- 1 :スレ主☆ :2018/04/23(月) 00:48:41
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――――それは、ある男の『飽き』から始まった。
その男はありとあらゆる悪徳を愛し、ありとあらゆる美徳を舐り、ありとあらゆる終焉をその目にしてきた。 思うことはいつもひとつ。何が温くて決定的に欠落している、と。 恋人から愛されても、好敵手と剣を交えても、血族が死しても――恋人を殺しても、好敵手を壊しても。 何をしても何処か抜けている。なにもしていないような感覚に陥る。
そして男は、人生への『飽き』を自覚した。 己のその感覚に任せ、極東の地へ流れて、とある地に己の魔導と魂を賭けた呪いを産み落とす――――。
時は流れ――――。
日本・津歩市にて、世界中の悪鬼人外、魔導師から格闘家に至るまでが集い殺し合う事となる。これこそは数百年前、男が死を賭けてまで唯一臨んだことだった。
「もはや愛も恋も人情も飽き果てた。人の人生と言うものがもしそれだけで構成されているのなら、私は徹底してそれを汚そう」 「さあ殺し合え次世代よ。本質と狂気、血潮と臓物が織り混ざる、未知の結末を見せてくれ――――!」
男の最後のメッセージが表すは、時を越えてなお色褪せぬ狂気を孕み、集ったものたちの鼓膜を貫くことだろう。
これより始まる物に英雄譚を期待するものは去るがよい。 これより始まる物に恋愛劇を期待するものは去るがよい。 これより始まる物に人情譚を期待するものは去るがよい。
この世界は壷毒の器、人ならざるものたちが哄笑と共に己を食らい合う餓鬼畜生の修羅地獄なのだから。
- 2 :スレ主☆ :2018/04/23(月) 00:49:42
- 旧に中二テキストぶちこんですまねえ……すまねえ……
こんな設定でなりきりしたいがために建てたスレどす
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