夕張「そういえば今日演習帰りのとき堤防にイカの死体が打ち上げられてたな……」ﾌﾞﾙｯ
夕張「か、関係ないわよね。なんだか今寝ると怖いし、キルミーのアニメでも見て気晴らししましょう…」
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
夕張「ひっ…」
ガチャ!
提督「コラッ、夕張！ビスマルクと暁がホラー映画みて夜中に1人でトイレに行けなくなってから鎮守府でホラーは禁止しただろ！」
夕張「ちょっ提督、急にノックして部屋に入らないでくださいよぉ」
提督「だいたい深海棲艦とか完全にホラーみたいな連中と戦ってるのにフィクションなんか怖がるなよ！俺からしたら艦娘もちょっ
としたオカルトだぞ」ｶﾁｬｶﾁｬ
夕張「それとこれとは話が別……ってなんでズボン脱ぎ始めるんですか!?」
提督「怖いみたいだから俺が一晩中傍にいてやるよ！そして男女が一晩を過ごすためにやることといったら……いいよな？夕張、君
が欲しい」
夕張「まったく、いつも強引なんだから……ちょっと……んっ……ああっ……急にそこは……仕方のない人ね…」
テレビ「やるならカモカモッ！」
夕張「もう、提督のせいで全身ベトベトだわ」
夕張「でもホラー見た後のシャワーって怖いけど、あの人が部屋にいるから全然怖くない…」ｼｬﾜｰ
夕張「さて、今日も１日頑張るぞい！っと、提督〜シャワー空きましたよー」ｶﾞﾁｬ
夕張「ってなんですか、ベッドの上ですっぽり布団被って〜、どうせ近づいたら『もう一戦だ！』って飛び掛かるつもりで」ﾊﾞｻｯ
夕張「えっ!?て、提督？なんで血塗れになっ…」
???「もうお風呂からでちゃったんですか？もっとゆっくりしてくれればよかったのに」
夕張「あ、あなた何処か…」ﾄﾞｶｯ
???「っもう、二人一緒には運べないんですから手間を増やさないでくださいよ」
明石「ようやくお目覚めですか？ここは私の工廠ですよ。夕張さんまた新装備の実験を夜通しやってここで寝落ちしたんですね？」
夕張「工廠？実験？えっ、あれっ？私は…」
ガチャ
大淀「あっ、ここにいた！夕張さんあなたの部屋のテレビが付きっぱなしになってたみたいですよ、気を付けてくだいさいね？」
夕張「そ、そう、昨夜は部屋にい…」
大淀「さっき報告したら提督が『電気代も安くないんだぞ、１人部屋で気が緩んでるな』ってご立腹でしたよ」
夕張「提督？提督はどこに……」
大淀「どこって、執務室ですよ。昨夜から名取さんと一緒だったみたいですよ？相変わらずアツアツですねあの２人は」
夕張「え、あれっ？」
明石「まだ寝ぼけてるの？だから徹夜の実験はよくないんですよ」
大淀「寝ぼけてる？夢でもみていらしたんですか？」
夕張「ゆ、夢？なんだかとっても幸せで、それでいて怖い夢を見ていたような、そんな気が……」
キルミーみたいなホラーオチにしたかったけどやっぱ難しいね