いつも私ばっかりがお願いしてたから、あまり考えたことがなかったかも。
海未ちゃんは、わかりやすい。
とことん真面目だからかな、すぐ顔にでちゃうんだ。
嘘を吐けない、真っ直ぐな人。
ことりが思う、可愛い所以。
ああ、またそんな顔をするから。
もっと、からかいたくなっちゃう。
…いけない、まだまだ我慢我慢。
…海未ちゃんは、わかりやすい。
だから、何を求めてるかなんてまるわかり。
海未ちゃんは私の声が好き。
私だけが持っている声が。
小さい頃、変な声だとからかわれた、私の声。
なんで私の声はこうも皆と違うのだろう、そう思ってたけれど。
あなたは、好きだと言ってくれた。
海未ちゃんだけは、言ってくれた。
あの頃は、それだけで嬉しかった。
あなたが認めてくれたから、この声も好きになれた。
でも、ことりは我儘だから。
年を重ねるにつれ想いは膨らむ。
もっと、私を感じて欲しいの。
海未ちゃんが好きなのは私の声だけじゃない、でしょ？
髪、目、鼻、唇、首、肩、腕、胸、腹、腰、脚、指。
爪の先から骨の髄まで。
そして、ことりという存在を好きだと言って欲しいから。
私はもっと、ずるくなれる。
ほら、もっとその顔を見せて？
見せてくれれば…私もお願いできるから。
ということは・・・？
このスレが楽しみで仕方ない