大井「提督…ちょっとお話があります」
セリフ考えていたら俺が泣きそうになったゾ
天気も晴れだし、ケッコン日和だよね。
提督も加賀さんもさ、あんなにニコニコして、ほんと良かったよ。
パーティーで出されたお料理もとっても美味しかったし、あんなに食べたら運動しないとだね〜。
北上っちも油断してると、このスレンダーなお腹がぽよぽよになっちゃうぞ〜♪ひひひ！
え、どうしたの北上っち？え、涙？あれ、あ…わたし、ないてる、だめ。だめだよ、きょうはめでたいひなんだから、ないちゃだめなのに…。
…ごめんね、きたがみっち、すこしだけむねをかしてね。
北上「そーだよねー、みんなのこと考えてるから提督も打算するよねー」
大井「…」
北上「でも『なんで私じゃなくて』って言いそうになったよ」
北上「ずっと側にいたつもりなのになんで加賀さんなんだろうね」
北上「大井っち、私がって言っちゃダメなのかな、おこがましいのかな、伝え方下手くそだったんだね、私はダメだったんだよねきっと、艦娘だから人を好きになるのはダメだってことなのかな」
大井「北上さん、もうやめましょう」
北上「どうしよう、何がいいたかったのかもうわからないよ…」
天気も晴れだし、ケッコン日和だよね。
提督も加賀さんもさ、あんなにニコニコして、ほんと良かったよ。
パーティーで出されたお料理もとっても美味しかったし、あんなに食べたら運動しないとだね〜。
大井っちも油断してると、このスレンダーなお腹がぽよぽよになっちゃうぞ〜♪ひひひ！
え、どうしたの大井っち？え、涙？あれ、あ…わたし、ないてる、だめ。だめだよ、きょうはめでたいひなんだから、ないちゃだめなのに…。
…ごめんね、おおいっち、すこしだけむねをかしてね。
やっぱ愛する人が幸せになるってのは嬉しいことだよね〜。
…だからさ、これは嬉し涙なの。
だから気にしないで、大井っち。これでも私結構嬉しいんだからさ。
…でも、ちょっとだけ。ちょっとだけ、一人にさせて。ごめんね。
明日の夜中にさ、突然提督が「北上、やっぱりおまえが…」ってやってくるかもしれないよね
でもそんなの絶対ありえないよね
今日加賀さんとケッコンしたんだし
でも、なんか確信めいた、変な自信があるよね〜
…なんでだろうねぇ…
以前はさ、「どういう風にすれば好きになってくれるかな」って考えてたんだよ
いろいろ試して、結局全部無駄だったけどさ
でもさ大井っち！「こういう風にすれば間違いない」ってやり方わかったんだよ〜
加賀さんのやった通りにすればいいんだよね
でも、もう遅いんだよね
ちぇっ
小さな鏡を一つ買って微笑む練習をしてみよう
何度も何度も練習しよう、もう一度会うために
もし、誰も傷つけずに生きていいと言われたら
風にそよぐ髪を束ね、大きな一歩を踏みしめて
胸を張って会いに行こう
生きていたい・・・ありがとうを言うために
生きていたい・・・たくさんの気持ちを送るために
生きていたい・・・・！
気付かなきゃ良かった、こんな気持ち
そのせりふよかったわ
40話我慢してみたかいがあった
頭の中がどろどろする…。
大井っち、ごめん、肩かしてよ。
うん、大丈夫だよ。
でもね、提督と加賀さんの顔がさ。
頭の中に浮かんでは、どろどろに溶けるんだ〜。なんでだろうね？
あ〜、だめだねぇ…。
頭の中だけじゃなくて、大井っちの顔もぼやけて、どろどろだぁ…。
じゃ、重婚しようか
完全無欠のスーパー北上さま、ここに宣言します！
「今日からもっと素直になりまふ！」
親友の大井っちにはまず一番目に正直にいいまふ！！
…ほんとはね、提督のこと誰よりも好きだったんだよ…
変に構えたりしてたけどちゃんと言えばさ…
多分提督もいつも通り命令して、加賀さんも、みんなもいつも通りに出撃して、私もそうするんだよね
でも私はもっと素直になるって今は大井っちに誓ったじゃん
明日から提督にあうときどんな顔すればいいんだろ
私の、提督に対しての「素直さ」て何なんだろ？全然正しい答えわかんないよ
ごまかして笑ってるんだろね明日からずっと
さっそく大井っちとの誓いも破ってしまいそうだよ〜
敵と闘うんだからもっとキリッとしてさ！
「敵を殲滅します」なんでサバサバしてクールに決めてやればいいんじゃないかな！
…加賀さんみたいにね
あはは、やっぱ加賀さんみたいにやれば間違いないよね
そんな柄じゃないし私はやっぱ無理だよね
気取らず「北上さまだよ〜」って
それも本当の私だし、ありのままの私だからそれで提督と向かい合うよ
…ごめん大井っち、あとひとつだけ
大声で泣かせて。もう我慢出来ない
どうしてこうなった…