いつからか 空回りしていた
違う誰かのところに行く久を責められるはずもない
すべてあの女がいけないからです
久であるように 何度も願ったよ
俯いたまま 囁いた言葉哀しく繰り返す
注射針が 私の細い身体に強く打たれ
殺人の罪を流して欲しかった
期待と不安が降り注ぐこの場所で
私は道を探して 久は隣で地図を見てくれてたね
柔らかな季節(とき)を感じながら歩けるような恋だった
夢であるように 瞳を閉じてあの日を思う
風に抱かれて笑っていたふたり
そして朝陽が差す頃 久の腕の中
眠るまこの苦しむ表情を見ていたい
夢であるように 心の奥で永遠(とわ)に輝け
久との日々は等身大(ありのまま)の私だった
いつか描いてた未来(あした)へ もう一度歩き出そう
たとえ華菜を失っても 何かが生まれると信じて
きっとふたりの出逢いも 遠い日の奇跡だったから
こわいなーとずまりスト４