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)から数日がたったある日。
765ぷろに思わぬ来客がありました。そう、東條殿が765ぷろに来られたのです。
折しも私はその時は番組の収録に行っておりまして、私の代わりに響が対応してくれたのだそうです。
結局、私が765ぷろに戻ったのは夜の四つ半でしたでしょうか。小鳥嬢によりますと、東條殿は暮れ六つまで待っていてくれたそうですが、響と食事に行ってしまったとの事。
東條殿とお会いできなかったの
は、至極残念でしたが小鳥嬢からとても良い知らせを聞くことができました。
東條殿が小鳥嬢に言伝を残されていたのです。
「５日後に、家二郎をやりますから是非ともお越しください」
この言伝を聞いたとき、私の胃袋は確かにぐうと一哭きいたしました。
私は、東條殿のまんしょんの一室の前に立っていました。
何処からともなく、あの嗅ぎ慣れた二郎のかほりがします。
そのかほりを嗅ぐと、私の胃袋がぐぐうと哭きだし、口の中には涎が溢れてきました。我ながら、なんと浅ましき事かと思いましたが、らあめんの前では私は唯の捕食者でしかないのですから致し方なき事でしょう。
口の中の涎をごくりと飲み下し、ちゃいむを鳴らします。
東條殿が応対し、中に招き入れてくれました。
部屋の中に入りますと、もう部屋の中が二郎のすうぷのかほりでいっぱいでした。部屋の外よりも濃厚なそのかほりは、私の胃袋をまるで毒婦のように誘惑します。
私の胃袋はその誘惑に負けてしまったのでしょう。一際大きなぐぐぐう！と哭いてしまいました。東條殿にくすりと笑われてしまいましたが、これは私の気持ちの現れですと誤魔化したのでよしとします。
東條殿に、席につくよう促され。席につき、待っていますと大きなどんぶりの大盛りだぶる全ましが運ばれてきました。
盛りつけも本店さながらの美しさ。さらに間近で嗅ぐかほりは本店いえ、本店以上の濃厚さです！
そして、私と東條殿は無言手をあわせ。らあめんを食し始めました。
今回はろっとばとるではなく、親睦を深めるための家二郎です。私の「さかのぼり」も、東條殿の「大豚とるねいど」もなしです。お互いに、基本の「天地がえし」をして美味しくいただきました。
まずは、すうぷを一口。
………なんと、素晴らしきことでしょう。
こんなにも濁りきっているすうぷなのに、なんと濃く、力強く、そして透きとおった味なのでしょうか、これならば何杯でも飲めてしまいそうです。
しかし、この味では肉や野菜、麺に負けてしまうのではないのでしょうか。
そう思い、小規模の「さかのぼり」で肉、野菜、麺、すーぷを口に納めると……なんと面妖な！
すうぷと具材と麺が互いの良いところを引き出しあい、素晴らしい響を凛と奏でています！
まさしくこれは、響のらあめん！
それからの記憶は少し、曖昧です。
私と東條殿、いえ希殿は夢中でらあめんを食していたようで、結局私も希殿も８杯も食してしまったようです。
しかし、少し心残りなのはすうぷのれしぴを教えていただけなかったことです。秘伝のすうぷ、今度こそ教えていただきたいものです。
少しばかり、すうぷをわけていただきましたので、響といっしょに飲んで分析をしましょう！響の舌ならきっとすうぷの正体がわかるはずですから。
あっ…ふーん(察し)
いや、たまには大喰いのんたんも良いかなあと何となく書いたのに、こんなに素早く、
本家ノッゾレニキのレスポンスがあるとは、たまげたなぁ･･･
ありがとう、ありがとう
やっぱこの人、上手いわ。お姫ちんの再現の完成度も高すぎ
凛と響とかダブルミーニングも上手いし
いや、面白かった。ほのぼのしました
･･･ほのぼのでいいんだよね？スープに響や凛は関係ないんだよね？（疑心暗鬼）
ただクレイジーサイコデブになってはいけない(戒め)