、賛美歌を聴くと身体が震えて動けなくなる、といった点がある。

また本作に登場する吸血鬼が女性であることも特徴的で、発表された当時では女性の吸血鬼は珍しかった。そしてこの女吸血鬼がターゲットとする相手も全て女性であり、レズビアニズム溢れる作品になっている。しかし本作は主人公ローラの手記を通して物語が紡がれる形式であるため、語り手の品格によって性描写は上品に抑えられている。

吸血鬼作品の代表作に数えられる本作だが、『ドラキュラ』や『ノスフェラトゥ』が幾度も映画化されたにもかかわらず、『カーミラ』を扱った映画は数える程しか無く、それらに比べてマイナーな存在になっている。これは『ドラキュラ』が純然たるゴシック・ホラーであるのに対し、『カーミラ』は同じゴシック・ホラーであるものの、ホラーよりもサスペンスや対人関係に重きを置き、ややソフトな形態を採っている事が影響していると思われる。また 20 世紀初頭から隆盛を誇ったモダニズム文学の波に飲まれ、長らく再評価されてこなかったことも影響している。

71 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/26(月) 14:25:46
『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン著、青木千鶴訳
2011.4.17 08:31 (1/2ページ)

面白い、こんな新人も久々


 いやはや、面白い。読み始めたらやめられない。こんな新人も久々だ。

 主人公は売れない作家のハリー・ブロック。ある日、彼のもとにダリアン・グレイから手紙が来るのがこの物語の発端である。ダリアン・グレイとは、12年前にニューヨーク市内で4人の女性を誘拐し、拷問にかけたのちに惨殺した連続殺人犯で、すでに死刑が確定し、刑務所に収監されている男だ。

 この男は遺体をばらばらに切断してから胴体と四肢をゴミ容器に捨てたのだが、頭部はまだ発見されていない。しかもこれまで一言も自供していない。そのダリアン・グレイが犯行動機から手口まで全部話すので、手記のゴーストライターになってくれないかと言うのである。

 そんな手記が刊行されたらベストセラーになるのは目に見えている。だから当然引き受ける。ところがダリアンは奇妙な条件をつける。すぐに明らかになることだから、ここにも書いてしまうが、その条件は、彼のもとへ熱烈なファンレターをくれた4人の女性に取材し、ダリアンとの情交を小説にするというもので、ようするに、刑務所の中で楽しみのないダリアンのために、個人的なポルノ小説を書くというわけである。

ミステリーからヴァンパイア小説、そしてポルノ小説まで何でも書きまくってきたハリーにとって、それは簡単なことなので気軽に引き受ける。ところが、話はここから思いもかけない方向に進んでいく。その複雑なプロットの展開が本書のキモだろうからその詳細をここには書かないが、このあとのスピード感あふれる展開は素晴らしい。ハリーの書いたさまざまなジャンルの小説が作中の随所に挿入されているのもご愛嬌(あいきょう)だ。

 ハリーのビジネスパートナーを買って出る女子高生のクレア、ストリッパーのダニエラなど、脇役たちの造形が群を抜いているのも特筆ものだろう。とてもデビュー作とは思えないほど、うまい。さらに主人公のハリーがいつまでたってもふらふらしていて頼りないのもいい。つまりセンスあふれる小説でもある。(ハヤカワ・ポケット・ミステリ・1995円)

72 名前:奈々氏の蔵書 投稿日: 2012/03/26(月) 14:33:09

倒錯・異常・変態・サド・マゾの色情狂たちが小説の世界で大手を振るのは珍しいことではない。ところがそれは虚構のはずなのに、錯覚してしまうのだろうか、いかにもアメリカらしいと思ったのだが、実際にこれに耽溺するするヤカラがいたるところにいる現実がこの作品には描かれている。私はこのアメリカの狂気は虚構ではなく本物だろうと思っている。作中、血しぶきが飛び散り、首がちょん切れ、ハラワタが捩れだすというスプラッタースタイルの猟奇殺人が連続する。驚くことに獄中のこの殺人犯に陵辱されたいと夢見るオッカケ的女性ファンが多数いるのだから、さすがアメリカだと感心してしまった。イヤァこれは小説だからと笑い飛ばすほど私は大胆ではない。
もっともその道の識者からすれば日本もどっこいどっこいだとおっしゃる向きもあるだろう。

ハリーのおとぼけぶりと事件の残虐性を対比するおかしさ、あるいは『恋愛小説家』にあった不一致の滑稽さを描いている、その理屈はよくわかるのだが………原作か訳者のせいか、それとも私の感性の欠如か、肝心のユーモア精神が伝わってこないのだ。

後半になってはじめて事件らしい事件が起こるのだが、ここに至るまでは、実は気が遠くなるような冗長な叙述が続く。
ハリーの著作であるSF、ヴァンパイア小説、ハードボイルドミステリーがそのまま挿入されて、ここに伏線があるのだろうと思ったりするのだが、よくわからないままに眠くなってしまう。
高度な文学論・芸術論をしているのだろうか、ダリアン・クレイの長広舌でアメリカ的狂気を深く掘り下げているのだろうか。

ラストに向けた二転三転のストーリー展開は読み応えがあるのだが、ここまでにくたびれてしまったせいだろう、スッキリしませんでした。

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