それならえりちにお肉さんになってもらうことをちゃんと納得してもらわないといかんと思ったんよ。善は急げってことで、えりちを家に呼んで懇切丁寧にえりちをどうやって解体して、どこのお肉さんをどうやって食べるかをきちんと説明したんよ。
えりちは最初、キョトンとしとったけど、ウチが熱意をもってえりちに話をすると感動したのか震えて泣き出してしまったんよ。そこまで喜んでもらえるとウチも思っとらんかったから、ウチまで嬉しくなってしまってえりちを抱き締めたんよ。
そしたら、えりちは恥ずかしがってウチの手を振りほどいて逃げ出したんよ。ウチもお肉さんを逃したくないやん？そこでこの『のんたんstick』(肉叩き)の出番や。逃げるえりちの頭をこれでガツン！とやったら、えりちもいちころや。
早速、えりちの首の頸動脈を切ってな、血抜きをしたんよ。牛さんや豚さんのはやったことがあるんやけど、流石にえりちの血抜きは苦労したわ。お風呂場が血塗れになってもうたわ。
血抜きがすんだら次は解体や、えりちってあんなに痩せたお腹しとるのにかっさばいたら意外と脂さんがあってビックリしたわ。
ほんでえりちをお肉さんにしてウチは美味しくいただいたんや。
なんでこの話をにこちゃんとこころちゃん、ここあちゃんに聞かせたかってゆうとな、３人にもお肉さんになって欲しいんよ。安心してな、美味しくいただくからな？
狂気は終わらない
美味しくいただくからな
が怖かった