■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

希「だいすき!だいすき!おにくさん!」

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:38:18 gPBvOVsI
東條希は私の知る限り「最も肉食に倒錯した人類」である。彼女の前ではエド・ゲインもジェフリー・ダーマーも、あのアルバート・フィッシュでさえマトモに見える、というのは些か云い過ぎだが、少なくともゲインやダーマーは何を考えているのかぐらいは判る、フィッシュは例外として。ところが、東條は何を考えているのやらさっぱり判らない。正常な人間が彼女の頭の中を覗いたら、それだけで発狂ないし腹を空かせてしまうのではないだろうか。


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:39:00 gPBvOVsI
 事の発端は2014年6月6日に遡る。東京都千代田区にある綾瀬家に東條希が訪ねて来た。手には地元の銘菓のひとつ『ほむまん』の入った袋を持っている。
「今日絵里さんはいますか?」
 対応したのは次女の綾瀬亜利沙(18)だった。その時、綾瀬絵里は外出しており不在だということを亜里沙が伝えると。
「あちゃあ、えりちと農場でのイベントの打合わせに来たんやけどな、なにせ人手が足りなくて困っとるんよ。亜里沙ちゃん悪いんやけど、えりちが帰ってきたら明日うちに来てくれるように伝えてもらえん?えりち携帯の電源切っているみたいで連絡がとれないんよ」
 亜里沙はこれを快諾。東條は「ごめんなぁ、あとこれおうちの皆さんで食べてな」と土産のほむまんを差し出した。その時、絵里が帰宅。絵里に誘われ綾瀬一家と昼食を共にした東條は、昼食後に絵里と雑談していると、東條がこんなことを云い出した。
「えりち、明日はうちがお昼ご馳走したるわ。楽しみにしとってな、腕によりをかけて最高のお肉さん料理をふるまうから」
 絵里は大喜びだ。翌日の午前11時に絵里は東條の家へ向かっていった。
 絵里はそのまま帰ってこなかった。
 翌朝になっても帰って来ない、東條も家に来ていないと涙ぐんで言った。両親は警察に届け出た。
 手掛かりはまるでなかった。絵里の消息がまったく掴めないままに月日は流れ、6年後の2020年11月11日、綾瀬婦人は以下のような不気味な手紙を受け取った。


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:39:41 gPBvOVsI
「拝啓、綾瀬夫人。
 2014年、私の友人の綾小路シェリエルはタコマ号に乗り込み、横浜から香港に向いました。香港に着くと陸に上がり、二人の友人と酒を飲みました。港に戻った時は既に遅く、船は出た後でした。
 折しも中国は飢饉の真っ只中で、どんな肉でも1ポンド1000円から3000円するというありさまでした。貧民の苦しみは大変なもので、12歳以下の子供はみんな肉屋に売られて切り裂かれ、食料として売られました。子供は男も女も安心して町を歩けませんでした。どこの肉屋でもステーキやシチュー用の肉が買えました。子供たちのからだの好きなところを切り分けてくれるのです。最もおいしいお尻の肉は子牛のカツレツと称して、いちばんの高値で売られていました。
 長いこと香港にいるうちに、シェリエルは人間の肉が大好きになってしまいました。東京に戻った彼女は、7歳と11歳の2人の少年をさらいました。そして、家で裸にすると、縛って押し入れに閉じ込め、2人が身につけていたものを全部燃やしました。彼は毎日、2人のお尻をひっぱたき、上質のやわらかい肉にしようとしました。
 まず11歳の少年を殺しました。その子の方がお尻がぽっちゃりしていて、肉の質もよかったからです。頭と骨と内臓を除いて、余すところなく料理して食べました。ローストに煮物、照焼き、揚げ物、シチューといろいろ楽しみました。続いて7歳の子にも同じようにしました。
 当時、私は東京都内に住んでいました。人間の肉がどんなにおいしいか、シェリエルが貴女のお子さんがどんなに美味しいかしょっちゅう話して聞かせるので、私はとうとう味見してみることにしました。
 2014年6月6日、私はほむまんを持って、あなたのお宅を訪ねました。私たちが一緒に昼食をとっていると、絵里さんが私の隣に座り、私に笑顔を向けました。その時、私は彼女の肉を食べてみようと決めたのです。打合せと偽って彼女を呼び出しました。
 私は彼女を、あらかじめ選んでおいた奥多摩の廃農場に連れて行き、外で待っているように云いました。彼女は辺りの花を摘んでいました。私は2階に上がると、服をすべて脱ぎました。そうしないと服に血がついてしまいますからね。すっかり準備が整うと、私は窓まで行って彼女を呼び、押し入れに隠れて彼女は入ってくるのを待ちました。絵里は裸の私を見ると困惑しました。私が捕まえると、ばかな事をしないで、と喚きました。
 私はまず彼女を裸にしました。暴れたのなんの。噛みつくは引っかくはで大変でした。そして首を絞めて殺し、肉を細かく切り刻みました。オーブンで焼いた可愛らしいお尻の、なんとやわらかくておいしかったことか。彼女のからだを食べ尽くすのに9日かかりました。
 その気になれば出来ましたが、私は彼女を犯していません。お嬢さんは処女のまま死にました」


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:40:26 gPBvOVsI
 前段は明らかに創作だが、後段は事実のように思える。手紙の主は犯人しか知らない「ほむまん」を知っている。夫人は慌てて警察に届け出た。
 6年前、警官として対応してから事件を担当していた板倉刑事は、手紙の入っていた封筒の折り返しにインクで消された刻印を発見した。分光器にかけると「OTONOGI 」と読める。今はなき「音ノ木坂学院」のことだ。この封筒は教員しか持ち出せない。板倉刑事は当時在籍していた教員全ての筆跡を調べたが、手紙と一致する者はいなかった。そこで学院の封筒を私用で持ち出した者はいないか訊ねると、ある一人の元教員が手を挙げた。何枚かを生徒会が使用できるように生徒会室に置いていたという。この時点で板倉刑事は東條による犯行と断定し東條の家へ向かった。
 東條は既に引っ越していたが、月に一回ほむまんを買いに毎月和菓子の穂むらに訪ねて来るという。そこで穂むらの部屋を借りて張り込み、3週間後にようやく逮捕に漕ぎ着けた。


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:41:53 gPBvOVsI
 東條は絵里の殺害を認めた。手紙にあった「奥多摩の廃農場」を捜索した警察は、手紙に書かれていたことが事実であることを確認した。彼女は綾瀬絵里の他にも、2010年から20年にかけて400人の子供を殺したと供述した。にわかには信じられない数だが、少なくとも8人は間違いなく殺害していることは間違いないようだ。

 東條希は1998年、東京で生まれた。転勤族だった親と一緒に全国を飛び回っていたため、子供時代は孤独だったようだ。15歳で 音ノ木坂学院に入学した。温かな人柄の模範的な生徒だった。生徒会でも副会長として手腕を発揮、スクールアイドルグループ「μ's」のメンバーとしても活躍していた。
 ところが、その裏で彼女は、密かに、強かに、身勝手に、気の向くままに、周囲の人間を食べていた。


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:42:45 gPBvOVsI
 東條の異常性が顕著になったのは、2008年に転校してからである。孤独を埋めるために、人の体に触れる事に執着するようになったのだ。仲のよい友人の体を泣くまで触るのは序の口で、頭髪を食べたり、転んだ友人の傷口を舐めたりしていた。この頃から人とわけへだてなく付き合えるように自身の口調をくだけた似非関西弁に変えて明るい人間を装っていた。
 東條が子供たちを殺害し、食べ始めたのもこの頃からだと思われる。彼女は2011年に3歳の鹿目タツヤを食べた時の模様を、弁護人の成歩堂 龍一に宛てた手紙の中でこのように書き綴っている。


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:44:13 gPBvOVsI
「私は坊やの裸のお尻を、血が流れるまで鞭で打ちました。そして、耳と鼻を削ぎ落とし、口の両側を耳まで切り裂き、目玉をくり抜きました。その時はもう、坊やは死んでいました。
 まず腹にナイフを突き刺して、流れる血を飲みました。それからからだを切り刻みました。頭、足、腕、手、膝から下を切断して、運びやすくしてから家に持って帰りました。まず耳と鼻と顔や腹から削いだ肉でシチューを作りました。たまねぎとニンジンとカブとセロリを入れて、塩と胡椒で味付けしました。なかなかいい味でした。
 お尻の肉は二つに切り分けて、おちんちんと一緒に皿に置き、細かく刻んだベーコンを載せてオーブンに入れました。15分ほど焼いたところで、ソースを作るために半リットルの水をかけ、タマネギを4つ入れました。そして肉が焦げないように、たびたび木のスプーンで肉汁をかけました。
 2時間ほどすると、肉はこんがりと焼き上がりました。ぽっちゃりした坊やのお尻のおいしいことといったら、ローストターキーなんか比べものになりません。私は4日かけて、そっくり平らげました。小さなおちんちんはナッツみたいで美味でしたが、睾丸は硬すぎて噛み切れないのでトイレに棄てました」


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:44:58 gPBvOVsI
また、彼女が記している日記や被害者の日記にもその惨劇の痕跡がありありと残っている。


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:45:42 gPBvOVsI
「昨日からの雨で、今朝は少し冷めたかったんよ。アイドルたる者、体を冷やして体調を崩すわけにはいかんと思ってな、今日の朝御飯はクリーム煮にする事にしたんよ。
早速、材料の準備や!
冷蔵庫から、ジャガイモさんとさやいんげんさんにタマネギさんを出したんよ。
朝は時間がないから、はよ煮えるように小さめに切ってな、タマネギさんを炒めはじめた所でウチ、ハッと気づいたんよ。
お肉さんが入ってないやん!
早速、キッチンの地下にある大型冷蔵室からウチのとっても大切なお肉さんを出して、タマネギさんと一緒に炒めたんよ。
ええ頃合いになったら、お鍋にお水とコンソメキューブを入れてな、ジャガイモさんとさやいんげんさんを入れるんや。
お野菜さんがやわっこくなったら、最後に生クリームを入れて、ひと煮たちさせて完成や!
すこーしトーストしたライ麦パンさんと一緒に食べると、お口の中がスピリチュア〜ン!!
お肉さんのエキスがしっかり出でて、とっても美味しかったわ〜。
でも、最後にすこし悲しいことがあったんよ。
なんと、大切なお肉さんがこれで最後になってしもてな、やっぱり流石に最初から焼肉でがっついたのはあかんかったな。
また、新しいお肉さんを用意せんといかんわ〜。
そうや、たまにはシーフードも悪くないやん!善は急げや!早速、道場に直行や!」


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:46:26 gPBvOVsI
一見すると普通の内容にみえるが、これは東條の供述によれば、絵里の脚部の肉をクリーム煮にした時の日記とのこと。また、この後殺害されている園田海未を示すと思われる単語もある。また、東條はすべての被害者を自分だけで食べてはいなかった。


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:47:14 gPBvOVsI
「今日は希ちゃんにお昼ごはんをご馳走してもらったの!しかも、本場インドのキーマカリー!うれしいなあ、ほのかの家って和菓子屋さんだからカレーもなかなか出てこないんだよね〜。
雪穂も連れてきていいよって言われたから、雪穂と一緒に行ったの!
希ちゃんの家に着くと、カリーの香りが外まで漂ってきて、ほのかも雪穂も喉がゴクリッて鳴って、二人でクスクス笑っちゃった。
家に入ると希ちゃんが「もう、準備出来とるからお席に座ってまっててな〜」って言ってくれたから、二人で座って待っていると…。
とっても美味しそうなキーマカリーとタンドーリチキン風に焼いたお肉が出てきたんだよ!
早速、三人で食べ始めたんだけど、もうスッゴク美味しいの!キーマカリーはお肉のコクが凄く効いてるし、タンドーリチキン風のお肉もスパイシーで柔らかくって…。希ちゃんは「スピリチュア〜ン!」って叫びながらとっても幸せそうに食べていて、それを見ているとほのかまで幸せになってきちゃったの。
ほのかと雪穂は二回もカリーをおかわりしちゃったし、希ちゃんも八回もカリーをおかわりして、タンドーリチキン風のお肉も五枚食べたの!
本当に美味しかったな〜、食べ終わって三人でチャイを飲みながらお話ししてたんだけど、希ちゃんが「今日のお肉さんはどうやった?」って聞いてきたから、スパイシーで美味しかったよ!って言うと「ほんま?よかったわ〜、今日のはお薬みたいなクセのあるお肉さんやったけどスパイスと相性はよかったみたいやね!」って嬉しそうにはにかんだの。
あと帰るときに希ちゃんが「次はシーフードカレーをご馳走してあげるわ」って言ってくれたから、ほのかとってもとっても楽しみなんだよ!」


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:47:58 gPBvOVsI
この中にでてくる、キーマカリーとタンドーリチキン風の肉は西木野真姫を使用したと東條は供述している。さらにこの日記を書いた高坂穂乃果及び妹の高坂雪穂も東條に殺害されている。


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:48:37 MFJBrfzY
朝からカニバはいやーきついっす(素)


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:48:43 gPBvOVsI
 弁護人は精神異常を主張したが、陪審員は有罪を評決し、東條は死刑を宣告された。陪審員の一人はこのように語った。
「奴はキチガイだとは思うが、死刑がふさわしい」
 これに対して、彼の精神鑑定を担当した暁美ほむら医師が反論した。
「この女は治療出来ないばかりでなく、罰することも出来ない。彼女の歪んだ心は、最後に味わう究極の苦痛として死刑を待ち望んでいるのです。しかし、彼女の行為は私も少し理解はできる。まどかのかりんとうは私にとってとても甘美なものだから」
 事実、東條は死刑になることを楽しみにしている旨を記者に語った。


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:49:28 gPBvOVsI
「わくわくするんよ、うちのお肉さんはだれが食べてくれるんかなって。なぁ、亜里沙ちゃん?きっとうちのお肉さんにはえりちの味が染み着いとると思うんよ、きっと美味しいで?」


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:55:03 KozyKEEE
ええ…(ドン引き)


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 06:56:39 l3KBReKc
これは流石にあきまへんえ


18 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2014/06/29(日) 07:01:03 /jPtv0qM
NaNじぇい特有の謎クロスオーバーすき


■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■